JP3447775B2 - 汚水桝 - Google Patents

汚水桝

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JP3447775B2
JP3447775B2 JP23116093A JP23116093A JP3447775B2 JP 3447775 B2 JP3447775 B2 JP 3447775B2 JP 23116093 A JP23116093 A JP 23116093A JP 23116093 A JP23116093 A JP 23116093A JP 3447775 B2 JP3447775 B2 JP 3447775B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は汚水桝に係り、例えば宅
地内の狭い場所に設置される小形の汚水桝に関する。 【0002】 【従来の技術】宅地内に設置される排水本管には、建物
内の排水部位に接続された排水枝管との合流部位には点
検用の汚水桝の設置が義務付けられている。そして、従
来は一般的に口径が30cmのコンクリート製の汚水桝また
はポリプロピレン樹脂製の汚水桝が使用されている。し
かしながら、宅地の狭隘化に伴い排水本管が埋設される
スペースが狭くなり、従来の口径が30cmの汚水桝が設置
できない場合がある。 【0003】そこで、図6および図7に示すように、近
時、塩化ビニール樹脂にて成型した汚水桝体31の掃除口
32の口径が15cm〜20cm程度の小口径の汚水桝が多く使用
されるようになった。この汚水桝に排水枝管を接続する
には、汚水桝体31のインバート部33に連通開口した枝管
接続口34が側部に開口され、この枝管接続口34に排水枝
管39を接続するには、エルボ36、立上り接続管37、エル
ボ38を介して建物の排水部位に接続した排水枝管39を接
続する構造が採られる。 【0004】しかし、近時、宅地が狭く、建物を宅地境
界限度ぎりぎりに建築する傾向が高まり、小口径の汚水
桝の設置も困難になっている。そこで、図8および図9
に示すように、汚水桝を使用することなく単に管継手で
宅地内の排水本管に排水枝管を接続している。この管継
手を用いて接続するには、宅地内の排水本管40の途中に
T字形の管継手41を接続し、この管継手41の枝管接続口
42には接続管43およびエルボ44を介して建物の排水部位
に接続した排水枝管45を接続する構造が採られる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記図6および図7に
示す従来の小形の塩化ビニル樹脂にて成型した汚水桝で
は、汚水桝体31は枝管接続口34が側部に形成され、さら
に、この枝管接続口34に枝管39を接続するにはエルボ3
6,38、立上り接続管37を必要とし、このような配管状
態では、少なくとも建物46と汚水桝体31との間に47cm以
上の間隙を必要とし、狭い宅地内に設置できない問題が
ある。 【0006】また、図8および図9に示す管継手41を用
いて排水本管40に排水枝管45を接続する構造では、排水
本管40と排水枝管45との接続部で詰まりが生じた場合に
は点検ができないとともに掃除が困難になる問題を有し
ている。 【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、宅地内の狭い箇所でも排水枝管を接続することがで
きる汚水桝を提供するものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の汚水桝は、一方
側に開口した流入口、この流入口と対向して他方側に開
口した流出口、この流入口と流出口とを直線状に連通す
るインバート部およびこのインバート部の上方に開口し
た筒状の掃除口とを有する桝体を備え、前記桝体の流入
口の直上に位置して前記掃除口の側面に前記流入口と平
行に枝管流入口を開口し、前記掃除口の枝管流入口側と
反対側の壁面を外側に向って膨出して内面側に前記流出
口に連通され汚水を前記インバート部に誘導する凹部を
形成したものである。 【0009】 【作用】本発明の汚水桝は、桝体の流入口の直上に位置
して掃除口の側面に流入口と平行に開口された枝管流入
口に排水枝管側を接続することができるため、狭い箇所
に配管された排水本管の管路方向のスペースを利用して
