JP2002256602A - 床下排水管路、排水管路の支持装置および排水桝 - Google Patents

床下排水管路、排水管路の支持装置および排水桝

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JP2002256602A
JP2002256602A JP2001053623A JP2001053623A JP2002256602A JP 2002256602 A JP2002256602 A JP 2002256602A JP 2001053623 A JP2001053623 A JP 2001053623A JP 2001053623 A JP2001053623 A JP 2001053623A JP 2002256602 A JP2002256602 A JP 2002256602A
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drainage
pipe
underfloor
basin
female screw
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JP2001053623A
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Norio Takeuchi
規雄 竹内
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の周囲に埋設される排水桝の数を少なく
することができる床下排水管路を提供する。 【解決手段】 床下排水管路21は、建物の床下でスラ
ブ66上に設置され、建物の屋外23に排水24を導く
ための管路である。床下排水管路21は、排水発生源に
接続されて排水24を流すための排水流入管30と、こ
の排水流入管ごとに設置され、床下排水管路21の内部
を点検および清掃可能な床下点検桝33と、この床下点
検桝に接続され、排水24を合流させながら建物の屋外
23に流出させるための排水主管32とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の屋内から屋
外に排水を導くための床下排水管路、排水管路を支持す
る支持装置、および排水管路を構成する排水桝に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図17は、従来の排水管路が設置された
住宅の平面図である。図17に示す排水管路1において
は、住宅2の風呂3,台所の流し台4,洗面所5,洗濯
機6,トイレ7(符号7aは二階のトイレ)など排水発
生源から排出される排水8は、住宅2の屋内9に配設さ
れ屋外10の地中にも埋設された排水流入管11を流れ
る。次いで、排水8は、排水流入管11ごとに設けられ
合流地点などに設置された宅内桝12で合流したのち、
排水主管13を流れる。排水主管13を流れた排水8
は、宅地内または宅地外に設置された公共桝14と、公
共桝14に接続された排水流出管15とを流れた後、宅
地外の公共の下水道本管に流れ込む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】排水管路1の途中で曲
がりや落差がある場所にも、排水桝16,17を設置し
なければならないので、住宅一戸当たり、多い場合には
10個以上の排水桝を埋設することもあった。このよう
に、従来の排水管路1では、住宅2を取り巻くように周
囲に多くの排水桝を埋設しなければならない。そのた
め、排水桝や配管を埋設するための工事が面倒であり、
また、新築住宅の外観を著しく阻害するという指摘もあ
った。また、排水発生源ごとに排水桝(宅内桝12)と
排水流入管11が設置されているので、排水流入管11
を通すための多数の貫通孔を、住宅2の基礎に穿設する
必要があった。
【0004】ところで、集合住宅などの二階以上の階で
は、その階の床と床スラブの間の空間に排水管路が設け
られることがある。この床下排水管路は、排水をスムー
スに自然流下させるために所定の流れ勾配を有してい
る。この床下排水管路は、管および管継手などにより構
成され、前記所定の流れ勾配になるように支持装置で床
スラブ上に支持されている。この従来の支持装置として
は、たとえば、ほぼ半円形の二つの金属製のバンドを対
向させて管や管継手の外周面を囲うことにより排水管路
を支持し、この二つのバンドの高さ位置を、床スラブ上
に垂直に取付けたボルトとナットにより調整するものが
提案されている。しかしながら、この支持装置では、施
工現場で排水管路の高さ調整を行なって位置決めするに
は、スパナなどで何度もナットを緩めたり締めたりする
必要があるので、作業が煩雑で時間も長くかかってい
た。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、建物の周囲に埋設される排水桝の数
を少なくすることができる床下排水管路を提供すること
