JP2002070093A - 給水・排水・給湯一体型配管工法 - Google Patents

給水・排水・給湯一体型配管工法

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JP2002070093A
JP2002070093A JP2000311275A JP2000311275A JP2002070093A JP 2002070093 A JP2002070093 A JP 2002070093A JP 2000311275 A JP2000311275 A JP 2000311275A JP 2000311275 A JP2000311275 A JP 2000311275A JP 2002070093 A JP2002070093 A JP 2002070093A
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pipe
water supply
piping
hot water
drainage
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JP2000311275A
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English (en)
Inventor
Atsushi Yamasaku
淳 山作
Kazuyoshi Shioda
一芳 塩田
Noriaki Hagitani
紀昭 萩谷
Yoshinori Shioda
芳徳 塩田
Koichi Nakajima
浩一 中島
Mikio Ishizawa
美樹男 石沢
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TASHIRO CO Ltd
TASHIRO SHOKAI KK
Original Assignee
TASHIRO CO Ltd
TASHIRO SHOKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 配管施工現場での配管作業の効率向上が可能
な配管施工法。 【解決手段】 給水配管10〜16および給湯配管20
〜23および排水配管30〜34を施工図に基ずき切断
し、これら切断した配管の端部全てに継手を設け、次
に、3種配管一体型支持金具40を複数使用して給水・
排水・給湯一体型配管ユニットを、組み立てる。配管ユ
ニットを集合住宅の配管施工現場に搬送して、現場では
基準ポイントを合わせるだけで給水・排水・給湯一体型
配管ユニットの床固定作業ができる。台座部44の取付
部44Cをアンカーボルトによって固定するだけでよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配管加工場内に
おいて各配管を施工図に基ずき切断して継手によって連
結させた後に、3種配管一体型支持金具を複数使用して
施工図に基ずき組立てた後に、前記工場から前記組立て
配管を施工現場まで搬送して床または天井に固定するこ
とを特徴とする、給水・排水・給湯一体型配管工法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、給水配管および排水配管および給
湯配管のユニット化および一体化工法は基本的に管種毎
のプレカット化またはプレハブ化に留まっており、配管
施工現場においては前記3種配管夫々にルート墨出し作
業および天井または床固定作業が必要であった。また、
一部の給水排水一体型ユニットにおいては、「便所ユニ
ット」や「洗面ユニット」などのように極めて局所的で
あり限定的ある場合が多く、水廻り部分全体の配管一体
型工法は見当たらないし、多様なレイアウトに対応でき
る配管一体型工法は見当たらなかった。
【0003】また、近年になって、配管施工業者は集合
住宅における配管作業に関しての熟練作業者の不足や配
管作業に関してのスピード化やローコスト化に悩まされ
ているのが現状であり、そのため配管作業および施工後
の漏水試験や満水試験について、非熟練者でも容易にし
かも効率的にかつ低コストで配管作業や各試験作業がで
きるようなシステム化のニーズが強く叫ばれるようにな
っているが、なかなかこれはという解決案が出てないの
が現状である。
【0004】だが、特許先願調査を実施すると、上記の
問題点を解決しようという開発案件が何件か存在し、例
えば、各住戸内における各種供給系配管を中間ヘッダ方
式による配管とし、且つ排水系配管を圧送排水方式の多
口継手のヘッダ配管とすることにより、それら配管経路
の省スペースが図れ、集合住宅における各住戸内のプラ
ンを自由に設定・変更可能であると共に、配管作業時期
