JP3188002B2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP3188002B2 JP34807492A JP34807492A JP3188002B2 JP 3188002 B2 JP3188002 B2 JP 3188002B2 JP 34807492 A JP34807492 A JP 34807492A JP 34807492 A JP34807492 A JP 34807492A JP 3188002 B2 JP3188002 B2 JP 3188002B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、給水管、給湯管など
の用途に用いられる、合成樹脂管、金属管などを接続す
るための管継手に係わり、詳しくは、袋ナットを用いて
合成樹脂管、金属管を接続する際の締付けにより、ねじ
部が変形や破損するおそれのない管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】給水管、給湯管などの用途に用いられ
る、合成樹脂管、金属管などは、容易に離脱しないよう
に、例えば、実開昭61−2291号公報に開示されて
いるように、接続管の端部同士を管継手を介してねじ結
合により接続する方法が、比較的簡便であり、しかも強
固な締結力が得られることから、よく用いられている。
【0003】上記の方法において用いられる管継手は、
管継手本体、袋ナット及び接続筒体とからなり、管継手
本体は、一方の接続管の端部が内挿される円筒部と、こ
の円筒部の一端部から外周方向へ一体に突設された鍔部
とを備え、円筒部の外周に雄ねじが形成され、その先端
が縮径し得るように切り欠きが設けられている。また、
袋ナットは、管継手本体の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部
が先端内周に形成され、基部内周にテーパーが設けられ
ている。
【0004】さらに、接続筒体は、他方の接続管の端部
が螺合される雄ねじ部、管継手本体の鍔部内に係合され
るナット部、及び雄ねじ部の反対側の端部が案内部とさ
れている。なお、接続に当たっては、この接続筒の案
内部の外周面にパッキングが装着される。接続筒体は、
その接続筒体のナット部に管継手本体の鍔部を外側から
嵌合させることにより、管継手本体に組み込まれる。
【0005】そして、管の接続にあたっては、一方の接
続管を接続筒体のねじ部に螺合する。続いて、他方の
接続管の端部を、接続筒体の案内部と管継手本体の円筒
部との間に挿入する。なお、袋ナットは接続管に外嵌し
ておく。次いで、袋ナットの雌ねじ部を管継手本体の雄
ねじ部に螺合し、袋ナットの先端が管継手本体の鍔部端
面に当接するまで袋ナットを締付ける。
【0006】袋ナットが管継手本体側へ移動するにつれ
て、袋ナットのテーパー部により管継手本体の円筒部先
端が内方へ押圧され、円筒部先端の切欠部が縮径する。
その結果、円筒部先端の切欠部が接続管の外面を全周に
わたって押圧し、接続管の内周面は接続筒の案内部の外
周面に装着したパッキングに圧接して止水構造が形成さ
れ、接続が終了する。
【0007】ところで、給湯管のような管の接続は、天
井裏、床下等の狭くて暗い場所に配管される。そのた
め、袋ナットを管継手本体に対して相対的に回転させて
鍔部の端面に袋ナットの先端面を当接させる際、端面同
士が突き当たったことを視認することができない。
【0008】そこで、袋ナットを注意しつつ徐々に締付
け、袋ナットの端面が管継手本体の鍔部端面に当接した
後の締付け抵抗の上昇を、スパナ等の工具を介して手で
関知して締付けを止めていた。
【0009】しかし、工具に作用する締付け抵抗は、徐
々に且つ連続的に上昇するので、適切な最終締付け時点
が分からず、袋ナットの端面が管継手本体の鍔部端面に
当接しているにもかかわらず、さらに袋ナットを締付け
てしまうことがあった。この袋ナットの過剰締付けによ
って、ねじ部が変形したり、破損してしまい、袋ナット
が所定位置から後退して、袋ナットによる接続管の締付
け力が低下し、接続部のシールが完全なものとならず、
液体が漏れる恐れがあった。