を目的とする。また、本発明の別の目的は、地上に設置
される排水管路を施工現場で容易に高さ調整して位置決
めすることができる排水管路の支持装置および排水桝を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明にかかる床下排水管路は、建物の床下で地上
に設置され、前記建物の屋外に排水を導くための床下排
水管路であって、排水発生源に接続されて前記排水を流
すための排水流入管と、この排水流入管ごとに設置さ
れ、前記床下排水管路の内部を点検および清掃可能な排
水桝と、この排水桝に接続され、前記排水を合流させな
がら前記建物の屋外に流出させるための排水主管とを備
えている。本発明にかかる排水管路を支持する支持装置
は、建物の基礎のスラブ上,床スラブ上または地面上に
固定された基台と、前記排水管路を構成する排水桝およ
び管継手の少なくとも一方の外面にそれぞれ設けられ、
めねじ部を有するめねじ部材と、前記基台に係合して上
方に延び、所定高さ位置では回動可能でかつ上下方向の
移動を規制され、前記めねじ部に螺合するおねじ部を有
し外力により回動可能な棒状部材とを備えている。ま
た、他の実施態様にかかる排水管路の支持装置は、排水
桝を有する排水管路を支持する支持装置であって、建物
の基礎のスラブ上,床スラブ上または地面上に固定され
めねじ部を有する基台と、前記排水桝の底板に回動可能
に係合して下方に延び、前記めねじ部に螺合するおねじ
部を有し、外力により回動可能な棒状部材とを備えてい
る。また、本発明にかかる排水桝において、桝本体の蓋
受口には着脱可能な蓋が取付けられている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
の一例を、図1ないし図16を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1ないし図13は本発明の第1の
実施形態を説明するための図で、図1は、本発明の床下
排水管路が設置された住宅の平面図、図2は前記床下排
水管路を示す斜視図、図3は床下点検桝を示す断面図で
ある。図1(A)および図2に示すように、建物として
の住宅20の屋内22には、排水管路としての床下排水
管路21が設置されている。床下排水管路21は、住宅
20の床下で地上に設置され、住宅20の屋外23に排
水24を導くようにしている。排水24は、住宅20の
風呂25,台所の流し台26,洗面所27,洗濯機28
およびトイレ29など排水発生源から排出される。排水
24は、排水発生源に接続された排水流入管30を流
れ、合流地点31で排水主管32に合流する。合流地点
31には、排水桝(宅内桝)としての床下点検桝33
が、排水流入管30ごとに設置されている。床下点検桝
33には、排水流入管30,上流側の排水主管32およ
び下流側の排水主管32などが接続されている。床下点
検桝33を設置することにより、床下排水管路21の内
部を点検および清掃可能にしている。
【0008】排水主管32は、床下点検桝33に接続さ
れ、排水24を合流地点31で合流させながら住宅20
の屋外23に流出させるための配管である。排水主管3
2は、屋内配管37と基礎挿通排水管36と埋設配管3
9により構成されている。基礎挿通排水管36は、住宅
20の基礎34に形成された貫通孔35の内部を挿通し
ている。屋内配管37は、住宅10の屋内22に設けら
れ、排水流入管30と基礎挿通排水管36の入口側との
間に接続されている。埋設配管39は、基礎挿通排水管
36の出口側と、宅内桝である排水桝38との間に接続
され、屋外23では地中に埋設されている。排水桝38
と、この排水桝38の下流側で曲がりや段差などがある
場所に設けられた他の排水桝40と、排水桝38,40
を接続する屋外配管41は、地中に埋設されている。そ
して、排水24は排水主管32から排水桝38に流入す
る。排水桝38,屋外配管41,他の排水桝40などを
流れた排水24は、宅地内または宅地外に設置された公
共桝45を通ったのち、公共桝45に接続された排水流
出管を流れて、宅地外の公共の下水道本管に合流する。
下水道本管は、宅地外の道路などの地下深くに埋設され
ている。
【0009】排水流入管30,床下点検桝33および排
水主管32などにより、床下排水管路21が構成されて
いる。床下排水管路21,屋外23の排水桝38,4
0,屋外配管41,公共桝45,排水流出管,公共の下
水道本管などにより、全体の排水管路42が構成されて
いる。排水管路42は、排水24をスムースに自然流下
させるために所定の勾配を有している。床下点検桝3
3,排水桝38,40は、宅地内に設置され各種構造の
インバート部を有する宅内桝のことであり、必要に応じ
てトラップが設けられている場合もある。公共桝45
は、宅地内または宅地外に設置されて、宅地内の排水2
4を宅地外の公共の下水道本管に流し込むための最終の
桝のことである。公共桝,取付け桝と呼ばれる排水桝も
宅内桝の一種で、一般的にはすべて排水桝と呼ばれてい
