JP2002242254A - 排水トラップ - Google Patents

排水トラップ

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JP2002242254A
JP2002242254A JP2001043317A JP2001043317A JP2002242254A JP 2002242254 A JP2002242254 A JP 2002242254A JP 2001043317 A JP2001043317 A JP 2001043317A JP 2001043317 A JP2001043317 A JP 2001043317A JP 2002242254 A JP2002242254 A JP 2002242254A
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throat
fitted
ring body
drain pipe
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JP2001043317A
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Kazuya Kimoto
一也 木本
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Technotech Co Ltd
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 洗濯機の排水の際に排水量が増加しても外部
に溢れることなく水密状態を保って確実に排出できると
共に、下流側から臭気の逆流も確実に止めることができ
る排水トラップを提供する。 【解決手段】 床面Aの排水口Bに嵌合され、床面上に
載置固定され排水管Cに連結されるリング体1にホース
接続部2と排水管接続部3とを備え、ホースジョイント
6の内部に挿入され、かつ前記リング体1の排水管接続
部3に嵌装保持される大径筒部7 に傾斜壁からなる
テーパー筒部7 を介して小径筒部7 を一体成形し
たスロート7を嵌合配備すると共に、該スロート7の大
径筒部7 に嵌合される保持筒部8 に連結片8
介して設けられ、略全周面に開口8 のある封水筒体
8を排水管C内で前記スロート7の小径筒部7 の外
周部と下部とに流水用の隙間9,10をあけて配備し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗い場或いはバス
ルームやマンションの台所、洗面所、ベランダ或いは各
種キャビネット内など床面の排水口に取り付けられる排
水トラップ、特に洗濯機などの排水ホースを接続連結す
る排水トラップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の排水トラップは、ホースジョイン
トが設けられ、洗濯機の排水ホースと接続され、排水ホ
ースから流出する廃水(汚水)を床下に配設した排水管
に案内するために用いられており、廃水は、ホースジョ
イントから排水トラップ内に流れ込み、排水管側へ送ら
れる構造となっていて、実用新案第2527337号公
報での排水トラップでは、組み込みやすくするため既存
の排水管の排水管に対してトラップを簡単に形成できる
排水トラップが、提案されている。この排水トラップを
用いることで、通常の排水管に洗濯機の排水を流す場合
でも臭気の逆流を防止することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の排水トラッ
プは、リング体の下面部から予め定められた管径の筒状
部が下方向に突出しているので、この筒状部と排水管の
管径が異なる場合、対応できず、製造作業や施工作業の
複雑化や煩雑化を招くという問題があった。また、排水
管の管径が小さいもの特に排水管内に封水筒を装入する
形態では、トラップ形成機構が挟隘部分に納められるた
めに排水流路が十分確保できず、洗濯機から排出される
水は洗濯槽に多量の水が溜まっている場合にはかなりの
水圧を伴って排水されるので、溢流・漏水現象が多発し
防水パンが必要となり不経済で体裁も悪く、その上、洗
濯の際に生ずる糸くずその他のごみ類が流路に詰って水
