JP4304369B2 - 通気機能付き床排水トラップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば洗濯機等からの排水を流す床排水口に設置される床排水トラップに関し、より詳細には、排水管内に生じた負圧を解消するための通気機能を備えた床排水トラップに関する。
【0002】
【従来の技術】
下水からの臭気が排水管を経て床上方空間に漏れ出すのを防止するために、床排水口にトラップを設置することが、一般的に行われている。
【0003】
従来の床排水トラップとしては、床排水口に接続された排水管(器具排水管)の上端部に嵌設される保持筒と、保持筒に垂下状に保持され、上端部に排水入口を有し、周壁の高さ中間部に排水溢出口を有し、かつ内部に水封部形成用仕切壁を有する有底筒状トラップ本体と、一端部がトラップ本体の排水入口に接続され、かつ他端部に排水ホース接続口を有するホース継手とを備えてなるものが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
【0004】
ところで、階層建物の排水システムにおいては、下の階の排水管内を排水が満水状態で流れると、上の階の排水管内が負圧状態となり、それによって、床排水トラップ内の封水が排水管側へ誘引されて、封水が破壊される、いわゆる誘導サイホン現象が起こることがある。
【0005】
そこで、従来は、排水立て管の上端部に、排水管内が負圧になった時に外気を導入する通気弁を設けて、床排水トラップの封水の破壊を防止していた(例えば、下記特許文献2参照)。
【0006】
しかしながら、1本の排水横枝管に複数本の器具排水管が接続されている場合には、排水横枝管の上流側に接続された器具排水管からの排水に伴って、排水横枝管の下流側に接続された器具排水管の内部が負圧状態となることもある。この場合、排水立て管上端部の通気弁が十分に機能せず、排水トラップの封水が破壊されてしまうことになる。したがって、床排水口に設置される上記の床排水トラップにおいても、同様の誘導サイホン現象により、封水が破壊されるおそれがあった。
【0007】
また、上記の床排水トラップにおいて、洗濯機等からの排水が流れている間に、排水管内におけるトラップ本体の周囲の部分が負圧状態となって、床排水トラップ内の排水が排水管側に吸引される、いわゆる自己サイホン現象が起こる場合がある。このような自己サイホン現象が起きた場合、排水と一緒に床排水トラップ内に導入された空気が排水に混入されて、ゴボゴボという不快な音が発生したり、排水の流れが悪くなるという問題があった。
【0008】
そこで、本出願人は、排水管内が負圧になった時に外気を導入しうる通気弁を備えた床排水トラップに係る特許出願を行った(特願2002−2313号および特願2002−191661号)。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−4377号公報(特許請求の範囲、図面等)
【0010】
【特許文献2】
特公昭54−39048号公報(特許請求の範囲、図面等)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許出願に係る床排水トラップにおいて、通気弁は、例えばエラストマー等の可撓性を有する材料よりなる弁体を備えており、この弁体が排水管内の圧力の変動に応じて浮上・降下することにより、床排水トラップに設けられた通気孔を開閉するように構成されている。
【0012】
ところが、エラストマー等の可撓性材料よりなる弁体は、経年変化等の影響により変形する可能性が全くないとは言いきれず、その場合、通気孔を完全に塞ぐことができずに、排水管内の臭気が生活空間に漏れ出してしまうことになる。また、上記のような原因によって気密性が損なわれた場合、排水管からの排水の逆流に対する不安も生じる。
【0013】
本発明の目的は、通気孔を通じて排水管内から臭気や排水が漏れる恐れがなく、より安全に使用することができる通気機能付き床排水トラップを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
