JP2001329587A - 排水用床下配管構造 - Google Patents

排水用床下配管構造

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JP2001329587A
JP2001329587A JP2000153748A JP2000153748A JP2001329587A JP 2001329587 A JP2001329587 A JP 2001329587A JP 2000153748 A JP2000153748 A JP 2000153748A JP 2000153748 A JP2000153748 A JP 2000153748A JP 2001329587 A JP2001329587 A JP 2001329587A
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drainage
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floor
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Yoshihiro Sumimoto
良広 住本
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Original Assignee
EGG PURAMINGU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数階を有するビル等の建築物において予め
従来型の床下配管設計がなされている場合に、その床下
配管設計に大幅な変更を加えることなく、容易に断面卵
形の排水横管を用いた床下配管構造にすることができ、
また、床下の配管作業及び床下に配設した管のメンテナ
ンス作業を容易に行うことができる排水用床下配管構造
の提供。 【解決手段】 床スラブ上に設けられる各種衛生器具に
接続された床上排水横管と、床上排水横管の下流側に接
続され前記床スラブを貫通するように配設されたスラブ
貫通縦管と、スラブ貫通縦管の下流側端部に接続され床
スラブと階下の天井面との間に配設された床下排水横管
と、床下排水横管の下流側端部に接続され上部が建築物
外部に連通された排水縦管とからなり、床上排水横管及
び床下排水横管はそれぞれ断面卵形状となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水用床下配管構
造に関し、より詳しくは、複数階を有するビル等の建築
物において予め従来型の床下配管設計がなされている場
合に、その床下配管設計に大幅な変更を加えることな
く、容易に断面卵形の排水横管を用いた床下配管構造に
することができ、また、断面卵形の排水横管を用いて通
気縦管と通気横管の双方を無くし床下の配管数を少なく
することにより、床下の配管作業及び床下に配設した管
のメンテナンス作業を容易に行うことができるととも
に、配管工数と部品点数の双方を格段に低減することが
できる排水用床下配管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数階を有する事務所ビルや
ホテル等の建築物では、断面円形の排水横管を用いた排
水構造が利用されている。ところが、断面円形の排水横
管を用いた場合、排水トラップの破封を防止するために
別途、通気管を配設する必要があった。その例を図19
及び図20に示す。この例では、床スラブ(30)の上
に便器等の衛生器具(31)が設置され、この衛生器具
(31)から下方へ延出された排水管(32)が床スラ
ブ(30)を貫通して床下空間(33)まで延びてい
る。この排水管(32)はエルボ(34)を介して断面
円形の排水横管(35)に接続されており、この排水横
管(35)は排水縦管(41)の床下部分に接続されて
いる。排水横管(35)の中途部には、排水時における
排水横管(35)内の気圧変動を抑制するための通気横
管(36)が接続されており、この通気横管(36)は
通気縦管(42)に接続され、この通気縦管(42)の
上部は最上階に設けられた通気ガラリに連通されてい
る。通常、この通気横管(36)は床下空間(33)内
において排水横管(35)と平行に配設されている。床
下空間(33)内には、通気横管(36)及び排水横管
(35)以外に、給水管(38)が配管されているのが
一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、従来の排
水構造がもつ問題点、すなわち断面円形管を用いたこと
による通気管の必要性を解消すべく、既に特願平11−
221217号等において、断面卵形の排水横管を用い
た排水構造を提案している。断面卵形の排水横管は、断
面円形の排水管よりも汚水の水深を十分に確保してその
流速を速めることができるとともに、その優れた排水性
により、管内上部に通気空間を確保することができる。
従って、断面卵形の排水横管を用いることで、通気横管
を不要にすることができる。
【0004】しかしながら、この発明は、上記したよう
な床下配管構造を対象として考えられていない。つま
