JP2539322Y2 - トラップ付排水桝 - Google Patents

トラップ付排水桝

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JP2539322Y2
JP2539322Y2 JP1996001729U JP172996U JP2539322Y2 JP 2539322 Y2 JP2539322 Y2 JP 2539322Y2 JP 1996001729 U JP1996001729 U JP 1996001729U JP 172996 U JP172996 U JP 172996U JP 2539322 Y2 JP2539322 Y2 JP 2539322Y2
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Japan
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drainage basin
trap
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downstream
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JP1996001729U
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JPH0948U (ja
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光裕 池内
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Aron Kasei Co Ltd
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Aron Kasei Co Ltd
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  • Sewage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案はトラップが付属して
いる排水桝に関するものである。
【0002】
【従来の技術】主管路に枝管路が合流する個所にはゴ
ミ、泥等がつまり易いから排水桝を配置することが必要
である。このような合流点に配置される排水桝としては
トラップ付排水桝がある。従来は図8に示すように、ト
ラップ付排水桝(10)は上方に開口する排水桝本体(1) の
側面から主管路の上流側に連絡すべき上流側受口部(2)
と主管路の下流側に連絡すべき下流側受口部(3) とを差
出し、該上流側受口部(2) と下流側受口部(3) との間に
おいて該排水桝本体(1) から枝管路に連絡すべきトラッ
プ用受口部(4) を垂設し、該トラップ用受口部(4) には
U字型トラップ(5) を回転可能に接続した構成を有し、
該上流側受口部(2) から該下流側受口部(3) に至る主管
路は第8図点線に示すように一直線上にある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって上記従来の
トラップ付排水桝(10)にあっては図9に示すように管路
(11)の曲り部分(12)を避けた直線配管部分(13)の位置に
配置せねばならず配管の自由度がなくかつ曲り部分(12)
にはトラップ付排水桝(10)とは別個に曲りの桝(14)を用
意する必要があり、種類の異なる2個の桝が必要であ
る。何となれば曲り部分(12)にはゴミ、泥等がつまり易
いから桝を配置することが必要があるからである。従っ
てスペースが広く必要であるし、施工の手間もかかり、
そして経済的にコスト高となる等の問題が生じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の課題
を解決する手段として上方に開口する排水桝本体(1A)の
側面から主管路(11A) が接続される上流側受口部(2A)と
下流側受口部(3A)とを差出し、更に上流側受口部(2A)と
下流側受口部(3A)との間において該排水桝本体(1A)から
枝管路(14A) が接続されるU字型トラップ(5A)を差出し
た構成であって、該排水桝本体(1A)底部において該上流
側受口部(2A)から該下流側受口部(3A)に至る主管路溝(8
A)は曲線を画き、該U字型トラップ(5A)は該曲線の内側
において該主管路溝(8A)に接して本体(1A)底部から下方
に差出されているトラップ用受口部(4A)に接続されてお
り、該排水桝本体(1A)底部からは支脚部(6A)が差出さ
れ、該支脚部(6A)下端と該U字型トラップ(5A)最低部と