捌けが悪くなるし、掃除をも頻繁にしなくてはならない
欠点があった。
【0004】本発明は、これら従来の不便さを排除しよ
うとするもので、洗濯機の排水の際に排水量が増加して
も外部に溢れることなく水密状態を保って確実に排出で
きると共に、下流側からの臭気の逆流も確実に止めるこ
とができるほか、施行工事が容易で、しかも排水管内の
高流速の維持で排水口のごみ詰り現象がなく安全に用い
られる低コストの排水トラップを提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、床面の排水口
に嵌合され床面上に載置固定され、排水管に連結される
リング体にホース接続部と、排水管接続部とを備え、該
ホース接続部に一端口部が嵌挿され、かつ他端口部が排
水ホースに嵌挿されるホースジョイントと、該ホースジ
ョイントの内部に挿入され、かつ前記リング体の排水管
接続部に嵌装保持される大径筒部に傾斜壁からなるテー
パー筒部を介して、小径筒部を一体成形したスロートを
嵌合配備すると共に、該スロートの大径筒部に嵌合され
る保持筒部に連結片を介して設けられ、略全周面に開口
のある封水筒体を排水管内で、前記スロートの小径筒部
の外周部と下部とに流水用の隙間をあけて配備し、前記
リング体にシールリングを介して前記ホースジョイント
が接続連結しうるパッキンホルダーを着脱自在に装備構
成としている。
【0006】請求項1記載の発明によれば、床面上に載
置されるリング体にホースジョイントの内部に挿入さ
れ、かつ前記リング体の排水管接続部に嵌装保持される
大径筒部に傾斜壁からなるテーパー筒部を介して、小径
筒部を一体成形したスロートを嵌合配備すると共に、該
スロートの大径筒部に嵌合される保持筒部に連結片を介
して設けられ、略全周面に開口のある封水筒体を排水管
内で、前記スロートの小径筒部の外周部と下部とに流水
用の隙間をあけて配備されているので、排水トラップで
の排水流路が十分確保でき漏水することなく、排水管路
内での高流速の維持が確実にできてごみ詰り現象がなく
安全に用いられ、しかもホースジョイント、封水筒体や
スロートのトラップ形成体が着脱自在なので、排水口か
らホースジョイント、トラップ形成体を取り外して清掃
することが可能である。
【0007】本発明では、請求項1に記載の排水トラッ
プにおいて、前記リング体の排水管接続部の開口端に前
記封水筒体の保持筒部を嵌支するフランジを設け、筒状
の排水管接続部の外周に排水管を嵌合連結したことと、
前記封水筒体の保持筒体を前記スロートの大径筒部外周
と、前記リング体の排水管接続部内周との間に嵌装し、
該保持筒体の開口端を前記スロートの大径筒部ととも
に、前記ホースジョイントに圧接保持したこと、さら
に、前記保持筒部の下端に一対の断面コ字状の連結片に
よってカップ状の封水筒体を垂下状態に一体成形して、
前記排水管内に流水用の隙間をあけて配備したことで、
排水管路内への排水もスムーズで水密状態をも確実に保
って排水でき、漏水防止に寄与する。
【0008】また、本発明では請求項1記載の排水トラ
ップにおいて、前記封水筒体を支持する連結片に前記ス
ロートのテーパー筒部を載置する傾斜面を備えたこと
と、前記パッキンホルダーが前記リング体の外側筒部内
に嵌着され、スペーサを介して前記ホースジョイントを
リング体に封水密着配備したことを特徴とするので、ト
ラップ形成体の位置決めが確実に維持でき、臭気の逆流
防止が可能で排水トラップ機能を十分発揮できると共
に、排水流路の確保も充分とれて排水管路内での安全性
を高められる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。この実施の形態における排水トラ
ップは、図1乃至図6に示すように、床面Aの排水口B
に嵌合され床面上に載置固定され、排水管Cに連結され
るリング体1にホース接続部2と、排水管接続部3とを
備え、該ホース接続部2に一端口部4が嵌挿され、かつ
他端口部5が排水ホースDに嵌挿されるホースジョイン
ト6と、該ホースジョイント6の内部に挿入され、かつ
前記リング体1の排水管接続部3に嵌装保持される大径
筒部7 に傾斜壁からなるテーパー筒部7 を介し
て、小径筒部7 を一体成形したスロート7を嵌合配