るものである。
【0010】図1(B)は、床下排水管路21とは分離
された別の排水管路43を設けた場合を示している。こ
れにより、トイレ29から排出される排水24は、床下
排水管路21を流れないで、別の排水管路43により排
出される。この排水管路43には、トイレ29用の排水
桝44が接続されている。トイレ29から排出される排
水24には、固形物が含まれる場合があるが、この排水
24は排水管路43を流れる。したがって、床下排水管
路21を流れる排水24には固形物が少なくなるので、
床下排水管路21が詰まる恐れが少ない。
【0011】図1(A),(B)および図2に示す床下
排水管路21によれば、住宅20の周囲に埋設される排
水桝38,40,44などの数を少なくすることができ
る。これにより、屋外23の排水桝を埋設するために行
う掘削作業が軽減され、全体の排水管路42の設置工事
が簡略化される。また、住宅20の周囲の外観を損ねて
いる屋外23の排水桝の数が減少するので、排水桝が目
立ったり邪魔になったりすることがなくなり、外観が良
好になる。床下点検桝33は、床下の狭いスペースでは
あるが地中に埋設されずに地上に設置されるので、点検
や清掃が容易であり、また、床下排水管路21全体の点
検も容易である。住宅20の基礎34は、住宅20全体
の耐震性などを考慮して強固に作られているが、強度的
には、基礎34に形成する貫通孔35の数は少ない方が
よい。本発明では、基礎34に形成する貫通孔35の数
が一つ(図1(A),図2)、または二つ(図1
(B))のように少なくて済む。また、床下排水管路2
1を埋設しないので、屋外23の排水管路を設置する工
事の際に、基礎34の近くを大きく掘り返す必要性が少
ない。したがって、住宅20全体の耐震性を、当初の設
計よりも弱めることなく十分に維持することができる。
床下排水管路21は、屋内22に設置されるので、住宅
20の他の構成部材と同様に取り扱って標準化すること
ができる。たとえば、床下排水管路21を複数のユニッ
トに分割し、各ユニットを予め工場で製作し、現地では
各ユニットを組み立てるようにすれば、床下排水管路2
1の設置工事が簡略化される。
【0012】図3は、床下排水管路21を構成する複数
の床下点検桝33のうちの一つを例にとって示してお
り、図3(A)は床下点検桝33の組立図、図3(B)
は分解図である。図2および図3(A),(B)に示す
ように、床下点検桝33は、筒状の桝本体50と、複数
(ここでは、三つ)の接続口51,52,53と、桝本
体50に取付けられた蓋54とを備えている。床下点検
桝33は、ポリ塩化ビニル,ポリプロピレン,繊維強化
プラスチック(FRP)など硬質の合成樹脂を材料とし
て一体成形されている。桝本体50の底部には、流れ勾
配が形成されている。接続口51,52,53は、複数
(ここでは、三つ)の排水管をそれぞれ接続するために
桝本体50に設けられている。
【0013】蓋54は、桝本体50の蓋受口58に着脱
可能に取付けられている。蓋54と蓋受口58との間
は、蓋54に取付けられたシール部材としてのシールリ
ング56によりシールされている。蓋54の上面には、
取っ手57が外方に突出して取付けられており、この取
っ手57を持って、蓋54を容易に着脱できるようにな
っている。蓋54と桝本体50との間がシールリング5
6によりシールされているので、床下点検桝33は密閉
構造になって、床下排水管路21の内部の臭気などが外
部に漏れ出ることはない。床下排水管路21の床下点検
桝33は埋設されないので、外方に突出する取っ手57
が邪魔になることはない。したがって、床下排水管路2
1の点検,清掃などのときには、従来のような蓋開閉用
のドライバを使用しなくても、取っ手57を掴んで蓋5
4を容易に開閉することができる。これにより、床下排
水管路21の点検清掃作業が簡略化される。床下点検桝
33は、埋設しないので埋設式の排水桝のような掃除口
が不要で、桝本体50に直接蓋受口58を設けることが
できるので、床下点検桝33の全体がコンパクトにな
る。なお、床下点検桝の蓋と桝本体の蓋受口にねじを形
成し、蓋を蓋受口に着脱可能にねじ込むことができるよ
うにすれば、排水の流れの勢いが強いような場合でも、
蓋が蓋受口から外れる恐れがなくなるので好ましい。こ
の場合、蓋と蓋受口との間がねじにより密閉できれば、
シール部材を省略してもよい。また、桝本体50の下部
に脚部が設けられた場合を示しているが、床下点検桝3
3は、支持装置60により支持されるので前記脚部がな
い場合であってもよい。
【0014】次に、排水管路を支持する支持装置につい
て説明する。本発明の支持装置は、床下排水管路21の
ほか、屋外で地下に埋設する埋設配管,集合住宅など建
物の二階以上の階において床と床スラブとの間のスペー
スに設置される排水管路などにも適用可能である。な
お、この支持装置により支持される排水管路には、通常
は排水桝が含まれているが排水桝が含まれていない管路
であってもよい。本実施形態では、支持装置が支持する