は同一レベルにされているトラップ付排水桝(10A) を提
供するものである。上記構成において望ましくは該主管
路溝(8A)の外側縁は該排水桝本体(1A)の外側にはみ出さ
ないように設定される。
【0005】
【作用】本考案のトラップ付排水桝(10A) は上流側受口
部(2A)と下流側受口部(3A)とに夫々主管路(11A) の上流
側と下流側とを接続し、U字型トラップ(5A)には枝管路
(14A) を接続する。上流側受口部(2A)から下流側受口部
(3A)に至る排水桝本体(1A)底部の主管路溝(8A)は排水桝
(10A) において曲線を画いて曲がってる。そしてU字型
トラップ(5A)は該主管路溝(8A)の管軸の曲線の内側にお
いて該主管路溝(8A)に接して本体(1A)底部から下方に差
出されているトラップ用受口部(4A)に接続されているか
ら、該U字型トラップ(5A)の接続位置は該主管路溝(8A)
に抱かれている状態になり、排水桝(10A) に枝流を導入
するための構造が非常にコンパクトなものとなる。更に
該主管路溝(8A)の外側縁は排水桝本体(1A)の外側にはみ
出さないように設定すれば、該構造は更にコンパクトな
ものとなる。本考案の排水桝(10A) を所定位置に設置し
た状態では排水桝本体(1A)底部の支脚部(6A)の下端とU
字型トラップ(5A)最低部とは同一レベルにあるので、該
排水桝(10A) は基礎に安定に設置出来、排水桝(10A) の
設置工事や配管工事が極めて容易になる。本考案の排水
桝(10A) の構造では該主管路溝(8A)を流れる水は遠心力
によって該主管路溝(8A)の曲りの外側に配向され、更に
該主管路溝(8A)の外側縁が排水桝本体(1A)の外側にはみ
出さないようにすれば、該主管路溝(8A)にはオーバーハ
ング部が存在しなくなるので、この場合には該水はU字
型トラップ(5A)側には殆どはね返らず、したがって枝管
路(14A) からの枝流は主管路溝(8A)を流れる主流に干渉
されることなくU字型トラップ(5A)を介して主管路(11
A) に円滑に流入する。そして該主管路溝(8A)の外側縁
が排水桝本体(1A)の外側にはみ出さないようにすれば、
該主管路溝(8A)は排水桝本体(1A)の開口部に全体的に露
出することになり、この状態では上記したようにオーバ
ーハング部が存在していないので排水桝本体(1A)開口部
からの点検清掃が極めて容易である。
【0006】
【実施例】本考案を図1〜図7に示す一実施例によって
説明すれば、トラップ付排水桝(10A) は上方に開口する
排水桝本体(1A)の側面から上流側受口部(2A)と下流側受
口部(3A)とを差出し、該排水桝本体(1A)の底部には該上
流側受口部(2A)から該下流側受口部(3A)に至る主管路溝
(8A)を凹設し、該上流側受口部(2A)と該下流側受口部(3
A)との間において該排水桝本体(1A)の底部から該主管路
溝(8A)に接してトラップ用受口部(4A)を下方に差出し、
該トラップ用受口部(4A)にはU字型トラップ(5A)を回転
可能に接続した構成を有し、該上流側受口部(2A)から該
下流側受口部(3A)に至る該主管路溝(8A)は図5点線に示
すようにθ=90°屈曲した曲線をなし、該トラップ用
受口部(4A)は該曲線の内側に配されている。そして図3
および図6から明らかなように、該主管路溝(8A)の外側
縁は該排水桝本体(1A)の外側にはみ出さないように設定
されている。このように該トラップ用受口部(4A)の位置
は該主管路溝(8A)に接して抱かれる状態になっており、
また主管路溝(8A)の外側縁は該排水桝本体(1A)の外側に
はみ出していないので、排水桝の構造は極めてコンパク
トになる。また排水桝本体(1A)の底部とトラップ用受口
部(4A)に接続されているU字型トラップ(5A)の底部とか
らは支脚部(6A,7A) が垂設されており、該支脚部(6A)の
下端と該支脚部(7A)の下端とは同一レベルにされてい
る。
【0007】上記構成の排水桝(10A) は図7に示すよう
に例えば下水管路である主管路(11A) の曲り部分に配置
され、該排水桝(10A) の上流側受口部(2A)と下流側受口
部(3A)とには夫々主管路(11A) の上流側と下流側とが接
続されている。そしてU字型トラップ(5A)には例えば家
庭台所からの排水路である枝管路(14A) が接続されてい
る。該排水桝(10A) の本体(1A)の支脚部(6A)の下端とU
字型トラップ(5A)の支脚部(7A)の下端、即ちU字型トラ
ップ(5A)の最低部とは同一レベルにされているから、該
排水桝(10A) は基礎上に安定に設置することが出来、排
水桝(10A) の設置工事および配管工事が極めて容易にな
