JP2002167824A - 住宅用排水配管装置のさや管構造 - Google Patents

住宅用排水配管装置のさや管構造

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JP2002167824A
JP2002167824A JP2000363269A JP2000363269A JP2002167824A JP 2002167824 A JP2002167824 A JP 2002167824A JP 2000363269 A JP2000363269 A JP 2000363269A JP 2000363269 A JP2000363269 A JP 2000363269A JP 2002167824 A JP2002167824 A JP 2002167824A
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sheath
flange
drainage
sleeve
angle
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JP2000363269A
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Takeshi Tokumaru
武司 徳丸
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 さや管を外周基礎の内側の防湿コンクリート
に埋設し、さや管内に各種排水設備に接続された排水枝
管などを挿通した排水配管装置において、さや管の角度
調整を行う。 【解決手段】さや管9は、一端面にフランジ91を備え
るとともに、そのフランジ91側の端面が軸芯に対して
設定された同一の傾斜角度に形成された一対の要素さや
管9A,9Aから構成されている。そして、一対の要素
さや管9Aを、180度回転した二位置において、選択
的に連結することにより、一方の要素さや管9Aの軸芯
と、他方の要素さや管9Aの軸芯とのなす角度を変えて
さや管9を形成することができる。このため、形成され
たさや管9を防湿コンクリート41に埋設する場合、さ
や管9の一端側開口位置を異ならせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用排水配管装
置のさや管構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、戸建住宅においては、図8に示
すように、建物2内に設置されたトイレ、洗面所、洗濯
機、浴室、台所などに設けられた各種排水設備21,2
2,23,24,25にて発生した排水は、各種排水設
備21〜25にそれぞれ接続された排水枝管5を経て建
物2の外側に埋設された各排水桝6に流れ込んだ後、排
水桝6間を接続している宅地1内の排水主管3を通じて
公共桝7に流れ込み、公共桝7を経て公道下に埋設され
た下水本管(図示せず)へ排水されるようになってい
る。
【0003】この場合、各種排水設備21〜25に接続
された排水枝管5は、外周基礎4の内側の防湿コンクリ
ート41に埋設配管されている。また、宅地1内の排水
主管3は、建物2の外周基礎4の外側に埋設配管されて
おり、この排水主管3の曲がり部や合流部に各種タイプ
の排水桝6が設置されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た排水配管装置の場合、排水枝管5は、防湿コンクリー
ト41に埋設配管されているため、排水枝管5の点検、
清掃、補修、更新などを行なうことが困難であるという
問題がある。このため、さや管の一端を外周基礎4の外
面に開口させるとともに、他端を防湿コンクリート41
の上面に開口させてさや管を外周基礎4の内側の防湿コ
ンクリート41に埋設し、このさや管内に排水枝管5を
挿通させて排水枡6に接続することが提案されている。
【0005】このようなさや管を用いると、排水枝管5
の点検などの各種作業を容易に行うことができる。この
場合、さや管は、ベンド管状に形成されてベンド角が固
定されているため、施工現場において、排水枝管5を円
滑に導くことができるように、ベンド角の若干の調整を
必要とする場合が発生しても対応することが困難であっ
た。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、さや管を防湿コンクリートに埋設し、この