り、上記した従来の床下配管構造では、排水横管(3
5)の下流側端部が排水縦管(41)の床下部分に接続
されているのに対し、本出願人による先の発明では、排
水横管が排水縦管の床上部分に接続されたいわゆる床上
配管構造になっている。前記した従来の床下配管構造
は、現在の排水施工現場の大半で採られている構造であ
るが、この従来の排水構造を本出願人による先の発明の
排水構造に変更しようとすれば、排水横管(35)を排
水縦管(41)の床上部分に接続しなければならない。
この場合、排水横管(35)の取り回し方や、壁体に孔
を明ける位置等に大幅な変更を加えなければならない。
従って、本出願人による先の発明は、折角優れた機能を
有していても、実際には採用されにくいというのが実情
であった。
【0005】以上、従来の床下配管構造が持つ問題点
と、この問題点を解消しようとした本出願人による発明
の問題点について説明してきたが、従来の床下配管構造
には、以下のような問題点も存在する。すなわち、従来
の床下配管構造においては、床下空間(33)内に、通
気横管(36)、排水横管(35)、給水管(38)等
の多数の管が配設されていた。しかしながら、床下空間
(33)の大きさは、階下の天井面(39)の位置によ
って制約を受けるので、これら多数の管を床下空間(3
3)内に配設するのは、容易ではなかった。特に、この
配管作業は床下の作業員にとっては高所での危険な作業
となるため、少しでも軽くてコンパクトな管を配管した
いのが実状である。また、これらの管は、図20に示す
ように、壁体(40)を貫通した状態で配設されること
が多いが、排水横管(35)と通気横管(36)は互い
に連結された状態で壁体(40)に貫通配設する必要が
あるため、作業員にとっては複雑で且つ重くて難しい作
業であった。また、各衛生器具(31)ごとに床スラブ
(30)に孔を明け、この孔にそれぞれ排水管(32)
を通していたので、孔を明ける作業に多くの手間がかか
るとともに、配管に要する部材点数と工数が多くなり、
配管作業に非常に多くの時間と手間がかかっていた。
【0006】また、上記した3種の管のいずれかをメン
テナンスする際には、天井板を一旦取り外し、梯子に乗
った状態で管を着脱する必要がある。この場合、管の数
が少ない方が管同士の干渉を避けられるため、作業が容
易となるのであるが、図19及び図20に例示するよう
な従来の配管状態では、管の数が多くて作業を行いにく
く、特に、排水横管(35)或いは通気横管(36)の
いずれか一方をメンテナンスしようとした場合、その両
方を取り外さなければならないため、面倒かつ危険で多
くの手間と時間がかかるという問題があった。また、従
来の排水横管(35)は、断面円形状であったため、排
水勾配を大きく設定しないとスムースに排水することが
できない。その結果、各管は一端部と他端部の高低差が
大きくなるので、これらを限られたスペース内に配管し
ようとすれば、必然的にその長さが限定されてしまうと
いう問題もあった。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、複数階を有するビル等の建築物において予め
従来型の床下配管設計がなされている場合に、その床下
配管設計に大幅な変更を加えることなく、容易に断面卵
形の排水横管を用いた床下配管構造にすることができ、
また、断面卵形の排水横管を用いて通気縦管と通気横管
の双方を無くし床下の配管数を少なくすることにより、
床下の配管作業及び床下に配設した管のメンテナンス作
業を容易に行うことができるとともに、配管工数と部品
点数の双方を格段に低減することができる排水用床下配
管構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数階を有するビル等の建築物で施工される排水用
床下配管構造であって、床スラブ上に設けられる各種衛
生器具に接続された床上排水横管と、この床上排水横管
の下流側に接続され前記床スラブを貫通するように配設
されたスラブ貫通縦管と、このスラブ貫通縦管の下流側
端部に接続され前記床スラブと階下の天井面との間に配
設された床下排水横管と、この床下排水横管の下流側端
部に接続され上部が建築物外部に連通された排水縦管と
からなり、前記床上排水横管及び床下排水横管はそれぞ
れ、上部の曲率半径が下部の曲率半径よりも大きくなっ
た断面卵形状の排水横管とされていることを特徴とする
排水用床下配管構造である。
【0009】請求項2記載の発明は、複数階を有するビ
ル等の建築物で施工される排水用床下配管構造であっ
て、床スラブ上に設けられる各種衛生器具に接続され前
記床スラブを貫通するように配設されたスラブ貫通縦管
もしくは床スラブに埋め込んで設けられる各種衛生器具
に接続され該衛生器具に下方から挿入するように配設さ
れた器具挿入縦管と、このスラブ貫通縦管もしくは器具
挿入縦管の下流側端部に接続され前記床スラブと階下の
天井面との間に配設された床下排水横管と、この床下排
水横管の下流側端部に接続され上部が建築物外部に連通
された排水縦管とからなり、前記床下排水横管は、上部
の曲率半径が下部の曲率半径よりも大きくなった断面卵
形状の排水横管とされていることを特徴とする排水用床
