JP2578340Y2 - 排水ます - Google Patents
排水ますInfo
- Publication number
- JP2578340Y2 JP2578340Y2 JP1991080858U JP8085891U JP2578340Y2 JP 2578340 Y2 JP2578340 Y2 JP 2578340Y2 JP 1991080858 U JP1991080858 U JP 1991080858U JP 8085891 U JP8085891 U JP 8085891U JP 2578340 Y2 JP2578340 Y2 JP 2578340Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- drainage
- drain
- sewage
- vent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は排水管路の途中にて使用
される排水ますに関する。
される排水ますに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、都市や住宅地域の近代化に伴い台
所や便所からの生活汚水は地中に埋設された排水ますに
一旦溜められて、そこから適当な方法で汚水処理場に運
ばれ処理されるシステムが一般化してきている。かかる
排水ますは、地中に埋設した排水管の接続部分、排水管
路の屈曲部分、敷地境界部の排水管路等に設置するもの
であり、図２に従来の排水ますの宅地内設置例を示す。
所や便所からの生活汚水は地中に埋設された排水ますに
一旦溜められて、そこから適当な方法で汚水処理場に運
ばれ処理されるシステムが一般化してきている。かかる
排水ますは、地中に埋設した排水管の接続部分、排水管
路の屈曲部分、敷地境界部の排水管路等に設置するもの
であり、図２に従来の排水ますの宅地内設置例を示す。
【０００３】図２において、台所、便所、浴室等の生活
排水発生個所９からの汚水は防臭目的のトラップ部８を
経て、宅内排水管７を通り、敷地境界線１０手前の敷地
内に設置されている排水ますＡに流入し、自在ベンド
４、取付管５を介して下水本管６に排水される。
排水発生個所９からの汚水は防臭目的のトラップ部８を
経て、宅内排水管７を通り、敷地境界線１０手前の敷地
内に設置されている排水ますＡに流入し、自在ベンド
４、取付管５を介して下水本管６に排水される。
【０００４】排水ますＡは、排水管路に接続する排水ま
す本体１の上部に所定長さの立上がり管２を接続し、立
上がり管２の上部開口に蓋が嵌着された掃除口３の下部
を接続した構成となっている。
す本体１の上部に所定長さの立上がり管２を接続し、立
上がり管２の上部開口に蓋が嵌着された掃除口３の下部
を接続した構成となっている。
【０００５】上記従来の排水管路に使用される管及び排
水ますは軽量性、施工の容易さ等の理由から塩化ビニル
樹脂等の合成樹脂製成形品が用いられ、それら管路の接
続は接着剤又はパッキンを介した差し込み接合により気
密性が高度に保たれている。
水ますは軽量性、施工の容易さ等の理由から塩化ビニル
樹脂等の合成樹脂製成形品が用いられ、それら管路の接
続は接着剤又はパッキンを介した差し込み接合により気
密性が高度に保たれている。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、逆に排
水管路内の気密性が高いことが原因で、一時的に排水管
路内が減圧状態となり、防臭目的のトラップ部８の封水
が破られることになる。この結果、住宅屋内に排水管路
内の汚水による悪臭が逆流して入り込んでくるという問
題がクローズアップされてきている。
水管路内の気密性が高いことが原因で、一時的に排水管
路内が減圧状態となり、防臭目的のトラップ部８の封水
が破られることになる。この結果、住宅屋内に排水管路
内の汚水による悪臭が逆流して入り込んでくるという問
題がクローズアップされてきている。
【０００７】本考案は係る問題点を解決する排水ますで
あり、従来の排水管路内の気密性を損なうことなく、且
つトラップ部の封水が破られることのない排水ますを提
供することを目的とする。
あり、従来の排水管路内の気密性を損なうことなく、且
つトラップ部の封水が破られることのない排水ますを提
供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本考案の排水ますでは、
汚水の流入口と流出口と上端開口部とを有するます本体
と、該上端開口部に接続される立上がり管と、該立上が
り管の上部に接続される掃除口とからなる排水ますにお
いて、上記ます本体又は立上がり管の側面の一部に地上
の大気と連通する通気管が接続され、該通気管の地上に
突出した上端が曲げられているようにしたものである。
汚水の流入口と流出口と上端開口部とを有するます本体
と、該上端開口部に接続される立上がり管と、該立上が
り管の上部に接続される掃除口とからなる排水ますにお
いて、上記ます本体又は立上がり管の側面の一部に地上
の大気と連通する通気管が接続され、該通気管の地上に
突出した上端が曲げられているようにしたものである。
【０００９】
【作用】本考案の排水ますでは、ます本体又は立上がり
管の側面の一部に地上の大気と連通する通気管が接続さ
れているので、排水ます内は地上の大気と連通すること
となり、排水管路内が減圧状態となって、防臭目的のト
ラップ部の封水が破られて、ひいては住宅屋内に排水管
路内の汚水による悪臭が逆流して入り込んでくるという
問題を生じることがない。また、上記通気管の地上に突
出した上端が曲げられているので、通気管の上端から雨
水が通気管の上端から通気管内に侵入せず、そのため、
末端の汚水処理場の処理量は増大しない。
管の側面の一部に地上の大気と連通する通気管が接続さ
れているので、排水ます内は地上の大気と連通すること
となり、排水管路内が減圧状態となって、防臭目的のト
ラップ部の封水が破られて、ひいては住宅屋内に排水管
路内の汚水による悪臭が逆流して入り込んでくるという
問題を生じることがない。また、上記通気管の地上に突
出した上端が曲げられているので、通気管の上端から雨
水が通気管の上端から通気管内に侵入せず、そのため、
末端の汚水処理場の処理量は増大しない。
【００１０】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて以下に説明
する。図１は、地中に設置した本考案の排水ますの一実
施例の断面図である。
する。図１は、地中に設置した本考案の排水ますの一実