排水管路として床下排水管路21を例にとって説明す
る。図4は、床下排水管路21に設けられた支持装置6
0を示す斜視図で、図4(A),(B),(C)は施工
の手順を示している。図5は、支持装置60の下部構造
を示す説明図で、図5(A)は平面図、図5(B)は正
面断面図、図5(C)は図5(B)のV部拡大断面図で
ある。図2,図4および図5に示すように、床下排水管
路21は、複数の排水桝としての床下点検桝33と、9
0度エルボ61やY形管継手62など複数の管継手とを
有している。支持装置60は、床下点検桝33および管
継手の位置に設けられて床下排水管路21を支持してい
る。図4および図5では、床下点検桝33を支持するた
めの支持装置60を示している。
【0015】支持装置60は、基台63,めねじ部材6
4および棒状部材65を備えている。一つの床下点検桝
33(および、一つの管継手)に、基台63,めねじ部
材64および棒状部材65がそれぞれ一対ずつ設けられ
ている。基台63は、基礎34のスラブ66上に固定さ
れている。なお、基台63は、集合住宅(建物)の二階
以上の階の場合には床スラブ上に、埋設配管の場合には
掘削された溝の底部の地面上に固定されることになる。
基台63は、ほぼ矩形状をなしており、その四つの隅に
は、下方に突出する脚部67がそれぞれ一体的に折曲形
成されている。四つの脚部67がスラブ66に載置され
るので、基台63の平板部68とスラブ66の間にはス
ペース69が形成される。平板部68には、めねじ71
が形成されている。基台63は、タッピンねじ70によ
りスラブ66に固定される。めねじ部材64は、排水管
路を構成する排水桝および管継手の少なくとも一方の外
面に設けられている。図4および図5に示す二つのめね
じ部材64は、中心軸線を上下方向に向けて、床下点検
桝33の桝本体の側面に固定されている。めねじ部材6
4は、ほぼ円筒形をなしており、その内周面にはめねじ
部72が形成されている。めねじ部材64は、床下点検
桝33を工場で製造するときなどに、予め床下点検桝3
3の所定位置に一体形成しておくのが好ましい。
【0016】棒状部材65は、基台63に係合して上方
に延び、棒状部材65が所定高さ位置にあるときには、
回動可能でかつ上下方向の移動を規制されている。棒状
部材65は、めねじ部72に螺合するおねじ部73を有
し、電動スクリュードライバ74など外力により回動可
能になっている。なお、手動のドライバなど外力で、棒
状部材65を回動させてもよい。棒状部材65のほぼ上
半分は、おねじが形成されたおねじ部73になってい
る。棒状部材65の上端面には十字穴78が形成されて
いる。十字穴78は、電動スクリュードライバ74に設
けられて回転駆動されるドライバ79に係合するように
なっている。棒状部材65のほぼ下半分は、おねじ部7
3のねじ山の外径寸法より小さい外径を有する、ねじな
しの棒状部75になっている。棒状部材65の下端部に
は、軸線方向寸法B1(たとえば、約5ないし約10m
m)を有するねじ付き部76が形成されている。ねじ付
き部76には、めねじ部材64のめねじ部72と基台6
3のめねじ71にそれぞれねじ込み可能なおねじが形成
されている。ねじ付き部76のすぐ上部には、くびれ部
77が形成されている。くびれ部77は、棒状部75の
下部に位置しており、棒状部75の外径より小さくかつ
めねじ71の内径より小さい外径を有している。また、
くびれ部77の軸線方向寸法B2は、平板部68の板厚
より若干大きい寸法になっている。
【0017】棒状部材65を電動スクリュードライバ7
4で回転させて、ねじ付き部76を基台63のめねじ7
1にねじ込むと、棒状部材65は下降する。やがて、ね
じ付き部76がめねじ71から離脱すると、くびれ部7
7がめねじ71の部位に対向する。この状態では、くび
れ部77より外径の大きいねじ付き部76と棒状部75
の下端部が平板部68に係合するので、棒状部材65
は、この所定高さ位置では、回動可能であるが上下方向
の移動は規制される。このとき、ねじ付き部76は、ス
ペース69の内部に位置し、スラブ66には接触せずに
回動可能になっている。この状態で、棒状部材65を、
回動させないまま上方に引っ張っても、ねじ付き部76
が平板部68に係止されて、引き抜くことはできないこ
とになる。
【0018】次に、支持装置60で床下排水管路21を
支持するための施工手順について説明する。まず最初
に、床下排水管路21のうち一部または全体の範囲につ
いて、排水主管32,排水流入管30,床下点検桝3
3,90度エルボ61およびY形管継手62などを予め
接続して、スラブ66上に仮置きする。次いで、図4
(A)に示すように、棒状部材65の下端部にあるねじ
付き部76を、めねじ部材64のめねじ部72に係合さ
せる。そして、電動スクリュードライバ74のドライバ
79を十字穴78に係合させて、棒状部材65を回転さ
せる。このとき、基台63はスラブ66上に固定せず仮
置きの状態にしておく。棒状部材65を回転させると、
