JP4055899B2 - 排水ヘッダー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室、洗面台、台所等からの各排水を合流させて屋外に排水する排水ヘッダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、床下に排水ヘッダーを設置し、この排水ヘッダーに浴室、洗面台、台所等からの排水枝管を接続して各排水を合流させ、家屋の基礎コンクリートに埋設した基礎貫通部材に排水ヘッダーからの排水主管を接続して屋外に排水するようにした排水システムが提案されている。このような排水システムを採用すると、屋外に設置する排水桝の個数を従来の半数以下に削減して大幅なコストダウンと屋外の美観の向上を図ることができるため、今後、急激に普及するものと思われる。
【0003】
上記の排水システムに使用される排水ヘッダーとしては、例えば図9に示すような構造のものが知られている。この排水ヘッダーは、両端にフランジ101を有し且つ側面に排水枝管の接続口102を有する複数のヘッダー用継手103を一列に並べ、互いに隣接するヘッダー用継手103のフランジ101同士をボルト・ナット104で結合して接続すると共に、排水主管105a,105bの接続口106a,106bを有する端部閉塞材107a,107bのそれぞれのフランジ101を上記と同様にボルト・ナット104で結合して、ヘッダー両端に端部閉塞材107a,107bを取付けたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の排水ヘッダーは、流入水が排水枝管の接続口102から逆流するのを防ぐために、該接続口102をヘッダー用継手103の側面上部に形成しているとは言うものの、該接続口102の内面の頂部がヘッダー用継手103の内面の頂部よりも低い位置にあるため、流入水でヘッダー内部が満水状態に近くなると、排水枝管の接続口102と接続口102、或は、上流側排水主管の接続口106aと排水枝管の接続口102とが、相互に通気できない状態となる。そのため、接続口106a,102からの流入水に含まれる空気の抜けるところがなくなり、ヘッダー内部が正圧状態になってトラップの封水が飛び出したり、逃げ場を失って水と一緒に流れる空気によって水の流れが悪くなったりゴボゴボと音が発生するなどの問題があった。
【0005】
また、前記の排水ヘッダーは、排水枝管の接続口102が全て同一口径で同じ高さに設けられているため、例えば、特定のユニットバスのように排水口が極端に低く、該排水口からの排水枝管の配管高さが非常に低い場合には、この排水枝管を接続口102に接続できないことがあり、また、排水流量が多いトイレ等からの排水枝管として太いものを使用した場合にも接続できないという問題があった。
【0006】
更に、上流側排水主管105aへの逆流を防止するために、図9に示すように上流側排水主管105aの接続口106aを上方に偏位させて形成すると、上流側端部に位置するヘッダー用継手103の底部に固形物Sが滞溜するという問題があり、特に、内部点検を容易にするためにヘッダー用継手103や端部閉塞材107a,107bを透明樹脂等で成形する場合は、固形物Sが良く目立って不潔感を与えるという問題があった。
【0007】
本発明は、これらの問題を解決できるように改良した排水ヘッダーを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の排水ヘッダーは、両端に挿口と受口を有し且つ側面に排水枝管接続口を有する複数のヘッダー用継手を一列に並べて、それぞれのヘッダー用継手の挿口を隣りのヘッダー用継手の受口に挿入することによりヘッダー用継手を互いに接続すると共に、上流側端部に位置するヘッダー用継手に、排水主管接続口を有する上流側端部閉塞材を接続し、下流側端部に位置するヘッダー用継手に、排水主管接続口を有する下流側端部閉塞材を接続して成る排水ヘッダーであって、上記ヘッダー用継手の内面の頂部と上記排水枝管接続口の奥端部内面の頂部実質的に同一の高さとされており、上記上流側端部閉塞材は、ヘッダー用継手の受口に挿入される挿口と、この挿口の上流側に突設された排水主管接続口と、この排水主管接続口の奥端部の下半部から斜め下方に傾斜して下流側に突設された舌片とを備え、排水主管接続口の奥端部内面の頂部と挿口の内面の頂部が実質的に同一の高さになっていることを特徴とするものである。