下配管構造である。
【0010】請求項3記載の発明は、前記床上排水横管
の下流側端部は、一端部が断面卵形状とされ他端部が断
面円形状とされ中途部がこれら両端部を繋ぐように形成
されこれら各部が機械的強度を有する可撓性材料で一体
成形された相異断面管継手の前記一端部に接続されてお
り、この相異断面管継手の前記他端部は、前記スラブ貫
通縦管の上部から側方へ延出して設けられた断面円形状
管に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の
排水用床下配管構造である。
【0011】請求項4記載の発明は、前記床上排水横管
の下流側端部は、中央分岐接続部が断面卵形状とされ両
端側接続部がそれぞれ断面円形状とされたT字形管継手
の前記中央分岐接続部、もしくは、一端側接続部が断面
卵形状とされ他端側接続部が断面円形状とされたエルボ
形管継手の前記一端側接続部に接続されており、このT
字形管継手の下端側接続部もしくはエルボ形管継手の他
端側接続部に、前記スラブ貫通縦管の上端部が接続され
ていることを特徴とする請求項1に記載の排水用床下配
管構造である。
【0012】請求項5記載の発明は、前記スラブ貫通縦
管の下流側端部は、一端側接続部が断面円形状とされ他
端側接続部が断面卵形状とされたエルボ形管継手の前記
一端側接続部に接続されており、このエルボ形管継手の
前記他端側接続部は、前記床下排水横管の上流側端部に
接続されていることを特徴とする請求項1に記載の排水
用床下配管構造である。
【0013】請求項6記載の発明は、前記床下排水横管
の下流側端部は、一端側接続部が断面卵形状とされ他端
側接続部が断面円形状とされ中途部がこれら両端側接続
部を繋ぐように形成されこれら各部が機械的強度を有す
る可撓性材料で一体成形された相異断面管継手の前記一
端側接続部に接続されており、この相異断面管継手の前
記他端側接続部は、前記排水縦管から側方へ延出された
断面円形管に接続されていることを特徴とする請求項1
又は2に記載の排水用床下配管構造である。
【0014】請求項7記載の発明は、前記床下排水横管
の下流側端部は、中央分岐接続部が断面卵形状とされ両
端側接続部がそれぞれ断面円形状とされたT字形管継手
の前記中央分岐接続部に接続されており、前記排水縦管
は、このT字形管継手の両端側接続部のそれぞれに接続
されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の排
水用床下配管構造である。これらの発明を提供すること
により、上記課題を悉く解決する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態について、
図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1実施
形態に係る排水用床下配管構造が適用されたビルの概略
構造を模式的に示す図である。図2は、図1における排
水用床下配管構造(図1におけるA部)の構造を詳細に
示す拡大図(給水管の図示は省略)である。本発明の第
1実施形態に係る排水用床下配管構造は、複数階を有す
るビル等の建築物で施工される排水用床下配管構造であ
って、床スラブ(1)上に設けられる各種衛生器具
(2)に接続された床上排水横管(3)と、この床上排
水横管(3)の下流側に接続され床スラブ(1)を貫通
するように配設されたスラブ貫通縦管(4)と、このス
ラブ貫通縦管(4)の下流側端部に接続され床スラブ
(1)と階下の天井面(5)との間に配設された床下排
水横管(6)と、この床下排水横管(6)の下流側端部
に接続され上部が建築物外部に連通された排水縦管
(7)とからなり、床上排水横管(3)及び床下排水横
管(6)はそれぞれ、上部の曲率半径が下部の曲率半径
よりも大きくなった断面卵形状の排水横管とされている
ものである。
【0016】以下、これら構成要素について、順次、詳
説する。本発明における衛生器具(2)の種類は特に限
定されるものではなく、小便器、大便器の他、洗面台、
掃除流し等も含むことができる。図示例では、符号(2
a)が大便器、符号(2b)が小便器、符号(2c)が
洗面台を表している。
【0017】床上排水横管(3)は、床スラブ(1)上
に配設された衛生器具(2)の排水孔(図示せず)に接
続されており、この衛生器具(2)から流入された汚水
を受けてスラブ貫通縦管(4)側へ流すことができる。
この床上排水横管(3)は、前記したように、上部の曲
率半径が下部の曲率半径よりも大きくなった断面卵形状
をしている。このような形状の管を採用することによ
り、汚水の水深を十分に確保して、同一断面積の断面円
形状管よりも汚水の流速を速めることができる。従っ
て、断面円形状管よりも小さな排水勾配(例えば1/2
00勾配に設定することも可能)でも効率よく十分な排
水を行うことができ、管内に汚物が蓄積されてしまうこ
ともない。また、その優れた排水性により、管内上部に
通気空間が確保されるので、別途、通気管を設けなくて
も排水トラップの破封が生じない。
【0018】この床上排水横管(3)と衛生器具(2)
の接続構造は特に限定されるものではないが、衛生器具