ねじ付き部76がめねじ部72にねじ込まれて下方に移
動し、やがて、めねじ部72から下方に離脱する(図4
(B))。ねじ付き部76がめねじ部材64から離脱す
ると、ねじなしの棒状部75は、めねじ部材64内をス
トンと下方に移動する。すると、おねじ部73がめねじ
部72に係合する。続いて、電動スクリュードライバ7
4で棒状部材65を回転させて、おねじ部73をめねじ
部72にねじ込むと、棒状部材65は下方に移動する。
こうして、棒状部材65の下端部のねじ付き部76が基
台63に近づいたら、基台63を棒状部材65の下部に
位置決めし、タッピンねじ70で基台63をスラブ66
に固定する。
【0019】続いて、電動スクリュードライバ74で棒
状部材65を回転させると、ねじ付き部76が基台63
のめねじ71にねじ込まれた後、めねじ71から下方に
離脱し、くびれ部77がめねじ71の部位に位置する。
すると、棒状部材65は基台63に対して空回りして回
動のみを行い、上下方向の移動を規制される。この状態
で、現地の状況に応じて棒状部材65を正方向または逆
方向に回転させる。すると、図4(C)に示すように、
おねじ部73がめねじ部72に螺合しているので、床下
点検桝33は、上下方向に移動して所定の高さ位置に高
さ調整されて位置決めされる。棒状部材65は、電動ス
クリュードライバ74により比較的速い回転速度で、回
転可能なので、床下点検桝33の高さ調整および位置決
めを短時間で容易に行うことができる。90度エルボ6
1およびY形管継手62をそれぞれ支持する支持装置6
0についても、床下点検桝33と同様の手順で施工する
ことになる。こうして、床下排水管路21を施工現場で
容易に高さ調整して位置決めすることができ、床下排水
管路21に所望の流れ勾配を確保することができる。施
工完了後は、棒状部材65のねじ付き部76が基台63
のめねじ71に係止されるので、地震などで棒状部材6
5が上方に強く引っ張られても、棒状部材65が基台6
3から抜け出ることはない。
【0020】図6は、前記支持装置60の変形例にかか
る支持装置60aを示す斜視図で、図6(A),
(B),(C)は施工手順を示している。図7は、図6
に示す支持装置60aの部分拡大斜視図で、図7
(A),(B),(C)は施工手順を示している。図8
は、支持装置60aの下部構造を示す説明図で、図8
(A),(B)はそれぞれ平面図,正面断面図、図8
(C)は図8(B)のVIII部拡大断面図である。図2,
図6ないし図8に示すように、支持装置60aは、排水
管路としての床下排水管路21を支持している。支持装
置60aは、基台63a,めねじ部材64aおよび棒状
部材65aを備えている。基台63a,めねじ部材64
aおよび棒状部材65aは、一つの床下点検桝33にそ
れぞれ一対ずつ設けられている。基台63aは、建物
(ここでは、住宅20)の基礎34のスラブ66上(ま
たは、床スラブ上もしくは地面上)に固定される。基台
63aは、矩形状に形成され、四つの隅にそれぞれ脚部
67が一体的に折曲形成されている。基台63aの平板
部68とスラブ66との間には、スペース69が形成さ
れており、平板部68には貫通孔71aが穿設されてい
る。基台63aは、タッピンねじ70によりスラブ66
に固定可能になっている。
【0021】めねじ部材64aは、排水管路を構成する
排水桝および管継手の少なくとも一方の外面にそれぞれ
設けられ、めねじ部72aを有している。この変形例に
おいても、二つのめねじ部材64aは、中心軸線を上下
方向に向けて、床下点検桝33の桝本体の側面に固定さ
れている。めねじ部材64aは、床下点検桝33に固定
された本体80と、本体80に蝶番81を介して開閉可
能に取付けられた蓋82とを有している。蓋82は、本
体80に対して開閉し、係止機構83により本体80に
係止されるようになっている。係止機構83は、開いて
いる蓋82をパチンと閉じることが可能で、蓋82を一
旦閉じたら手で引っ張らない限り開かないような構造に
なっている。なお、蝶番81は、金属製の心棒を使用し
た機械式の蝶番でもよいが、施工時に一度しか開閉しな
いので、合成樹脂で連結しただけの簡単な構造のもので
あってもよい。めねじ部72aは、本体80と蓋82に
それぞれ形成された二つ割りの構成になっている。した
がって、蓋82を係止機構83で本体80に係止させた
状態のとき、めねじ部72aは、めねじとしての機能を
発揮することになる。
【0022】棒状部材65aは、基台63aに係合して
上方に延び、棒状部材65aが所定高さ位置にあるとき
には、回動可能でかつ上下方向の移動を規制されてい
る。また、棒状部材65aは、めねじ部72aに螺合す
るおねじ部73aを有し、電動スクリュードライバ74
(図4)など外力により回動可能になっている。棒状部
材65aの上端面には、外力で回動させるための十字穴
78が形成されている。おねじ部73aは、棒状部材6
5のほぼ全体に渡って形成されている。棒状部材65a
を基台63aに取付ける部位(棒状部材65aの下端部
