JP2002156072A - さや管 - Google Patents

さや管

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JP2002156072A
JP2002156072A JP2000351506A JP2000351506A JP2002156072A JP 2002156072 A JP2002156072 A JP 2002156072A JP 2000351506 A JP2000351506 A JP 2000351506A JP 2000351506 A JP2000351506 A JP 2000351506A JP 2002156072 A JP2002156072 A JP 2002156072A
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JP
Japan
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outer peripheral
drainage
peripheral foundation
moisture
sleeve
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000351506A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Omichi
康之 大道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種排水設備に接続された排水枝管などを挿
通するさや管を防湿コンクリートに埋設する際、施工上
のばらつきの発生を防止する。 【解決手段】さや管9は、外周基礎4内側の防湿コンク
リート41に埋設される。この際、さや管9は、一端部
が外周基礎4のボイド穴4aに固定されるとともに、他
端が防湿コンクリート41の上面に開口される。ここ
で、さや管9の一端部には、外周基礎4と当接可能なス
トッパーリング91が設定位置に形成されているため、
外周基礎4のボイド穴4aに対するさや管9の一端部の
差し込み長さは一定となる。したがって、さや管9の施
工時において、防湿コンクリート41に対する他端開口
位置がばらつくことを確実に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、さや管に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、戸建住宅においては、図6に示
すように、建物2内に設置されたトイレ、洗面所、洗濯
機、浴室、台所などに設けられた各種排水設備21,2
2,23,24,25にて発生した排水は、各排水設備
21〜25にそれぞれ接続された排水枝管5を経て建物
2の外側に埋設された各排水桝6に流れ込んだ後、排水
桝6間を接続している宅地1内の排水主管3を通じて公
共桝7に流れ込み、公共桝7を経て公道下に埋設された
下水本管(図示せず)へ排水されるようになっている。
【0003】この場合、各種排水設備21〜25に接続
された排水枝管5は、外周基礎4の内側の防湿コンクリ
ート41に埋設配管されている。また、宅地1内の排水
主管3は、建物2の外周基礎4の外側に埋設配管されて
おり、この排水主管3の曲がり部や合流部に各種タイプ
の排水桝6が設置されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た排水配管装置の場合、排水枝管5は、防湿コンクリー
ト41に埋設配管されているため、排水枝管5の点検、
清掃、補修、更新などを行なうことが困難である。この
ため、さや管の一端部を外周基礎4の外面に開口させる
とともに、他端部を防湿コンクリート41の上面に開口
させてさや管を外周基礎4の内側の防湿コンクリート4
1に埋設し、このさや管内に排水枝管5を挿通させて排
水枡6に接続することが提案されている。
【0005】このようなさや管を用いると、排水枝管5
の点検などの各種作業を容易に行うことができる。この
場合、さや管の一端部は、外周基礎4に形成されたボイ
ド穴に差し込まれて外周基礎4に固定されることになる
が、外周基礎4へのさや管の差し込み長さがまちまちと
なることが想定される。したがって、さや管の他端部
が、場所によっては外周基礎4からの長さが異なる位置
において防湿コンクリート41の上面に開口することに
なり、施工にばらつきが発生するおそれがある。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、さや管を外周基礎に対して一定の差し込み
長さで防湿コンクリートに埋設して施工上のばらつきの