る。そして家庭台所からの排水(枝流)はU字型トラッ
プ(5A)より排水桝(10A) の主管路溝(8A)を介して下水管
路(11A)に流入するが、U字型トラップ(5A)は該排水に
よって水封されており、下水管路(11A) からの臭気は枝
管路(14A) 側には侵入しないようになっている。そして
下水管路(11A) を流れる水(主流)は排水桝(10A) の個
所で遠心力により排水桝(10A) の主管路溝(8A)の曲りの
外側に配向され、しかも該主管路溝(8A)の外側縁が該排
水桝本体(1A)の外側にはみ出していないので、該主管路
溝(8A)には図6から明らかなようにオーバーハング部が
存在しておらず、したがって矢印イに示すように該主管
路溝(8A)の曲りの外側に配向された水はU字型トラップ
(5A)側には殆どはね返らず、したがって枝管路(14A) か
らの枝流は排水桝本体(1A)において、下水管路(11A) の
一部をなす主管路溝(8A)の主流に干渉されることなく円
滑に排水桝(10A) に流入する。
【0008】該排水桝(10A) の主管路溝(8A)は排水桝本
体(1A)の開口部に全体的に露出しており、上記したよう
にオーバーハング部が存在しないので該排水桝本体(1A)
の開口部からの点検、清掃が極めて容易である。
【0009】本考案においては上流側受口部から下流側
受口部に至る主管路の曲り角度θは90°以外、例えば
120°、135°等に設定されてもよい。
【0010】
【考案の効果】本考案は上記したように、トラップ付排
水桝を主管路の曲り部分に配置してこの位置で枝流を合
流させることが出来るから、配管の自由度が大きくまた
桝は1個でよく余分な部材が節約され、半分の経済コス
トでかつ半分のスペースで施工出来る。その上枝流を導
入するためのU字型トラップは排水桝底部の主管路溝の
内側に接して接続するので構造が極めてコンパクトにな
り、更に本考案の排水桝は基礎上に安定に設置出来るか
ら、排水桝設置工事や配管工事が極めて容易になる。し
たがって施工の手間も大巾に改善され、枝管路からU字
型トラップを介して主管路の主流へ導入される枝流も排
水桝の個所で停滞や逆流することなく順調に主管路へ流
入する。また排水桝内の点検や清掃も極めて容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
図1〜図7は本考案の一実施例を示すものである。
【図1】斜視図
【図2】正面図
【図3】平面図
【図4】右側面図
【図5】図2におけるA−A断面図
【図6】図3におけるB−B断面図
【図7】配管図図8および図9は従来例を示すものであ
る。
【図8】斜視図
【図9】配管図
【符号の説明】
1A 排水桝本体 2A 上流側受口部 3A 下流側受口部 4A トラップ用受口部 5A U字型トラップ 6A 支脚部 8A 主管路溝 10A トラップ付排水桝 11A 主管路 14A 枝管路

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方に開口する排水桝本体の側面から主管
    路が接続される上流側受口部と下流側受口部とを差出
    し、更に上流側受口部と下流側受口部との間において該
    排水桝本体から枝管路が接続されるU字型トラップを差
    出した構成であって、該排水桝本体底部において該上流
    側受口部から該下流側受口部に至る主管路溝は曲線を画
    き、該U字型トラップは該曲線の内側において該主管路
    溝に接して本体底部から下方に差出されているトラップ
    用受口部に接続されており、該排水桝本体底部からは支
    脚部が差出され、該支脚部下端と該U字型トラップ最低
    部とは同一レベルにされていることを特徴とするトラッ
    プ付排水桝
  2. 【請求項2】該主管路溝の外側縁は該排水桝本体の外側
    にはみ出さないように設定されている請求項1に記載の
    トラップ付排水桝
JP1996001729U 1996-02-19 1996-02-19 トラップ付排水桝 Expired - Lifetime JP2539322Y2 (ja)

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JPH0948U JPH0948U (ja) 1997-01-21
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JPH018633Y2 (ja) * 1984-11-26 1989-03-08

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Effective date: 19970204