本発明による通気機能付き床排水トラップは、床排水口に接続された排水管の上端部に嵌め込まれる略筒状保持枠と、保持枠に垂下状に保持される略有底筒状トラップ本体と、保持枠にこれを上方から覆うように着脱自在に取り付けられかつトラップ本体の上端部へ排水ホースの先端部を接続するための貫通孔を有する蓋とを備えている。
トラップ本体と保持枠との間には、上端が蓋まで達しかつ下端が排水管内に通じる垂直連通部が設けられている。
蓋は、その内部に環状弁室を有するとともに、その外周部に弁室と床上方空間とを通じさせる通気孔を有し、その内周部に弁室と垂直連通部とを通じさせる連通孔を有している。
そして、この蓋に、排水管内が常圧以上の時に通気孔を閉じ、排水管内が負圧になった時に通気孔を開く通気弁と、排水管内が常圧以上の時および/または排水が上向きに逆流した時に連通孔を閉じ、排水管内が負圧になった時に連通孔を開く補助通気弁兼逆止弁とが組み込まれている。
【0015】
上記の通気機能付き床排水トラップを床排水口に設置した場合、誘導サイホン現象や自己サイホン現象によって排水管内が負圧状態になると、まず、補助通気弁兼逆止弁が連通孔を開き、次いで、通気弁が通気孔を開き、それによって、排水管内に外気が導入され、排水管内の負圧が解消される。
【0016】
また、上記床排水トラップにあっては、通気弁に加えて補助通気弁兼逆止弁が備えられているので、通気孔を通じて排水管内から臭気や排水が漏出する心配がなく、安全性が高い。
【0017】
さらに、上記床排水トラップにあっては、保持枠に着脱自在に取り付けられる蓋に、通気弁および補助通気弁兼逆止弁が組み込まれて、ユニット化されているので、交換等の作業が容易であり、メンテナンス性に優れている。また、通気弁および補助通気弁兼逆止弁は、蓋に組み込まれているため、床排水トラップの組立や施工の良し悪しに起因する性能のバラツキがなく、工場出荷時の性能を維持できる。
【0018】
本発明による通気機能付き床排水トラップにおいて、補助通気弁兼逆止弁が、連通孔の下端を塞ぎうる弁体と、弁体に上方突出状に設けられかつ弁室の底壁内周部に連通孔を避けてあけられた挿通孔に緩く挿通される軸と、軸の上端部と挿通孔の上端周縁部との間に介在されて弁体を上向きに付勢するバネとを備えている場合がある。
【0019】
上記の場合、補助通気弁兼逆止弁の弁体が、バネによって、上向き、即ち、弁座に当接させられる方向に付勢されているので、経年変化等による不具合が生じ難く、それだけ安全性が高くなる。
【0020】
通気弁は、先に言及した特願2002−2313号や特願2002−191661号に開示されている通気弁と同様の構成、即ち、例えばエラストマー等の可撓性を有する材料よりなる弁体を備え、この弁体が排水管内の圧力の変動に応じて浮上・降下することにより、通気孔を開閉するような構成とすることができるが、これに限定される訳ではない。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、図1〜3を参照して、本発明の好ましい実施の形態を説明する。
【0022】
図1〜3において、本発明による通気機能付き床排水トラップ(1)は、床排水口(D)に接続された排水管(P)の上端部に嵌め込まれる略筒状保持枠(2)と、保持枠(2)に垂下状に保持される略有底筒状トラップ本体(3)と、保持枠(2)にこれを上方から覆うように着脱自在に取り付けられかつトラップ本体(3)の上端部へ排水ホース(H)の先端部を接続するための貫通孔(4A)を有する蓋(4)とを備えている。
【0023】
トラップ本体(3)と保持枠(2)との間には、上端が蓋(4)まで達しかつ下端が排水管(P)内に通じる垂直連通部(6)が設けられている。
【0024】
蓋(4)は、その内部に環状弁室(4B)を有するとともに、その外周部に弁室(4B)と床上方空間(S)とを通じさせる通気孔(4C)を有し、その内周部に弁室(4B)と垂直連通部(6)とを通じさせる連通孔(4D)を有している。
