JP3754622B2 - 排水桝および合流桝 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インバート部を介して流入口と流出口とが連通した排水桝およびこの排水桝を連結した合流桝に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、宅地内などに設置される排水桝は、この宅内に建てられている建物の各排水設備から延出している排水管毎にそれぞれ設置されている。このため、宅地内における排水桝を設置するための配管場所が狭く、これら排水桝を離れた場所に設置する際には、これら排水桝を設置する際における配管作業が煩雑である。そこで、排水桝を建物の床下にまとめて設置することが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように建物の床下に排水桝をまとめて設置した場合には、建物内の例えばトイレおよび風呂などの排水設備から排水を同時に流すと、この排水桝内で乱流が生じ、この排水桝が満流となる場合がある。このため、この排水管の上流側に接続された排水設備における器具トラップの封水が吸引されたり、または跳ね出してしまう場合があるという問題を有している。
【0004】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、満流になりにくい排水桝およびこの排水桝を連結した合流桝を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の排水桝は、略筒状のインバート部と、このインバート部を介して連通された流入口および流出口と、側部に少なくとも1つ以上突設された枝管流入口と、上部に突設された掃除口とを具備した排水桝であって、この排水桝の縦断面は、この排水桝の上部が幅方向および高さ方向のそれぞれに向けて拡幅した縦断面凸弧状に形成されて、この排水桝の前記流出口に接続される管体の縦断面より大きく、前記インバート部は、管底が前記管体の管底と略等しく、下半部が前記管体の下半部と略同形状であるものである。
【0006】
そして、この構成では、略筒状のインバート部を介して流入口および流出口が連通された排水桝の縦断面を、この排水桝の流出口に接続される管体の縦面積より大きくすることにより、この排水桝の側部に少なくとも1つ以上突設した枝管流入口から流入してくる排水によりこの排水桝が満流になりにくくなる。この結果、例えばこの排水桝の枝管流入口の上流側に、器具トラップを有する排水設備が接続されている場合に生じる、この器具トラップの封水の吸引が防止できる。さらに、排水桝のインバート部の管底を、この排水桝の流出口に接続される管体の管底と略等しくすることにより、この排水桝のインバート部と管体との段差がなくなる。この結果、この排水桝の枝管流入口からこの排水桝のインバート部および管体へと排水が円滑に流れるとともに、この排水桝のインバート部と管体との間でのゴミや汚物などの滞留が防止できる。さらに、排水桝のインバート部の下半部を、この排水桝の流出口に接続される管体の下半部と略同形状にすることにより、この管体の下半部とインバート部の下半部とが連続した形状となる。この結果、インバート部から管体へと排水がより円滑に流れる。
【0007】
請求項2記載の排水桝は、請求項1記載の排水桝において、枝管流入口の管底は、インバート部の管底より高いものである。
【0008】
そして、この構成では、排水桝の枝管流入口の管底を、この排水桝のインバート部の管底より高くすることにより、このインバート部に流れてきた排水が、このインバート部から枝管流入口へと逆流しにくくなる。
【0009】
請求項3記載の排水桝は、請求項1または2記載の排水桝において、枝管流入口の管頂は、管体の管頂より高いものである。
【0010】
そして、この構成では、枝管流入口の管頂を管体の管頂より高くすることにより、この管体において排水が満流となった際に、この排水が枝管流入口へと逆流しても、この枝管流入口が満流になることはない。この結果、例えばこの排水桝の枝管流入口の上流側に、器具トラップを有する排水設備が接続されている場合に生じる、この器具トラップの封水の跳ね出しが防止できる。
【0011】
請求項4記載の排水桝は、請求項1ないし3いずれか記載の排水桝において、枝管流入口には、流水勾配が形成されているものである。
【0012】
そして、この構成では、排水桝の枝管流入口に流水勾配を形成することにより、この枝管流入口から排水桝のインバート部へと排水がより流れやすくなるとともに、このインバート部へと流れてきた排水が、このインバート部から枝管流入口へとより逆流しにくくなる。