さや管内に排水枝管などを挿通した排水配管装置におい
て、さや管の角度調整を可能としたさや管構造を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一端が外周基礎の外面に開口されるとともに、他端が防
湿コンクリートの上面に開口されて外周基礎の内側の防
湿コンクリートにさや管が埋設され、このさや管内に排
水枝管などが挿通された住宅用排水配管装置において、
前記さや管は、一端面にフランジを備えるとともに、そ
のフランジ側端面が軸芯に対して設定された同一の傾斜
角度に形成された一対の要素さや管から構成され、一対
の要素さや管が、180度回転させた二位置で選択的に
固定されることを特徴とするものである。
【0008】請求項1記載の発明によれば、要素さや管
のフランジ側端面が軸芯に対して設定された同一の傾斜
角度に形成されていることから、180度回転させた二
位置でフランジ側端面同士を突き合わせることができ
る。したがって、一方の要素さや管に対して他方の要素
さや管を、一方の突き合わせ位置から180度回転させ
て他方の突き合わせ位置に変更した場合、一対の要素さ
や管の軸芯のなす角度を、それらの軸芯に対するフラン
ジ側端面の傾斜角度の2倍の角度傾斜させることができ
る。
【0009】この結果、一方の要素さや管に対して他方
の要素さや管を、それらの軸芯のなす角度を変えて接続
することができ、排水枝管などに合わせて、さや管の他
端を防湿コンクリートの上面の異なる位置に開口させる
ことができる。
【0010】請求項2記載の発明は、一端が外周基礎の
外面に開口されるとともに、他端が防湿コンクリートの
上面に開口されて外周基礎の内側の防湿コンクリートに
さや管が埋設され、このさや管内に排水枝管などが挿通
された住宅用排水配管装置において、前記さや管は、一
端面にフランジを備えるとともに、そのフランジ側端面
が軸芯と直交する垂直面に対して設定された面対称な傾
斜角度に形成された一対の要素さや管と、両端面にフラ
ンジを備えるとともに、その各端面が前記一対の要素さ
や管の各フランジ側端面の傾斜角度にそれぞれ一致する
傾斜角度に形成された1個もしくは複数個の角度調整用
スペーサーと、から構成され、各要素さや管と角度調整
用スペーサーおよび角度調整用スペーサー同士が固定さ
れることを特徴とするものである。
【0011】請求項2記載の発明によれば、一対の要素
さや管の各フランジ側端面が軸芯と直交する垂直面に対
して設定された面対称な傾斜角度に形成され、また、角
度調整用スペーサーの各フランジ側端面が、一対の要素
さや管の各フランジ側端面の傾斜角度にそれぞれ一致す
る傾斜角度に形成されていることにより、各要素さや管
のフランジ側端面に、角度調整用スペーサーの対応する
一方のフランジ側端面を突き合わせることができ、ま
た、角度調整用スペーサーの一方のフランジ側端面に、
他の角度調整用スペーサーの他方のフランジ側端面を突
き合わせることができる。したがって、一方の要素さや
管に角度調整用スペーサーを介して他方の要素さや管を
接合する際、角度調整用スペーサーの個数を変えること
により、一対の要素さや管の軸芯のなす角度を変更する
ことができる。
【0012】この結果、一方の要素さや管に対して他方
の要素さや管を、それらの軸芯のなす角度を変えて接続
することができ、排水枝管などに合わせて、さや管の他
端を防湿コンクリートの上面の異なる位置に開口させる
ことができる。
【0013】請求項1または請求項2記載の発明におい
て、前記要素さや管の材質としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポエチレンテレフタレートなどのプラス
チックを挙げることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0015】図1および図2には、本発明の排水配管装
置のさや管構造の一実施形態が示されている。
【0016】ここで、排水配管装置としては、建物2の
各種排水設備21〜25にそれぞれ一端が接続された排
水枝管5と、これらの各排水枝管5の他端がそれぞれ接
続され、建物2の外周基礎4の外側地中に埋設された複
数個の排水桝6と、建物2の外周基礎4に形成されたボ
イド穴4aの外面側に一端が開口されるとともに、他端
が建物2の外周基礎4の内側の防湿コンクリート41の