(2)を大便器(2a)(図3参照)とした場合には、
例えば、本出願人による先の出願(特願2000−19
396号)において示した排水管継手及び排水管継手差
込ソケットを用いることができる。図2及び図3では、
その排水管継手差込ソケット(8)のみを示す。
【0019】スラブ貫通縦管(4)は、床スラブ(1)
を縦方向に貫通するように配設されたものである。この
スラブ貫通縦管(4)は、その上部が上記した床上排水
横管(3)に、管継手等を介して接続されている。スラ
ブ貫通縦管(4)の断面形状は特に限定されるものでは
ないが、例えば円形状断面とすることができる。スラブ
貫通縦管(4)と床上排水横管(3)の接続構造も特に
限定されないが、例えば以下の構造を採用することが可
能である。
【0020】その一例を図4及び図5に示す。これらの
図に示す例では、床上排水横管(3)の下流側端部は、
一端側接続部(19)が断面卵形状とされ他端側接続部
(20)が断面円形状とされ中途部(21)がこれら両
端側接続部(19),(20)を繋ぐように形成された
相異断面管継手(9)の前記一端側接続部(19)に接
続されている。この相異断面管継手(9)の前記他端側
接続部(20)は、スラブ貫通縦管(4)の上部から側
方へ延出して設けられた断面円形状管(10)に接続さ
れている。断面円形状管(10)とスラブ貫通縦管
(4)の接続構造は特に限定されないが、例えば、図4
に例示するようなエルボ形管継手(11)や、図5に例
示するようなT字(チー)形管継手(12)を用いるこ
とができる。なお、T字形管継手(12)を用いた場合
には、T字形管継手(12)の上端側接続部に、点検用
孔(23)を備えた筒状の点検窓部材(24)を嵌合装
着することも可能である。
【0021】相異断面管継手(9)は、一端側接続部
(19)が断面卵形状とされ他端側接続部(20)が断
面円形状とされているので、断面卵形状の床上排水横管
(3)と断面円形状管(10)とを確実に接続すること
ができる。相異断面管継手(9)の材質は、特に限定さ
れるものではないが、機械的強度を有する合成ゴム等の
可撓性材料から構成することができ、この場合、各接続
部内に床上排水横管(3)と断面円形状管(10)を内
嵌した後、各接続部の外周面を締め付けバンド(図示せ
ず)で締め付けて、床上排水横管(3)及び断面円形状
管(10)との密着性を高めることができる。
【0022】スラブ貫通縦管(4)と床上排水横管
(3)の接続構造の他の例を図6及び図7に示す。図6
に示す例では、床上排水横管(3)の下流側端部は、中
央分岐接続部(13)が断面卵形状とされ両端側接続部
(14),(15)がそれぞれ断面円形状とされたT字
(チー)形管継手(12)の中央分岐接続部(13)に
接続されている。T字形管継手(12)の一端側接続部
(下側に位置する)(14)には、スラブ貫通縦管
(4)の上端部が接続されている。
【0023】T字形管継手(12)の詳細を図8及び図
9に示す。T字形管継手(12)は、中央分岐接続部
(13)が断面卵形状とされ、両端側接続部(14),
(15)がそれぞれ断面円形状とされいるので、断面卵
形の床上排水横管(3)と断面円形状のスラブ貫通縦管
(4)を相互に接続することができる。T字形管継手
(12)の材質は特に限定されないが、例えば、硬質の
合成樹脂(例えば、硬質の塩化ビニル樹脂)や、機械的
強度と可撓性の双方を有する合成ゴムの他、不燃性を有
するスチール系材料等を採用することができる。硬質の
合成樹脂を採用した場合には、接続される管の端部周面
に接着剤を塗布した後、その端部をT字形管継手(1
2)の接続部に内嵌することにより、確実に接続するこ
とができる。また、可撓性を有する合成ゴムを採用した
場合には、接続される管を内嵌させた後、その内嵌箇所
の外側周面に締め付けバンド(図示せず)を装着してこ
れを締め付けることにより、被接続管との密着性を高め
て確実な接続を行うことができる。スチール系材料を用
いる場合には、フランジ接合や、水密性を有するパッキ
ン材を用いた差込接合を行うのが一般的である。
【0024】スラブ貫通縦管(4)と床上排水横管
(3)の接続構造の更に他の例を図7に示す。図7に示
す例では、床上排水横管(3)の下流側端部は、一端側
接続部(17)が断面卵形状とされ他端側接続部(1
8)が断面円形状とされたエルボ形管継手(11)の前
記一端側接続部(17)に接続されている。エルボ形管
継手(11)の他端側接続部(18)には、スラブ貫通
縦管(4)の上端部が接続されている。エルボ形管継手
(11)の詳細を図10及び図11に示す。エルボ形管
継手(11)は、一端側接続部(17)が断面卵形状と
され他端側接続部(18)が断面円形状とされているの
で、断面卵形状の床上排水横管(3)と断面円形状のス
ラブ貫通縦管(4)を確実に接続することができる。な
お、このエルボ形管継手(11)は、他端側接続部(1
8)を下方へ向けた状態で、一端側接続部(17)は上
部の曲率半径が下部の曲率半径よりも大きくなった断面
卵形状となっている。
【0025】エルボ形管継手(11)の材質は特に限定
されないが、例えば、硬質の合成樹脂(例えば、硬質の
塩化ビニル樹脂)や、機械的強度と可撓性の双方を有す
