JP7253685B2 - 弁蓋と弁軸の接続構造 - Google Patents
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Description
排水口を閉塞する弁蓋に形成される一方の雄螺子部又は雌螺子部と、
前記弁蓋を支持するとともに前記排水口から取り外し可能な弁軸に形成される前記雄螺子部又は前記雌螺子部が螺合する他方の雄螺子部又は雌螺子部と、
前記雄螺子部又は前記雌螺子部のどちらか一方の側面より他方の側面に向けて突設された係合部を備え、
前記係合部は、前記雄螺子部又は前記雌螺子部の他方に形成された被係合部と係合するとともに、
中央に前記弁軸が挿通可能な開口が形成された部材を前記弁軸に備えることを特徴とする弁蓋と弁軸の接続構造である。
適正位置まで螺合が完了した際に係合することを特徴とする請求項1に記載の弁蓋と弁軸の接続構造である。
前記係合部と係合する溝部であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弁蓋と弁軸の接続構造である。
前記雄螺子部又は前記雌螺子部の螺合終了側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の弁蓋と弁軸の接続構造である。
上記雄螺子部11には弁蓋5が螺合されているとともに、図2に示すように、下端に係合部13である突起14と、位置決め部15が突設されている。
突起14は雄螺子部11の中程側面より雌螺子部12の側面に向けて突出されている。
位置決め部15は雄螺子部11下端において、側面より雌螺子部12の側面に向けて突出されており、その突出量は上記突起14よりも大きい。
本体部6は周囲にパッキン9が嵌着されているとともに、その中央に弁軸4が取り付けられるための筒状部7が形成されている。
筒状部7は平面視略C字状であって、内部に雌螺子部12が形成されているとともに、上端から下方に向けて被係合部16である切り欠き状の溝部17が形成されており、外周方向に応力が加わった際、拡径するように撓むことが可能となっている。尚、溝部17の幅は上記突起14の幅よりやや大きい程度となっている。
雌螺子部12は溝部17を始点及び終点として略1周程度形成されており、上記雄螺子部11と対応するピッチ及び突出量を有する。
被覆部8は本体部6の上面を覆い隠す意匠面であり、ステンレス材によるカシメ加工によって本体部6に取り付けられている。
上記螺合について詳述すると、図4や図5(a)に示すように、係合部13が雌螺子部12に当接していない位置P1にある時、作業者は軽い力で螺合を進めることが可能となる。一方、上記係合部13と雌螺子部12の螺合開始側端部が当接する位置P2まで螺合が進められると、係合部13によって雌螺子部12が外側に向けて押圧される。この時、雌螺子部12は被係合部16として切り欠き状の溝部17が形成されていることから、雌螺子部12が拡径するように外側に撓む。これにより、係合部13が雌螺子部12を押し広げつつ螺合が進み、係合部13が被係合部16と係合する位置P3に移行することで、図5(b)及び図6に示す接続完了状態となる。
上記接続完了時において係合部13と被係合部16が係合した際、拡径されていた雌螺子部12は係合部13による押圧が消失することにより、自身の弾性によって縮径し、元の形状に復帰する。この時、作業者は螺合に必要な応力が低減され、触感により適正位置まで螺合が完了したことを判別することができる。又、上記係合の際には係合に伴う音が生じることから、作業者は聴覚によっても螺合の完了を判別することができる。
又、接続完了時には位置決め部15が雌螺子部12の螺合開始側端部に当接し、それ以上螺合を進めることが不可能となる。
上記雄螺子部11は図8に示すように、その内部が中空である平面視略C字状であるとともに、上端から下方に向けて被係合部16として切り欠き状の溝部17が形成されており、中心方向に応力が加わった際に撓むことで縮径することが可能となっている。尚、溝部17の幅は突起14の幅よりやや大きい程度となっている。
本体部6は周囲にパッキン9が嵌着されているとともに、その中央に弁軸4が取り付けられるための筒状部7が形成されている。
筒状部7は内部に上記雄螺子部11と対応するピッチ及び突出量を有する雌螺子部12が形成されているとともに、雌螺子部12の螺合終了側である上端に、係合部13である突起14が突設されている。
突起14は雌螺子部12よりも螺合終了側に形成され、雄螺子部11の側面に向けて突出している。
被覆部8は本体部6の上面を覆い隠す意匠面であり、ステンレス材によるカシメ加工によって本体部6に取り付けられている。