【0025】
蓋(4)には、排水管(P)内が常圧以上の時に通気孔(4C)を閉じ、排水管(P)内が負圧になった時に通気孔(4C)を開く通気弁(7)と、排水管(P)内が常圧以上の時および/または排水が上向きに逆流した時に連通孔(4D)を閉じ、排水管(P)内が負圧になった時に連通孔(4D)を開く補助通気弁兼逆止弁(8)とが組み込まれている。
【0026】
保持枠(2)は、排水管(P)の上端部に嵌め込まれる筒状部(21)と、筒状部(21)の上端から外方にのびるフランジ部(22)とを備えている。筒状部(21)は、通常、接着剤を用いて排水管(P)上端部に固定される。フランジ部(22)は、排水管(P)と床排水口(D)との隙間を被覆し、かつ床面の床排水口(D)周縁部に当接している。フランジ部(22)は、床面にネジ止めされている。フランジ部(22)の上面内周縁部には、立上り部(23)が一体に形成されている。立上り部(23)は、その外周面に雄ネジを有している。
【0027】
トラップ本体(3)は、その上端部に排水入口(31)を有し、周壁の高さ中間部に排水溢出口(32)を有し、内部に水封部形成用仕切壁(33)を有している。トラップ本体(3)の周壁は、大径筒状の胴部(3A)と、胴部の上端に連なるテーパ状の肩部(3B)と、肩部の上端に連なる小径筒状の首部(3C)とを備えている。排水入口(31)は、首部(3C)によって構成されている。排水溢出口(32)は、胴部(3A)上端部の片側(図1および2では右側)部分に形成されている。仕切壁(33)は、排水溢出口(32)上縁部から、胴部(3A)中心に向かって斜め下方にのび、さらにここからトラップ本体(3)の底壁近くまで下方にのびている。この仕切壁(33)により、トラップ本体(3)内の下部に、U形の水封部(35)が形成されている。
【0028】
トラップ本体(3)は、その周壁上部に周方向に間隔をおいて形成された複数の外方凸部(36)の先端が、保持枠(2)の下端部に形成された環状内方凸部(24)に係合させられることにより、保持枠(2)に垂下状に保持されている。垂直連通部(6)は、隣り合う外方凸部(36)どうしの間隙によって形成されている。外方凸部(36)は、垂直板状ののものであって、トラップ本体(3)周壁における首部(3C)から肩部(3B)にかけての部分に計4つ形成されている。外方凸部(36)の先端縁の下部には、切欠き(361)が形成されており、この切欠き(361)が内方凸部(24)に係合させられている。
【0029】
トラップ本体(3)の周壁外面における排水溢出口(32)の上方部分には、止水壁(37)が形成されていて、排水溢出口(32)から出た排水が上向きに流れないようになされている。したがって、隣り合う外方凸部(36)どうしの間隙のうち止水壁(37)の上方に位置するものは、垂直連通路(6)を構成しない。止水壁(37)は、排水溢出口(32)の上縁部に形成された水平円弧状のものであって、その外縁部が保持枠(2)の内方凸部(24)に受けられている。
【0030】
蓋(4)は、着脱自在に組み合わせられる下蓋部材(41)と上蓋部材(42)とを備えている。これらの蓋部材(41)(42)は、中心部に円形の貫通孔を有する平面より見てドーナツ状のものである。
【0031】
下蓋部材(41)の外周部に、前記通気孔(4C)が周方向に間隔をおいて複数設けられている。また、下蓋部材(41)の内周部に、前記連通孔(4D)が周方向に間隔をおいて複数設けられている。下蓋部材(41)の内周縁部に、雌ネジを有する内側立上り壁(411)が形成されている。下蓋部材(41)の外周縁部に、雄ネジを有する内側立上り壁(412)が形成されている。下蓋部材(41)の下面における通気孔(4C)と連通孔(4D)との間の中間部分には、保持枠(2)の立上り部(23)が嵌め込まれる環状凹部(413)が形成されている。環状凹部(413)の外周面には、立上り部(23)の雄ネジとねじ合わせられる雌ネジが形成されている。立上り部(23)の上端面と環状凹部(413)の底面との間には、環状パッキン(91)が介在されている。下蓋部材(41)上面のうち通気孔(4C)外縁に沿う外周縁部は、連続した環状の平坦面(414)となされている。また、下蓋部材(41)上面における通気孔(4C)内縁に沿う部分には、先端が平坦面(414)とほぼ同じ高さになるように上方に突出した環状突起(415)が形成されている。これらの平坦面(414)および環状突起(415)が、通気弁(7)の弁座(72)を構成している。