る合成ゴムの他、不燃性を有するスチール系材料等を採
用することができる。硬質の合成樹脂を採用した場合に
は、接続される管の端部周面に接着剤を塗布した後、そ
の端部をT字形管継手(12)に内嵌することにより、
水密性を高くした状態で確実に接続することができる。
また、可撓性を有する合成ゴムを採用した場合には、接
続される管を内嵌した後、その内嵌箇所の外側周面に締
め付けバンド(図示せず)を装着してこれを締め付ける
ことにより、被接続管との密着性を高めて確実な接続を
行うことができる。スチール系材料を用いる場合には、
フランジ接合や、水密性を有するパッキン材を用いた差
込接合を行うのが一般的である。
【0026】床下排水横管(6)は、前記したように、
スラブ貫通縦管(4)の下流側端部に接続され、床スラ
ブ(1)と階下の天井面(5)との間に配設されるもの
である。この床下排水横管(6)は、上部の曲率半径が
下部の曲率半径よりも大きくなった断面卵形状となって
いる。このような形状とすることにより、汚水の水深を
十分に確保して、同一断面積の断面円形状管よりも汚水
の流速を速めることができる。従って、小さな排水勾配
でも効率よく十分な排水を行うことができ、管内に汚物
が蓄積されてしまうこともない。また、その優れた排水
性により、管内上部に通気空間が確保されるので、別
途、通気管を設けなくても排水トラップの破封が生じな
い。
【0027】床下排水横管(6)とスラブ貫通縦管
(4)の接続構造は特に限定されるものではないが、例
えば、図12に示すような接続構造を採用することがで
きる。図12に示す例では、スラブ貫通縦管(4)の下
部は、一端側接続部(43)が断面円形状とされ他端側
接続部(44)が断面卵形状とされたエルボ形管継手
(45)の一端側接続部(43)に接続されている。エ
ルボ形管継手(45)の他端側接続部(44)は、床下
排水横管(6)の上流側端部に接続されている。エルボ
形管継手(45)の詳細を図13及び図14に示す。エ
ルボ形管継手(45)は、一端側接続部(43)が断面
円形状とされ他端側接続部(44)が断面卵形状とされ
ているので、断面円形状のスラブ貫通縦管(4)と断面
卵形状の床下排水横管(6)を確実に接続することがで
きる。なお、このエルボ形管継手(45)は、上記した
エルボ形管継手(11)とは異なり、一端側接続部(4
3)を上方へ向けた状態で、他端側接続部(44)は上
部の曲率半径が下部の曲率半径よりも大きくなった断面
卵形状となっている。
【0028】床下排水横管(6)の下流側端部は、排水
縦管(7)に接続されている。床下排水横管(6)と排
水縦管(7)の接続構造は特に限定されるものではない
が、例えば以下の構造を採用することが可能である。そ
の一例を図15に示す。図15に示す例では、床下排水
横管(6)の下流側端部は、一端側接続部(19)が断
面卵形状とされ他端側接続部(20)が断面円形状とさ
れ中途部(21)がこれら接続部(19),(20)同
士を繋ぐように形成された相異断面管継手(9)の一端
側接続部(19)に接続されている。相異断面管継手
(9)の他端側接続部(20)は、排水縦管(7)から
側方へ延出された断面円形状管(10)に接続されてい
る。この相異断面管継手(9)には、上記した相異断面
管継手(9)と同様のものを採用することができる。
【0029】断面円形状管(10)は、中央分岐接続部
(13)及び両端側接続部(14),(15)がそれぞ
れ断面円形状とされたT字形管継手(12)の中央分岐
接続部(13)に接続されている。T字形管継手(1
2)の一端側接続部(14)及び他端側接続部(15)
にはそれぞれ、断面円形状の排水縦管(7)が接続され
ている。このように、排水縦管(7),(7)は各階に
おいて内部連通状態で縦方向に相互連結されており、建
築物全体では、図1に示すように、その連結したものが
最下階から最上階まで伸びている。最上階の排水縦管
(7)の上部は、最上階に配設された伸頂通気管(2
2)、及び屋上に配設された通気ガラリ(46)を介し
て建築物外部と連通している。従って、各階の排水縦管
(7)は、床下排水横管(6)及び床上排水横管(3)
内の気圧変動を抑制するために、必要に応じてそれら管
内の空気を建築物外部へ排出し、或いはそれら管内に外
気を導入することができる。
【0030】床下排水横管(6)と排水縦管(7)の接
続構造の他の例を図16に示す。この例では、床下排水
横管(6)の下流側端部は、中央分岐接続部(13)が
断面卵形状とされ両端側接続部(14),(15)がそ
れぞれ断面円形状とされたT字形管継手(12)の中央
分岐接続部(13)に接続されている。排水縦管(7)
は、このT字形管継手(12)の両端側接続部(1
4),(15)のそれぞれに接続されている。
【0031】第1実施形態に係る排水用床下配管構造
は、断面卵形の床上排水横管(3)、断面円形のスラブ
貫通縦管(4)、断面卵形の床下排水横管(6)を順次
に接続して構成されているので、予め従来型の床下配管
設計がなされている場合に、床下排水横管(6)の取り
回し方や、壁体に孔を明ける位置等に大幅な変更を加え
る必要がない。従って、予め従来型の床下配管設計がな