上面に開口された状態で防湿コンクリート41に埋設さ
れたさや管9と、から構成され、このさや管9内に各排
水枝管5が挿通されている。
【0017】なお、排水枝管5の下流側他端部は、継手
31、短管32、90度エルボ継手33、短管32およ
び90度エルボ継手33を介して排水桝6の流入側受け
口61に接続されている。また、排水桝6の流出側受け
口62には排水主管3の一端部が接続され、この排水主
管3の他端部が排水枡6あるいは公共桝7(図2参照)
の流入側接続部と接続されている。さらに、排水桝6の
上端受け口63には短管64の下端部が接続され、この
短管64の上端部に掃除口用の蓋体65が着脱自在に装
着されている。
【0018】したがって、各種排水設備21〜51から
の排水は、排水枝管5から継手31、短管32、90度
エルボ継手33、短管32および90度エルボ継手33
を経て各排水桝6に流れ、各排水枡6に流れ込んだ排水
は、排水桝6間を接続している宅地1内の排水主管3を
通じて公共桝7に流れ込み、公共桝7を経て公道下に埋
設された下水本管へ排水される。
【0019】この場合、排水枝管5は、さや管9を通し
て排水枡6に接続されていることから、排水枝管5の保
守、清掃、補修、更新などを容易に行うことができる。
【0020】ここで、さや管9は、図3に示すように、
一端面にフランジ91を備えるとともに、そのフランジ
91側の端面が軸芯に対して設定された同一の傾斜角度
に形成された一対の要素さや管9A,9Aを接続して形
成されている。したがって、一方の要素さや管9Aに対
して他方の要素さや管9Aを180度回転させた場合、
一方の要素さや管9Aの軸芯に対して、他方の要素さや
管9Aの軸芯を、各要素さや管9Aのフランジ91側の
端面が軸芯となす傾斜角度の2倍の角度傾斜させること
ができる(図3の鎖線位置参照)。
【0021】なお、一対の要素さや管9A,9Aを連結
するには、それらのフランジ91側の端面同士を突き合
わせた後、断面コ字状に形成された弾性体製の連結材1
0(図4参照)を、突き合わせた一対の要素さや管9
A,9Aのフランジ91,91にわたって嵌め込めばよ
い。
【0022】また、図5に示すように、一方の要素さや
管9Aのフランジ91に設定角度間隔をおいて嵌合穴9
1aを形成し、また、他方の要素さや管9Aのフランジ
91に前記嵌合穴91aに嵌合可能なピン911を形成
し、一方の要素さや管9Aのフランジ91の嵌合穴91
aに、他方の要素さや管9Aのフランジ91のピン91
1を嵌め込み、回転不能に固定してもよい。
【0023】この結果、各種排水設備21〜25に接続
される各排水枝管5を内部に円滑に延設することができ
るように、一対の要素さや管9A,9Aからなるさや管
9の、防湿コンクリート41の上面に対する他端開口位
置を排水枝管5に合わせて変更することができる。
【0024】この場合、さや管9の一端を外周基礎4の
ボイド穴4aに固定した状態で防湿コンクリート41を
打設し、さや管9を埋設することが好ましい。すなわ
ち、防湿コンクリート41の打設に先立って、さや管9
の一端を外周基礎4のボイド穴4aに支持材11(図1
参照)、例えば、水膨張ゴムを介して予め設定された姿
勢に固定することにより、打設した防湿コンクリート4
1が硬化するまでの間、さや管9を外周基礎4に設定さ
れた姿勢に保持しておく必要がなく、そのまま防湿コン
クリート41を打設することができる。
【0025】さや管9が防湿コンクリート41に埋設さ
れたならば、さや管9内に排水枝管5を挿通し、その一
端部をそれぞれ各種排水設備21〜25に接続するとと
もに、他端部を各排水枡6に接続すればよい。
【0026】一方、図6に示すように、一対の要素さや
管9A,9A間に、1個または複数個の角度調整用スペ
ーサー9Bを配設することにより、さや管9の、防湿コ
ンクリート41の上面に対する他端開口位置を排水枝管
5に合わせて変更するようにしてもよい。
【0027】この場合、一対の要素さや管9A,9Aの
フランジ91側の端面は、軸芯と直交する垂直面に対し
て設定された面対称な傾斜角度に形成されている。
【0028】また、角度調整用スペーサー9Bは、面対
称な一対の要素さや管9A,9Aのフランジ91,91
側の端面間に配設されるように、両端面にそれぞれフラ
ンジ91を有し、一方のフランジ91が、一方の要素さ
や管9Aのフランジ91と接合できるように、一方の要