備すると共に、該スロート7の大径筒部7 に嵌合さ
れる保持筒部8 に連結片8 を介して設けられ、略
全周面に開口8 のある封水筒体8を排水管C内で前
記スロート7の小径筒部7 の外周部と下部とに流水
用の隙間9,10をあけて配備し、前記リング体1にシ
ールリング11を介して、前記ホースジョイント6が接
続連結しうるパッキンホルダー12を着脱自在に装備さ
れて保持するようにしている。
【0010】
【実施例】本発明の実施例では、床面Aの排水口Bに嵌
合された、円板状の前記リング体1は、その下部に設け
た排水管接続部3の開口端に前記封水筒体8の保持筒部
を嵌支するフランジ3 を設け、筒状の排水管接
続部3の外周に排水管Cを嵌合連結してあり、また前記
封水筒体8の保持筒体8 を前記スロート7の大径筒
部外周と前記リング体1の排水管接続部内周との間に嵌
装し、該保持筒体8 の開口端を前記スロート7の大
径筒部7 とともに、前記ホースジョイント6に圧接
保持してあって、該封水筒体8の内周部と下部とに流水
用隙間9,10をあけて封水筒体8中に嵌挿保持される
筒状のスロート7を嵌装配備して排水トラップとしてあ
る。
【0011】この場合、前記保持筒部8 の下端に一
対の断面コ字状の連結片8 によって、カップ状の封
水筒体8を垂下状態に一体成形し、前記排水管C内に流
水用の隙間をあけて配備するが、この封水筒体8を支持
する連結片8 には前記スロート7のテーパー筒部7
を載置する傾斜面8 を備えて位置決め載置が容易
で、前記テーパー筒部7 によって、反転流はそれだ
け排水に与える抵抗を小さくすることができるし、また
前記リング体1には前記パッキンホルダー12が、前記
リング体1のホース接続部2となる外側筒部内に嵌着さ
れ、スペーサ13を介して、前記ホースジョイント6を
リング体1に封水密着配備して、シールリング11例え
ばOリングで水密性を維持できる。(図1及び図2) 前記リング体1は、耐衝撃性、耐腐性、および耐熱性な
どに優れたABS樹脂などで円板状に成形され、排水口
Bを覆い床面Aにねじによって固着できる複数の取付孔
14(本実施形態では3個)が周方向に間隔をおいて穿
設されている。このリング体1の上面部には筒状のホー
ス接続部2が一体的に突出成形され、かつリング体1の
下面部には排水管接続用の外側筒部からなる排水管接続
部3が垂下して一体的に突出成形されている。これらホ
ース接続部2と排水管接続部3とは、最も多用されるパ
イプ状の排水管C又はホースジョイント6とが接続可能
なように、同心的に突設され、ホース接続部2の内周面
にパッキンホルダー12の係合部15が、また排水管接
続部3の内周面にはフランジ3 が形成されている。
(図3)
【0012】即ち、この排水管接続部3の外周面に前記
排水管Cが嵌装され、内周面には前記封水筒体8の保持
筒部8 とスロート7の大径筒部7 とが重なって嵌
合され、フランジ3 によって、垂下状態で同心的に
着脱自在に保持され、排水管C内に排水トラップとして
嵌挿支持して用いられる。
【0013】前記ホースジョイント6としては、図1及
び図2に示す如く前記リング体1に嵌合する円板状のフ
ランジ部を備えた一端口部4と、該一端開口部4のフラ
ンジ部の中心孔にホース受けパイプの他端口部5を形成
してエルボとすると共に、フランジ部の下面にシールリ
ング11の嵌合凹溝を設け、かつ上面にスペーサ13或
いはOリングなどを乗せられる嵌合段部を設け、該嵌合
段部に嵌装されたパッキンホルダー12によって、リン
グ体1のホース接続部2に着脱自在に圧接保持できるよ
うにしてある。
【0014】この場合、エラストマーなどの軟性樹脂か
らなるエルボの前記ホースジョイント6をパッキンホル
ダー12で、リング体1に締め付けることにより、ホー
スジョイント6のリング体1に相対するフランジ部が押
し付けられるので、水密に保った状態で強固に接続する
ことができる。このように、前記ホースジョイント6を
パッキンホルダー12を介して着脱自在にリング体1に
保持するので、施行工事も簡便で汎用性に富み、しかも
パッキンホルダー12を締めつけると、封水筒体8の保
持筒部8 とスロート7の大径筒部7 との開口端が
ホースジョイント6のフランジ部の内頂面4 (肩部
の段付面)に押しつけられて水密保持を確実化できるほ