【0010】そこで、前記のような管継手において、袋
ナットの過剰締付けを避けるため、袋ナットの当接面ま
たは鍔部の当接面のいずれか一方に係合部を設け、いず
れか他方に上記係合部に係合自在な突部を設けた管継手
が提案されている(特開昭64−65384号公報)。
【0011】この管継手によれば、接続の際、袋ナット
と管継手本体とを相対的に回転させて両当接面を近接さ
せ、所望の止水構造が得られる状態になると、突部は係
合部に係合して締付けに要する力が大きく変動するため
に、作業者は工具を介して締付け抵抗の変化を容易に感
知することができる。
【0012】そして、この時点を適正な最終締付け位置
と判断して袋ナットの締付けを止めることによって、袋
ナット及び管継手本体のねじ部を破損あるいは変形させ
ることがなくなり、確実にシールできるとともに、締付
け力も均一に行える。
【発明が解決しようとする課題】
【0013】上記管継手においては、管の接続後の暫く
は、袋ナットのテーパー部によって縮径された管継手本
体の円筒部先端は、元の径に復元しようとする力が残っ
ており、この復元力により袋ナットのテーパー部は外方
に押圧されるので、この押圧力により袋ナットの緩みが
阻止される
【0014】しかし、長期にわたる使用によって、円筒
部先端が元の径に復元しようとする力は弱まり、袋ナッ
トのテーパー部に対する円筒部先端の押圧力がなくなる
ので、袋ナットが緩むことがある。
【0015】ところで、上記管継手において、管継手本
体の鍔部と袋ナットとの当接面については、図8(a)
及び(b)に示すとおり、鍔部10Aは外側面に平坦部
101Aと角部102Aとを有する側面六角形のナット
状に形成され、係合部12Aは、鍔部10Aの角部10
2Aの近傍に袋ナット2A方向及び外側方向へ開口し、
突部23Aの内周面端縁231Aと螺合方向側側縁23
2Aとで囲まれる部分が入り込むように形成されている
が、突部23Aの螺合方向と反対方向の側端縁233A
は係合部1Aにおいて全く係止されるところがない。
なお、3Aは接続筒体、5Aは接続管である。
【0016】それ故、袋ナット2Aを締付ける方向に回
転させる場合には、突部23Aの内周面端縁231Aと
螺合方向側側縁232Aとが、係合部1Aに係合して
大きな抵抗力が生ずるが、その逆の回転、すなわち、袋
ナット2Aが緩む方向の回転に対しては全く抵抗力は生
じない構造となっている。
【0017】したがって、継手本体1Aの円筒部の縮径
された先端部の復元力がなくなると、振動等によって袋
ナット10Aが締付け螺合方向とは逆の方向に回転して
緩むことがあり、止水機能が低下し、漏水する恐れがあ
った。
【0018】この発明は、上記の点に鑑み、袋ナットの
過剰締付けが避けられてねじ部の変形や破損の恐れがな
く、且つ、長時間の使用によっても、袋ナットの緩みの
恐れがない管継手を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明の管継手は、接
続管の端部に外嵌され、その外周に雄ねじ部が形成され
た円筒部、及びこの円筒部の一端部から外周方向へ突設
された鍔部を備えた管継手本体と、この管継手本体の前
記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が端部内周に形成されて
いるとともに、基部内周にテーパー部が設けられた袋ナ
ットとを有し、前記袋ナットの雌ねじと前記管継手本体
の雄ねじ部との螺合により、袋ナットの先端に形成され
た当接面を管継手本体の鍔部に形成された当接面に近接
させるとともに、袋ナットの前記テーパー部の内方への
押圧によって前記管継手本体の円筒部に内嵌された接続
管外面が挟圧されるようになされた管継手において、
袋ナットの当接面または鍔部の当接面のいずれか一方
、螺合方向の側面及び螺合方向と反対方向の側面とを
有する凹部が形成され、他方に上記凹部に嵌合する螺合
方向の側面及び螺合方向と反対方向の側面とを有する
部が形成されているものであり、そのことにより上記目
的が達成される。
【0020】
【作用】接続の際、袋ナットと管継手本体とを相対的に
回転させて両当接面を近接させると、所望の止水構造が
得られる状態になる時点で、突部が凹部に嵌合し、締付
