JP2005113416A - 排水システム - Google Patents
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Abstract
【課題】排水機器の設置自由度を向上させることができる排水システムを提供すること。
【解決手段】排水システムS1は、建物に配置されている排水機器5からの排水を重力を利用して送る重力排水管路GRに対して、排水機器1からの排水を強制的に圧力を加えて送るための強制排水管路CRを、合流させて構成されている。強制排水管路CRを合流させる重力排水管路GRの部位は、複数の排水機器5からの重力排水管路用の配管6を接続可能とした接続口部12を備えた排水ヘッダー11の上部に開口する掃除口13、としている。
【選択図】図1
【解決手段】排水システムS1は、建物に配置されている排水機器5からの排水を重力を利用して送る重力排水管路GRに対して、排水機器1からの排水を強制的に圧力を加えて送るための強制排水管路CRを、合流させて構成されている。強制排水管路CRを合流させる重力排水管路GRの部位は、複数の排水機器5からの重力排水管路用の配管6を接続可能とした接続口部12を備えた排水ヘッダー11の上部に開口する掃除口13、としている。
【選択図】図1
Description
本発明は、建物に配置される排水機器からの排水を流す排水システムに関する。
従来、建物に配置される排水機器からの排水を流す際には、重力を利用して送る重力排水(自然排水)とする排水システムとしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−164624公報
しかし、従来の排水システムでは、配管の勾配を考慮しなければならず、後付けで排水機器を設置しようとしても、円滑な排水を確保できない場合では、その排水機器を設置できず、排水機器の設置自由度が制限されていた。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、排水機器の設置自由度を向上させることができる排水システムを提供することを目的とする。
本発明に係る排水システムは、建物に配置されている排水機器からの排水を重力を利用して送る重力排水管路に対して、所謂、真空排水・圧力排水方式等の、排水機器からの排水を強制的に圧力を加えて送るための強制排水管路を、合流させて構成されていることを特徴とする。
本発明に係る排水システムでは、重力排水管路に対して、排水機器からの排水を強制的に圧力を加えて送るための強制排水管路を、合流させて構成されていることから、強制排水管路に接続されている排水機器からの配管に関し、勾配を考慮しなくともよく、その排水機器の設置自由度を向上させることができる。
また、強制排水管路では、強制的に圧力を加えて排水を送れることから、重力排水に比べて詰まり難く、省スペースとなる小口径の配管を使用することが可能となって、強制排水管路自体の設置が容易となり、例えば、既設の建物において、後付けで、強制排水用の大便器等の排水機器を設置することとなって、住居専有部(インフィル部)側の床下に配管を通すこととなっても、容易に敷設することが可能となる。
そして、強制排水管路を合流させる重力排水管路の部位は、複数の排水機器からの重力排水管路用の配管を接続可能とした接続口部を備えた排水ヘッダーの上部に開口する掃除口、としてもよい。
このような構成では、既設の排水ヘッダーの掃除口に、強制排水管路の配管を接続できることから、容易に、重力排水管路に強制排水管路を合流させることができる。そして勿論、不要になれば、強制排水管路を取り外すことができ、例えば、介護用の大便器等を、強制排水管路に接続させて、配置させ、その後、不要になっても、容易に、その大便器等の排水機器とともに、強制排水管路を取り外すことができる。
なお、排水ヘッダーとは、排水機器(流し、浴槽、洗面台、洗濯機等)からの配管(排水横枝管)を、途中合流させることなく単独で配管させておき、それらの排水横枝管を、ヘッダー状(並列状)に配設した接続口部に接続合流させて、排水機器からの排水を所定の排水立て管に流出させることを前提とした排水管継手を言う。
また、強制排水管路の下流端には、複数の排水機器からの強制排水管路用の配管を接続可能な接続口部を備えた強制排水管路用の管継手を、配設させ、この管継手を、重力排水管路に接続させてもよい。
このような構成では、専用の管継手に対して、強制排水管路用の複数の配管を接続させることができて、複数の強制排水用の排水機器からの排水を集合させて重力排水管路に送ることができるとともに、その専用の管継手の複数の接続口部自体を、強制排水管路用の通気管に利用したり、あるいは、掃除口として、利用することができる。
さらに、強制排水管路は、既設の重力排水管路用の配管に対して、開口を設けて接続させるように構成してもよい。
