JP2877576B2 - 汚水ますユニットの構造 - Google Patents

汚水ますユニットの構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数戸の家からの汚水
を収集する方式の一つである真空式下水道システムに用
いられる汚水ますユニットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の汚水ますユニットとして
は、図3に示す構造の汚水ますユニットが提供されてい
る(特開平3−76945号公報)。
【0003】図3に示す汚水ますユニットUは、一般
に、図4に示す真空式下水道システムにおいて用いられ
る。複数戸の家31から排水された汚水は自然流下式の
汚水管1を通して地中の汚水ます2に直接収集され、汚
水が汚水ます2内に一定量溜まると、真空弁3が開いて
吸い込み管4から汚水が吸い込まれ、吸い込まれた汚水
は真空下水管5に流される。真空下水管5に流された汚
水はその地域に設けられた真空ポンプ場の集水タンクに
送られ、そこから圧送ポンプにて下水処理場に収集され
て、処理される。
【0004】ところで、図3に示す従来汚水ますユニッ
トにあっては、それを設置する場合、ユニットの汚水ま
す2を地中に設置した後に、現場で汚水ます2の側壁を
開孔して各家庭からの汚水管1を汚水ます2に接続する
ようにしている。一般に、真空弁が1台の場合には、最
高5戸の家庭からの汚水管が汚水ますユニットに接続さ
れる。また、汚水ます2の開孔箇所は、各家庭からの汚
水管1の配管距離および方向により異なるため、汚水管
1の接続部と汚水ます2の開孔部とを現場でつき合わせ
て両者の接続作業を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の汚水ますユニットにおいては、上記したように汚水
管1の接続部と汚水ます2の側壁開孔部を現場でつき合
わせて接続作業するようにしているため、施工が煩雑と
なるとともに、品質が低下してしまう問題があった。特
に、汚水ます2の開孔部の開孔作業は特殊な技術および
治具を必要とし、また汚水管1の接続口数も多いため施
工が困難であった。さらには、汚水管1の位置が地表よ
り浅い場合には、汚水ます2への汚水流入時の勢いが強
く汚水が汚水ます2内に広く飛散する恐れがあり、この
場合飛散した汚物が汚水ます2の底部付近に溜り、悪臭
が発生する原因となる問題もあった。
【0006】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、施工が容易であり、また、汚水が汚水ます内で飛
散することのない汚水ますユニットの構造を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明では、複数戸の家から汚水管を通して汚水を汚水ま
すに収集し、汚水ますに溜まった汚水を真空弁を開いて
吸入し、かつ吸入した汚水を真空下水管に流す汚水ます
ユニットの構造において、前記汚水管と前記汚水ますと
の間に、汚水管からの汚水を一旦収集する汚水収集ます
を介在させることを前記課題の解決手段とした。
【0008】また、請求項2記載の発明では、前記汚水
収集ますの出口を前記汚水ますの底部付近に接続するこ
ととした。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明においては、汚水管と汚水
ますとの間に、汚水管からの汚水を一旦収集する汚水収
集ますを介在させることで、汚水ますの側壁開孔部は汚
水収集ますの汚水の出口を接続するただ一箇所で足り
る。また、汚水ますの側壁開孔部の位置は汚水収集ます
との相対的な位置関係で定まるため、特定の位置に固定
可能であり、その製造時に開孔作業が行える。
【0010】また、請求項2記載の発明においては、汚
水収集ますの出口を汚水ますの底部付近に接続すること
で、汚水ますに流入する汚水の勢いが弱まり汚水が汚水
ます内に飛散するおそれが少なくなる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を、図1を参照して説
明する。図中、符号Uは本発明にかかる汚水ますユニッ
トを示している。
【0012】この汚水ますユニットUは、地中に設置さ
れた中空の汚水ますユニット本体10と、地上の各家庭
から排水された汚水を地下の汚水管11を通して一旦収
集する汚水収集ます20と、汚水ますユニット本体10
の汚水ます16に溜まった汚水を吸い込み管12に吸い
上げて真空下水管13に流す真空弁30とを具備する構
成とされている。
【0013】前記汚水ますユニット本体10は、周囲の
土圧に耐えられるようにコンクリート製などにより構成
された筒状の側壁10aと、この側壁10aの上下開口
部を閉塞するコンクリート製などの上蓋10bおよび底
蓋10cから成る中空の躯体である。かかる汚水ますユ
ニット本体10の内部は、ほぼ中央に設けられた仕切り
板14により真空弁30等の機器類を設置する弁ます1
5と汚水ます16とに上下に区画されている。下部の汚
水ます16の底部には、内部に収集された汚水を一箇所
に溜める一定量の汚水だめ17がモルタル18により形
成されている。なお、上蓋10bには作業用の開口部1
0dが設けられており、この開口部10dには保温板4
0が設けられるとともに、開口部10dの上方には鉄板
などの蓋41が設けられている。
【0014】前記汚水収集ます20は、汚水ますユニッ
ト本体10の側壁10aの近傍に位置して地中に垂直方
向に埋設される直管21と、直管21の下端部に接続さ
れた曲管22とから構成される合成樹脂製などの筒状部
材である。そして、曲管22の先端部は、汚水ますユニ
ット本体10の側壁10aの下部であって前記汚水だめ
17の上方位置に設けられた孔19に接続され、汚水収
集ます20の内部と汚水ます16の内部とは互いに連通
している。かかる汚水収集ます20の直管21の側壁に
は各家庭からの汚水管11の下流側先端が接続されてお
り、また汚水収集ます20の上端開口部は蓋43により