けに要する力が大きく増加し、その力は工具を介して容
易に感知され、この時点を作業者は適正な最終締付け位
置と判断できる。
【0021】接続後、振動等により袋ナットが逆回転し
ようとしても、突部が凹部に嵌合してその回転が阻止さ
れ、袋ナットは緩まない。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0023】図1〜図3は、この発明の管継手の実施例
を示しており、図1は正面図、図2は管を接続した状態
を示す一部破断正面図、図3は横断面図であって、
(a)は図1の III−III 線の断面図、(b)はその要
部拡大断面図である。
【0024】図1〜図3に示されるとおり、管継手は、
管継手本体1、袋ナット2から構成され、接続筒体3を
用いて給湯管や給水管などの一対の接続管4、5が接続
されるものである。
【0025】管継手本体1は、外周に雄ねじ部15が形
成された円筒部14と、この円筒部14の一端部から外
周方向へ一体に突設された鍔部10とを備えている。
【0026】円筒部14の先端にはその軸方向に長い複
数の切欠部16が形成され、外部からの押圧力によりこ
の円筒部14の先端が縮径できるようになっている。円
筒部14の内径は、接続管5の外径にほぼ等しいかもし
くはやや大きく形成されている。また、円筒部14の長
さは上記切欠部16の先端が、後述する接続筒体3の案
内筒31の外周に設けられた環状凹溝33の位置にほぼ
対応するように設定されている。
【0027】鍔部10は、外周面に平坦部101と角部
102とを有する例えば六角形状のナット状に形成さ
れ、スパナなどの締付け工具をその外面に係合して廻
し、あるいは固定できるようになっている。この鍔部1
0の開放する側面は接続筒体3のナット部32に外嵌で
きる形状に形成されている。
【0028】そして、鍔部10の当接面11に凹部12
がその周方向に適宜間隔をおいて、例えば6個設けられ
ている。この凹部12は、螺合方向の側面及び螺合方向
と反対方向の側面とを有する凹部であり、当接面11の
縁部に位置し、図3(a)及び(b)に示されるとお
り、平坦部101における袋ナット2の角部102の螺
合方向側の近傍に、側面からみてほぼ三角形状に形成さ
れている。
【0029】袋ナット2は、一端内周に上記円筒部14
の雄ねじ部15に螺合するための雌ねじ部20と、内周
面に他端方向に縮径して形成されたテーパー部21と、
雌ねじ部20の反対側端部の開口部とを備えている。こ
の開口部は、接続管5を案内する部分であり、接続管5
の外径よりやや大きい内径を有している。
【0030】この袋ナット2は、その雌ねじ部20が管
継手本体1の雄ねじ部15に螺合されて管継手本体1に
装着されるが、接続管5を接続するにあたっては、袋ナ
ット2を緩めるか一旦外しておき、接続管5の端部を上
記開口部に挿入してから、袋ナット2を締付けるか螺合
する。袋ナット2の螺合が進むと、そのテーパー部21
が管継手本体1の円筒部14の切欠部16を有する先端
部が内径方向に押圧されて縮径する。
【0031】袋ナット2の雌ねじ部20を有する当接面
22には、前記鍔部10の凹部12に嵌合するための突
部23が形成されている。突部23は、鍔部10の当接
面11を袋ナット2の当接面22に当接させた際に、上
記凹部12に対応する位置に配置され、すなわち6個対
応するよう突設されている。この突部23は、側面から
みてほぼ台形形状に形成されているが、螺合側方向の側
面231及び螺合方向と反対方向の側面232が上記凹
部12に入り込むことにより凹部12に嵌合するように
なっている。
【0032】従って、突部23が凹部12に嵌合される
と、締付ける方向に袋ナット2を廻すと、螺合側方向の
側面231が凹部12の側面に当接し、逆に緩めるよう
に袋ナット2を廻す場合には、螺合方向と反対方向の側
面232が凹部12の側面に当接し、いずれの場合にも
大きな抵抗力が発生することになる。
【0033】接続筒体3は、そのほぼ中央部に角形、例
えば六角形状のナット部32が設けられ、その一端に管
4を接続するための接続部30が延設され、他端に、接
続管5を接続するための円筒状の案内筒31とが延設さ