も仕上げ段階の時期に集中して行え、かつ配管施工も簡
単に行え、管材の節減が図れるなど、種々の効果が得ら
れることを目的とする、集合住宅の共用部配管システム
およびその配管工法の開発案件(特許第2667197
号登録公報を参照)がある。
【0005】また、例えば、集合住宅の給水や給湯系の
配管作業のシステム化を大幅に進められる配管ユニット
の提供、またそのような配管ユニットを用いた配管方法
の提供を目的にし、配管ユニットは、ヘッダーを介して
互いに連通状態とされる親管部材及び分岐管部材とから
形成され、各管部材を、その先端部が目的の配管終端に
達する長さに予め整えると共に、配管終端に至るまでの
間の折り曲げ部位に折曲げ位置及び左右乃至上下の何れ
かの折曲げ方向を示す折曲げ指標を付すようにしてい
る。この配管ユニットは、天井部を介して施工する場
合、天井部の予め定められた位置にヘッダーを固定し、
次いで各管部材を折曲げ指標に基づいた位置と方向で直
角に曲げつつ天井部に順次固定してゆくことにより、各
管部材の先端部を目的の配管終端にまで到らせるように
して施工されるもので、高度なシステム化を可能とす
る、配管ユニット及びこれを用いた配管方法の開発案件
(特開平06−299577号公報を参照)がある。
【0006】また、例えば、配管施工時間を大幅に短縮
でき、数十分で一戸分の配管工事ができる配管用部材の
配管方法を提供することである。また、搬送や工事の時
に配管内に異物の入ることを防ぐとともに、加圧漏れ試
験の容易な配管方法を提供することを目的にし、配水用
ヘッダーの複数個の配水口に各々所定長さの可撓性のあ
る材料で出来た配水パイプを取り付け、各パイプの他端
には継手を取り付けて配管組立品となし、この配管組立
品の各継手の開口に閉止プラグを取り付け、配管組立品
の内部に流体の圧力を加えて漏れ試験を行い、この配管
組立品をプレハブ住宅ユニットに取り付け配管を行い、
その後配管内に流体圧力を加えて漏れ試験を行った後
で、閉止プラグを継手の開口から取り外して、その部分
に水栓等の器具を取り付けることを特徴とする、配管方
法の開発案件(特開平07−293745号公報を参
照)がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特許第26
67197号登録の集合住宅の共用部配管システムおよ
びその配管工法の開発案件では、各住戸内における各種
供給系配管を中間ヘッダ方式による配管とし、且つ排水
系配管を圧送排水方式の多口継手のヘッダ配管とするこ
とにより、それら配管経路の省スペースが図れ、集合住
宅における各住戸内のプランを自由に設定・変更可能で
あると共に、配管作業時期も仕上げ段階の時期に集中し
て行え、かつ配管施工も簡単に行え、管材の節減が図れ
るなど、種々の効果が得られることを目的とするが、集
合住宅の施工現場には色々な業者が作業しており、それ
らの業者の作業進捗状態によって配管作業が影響を受け
る場合が多いにもかかわらず、この案件ではこの問題に
関しての対応力が弱い。
【0008】また、例えば、特開平06−299577
号公報の配管ユニット及びこれを用いた配管方法の開発
案件では、配管ユニットは、ヘッダーを介して互いに連
通状態とされる親管部材及び分岐管部材とから形成さ
れ、各管部材を、その先端部が目的の配管終端に達する
長さに予め整えると共に、配管終端に至るまでの間の折
り曲げ部位に折曲げ位置及び左右乃至上下の何れかの折
曲げ方向を示す折曲げ指標を付すようにしている。この
配管ユニットは、天井部を介して施工する場合、天井部
の予め定められた位置にヘッダーを固定し、次いで各管
部材を折曲げ指標に基づいた位置と方向で直角に曲げつ
つ天井部に順次固定してゆくことにより、各管部材の先
端部を目的の配管終端にまで到らせるようにして施工さ
れるもので、高度なシステム化を可能とするが、やはり
この案件も他業者の作業進捗状態によって配管作業が影
響を受ける場合が多いという問題に関して、対応力が弱
い案件であると判断せざるをえない。
【0009】また、例えば、特開平07−293745
号公報の配管方法の開発案件では、配水用ヘッダーの複
数個の配水口に各々所定長さの可撓性のある材料で出来
た配水パイプを取り付け、各パイプの他端には継手を取
り付けて配管組立品となし、この配管組立品の各継手の
開口に閉止プラグを取り付け、配管組立品の内部に流体
の圧力を加えて漏れ試験を行い、この配管組立品をプレ
ハブ住宅ユニットに取り付け配管を行い、その後配管内
に流体圧力を加えて漏れ試験を行った後で、閉止プラグ
を継手の開口から取り外して、その部分に水栓等の器具
を取り付けることを特徴とするが、この案件での漏れ試
験は短期間での試験を前提にしており、例えば集合住宅
