JP2509946Y2 - 掃除口用蓋 - Google Patents

掃除口用蓋

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JP2509946Y2
JP2509946Y2 JP1990046033U JP4603390U JP2509946Y2 JP 2509946 Y2 JP2509946 Y2 JP 2509946Y2 JP 1990046033 U JP1990046033 U JP 1990046033U JP 4603390 U JP4603390 U JP 4603390U JP 2509946 Y2 JP2509946 Y2 JP 2509946Y2
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隆之 池田
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Takiron Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は風呂や台所等から流出する家庭用雑排水の排
水管の途中に設けられる小型の排水桝等の上部に着脱自
在に取付けられる掃除口用蓋に関する。
〔従来の技術〕
従来、主として宅地内に存在する掃除口には大別して
二種類ある。その一つは地中に埋設された小口径の排水
桝の上方に取付けられるものであり、他の一つは地上の
配管の途中に取付け、管内を点検するものである。これ
らの掃除口はいずれも、水密性が要求され、内部又は外
部からの水の出入りはもちろんのこと空気の流通すら起
こらないように造られている。
このように密封度の高い掃除口を有している配管には
次のような問題があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
第3図は家庭用の排水の流路及び配管の一例を示す斜
視図であり、掃除口用蓋には従来の蓋を使用したもので
ある。同図に於いて、家庭から流される排水は、まず導
入管99に入り、T字型継手102を通ってU字状トラップ1
00をくぐり抜け、起点桝90から接続管101を通過してド
ロップ桝80を経て垂直管102に流出される。この時、該
管102に多量の汚水が勢いよく流下したとき、ドロップ
桝及び接続管101及び起点桝までの間の管内の気圧は急
激に減圧され、U字状トラップ100に溜まっていた水は
接続管101の方へ吸引され、該トラップ100内には水が減
少し、トラップによって水封ができなくなり、悪臭が導
入管99を逆流して家庭内に臭気が入り込むという問題が
あった。このような水封破壊が起こる理由の一つは、ド
ロップ桝80や起点桝90及びそれらの上部に立てられたそ
れぞれの短管98とその上端の蓋110等がすべて完全密封
状態につくられ、雨水の流入を防ぎ、悪臭の流出を防止
する構造となっているためである。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、接続管
内の気圧が急激に減圧されることがない掃除口用蓋を提
供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の掃除口用蓋は、蓋
体に該蓋体を貫通する通気孔用管体を設け、該管体の上
部を蓋体上面から突設させると共に、該管体の上方にカ
バーを設け、軸を中心に回動する弁を該管体の開口下端
に設けると共に、該弁を該開口下端に弱く押付けるバネ
を該軸に装着したことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案は蓋体に該蓋体を貫通する通気孔用管体を設け
て、該管体の上部を蓋体上面から突設させ、軸を中心に
回動する弁を該管体の開口下端に設けると共に、該弁を
該開口下端に弱く押付けるバネを該軸に装着しているの
で、該蓋の下方の短管や接続管内の気圧が大気圧より低
くなると、その差圧によって該弁がバネの力に抗して軸
を中心に下方へ回動し、該管体の開口下端が開放される
ので、該管体から該蓋の下方の短管や接続管内に空気が
入り、これらの空気が急激に減圧状態になることがな
く、従来のようにトラップの水を吸引させて水封破壊を
起こすことがないものである。従って、トラップ機能が
正常に保たれ、臭気の逆流を起こすことがなく、また、
常時は弁が閉じているので、排水桝や接続管等からの臭
気が通気用管体から外部へ洩れ出すこともない。
又、蓋体に突設された管体の上方にはカバーが設けら
れているので、雨水が直接流入することがない。
〔実施例〕
以下に本考案の実施例について図面に基づいて詳述す
る。
第1図は本考案の蓋体1の一実施例を示す断面図であ
る。
同図において、蓋体1は略円筒状の蓋受枠5の上部に
着脱自在に嵌合されており、、蓋受枠5は各種の排水桝
の上部に高さ調節のために積載される短管6の上に密着
固定されている。蓋体1はポリエチレンやポリ塩化ビニ
ル等の合成樹脂やレジンコンクリート或いはアルミニウ
ム、鉄等の金属で形成されている。また蓋体1と蓋受枠
5との間はゴムリング7等を介在させて水封性を保って
