JP2003253721A - 住宅の排水用立て配管及びその施工方法 - Google Patents

住宅の排水用立て配管及びその施工方法

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JP2003253721A
JP2003253721A JP2002060159A JP2002060159A JP2003253721A JP 2003253721 A JP2003253721 A JP 2003253721A JP 2002060159 A JP2002060159 A JP 2002060159A JP 2002060159 A JP2002060159 A JP 2002060159A JP 2003253721 A JP2003253721 A JP 2003253721A
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正彦 久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設排水管のスラブを貫通している部分を短
管として利用することにより、施工や断水などに要する
時間の大幅短縮が可能な住宅の排水用立て配管施工方法
を提供する。 【解決手段】 各階の居住区内で既設排水管1の中間部
分だけを撤去することによりその既設排水管1の各階で
のスラブ貫通部分を残存させて短管11を形成する既設
排水管部分撤去工程と、短管にスリーブ50を挿通させ
るスリーブ挿通工程と、各階の居住区内で天井側の短管
11に挿通されたスリーブ50と床側の短管11に挿通
されたスリーブ50とを新設の立管60で継手70を介
し連通接続させる管接続工程とを行う。その後、各階の
居住区内で、施工後の排水用立て配管の管路に水周り箇
所の排水管の管路終部を連通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅の排水用立て
配管及びその施工方法に関する。特に、既設排水管を補
修する際に有利に採用することのできる排水用立て配管
及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多層集合住宅(高層住宅)では、既設排
水管が屋上から各階の居住区を縦貫して地上の排水溝に
まで延びている。この種の既設排水管は、施工後の経年
によって流量低下や停止、漏水事故などのトラブルを発
生しやすくなるため、定期的なメンテナンスなどによっ
てその性能維持を図っているけれども、住宅建設後、数
十年(たとえば20年程度)を経たものでは、通常のメ
ンテナンスによってはその性能を維持し得なくなること
があり、その際に既設排水管を補修する必要が生じてく
る。
【0003】図13は十数階の居住区を持つ高層住宅で
の従来の既設排水管の補修手順の代表例を示した説明図
である。また、図11は従来の方法を採用して補修を行
った場合の施工事例を上から見て示した概略説明図、図
12は図11のXII−XII線に沿う部分から見た同
事例の概略説明図である。
【0004】高層住宅の場合、既設排水管は、通常、各
階の居住区のパイプスペースPSや各階の居住区を仕切
るスラブSとを貫通する排水管路を形成しており、その
既設排水管に対して、浴場や洗面所などの水周り箇所R
から引き出された排水管の管路が接続されている。そし
て、既設排水管の排水性能を更新する際には、図11及
び図12に見られるように、各階のパイプスペースPS
やスラブSを縦貫させて新設の排水用立て配管1Aを設
置するという考え方が施工の基本になっていた。そし
て、そのような基本的な方針の下で行われる排水用立て
配管施工方法では図13に示した多くの作業を長時間を
費やして行うことを余儀なくされていた。
【0005】すなわち、図13のように、新設の排水用
立て配管1Aの施工に際し、最初の工程では、各階の居
住区で既設の床板や天井板を撤去した後、コンクリート
斫り機械を設置し、各階の居住区での排水用立て配管1
Aの新設箇所にコンクリート製スラブSに対する穴開け
を行い、そこに新設の排水用立て配管1Aを形成する短
管1aを貫通させてその貫通部をモルタルで穴埋めし、
さらに、各階の居住区内で天井側及び床側の各短管1a