発生を防止することのできるさや管を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端部が外周
基礎の外面に開口されるとともに、他端部が防湿コンク
リートの上面に開口されて外周基礎の内側の防湿コンク
リートに埋設されたさや管であって、このさや管は、外
周基礎に形成されたボイド穴の穴径よりも小さな外径に
形成されるとともに、その一端部近傍に前記ボイド穴の
穴径よりも大きな外径のストッパーリングを備えている
ことを特徴とするものである。
【0008】本発明によれば、外周基礎に形成されたボ
イド穴にさや管の一端部を差し込み、ストッパーリング
を外周基礎に接合させた状態でさや管の一端部を外周基
礎に固定する。ここで、ストッパーリングの形成位置を
予めさや管に対応して設定しておくことにより、外周基
礎に対するさや管の一端部の差し込み長さが一定となる
とともに、外周基礎からのさや管の他端部開口位置も一
定となることから、施工上のばらつきの発生を確実に防
止することができる。
【0009】本発明において、前記さや管の材質として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポエチレンテレフ
タレートなどのプラスチックの他、鉄やコンクリートを
挙げることができる。
【0010】本発明において、さや管の一端部を外周基
礎のボイド穴に固定するには、水膨張ゴム、スナップリ
ング、止水剤などを利用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1には、本発明のさや管9の一実施形態
が示されている。
【0013】このさや管9は、建物2の外周基礎4に形
成されたボイド穴4aの外面側に一端部が開口されると
ともに、他端部が建物2の外周基礎4内側の防湿コンク
リート41の上面に開口された状態で防湿コンクリート
41に埋設されている。
【0014】この場合、さや管9内には、各種排水設備
21〜25(図2参照)にそれぞれ一端部が接続された
排水枝管5が挿通されており、各排水枝管5の他端部
は、90度エルボ継手31、短管32および90度エル
ボ継手31を介して建物2の外周基礎4の外側地中に埋
設された複数個の排水桝6の流入側受け口61にそれぞ
れ接続されている。
【0015】なお、排水桝6の流出側受け口62には排
水主管3の一端部が接続され、この排水主管3の他端部
が排水枡6あるいは公共桝7の流入側接続部と接続され
ている(図2参照)。また、排水桝6の上端受け口63
には短管64の下端部が接続され、この短管64の上端
部に掃除口用の蓋体65が着脱自在に装着されている。
【0016】したがって、各種排水設備21〜51から
の排水は、排水枝管5、90度エルボ継手31、短管3
2および90度エルボ継手31を経て各排水桝6に流
れ、各排水枡6に流れ込んだ排水は、排水桝6間を接続
している宅地内の排水主管3を通じて公共桝7に流れ込
み、公共桝7を経て公道下に埋設された下水本管へ排水
される。
【0017】この場合、排水枝管5は、さや管9を通し
て排水枡6に接続されていることから、排水枝管5の保
守、清掃、補修、更新などを容易に行うことができる。
【0018】ところで、さや管9は、図3に詳細に示す
ように、ベンド管形状に形成されるとともに、その一端
近傍にストッパーリング91が形成されたものである。
そして、さや管9の外径は、建物2の外周基礎4に形成
されたボイド穴4aの穴径よりも小さく設定されてい
る。また、ストッパーリング91の外径は、ボイド穴4
aの穴径よりも大きく設定されている他、その形成位置
は、さや管9毎に同一位置に設定されている。
【0019】この場合、さや管9は、ベンド管形状に限
らず、図4に示すように、例えば、45度エルボであっ
てもよい。
【0020】したがって、さや管9の一端部を外周基礎
4のボイド穴4aに差し込めば、ストッパーリング91
が外周基礎4に当接する。この際、同一のさや管9であ
れば、外周基礎4に対するさや管9の差し込み長さが同
一になるとともに、外周基礎4からの他端部開口までの
長さも同一になることから、さや管9の施工に際して、
施工上のばらつきの発生を確実に防止することができ
る。
【0021】なお、さや管9の一端部は、水膨張ゴム、
バックアップリング、止水剤などの支持材10を介して
外周基礎4のボイド穴4aに固定されている。このた
め、予めさや管9を外周基礎4に固定した状態で防湿コ
ンクリート41を打設することができ、また、打設した
防湿コンクリート41が硬化するまでの間、さや管9を
外周基礎4に保持しておく必要がなく、施工性が向上す
る。
【0022】ところで、前述した実施形態においては、
図2に示したように、各種排水設備21〜25にそれぞ
れ排水枝管5の一端部を接続し、各排水枝管5の他端部
を対応する排水枡6にそれぞれぞれ接続した場合を例示