排水枝管を接続でき、また、筒状の掃除口により管路の
点検、掃除ができ、さらに、掃除口の流入口側と反対側
の壁面を外側に向って膨出して内側に形成される凹部に
て枝管流入口側から流入した汚水は上方に跳ね上がるこ
とがなく、下方のインバート部に誘導され、掃除口の内
面に多量の汚物が付着することがない。 【0010】 【実施例】次に、本発明の汚水桝の一実施例の構成を図
1ないし図3について説明する。1は塩化ビニル樹脂に
て成型した汚水桝体で、内底部に、両端に宅地内に配管
された排水本管を接続する流入口2とこの流入口2と対
向した流出口3とが開口され、この流入口2と流出口3
とがインバート部4にて直線状に連通されている。そし
て、この桝体1のインバート部4は流入口2の内端部近
傍に形成した段差部5にて流出口3側が低く形成されて
いる。 【0011】また、前記流入口2と流出口3とは受口形
状に形成され、内端部にはそれぞれ接続される排水本管
の端部をそれぞれ当接するストッパ縁6,7が環状に形
成されている。 【0012】また、この桝体1には、前記インバート部
4の上方には上面を開口した略円筒状の掃除口8が上方
に向けて突設されている。この掃除口8の上端部は受口
形状に形成され、開口部近傍部には接続される掃除口管
の端部を当接するストッパ縁9が環状に形成されてい
る。 【0013】さらに、前記桝体1の流入口2の直上に位
置して前記掃除口8の側面に前記流入口2と平行に枝管
流入口10が筒状に突設開口され、この枝管流入口10は受
口形状で内端部には接続される枝管の接続管の端部を当
接するストッパ縁11が環状に形成されている。 【0014】さらに、この枝管流入口10に対向して前記
掃除口8の流入口2側と反対側の壁面を外側に向って弧
状に膨出して内面側に前記流出口3に連通する凹部12が
形成されている。 【0015】なお、前記枝管流入口10は、図1ないし図
3に示すように、前記ストッパ縁11より外側部の上半部
が切り欠かれて半割状態とされ、下半部は略半管状の半
割受口13として汚水桝体1と一体に形成され、上半部は
略半管状の半割カラー14として汚水桝体1とは別部材に
て形成されている。この下半部の半割受口13は、上部部
分15が肉厚に形成され、この上部部分15は流入口10の中
心軸より若干高い位置に形成されている。また、この上
部部分15の上面には係合凹溝16が枝管流入口10の軸方向
に沿って形成されている。そして、前記ストッパ縁11の
外側部には接続管を支受する環状の管体受部17が汚水桝
体1と一体に形成されている。 【0016】また、前記半割カラー14は塩化ビニル樹脂
などの合成樹脂から形成され、この半割カラー14の下部
部分18は肉厚に形成され、この下部部分18の下面には前
記半割受口13の係合凹溝16に係合する係合突条19が下方
に突設されている。 【0017】次に、この実施例の作用を説明する。 【0018】図4および図5に示すように、桝本体1の
流入口2に接続された排水本管と平行状にこの流入口2
の直上の枝管流入口10に接続管20を接続し、この接続管
20にエルボ21を接続し、このエルボ21の上向きの接続部
にエルボ22を接続し、このエルボ22の側方に向いた接続
部に建物23の排水部位から接続された排水枝管24を接続
する。 【0019】この枝管流入口10に接続管20の一端側を接
続するには、接続される部分の外周面全体および半割受
口13の内面に接着剤を塗布し、この接続部を枝管流入口
10の管体受部17に強制的に圧入し、接続管20をストッパ
縁11に係止して、一端部を半割受口13および管体受部17
に接合する。このとき、接続管20の一端部の汚水桝体1
側は周全体に渡って管体受部17に接合され、接続管20は
汚水桝体1に堅固に固定される。 【0020】また、半割受口13の上部部分15が枝管流入
口10の中心軸より若干高く位置しているので、接続管20
の一端部を強制的に半割受口13に圧入することにより、
接続管20は半割受口13により堅固に固定されて接合さ
れ、接続管20の回動が防止される。 【0021】次いで、管体受部17の外周面並びに半割受
口13の上部部分15および係合凹溝16の内部及び半割カラ
ー14の内面および係合突条19に接着剤を塗布し、半割カ
ラー14の一端部を管体受部17の外周面に嵌合接合し、半
割カラー14の係合突条19を半割受口13の係合凹溝16に係