【0013】
請求項5記載の合流桝は、ある排水桝の流入口または流出口に、この排水桝とは別の排水桝の流出口または流入口が接続され、これら排水桝それぞれの枝管流入口に、建物の排水設備に接続された枝管がそれぞれ接続された合流桝であって、これら排水桝のいずれもが、請求項1ないし4いずれか記載の排水桝であるものである。
【0014】
そして、この構成では、建物の排水設備に接続された枝管の配管が容易になるとともに、これら排水設備のための排水桝をまとめて設置できる。よって、これら排水桝の点検およびメンテナンスが容易になる。また、各排水桝の縦断面が、これら排水桝の流出口に接続される管体の縦面積より大きいので、これら排水桝の枝管流入口から流入する排水でこれら排水桝が満流になりにくい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の合流桝の第1の実施の形態の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
【0016】
図1ないし図5において、1は合流桝で、この合流桝1は、塩化ビニル樹脂などの合成樹脂製の排水桝であり、建物2の床下に流水勾配を付けて設置されている。また、この合流桝1には、図5に示すように、枝管としての排水管3により建物2内の複数の排水設備、例えば風呂4や洗面所5、洗濯機6、トイレ7、台所8などの図示しない排水口がそれぞれ配管されている。
【0017】
さらに、この合流桝1は、建物2の床下からこの建物2の基礎9を貫通する管体である排水管11を介して建物2の敷地内である屋外に設置される排水桝12に接続されている。また、この排水桝12は、排水管としての屋外排水管である敷地内排水管13により、図示しない公共桝に接続されている。また、合流桝1は、図2ないし図4に示すように、少なくとも1つ以上、例えば3つの排水桝21a,21b,21cを連結して形成されている。
【0018】
そして、これら排水桝21a,21b,21cそれぞれは、インバート部22a,22b,22cを介して流入口23a,23b,23cおよび流出口24a,24b,24cが連通された略円筒状の桝本体25a,25b,25cをそれぞれ備えている。これら桝本体25a,25b,25cのインバート部22a,22b,22cの下流端には、流出口24a,24b,24cがそれぞれ開口されている。また、これらインバート部22a,22b,22cの上流端には、流入口23a,23b,23cがそれぞれ開口されている。さらに、これら流入口23a,23b,23cおよび流出口24a,24b,24cは、同形状に形成されている。さらに、これら桝本体25a,25b,25cそれぞれの縦断面は、これら桝本体25a,25b,25cの流出口24a,24b,24cに接続される排水管11の縦断面より大きい。
【0019】
ここで、各桝本体25a,25b,25cのインバート部22a,22b,22cは、図1に示すように、これらインバート部22a,22b,22cの内側の管底が、このインバート部22a,22b,22cの下流端に位置する流出口24a,24b,24cに接続される排水管11の内側の管底と等しい。また、これらインバート部22a,22b,22cの下半部の内周面は、各流出口24a,24b,24cに接続される排水管11の下半部の内周面と略同形状の凹弧状に形成されている。
【0020】
さらに、これらインバート部22a,22b,22c内の上半部には、流出口24a,24b,24cに接続される排水管11の上半部の内周面に対して、上方に向けて拡幅した縦断面凸弧状の拡幅部26a,26b,26cがそれぞれ形成されている。これら拡幅部26a,26b,26cは、各桝本体25a,25b,25cの幅方向および高さ方向に向けて拡幅している。また、これら拡幅部26a,26b,26cは、インバート部22a,22b,22cの下半部の内周面に対して直線的に連続して接続されている。
【0021】
また、各排水桝21a,21b,21cの流入口23a,23b,23cおよび流出口24a,24b,24cそれぞれの開口外縁には、周方向に沿って径方向に向けて突出する円環状のフランジ部27a,27b,27cがそれぞれ一体的に設けられている。これらフランジ部27a,27b,27cには、これらフランジ部27a,27b,27cにおける軸方向に沿ったボルト挿通孔28が穿設されている。これらボルト挿通孔28は、フランジ部27a,27b,27cの周方向に沿って等間隔に離間された位置に複数、例えば4個ずつ設けられている。この結果、各フランジ部27a,27b,27cは、各排水桝21a,21b,21cの流入口23a,23b,23cと流出口24a,24b,24cとを図示しないパッキングを介して図示しないボルトおよびナットにて水密に連通させる。
