JP7182150B2 - 排水システム - Google Patents

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Description

本発明は、小便器に直結された排出管と、該排出管の下流端部が接続された横引き管路とを有した排水システムに関する。
この種の排水システムでは、ビルなどの建物における同一階に設けられた複数の小便器から流れる汚水は、それぞれの排出管と、その下方に設けられた横引き管路とを通じて、その建物に設けられた縦排水管などの排水受部に排出されるようになっている。横引き管路は横方向の配管であるため、水の流れが悪くなり滞留するおそれがあり、そのため管内に残った尿に起因して尿石として堆積することがある。
このように尿石などの汚れの管路内への付着を抑制するために、横引き管路に、薬剤を混入した洗浄水を流したり、大量の洗浄水を流したりする方法が提案されている。特許文献1には、定期的に洗浄水の流量を増加することが提案されている。
特開2013-155523号公報
しかしながら、上記従来の方法では、薬剤や多くの洗浄水を必要とするため、運転コストが嵩むおそれがある。また、そもそもこれらの薬剤や洗浄水は、横引き管路内の内底面側を流れるため内底面側の洗浄には役立つが、排出管からの汚水が伝いやすく滞留しやすい天面側に発生した尿石や汚れに対しては、ほとんど役に立たない。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、横引き管路内の天面側での尿石や汚れの定着を効率よく低運転コストで抑制できる排水システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の排水システムは、小便器に直結された排出管と、該排出管の下流端部が接続された横引き管路とを有した排水システムであって、前記排出管は、前記横引き管路の内部の天面に接続されて、前記下流端部から流れる汚水の出口端面の全体が前記天面よりも下方に突出していることを特徴とする。
本発明の排水システムは上述した構成とされているため、横引き管路内の天面側での尿石や汚れの定着を効率よく低運転コストで抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る排水システムの概略システム系統図である。 小便器ごとの排出管と横引き管路の接続態様(図1のA部に相当する部分)の説明図である。(a)はその接続に用いられるジョイント部材の縦断面図、(b)はそのジョイント部材を用いた接続態様を示す縦断面図である。 横引き管路と縦排水管の接続態様を示す縦断面図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面をもとに説明する。
まず、本排水システムの概略基本構成について説明する。
本排水システムは、小便器1に直結された排出管5と、排出管5の下流端部5aが接続された横引き管路10とを有したシステムである。排出管5は、横引き管路10に対し、下流端部5aから流れる汚水の出口端面6が横引き管路10の内面よりも下方に突出するように接続されている。
ここで、本実施形態における横引き管路10は、1本の管状体よりなるものではなく、複数の分割横引き管11をジョイント部材(横ジョイント部材15)で接続して構成されたものである。よって、横ジョイント部材15の本体部15aも、汚水が流れる横引き管路10の一部とされる。
以下、小便器1および本排水システムについて、図1~図3にもとづいて詳細に説明する。なお本実施形態では、排水システムをビル等の建物の各階に設けた場合の任意の階の例を示しており、図1に示すように、すべての小便器1から排出管5を通じて排出される汚水は、横引き管路10を通じて、上下に通じる縦排水管20に排出される。また、図1には、水の流れを模式的に矢印で図示した。
小便器1は、複数便器に共通の給水路2を通じて洗浄水が供給されるように、個々の分岐路3を介して給水路2に接続されている。また、小便器1は、汚水(尿や洗浄水)を、複数便器に共通の横引き管路10に排出するために、個々の排出管5を介して横引き管路10に接続されている。この横引き管路10は下流に向けて下り傾斜しており、縦排水管20にジョイント部材(縦ジョイント部材25)を介して接続されている。
小便器1は、ボウル部1aと、分岐路3に接続された給水部1bと、排出管5に接続された排出部1cとを備えている。この給水部1bは、給水路2より分岐路3を介して送られてきた洗浄水を、ボウル部1aの内面に沿わせるように吐出するスプレッダー等の吐出部を備えている。また排出部1cは、トラップ部を構成し、汚水を排出管5に流し出す構成とされている。
また、分岐路3には給水弁4が配されており、個々の小便器1ごとに、洗浄操作によりまたはセンサー動作により給水弁4を開放させることで、小便器1のボウル部1aに給水できるようになっている。
これらの小便器1ごとに設けられた排出管5は、上述したように横引き管路10に接続され、その横引き管路10は下流側において、縦排水管20に接続されている。したがって、複数の小便器1から排出される汚水(尿および洗浄水)は縦排水管20に排出される。
本排水システムでは、図1で模式的に示したように、小便器1ごとの排出管5は横引き管路10に対して、排出管5の下流端部5aが横引き管路10の管内に突出するように接続されている。具体的には、この接続部分には、図2(a)(b)に示すような横引き管路10用のジョイント部材(横ジョイント部材15)が用いられている。
横ジョイント部材15は、3方向に別体の管を連結する三又状の分岐管状継手とされ、分割された分割横引き管11を直線状に連結する2つの連結口15bと、排出管5を接続する接続口15cとを備えている。これら3個所の口では接続対象の管と螺合または接着にて接続されることが望ましい。なお、図2(a)(b)では、ねじ部およびパッキンの図示は省略してある。