を新設の立管1bで継手1cを介して連通接続した後、
既設の床や天井板の撤去箇所を仮復旧させる。その後、
各階の居住区内で水周り箇所Rから引き出されている既
設排水管を新設排水管2A,3Aに入れ換えてその新設
排水管2A,3Aの管路終部を新設の排水用立て配管1
Aに継手1dを介して連通させる。そして、漏水有無を
確認するための排水テストを実施し、各階の居住区内で
仮復旧に使った床や天井板を撤去することや既設排水管
を撤去することを行った後、既設排水管の撤去箇所をモ
ルタルで穴埋めし、モルタルの養生が終了してから既設
の床板や天井板を本復旧させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の排水用
立て配管施工方法やその方法によって新設された排水用
立て配管には次のような問題があった。 (1)排水用立て配管の施工には断水や排水停止を伴う
ため、住人が各階の居住区に住みながらの施工は施工時
間に制約があるにもかかわらず、図13で説明したこと
を内容とする多くの工程を行う必要があるために多くの
施工日数を必要とする。たとえば、高層14階建て住宅
で、上下に並んでいる各階の居住区に共通の排水用立て
配管を1系統の排水用立て配管とした場合、1系統の排
水用立て配管を新設し、かつ、それによって不要になっ
た1系統の既設排水管を撤去するのに、コンクリート養
生日数などを含めると、1日の作業時間を8時間程度に
設定して延べ日数3〜4日が必要になり、住人にとって
はそのような長期間に亘って水周り箇所の使用が制限さ
れたりする。 (2)狭いパイプスペースPS内での排水用立て配管1
Aの新設施工やその立て配管1Aに対する水周り箇所か
らの新設排水管2A,3Aの接続作業が必要であるの
で、配管部品の搬入やその大きさ・長さなどに大きな制
約があり、施工作業性が非常に悪い。 (3)図11や図12で説明したように、新設の排水用
立て配管1Aの設置位置が既設排水管の位置とは異なる
ため、その立て配管1Aに接続する水周り箇所からの排
水管2A,3Aも新設することが不可欠になり、新設の
排水系統の形が、撤去された既設の排水系統の形と異な
ってしまうという不都合が生じるのを避けることができ
ない。 (4)上記した各事項の下での作業を余儀なくされるた
め、施工期間が長くなるだけでなく、材料費や人件費な
どを含む施工費用も高くつき、また、住人にも多大な不
便を強いることになる。
【0007】本発明は以上の状況に鑑み、既設排水管の
一部をそのまま利用するという新たな発想の下でなされ
たものである。
【0008】すなわち、本発明は、既設排水管の一部を
そのまま利用することによって、施工期間が従来に比べ
大幅に短縮されて施工費用が安く抑えられ、住人にとっ
ても洗面所や浴場などの水周り箇所の使用を制限される
時間が極端に短くて済むようになる住宅の排水用立て配
管及びその施工方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る住宅の排水
用立て配管は、住宅の各階の居住区を仕切っている各階
のスラブに、個々のスラブを貫通してその下端部及び上
端部がその個々のスラブに近い箇所に位置している短管
が設けられていると共に、それぞれの短管にスリーブが
挿通され、各階の居住区内で、天井側の短管に挿通され
た上記スリーブと床側の短管に挿通された上記スリーブ
とが立管で継手を介して連通接続されている、というも
のである。この発明において、各階のスラブを貫通して
設けられている短管は、各階の居住区内で既設排水管の
中間部分を撤去することによって形成することが可能で
ある。そのため、図13で説明した従来工法に見られる
コンクリートのスラブに穴開けを行う作業やモルタルを
扱う作業、コンクリート斫り機械を設置する作業などの
大部分の作業が不要になる。
【0010】本発明に係る住宅の排水用立て配管では、
各階の居住区の水周り箇所から引き出された排水管の管
路終部が、上記スリーブと上記立管とを接続している上
記継手の内部通路に連通されていることが望ましい。こ
れによれば、排水用立て配管に水周り箇所から引き出さ
れた排水管の管路終部を接続するために用いる継手を、
各階の居住区内でスリーブと立管との接続に用いた継手
と同一部材で兼用することが可能になるので、それだけ