の施工現場には色々な業者が作業しており、漏れ試験が
終了しても他の施工作業の影響を受けたり他の施工業者
が配管現場を出入りする中でどうしても配管現場に影響
を与える場合も出てくるにもかかわらず、この案件では
この問題に関しての対応力が弱いと判断できる。
【0010】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、集合住宅の給水・排水・給湯配管の配
管方法であり、配管加工場内において各種配管を施工図
に基ずき切断し、継手によって連結させた後に、各種配
管一体型支持金具を複数使用して、配管を一体化させ施
工図に基ずき組立てた後に、前記工場から前記組立て配
管を集合住宅の施工現場まで搬送して固定させた後に、
漏れ試験と満水試験ができるようにし、漏れ試験の場合
は前記施工現場での施工期間中は漏れ状態を常時監視で
きるようにし、満水試験の場合は低コストでの実施を可
能とする、給水・排水・給湯一体型配管工法の提供を目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第一の発明は、集合住宅の給水・排水・給湯配管の配
管方法であり、配管加工場内において前記3種の配管を
施工図に基ずき切断し、前記切断配管を継手によって連
結させた後に、給水配管着脱部と排水配管着脱部と給湯
配管着脱部と台座部を設けた3種配管一体型支持金具を
複数使用して、前記3種の配管を一体化させ施工図に基
ずき組立てた後に、前記工場から前記組立て配管を集合
住宅の施工現場まで搬送して前記台座部に設けた取付部
を介して床または天井に固定することを特徴とする、給
水・排水・給湯一体型配管工法を提供することである。
【0012】上記目的を達成するために第二の発明は、
前記3種配管一体型支持金具の台座部に設けた取付部を
介して配管支持金具補強レールを設けることで、前記3
種配管一体型支持金具を複数連結できるようにしたこと
を特徴とする、請求項1に記載の給水・排水・給湯一体
型配管工法を提供することであるが、前記配管支持金具
補強レールの素材に関しては、金属製であることが好ま
しいが、木質系でもプラスチックでも構わない。
【0013】上記目的を達成するために第三の発明は、
前記集合住宅の施工現場において前記3種配管一体型支
持金具を床または天井に固定した後に、各給水配管と各
給湯配管の内の任意の一組の開口部をループ接続し、他
の給水配管の開口部と他の給湯配管の開口部にはネジ込
継手と止水プラグを設け、前記給水配管の最上流部の任
意の場所に分岐T型継手付きバルブと圧力計を設けた後
に、前記配管内に流体圧力を加えて漏れ試験を行えるよ
うにしたことで、前記集合住宅の施工現場での施工期間
中は漏れ状態を常時監視できるようにしたことを特徴と
する、請求項1に記載の給水・排水・給湯一体型配管工
法を提供することであるが、他の施工業者による施工作
業が終了した段階で前記分岐T型継手付きバルブと前記
圧力計は撤去される。
【0014】上記目的を達成するために第四の発明は、
前記集合住宅の施工現場において前記3種配管一体型支
持金具を床または天井に固定した後に、前記排水配管の
最下流分岐より下流側の任意の場所に検査用T型継手を
設け、前記検査用T型継手内の排水立管側に水を封入し
たゴム風船を水止め用に設けた後に、前記排水配管の最
上流部より注水することにより、満水試験を可能とする
ことを特徴とする、請求項1に記載の給水・排水・給湯
一体型配管工法を提供することであるが、前記ゴム風船
は市販されているものが使用可能なので安価であり、前
記検査用T型継手も安価なタイプが使用でき、かつ前記
集合住宅の床部分の仕上げ後に掃除口を取付けることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例を図面
に基づいて説明する。第1図は本発明の実施例を示す斜
視図であり、第2図は本発明の実施例を示す斜視図であ
り、第3図は本発明の実施例を示す側面断面図である。
第4図は本発明の実施例を示す配管工法の比較表であ
る。
【0016】図1において、10は給水配管、10Uは
給水配管最上流部、11は給湯機用給水配管、12はト
イレ用給水配管、13は洗面化粧台用給水配管、14は
洗濯機用給水配管、15はユニットバス用給水配管、1
6は流し台用給水配管、17は止水栓20は給湯配管、
20は給湯配管、21は洗面化粧台用給湯配管、22は
ユニットバス用給湯配管、23は流し台用給湯配管、3
0は排水配管、31はトイレ用排水配管、32は洗面化
粧台用排水配管、33は洗濯機用排水配管、34は流し
台用排水配管、30Bは排水配管最下流分岐、30Aは
排水立管、40は3種配管一体型支持金具、50は配管
支持金具補強レール、52はL型ジョイント、Boは給