【0009】
本発明の排水ヘッダーのように、ヘッダー用継手の内面の頂部と排水枝管接続口の奥端部内面の頂部が実質的に同一の高さであると、ヘッダー内部が満水状態に近くなっても、ヘッダー内部の上端部(天面付近)には常に空間部が残っており、この空間部を通じて、排水枝管接続口と排水枝管接続口、或は、上流側の排水主管接続口と排水枝管接続口とが、相互に通気できる状態となる。従って、排水枝管接続口や上流側の排水主管接続口から流入する排水に含まれている空気は他の排水枝管接続口などに逃げ出し、ヘッダー内部が実質的に正圧状態にならないため、トラップの封水が飛び出したり、逃げ場を失った空気によって水の流れが悪くなったり、ゴボゴボと音が発生するなどの問題を解決することができる。しかも、上流側端部閉塞材が上記のような構成であると、上流側の排水主管接続口に接続された排水主管から流れ込んだ排水が舌片の上をスムーズに流れ落ちるため、排水中に含まれている固形物が上流側端部のヘッダー用継手の底部に滞溜しなくなる。従って、ヘッダー用継手や上流側端部閉塞材を透明樹脂等で成形しても、不潔感を与えることはない。
【0010】
本発明の排水ヘッダーでは、ヘッダー用継手の少なくとも一つが、他のヘッダー用継手の排水枝管接続口よりも口径が大きい排水枝管接続口を有するものであり、その口径が大きい排水枝管接続口に、他のヘッダー用継手の排水枝管接続口と同じ口径の内筒を外筒の内側に偏心させて形成した偏心ブッシングが脱着自在に嵌込まれていることが望ましい。
【0011】
このような構成の排水ヘッダーは、偏心ブッシングを回すことによって内筒の高さを排水枝管の高さに合わせることができるため、上述した特定のユニットバスのように排水口からの排水枝管の配管高さが低い場合でも、偏心ブッシングの内筒に接続することができる。また、この偏心ブッシングを外せば、太い排水枝管の接続も可能であるため、排水量の多いトイレ等からの排水枝管として太いものを使用して接続することができる。
【0014】
また、本発明の排水ヘッダーでは、下流側端部に位置するヘッダー用継手に接続された下流側端部閉塞材が、該ヘッダー用継手の挿口が挿入される受口と、この受口の下流側に形成された排水主管接続口と、これらの受口と排水主管接続口を連結する上半部が略ベルマウス形状の連結筒とを備え、排水主管接続口の内底部と受口の内底部が実質的に同一の高さになっていることが望ましい。
【0015】
このような構成の排水ヘッダーは、連結筒が略ベルマウス形状の上半部を有するため、排水主管接続口の入口損失係数が小さくなり、排水ヘッダー内部の排水をスムーズに下流側排水主管へ送り出すことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
【0017】
図1は本発明の一実施形態に係る排水ヘッダーの斜視図、図2はキャップを分離して示す同排水ヘッダーの一つのヘッダー用継手の側面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図3のB−B線断面図、図5は同排水ヘッダーの上流側端部の断面図、図6は同排水ヘッダーの上流側端部閉塞材の側面図、図7は同排水ヘッダーの下流側端部の断面図、図8は同排水ヘッダーのもう一つのヘッダー用継手を示す横断面図である。
【0018】
この排水ヘッダーは、図1に示すように、複数(図例では三つ)のヘッダー用継手11,12,12を一列に並べて接続すると共に、上流側端部および下流側端部に位置するヘッダー用継手11,12に上流側端部閉塞材2及び下流側端部閉塞材3をそれぞれ接続したものである。
【0019】
ヘッダー用継手11,12はポリ塩化ビニル等の合成樹脂を射出成形したものであって、図3に示すような略卵形管状に成形され、その底部の曲率半径が100mmに設定されているため、排水の流れが良好である。材料の合成樹脂は、不透明な配合のものを使用してもよいが、顔料を含まない無色透明のものや有色透明の配合のものを使用して、ヘッダー用継手1の内部を透視できるようにすることが、点検作業やメンテナンスの観点から望ましい。