【0022】
そして、図2ないし図4に示すように、最も上流側に位置する排水桝21aの流入口23aは、略有底円筒状のキャップ体31により水密に閉塞されている。このキャップ体31の外周面には、この外周面に沿って径方向に向けて突出するフランジ部32が一体的に形成されている。
【0023】
また、このキャップ体31における排水桝21aの流入口23aに挿入される先端域の内側面は、図4に示すように、この排水桝21aの上方から下方へと先端方向に向けて凹弧状に突出した傾斜面部33が形成されている。この傾斜面部33は、キャップ体31を取り付けた排水桝21a内で逆流が生じた場合におけるこの排水桝21aとキャップ体31との間でのゴミや汚物の滞留を防止する。
【0024】
さらに、この排水桝21aの側部には、略円筒状の枝管流入口34aが突設されている。この枝管流入口34aは、排水桝21aの軸方向に対して直角な略水平方向に向かう軸方向を有する方向に向けて突出している。そして、この排水桝21aの流出口24aは、この流出口24aの外周域に位置するフランジ部27aのボルト挿通孔28と、排水桝21bの流入口23bの外周域に位置するフランジ部27bのボルト挿通孔28とを連通させて、これら連通した各ボルト挿通孔28間を図示しないパッキングを介して図示しないボルトおよびナットで接続することにより、排水桝21bの流入口23bに水密に接続されている。
【0025】
次いで、この排水桝21bの側部には、下流側約45度方向から排水を流入させる略円筒状の枝管流入口34bが突設されている。この枝管流入口34bは、排水桝21bの桝本体25bにおける下流側に向けて約45度傾いた略水平方向に向かう軸方向を有している。
【0026】
そして、この排水桝21bの流出口24bは、この流出口24bの外周域に位置するフランジ部27bのボルト挿通孔28と、排水桝21cの流入口23cの外周域に位置するフランジ部27cのボルト挿通孔28とを連通させて、これら連通した各ボルト挿通孔28間を図示しないパッキングを介して図示しないボルトおよびナットで接続することにより、排水桝21cの流入口23cに水密に接続されている。
【0027】
さらに、この排水桝21cの側部には、この排水桝21cの桝本体25cにおける軸方向に対して直角な水平方向に向かう軸方向を有する複数、例えば2つの枝管流入口34c,34dがそれぞれ突設されている。
【0028】
また、この排水桝21cの流出口24cには、この流出口24cの内径寸法より外径寸法が小径な断面円形の排水管11を接続可能とする略円筒状の異形なソケット体36が取り付けられている。このソケット体36の流入口36aは、排水桝21cの流出口24cと同形に形成されている。また、このソケット体36の流入口36aの開口外縁には、周方向に沿って径方向に向けて突出する円環状のフランジ部37が形成されている。このフランジ部37にはソケット体36におけるの軸方向に沿って開口した図示しないボルト挿通孔が形成されている。このボルト挿通孔は、ソケット体36の流入口36aを排水桝21cの流出口24cに取り付ける際に、この排水桝21cの流出口24cの外周縁に位置するボルト挿通孔28に連通し、これら連通した各ボルト挿通孔28を図示しないパッキングを介してボルトおよびナットで接続することにより、排水桝21cとソケット体36とが水密に連通して接続される。
【0029】
さらに、このソケット体36における流入口36aと対向する位置には、この流入口36aより径小な流出口36bが開口されており、この流出口36bには、排水管11が嵌挿されて水密に接着される。また、この流出口36bと流入口36aとの間には、流出口36b側から流入口36a側に上方に向けて傾斜した傾斜部39が形成されている。
【0030】
ここで、各枝管流入口34a,34b,34c,34dの基端に位置するそれぞれの排水桝21a,21b,21cの上面には、略円筒状の掃除口41a,41b,41c,41dがそれぞれ突設されている。これら各掃除口41a,41b,41c,41dの開口内縁には、図示しない雌ねじ部が螺刻されている。そして、これら各掃除口41a,41b,41c,41dには、これら各掃除口41a,41b,41c,41dの雌ねじ部に螺合可能な図示しない雄ねじ部が外周面に螺刻された略有底円筒状の蓋体42a,42b,42c,42dが図示しないパッキンを介してそれぞれ着脱可能に取り付けられている。