【0032】
上蓋部材(42)は、上壁(421)と、上壁(421)の内縁部から下方に伸びる内側垂下壁(422)と、上壁(421)の外縁部から下方に伸びる外側垂下壁(423)とを備えている。上壁(421)は、その内周部が外周部よりも高くなるような段差を幅中央部に有している。内側垂下壁(422)の下部に、下蓋部材(41)の内側立上り壁に形成された雌ネジにねじ合わせられる雌ネジが形成されている。上蓋部材(42)の内側垂下壁(422)先端部と、下蓋部材(41)の内側立上り壁(411)基端部との間には、環状パッキン(92)が介在されている。外側垂下壁(423)外面の高さ中間部に、下蓋部材(41)の外側立上り壁(412)上端に受けられる環状外方凸部が形成されている。
【0033】
また、蓋(4)は、上端部に上蓋部材(42)の外側垂下壁(423)の環状外方凸部に係合する環状内方凸部を有しかつ内周面に下蓋部材(41)の外側立上り壁(412)の雄ネジにねじ合わせられる雌ネジを有する締付けリング(43)を備えている。
【0034】
通気弁(7)は、弁体(71)を備えている。弁体(71)は、弁座(72)に当接しうる偏平環状のものであって、例えばエラストマー等の可撓性を有する材料によって形成されている。また、この弁体(71)は、排水管(P)内の圧力の変動に応じて浮上・降下しうるような弾性および重量を有している。弁体(71)は、その外周縁部が、下蓋部材(41)上面の平坦部(414)と、上蓋部材(42)の外側垂下壁(423)下端とで挟み止められている。
【0035】
補助通気弁兼逆止弁(8)は、連通孔(4D)の下端を塞ぎうる弁体(81)と、弁体(81)に上方突出状に設けられかつ弁室(4B)の底壁内周部に連通孔(4D)を避けてあけられた挿通孔(4E)に緩く挿通される軸(82)と、軸(82)の上端部と挿通孔(4E)の上端周縁部との間に介在されて弁体(81)を上向きに付勢するバネ(83)とを備えている。下蓋部材(41)下面における連通孔(4D)の内外各縁部に沿う環状部分はいずれも平坦面となされており、これらの平坦面が補助通気弁兼逆止弁(8)の弁座(84)を構成している。弁体(81)は、弁座(84)に当接しうる偏平環状シール部材(811)と、シール部材(811)の下方に配されてこれを保持する偏平環状ベース部材(812)とを備えている。シール部材(811)は、例えばエラストマー等の可撓性を有する材料によって形成される。ベース部材(812)は、シール部材(811)よりも剛性の高いプラスチック、金属等の材料によって形成される。軸(82)は、この実施形態では全部で4本備えられている。これらの軸(82)は、ベース部材(812)の上面に周方向等間隔おきに立てられており、シール部材(811)の対応箇所にあけられた孔に挿通されて上方に伸びている。軸(82)を緩く挿通させるための挿通孔(4E)は、下蓋部材(41)における隣り合う連通孔(4D)どうしの仕切部に設けられている。4つの軸(82)の上端部には、偏平環状のバネ受け部材(85)が、またがって取り付けられている。バネ受け部材(85)は、プラスチック、金属等の硬質材料よりなり、各軸(82)に対応する箇所に貫通孔を有している。また、このバネ受け部材(85)は、4つの軸(82)をこれらの上端部において一体化させることにより、弁体が傾動等により作動不良を起こすのを防止する役割も果たしている。軸(82)の上端部寄りには、バネ受け部材(85)の貫通孔周縁部を受ける段差が設けられている。軸(82)の上端部には雄ネジが形成されている。