されている場合に、その床下配管設計を大幅に変更する
ことなく、容易に断面卵形の排水横管を用いた床下配管
構造を提供することができる。
【0032】なお、第1実施形態では、大便器(2a)
の例として、洋式のものを挙げているが、本発明におけ
る大便器(2a)としては、和式のものを採用すること
も可能である。和式の大便器(図示せず)を採用する場
合には、仕上げ床面(図示せず)の高さを床上排水横管
(3)の上端部付近にまで上げ、大便器の下部から排出
される汚水を床上排水横管(3)へ排出できるようにす
ればよい。
【0033】次に、本発明の第2実施形態について、図
面を参照しつつ説明する。図17及び図18は、第2実
施形態を示す図である。この実施形態が、上記した第1
実施形態と異なる点は、床上排水横管を設けずに、衛生
器具(2)下部の排水口に直接、スラブ貫通縦管(4)
(図17参照)若しくは器具挿入縦管(47)(図18
参照)を接続している点である。衛生器具(2)の種
類、各管同士の接続構造については、上記第1実施形態
と同様のものを採用することが可能である。
【0034】スラブ貫通縦管(4)を用いる場合として
は、図17に示す如く床スラブ(1)上に衛生器具
(2)を配設する場合が考えられる。つまり、衛生器具
(2)が床スラブ(1)上にある場合には、衛生器具
(2)の排水口がスラブ(1)上に位置するため、縦管
の上端部を床スラブ(1)上に位置させる必要があるか
らである。
【0035】一方、器具挿入縦管(47)を用いる場合
としては、図18に示す如く床スラブ(1)に衛生器具
(2)を埋め込んで配設する場合が考えられる。つま
り、衛生器具(2)が床スラブ(1)に埋め込まれてい
る場合には、衛生器具(2)の排水口がスラブ(1)の
内部或いはスラブ(1)の下方に位置するため、縦管の
上端部を床スラブ(1)の内部或いはスラブ(1)の下
方に位置させる必要があるからである。
【0036】スラブ貫通縦管(4)を用いる場合につい
て詳しく説明する。この場合、例えば、図17に示すよ
うに、衛生器具(2)(図示例では洋式の大便器)を床
スラブ(1)上に配設するとともに、衛生器具(2)の
下部に設けられた排水口(図示せず)にスラブ貫通縦管
(4)を接続し、このスラブ貫通縦管(4)の下部を床
下排水横管(6)に接続することにより施工することが
できる。この場合、スラブ貫通縦管(4)は、各衛生器
具(2)ごとに設けられることになる。
【0037】器具挿入縦管(47)を用いる場合につい
て詳しく説明する。この場合、例えば、図18に示すよ
うに、衛生器具(2)(図示例では和式の大便器)を床
スラブ(1)に埋め込んで配設するとともに、衛生器具
(2)の下部に設けられた排水口(図示せず)に器具挿
入縦管(47)を接続し、この器具挿入縦管(47)の
下部を床下排水横管(6)に接続することにより施工す
ることができる。この場合、器具挿入縦管(47)は、
各衛生器具(2)ごとに設けられることになる。
【0038】スラブ貫通縦管(4)と床下排水横管
(6)、器具挿入縦管(47)と床下排水横管(6)の
接続構造は、特に限定されるものではないが、例えば、
第1実施形態で述べた、本出願人による先の出願(特願
2000−19396号)における排水管継手(46)
及び排水管差込ソケット(8)と、この排水管継手(4
6)とスラブ貫通縦管(4)もしくは器具挿入縦管(4
7)を接続するエルボ(48)とを用いて接続すること
ができる。また、図示はしないが、床下排水横管(6)
の頂部に孔を明け、例えばこの孔にリング状のパッキン
を嵌め込んで、このパッキン内にスラブ貫通縦管(4)
もしくは器具挿入縦管(47)を差し込んで接続を行う
こともできる。
【0039】第2実施形態によれば、通気横管が不要に
なるので、その分、部材点数を削減することができる。
また、衛生器具(2)を和式の大便器とする場合には、
通常、大便器を床スラブ(1)に埋め込んで配設するこ
とになるが、この場合、床上排水横管を配設するために
仕上げ床面の高さを上げる必要がないので、施工工数と
部材点数の双方を削減することができる。言わば、本来
の和風便器の標準施工を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数階を
有するビル等の建築物において予め従来型の床下配管設
計がなされている場合に、その床下配管設計に大幅な変
更を加えることなく、容易に断面卵形の排水横管を用い
た床下配管構造を提供することができる。また、断面卵
形の排水横管を用いることにより、通気縦管と通気横管
の双方を無くすことができ、床下の配管作業及び床下に
配設した管のメンテナンス作業を容易に行うことが可能
となる。また、各衛生器具の汚水を1本のスラブ貫通縦
管でまとめて床下へ排水することができるので、各衛生
器具ごとにスラブ貫通縦管を設けて床下へ排水していた
従来に比べて、配管工数と部品点数の双方を格段に低減
することができる。また、排水横管の全てを床上配管す
るのではなく、スラブ貫通縦管の下端部から先は床下配
管としているので、床上配管できない箇所が存在してい
ても、確実に排水縦管に接続して排水することができ
る。
【0041】請求項2記載の発明によれば、複数階を有