近傍)には、小径のくびれ部77aが形成されている。
くびれ部77aは、基台63aの貫通孔71aに回動可
能に嵌合している。くびれ部77aの上部と下部には、
貫通孔71aの内径より大きい径を有する大径部76
a,76bがそれぞれ形成されている。大径部76a,
76bは、機械によるつぶし加工などで、棒状部材65
aの一部を変形させて膨らませることにより形成されて
いる。大径部76a,76bを設けたので、棒状部材6
5aは、その所定高さ位置で基台63aに対して回動の
みを行い、基台63aから外れることはない。
【0023】次に、支持装置60aで床下排水管路21
aを高さ調整して位置決めする施工手順について説明す
る。まず初めに、図6(A)および図7(A)に示すよ
うに、少なくとも床下点検桝33の周囲の配管を予め接
続して、スラブ66上に仮置きする。めねじ部材64a
の蓋82は開いた状態にしておく。次いで、基台63a
に係合した棒状部材65aを、矢印Dに示すように、め
ねじ部材64aのところに移動させ、おねじ部73aを
本体80側のめねじ部72aに係合させる。こうした状
態で、図6(B)および図7(B)の矢印Eに示すよう
に、蓋82を閉じる。基台63aの位置が決まって、タ
ッピンねじ70をスラブ66にねじ込めば、基台63a
はスラブ66に位置決め固定される。
【0024】図6(C)および図7(C)に示すよう
に、蓋82が係止機構83により本体80に係止される
と、おねじ部73aは、本体80と蓋82の両方のめね
じ部72aに係合する。この状態で、電動スクリュード
ライバ74(図4)で棒状部材65aを正方向または逆
方向に回転させれば、棒状部材65aは、その所定高さ
位置で回動動作のみを行う。その結果、めねじ部材64
aが取付けられた床下点検桝33が上下方向に移動す
る。こうして、床下排水管路21を、施工現場で短時間
で容易に高さ調整して位置決めすることができる。棒状
部材65aは、基台63aに対して上下方向の移動を規
制されているので、地震などが起こっても床下排水管路
21が移動することはない。なお、支持装置60,60
aでは、真上から見た場合に必ずめねじ部72,72a
の孔が見えるように、めねじ部材64,64aを床下点
検桝33に取付けるのが好ましい。このようにすれば、
電動スクリュードライバ74を容易に使用することがで
き、作業能率が向上する。
【0025】図9は、排水桝(ここでは、床下点検桝3
3)を有する排水管路(ここでは、床下排水管路21)
を支持する支持装置(ここでは、支持装置60a)の設
置位置の変形例を示す斜視図である。床下点検桝33
は、配管を接続すると床下点検桝33単独で傾くことは
なくなるので、めねじ部材(ここでは、めねじ部材64
a)を床下点検桝33のどこに取付けてもそれほど支障
はない。したがって、図9(A)では、二つのめねじ部
材64aを床下点検桝33の出口側接続口33aに取付
けた場合を示している。図9(B)では、二つのめねじ
部材64aを床下点検桝33の蓋受口58に取付けた場
合を示している。
【0026】図10は、図4に示す支持装置60の設置
位置の各種例を示す図で、図10(A)ないし(D)に
は、それぞれ排水桝の正面図および平面図が含まれてい
る。図10に示すように、二つのめねじ部材64を排水
桝の所望の位置に取付けることにより、支持装置60
で、排水桝およびこれを含む排水管路を支持することが
できる。図11は、前記支持装置60の設置位置の他の
例を示す図である。図11(A)は、管継手86および
支持装置60の斜視図、図11(B)ないし(D)は、
それぞれ管継手86の平面図,側面図および正面図であ
る。図11(E)は、図11(B)のXI−XI線断面図で
ある。図11に示す管継手86は、ほぼT字形をなして
おり、排水の逆流を防止するための段差が設けられ、支
持装置60により支持されている。この管継手86は形
状および重量が大きいので、一つの管継手86に対して
四つのめねじ部材64を取付けている。これにより、支
持装置60は、管継手86を容易に位置決めしてしっか
りと支持することができる。
【0027】図12は、図11に示す管継手86とは別
の種類の管継手86aにおける支持装置60の例を示す
図である。図12(A)は、管継手86aおよび支持装
置60の斜視図、図12(B)ないし(D)は、それぞ
れ管継手86aの平面図,側面図および正面図である。
図12(E)は、図12(B)のXII−XII線断面図であ
る。図12に示す管継手86aは、ほぼ十字形を有して
おり、前記管継手86と同様に排水の逆流を防止するた
めの段差が設けられている。この管継手86aも支持装
置60により支持されている。そして、管継手86aに
は、四つのめねじ部材64が取付けられている。これに
より、前記管継手86の場合と同様の作用効果を奏す
る。
【0028】図13は、前記支持装置60の設置位置の
各種例を示す図で、図13(A)ないし(F)は、エル
ボ,チーズおよび他の種類の管継手を支持装置60で支
持する場合を示しており、正面図,側面図および平面図