バネ受け部材(85)は、これの貫通孔を軸(82)の上端部に挿通させて、段差に載せた後、軸(82)の上端部にナット(86)をねじ嵌めることにより、軸(82)に固定されている。なお、各軸(82)の上端部は、これをバネ受け部材の貫通孔へかち込むことによって、バネ受け部材に取り付けるようにしてもよい。バネ(83)は、圧縮コイルバネよりなる。なお、バネ(83)は、必ずしも全ての軸(82)の上端部と挿通孔(4E)の上端周縁部との間に介在させることを要せず、例えば、対向する2つの軸(82)の上端部とこれらに対応する挿通孔(4E)の上端周縁部との間にのみバネ(83)を介在させるようにしてもよい。
【0036】
トラップ本体(3)の上端部には、貫通孔(4A)に挿通されかつ下端部がトラップ本体(3)の上端部に接続されるホース継手(5)を介して、排水ホース(H)の先端部が接続される。ホース継手(5)は、エルボ形のものであって、例えばエラストマーや軟質塩化ビニル樹脂等の軟質樹脂により一体に形成されている。ホース継手(5)の下端部は、トラップ本体(3)の排水入口(31)に嵌め込まれている。ホース継手(5)の下端寄り部分には、トラップ本体(3)の上端部と蓋(4)の貫通孔(4A)下端周縁部との間に挟み止められる環状外方凸部(52)が形成されている。ホース継手(5)の横向き上端部は、排水ホース接続口(51)となされており、ここに洗濯機等の排水ホース(H)が挿入されて、留め具(9)で固定されるようになっている。なお、ホース継手は、上記のような蓋を貫通するタイプのものには限定されず、その他にも、例えば、蓋とトラップ本体の上端部との間に介在されるタイプのものであっても良い。具体的には、例えば、ホース継手を、図1〜3のホース継手(5)からその環状外方凸部(52)よりも上方部分を切り取ったほぼ短筒状の形態となし、該筒状ホース継手の内部に、排水ホースの先端部を挿入するように構成することもできる。
【0037】
上記の通気機能付き床排水トラップ(11)は、例えば次のような手順で、組立および床排水口(D)への設置を行うことができる。即ち、まず、保持枠(2)を排水管(P)上端部に嵌入固定する。次いで、トラップ本体(3)を排水管(P)内に挿入する。すると、トラップ本体(3)の外方凸部(36)の先端が、保持枠(2)の内方凸部(24)に係合させられて、トラップ本体(3)が保持枠(2)に垂下状に保持される。そして、通気弁(7)および補助通気弁兼逆止弁(8)が組み込まれた蓋(4)の貫通孔(4A)に、ホース継手(5)を上から差し込んでおいてから、蓋(4)を保持枠(2)に取り付ける。取付は、下蓋部材(41)の環状凹部(413)の雌ネジを、保持枠(2)の立上り部(23)の雄ネジにねじ嵌めるだけでよい。また、保持枠(2)が蓋(4)に取り付けられるのに伴い、ホース継手(5)の下端部がトラップ本体(3)の排水入口(31)に嵌め込まれる。これにより、床排水トラップ(1)の組立および床排水口(D)への設置が完了する。床排水トラップ(1)を分解する場合には、上記と逆の作業を行えばよい。
【0038】
次に、図1および2を参照して、上記床排水トラップ(1)の機能を説明する。まず、排水管(P)内に負圧が生じていない、即ち、常圧以上の場合、床排水トラップ(1)は、図1に示すような状態となる。即ち、通気弁(7)は、その弁体(71)が弁座(72)に当接した状態にあり、通気孔(4C)が閉じられている。また、補助通気弁兼逆止弁(8)も、その弁体(81)が弁座(84)に当接した状態にあり、連通孔(4D)が閉じられている。したがって、この状態では、床上方空間(S)と排水管(P)内とが完全に隔離されており、連通孔(4D)および通気孔(4C)を通じて排水管(P)内の臭気が床上方空間(S)に漏出するおそれがない。
【0039】