このような構成では、強制排水管路の重力排水管路への合流が容易となり、一層、強制排水する排水機器の設置が、容易となる。
さらにまた、建物の住居専有部(インフィル部)側に配置されて複数の配管を接続可能な排水ヘッダーの少なくとも一つの開口部に、強制排水管路を接続させて、この排水ヘッダーが、区画壁を貫通して共用部(スケルトン部)側へ延びて重力排水管路と接続される排水管路を、一つだけ接続させて、構成されるようにしてもよい。
このように構成されていれば、区画壁に穴をあけることなく、建物の共用部でない住戸専有部側で、強制排水する排水機器の配管を、排水ヘッダーに接続させることができることから、多層階の集合住宅における後付けでの強制排水用の排水機器の設置が、極めて容易となる。勿論、不要となった場合には、排水機器とともに強制排水管路の取り外しも、容易となる。
また、重力排水管路に、開閉可能な蓋部を備えてこの蓋部の開き時に接続口部を開口可能な排水管用コンセントを、配設して、この排水管用コンセントに、強制排水管路を接続させてもよい。
このような構成では、排水管用コンセントを利用して、強制排水用の排水機器を接続することが可能となり、一層、強制排水用の排水機器の設置と取り外しが容易となる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1・2に示す第1実施形態の排水システムS1は、多層階の集合住宅に配置された排水ヘッダー11に対して、強制排水管路CRを構成する配管3が、接続されている。配管3は、強制排水用の排水機器(図例の場合には大便器である)1に連結されたポンプ2に接続されている。
そして、排水ヘッダー11の側部に開口された四つの接続口部12には、それぞれ、重力排水する排水機器5(図例の場合には、浴槽5A、洗濯機5B、洗面台5C、流し5D)が接続されるとともに、排水ヘッダー11自体が、排水立て管継手8の接続口部8aと接続されている。この排水ヘッダー11は、重力排水管路GRの排水立て管9に対して、排水立て管継手8を利用して、接続されている。また、管継手8には、重力排水用の排水機器5である大便器5Eも、配管6を介して、接続されている。
なお、設置する強制排水用の排水機器1としては、停電時にポンプ2を作動できないことから、重力排水する排水機器5のいずれかと一致するものが望ましい。
この排水ヘッダー11への配管3の接続は、排水ヘッダー11の上部に配設された掃除口13を利用している。すなわち、蓋14を外した掃除口13の蓋取付座13aに対して、円環状のパッキン16を介在させて、略円環状のフランジ17がボルト18・18止めされている。フランジ17には、抜け止めリング19を利用して、回転調整して固定可能に、曲りスリーブ20の元部20aが配設され、曲りスリーブ20の上端側の先端部20bに、配管3が接続されている。なお、スリーブ20は、先端部20b側をフランジ17に対して首振りするように回転調整して、ボルト18・18を締め付ければ、パッキン16が内径を狭めることから、その回転調整位置で、停止して固定されることとなる。そして、曲りスリーブ20と配管3との接続は、パッキン21を介在させて、円筒状の止め輪22をスリーブ20の先端部20bに螺合させることにより、行なっている。
このような排水システムS1では、重力排水管路GRに連通する排水ヘッダー11に対して、排水機器1からの排水Wを強制的に圧力を加えて送るための強制排水管路CRが、合流して構成されていることから、強制排水管路CRに接続されている排水機器1からの配管3に関し、勾配を考慮しなくともよく、その排水機器1の設置自由度を向上させることができる。
また、この強制排水管路CRでは、ポンプ2を利用して強制的に圧力を加えて排水Wを送れることから、省スペースとなる20〜30φ程度の小口径の配管3を使用することが可能となって、強制排水管路CR自体の設置が容易となり、例えば、既設の建物において、後付けで、強制排水用の大便器等の排水機器1を設置することとなって住戸専有部(インフィル部)24の床下に配管3を通すこととなっても、容易に敷設することが可能となる。なお、排水ヘッダー11が、住戸専有部24側でなく、区画壁25を越えた共用部(スケルトン部)26側に配置されている場合には、配管3は、区画壁25を貫通させて、スリーブ20に接続させればよい。