湯機となっている。
【0017】図2において、40は3種配管一体型支持
金具、42は給水配管着脱部、41は排水配管着脱部、
43は給湯配管着脱部、44は台座部、44A・44B
・44Cは取付部、50は配管支持金具補強レール、5
1は取付部、52はL型ジョイント、となっている。
【0018】図3において、30は排水配管、30Bは
排水配管最下流分岐、30Aは排水立管、30Cは検査
用T型継手、30Xは排水配管の最上流部、Baは水を
封入したゴム風船、Wlは水位、Fuは満水状態、Co
はスラブ面、Flは床面となっている。
【0019】図1と図2より請求項1の発明の一実施例
を説明すると、配管加工場内において、施工図および継
手寸法表に基ずき管種毎に管長の実寸法を算出し、給水
配管10〜16および給湯配管20〜23および排水配
管30〜34を施工図に基ずき切断し、これら切断した
配管の端部全てに市販の継手(図面では割愛)に設けて
まず工場内で組み立てる。これによって、工場内での大
量生産が可能となる。次に、給水配管10〜16および
給湯配管20〜23および排水配管30〜34を複数の
3種配管一体型支持金具40を使用して組み立てる。本
実施例では、給水配管着脱部42には給水配管10〜1
6を装着し、排水配管着脱部41には排水配管30〜3
4を装着し、給湯配管着脱部43には給湯配管20〜2
3を装着する。これにより、給水・排水・給湯一体型配
管ユニットは完成し、この完成形のまま集合住宅の配管
施工現場に搬送して、前記現場では基準ポイントを合わ
せるだけで前記給水・排水・給湯一体型配管ユニットの
床固定作業が可能で、つまり台座部44の取付部44C
をアンカーボルトによって固定するだけでよい。
【0020】図1と図2より請求項2の発明の一実施例
を説明すると、3種配管一体型支持金具40の台座部4
4に設けた取付部44Aおよび取付部44Bを介して、
金属製または木質系またはプラスチック製の長尺板状ま
たは平板棒状に加工した配管支持金具補強レール50を
設けるが、配管支持金具補強レール50を直角に接続す
るL型ジョイント52と直線状で接続するジョイント
(図1と図2では割愛)または必要に応じて角度を変化
させた変角ジョイント(図1と図2では割愛)を用いる
ことで施工図面通りに施工が可能であり、このL型ジョ
イント52とジョイントまたは変角ジョイントを複数使
用することで配管支持金具補強レール50は3種配管一
体型支持金具40を複数連結できるようにしたが、本発
明は給水・排水・給湯一体型配管ユニットを補強させる
ことができれば、配管支持金具補強レール50の形状が
平行した複数のレール状でなくとも、取付部44Aか取
付部44Bのどちらかを使用する単数で用いる配管支持
金具補強レール50でも構わないし、取付部44Aと取
付部44Cを使用するタイプも考えられるし、また取付
部44Cと取付部44Bを使用するタイプも考えられ
る。さらに、取付部44Aと取付部44Cと取付部44
Bを使用するタイプも可能である。
【0021】図1と図2より請求項3の発明の一実施例
を説明すると、前記集合住宅の施工現場において3種配
管一体型支持金具40または配管支持金具補強レール5
0を床または天井に固定した後に、給水配管10〜16
と給湯配管20〜23の内の任意の一組の開口部をルー
プ接続(図1と図2では割愛)し、他の給水配管10〜
16の開口部と他の給湯配管20〜23の開口部には市
販のネジ込継手(図1と図2では割愛)と市販の止水プ
ラグ(図1と図2では割愛)を設け、給水配管最上流部
10Uの任意の場所に市販の分岐T型継手付きバルブ
(図1と図2では割愛)と市販の圧力計(図1と図2で
は割愛)を設けた後に、給水配管10〜16と給湯配管
20〜23に流体圧力を加えて漏れ試験を行えるように
したことで、集合住宅の施工現場での施工期間中は漏れ
状態を常時監視できるようにしたが、他の施工業者によ
る施工作業が終了した段階で前記分岐T型継手付きバル
ブと前記圧力計は撤去される。
【0022】図1と図3より請求項4の発明の一実施例
を説明すると、前記集合住宅の施工現場において3種配
管一体型支持金具40を床または天井に固定した後に、
排水配管最下流分岐30Bより排水立管30Aまでの任
意の場所に検査用T型継手30Cを設け、検査用T型継
手30C内の排水立管30A側に水を封入したゴム風船
Baを水止め用に設けた後に、排水配管の最上流部30
X(本実施例では流し台用排水配管34のこと)より注
水することにより、満水試験を可能とすることを特徴と
するが、本実施例では、ゴム風船Baは市販されている
ものが使用可能なので安価であり、検査用T型継手30
Cも安価なタイプ(例えば、昭和電工建材(株)の「ケ
イプラパイプDT継手75φ」が定価で2500円と伊