【0031】
さらに、各排水桝21a,21b,21cそれぞれの枝管流入口34a,34b,34c,34dそれぞれの開口内縁には、これら枝管流入口34a,34b,34c,34dに嵌挿される排水管3を水密に接着可能とする嵌合段部35a,35b,35c,35dが周方向に沿って設けられている。
【0032】
また、これら各枝管流入口34a,34b,34c,34dの内側の管底は、各桝本体25a,25b,25cのインバート部22a,22b,22cの内側の管底より高く形成されている。
【0033】
次に、上記第1の実施の形態の合流桝の配管方法について説明する。
【0034】
まず、建物12内の風呂4や洗面所5、洗濯機6、トイレ7、風呂8などの排水口の位置が決定した状態で、これら各排水口の数と同数であり、これら各排水口に接続できる枝管流入口34a,34b,34c,34dを有するように、排水体21a,21b,21cのボルト挿通孔28を互いに連通させて、連通したそれぞれのボルト挿通孔28間をパッキングを介してボルトおよびナットで接続する。
【0035】
次いで、最も上流側に位置する排水桝21aの流入口23aに、傾斜面部33を上方に向けてキャップ体31を取り付けるとともに、最も下流側に位置する排水桝21cの流出口24cのボルト挿通孔28とソケット体36のボルト挿通孔とを連通させて、これら連通したボルト挿通孔28間を、パッキングを介してボルトおよびナットで接続して合流桝1を形成する。
【0036】
この状態で、例えばこの合流桝1の排水桝21bの上流側と、排水桝21cの枝管流入口34cおよび枝管流入口34d間とのそれぞれに固定具51をそれぞれ取り付けて、これら固定具51を建物2の基礎9に固定して、この建物2の基礎9に合流桝1を位置決め固定する。
【0037】
この後、合流桝1の上流側に位置する固定具51の高さ位置を、この合流桝1の下流側に位置する固定具51の高さ位置より高くして、この合流桝1に流水勾配を形成する。
【0038】
さらに、建物2内の風呂4や洗面所5、洗濯機6、トイレ7、風呂8の排水口それぞれに排水管3の一端をそれぞれ接続した後、これら各排水管3の他端を、合流桝1の各枝管流入口34a,34b,34c,34dにそれぞれ嵌挿接着する。
【0039】
ここで、トイレ7の排水口に接続した排水管3の他端を接続する場合には、排水の逆流などを防止するため、合流桝1の上流端側に向けて約45°傾けて接続した枝管流入口34bに接続する。
【0040】
そして、合流桝1の下流端に接続したソケット体36の流出口36bに排水管11を接続し、この排水管11を排水桝12の上流端に配管する。
【0041】
さらに、排水桝12の下流端に敷地内排水管13を配管し、この敷地内排水管13を公共桝へと配管する。
【0042】
また、合流桝1内および排水管3内が目詰まりした場合などには、合流桝1の掃除口41a,41b,41c,41dから蓋体42a,42b,42c,42dを取り外し、これら掃除口41a,41b,41c,41dから合流桝1内を点検および掃除した後、これら掃除口41a,41b,41c,41dそれぞれに蓋体42a,42b,42c,42dを取り付ける。
【0043】
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、排水桝21aの流出口24aに排水桝21bの流入口23aを接続し、この排水桝21bの流出口24bに排水桝21cの流入口23cを接続し、さらに、この排水桝21cの流出口24cにソケット体36の流入口36aを接続する。この後、排水桝21aの流入口23aにキャップ体31を取り付けて合流桝1を形成する。
【0044】
次いで、この合流桝1の各排水桝21a,21b,21cの各枝管流入口34a,34b,34c,34dに、建物2の風呂4や洗面所5、洗濯機6、トイレ7、風呂8の排水口それぞれに接続された排水管3をそれぞれ接続することにより、これら排水管3の配管を容易にできるとともに、これら風呂4や洗面所5、洗濯機6、トイレ7、風呂8用の排水桝21a,21b,21cをまとめて設置できるから、これら排水桝21a,21b,21cの点検およびメンテナンスを容易にできる。
【0045】
さらに、合流桝1の各排水桝21a,21b,21cの桝本体25a,25b,25cの縦断面を排水管11の縦面積よりそれぞれ大きくしたことにより、これら排水桝21a,21b,21cの枝管流入口34a,34b,34c,34dそれぞれに接続された排水管3から流入してくる排水によりこれら桝本体25a,25b,25cを満流にしにくくできる。
【0046】