をそれぞれ含んでいる。図13(A)ないし(F)に示
す管継手87〜87eには、複数のめねじ部材64がそ
れぞれ取付けられている。ところで、図13(A)ない
し(E)に示す管継手87〜87dは、入口側接続口と
出口側接続口が、水平面内に配置される場合や垂直面内
に配置される場合などがある。これら管継手87〜87
dがいずれの面内に設置される場合であっても、支持装
置60で管継手を支持できるようにするために、水平の
姿勢用の複数のめねじ部材64と、垂直の姿勢用の複数
のめねじ部材64を、管継手に取付けている。このよう
にすれば、管継手の水平,垂直の姿勢に関係なく、支持
装置60で管継手を支持することができる。これによ
り、管継手を水平の姿勢用と垂直の姿勢用に共用できる
ことになり、管継手の設計,製造および管理などが容易
になる。なお、図13(F)に示すほぼ十字形の管継手
87eは、通常は水平の姿勢で使用されるので、水平姿
勢用の四つのめねじ部材64が取付けられている。
【0029】(第2の実施形態)図14ないし図16
は、本発明の第2の実施形態を示している。図14は、
排水管路(ここでは、床下排水管路21)の排水桝(こ
こでは、床下点検桝33)と支持装置60bを示す図
で、図14(A),(B),(C)は、床下点検桝33
と支持装置60bを示す正面断面図,平面図および側面
図である。図15は、図14の床下点検桝33と支持装
置60bを示す斜視図で、図15(A)は蓋54を外し
た場合を示し、図15(B)は施工方法を示している。
図16は、図14の床下点検桝33と支持装置60bの
拡大断面斜視図である。図2,図14ないし図16に示
すように、支持装置60bは、床下点検桝33を有する
床下排水管路21を支持している。支持装置60bは、
基台63bと棒状部材65bを備えている。基台63b
は、建物(ここでは、住宅20)の基礎34のスラブ6
6上に固定され、めねじ部72bを有している。なお、
基台が、床スラブ上または地面上に固定された場合であ
ってもよい。基台63bは、スラブ66より上方に配置
されるねじ受け台90を有している。ねじ受け台90に
は、めねじ部72bを有するめねじ部材としてのナット
64bが固定されている。めねじ部72bの下部には、
棒状部材65bを貫通させるための貫通孔92がねじ受
け台90に穿設されている。基台63bは、タッピンね
じ70によりスラブ66に固定されている。
【0030】棒状部材65bは、床下点検桝33のイン
バート部33bの底板33cに、回動可能に係合して下
方に延びている。棒状部材65bは、めねじ部72bに
螺合するおねじ部73bを有し、電動スクリュードライ
バ74など外力により回動可能になっている。インバー
ト部33bのほぼ中央には、くぼみ部93が形成されて
いる。くぼみ部93の底板33cには、貫通孔94が穿
設されている。くぼみ部93の上部の開口部96を、キ
ャップ95で覆うことができるようになっており、キャ
ップ95は、インバート部33bの内面に倣った形状を
有している。したがって、キャップ95を取付けると、
インバート部33bの内面は、くぼみのない滑らかな面
になる。棒状部材65bの上端部近傍には、貫通孔94
に嵌合するくびれ部77bが形成され、棒状部材65b
の上端面には、十字穴78が形成されている。くびれ部
77bの上部には、貫通孔94の内径より大きい外径を
有する大径部97が形成されている。大径部97は、棒
状部材65bを貫通孔94に挿入した後、機械によるつ
ぶし加工などで、棒状部材65bの一部を変形させて膨
らませることにより形成することができる。くびれ部7
7bの下部のおねじ部73bの外径は、貫通孔94の内
径より大きくなっている。したがって、棒状部材65b
のくびれ部77bは、底板33cの貫通孔94に回動可
能でかつ上下方向に相対移動しないように係合してい
る。すなわち、くびれ部77bは、底板33cに対して
空回りするようになっている。
【0031】床下点検桝33を含む床下排水管路21
を、支持装置60bで高さ調整して位置決めする施工手
順としては、まず初めに、床下点検桝33を設置する場
所に、基台63bをタッピンねじ70で固定しておく。
なお、この固定作業は後で行なってもよい。次いで、蓋
54とキャップ95が取り外された状態の床下点検桝3
3をその設置場所の上方に配置する。床下点検桝33に
は、予め棒状部材65bが取付けられ、棒状部材65b
は、底板33cに回動可能に係合して下方に延びてい
る。次に、棒状部材65bを、ねじ受け台90のナット
64bのめねじ部72bに係合させる。そして、電動ス
クリュードライバ74で棒状部材65bを正方向または
逆方向に回転させて、床下点検桝33の高さ調整を行な
って位置決めする。その後、キャップ95をくぼみ部9
3の開口部96に接着剤などで固着すれば、開口部96
はキャップ95で覆われる。キャップ95を取付ける
と、インバート部33bの内面はくぼみのない滑らかな
面になる。このようにして、支持装置60bで床下排水