合接合して、半割カラー14の内周面を接続管20の外周面
上半部に被着接合する。なお、係合突条19を係合凹溝16
に係合して半割カラー14を半割受口13に接合しているの
で、半割カラー14は半割受口13に堅固に接着固定され
る。 【0022】このように、枝管流入口10を上半部を切り
欠いた半割状態としたので、接続管20の一端部を枝管流
入口10のストッパ縁11にまで確実に挿入することがで
き、接続管20と枝管流入口10との間に汚水が溜まる溜ま
り部が生じることを防止でき、詰まりの原因を確実に防
止することができるとともに接続管20をストッパ縁11に
当接する接合作業が非常に容易になる。 【0023】また、枝管流入口10に対向して桝体1に
は、掃除口8の流入口2側と反対側の壁面を外側に向っ
て膨出して内側に形成される凹部12にて枝管流入口10側
から流入した汚水は上方に跳ね上がることがなく、下方
のインバート部4に誘導され、掃除口8の内面に多量の
汚物が付着することがない。 【0024】また、インバート部4は段差部5にて流出
口3側を低く形成し、汚水が上流側に逆流し難くした構
造としたが、この段差部5は必ずしも必要なく、流出口
3側が低くなるようにインバート部4を傾斜状に形成し
てもよい。 【0025】なお、前記実施例では、枝管流入口10の下
半部の半割受口13は上部部分15の上面に係合凹溝16を形
成し、前記半割カラー14の下部部分18の下面に前記半割
受口13の係合凹溝16に係合する係合突条19を形成した
が、この構造に限らず、半割受口13に係合突条を形成
し、半割カラー14に係合凹溝を形成することもできる。 【0026】さらに、前記実施例では、枝管流入口10は
半割形状としたが、筒状に一体に形成してもよく、ま
た、単に掃除口8に円形状に開口した構造とすることも
できる。 【0027】また、前記凹部12は下方に向って拡開状に
形成することもできる。 【0028】 【発明の効果】本発明によれば、桝体の流入口の直上に
位置して掃除口の側面に流入口と平行に開口された枝管
流入口に排水枝管側を接続することができるため、狭い
箇所に配管された排水本管の管路方向のスペースを利用
して排水枝管を接続でき、狭い配管スペースの箇所にお
いて桝体を用いて枝管を接続でき、また、筒状の掃除口
により管路の点検、掃除ができ、さらに、掃除口の流入
口側と反対側の壁面を外側に向って膨出して内側に形成
される凹部にて枝管流入口側から流入した汚水は上方に
跳ね上がることがなく、下方のインバート部に誘導さ
れ、掃除口の内面に多量の汚物が付着することがなく、
維持管理作業に支障をきたすことがない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の汚水桝を示す一部を切り欠
いた正面図である。 【図2】同上側面図である。 【図3】同上汚水桝の枝管流入口部の分解斜視図であ
る。 【図4】同上汚水枝管を接続した状態を示す側面図であ
る。 【図5】同上正面図である。 【図6】従来の汚水桝に汚水枝管を接続した状態を示す
正面図である。 【図7】同上平面図である。 【図8】従来の排水本管に汚水枝管を接続した状態を示
す側面図である。 【図9】同上正面図である。 【符号の説明】 1 汚水桝体 2 流入口 3 流出口 4 インバート部 8 掃除口 10 枝管流入口 12 凹部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03F 5/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 一方側に開口した流入口、この流入口と
    対向して他方側に開口した流出口、この流入口と流出口
    とを直線状に連通するインバート部およびこのインバー
    ト部の上方に開口した筒状の掃除口とを有する桝体を備
    え、 前記桝体の流入口の直上に位置して前記掃除口の側面に
    前記流入口と平行に枝管流入口を開口し、 前記掃除口の枝管流入口側と反対側の壁面を外側に向っ
    て膨出して内面側に前記流出口に連通され汚水を前記イ
    ンバート部に誘導する凹部を形成したことを特徴とする
    汚水桝。
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