か、パッキンホルダー12を締め付けたり、弛めたりし
てホースジョイントの着脱が簡便にできる。
【0015】前記封水筒体8は軽量性、耐熱性に優れた
PP樹脂などで、カップ状の湾曲有底円筒形に成形さ
れ、その周面上部に開口8 を有し、一対の連結片8
を介して保持筒部8 が備えられ、前記排水管接続
部3の内周に嵌装保持されて用いられる。(図4) また、前記封水筒体8の底部に湾曲部を形成することに
より排水の流れに溜まりや衝突をできるだけなくして、
より良い排水の流れを形成することができる。さらに、
封水筒体8内にスロート7の小径筒部7 が同心的に
配備されるが、スロート7の大径筒部7 を前記保持
筒部8 内に嵌装すれば、前記連結片8 に形成した
傾斜面8 にスロート7のテーパー部7 が載置され
て、流水用の隙間9,10を保って適確な位置決めが行
われ、トラップ機構として着脱自在に嵌入保持される。
さらに、前記連結片8 の側面は、スロート7の小径
筒部7 に同心円状に湾曲した外側面に沿ったものと
して、位置決め保持が確実化される。
【0016】例えば、前記封水筒体8の周方向にほぼ全
周にわたって広く開いた開放型の開口8 からオーバ
ーフローして噴出された水流は、スロート7のテーパー
筒部7 に衝突し、排水管C内に封水筒体で構成され
る空間周辺を中心に強い乱れを伴なう反転流を形成する
こととなり、この形式の流れ場は広い範囲の乱れをもっ
ていて、特に比較的規模の大きな巻き込み流を発生させ
ることができるため、封水筒体8の壁付近の流速は激し
く外周方向に誘導されて、洗剤等の管壁への付着を防げ
る効果をもつほか、下流の半径方向流速分布にも影響を
与え、流路が縮小している流れ場においては、縮小して
いる側(この場合には、円心円外側方向)の流速も増大
し、この結果、その下流部においても管壁近傍の高流速
が維持されて管内流を形成し、管路流の閉塞現象やごみ
詰り現象の発生がなく有効に用いられる。
【0017】さらに、前記封水筒体8には、貯留水中に
漬かる筒状のスロート7のトラップ形成体によりトラッ
プ機構を備えるが、図5に示す如くこのトラップ形成体
のスロート7は、PP樹脂で円筒形に成形され、上部か
ら下部にかけて嵌合部としての大径筒部7 、テーパ
ー筒部7 および小径筒部7 がそれぞれ形成されて
おり、該小径筒部7 と前記封水筒体8との間に流通
用の隙間9,10が形成されるようになっている。(図
1)
【0018】前記ホースジョイント6の固定用のパッキ
ンホルダー12としては、図6に示すように、中央にホ
ースジョイント6の嵌合孔12 を有する中空円筒体
からなり、旋回操作用のすべり防止の凹凸面12
外側に設け、筒部12 に係合部12 例えば、前記
リング体1に設けた凸状係合部15或いはねじ部を嵌合
させるガイド凹溝16或いはねじ部を備え、前記リング
体1に封水筒体8及びスロート7を嵌入したのち、シー
ルリング11を介してホースジョイント6の一端開口4
を被覆し、パッキンホルダー12を装着すれば封水筒体
8及びスロート7からなるトラップ形成体を容易に組み
入れセットすることができる。
【0019】図7の例では、前記リング体1に設けられ
る排水管接続部2として、外側筒部3 と、前記封水
筒体8の保持筒部8 およびスロート7の大径筒部7
を嵌装保持する内側筒部3 とを突設して、該内側
筒部3 に筒状ソケット17を介して排水管Cを接続
連結したもので、異径パイプでの適用施工が容易にでき
る。
【0020】上記構成によれば、前記リング体1の下面
部から管径の異なる2種類の外側筒部3 と内側筒部
が突出しているので、外側筒部3 よりも排水管
Cの管径が小さい場合でも、排水管Cに筒状ソケット1
7で適切に選択して接続することが可能である。したが
って、この排水管Cの管径に応じて複数の排水トラップ
を用意する必要性が全くなく、これを通じて製造作業や
施工作業の大幅な簡素化、効率化、および容易化などが
期待できる。また、リング体1、外側筒部3、および
内側筒部3 がABS樹脂などの合成樹脂で一体成形
されているので、さびることがなく、清潔性を大いに維
持することができるとともに、取扱いがきわめて容易と
なる。
【0021】なお、前記リング体1には、下部に内外側
筒部3 ,3 を備えた環状板からなり床面Aにネジ
止めされることにより、リング体1で排水口Bが覆われ