図2(a)(b)に示すように、連結口15bは本体部15aの中央部よりも径大とされる。また、本体部15aの内面は、分割横引き管11を接続した状態で、分割横引き管11(図2(b)中の左側のもの)、横ジョイント部材15、分割横引き管11(図2(b)中の右側のもの)の連続する内面が面一となるように形成されている。つまり、横ジョイント部材15の本体部15aは、略円筒体の両端に径大の連結口15bを付加した形状とされる。
また、接続口15cは本体部15aの長手方向の略中央の周面の一部にバーリング加工様に環状の口(フランジ)が突出形成されたもので、その接続口15cに排出管5が内嵌されている。排出管5の下流端部5a(出口端部)の出口端面6は、横引き管路10つまり横ジョイント部材15の本体部15aの内部に位置するように突出している。
なお、出口端面6の高さ位置は、すくなくとも横引き管路10の内部の天面10aよりも下方であればよい。本体部15aが円筒状であるから、出口端面6が本体部15aの湾曲した内面に接触しないように出口端面6を配すればよい。ようするに、排出管5から流れ出る汚水が表面張力で本体部15aの内面(天面10a)に伝わらない程度に、下流端部5aが下方に突出していることが望ましい。また、横引き管路10の内底面10b側を流れる汚水の適正な量が、例えば管断面の下側1/3程度であると想定すれば、出口端面6の高さ位置は、内径の中心位置よりも上方側であることが望ましい。
排出管5と横引き管路10とはこのような接続形態であるから、排出管5から横引き管路10へ流れる汚水が横引き管路10の天面10a側に伝わることを回避でき、汚水のほとんどを下方の内底面10b側に落下させることができる。したがって、横引き管路10の、汚水が流れることがほとんどない天面10a側に、汚水による汚れが付着したり、尿石が定着したりすることを効率よく抑止することができる。また、本システムは洗浄水を多く使用する方法ではないため、運転コストが上がるおそれもない。
なお、排出管5の下流端部5aからの汚水は、横引き管路10(横ジョイント部材15の本体部15a)の内面側に突出させたフランジの下端から横引き管路10に流出するような接続形態としてもよい。ようするに、どのような接続形態であってもよいが、排出管5から流れ落ちる汚水の出口端面6が横引き管路10内の天面10aから下方に離れた高さ位置にあればよい。
ついで、横引き管路10と縦排水管20の接続形態について、図1および図3を参照しながら説明する。
横引き管路10と縦排水管20との接続については、図1および図3に示すような縦排水管20用のジョイント部材(縦ジョイント部材25)が用いられている。
縦ジョイント部材25は、3方向に別体の管を連結する三又状の分岐管状継手とされ、分割された分割縦排水管21を直線状に連結する2つの連結口25bと、横引き管路10(分割横引き管11)を接続する接続口25dとを備えている。これら3個所の口では接続対象の管と螺合または接着にて接続されることが望ましい。なお、図3では、ねじ部およびパッキンの図示は省略してある。
図3に示すように、連結口25bは本体部25aの中央部よりも径大とされる。また、本体部25aの内面は、分割縦排水管21を接続した状態で、分割縦排水管21(図中上側のもの)、縦ジョイント部材25、分割縦排水管21(図中下側のもの)の連続する内面が面一となるように形成されている。つまり、縦ジョイント部材25の本体部25aは略円筒状の両端に径大の連結口25bを付加した形状とされる。
また、接続口25dは本体部25aの長手方向の略中央の周面の一部に山形状の突出基部25eを介して形成されており、その接続口25dに分割横引き管11が内嵌されている。
図3に示すように、突出基部25eは接続口25dよりも径大とされ、突出基部25eと接続口25dとを含む突出部25cは、本体部25aの外面より接続口25dに向けて徐々に径小となるようにテーパー形状に形成されている。また、縦ジョイント部材25の突出部25cの内面は、外形の先細り形状に合致するように、横引き管路10から縦排水管20にかけて湾曲状に降下傾斜している。このように、横引き管路10の下流部13は、管路内面のすくなくとも下側面26が降下傾斜するように縦排水管20に接続されていることが望ましい。
横引き管路10と縦排水管20とはこのような接続形態であるから、横引き管路10から流れ出る汚水や横引き管路10に混入した体毛などのごみを滞留させることなく、スムーズに縦排水管20へ排出させることができる。このように、横引き管路10の縦排水管20への内面側の接続部分は汚水やごみが滞留しにくい形状となっているため、その部分での尿石や汚れの付着を効率的に抑止することができる。また、洗浄水を多く使用する方法ではないため、高運転コストとなるおそれもない。
なお、突出部25cの内面の下側面26がすくなくとも降下傾斜形状であればよいが、本実施形態で用いている縦ジョイント部材25のようにテーパー形状としてもよい。
以上には、横ジョイント部材15、縦ジョイント部材25を用いた構成を例示したが、これには限られず、このようなジョイント部材を用いない構成であってもよい。
1 小便器
5 排出管
5a 下流端部
6 出口端面
10 横引き管路
13 下流部
20 縦排水管
26 下側面



Claims (2)

  1. 小便器に直結された排出管と、該排出管の下流端部が接続された横引き管路とを有した排水システムであって、
    前記排出管は、前記横引き管路の内部の天面に接続されて、前記下流端部から流れる汚水の出口端面の全体が前記天面よりも下方に突出していることを特徴とする排水システム。
  2. 請求項1において、
    前記横引き管路からの排水を流す縦排水管が形成されており、
    前記横引き管路の下流部は、管路内面のすくなくとも下側面が降下傾斜するように前記縦排水管に接続されていることを特徴とする排水システム。
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