上記螺合について詳述すると、図10や図11(a)に示すように、係合部13が雄螺子部11と当接していない位置P1にある時、作業者は軽い力で螺合を進めることが可能である。一方、上記係合部13と雄螺子部11の螺合開始側端部が当接する位置P2にまで螺合が進められると、係合部13によって雄螺子部11が内側に向けて押圧される。この時、雄螺子部11はその内部が中空であるとともに、切り欠き状の溝部17が形成されていることから、当該押圧によって雄螺子部11が縮径するように内側に撓む。これにより、係合部13が雄螺子部11を縮径させつつ螺合が進み、係合部13が被係合部16と係合する位置P3移行することで、図11(b)及び図12に示す接続完了状態となる。
上記接続完了時において係合部13と被係合部16が係合した際、縮径されていた雄螺子部11は係合部13による押圧が消失することにより、自身の弾性によって拡径し、元の形状に復帰する。この時、作業者は螺合に必要な応力が低減され、触感により適正位置まで螺合が完了したことを判別することができる。又、上記係合の際には係合に伴う音が生じることから、作業者は聴覚によっても螺合の完了を判別することができる。
又、係合部と被係合部の係合箇所は雌螺子部や本体部、被覆部等によって覆われており、外部に露出しない。従って、外部からの応力によって係合が解除されることを防ぐことが可能となるとともに、意匠性が向上する。
又、上記第一実施形態において、筒状部7は平面視略C字状であって、被係合部16としての溝部17が形成されていたが、溝部17が被係合部16を兼ねなくとも良い。即ち、筒状部7の内側面に係合部13としての突起14を形成し、雄螺子部11の一部を切り欠くことによって被係合部16を構成しても良い。この場合、溝部17は係合部13が雄螺子部11を乗り越える際に、筒状部7が外側に撓ませる効果を奏する。
又、上記第二実施形態は雄螺子部11に切り欠き状の溝部17である被係合部16が形成されているが、上記その他の実施形態のように、雄螺子部11の螺合開始側端部よりも上方に被係合部16を構成しても良い。このようにすることで、螺合時において、筒状部7に形成された係合部13が雄螺子部11を押圧する前に係合を行うことが可能となることから、軽い力で部材同士を接続することができる。
又、弁蓋側に雄螺子部が形成されており、弁軸側に雌螺子部が形成されていても良い。
又、上記各実施形態において、被係合部はスリット状の溝部であったが、被係合部も係合部側へ向けて突設された突起であっても良い。
1 排水口
2 排水栓
3 弁体
4 弁軸
5 弁蓋
6 本体部
7 筒状部
8 被覆部
9 パッキン
10 目皿
11 雄螺子部
12 雌螺子部
13 係合部
14 突起
15 位置決め部
16 被係合部
17 溝部
Claims (4)
- 螺合による弁蓋と弁軸の接続構造であって、
排水口を閉塞する弁蓋に形成される一方の雄螺子部又は雌螺子部と、
前記弁蓋を支持するとともに前記排水口から取り外し可能な弁軸に形成される前記雄螺子部又は前記雌螺子部が螺合する他方の雄螺子部又は雌螺子部と、
前記雄螺子部又は前記雌螺子部のどちらか一方の側面より他方の側面に向けて突設された係合部を備え、
前記係合部は、前記雄螺子部又は前記雌螺子部の他方に形成された被係合部と係合するとともに、
中央に前記弁軸が挿通可能な開口が形成された部材を前記弁軸に備えることを特徴とする弁蓋と弁軸の接続構造。 - 前記係合部と前記被係合部は、
適正位置まで螺合が完了した際に係合することを特徴とする請求項1に記載の弁蓋と弁軸の接続構造。 - 前記被係合部は、
前記係合部と係合する溝部であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弁蓋と弁軸の接続構造。 - 前記係合部は、
前記雄螺子部又は前記雌螺子部の螺合終了側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の弁蓋と弁軸の接続構造。
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JP2018205611A JP7253685B2 (ja) | 2018-10-31 | 2018-10-31 | 弁蓋と弁軸の接続構造 |
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- 2018-10-31 JP JP2018205611A patent/JP7253685B2/ja active Active
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