【0020】
ヘッダー用継手11とヘッダー用継手12は、その側面から突設された排水枝管接続口の口径が異なり、ヘッダー用継手11の排水枝管接続口11aの口径は50mm、ヘッダー用継手12の排水枝管接続口12aの口径は75mmとされている。それ以外の構成は、双方の継手11,12とも同一である。
【0021】
図2〜図4に示すように、ヘッダー用継手12は、その一端(上流側端)に受口1bが形成されており、他端(下流側端)には該受口1bに挿入される挿口1cが形成されている。また、このヘッダー用継手12の上面中央部には点検口1dが形成されており、この点検口1dにはキャップ1eが螺合されて開閉自在に取付けられている。従って、このキャップ1eを外せば、ヘッダー用継手12の内部清掃を簡単に行うことができるようになっている。
【0022】
このヘッダー用継手12の排水枝管接続口12aは、上記のように75mmの大きい口径を有するもので、ヘッダー用継手12の側面の上部から水平もしくは排水枝管の流れ勾配に等しい角度(1〜2°)で突設されている。そして、図3に示すように、この排水枝管接続口12aの奥端部内面の頂部12bとヘッダー用継手12の内面の頂部1fは実質的に同一の高さとされており、排水ヘッダー内部が実質的に満水状態になった場合でも、ヘッダー用継手12の天面付近には常に空間部(空気層)が残存して、該空間部と排水枝管接続口12aの内部上端の空間部とが連通するようになっている。
【0023】
もう一つのヘッダー用継手11も、排水枝管接続口11aの口径が異なる以外は、上記のヘッダー用継手12と同様に構成されており、図8に示すように、排水枝管接続口11aの奥端部内面の頂部11bとヘッダー用継手11の内面の頂部1fが実質的に同一の高さになっている。従って、このヘッダー用継手も、実質的な満水時にヘッダー用継手11の天面付近に空間部(空気層)が残存し、この空間部と排水枝管接続口11aの内部上端の空間部とが連通するようになっている。
【0024】
ヘッダー用継手12の排水枝管接続口12aの内部には、図2に示すように合成樹脂製の偏心ブッシング4が脱着自在に嵌込まれている。この偏心ブッシング4は、図2、図3に示すように、排水枝管接続口12aに内嵌される外筒4aの内側に内接状態となるように内筒4bを偏心させて形成すると共に、外筒4aと内筒4bの隙間を奥壁4cにより閉塞したものであって、内筒4cの口径はヘッダー用継手11の排水枝管接続口11aと同じ50mmとされている。このような偏心ブッシング4が排水枝管接続口12aに嵌込まれていると、偏心ブッシング4を回すことによって内筒4bの高さを排水枝管接続口12aの範囲内で調節できるため、排水枝管の配管高さが低い場合でも接続可能となる。そして、図1に示す排水ヘッダーの中央のヘッダー用継手12のように、排水枝管接続口12aから偏心ブッシング4を取り除くと、管径が75mmと太い排水枝管の接続が可能となるため、排水量の多いトイレ等からの排水枝管として管径が75mmの太いものを使用できるようになる。
【0025】
なお、図1,図2,図4等において、1g,1hは、接続されたヘッダー用継手11,12,12の相対的な回動を阻止する凸部と突片であって、凸部1gは各ヘッダー用継手の挿口1cの基端部の両側外面に周方向上下に小間隔をあけて一対ずつ形成されており、突片1hは各ヘッダー用継手の受口1bの先端の両側から突設されている。このような凸部1gと突片1hが形成されていると、挿口1cを受口1bに挿入したとき、図1に示すように突片1hが上下の凸部1g,1gの間に嵌まり込んで、挿口1cと受口1bとの相対的な回動が阻止されるため、ヘッダー用継手11,12,12を捻じれないように直立姿勢を保って接続することができる。また、図1,図2,図4等において、1iは排水ヘッダーの固定具の支持ベルトを嵌込む浅い凹溝である。
【0026】