れた構成とされている。接続部30の外周面には雄ねじ
が形成され、接続管4が螺合により接続されるようにな
っている。
【0034】この接続筒体3は、そのナット部32が管
継手本体1の鍔部10内に内嵌されることにより、管継
手本体1に装着される。そして、管継手本体1の円筒部
14が接続筒体3の案内筒31の回りに同芯状に配置さ
れ,案内筒31の外周面と円筒部14の内周面との間に
接続管5が挿入可能な間隙部が形成されることになる。
また、案内筒31の先端側外周には環状凹溝33が設け
られており、この凹溝33にパッキング6が装着されて
いる。
【0035】上記管継手本体1、袋ナット2及び接続筒
体3は、耐蝕性と弾性圧縮性と弾性回復性を有する合成
樹脂で製せられている。
【0036】続いて、上記の管継手を使用して例えば給
湯管、給水管等の接続管4、5を接続する場合を図2
び図3を参照して説明する。
【0037】まず、一方の接続管4の端部に接続筒体3
の接続部30を螺合するとともに、雄ねじ15から外し
た袋ナット2を他方の接続管5に外嵌めしておき、案内
筒31と円筒部14との間の間隙部に、接続管5を挿入
する。続いて、管継手本体1を工具などで固定し、袋ナ
ット2を工具などで廻して袋ナット2の雌ねじ部20を
円筒部14の雄ねじ15に螺合する。
【0038】この螺合により袋ナット2は管継手本体1
の鍔部10方向へ進み、袋ナット2の先端に形成された
当接面22が管継手本体1の鍔部10の側面に形成され
た当接面11にほぼ当接する迄袋ナット2を締付ける
と、袋ナット2の当接面22に形成された突部23が、
管継手本体1の鍔部10の当接面11に形成された凹部
12に嵌合する。
【0039】突部23が凹部12に嵌合すると、突部2
3の螺合側方向の側面23が凹部12の側面に当接す
ることにより、袋ナット2をそれ以上回転させるに要す
る強い締付け抵抗が工具に反力として作用することにな
り,急激に締付け力が増加する。この締付け力は工具を
介して手で感知されるので、この時点を適正な締付け位
置として判断し、締付けを止める。
【0040】この時、袋ナット2のテーパー面21で円
筒部14の切欠部16が形成されている先端部を内方へ
押圧することになる。この押圧により円筒部14の先端
部は縮径して、管5の端部を内方へ押圧することにな
り、接続管5の内面が接続筒体3の案内筒31の凹溝3
3に装着したパッキング6外面に圧接し、この部分で液
密的にシールされるとともに接続管5の離脱が防止され
る。こうして、接続管4、5の接続が終了する。
【0041】接続後、長時間経過して、円筒部14の縮
径した先端部の復元力がなくなってくると、円筒部14
の先端部が袋ナット2のテーパー部21を外方に押圧す
る押圧力が弱まり、振動等により袋ナット2が緩むよう
に廻ろうとしても、突部23の螺合方向と反対方向の側
面23が凹部12の側面に当接して大きな抵抗力が発
生し、その回転が阻止され、袋ナット2の緩みが防止さ
れる。
【0042】図4は、他の実施例のソケット型管継手で
あって、両端にこの発明の特徴とする接続機構を備えて
いる。管継手本体1aは、中央部を鍔部10aとしてそ
の両端に円筒部14aが延設されたものであり、袋ナッ
ト2aを2個備えている。これらの管継手本体1a、袋
ナット2a等の凹部12a、突部23aやその他の構成
及び使用態様等は、図1〜3に示した管継手の場合と、
本質的に変わらないので説明を省略する。同様に、この
発明の構成はエルボ型やチーズ型等の管継手にも適用さ
れる。
【0043】なお、突部及び凹部の形状は、図3に示す
形状でなくともよく、突部は、少なくとも凹部に入り込
む螺合側方向側面及び螺合方向と反対方向の側面とを
有し、嵌合時、この両側面が凹部の側壁に係止される形
状であればよい。
【0044】例えば、図5に示すとおり、袋ナット2b
に設けられる突起23bは直方体であって、鍔部10b
の凹部12bはこの直方体状突起23bが丁度嵌まる形
状のものとすることができる。また、図6に示すとお
り、袋ナット2cに設けられる突起23cの螺合側を面
取りして傾斜面として螺合時に鍔部10cの凹部12c
に嵌合し易くしたものでもよい。
【0045】図7は、図1〜3の接続筒3とは別の態