て床面Aに固定される。この実施例では、前記筒状ソケ
ット17の一端の大径筒部がリング体1の外側筒部3
の外周に嵌装されて、他端の小径筒部を排水管Cの外
周に嵌装固着されて接続連結したもので、異径の配管系
のライン化を容易にすることができる。これらの場合、
接続部には必要に応じ段差部を形成してシール性を適確
化すること、テーパー部を介在させて流過性を円滑化す
ることが配慮される。
【0022】図1或いは図7のいずれの例でも、洗濯機
に排水トラップを取り付けるには、まず、床面Aに設け
られた排水管Cの管径を確認し、リング体1の排水管接
続部3に排水管Cを固着接続する。次いで、床面にリン
グ体1を複数の取付孔14からビスで固着し、排水管接
続部3に封水筒体8を嵌入垂下させるとともに、この封
水筒体8にトラップとなるスロート7を嵌入保持させ
る。そして、前記リング体1にホースジョイント6をシ
ールリング11及びスペーサ13を介して上方から嵌合
しパッキンホルダー12によって定着し、ホースジョイ
ント6の他端開口5のホース受けパイプに洗濯機のホー
スDを挿入接続すれば、排水トラップの施工作業を終了
することができる。
【0023】このような状態で洗濯機のホースDから汚
水が流れてくると、この汚水は、ホースジョイント6か
らスロート7、封水筒体8を経て開口8 より排水管
Cに流出する。なお、この排水管Cを経由してくる悪臭
は、前記封水筒体8に貯えられた汚水のトラップ作用に
より、スロート7および排水筒体8からなるトラップ形
成体に流れ込むのを確実に抑制防止される。
【0024】
【発明の効果】本発明は、床面の排水口に嵌合され床面
上に載置固定され、排水管に連結されるリング体にホー
ス接続部と、排水管接続部とを備え、該ホース接続部に
一端口部が嵌挿され、かつ他端口部が排水ホースに嵌挿
されるホースジョイントと、該ホースジョイントの内部
に挿入され、かつ前記リング体の排水管接続部に嵌装保
持される大径筒部に傾斜壁からなるテーパー筒部を介し
て、小径筒部を一体成形したスロートを嵌合配備すると
共に、該スロートの大径筒部に嵌合される保持筒部に連
結片を介して設けられ、略全周面に開口のある封水筒体
を排水管内で、前記スロートの小径筒部の外周部と下部
とに流水用の隙間をあけて配備し、前記リング体にシー
ルリングを介して前記ホースジョイントが接続連結しう
るパッキンホルダーを着脱自在に装備したことにより、
洗濯機の排水の際に排水量が増加しても外部に溢れるこ
となく、水密状態を保って確実に排出できると共に、下
流側から臭気の逆流も確実に止めることができるほか、
トラップ機構を封水筒体が開放型で、排水管内に装備で
き、かつリング体に着脱自在に保持するので、排水中の
糸くづ髪毛などのごみ類の引掛かりがなく、排水トラッ
プ機能をも十分に発揮できる配管接続が容易にでき、施
行工事も簡便で汎用性に富み、しかも封水筒体の周方向
に開口して排水管内に納められるので、排水流路を十分
に確保できごみ類の詰り現象がなく、殊に排水管内に封
水筒体で構成される空間周辺を中心に強い乱れを伴なう
反転流を形成することとなり、この形式の流れ場は広い
範囲の乱れをもっていて、特に比較的規模の大きな巻き
込み流を発生させることができるため、封水筒体の壁付
近の流速は激しく外周方向に誘導されて、洗剤等の管壁
への付着を防げる効果をもつほか、下流の半径方向流速
分布にも影響を与え、流路が縮小している流れ場におい
ては、縮小している側の流速も増大し、この結果、カッ
プ以降の下流部においても管壁近傍の高流速が維持され
管内施回流を形成して、管路流の閉塞現象の発生がなく
有効に用いられ、清掃作業を頻繁にする必要がなく取扱
い安全な排水トラップを安価に製造することができるな
どの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排水トラップを使用した状態を示
す縦断面図である。
【図2】図1の例の分離状態を示す斜視図である。
【図3】図1の例のリング体を示し、(a)はその平面
図、(b)はその縦断面図である。
【図4】図1の例の封水筒体を示し、(a)はその平面
図、(b)はそのb−b線における縦断面図、(c)は
c−c線における縦断面図である。
【図5】図1の例のスロートを示し、(a)はその平面