そして、第1実施形態では、強制排水管路CRを合流させる重力排水管路GRの部位が、複数の排水機器5A・5B・5C・5Dからの重力排水管路GR用の配管6を接続可能とした接続口部12を備えた排水ヘッダー11の上部に開口する掃除口13、としている。そのため、既設の排水ヘッダー11の掃除口13に、強制排水管路CRの配管3を接続できることから、容易に、重力排水管路GRに強制排水管路CRを合流させることができる。さらに、不要になれば、ボルト18を外して蓋取付座13aからフランジ17を外し、掃除口13に蓋14を取り付けることもできて、容易に、排水ヘッダー11から強制排水管路CRを取り外すことができる。すなわち、例えば、介護用の大便器等の排水機器1を、排水ヘッダー11に連なるように強制排水管路CRに接続させて、配置させ、その後、不要になっても、容易に、その大便器等の排水機器1とともに、強制排水管路CRを取り外すことができる。
勿論、フランジ17等を取り外せば、取り外し後の掃除口13を利用して、配管6等の清掃を行なうことができる。
なお、第1実施形態の排水システムS1では、スリーブ20が、配管3をフランジ17に対して、約45°の角度θで取り付けていることから、強制的に流す排水Wを、円滑に排水ヘッダー11内に流入させることができる。
また、スリーブ20が、ボルト18を緩めれば、フランジ17に対して、先端部20b側を回転させることができることから、先端部20bを所定方向に向けてボルト18を締め付ければ、先端部20bの向く方向を調整できて、配管3との接続作業が容易となる。
さらに、図2の二点鎖線に示すように、スリーブ20の元部20a側に、下方側を排水の下流側となる管継手8側に曲げるとともに先端側に向かって拡径させたテーパ曲管状の拡径端部20cを設ければ、強制的に圧送される排水Wを拡散放出させることが可能となり、消音効果を生じさせるとともに、他の接続口部に接続された配管6側への流入を避けて、排水Wを重力排水管路GR側へ流すことができる。勿論、この点を考慮しなければ、元部20aをストレート管状としてもよい。
なお、配管3は、テープやモルタル等の耐火層を適宜設けた塩化ビニル等の合成樹脂管の他、ステンレスや鋳鉄等の金属管から構成しても良く、さらに、曲げ可能な金属製等の蛇腹管とすれば、図3に示すように、スリーブ20を利用することなく、パッキン16、フランジ17、ボルト18、及び、抜け止めリング19、を利用して、その蛇腹管からなる配管3Aを、掃除口13に接続することができる。
また、フランジ17やスリーブ20も、耐火層を適宜設けた塩化ビニル等の合成樹脂や、ステンレスや鋳鉄等の金属から形成してもよい。
第2実施形態の排水システムS2は、図4・5に示すように、強制排水管路CRの下流端に、複数の排水機器からの強制排水管路用の配管3を接続可能な接続口部29を備えた管継手28を、配設させて構成されている。この管継手28は、複数の接続口部29を水平方向に沿って並べた強制排水管路用の専用の排水ヘッダーであり、一方の端部を、取り外し可能な蓋31を有した掃除口30として、他方の端部を、重力排水管路GRを構成する排水立て管継手8に、接続させている。接続口部29は、第1実施形態とフランジ17やスリーブ20を設けた口部構造15と同様としている。
このような構成では、専用の管継手28に対して、強制排水管路用の複数の配管3を接続させることができて、複数の強制排水用の排水機器からの排水Wを集合させて重力排水管路GRに送ることができるとともに、その専用の管継手28の複数の接続口部29自体を、強制排水管路用の通気管に利用したり、あるいは、掃除口として、利用することができる。
なお、強制排水管路用の専用の排水ヘッダー28としては、図5に示すように、重力排水管路GR側への排水が良好となるように、内部の底面28bに勾配を設けてもよい。
また、この排水ヘッダー(管継手)28では、掃除口30の蓋取付座30aと所定のフランジ付きの配管とを利用して、掃除口30側に、重力排水管路を接続することも可能となる。勿論、蓋31は、掃除口30の蓋取付座30aに対して、ボルトを利用することなく、ねじ構造で着脱できるように構成してもよい。
ちなみに、このような継手28は、鋳鉄等の金属や、耐火層を適宜設けた塩化ビニル等の合成樹脂から形成することができる。そして、例えば、合成樹脂製とするような場合には、口部構造15に関して、フランジ17を継手本体28aに接着させてもよい。
さらに、強制排水管路の下流端に、強制排水管路用の管継手を設ける場合には、図6に示すように、排水立て管9を接続させる立て管タイプの管継手28Aとしてもよい。この管継手28Aは、複数の排水機器からの強制排水管路用の配管3を接続可能な接続口部29を備えて構成され、立て管9・9間に配設したり、あるいは、図例のように、重力排水管路用の排水立て管継手8Aと立て管9との間に配設させてもよい。
さらにまた、排水立て管9を接続させる立て管タイプとしては、図7・8に示す管継手28Bのように、強制排水管路CR用の配管3を接続させる接続口部29Bを、円筒状の本体部28aの周囲に、放射状に、配設させてもよい。なお、使用しない接続口部29Bは、着脱可能な蓋32によって、塞いでおけばよい。