配管構造が簡単になり、コスト安にもなる。
【0011】本発明に係る住宅の排水用立て配管施工方
法は、住宅の各階の居住区とそれらの居住区を仕切って
いるスラブとを貫通している既設排水管の補修に用いる
住宅の排水用立て配管施工方法である。
【0012】そして、本発明に係る住宅の排水用立て配
管施工方法では、各階の居住区内で上記既設排水管の中
間部分だけを撤去することによりその既設排水管の各階
でのスラブ貫通部分を残存させてその残存部分でなる短
管を形成する既設排水管部分撤去工程と、それぞれの上
記短管にスリーブを挿通させるスリーブ挿通工程と、各
階の居住区内で天井側の短管に挿通された上記スリーブ
と床側の短管に挿通された上記スリーブとを新設の立管
で継手を介し連通接続させる管接続工程と、を行う。
【0013】この発明方法によると、各階のスラブを貫
通する短管が、各階の居住区内で既設排水管の中間部分
だけを撤去した後の残存部分によって形成されているの
で、図13で説明した従来工法に見られるところの、コ
ンクリートのスラブに穴開けを行う作業やモルタルを扱
う作業、コンクリート斫り機械を設置する作業などの大
部分の作業が不要になるだけでなく、施工後の排水系統
の形が、元の排水系統の形とそれほど変わらなくなるの
で、新設の排水系統の管理を下の排水系統のそれと同様
に行うことができるという利点がある。
【0014】この発明方法において、上記既設排水管部
分撤去工程では、各階の居住区内で、既設排水管の上記
スラブに近い箇所を切断することにより既設排水管の中
間部分を撤去して上記短管を形成するという作業を行っ
てもよく、そのようにすると、短管に挿通するスリーブ
をいたずらに長くする必要がなくなるので、そのスリー
ブの取扱いが容易になってスリーブを短管に挿通させる
スリーブ挿通工程を容易に行うことができるようにな
る。
【0015】また、上記管接続工程では、各階の居住区
内で、新設の上記立管の上端部を天井側の上記短管に挿
通されたスリーブの外側に嵌合させた状態でその立管を
継手を介してそのスリーブに連通接続することが望まし
い。これによれば、排水流れが円滑になって漏水事故な
どが起こりにくい。
【0016】さらに、上記スリーブがその上端部に外側
へ張り出した鍔部を有し、上記スリーブ挿通工程では、
各階の居住区内で上記短管に上方から挿入したスリーブ
の上記鍔部をその短管の上端部に係合保持させることが
望ましい。これによれば、スリーブを短管に保持させて
おくための特別の手段を必要とせず、また、そのスリー
ブに立管を接続する作業も容易かつ迅速に行うことがで
きるようになる。
【0017】さらに、上記既設排水管部分撤去工程と上
記スリーブ挿通工程と上記管接続工程とを行った後、各
階の居住区内で、上記スリーブと新設の上記立管とを接
続している上記継手の内部通路に、水周り箇所から引き
出された排水管の管路終部を連通させる排水管接続工程
を行うことが望ましい。
【0018】本発明に係る住宅の排水用立て配管及びそ
の施工方法によって発揮される作用は以下の実施形態の
説明によっていっそう明らかにする。
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る排水用立て配
管やその付属配管などを上から見て示した概略説明図、
図2は図1のII−II線に沿う部分から見た同一事例
の概略説明図である。
【0019】図1及び図2において、PSは居住区のパ
イプスペース、Rは浴場や洗面所などの水周り箇所、S
は各階の居住区を仕切っているスラブ、10は各階の居
住区及びスラブSを縦貫して施工された排水用立て配
管、30,40は水周り箇所Rから引き出されて排水用
立て配管10に連通接続されている排水管をそれぞれ示
していて、各階の居住区で図1及び図2に示したものと
同様の配管施工が行われている。
【0020】図1及び図2に示した排水用立て配管10
は、各階のスラブSを貫通して設けられた短管11と、
その短管11のそれぞれに挿通されたスリーブ50とを
有している。また、この排水用立て配管10において、
各階の居住区では、短管11の上端部及び下端部がスラ
ブSに近い箇所に位置している。そして、各階の居住区
内では、天井側の短管11に挿通されたスリーブ50と
床側の短管11に挿通されたスリーブ50とが立管60