するビル等の建築物において予め従来型の床下配管設計
がなされている場合に、その床下配管設計に大幅な変更
を加えることなく、容易に断面卵形の排水横管を用いた
床下配管構造を提供することができる。また、断面卵形
の排水横管を用いることにより、通気縦管と通気横管の
双方を無くすことができ、床下の配管作業及び床下に配
設した管のメンテナンス作業を容易に行うことが可能と
なり、また、配管工数と部品点数の双方を格段に低減す
ることができる。また、排水横管を床下配管としている
ので、床上配管できない箇所が存在していても、確実に
排水縦管に接続して排水することができる。
【0042】請求項3記載の発明は、一端側接続部が断
面卵形状とされ他端側接続部が断面円形状とされ中途部
がこれら両端側接続部を繋ぐように形成されこれら各部
が機械的強度を有する可撓性材料で一体成形された相異
断面管継手を用い、スラブ貫通縦管の上部から側方へ延
出して設けられた断面円形状管と床上排水横管とを接続
しているので、相異断面管継手と被接続管との密着性を
高めることができるとともに、被接続管同士が相互にず
れていても、相異断面管継手によってそのずれを吸収す
ることができ、配管作業が極めて容易となる。
【0043】請求項4記載の発明は、中央分岐接続部が
断面卵形状とされ両端側接続部がそれぞれ断面円形状と
されたT字形管継手の前記中央分岐接続部、もしくは、
一端側接続部が断面卵形状とされ他端側接続部が断面円
形状とされたエルボ形管継手を用いているので、床上排
水横管とスラブ貫通縦管を一つの部材で接続することが
できる。従って、配管に要する部品点数と工数を少なく
して、配管作業を極めて容易に行うことができる。
【0044】請求項5記載の発明は、一端側接続部が断
面円形状とされ他端側接続部が断面卵形状とされたエル
ボ形管継手を用いているので、スラブ貫通縦管と床下排
水横管を一つの部材で接続することができる。従って、
配管に要する部品点数と工数を少なくして、配管作業を
極めて容易に行うことができる。
【0045】請求項6記載の発明は、一端側接続部が断
面卵形状とされ他端側接続部が断面円形状とされ中途部
がこれら両端側接続部を繋ぐように形成されこれら各部
が機械的強度を有する可撓性材料で一体成形された相異
断面管継手を用い、排水縦管から側方へ延出された断面
円形管と床下排水横管を接続しているので、相異断面管
継手と被接続管との密着性を高めることができるととも
に、被接続管同士が相互にずれていても、相異断面管継
手によってそのずれを吸収することができ、配管作業が
極めて容易となる。
【0046】請求項7記載の発明は、中央分岐接続部が
断面卵形状とされ両端側接続部がそれぞれ断面円形状と
されたT字形管継手を用いているので、床下排水横管と
排水縦管側端部を一つの部材で接続することができる。
従って、配管に要する部品点数と工数を少なくして、配
管作業を極めて容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る排水用床下配管構
造が用いられたビルを示す模式的断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る排水用床下配管構
造の一例を示す図であり、図1に示すA部を詳細に示す
拡大図である。
【図3】第1実施形態に係る排水用床下配管構造の上流
側部分の一例を示す断面図である。
【図4】第1実施形態に係る排水用床下配管構造の上流
側部分の第一形態を示す正面図である。
【図5】第1実施形態に係る排水用床下配管構造の上流
側部分の第二形態を示す正面図である。
【図6】第1実施形態に係る排水用床下配管構造の上流
側部分の第三形態を示す正面図である。
【図7】第1実施形態に係る排水用床下配管構造の上流
側部分の第四形態を示す正面図である。
【図8】本発明におけるT字形管継手を示す断面図であ
る。
【図9】図8に示すT字形管継手を中央分岐接続部側か
ら見た図である。
【図10】本発明におけるエルボ形管継手の一例を示す
断面図である。
【図11】図10に示すエルボ形管継手を一端側接続部
側から見た図である。
【図12】第1実施形態に係る排水用床下配管構造の中
央部付近の一例を示す正面図である。
【図13】本発明におけるエルボ形管継手の他の例を示
す断面図である。
【図14】図13に示すエルボ形管継手を他端側接続部
側から見た図である。
【図15】第1実施形態に係る排水用床下配管構造の下
流側部分の第一形態を示す正面図である。
【図16】第1実施形態に係る排水用床下配管構造の下
流側部分の第二形態を示す正面図である。
【図17】本発明の第2実施形態に係る排水用床下配管
構造の一例を示す図である。
【図18】本発明の第2実施形態に係る排水用床下配管
構造の他の例を示す図である。
【図19】従来の排水用床下配管構造が用いられたビル
を示す模式的断面図である。
【図20】従来の排水用床下配管構造を示す図であり、
図19に示すB部を詳細に示す拡大図である。
【符号の説明】