この結果、各排水桝21a,21b,21cの枝管流入口34a,34b,34c,34dのいずれかに接続されている器具トラップの封水の吸引が防止できる。
【0047】
また、各排水桝21a,21b,21cのインバート部22a,22b,22cの内側の管底を、排水桝21cの流出口24cに接続される排水管11の内側の管底と等しくしたことにより、これらインバート部22a,22b,22cそれぞれと排水管11との段差をなくすことができる。
【0048】
この結果、これら排水桝21a,21b,21cの桝本体25a,25b,25cの枝管流入口34a,34b,34c,34dそれぞれからこれら桝本体25a,25b,25cのインバート部22a,22b,22cおよび排水管11へと排水を円滑に流すことができるとともに、この桝本体25a,25b,25cのインバート部22a,22b,22cと排水管11との間でのゴミや汚物などの滞留を防止できる。
【0049】
さらに、各排水桝21a,21b,21cの桝本体25a,25b,25cのインバート部22a,22b,22cそれぞれの下半部を、排水桝21cの流出口24cに接続される排水管11の下半部と略同形状にしたことにより、これら排水桝21a,21b,21cのインバート部22a,22b,22cの下半部と排水管11の下半部との間を連続した形状にできる。この結果、各排水桝21a,21b,21cのインバート部22a,22b,22cから排水管11へと排水をより円滑に流すことができる。
【0050】
そして、各排水桝21a,21b,21cの枝管流入口34a,34b,34c,34dの内側の管底を、これら排水桝21a,21b,21cのインバート部22a,22b,22cの内側の管底より高くしたことにより、このインバート部22a,22b,22cに流れてきた排水を、このインバート部22a,22b,22cから枝管流入口34a,34b,34c,34dへと逆流しにくくできる。
【0051】
さらに、排水桝21a,21b,21cの枝管流入口34a,34b,34c,34dに接続される排水管3を、可撓性を有するフレキシブル管とすることにより、各排水施設、すなわち風呂4や洗面所5、洗濯機6、トイレ7、風呂8の排水口から排水桝の枝管流入口34a,34b,34c,34dまでの配管を容易にできる。
【0052】
次に、本発明の第2の実施の形態の構成を図6ないし図9を参照して説明する。
【0053】
この図6ないし図9に示す合流桝1は、基本的には図1ないし図5に示す合流桝1と同様であるが、各排水桝21a,21b,21cの流入口23a,23b,23cの開口内縁に、これら各排水桝21a,21b,21cの流出口24a,24b,24cが嵌挿されて、これら流出口24a,24b,24cが水密に接着可能な嵌挿段部61a,61b,61cが周方向に沿って形成されたものである。
【0054】
さらに、排水桝21cの流出口24cに接続されるソケット体36の流入口36aの開口内縁にも同様に、各排水桝21a,21b,21cの嵌挿段部61a,61b,61cと同形の嵌挿段部62が周方向に沿って形成されている。
【0055】
また、例えば各排水桝21a,21b,21c、キャップ体31およびソケット体36が接続されて合流桝1が形成された状態で、この合流桝1の排水桝21aの嵌挿段部61aの外周部と、ソケット体36の嵌挿段部62の外周部とのそれぞれに固定具51がそれぞれ取り付けられている。
【0056】
この結果、この合流桝1の上流側に取り付けた固定具51の高さ位置を、下流側に取り付けた固定具51の高さ位置より高くすることにより、この合流桝1に流水勾配が形成される。
【0057】
そして、各排水桝21a,21b,21cの枝管流入口34a,34b,34c,34dには、フレキシブルな排水管3がそれぞれ接続されている。
【0058】
この結果、この図6ないし図9に示す合流桝1は、排水桝21aの流出口24aを排水桝21bの嵌挿段部61bに嵌挿接着し、この排水桝21bの流出口24bを排水桝21cの嵌挿段部61cに嵌挿接着し、この排水桝21cの流出口24cをソケット体36の嵌挿段部62に嵌挿接着するとともに、排水桝21aの嵌挿段部61aにキャップ体31を嵌挿接着して閉塞することにより形成されるので、図1ないし図5に示す合流桝1と同様の作用効果を奏することができる。
【0059】
さらに、各排水桝21a,21b,21c、ソケット体36およびキャップ体31を嵌挿接着することにより接続可能としたので、各排水桝21a,21b,21c、ソケット体36およびキャップ体31間を、パッキングを介してボルトおよびナットで接続する場合に比べ、合流桝1を設置する際における施工を容易にでき、施工コストを削減できる。