藤鉄工(株)の「差込型掃除口COVN75」が定価で
3600円の組合わせで、計6100円で済む)が使用
でき、低コストであるが故に前記集合住宅の全戸数に設
置することが可能となり、かつ検査用T型継手30Cを
施工終了後でも撤去せず、前記集合住宅の床部分の仕上
げ後に排水配管のメンテナンス用の掃除口として活用す
ることができる。
【0023】図4の実施例を説明すると、図4は本発明
の配管工法と当社(本発明の出願人である)の従来の工
法との比較表である。施工物件は4階建5スパン20
世帯ファミリータイプマンション、施工チームは同一
配管工チーム4名、比較内容は共用立管および各戸内
配管、配管仕様は給水配管および給湯配管ともにポリ
ブデン管床コロガシ分岐工法、排水配管はVP管レベル
バンR仕様床コロガシ工法である。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明により、集合住宅の給水
・排水・給湯配管の配管方法であり、配管加工場内にお
いて前記3種の配管を施工図に基ずき切断し、前記切断
配管を継手によって連結させた後に、給水配管着脱部と
排水配管着脱部と給湯配管着脱部と台座部を設けた3種
配管一体型支持金具を複数使用して、前記3種の配管を
一体化させ施工図に基ずき組立てた後に、前記工場から
前記組立て配管を集合住宅の施工現場まで搬送して前記
台座部に設けた取付部を介して床または天井に固定する
ことを特徴とすることで、前記3種の配管の配管ルート
墨出し作業および床または天井固定作業が不要となる。
また、前記3種の集合住宅の配管の施工現場での作業環
境が改善し品質の均一化が達成でき、効率的な大量生産
が可能となる。また、集合住宅の配管の施工現場での加
工作業がなくなることにより、廃棄物がほとんど発生し
ない。また、配管の施工現場の作業時間が大幅に短縮す
ることで、集合住宅の建築工程上の自由度が増大し全体
の工期短縮にも貢献できる。また、集合住宅の床下にお
ける給水・排水・給湯配管の配管位置および間隔が統一
または規格化されていることで、全体の工事終了後でも
前記3種配管の維持管理および改修等を容易にする、給
水・排水・給湯一体型配管工法を提供できる。
【0025】請求項2の発明により、前記3種配管一体
型支持金具の台座部に設けた取付部を介して配管支持金
具補強レールを設けることで、前記3種配管一体型支持
金具を複数連結できるようにしたことを特徴とすること
で、上記の効果と併せて、前記給水・排水・給湯一体型
配管ユニットの強度を向上させることができる結果、集
合住宅の配管施工現場まで搬送しやすくなりまた、前記
3種の集合住宅の配管の施工現場での作業環境が改善し
品質の均一化が達成でき、効率的な大量生産が可能とな
る。また、集合住宅の配管の施工現場での難易度度の高
い加工作業がなくなることにより、配管作業の単純化と
共に設計図や施工図との照合のような煩雑作業の不要化
等を図れ、非熟練者でも容易に且つ効率的に施工可能と
なる、給水・排水・給湯一体型配管工法を提供できる。
【0025】請求項3の発明により、前記集合住宅の施
工現場において前記3種配管一体型支持金具を床または
天井に固定した後に、各給水配管と各給湯配管の内の任
意の一組の開口部をループ接続し、他の給水配管と他の
給湯配管にはネジ込継手と止水プラグを設け、前記給水
配管の最上流部の任意の場所に分岐T型継手付きバルブ
と圧力計を設けた後に、前記配管内に流体圧力を加えて
漏れ試験を行えるようにしたことで、前記集合住宅の施
工現場での施工期間中は漏れ状態を常時監視できるよう
にしたことを特徴とすることによって、上記の効果に併
せて、各給水配管と各給湯配管の漏水検知が全工程期間
にわたり可能となることで、全施工終了後に漏れが発生
する可能性が大幅に小さくなった、給水・排水・給湯一
体型配管工法を提供できる。
【0026】請求項4の発明により、前記集合住宅の施
工現場において前記3種配管一体型支持金具を床または
天井に固定した後に、前記排水配管の最下流分岐より下
流側の任意の場所に検査用T型継手を設け、前記検査用
T型継手内の前記最下流分岐側に水を封入したゴム風船
を水止め用に設けた後に、前記排水配管の最上流部より
注水することにより、満水試験を可能とすることを特徴
とすることによって、上記の効果に併せて、前記排水配
管の満水試験が全工程期間にわたり可能となることで、
全施工終了後に漏れが発生する可能性が大幅に小さくな
り、かつ従来の満水試験装置および方法と比較すると、
大幅な低コストで実施できる、給水・排水・給湯一体型
配管工法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例を示す側面断面図である。