素さや管9Aの軸芯に対する傾斜角度と同一の傾斜角度
に形成され、他方のフランジ91が、他方の要素さや管
9Aのフランジ91と接合できるように、他方の要素さ
や管9Aの軸芯に対する傾斜角度と同一の傾斜角度に形
成されている。
【0029】したがって、要素さや管9Aのフランジ9
1側の端面と、角度調整用スペーサー9Bのフランジ9
1側の端面とを突き合わせ、前述した連結材10で連結
し、あるいは、角度調整用スペーサー9Bのフランジ9
1側の端面同士を突き合わせて連結材10で連結するこ
とができる。また、要素さや管9Aのフランジ91と角
度調整用スペーサー9Bのフランジ91にそれぞれ嵌合
穴91aとピン911を設けて回転不能に連結してもよ
い。
【0030】この結果、一対の要素さや管9A,9A間
に1個の角度調整用スペーサー9Bを接合した場合(図
6(a)参照)と、一対の要素さや管9A,9A間に複
数個、例えば、2個の角度調整用スペーサー9Bを接合
した場合(図6(b)参照)と、では、一方の要素さや
管9Aの軸芯に対する他方の要素さや管9Aの軸芯のな
す角度が相違することになり、他方の要素さや管9Aの
他端開口位置を変更することができる。したがって、各
種排水設備21〜25に接続される各排水枝管5を内部
に円滑に延設することができるように、一対の要素さや
管9A,9Aおよび1個もしくは複数個の角度調整用ス
ペーサー9Bからなるさや管9の、防湿コンクリート4
1の上面に対する他端開口位置を排水枝管5に合わせて
変更することができる。
【0031】ところで、前術した実施形態においては、
各種排水設備21〜25にそれぞれ排水枝管5の一端部
を接続し、各排水枝管5の他端部を対応する排水枡6に
それぞれぞれ接続した場合を例示したが、外周基礎4に
排水枝管5の数だけボイド穴4aを形成してさや管9を
配設しなければならず、作業が煩雑となる。
【0032】このため、図7に示すように、各種排水設
備21〜25からの排水を排水枝管5を経て建物2の床
下などに設置したヘッダー8に集め、ヘッダー8の流出
側接続部と建物2の外周基礎4の外側地中に埋設された
排水桝6の流入側接続部との間に排水主管3Aを通して
排水枡6に排水するようにしてもよい。
【0033】この場合、前述した実施形態の場合と同様
に、建物2の外周基礎4に形成されたボイド穴4aに一
端が挿入されて外周基礎4内側の防湿コンクリート41
にさや管9が埋設されており、排水主管3Aは、さや管
9内に挿通されている。この場合、各排水枝管5の一部
は蛇腹状あるいは螺旋状とされ、曲げ配管ができるよう
に可撓性が付与されている。
【0034】したがって、各種排水設備21〜25から
の排水は、排水枝管5を経てヘッダー8に導かれ、その
流出側接続部に接続された排水主管3Aを経て排水枡6
に流れ、宅地1内の排水主管3を通して公共桝7に流れ
込んだ後、下水本管へ排水される。
【0035】この実施形態においても、さや管9は、図
3に示したように、一端面にフランジ91を備えるとと
もに、そのフランジ91側の端面が軸芯に対して設定さ
れた傾斜角度に形成された一対の要素さや管9A,9A
を接続して形成されているか、図6に示したように、一
対の要素さや管9A,9A間に、1個または複数個の角
度調整用スペーサー9Bを配設して形成されている。し
たがって、さや管9の、防湿コンクリート41の上面に
対する他端開口位置を排水主管3Aに合わせて変更する
ことができる。
【0036】また、排水主管3Aは、さや管9を通して
排水枡6に接続されていることから、排水主管3Aの保
守、清掃、補修、更新などを容易に行うことができる。
【0037】なお、排水管路を構成している排水主管
3,3A、ヘッダー8、排水枝管5などの材質として
は、硬質塩化ビニル樹脂の他、ポリエチレン樹脂であっ
てもよい。その際、接続方式としては、ゴム輪方式、融
着方式、溶着方式などを採用すればよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、要素さや管のフランジ側端面が軸芯に対して設定さ
れた同一の傾斜角度に形成されていることから、180
度回転させた二位置でフランジ側端面同士を突き合わせ
ることができる。したがって、一方の要素さや管に対し
て他方の要素さや管を、一方の突き合わせ位置から18
0度回転させて他方の突き合わせ位置に変更した場合、
一対の要素さや管の軸芯のなす角度を、それらの軸芯に