で継手70を介して連通接続されている。そして、上記
の継手62の内部通路のそれぞれには、水周り箇所Rか
ら引き出された排水管30,40の管路終部が連通接続
されている。
【0021】図1及び図2で説明した排水用立て配管1
0は、本発明に係る排水用立て配管の施工方法を用いて
施工されたものであり、排水用立て配管10の具体的構
造は、次の実施形態に係る排水用立て配管の施工方法を
参照することによっていっそう明らかになる。
【0022】図3は本発明に係る排水用立て配管施工方
法を用いて行う十数階の居住区を持つ高層住宅での既設
排水管の補修手順の代表例を示した工程手順説明図であ
る。また、図4〜図8は排水用立て配管施工方法で行わ
れる工程内容の説明図である。さらに、図9はスリーブ
50の側面図、図10(A)(B)は止水用パッキン8
0を例示した部分断面図である。
【0023】図3の工程手順説明図で判るように、この
実施形態に係る排水用立て配管施工方法では、各階の居
住区内で、既設排水管部分撤去工程と、スリーブ挿通工
程と、管接続工程との3つの工程を主工程として行うこ
とによって各階の居住区に排水用立て配管を形成する。
また、必要があればそれらの各工程でパッキン装着など
の付随作業を併せて行う。これら3つの主工程は、下層
階の居住区から上層階の居住区へ順に行っていっても、
上層階の居住区から下層階の居住区へ順に行っていって
も、あるいは順番を決めずに各階の居住区で行ってもよ
い。そして、これらの3つの工程が各階の居住区の全部
で終了したことを受けて、又は、3つの工程が終了した
居住区ごとに、水周り箇所から引き出した排水管を上記
排水用立て配管に接続する。各階全部の居住区で水周り
箇所から引き出した排水管を上記排水用立て配管に接続
した後、漏水確認のための排水テストを行う。
【0024】次に、それぞれの工程などを図4〜図10
を参照して具体的に説明する。
【0025】既設排水管部分撤去工程は、既設排水管の
中間部分だけを撤去することによりその既設排水管の各
階でのスラブ貫通部分を残存させてその残存部分でなる
短管を形成することを内容とする工程である。たとえ
ば、図4のように、各階の居住区内で、その居住区やス
ラブSを縦貫している既設排水管(既設管)1を破線
イ,ロで示した箇所で切断してその既設排水管1の中間
部分を撤去し、それによってその既設排水管1における
各階の居住区の天井側及び床側のスラブSを貫通する部
分を短管11として残存させる。この場合、スラブSか
ら上方へ突き出た短管11の長さ(床側突出長さ)H1
やスラブSから下方へ突き出た短管11の長さ(天井側
突出長さ)H2は適宜定めることができるのであるけれ
ども、好ましくは床側突出長さH1については、それを
150〜300mm(たとえば200mm)程度にして
おけば、短管11の上端が作業者の腰の位置よりも下で
スラブSに近い位置に位置するようになるので、後工程
のスリーブ挿通工程でスリーブ50を作業者が手で持っ
て楽な姿勢で短管11に挿通させることができるように
なる。これに対し、短管11の天井側突出長さH2につ
いては、それを200〜500mm(たとえば400m
m)程度にしておけば、短管11の下端とスラブSの下
面との間に比較的広い作業スペースが確保されるので、
後工程の管接続工程での作業を無理なく楽に行うことが
できるようになる。
【0026】この既設排水管部分撤去工程を行うことに
よって形成された短管11に対しては、管壁に付着堆積
している水垢その他の異物を除去するための管内清掃を
付随作業として行う。また、必要があれば、短管11の
切断端処理も付随作業として行、好ましくはこの切断端
処理によって短管11の上端面をパッキン座面12(図
6参照)に形成する。
【0027】既設排水管部分撤去工程やその付随作業が
終了した居住区では、次にスリーブ挿通工程を行う。図
9にスリーブ挿通工程で用いるスリーブ50を例示して
ある。同図のスリーブ50は長期間に亘って発錆しにく
くて耐久性に優れたステンレスなどの金属管加工品でな
る。図例のスリーブ50は円筒状であって、その主部5
1が上記した短管11の内径よりも少し短い寸法の外径
に形成されていると共に、その長さは上記した短管11
の長さよりも長くなっている。そして、主部51の上端