【図4】本発明の実施例を示す配管工法の比較表であ
る。
【符号の説明】
10 給水配管 10U 給水配管最上流部 11 給湯機用給水配管 12 トイレ用給水配管 13 洗面化粧台用給水配管 14 洗濯機用給水配管 15 ユニットバス用給水配管 16 流し台用給水配管 17 止水栓20は給湯配管 20 給湯配管 21 洗面化粧台用給湯配管 22 ユニットバス用給湯配管 23 流し台用給湯配管 30 排水配管 30B 排水配管最下流分岐 30A 排水立管 30C 検査用T型継手 30X 排水配管の最上流部 31 トイレ用排水配管 32 洗面化粧台用排水配管 33 洗濯機用排水配管 34 流し台用排水配管 40 3種配管一体型支持金具 41 排水配管着脱部 42 給水配管着脱部 43 給湯配管着脱部 44 台座部 44A・44B・44C 取付部 50 配管支持金具補強レール 51 取付部 52 L型ジョイント Bo 給湯機 Ba 水を封入したゴム風船 Wl 水位 Fu 満水状態 Co スラブ面 Fl 床面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩田 芳徳 新潟県新潟市竹尾3丁目20番5号 株式会 社田代商会内 (72)発明者 中島 浩一 新潟県新潟市竹尾3丁目20番5号 株式会 社田代商会内 (72)発明者 石沢 美樹男 新潟県中蒲原郡亀田町新明町3丁目4番5 号 Fターム(参考) 2D060 AB10 AC05 2D061 AA04 AA05 AB05 AD03 CA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集合住宅の給水・排水・給湯配管の配管方
    法であり、配管加工場内において前記3種の配管を施工
    図に基ずき切断し、前記切断配管を継手によって連結さ
    せた後に、給水配管着脱部と排水配管着脱部と給湯配管
    着脱部と台座部を設けた3種配管一体型支持金具を複数
    使用して、前記3種の配管を一体化させ施工図に基ずき
    組立てた後に、前記工場から前記紙立て配管を集合住宅
    の施工現場まで搬送して前記台座部に設けた取付部を介
    して床または天井に固定することを特徴とする、給水・
    排水・給湯一体型配管工法。
  2. 【請求項2】前記3種配管一体型支持金具の台座部に設
    けた取付部を介して配管支持金具補強レールを設けるこ
    とで、前記3種配管一体型支持金具を複数連結できるよ
    うにしたことを特徴とする、請求項1に記載の給水・排
    水・給湯一体型配管工法。
  3. 【請求項3】前記集合住宅の施工現場において前記3種
    配管一体型支持金具を床または天井に固定した後に、各
    給水配管と各給湯配管の内の任意の一組の開口部をルー
    プ接続し、他の給水配管と他の給湯配管にはネジ込継手
    と止水プラグを設け、前記給水配管の最上流部の任意の
    場所に分岐T型継手付きバルブと圧力計を設けた後に、
    前記配管内に流体圧力を加えて漏れ試験を行えるように
    したことで、前記集合住宅の施工現場での施工期間中は
    漏れ状態を常時監視できるようにしたことを特徴とす
    る、請求項1に記載の給水・排水・給湯一体型配管工
    法。
  4. 【請求項4】前記集合住宅の施工現場において前記3種
    配管一体型支持金具を床または天井に固定した後に、前
    記排水配管の最下流分岐より下流側の任意の場所に検査
    用T型継手を設け、前記検査用T型継手内の排水立管側
    に水を封入したゴム風船を水止め用に設けた後に、前記
    排水配管の最上流部より注水することにより、満水試験
    を可能とすることを特徴とする、請求項1に記載の給水
    ・排水・給湯一体型配管工法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003336303A (ja) * 2002-05-21 2003-11-28 Inax Corp 配管ユニットの施工方法
JP2007239256A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Sumitomo Fudosan Kk 建物用排水システム
JP2012057300A (ja) * 2010-09-06 2012-03-22 Nice Holdings Inc 建物における給排水システム
CN108708436A (zh) * 2018-08-27 2018-10-26 江苏吉润住宅科技有限公司 一种新型集成式洗浴系统

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