一方、誘導サイホン現象または自己サイホン現象により、排水管(P)内に負圧が生じた場合、床排水トラップ(1)は、図2に示すような状態となる。即ち、排水管(P)内と床上方空間(S)との間に生じた気圧差によって、まず、補助通気弁兼逆止弁(8)の弁体(81)がバネ(83)の弾性力に抗して弁座(84)から離れるように下方に移動させられ、連通孔(4D)が開く。続いて、上記気圧差により、通気弁(7)の弁体(71)が、その内周縁部が弁座(72)から離れるように浮き上がり、通気孔(4C)が開く。すると、床上方空間(S)の外気が、通気孔(4C)から弁室(4B)、連通孔(4D)および垂直連通部(6)を通って、排水管(P)内に導入され、排水管(P)内の負圧が解消される。これにより、誘導サイホン現象等による封水の破壊が確実に防止され、また、排水時の自己サイホン現象による流れの不具合も生じない。
【0040】
上記のようにして排水管(P)内の負圧が解消されると、通気弁(7)の弁体(71)は、その自重により降下して、再び弁座(72)に当接させられ、通気孔(4C)を閉じる。また、補助通気弁兼逆止弁(8)の弁体(81)が、バネ(83)の弾性力により上方に移動させられて弁座(84)に当接し、連通孔(4D)を閉じる。
【0041】
また、図1または図2に示す状態、特に図2に示す状態において、排水管(P)内を排水が上向きに逆流した場合、排水の水圧によって、またはこれとバネ(83)の弾性力とによって、補助通気弁兼逆止弁(8)の弁体(81)が、弁座(84)に即座に当接させられ、連通孔(4D)を閉じる。このように、上記床排水トラップ(1)の場合、たとえ排水が逆流したとしても、補助通気弁兼逆止弁(8)により、弁室(4B)の手間で止められるので、床上方空間(S)への漏出の心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すものであって、排水管内に負圧が生じていない時の通気機能付き床排水トラップの垂直縦断面図である。
【図2】排水管内に負圧が生じた時の通気機能付き床排水トラップの垂直縦断面図である。
【図3】通気機能付き床排水トラップの分解斜視図である。
【符号の説明】
(D):床排水口
(P):排水管
(S):床上方空間
(H):排水ホース
(1):通気機能付き床排水トラップ
(2):保持枠
(3):トラップ本体
(4):蓋
(4A):貫通孔
(4B):環状弁室
(4C):通気孔
(4D):連通孔
(4E):挿通孔
(6):垂直連通部
(7):通気弁
(8):補助通気弁兼逆止弁
(81):弁体
(82):軸
(83):バネ
Claims (2)
- 床排水口(D)に接続された排水管(P)の上端部に嵌め込まれる略筒状保持枠(2)と、保持枠(2)に垂下状に保持される略有底筒状トラップ本体(3)と、保持枠(2)にこれを上方から覆うように着脱自在に取り付けられかつトラップ本体(3)の上端部へ排水ホース(H)の先端部を接続するための貫通孔(4A)を有する蓋(4)とを備え、
トラップ本体(3)と保持枠(2)との間に、上端が蓋(4)まで達しかつ下端が排水管(P)内に通じる垂直連通部(6)が設けられ、
蓋(4)は、その内部に環状弁室(4B)を有するとともに、その外周部に弁室(4B)と床上方空間(S)とを通じさせる通気孔(4C)を有し、その内周部に弁室(4B)と垂直連通部(6)とを通じさせる連通孔(4D)を有しており、
この蓋(4)に、排水管(P)内が常圧以上の時に通気孔(4C)を閉じ、排水管(P)内が負圧になった時に通気孔(4C)を開く通気弁(7)と、排水管(P)内が常圧以上の時および/または排水が上向きに逆流した時に連通孔(4D)を閉じ、排水管(P)内が負圧になった時に連通孔(4D)を開く補助通気弁兼逆止弁(8)とが組み込まれている、通気機能付き床排水トラップ。 - 補助通気弁兼逆止弁(8)が、連通孔(4D)の下端を塞ぎうる弁体(81)と、弁体(81)に上方突出状に設けられかつ弁室(4B)の底壁内周部に連通孔(4D)を避けてあけられた挿通孔(4E)に緩く挿通される軸(82)と、軸(82)の上端部と挿通孔(4E)の上端周縁部との間に介在されて弁体(81)を上向きに付勢するバネ(83)とを備えている、請求項1記載の通気機能付き床排水トラップ。
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