部に上拡がりテーパ状に形成されたガイド部52と、こ
のガイド部52に連設されたストレート部53と、スト
レート部53の上端に連設されて外側へ張り出した鍔部
54とを一体に備えている。また、ストレート部53は
上記した短管11の内径と同等の外径を備え、鍔部54
は、その外径が上記した短管11の外径と同等に形成さ
れていると共に、その下面がパッキン座面56とされて
いる。
【0028】スリーブ挿通工程は、既設排水管部分撤去
工程を行うことによって形成された短管11に、図5の
矢符aのように短管11の上方からその短管11にスリ
ーブ50を挿入して挿通させることを内容とする工程で
あり、この工程では、スリーブ50に環状パッキン57
をストレート部53に嵌め込む作業を付随作業として行
う。この工程で用いるスリーブ50は、上記したように
主部51が短管11の内径よりも少し短い寸法の外径に
形成され、ストレート部53は上記した短管11の内径
と同等の外径を備えていると共に、そのような外径の主
部51とストレート部53とが外拡がりのガイド部52
を介して連設されているので、たとえ短管11の管壁に
水垢などの異物が堆積しているとしても、環状のパッキ
ン57を嵌め込んだスリーブ50を作業者が手に持ち、
その作業者が各階の居住区で床の上に立ってスリーブ5
0を短管11に挿入すると、スリーブ50のガイド部5
2の案内作用によってストレート部53が短管11の同
心位置に自然に嵌まり込んでその挿通作業を容易にかつ
短時間で楽に行うことができる。スリーブ50を短管1
1に挿通させると、スリーブ50の鍔部54がパッキン
57を介して短管11の上端部に係合するので、そのス
リーブ50が特別の保持手段を必要とすることなく短管
11に保持される。また、スリーブ50の下端部が短管
11の下端部から下方に突出する。スリーブ50の下端
部には後工程である管接続工程で立管60が継手70を
介して接続されるので、短管11からのスリーブ50の
突出長さLは、そのときの接続作業を確実に行うことが
できるだけの長さに定められている必要がある。好まし
い突出長さLは、90〜100mm(たとえば95m
m)程度であり、その程度の突出長さLが確保されてい
ると、継手70を用いる管接続工程を無理なく確実に行
うことができる(図6参照)。
【0029】管接続工程は、図6又は図7に示したよう
に、各階の居住区内で天井側の短管11に挿通されたス
リーブ50と床側の短管11に挿通されたスリーブ50
とを新設の立管60で継手70を介し連通接続させるこ
とを内容とする工程である。
【0030】図6は床側の短管11に挿通されたスリー
ブ50と新設の立管60とを継手70を介し連通接続さ
せた状態を示している。同図のように、継手70は、段
付部71,72を具備する受口73,74及びフランジ
部75,76を両端部にそれぞれ備えた継手本体77
と、それぞれのフランジ部75,76の相手方としての
締付けフランジ78,79とを備えている。この継手7
0では、その使用前に、フランジ部75と締付けフラン
ジ78とがボルト・ナットなどでなる締結具91で緩く
仮り連結されていると共にそれらのフランジ部75と締
付けフランジ78との間にパッキン92が保持され、こ
れと同様に、フランジ部76と締付けフランジ79とが
上記と同様の締結具91で緩く仮り連結されていると共
にそれらのフランジ部76と締付けフランジ79との間
にパッキン92が保持されている。そして、継手本体7
7の下側の受口73を、スリーブ50を挿通させた短管
11の上端部に上方から嵌め込んでその段付部71をス
リーブ50の鍔部54に突き合わせると共に、パッキン
92を短管11に嵌め込む。この作業と併せて、継手本
体77の上側の受口74に、新設の立管60の下端部を
差し込んでその立管60の下端部を段付部72に突き合
わせると共に、パッキン92を立管60に嵌め込む。
【0031】図7は天井側の短管11に挿通されたスリ
ーブ50と新設の立管60とを継手70を介し連通接続
させた状態を示している。同図のように、継手70には
図6で説明したものと同じ継手70が用いられている。
そして、継手本体77の上側の受口74を、スリーブ5
0を挿通させた短管11の下端部に嵌め込み、段付部7
2を短管11の下端に突き合わせると共に、パッキン9