施例の断面図である。
【００１１】ます本体１は、左右に流入口１１と流出口
１２を有し、上端に開口部１３を有している。該流入口
１１と流出口１２にはそれぞれ流入管と流出管が挿入接
続され、該開口部１３には所定長さの立上がり管２の下
端が挿入接続されている。そして、該立上がり管２の上
端開口部には、蓋が嵌着された掃除口３が挿入接続され
ており、以上の構成で排水ますＡが構成されている。
又、上記における接続は接着剤で接合される。
１２を有し、上端に開口部１３を有している。該流入口
１１と流出口１２にはそれぞれ流入管と流出管が挿入接
続され、該開口部１３には所定長さの立上がり管２の下
端が挿入接続されている。そして、該立上がり管２の上
端開口部には、蓋が嵌着された掃除口３が挿入接続され
ており、以上の構成で排水ますＡが構成されている。
又、上記における接続は接着剤で接合される。
【００１２】さらに、ます本体１の上部側面には略Ｌ字
状に屈曲した小径円筒状の通気口部１４がます本体１と
一体に形成され、ます本体１と連通している。該通気口
部１４の他端には地上に向けて小径の通気管１５が突設
され、その上端は雨水が通気管１５内に侵入しないよう
に、地上面側に向かってＵ字状に１８０度曲げられてい
る。なお、通気口部１４は、単にます本体１の上部側面
を孔開け加工し、端部を曲げ加工した通気管１５を立上
がり管２に沿わせてもよい。また、通気管１５は立上が
り管２の側面に接続してもよい。
状に屈曲した小径円筒状の通気口部１４がます本体１と
一体に形成され、ます本体１と連通している。該通気口
部１４の他端には地上に向けて小径の通気管１５が突設
され、その上端は雨水が通気管１５内に侵入しないよう
に、地上面側に向かってＵ字状に１８０度曲げられてい
る。なお、通気口部１４は、単にます本体１の上部側面
を孔開け加工し、端部を曲げ加工した通気管１５を立上
がり管２に沿わせてもよい。また、通気管１５は立上が
り管２の側面に接続してもよい。
【００１３】
【考案の効果】請求項１記載の本考案の排水ますによれ
ば、ます本体又は立上がり管の側面の一部に地上の大気
と連通する通気管が接続されているので、排水管路内が
減圧状態となって、防臭目的のトラップ部の封水が破ら
れて、ひいては住宅屋内に排水管路内の汚水による悪臭
が逆流して入り込んでくるという問題を生じることがな
い。また、地上に突出した通気管の上端が曲げられてい
るので、雨水が通気管の上端から通気管内に侵入せず、
このため、末端の汚水処理場の処理量は増大しない。し
たがって、処理コストはアップしない。
ば、ます本体又は立上がり管の側面の一部に地上の大気
と連通する通気管が接続されているので、排水管路内が
減圧状態となって、防臭目的のトラップ部の封水が破ら
れて、ひいては住宅屋内に排水管路内の汚水による悪臭
が逆流して入り込んでくるという問題を生じることがな
い。また、地上に突出した通気管の上端が曲げられてい
るので、雨水が通気管の上端から通気管内に侵入せず、
このため、末端の汚水処理場の処理量は増大しない。し
たがって、処理コストはアップしない。
【図１】本考案の排水ますを地中に設置した一実施例の
断面図である。
断面図である。
【図２】従来の排水ますの宅地内設置例を示す説明図で
ある。
ある。
Ａ 排水ます １ ます本体 ２ 立上がり管 ３ 掃除口 １１ 流入口 １２ 流出口 １３ 開口部 １４ 通気口部 １５ 通気管
Claims (1)
- 【請求項１】 汚水の流入口と流出口と上端開口部とを
有するます本体と、該上端開口部に接続される立上がり
管と、該立上がり管の上部に接続される掃除口とからな
る排水ますにおいて、上記ます本体又は立上がり管の側
面の一部に地上の大気と連通する通気管が接続され、該
通気管の地上に突出した上端が曲げられていることを特
徴とする排水ます。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991080858U JP2578340Y2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 排水ます |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991080858U JP2578340Y2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 排水ます |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0532481U JPH0532481U (ja) | 1993-04-27 |
| JP2578340Y2 true JP2578340Y2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=13730043
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991080858U Expired - Lifetime JP2578340Y2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | 排水ます |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2578340Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4163246B2 (ja) * | 2007-02-05 | 2008-10-08 | 末男 川口 | 排水枡 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0220291Y2 (ja) * | 1986-07-11 | 1990-06-04 | ||
| JPH069076Y2 (ja) * | 1988-05-31 | 1994-03-09 | 前澤化成工業株式会社 | 掃除口用蓋 |
| JP2509946Y2 (ja) * | 1990-04-28 | 1996-09-04 | タキロン株式会社 | 掃除口用蓋 |
-
1991
- 1991-10-04 JP JP1991080858U patent/JP2578340Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0532481U (ja) | 1993-04-27 |
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