閉塞されている。
【0015】前記弁ます15に設置された真空弁30の
上流側には前記吸い込み管12と、汚水だめ17に溜ま
った一定の汚水量を検知するセンサー管12aとがそれ
ぞれ接続されている。前記吸い込み管12の下端開口は
汚水だめ17の底蓋10c近傍まで達している。なお、
真空弁30とセンサー管12aの内部構造は、例えば、
WO90/503128号公報に記載の構造のものを用
いている。また、真空弁30の下流側には前記真空汚水
管13が接続されている。この真空下水管13の下流に
は図示しない真空ポンプ場の集水タンクが設けられてお
り、この集水タンクに汚水が最終的に収集されるように
なっている。
【0016】次に、上記構造の汚水ますユニットUの作
用について説明する。
【0017】汚水管11から汚水収集ます20に汚水が
一旦流入すると、勢いが弱められて汚水収集ます20か
ら汚水ます16の孔19を通して直下の汚水だめ17に
汚水が流れ落ちる。汚水だめ17に溜まった汚水が所定
量に達すると、これをセンサー管12aが検知し、この
検知データにより真空弁30が作動して開かれる。真空
弁30が開かれると真空状態にある真空下水管13と吸
い込み管12が互いに連通し、汚水だめ17に溜まって
いる汚水が吸い込み管12に吸い上げられて真空下水管
13に流され、下流の真空ポンプ場へ送られる。
【0018】本実施例によれば、以下の効果を奏する。
【0019】(イ)汚水ますユニット本体10の他に、
汚水を一旦収集する汚水収集ます20を設ける構成とし
たから、汚水ます16の汚水流入口を従来のような多数
箇所でなくただ一箇所にすることができる。したがっ
て、コンクリート製等の汚水ますユニット本体10の側
壁10aの開孔部が一箇所でよく、汚水ますユニット本
体10に対する接続作業においては、汚水収集ます20
の曲管22の先端部を孔19に接続するだけでよい。し
かも、汚水ますユニット本体10の側壁10aに設ける
孔19の位置は汚水収集ます20との相対的な位置関係
でのみ定まるため、予め孔19の位置を固定することが
でき、汚水ますユニット本体10の製造工程に開孔工程
を組み込み、現場での汚水ますユニット本体10の開孔
作業を不要とすることができる。したがって、汚水管1
1の接続部の現場合わせを不要とすることと合わせて現
場施工の合理化を図ることができる。
【0020】(ロ)汚水収集ます20は汚水ますユニッ
ト本体10程度の耐圧性能を必要としないため、合成樹
脂やFRP等で充分製作でき、汚水管11を接続する孔
の開孔作業が容易となるとともに、汚水管11の接続作
業も容易となる。また、このように汚水管11は汚水収
集ます20に接続するようにしているので、汚水収集ま
す20の直管21の周方向また軸方向に沿って多数箇所
接続が可能でフレキシブル性が高い。さらには、施工後
の汚水管11の増設に対しても汚水ますユニット本体1
0に関係なく増設工事を行うことができる。
【0021】(ハ)汚水収集ます20の下端部を汚水ま
すユニット本体10の底部レベルに合わせた位置に接続
するようにしたので、汚水ます16に流入する汚水が汚
水だめ17の上面を流れ落ちるようにし、汚水の勢いを
弱めてその飛散を防止できる。
【0022】図2は、本発明の別実施例を示すもので、
汚水収集ます20を横に寝かせた状態で地中に設置した
例である。本実施例においても前記同様の効果を奏する
ことができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の汚水ます
ユニットの構造によれば、汚水ますと汚水管との間に汚
水収集ますを介在させる構成としたから、汚水ますには
汚水収集ますの汚水の出口を接続する開孔部を側壁に1
箇所設けるだけでよく、また、汚水ますの開孔部は予め
設けて現場での開孔作業を不要とすることができ、これ
により現場施工を容易にすることができる。また、汚水
管は汚水収集ますに接続するため、汚水ますユニット本
体に関係なく汚水管の増設に対処できる。さらには、汚
水ますへの汚水の流入口の高さを汚水ますの底部近傍に
位置させることが可能となり、汚水の飛散を防止できる
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す汚水ますユニッ
トの設置状態図である。
【図2】図2は本発明の別実施例を示す汚水ますユニッ
トの設置状態図である。
【図3】図3は従来の汚水ますユニットの設置状態を示
す図である。
【図4】真空式下水道システムを示す概念的斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 汚水ますユニット本体、 11 汚水管、 12 吸い込み管、 13 真空下水管、 20 汚水収集ます、 30 真空弁、 31 家、 U 汚水ますユニット。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数戸の家から汚水管を通して汚水を汚
    水ますに収集し、汚水ますに溜まった汚水を真空弁を開
    いて吸入し、かつ吸入した汚水を真空下水管に流す汚水
    ますユニットの構造において、前記汚水管と前記汚水ま
    すとの間には、汚水管からの汚水を一旦収集する汚水収
    集ますが介在されていることを特徴とする汚水ますユニ
    ットの構造。
  2. 【請求項2】 前記汚水収集ますの出口は前記汚水ます
    の底部付近に接続されていることを特徴とする請求項1
    記載の汚水ますユニットの構造。
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JP4611662B2 (ja) * 2004-05-07 2011-01-12 株式会社荏原製作所 真空弁ユニット
JP5143594B2 (ja) * 2007-03-28 2013-02-13 積水化学工業株式会社 真空式下水道システムの真空弁ユニット

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