また、重力排水管路用の排水立て管を接続させる排水立て管継手に対して、強制排水管路を接続させる場合に、図9・10に示すように、排水立て管継手8B・8Cにおける立て管用の上下の接続口部8aを除いた通気管や横枝管等を接続させたり、あるいは、掃除口とするような開口部8b・8cに対して、少なくとも一つの強制排水管路CRの配管3を接続可能な複数の接続口部35を有した継手34A・34Bを、接続させるように構成してもよい。なお、継手34Aは縦型であり、継手34Bは横型としている。
これらの継手34A・34Bの各接続口部35には、配管3の他、洗面や流し等からの排水の小口径の配管、空調用ドレンの配管、あるいは、強制排水用の通気管等を接続させることができる。そして、これらの口部35と所定の管との接続は、フランジ部等を設けてボルト・ナット止めしたり、あるいは、端面相互を突き合わせて、端面付近の外周面相互を所定の爪片等で係止して結合可能なクランプ、所謂、ノンハブカップリング36を利用して、接続してもよい。
なお、各継手34A・34Bの上端や先端にも、二点鎖線に示すように、接続口部35を設けてもよい。
さらに、排水立て管継手に設ける継手として、図11・12に示す継手34C・34Dのように、上端や先端等の頂部に、大径の接続口部35A、あるいは、接続口部35Aより小径の接続口部35Bを設ける場合には、それらの接続口部35A・35Bに所定の重力排水管路若しくは強制排水管路の配管を接続したり、あるいは、それらの配管を接続しない場合には、キャップ37・37Aによって、それらの接続口部35A・35Bを閉塞しておいてもよい。なお、キャップ37・37Aは、円板状の蓋部37b、及び、蓋部37bの外周縁付近から延びる筒部37c、を備えたゴム等からなる本体37aと、ベルト式クランプ37dと、から構成され、本体37aを口部35A・35Bに嵌めて、クランプ37dを締め付けて筒部37cを口部35A・35Bの外周面に圧接させることにより、口部35A・35Bを閉塞している。ちなみに、これらの接続口部35A・35Bでは、キャップ37・37Aを外して、洗浄用のホースを内部に挿入して、管路の清掃を行なうこともできる。
さらにまた、複数の接続口部35を配設させる場合には、図13〜19に示す継手38A・38B・38Cのように、接続口部35を構成してもよい。
図13・14に示す継手38Aは、強制排水管路CRの配管3からの排水Wを、継手本体38aの内周面に沿わせて、本体38a内で空気芯を確保して流下させるように、各口部35を、円筒状の本体38aの略接線方向に配設させている。
図15・16・17に示す継手38Bは、上下に並ぶ二列の接続口部35を、左右の列で相互に反ピッチずつ、ずらして配設させるとともに、それぞれ、排水Wを、本体38a内で空気芯を確保して流下させることができるように、円筒状の本体38aの略接線方向に配設させている。
図18・19に示す継手38Cでは、上下に並ぶ接続口部35を、本体38aに対して、排水Wを斜め下方向に流入させるように、配設させている。
さらにまた、図20に示す第3実施形態の排水システムS3のように、強制排水管路CRを、既設の重力排水管路GR用の配管40に対して、穴明け加工して設けた開口41を使用して、接続させるようにしてもよい。この排水システムS3では、穴明け加工して設けた開口41の周縁に、配管3を接続可能なサドルバンド形式の継手42を取り付けている。この継手42は、配管40の外周面に締結される締結バンド43・43と、締結バンド43・43に取り付けられている口部構造15を設けたサドル44と、から構成されている。
このような排水システムS3では、配管40に対して、開口41を開けて、継手42を取り付けるだけで、重力排水管路GRの配管40に対して、強制排水管路CRの配管3を接続させることができる。そのため、強制排水管路CRの重力排水管路GRへの合流が容易となり、一層、強制排水する排水機器1の設置が、容易となる。
なお、図21に示すサドル44Aのように、複数の配管3や通気管等を接続できるように、複数の接続口45aを開口させたアタッチメント45を配設させてもよい。
さらに、図22に示す第4実施形態の排水システムS4のように、建物の住戸専有部(インフィル部)24側に配置されて複数の配管を接続可能な排水ヘッダー46の少なくとも一つの開口部47に、強制排水管路CRの配管3を接続させて、この排水ヘッダー46が、区画壁25を貫通して共用部26側へ延びて重力排水管路GRと接続される排水管路48を、一つだけ接続させるように、構成してもよい。なお、この開口部47は、ヘッダー46の側部や端部に開口される接続口部46a、あるいは、ヘッダー46の上部に開口される掃除口46b等のいずれでもよい。ちなみに、図例の場合には、各掃除口46bに、口部構造15を設けて、強制排水用の排水機器に連結されている配管3を接続させ、接続口部46aに、重力排水用の排水機器に連結されている配管(横枝管)6を接続させている。