管路21を支持するための設置作業は、上述と同様に短
時間で能率よく行うことができる。
【0032】従来は、排水管路を支持する金属製のバン
ドを締付けるためのボルトとナットをスパナなどで調整
することにより、排水管路の高さ調整を行なっていた
が、作業が煩雑で時間がかかっていた。これに対して、
第1,第2の実施形態における支持装置60,60a,
60bは、おねじ部を電動スクリュードライバ74など
で比較的速く回転させて高さ調整することができる。し
たがって、排水管路を施工現場で容易にかつ短時間のう
ちに高さ調整して位置決めし、排水管路が所定の流れ勾
配を有するように精度よく設置することができる。な
お、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0033】
【発明の効果】本発明にかかる床下排水管路は上述のよ
うに構成したので、建物の周囲に埋設される排水桝の数
を少なくすることができる。また、本発明にかかる排水
管路の支持装置および排水桝は上述のように構成したの
で、排水管路を施工現場で容易に高さ調整して位置決め
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図13は本発明の第1の実施形態を
説明するための図で、図1は、本発明の床下排水管路が
設置された住宅の平面図である。
【図2】前記床下排水管路を示す斜視図である。
【図3】床下点検桝を示す断面図である。
【図4】床下排水管路の支持装置を示す斜視図である。
【図5】前記支持装置の下部構造を示す説明図である。
【図6】前記支持装置の変形例にかかる支持装置を示す
斜視図である。
【図7】図6に示す支持装置の部分拡大斜視図である。
【図8】図6に示す支持装置の下部構造を示す説明図で
ある。
【図9】支持装置の設置位置の変形例を示す斜視図であ
る。
【図10】支持装置の設置位置の各種例を示す図であ
る。
【図11】支持装置の設置位置の他の例を示す図であ
る。
【図12】図11に示す管継手とは別の種類の管継手に
おける支持装置の例を示す図である。
【図13】支持装置の設置位置の各種例を示す図であ
る。
【図14】図14ないし図16は本発明の第2の実施形
態を示す図で、図14は、排水桝と支持装置を示す図で
ある。
【図15】図14の排水桝と支持装置を示す斜視図であ
る。
【図16】図14に示す排水桝と支持装置の拡大断面斜
視図である。
【図17】従来の排水管路が設置された住宅の平面図で
ある。
【符号の説明】
20 住宅(建物) 21 床下排水管路(排水管路) 22 屋内 23 屋外 24 排水 30 排水流入管 32 排水主管 33 床下点検桝(排水桝) 33c 底板 34 基礎 50 桝本体 54 蓋 58 蓋受口 60〜60b 支持装置 61 90度エルボ(管継手) 62 Y形管継手(管継手) 63〜63b 基台 64,64a めねじ部材 64b ナット(めねじ部材) 65〜65b 棒状部材 66 スラブ 72〜72b めねじ部 73〜73b おねじ部 86,86a,87〜87e 管継手

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の床下で地上に設置され、前記建物
    の屋外に排水を導くための床下排水管路であって、 排水発生源に接続されて前記排水を流すための排水流入
    管と、 この排水流入管ごとに設置され、前記床下排水管路の内
    部を点検および清掃可能な排水桝と、 この排水桝に接続され、前記排水を合流させながら前記
    建物の屋外に流出させるための排水主管とを備えたこと
    を特徴とする床下排水管路。
  2. 【請求項2】 排水管路を支持する支持装置であって、 建物の基礎のスラブ上,床スラブ上または地面上に固定
    された基台と、 前記排水管路を構成する排水桝および管継手の少なくと
    も一方の外面にそれぞれ設けられ、めねじ部を有するめ
    ねじ部材と、 前記基台に係合して上方に延び、所定高さ位置では回動
    可能でかつ上下方向の移動を規制され、前記めねじ部に
    螺合するおねじ部を有し外力により回動可能な棒状部材
    とを備えたことを特徴とする排水管路の支持装置。
  3. 【請求項3】 排水桝を有する排水管路を支持する支持
    装置であって、 建物の基礎のスラブ上,床スラブ上または地面上に固定
    されめねじ部を有する基台と、 前記排水桝の底板に回動可能に係合して下方に延び、前
    記めねじ部に螺合するおねじ部を有し、外力により回動
    可能な棒状部材とを備えたことを特徴とする排水管路の
    支持装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3に記載の排水桝で
    あって、桝本体の蓋受口には着脱可能な蓋が取付けられ
    ていることを特徴とする排水桝。
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