様の接続筒3dを用いたソケット型管継手を示してい
る。
【0046】管継手本体1dは、図4における管継手本
体1aと同様に、中央部を鍔部10dとしてその両端に
円筒部14dを延設したものである。袋ナット2dも2
個備え、管継手本体1dの円筒部14dに螺合される。
この接続筒3dは、管継手本体1dに組み込まれるこ
となく、各接続管4d、5dの端部に装着して用いられ
る。また、接続管4、6と管継手との止水構造部に用い
られるパッキング6dは、円筒部14dの先端面と袋ナ
ット2dのテーパー部21dとで挟持されるようにして
装着される。
【0047】従って、この管継手においては、袋ナット
2dの螺合により、テーパー部21dがパッキング6d
を押圧し、その結果パッキング6dが各接続管4d、5
dの外面に押圧され、止水機能が発揮される。凹部12
d及び突部23dの構成やその他の構成は、図1〜3の
管継手と特に変わらない。
【0048】
【発明の効果】上記したとおり、この発明の管継手は、
突部と凹部との嵌合により、袋ナットの締付け限度を感
知でき、このことにより袋ナットの締付けを止めること
によって、袋ナット及び管継手本体のねじ部を破損ある
いは変形させることがなくなり、確実にシールできると
ともに、締付け力も均一に行える。
【0049】また、接続後、振動等によっても、突部と
凹部との嵌合によって袋ナットが逆回転することが阻止
されるので、袋ナットが緩むようなことがなく、長期間
にわたって良好なシール性を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の管継手の実施例の正面図である。
【図2】図1の管継手の使用状態を示す部分切欠正面図
である。
【図3】管継手の横断面図であり、(a)は図1のIII-
III 線の断面図、(b)は(a)の要部拡大断面図であ
る。
【図4】他の実施例の正面図である。
【図5】この発明の管継手の突部と凹部の別の態様を示
す斜視図である。
【図6】この発明の管継手の突部と凹部の更に別の態様
を示す斜視図である。
【図7】更に他の実施例の上半部切欠正面図である。
【図8】(a)は従来の管継手の要部の横断面図、
(b)は(a)の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1、1a、1d 管継手本体、 10、10a、10b、10c、10d 鍔部 12、12a、12b、12c、12d 凹部 14、14d 円筒部 2、2a、2b、2c、2d 袋ナット 20 雌ねじ部 21、21d テーパー部 23、23a 突部 3、3d 接続筒体 4、4d、5、5d 接続管 6、6d パッキング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 33/22 F16L 19/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続管の端部に外嵌され、その外周に雄
    ねじ部が形成された円筒部、及びこの円筒部の一端部か
    ら外周方向へ突設された鍔部を備えた管継手本体と、こ
    の管継手本体の前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が端部
    内周に形成されているとともに、基部内周にテーパー部
    が設けられた袋ナットと、を有し、前記袋ナットの雌ね
    じと前記管継手本体の雄ねじ部との螺合により、袋ナッ
    トの先端に形成された当接面を管継手本体の鍔部に形成
    された当接面に近接させるとともに、袋ナットの前記テ
    ーパー部の内方への押圧によって前記管継手本体の円筒
    部に内嵌された接続管外面が挟圧されるようになされた
    管継手において、 前記袋ナットの当接面または鍔部の当接面のいずれか一
    方に、螺合方向の側面及び螺合方向と反対方向の側面と
    を有する凹部が形成され、他方に上記凹部に嵌合する
    合方向の側面及び螺合方向と反対方向の側面とを有する
    突部が形成されていることを特徴とする管継手。
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