2を短管11に嵌め込む。この作業と併せて、継手本体
77の下側の受口73を、新設の立管60の上端部には
め込んでその立管60の上端部を段付部71に突き合わ
せると共に、筒状のパッキン92を立管60に嵌め込
む。併せて、短管11から下方へ突き出ているスリーブ
50の突出部分によって形成された差込み部57を立管
60の上端部に差し込む。こうしておけば、排水がスリ
ーブ50の内部通路を経て立て管60にスムーズに落下
流入するようになる。また、立管60の上端部に筒状の
パッキン94を予め装着しておき、そのパッキン94に
よって、立管60の上端と段付部71との隙間及び立管
60と受口73との隙間が塞がれるようにしておく。図
10(A)(B)に2種類のパッキン94を例示してあ
り、これらのパッキン94はいずれも、筒状部95とそ
の筒状部95の上端に内側へ張り出す状態で一体に具備
されたリング部96とを備えている。そして、同図
(A)のものでは、筒状部95の内周に複数の凸条97
が備わっているのに対し、同図(B)のものでは筒状部
95が波形に形成されている。これらのパッキン94は
必要に応じて使い分けられる。
【0032】図6及び図7を参照して説明した作業を行
うと、天井側の短管11に挿通されたスリーブ50の下
端部と床側の短管11に挿通されたスリーブ50の上端
部とが、継手70,70を介し、新設の立管60によっ
て仮接続される。その状態で、図6や図7に示した継手
70の締結具91を締め付ける作業を行うと、天井側の
短管11に挿通されたスリーブ50の下端部と床側の短
管11に挿通されたスリーブ50の上端部とが、継手7
0,70を介し、新設の立管60によって連通接続さ
れ、継手70,70の介在箇所では、パッキン57,9
2,94による止水作用が発揮される。
【0033】図8はスラブSの上側の居住区とその下側
の居住区とで行われた管接続工程によって得られたスリ
ーブ50と立管60,60との接続構造を示している。
図8に示した接続構造は、どの階のスラブSの上側の居
住区とその下側の居住区とでも同様になっている。その
ため、上記した各階での管接続工程が終了すると、1系
統の排水用立て配管10(図2参照)が補修が終了す
る。
【0034】この後、各階の居住区で、水周り箇所から
引き出された排水管30,40(図1又は図2参照)の
施工を行う。この施工は、上記したスリーブ50と新設
の立管60とを接続している継手70の内部通路に対し
て行うと、継手の必要使用数を削減することができるの
で、それだけコスト安につながる。その際、排水管3
0,40の管路終部を連通させる継手70には、三方あ
るいは四方継手を必要に応じて使い分ける。
【0035】以上説明した住宅の排水用立て配管施工方
法の実施形態では、各階の居住区内で行われる既設排水
管部分撤去工程において、図4で説明したように既設排
水管1の中間部を既設継手100,100を含めて撤去
する事例を示したけれども、この点は、可能ならば、既
設継手100,100を取り外すことによって既設排水
管1を切断せずにその中間部を撤去し、そうして得られ
る既設排水管1の残存部分を短管11として使用しても
よい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る住宅の排水
用立て配管及びその施工方法によれば、既設排水管のス
ラブを貫通している部分だけを短管として利用し、その
短管にスリーブを挿通し、そのスリーブに新設の立管を
連通接続するものであるので、施工期間が従来に比べ大
幅に短縮されて施工費用が安く抑えられるだけでなく、
住人にとっても洗面所や浴場などの水周り箇所の使用を
制限される時間が極端に短くて済むようになり、その
上、施工後の排水用立て配管の形と旧排水用立て配管の
形とにそれほど大きな変更が加わらなくなってその管理
形態の変更を軽減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排水用立て配管などを上から見て
示した概略説明図である。
【図2】図1のII−II線に沿う部分から見た同一事
例の概略説明図である。
【図3】本発明に係る排水用立て配管施工方法の実施形
態による工程手順説明図である。
【図4】既設排水管部分撤去工程の内容説明図である。