このように構成されていれば、強制排水管路用に、別途、区画壁25に穴をあけることなく、建物の共用部(スケルトン部)26でない住戸専有部24側で、強制排水する排水機器の配管3を、排水ヘッダー46に接続させることができることから、多層階の集合住宅における後付けでの強制排水用の排水機器の設置が、極めて容易となる。勿論、取り外し時も容易となる。さらに勿論、強制排水管路を設けない場合には、掃除口46bに蓋49を取り付けて、掃除口46bを塞いでおけばよい。
なお、このような住戸専有部24側に、複数の配管3・6を接続させる排水ヘッダーとしては、排水ヘッダー46のような直管状の形状の他に、図23に示すように、外形を扇形状や円形状とするような排水ヘッダー46Aとして、その外周面の一部に複数の開口部47を、並設させてもよい。
また、図24に示す第5実施形態の排水システムS5のように、重力排水管路GRに、開閉可能な蓋部53を備えてこの蓋部53の開き時に接続口部51を開口可能な排水管用コンセント50を、配設して、この排水管用コンセント50の接続口部51に対して、強制排水管路CRの配管3を差し込んで接続させてもよい。なお、符号52の部材は、シール材である。また、このコンセント50は、室内壁55に固定されている。
このような構成では、排水管用コンセント50を利用して、強制排水用の排水機器を接続することが可能となり、一層、強制排水用の排水機器の設置と取り外しが容易となる。
なお、この蓋部53は、上端を下方側に回転させるように、下部にヒンジ部を設けて、下開きで開く構成としており、さらに、図例のように、略水平位置付近で、開き完了位置を規制しておけば、配管3の差し込み時や引き込み時の排水の雫を受けることも可能となり、床を汚すことを防止できる。
1…(強制排水用)排水機器、
2…ポンプ、
3…(強制排水用)配管、
5…(重力排水用)排水機器、
6…(重力排水用)配管、
11・46…排水ヘッダー、
12・29・46b…接続口部、
13・30…掃除口、
28・28A・28B…(強制排水用)管継手、
34A・34B・38A・38B・38C・42…(強制排水用)継手、
40…(重力排水用)配管、
41…開口、
47…開口部、
48…管路、
50…排水管用コンセント、
51…接続口部、
53…蓋部、
GR…重力排水管路、
CR…強制排水管路、
S1・S2・S3・S4・S5…排水システム。
2…ポンプ、
3…(強制排水用)配管、
5…(重力排水用)排水機器、
6…(重力排水用)配管、
11・46…排水ヘッダー、
12・29・46b…接続口部、
13・30…掃除口、
28・28A・28B…(強制排水用)管継手、
34A・34B・38A・38B・38C・42…(強制排水用)継手、
40…(重力排水用)配管、
41…開口、
47…開口部、
48…管路、
50…排水管用コンセント、
51…接続口部、
53…蓋部、
GR…重力排水管路、
CR…強制排水管路、
S1・S2・S3・S4・S5…排水システム。
Claims (6)
- 建物に配置されている排水機器からの排水を重力を利用して送る重力排水管路に対して、排水機器からの排水を強制的に圧力を加えて送るための強制排水管路を、合流させて構成されていることを特徴とする排水システム。
- 前記強制排水管路を合流させる前記重力排水管路の部位が、複数の排水機器からの重力排水管路用の配管を接続可能とした接続口部を備えた排水ヘッダーの上部に開口する掃除口、としていることを特徴とする請求項1に記載の排水システム。
- 前記強制排水管路の下流端に、複数の排水機器からの強制排水管路用の配管を接続可能な接続口部を備えた強制排水管路用の管継手が、配設され、
該管継手が、前記重力排水管路に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の排水システム。 - 前記強制排水管路が、既設の重力排水管路用の配管に対して、開口を設けて接続されていることを特徴とする請求項1に記載の排水システム。
- 建物の住戸専有部側に配置されて複数の配管を接続可能な排水ヘッダーの少なくとも一つの開口部に、前記強制排水管路が接続されて、
前記排水ヘッダーが、区画壁を貫通して共用部側へ延びて前記重力排水管路と接続される排水管路を、一つだけ接続させて、構成されていることを特徴とする請求項1に記載の排水システム。 - 前記重力排水管路に、開閉可能な蓋部を備えて該蓋部の開き時に接続口部を開口可能な排水管用コンセントが、配設され、
該排水管用コンセントに、前記強制排水管路が接続されていることを特徴とする請求項1に記載の排水システム。
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