いる。そして、蓋体1には凹陥部4に金属製又はプラス
チック製の内径1〜5mmの管体2が蓋体1を貫通して設
けられており、管体2の上端はU字状に屈曲してあり、
管体2の上部開口部は下方に向けられている。管体2の
屈曲部分の上側が該管体2のカバー3となって雨水やゴ
ミ等が入ることを防止している。尚、管体2の下端には
臭気の洩れ出しを防ぐ弁10が設けられていて、通常は閉
塞しているが、蓋体の裏面側の気圧が外部の大気圧より
低くなって管体に上から空気が入ってくると下方の破線
で示すように開く構造となっている。この弁10の構造は
後で説明する。
第2図は本考案の掃除口用蓋1の他の実施例を示す断
面図である。同図において、蓋体1は排水桝等の上部に
高さ調節される筒状体8の受部18に着脱自在に嵌合載置
されていて、蓋体1と受部18との間には、第1図と同様
にゴムリングを介在させ、雨水の侵入を防止している。
該蓋体1の略中央には、管体2が蓋体1を貫通するよう
に設けられており、管体2の上部には逆皿状のカバー3
が設けられている。
該カバー3の上面は平滑になっており、蓋体1の表面
からできるだけ突出しないうに形成することが望まし
い。また、該カバー3の裏面中央には管体2の上端開口
穴11が数個設けられており、空気は該開口穴11を通って
管体2を経て蓋の下方に流入できる構造になっている。
また、管体2の下端は蓋体1の裏面に取付けられた弁10
によって常時完全に塞がれている。そして蓋下方の気圧
が下がると、外気の圧力により弁が開放され、外部から
空気が入ってくるものである。これは、排水桝や接続管
等からの臭気が管体2から外部に洩れ出ないようにする
ためである。また第2図に於いて、管体2の上端開口穴
11は蓋体1の表面より高い位置にあり、また地面Gより
も高い位置であるため、雨量の多い時でも該開口穴11が
完全に水に覆われない限り雨水が流入することはない。
また、第2図における管体2及びカバー3は一体的に形
成されており、該管体2の上部外周の螺子部13が蓋体1
の上面に設けられた螺子孔に螺合するように造られてい
るものである。
また、第2図において、管体2やカバー3の材質は強
度の大きい金属で造ることが望ましい。第1図及び第2
図の実施例における弁10は軸14を中心に回動する開閉弁
であって、管体2の開口下端に取付られており、この弁
10は、該軸14に装着された小さなバネ(不図示)の力で
管体2の開口下端に弱く押付けられて、常時は開口下端
を閉塞している。そして、蓋1の下側の気圧が大気圧よ
り低くなると、その差圧によって該弁10がバネの力に抗
して軸14を中心に下方へ回動して開くようになってい
る。なお、管体2は蓋体の凹部や表面から突設して設け
られれば特にその場所は限定されない。また管体は蓋体
と一体的に形成してもいことは勿論である。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案は雨水が通気
孔用管体に入り込むのをカバーによって防止でき、蓋体
の下方内部が大気圧以下に減圧された場合、弁が開いて
管体から外部の空気が流れ込み、減圧状態は瞬時に解除
されるため、従来のようなトラップの水を吸引放出する
ことがなく、水封破壊を防止できるという効果を奏し、
弁によって臭気の洩れ出しを防止できるという効果も奏
する。従って、本考案の掃除口用蓋は、所謂トラップ桝
のような水封機能を有する桝の蓋として、あるいはドロ
ップ桝に近い位置の掃除用の蓋として使用すると特に顕
著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の蓋及び蓋受枠の一実施例を示す縦断面
部、第2図は本考案の蓋及び蓋受筒状体の別の実施例を
示す縦断面図、第3図は従来の蓋を使用して配管された
斜視図である。 1…蓋体、2…管体、3カバー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋体に該蓋体を貫通する通気孔用管体を設
    け、該管体の上部を蓋体上面から突設させると共に、該
    管体の上方にカバーを設け、軸を中心に回動する弁を該
    管体の開口下端に設けると共に、該弁を該開口下端に弱
    く押付けるバネを該軸に装着したことを特徴とする排水
    管路の掃除口用蓋。
JP1990046033U 1990-04-28 1990-04-28 掃除口用蓋 Expired - Lifetime JP2509946Y2 (ja)

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JPH044980U JPH044980U (ja) 1992-01-17
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JP3456834B2 (ja) * 1996-06-07 2003-10-14 前澤化成工業株式会社 排水管路における空気抜き装置

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