1・・・・・床スラブ 2・・・・・衛生器具 3・・・・・床上排水横管 4・・・・・スラブ貫通縦管 5・・・・・天井面 6・・・・・床下排水横管 7・・・・・排水縦管 9・・・・・相異断面管継手 11・・・・・エルボ形管継手 12・・・・・T字形管継手 13・・・・・T字形管継手の中央分岐接続部 14・・・・・T字形管継手の一端側接続部 15・・・・・T字形管継手の他端側接続部 17・・・・・エルボ形管継手の一端側接続部 18・・・・・エルボ形管継手の他端側接続部 19・・・・・相異断面管継手の一端側接続部 20・・・・・相異断面管継手の他端側接続部 21・・・・・相異断面管継手の中途部 47・・・・・器具挿入縦管

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数階を有するビル等の建築物で施工さ
    れる排水用床下配管構造であって、床スラブ上に設けら
    れる各種衛生器具に接続された床上排水横管と、この床
    上排水横管の下流側に接続され前記床スラブを貫通する
    ように配設されたスラブ貫通縦管と、このスラブ貫通縦
    管の下流側端部に接続され前記床スラブと階下の天井面
    との間に配設された床下排水横管と、この床下排水横管
    の下流側端部に接続され上部が建築物外部に連通された
    排水縦管とからなり、前記床上排水横管及び床下排水横
    管はそれぞれ、上部の曲率半径が下部の曲率半径よりも
    大きくなった断面卵形状の排水横管とされていることを
    特徴とする排水用床下配管構造。
  2. 【請求項2】 複数階を有するビル等の建築物で施工さ
    れる排水用床下配管構造であって、床スラブ上に設けら
    れる各種衛生器具に接続され前記床スラブを貫通するよ
    うに配設されたスラブ貫通縦管もしくは床スラブに埋め
    込んで設けられる各種衛生器具に接続され該衛生器具に
    下方から挿入するように配設された器具挿入縦管と、こ
    のスラブ貫通縦管もしくは器具挿入縦管の下流側端部に
    接続され前記床スラブと階下の天井面との間に配設され
    た床下排水横管と、この床下排水横管の下流側端部に接
    続され上部が建築物外部に連通された排水縦管とからな
    り、前記床下排水横管は、上部の曲率半径が下部の曲率
    半径よりも大きくなった断面卵形状の排水横管とされて
    いることを特徴とする排水用床下配管構造。
  3. 【請求項3】 前記床上排水横管の下流側端部は、一端
    部が断面卵形状とされ他端部が断面円形状とされ中途部
    がこれら両端部を繋ぐように形成されこれら各部が機械
    的強度を有する可撓性材料で一体成形された相異断面管
    継手の前記一端部に接続されており、この相異断面管継
    手の前記他端部は、前記スラブ貫通縦管の上部から側方
    へ延出して設けられた断面円形状管に接続されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の排水用床下配管構造。
  4. 【請求項4】 前記床上排水横管の下流側端部は、中央
    分岐接続部が断面卵形状とされ両端側接続部がそれぞれ
    断面円形状とされたT字形管継手の前記中央分岐接続
    部、もしくは、一端側接続部が断面卵形状とされ他端側
    接続部が断面円形状とされたエルボ形管継手の前記一端
    側接続部に接続されており、このT字形管継手の下端側
    接続部もしくはエルボ形管継手の他端側接続部に、前記
    スラブ貫通縦管の上端部が接続されていることを特徴と
    する請求項1に記載の排水用床下配管構造。
  5. 【請求項5】 前記スラブ貫通縦管の下流側端部は、一
    端側接続部が断面円形状とされ他端側接続部が断面卵形
    状とされたエルボ形管継手の前記一端側接続部に接続さ
    れており、このエルボ形管継手の前記他端側接続部は、
    前記床下排水横管の上流側端部に接続されていることを
    特徴とする請求項1に記載の排水用床下配管構造。
  6. 【請求項6】 前記床下排水横管の下流側端部は、一端
    側接続部が断面卵形状とされ他端側接続部が断面円形状
    とされ中途部がこれら両端側接続部を繋ぐように形成さ
    れこれら各部が機械的強度を有する可撓性材料で一体成
    形された相異断面管継手の前記一端側接続部に接続され
    ており、この相異断面管継手の前記他端側接続部は、前
    記排水縦管から側方へ延出された断面円形管に接続され
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の排水用
    床下配管構造。
  7. 【請求項7】 前記床下排水横管の下流側端部は、中央
    分岐接続部が断面卵形状とされ両端側接続部がそれぞれ
    断面円形状とされたT字形管継手の前記中央分岐接続部
    に接続されており、前記排水縦管は、このT字形管継手
    の両端側接続部のそれぞれに接続されていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の排水用床下配管構造。
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