したが、排水枝管5の数だけ外周基礎4にボイド穴4a
を形成してさや管9を固定しなければならず、作業が煩
雑となる。
【0023】このため、図5に示すように、各種排水設
備21〜25からの排水を排水枝管5を経て建物2の床
下などに設置したヘッダー8に集め、ヘッダー8の流出
側接続部と建物2の外周基礎4の外側地中に埋設された
排水桝6の流入側接続部との間に排水主管3Aを通して
排水枡6に排水するようにしてもよい。
【0024】この場合、前述した実施形態の場合と同様
に、建物2の外周基礎4に形成されたボイド穴4aに一
端部が固定されて外周基礎4内側の防湿コンクリート4
1にさや管9が埋設されており、このさや管9内に排水
主管3Aが挿通されている。また、排水枝管5は、蛇腹
状あるいは螺旋状とされ、曲げ配管ができるように可撓
性が付与されている。
【0025】したがって、各種排水設備21〜25から
の排水は、排水枝管5を経てヘッダー8に導かれ、その
流出側接続部に接続された排水主管3Aを経て排水桝6
に流れ、宅地1内の排水主管3を通して公共桝7に流れ
込んだ後、下水本管へ排水される。
【0026】この実施形態においても、さや管9は、同
一位置にストッパーリング91が形成されて外周基礎4
に当接されているため、外周基礎4に対するさや管9の
差し込み長さが同一になるとともに、外周基礎4からの
他端部開口までの長さも同一になる。したがって、さや
管9の施工に際して、さや管9の他端部開口位置のばら
つきの発生を確実に防止することができる。
【0027】また、排水主管3Aは、さや管9を通して
排水枡6に接続されていることから、排水主管3Aの保
守、清掃、補修、更新などを容易に行うことができる。
【0028】なお、排水管路を構成している排水主管
3,3A、ヘッダー8、排水枝管5などの材質として
は、硬質塩化ビニル樹脂の他、ポリエチレン樹脂であっ
てもよい。その際、接続方式としては、ゴム輪方式、融
着方式、溶着方式などを採用すればよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外周基礎
に対するさや管の一端部の差し込み長さが一定となると
ともに、外周基礎からのさや管の他端部開口位置も一定
となることから、施工上のばらつきの発生を確実に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のさや管を、住宅用排水システムを構成
する排水枝管および排水枡とともに示す断面図である。
【図2】本発明のさや管を利用した住宅用排水システム
を模式的に示す説明図である。
【図3】本発明のさや管を外周基礎に固定した状態を示
す説明図である。
【図4】本発明のさや管の他の実施形態を示す断面図で
ある。
【図5】本発明のさや管を利用した住宅用排水システム
の他の実施形態を模式的に示す説明図である。
【図6】従来の住宅用排水システムを模式的に示す説明
図である。
【符号の説明】
1 宅地 2 建物 21,22,23,24,25 排水設備 3,3A 排水主管 4 外周基礎 4a ボイド穴 41 防湿コンクリート 5 排水枝管 6 排水桝 7 公共桝 8 ヘッダー 9 さや管 91 ストッパーリング 10 支持材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部が外周基礎の外面に開口されると
    ともに、他端部が防湿コンクリートの上面に開口されて
    外周基礎の内側の防湿コンクリートに埋設されたさや管
    であって、このさや管は、外周基礎に形成されたボイド
    穴の穴径よりも小さな外径に形成されるとともに、その
    一端部近傍に前記ボイド穴の穴径よりも大きな外径のス
    トッパーリングを備えていることを特徴とするさや管。
JP2000351506A 2000-11-17 2000-11-17 さや管 Pending JP2002156072A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1025649C2 (nl) * 2004-03-05 2005-09-07 Hartman Samenwerkende Fabrieke Gasaansluiting.
JP2013087473A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Joto Techno Co Ltd 基礎スリーブ、基礎貫通口セット及び建物の排水管配管構造
JP2016065421A (ja) * 2014-09-26 2016-04-28 クボタシーアイ株式会社 管路施工方法およびそれに用いる基礎貫通用継手

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