【0060】
次に、本発明の第3の実施の形態の構成を図10を参照して説明する。
【0061】
この図10に示す合流桝1は、基本的には図1および図5に示す合流桝1と同様であるが、各排水桝21a,21b,21cの桝本体25a,25b,25cに対して各枝管流入口34a,34b,34c,34dが上方に向けて傾斜してそれぞれ突設されて、これら各枝管流入口34a,34b,34c,34dに流水勾配θが形成されたものである。
【0062】
さらに、これら枝管流入口34a,34b,34c,34dの内側の管頂は、排水管11の内側の管頂より高く形成されている。
【0063】
また、この合流桝1の各排水桝21a,21b,21cの拡幅部26a,26b,26cの内周面は、図10に示すように、縦断面凸弧状に形成されている。また、これら拡幅部26a,26b,26cの内周面は、各排水桝21a,21b,21cのインバート部22a,22b,22cの内周面に対して弧面により連続して接続されている。
【0064】
この結果、この図10に示す合流桝1は、各排水桝21a,21b,21c、キャップ体31およびソケット体36を接続することにより形成されるので、図1ないし図5に示す合流桝1と同様の作用効果を奏することができる。
【0065】
さらに、各枝管流入口34a,34b,34c,34dそれぞれに流水勾配θを形成したことにより、これら枝管流入口34a,34b,34c,34dから各桝本体25a,25b,25cのインバート部22a,22b,22cへと排水をより流れやすくできるとともに、このインバート部22a,22b,22cへと流れてきた排水を、このインバート部22a,22b,22cから枝管流入口34a,34b,34c,34dへとより逆流しにくくできる。
【0066】
また、各排水桝21a,21b,21cの拡幅部26a,26b,26cの内周面をこれら各排水桝21a,21b,21cのインバート部22a,22b,22cの内周面に対して弧面により連続して接続したことにより、これら各排水桝21a,21b,21cを合成樹脂などで成形した際における成形後の変形が少なくなるので、これら排水桝21a,21b,21cの成形後の変形を防止できるとともに、これら各排水桝21a,21b,21cの強度を向上できる。
【0067】
さらに、各排水桝21a,21b,21cの枝管流入口34a,34b,34c,34dの内側の管頂を、排水管11の内側の管頂より高くしたことにより、この排水管11において排水が満流となった際に、この排水が枝管流入口34a,34b,34c,34dへと逆流しても、これら枝管流入口34a,34b,34c,34dが満流になることはない。
【0068】
この結果、これら排水桝21a,21b,21cの枝管流入口34a,34b,34c,34dいずれかの上流側に、器具トラップが接続されている場合に生じる、この器具トラップの封水の跳ね出しを防止できる。
【0069】
なお、上記各実施の形態では、各枝管流入口34a,34b,34c,34dに排水管3が接続されているが、排水管3が接続されていない枝管流入口34a,34b,34c,34dに排水管3が接続されていない場合には、これら枝管流入口34a,34b,34c,34dを、図示しない閉塞キャップで水密に閉塞することもできる。
【0070】
また、最も上流側に位置する排水桝21aの流入口23aに図示しないソケット体などを取り付けて、このソケット体に排水管3を接続してもよい。
【0071】
さらに、各排水桝21a,21b,21cの各枝管流入口34a,34b,34c,34dの口径より排水管3の口径が小さい場合には、これら各枝管流入口34a,34b,34c,34dに図示しないブッシングなどを取り付けて、このブッシングに排水管3を接続することもできる。
【0072】
そして、排水桝21a,21b,21cに1つまたは2つの枝管流入口34a,34b,34c,34dを形成したが、1つの排水桝21a,21b,21cにいくつでも枝管流入口34a,34b,34c,34dを形成してもよく、また、これら枝管流入口34a,34b,34c,34dは、排水管3が接続できる構成であれば、どのような形状でもよい。
【0073】
【発明の効果】