図、(b)はその縦断面図である。
【図6】図1の例のパッキンホルダーを示し、(a)は
その平面図、(b)はその側面図、(c)はその底面
図、(d)はそのd−d線における横断面図、(e)は
そのe−e線における縦断面図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す使用状態の縦断面図
である。
【符号の説明】
A 床面 B 排水口 C 排水管 D 接続ホース 1 リング体 2 ホース接続部 3 排水管接続部 3 フランジ 4 一端口部 5 他端口部 6 ホースジョイント 7 スロート 7 大径筒部 7 テーパー筒部 7 小径筒部 8 封水筒部 8 保持筒部 8 連結片 8 傾斜面 8 開口 9,10 流水用隙間 11 シールリング 12 パッキンホルダー 13 スペーサ 14 取付孔 15 係合部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面の排水口に嵌合され床面上に載置固
    定され、排水管に連結されるリング体にホース接続部
    と、排水管接続部とを備え、該ホース接続部に一端口部
    が嵌挿され、かつ他端口部が排水ホースに嵌挿されるホ
    ースジョイントと、該ホースジョイントの内部に挿入さ
    れ、かつ前記リング体の排水管接続部に嵌装保持される
    大径筒部に傾斜壁からなるテーパー筒部を介して、小径
    筒部を一体成形したスロートを嵌合配備すると共に、該
    スロートの大径筒部に嵌合される保持筒部に連結片を介
    して設けられ、略全周面に開口のある封水筒体を排水管
    内で、前記スロートの小径筒部の外周部と下部とに流水
    用の隙間をあけて配備し、前記リング体にシールリング
    を介して前記ホースジョイントが接続連結しうるパッキ
    ンホルダーを着脱自在に装備したことを特徴とする排水
    トラップ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の排水トラップにおい
    て、前記リング体の排水管接続部の開口端に前記封水筒
    体の保持筒部を嵌支するフランジを設け、筒状の排水管
    接続部の外周に排水管を嵌合連結したことを特徴とする
    排水トラップ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の排水トラップに
    おいて、前記封水筒体の保持筒体を前記スロートの大径
    筒部外周と、前記リング体の排水管接続部内周との間に
    嵌装し、該保持筒体の開口端を前記スロートの大径筒部
    とともに、前記ホースジョイントに圧接保持したことを
    特徴とする排水トラップ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の排水トラップ
    において、前記保持筒部の下端に一対の断面コ字状の連
    結片によって、カップ状の封水筒体を垂下状態に一体成
    形し、前記排水管内に流水用の隙間をあけて配備したこ
    とを特徴とする排水トラップ。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の排水トラップ
    において、前記封水筒体を支持する連結片に前記スロー
    トのテーパー筒部を載置する傾斜面を備えたことを特徴
    とする排水トラップ。
  6. 【請求項6】 請求項3,4または5に記載の排水トラ
    ップにおいて、前記パッキンホルダーが前記リング体の
    外側筒部内に嵌着され、スペーサを介して前記ホースジ
    ョイントをリング体に封水密着配備したことを特徴とす
    る排水トラップ。
  7. 【請求項7】 請求項3,4,5または6に記載の排水
    トラップにおいて、前記リング体に外側筒部と内側筒部
    とを設け、該外側筒部または内側筒体に、一端口部が嵌
    挿され、また他端口部が排水管に嵌挿される筒状ソケッ
    トを介して排水管が接続配備されたことを特徴とする排
    水トラップ。
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