対するフランジ側端面の傾斜角度の2倍の角度傾斜させ
ることができる。この結果、一方の要素さや管に対して
他方の要素さや管を、それらの軸芯のなす角度を変えて
接続することができ、排水枝管などに合わせて、さや管
の他端を防湿コンクリートの上面の異なる位置に開口さ
せることができる。
【0039】また、請求項2記載の発明によれば、一対
の要素さや管の各フランジ側端面が軸芯と直交する垂直
面に対して設定された面対称な傾斜角度に形成され、ま
た、角度調整用スペーサーの両フランジ側端面が、一対
の要素さや管の各フランジ側端面の傾斜角度にそれぞれ
一致する傾斜角度に形成されていることにより、各要素
さや管のフランジ側端面に、角度調整用スペーサーの対
応する一方のフランジ側端面を突き合わせることがで
き、また、角度調整用スペーサーの一方のフランジ側端
面に、他の角度調整用スペーサーの他方のフランジ側端
面を突き合わせることができる。したがって、一方の要
素さや管に角度調整用スペーサーを介して他方の要素さ
や管を接合する際、角度調整用スペーサーの個数を変え
ることにより、一対の要素さや管の軸芯のなす角度を変
更することができる。この結果、一方の要素さや管に対
して他方の要素さや管を、それらの軸芯のなす角度を変
えて接続することができ、排水枝管などに合わせて、さ
や管の他端を防湿コンクリートの上面の異なる位置に開
口させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の住宅用排水配管装置のさや管構造の一
実施形態を排水配管装置を構成する排水枝管および排水
枡とともに示す断面図である。
【図2】図1のさや管を備えた住宅用排水配管装置を模
式的に示す説明図である。
【図3】図1のさや管の接続状態を説明する側面図であ
る。
【図4】さや管を構成する要素さや管のフランジを連結
する連結材の斜視図および連結材でフランジを連結した
状態を一部省略して示す説明図である。
【図5】さや管を構成する要素さや管のフランジを連結
する他の実施形態を一部省略して示す説明図である。
【図6】本発明の住宅用排水配管装置のさや管構造の他
の実施形態を示す正面図である。
【図7】住宅用排水配管装置の他の実施形態を模式的に
示す説明図である。
【図8】従来の住宅用排水配管装置を模式的に示す説明
図である。
【符号の説明】
1 宅地 2 建物 21,22,23,24,25 排水設備 3,3A 排水主管 4 外周基礎 4a ボイド穴 5 排水枝管 6 排水桝 7 公共桝 8 ヘッダー 9 さや管 9A 要素さや管 9B 角度調整用スペーサー 91 フランジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が外周基礎の外面に開口されるとと
    もに、他端が防湿コンクリートの上面に開口されて外周
    基礎の内側の防湿コンクリートにさや管が埋設され、こ
    のさや管内に排水枝管などが挿通された住宅用排水配管
    装置において、前記さや管は、一端面にフランジを備え
    るとともに、そのフランジ側端面が軸芯に対して設定さ
    れた同一の傾斜角度に形成された一対の要素さや管から
    構成され、一対の要素さや管が、180度回転させた二
    位置で選択的に固定されることを特徴とする住宅用排水
    配管装置のさや管構造。
  2. 【請求項2】 一端が外周基礎の外面に開口されるとと
    もに、他端が防湿コンクリートの上面に開口されて外周
    基礎の内側の防湿コンクリートにさや管が埋設され、こ
    のさや管内に排水枝管などが挿通された住宅用排水配管
    装置において、前記さや管は、一端面にフランジを備え
    るとともに、そのフランジ側端面が軸芯と直交する垂直
    面に対して設定された面対称な傾斜角度に形成された一
    対の要素さや管と、両端面にフランジを備えるととも
    に、その各端面が前記一対の要素さや管の各フランジ側
    端面の傾斜角度にそれぞれ一致する傾斜角度に形成され
    た1個もしくは複数個の角度調整用スペーサーと、から
    構成され、各要素さや管と角度調整用スペーサーおよび
    角度調整用スペーサー同士が固定されることを特徴とす
    る住宅用排水配管装置のさや管構造。
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