請求項1記載の排水桝によれば、インバート部を介して流入口および流出口を連通した排水桝の縦断面を、この排水桝の流出口に接続される管体の縦面積より大きくすれば、この排水桝の側部に少なくとも1つ以上突設した枝管流入口から流入してくる排水によりこの排水桝を満流にしにくくできる。さらに、排水桝のインバート部の管底を、この排水桝の流出口に接続される管体の管底と略等しくすれば、この排水桝のインバート部と管体との段差をなくすことができるから、この排水桝の枝管流入口からこの排水桝のインバート部および管体へと排水を円滑に流すことができるとともに、この排水桝のインバート部と管体との間でのゴミや汚物などの滞留を防止できる。さらに、排水桝のインバート部の下半部を、この排水桝の流出口に接続される管体の下半部と略同形状にすれば、この管体の下半部とインバート部の下半部とが連続した形状となるので、インバート部から管体へと排水をより円滑に流すことができる。
【0074】
請求項2記載の排水桝によれば、請求項1記載の排水桝の効果に加え、排水桝の枝管流入口の管底を、この排水桝のインバート部の管底より高くすれば、このインバート部に流れてきた排水を、このインバート部から枝管流入口へと逆流しにくくできる。
【0075】
請求項3記載の排水桝によれば、請求項1または2記載の排水桝の効果に加え、枝管流入口の管頂を管体の管頂より高くすれば、この管体において排水が満流となり、この排水が枝管流入口へと逆流した際における枝管流入口の満流を防止できる。
【0076】
請求項4記載の排水桝によれば、請求項1ないし3いずれか記載の排水桝の効果に加え、排水桝の枝管流入口に流水勾配を形成すれば、この枝管流入口から排水桝のインバート部へと排水をより流れやすくできるとともに、このインバート部へと流れてきた排水を、このインバート部から枝管流入口へとより逆流しにくくできる。
【0077】
請求項5記載の合流桝によれば、建物の排水設備に接続された枝管の配管を容易にできるとともに、これら排水設備のための排水桝をまとめて設置できるから、これら排水桝の点検およびメンテナンスを容易にでき、また、各排水桝の縦断面を、これら排水桝の流出口に接続される管体の縦面積より大きくしたので、これら排水桝の枝管流入口から流入する排水によりこれら排水桝を満流にしにくくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の合流桝の第1の実施の形態を示す縦断面図である。
【図2】 同上合流桝の設置状態を示す側面図である。
【図3】 同上合流桝の水平横断面図である。
【図4】 同上合流桝の垂直横断面図である。
【図5】 同上合流桝の施工状態を示す説明図である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態を示す縦断面図である。
【図7】 同上合流桝の設置状態を示す側面図である。
【図8】 同上合流桝の設置状態を示す水平横断面図である。
【図9】 同上合流桝を示す垂直横断面図である。
【図10】 本発明の第3の実施の形態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 合流桝
2 建物
3 枝管としての排水管
4 排水設備としての風呂
5 排水設備としての洗面所
6 排水設備としての洗濯機
7 排水設備としてのトイレ
8 排水設備としての台所
11 管体としての排水管
21a,21b,21c 排水桝
22a,22b,22c インバート部
23a,23b,23c 流入口
24a,24b,24c 流出口
34a,34b,34c,34d 枝管流入口
41a,41b,41c,41d 掃除口
θ 流水勾配
Claims (5)
- 略筒状のインバート部と、このインバート部を介して連通された流入口および流出口と、側部に少なくとも1つ以上突設された枝管流入口と、上部に突設された掃除口とを具備した排水桝であって、
この排水桝の縦断面は、この排水桝の上部が幅方向および高さ方向のそれぞれに向けて拡幅した縦断面凸弧状に形成されて、この排水桝の前記流出口に接続される管体の縦断面より大きく、
前記インバート部は、管底が前記管体の管底と略等しく、下半部が前記管体の下半部と略同形状である
ことを特徴とした排水桝。 - 枝管流入口の管底は、インバート部の管底より高い
ことを特徴とした請求項1記載の排水桝。 - 枝管流入口の管頂は、管体の管頂より高い
ことを特徴とした請求項1または2記載の排水桝。 - 枝管流入口には、流水勾配が形成されている
ことを特徴とした請求項1ないし3いずれか記載の排水桝。 - ある排水桝の流入口または流出口に、この排水桝とは別の排水桝の流出口または流入口が接続され、
これら排水桝それぞれの枝管流入口に、建物の排水設備に接続された枝管がそれぞれ接続された合流桝であって、
これら排水桝のいずれもが、請求項1ないし4いずれか記載の排水桝である
ことを特徴とした合流桝。
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