【図5】スリーブ挿通工程の内容説明図である。
【図6】管接続工程の内容説明図である。
【図7】管接続工程の内容説明図である。
【図8】排水用立て配管の接続構造説明図である。
【図9】スリーブの側面図である。
【図10】(A)(B)は止水用パッキンを例示した部
分断面図である。
【図11】従来工法で補修を行った場合の施工事例を上
から見て示した概略説明図である。
【図12】図11のXII−XII線に沿う部分から見
た同事例の概略説明図である。
【図13】従来工法での工程手順説明図である。
【符号の説明】
S スラブ R 水周り箇所 1 既設排水管 11 短管 30,40 排水管 50 スリーブ 54 鍔部 60 立管 70 継手 イ,ロ 切断箇所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 正彦 大阪府大阪市西区新町3−8−3 三和鋼 管株式会社内 (72)発明者 和田 行裕 大阪府大阪市西成区梅南3−4−4 Fターム(参考) 2D061 AA04 AB07 AD01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の各階の居住区を仕切っている各階
    のスラブに、個々のスラブを貫通してその下端部及び上
    端部がその個々のスラブに近い箇所に位置している短管
    が設けられていると共に、それぞれの短管にスリーブが
    挿通され、各階の居住区内で、天井側の短管に挿通され
    た上記スリーブと床側の短管に挿通された上記スリーブ
    とが立管で継手を介して連通接続されていることを特徴
    とする住宅の排水用立て配管。
  2. 【請求項2】 各階の居住区の水周り箇所から引き出さ
    れた排水管の管路終部が、上記スリーブと上記立管とを
    接続している上記継手の内部通路に連通されている請求
    項1に記載した住宅の排水用立て配管。
  3. 【請求項3】 住宅の各階の居住区とそれらの居住区を
    仕切っているスラブとを貫通している既設排水管の補修
    に用いる住宅の排水用立て配管施工方法において、 各階の居住区内で上記既設排水管の中間部分だけを撤去
    することによりその既設排水管の各階でのスラブ貫通部
    分を残存させてその残存部分でなる短管を形成する既設
    排水管部分撤去工程と、 それぞれの上記短管にスリーブを挿通させるスリーブ挿
    通工程と、 各階の居住区内で天井側の短管に挿通された上記スリー
    ブと床側の短管に挿通された上記スリーブとを新設の立
    管で継手を介し連通接続させる管接続工程と、を行うこ
    とを特徴とする住宅の排水用立て配管施工方法。
  4. 【請求項4】 上記既設排水管部分撤去工程では、各階
    の居住区内で、既設排水管の上記スラブに近い箇所を切
    断することにより既設排水管の中間部分を撤去して上記
    短管を形成する請求項3に記載した住宅の排水用立て配
    管施工方法。
  5. 【請求項5】 上記管接続工程では、各階の居住区内
    で、新設の上記立管の上端部を天井側の上記短管に挿通
    されたスリーブの外側に嵌合させた状態でその立管を継
    手を介してそのスリーブに連通接続する請求項3又は請
    求項4に記載した住宅の排水用立て配管施工方法。
  6. 【請求項6】 上記スリーブがその上端部に外側へ張り
    出した鍔部を有し、上記スリーブ挿通工程では、各階の
    居住区内で上記短管に上方から挿入したスリーブの上記
    鍔部をその短管の上端部に係合保持させる請求項3ない
    し請求項5のいずれかに記載した住宅の排水用立て配管
    施工方法。
  7. 【請求項7】 上記既設排水管部分撤去工程と上記スリ
    ーブ挿通工程と上記管接続工程とを行った後、各階の居
    住区内で、上記スリーブと新設の上記立管とを接続して
    いる上記継手の内部通路に、水周り箇所から引き出され
    た排水管の管路終部を連通させる排水管接続工程を行う
    請求項3ないし請求項6のいずれか1項に記載した住宅
    の排水用立て配管施工方法。
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