この排水ヘッダーの上流側端部のヘッダー用継手11に接続される合成樹脂製の上流側端部閉塞材2は、図5,図6に示すように、該ヘッダー用継手11の受口1bに挿入される挿口2aと、この挿口2aの上流側に突設された排水主管接続口2bと、この排水主管接続口2bの奥端部の下半部から斜め下方に傾斜して下流側に突設された舌片2cとを備えたもので、排水主管接続口2bの奥端部内面の頂部2dと挿口2aの内面の頂部が実質的に同一の高さとなるように、排水主管接続口2bが上方へ偏位して形成されている。従って、この上流側端部閉塞材2も、排水ヘッダー内部が満水状態に近いときに、排水ヘッダーの天面近くの空間部(空気層)と、上流側端部閉塞材2の内部上端の空間部が連通するようになっている。
【0027】
この上流側端部閉塞材2の挿口2aをヘッダー用継手11の受口1bに挿入して接続すると共に、該上流側端部閉塞材2の受口2bに上流側排水主管5aを接続すると、上流側排水主管5aから流れ込んだ排水が舌片2cの上をスムーズに流れ落ちるため、排水中に含まれている固形物が上流側端部のヘッダー用継手11の底部に滞溜しなくなる。従って、ヘッダー用継手11,12、上流側及び下流側端部閉塞材2,3を透明樹脂で成形した場合でも、不潔感を与えることはない。
【0028】
一方、この排水ヘッダーの下流側端部のヘッダー用継手12に接続される合成樹脂製の下流側端部閉塞材3は、図7に示すように、ヘッダー用継手12の挿口1cが挿入される受口3aと、この受口3aより下流側に形成された下流側排水主管5bの接続口3bと、これらの受口3aと接続口3bを連結する上半部が略ベルマウス形状の連結筒3cとを備えたもので、接続口3bの内底部と受口3aの内底部が実質的に同じ高さとなるように、接続口3bが下方に偏位して形成されている。
【0029】
この下流側端部閉塞材3の受口3aに下流側端部のヘッダー用継手12の挿口1cを挿入して該下流側端部閉塞材3とヘッダー用継手12を接続すると共に、該下流側端部閉塞材3の接続口3bに下流側排水主管5bを接続すると、該下流側端部閉塞材3の連結筒3cが略ベルマウス形状の上半部を有するため、接続口3bの入口損失係数が小さくなって、排水ヘッダー内部の排水をスムーズに下流側排水主管5bへ送り出すことが可能となる。
【0030】
上記のごとき構成の排水ヘッダーは、その両端部をヘッダー固定具(不図示)で支えることによって家屋の床下に設置され、上流側端部閉塞材2の接続口2bと下流側端部閉塞材3の接続口3bに、上流側と下流側の排水主管5a,5bがそれぞれ接続される。そして、ヘッダー用継手11の口径50mmの排水枝管接続口11aには、台所等からの管径50mmの排水枝管が接続され、偏心ブッシングを取り除いた中央のヘッダー用継手12の口径75mmの排水枝管接続口12aには、トイレ等からの管径75mmの太い排水枝管が接続され、下流側端部のヘッダー用継手12の偏心ブッシング4の内筒4bには、浴室等からの配管高さが低い管径50mmの排水枝管が接続される。
【0031】
このように排水ヘッダーを設置して配管を行うと、浴室、洗面台、台所、トイレ等からの排水が排水ヘッダーに集められ、下流側排水主管5bを通じて屋外へ排出されるが、その場合、排水ヘッダー内部が排水で実質的に満水状態になったとしても、既述したように、ヘッダー内部の上端部(天面付近)には常に空間部(空気層)が残っており、この空間部を通じて、排水枝管接続口11a,12a同士、或は、上流側の排水主管接続口2bと排水枝管接続口11a,12aとが、相互に通気できる状態となっている。従って、排水枝管接続口11a,12aや上流側の排水主管接続口2bから流入する排水に含まれている空気は、他の排水枝管接続口11a,12aなどに逃げ出し、ヘッダー内部が実質的に正圧状態にならないため、トラップの封水が飛び出したり、逃げ場を失った空気によって水の流れが悪くなったり、ゴボゴボと音が発生するのを、充分防止できるようになる。
【0032】
また、この排水ヘッダーは、排水枝管の配管高さが低い場合でも偏心ブッシング4で高さを合わせて接続することができ、偏心ブッシング4を外せば、管径が75mmと太い排水枝管も接続できるので、施工性が良好である。そして、上流側端部閉塞材2の舌片2cによって固形物の滞溜を防止でき、また、下流側端部閉塞材3の排水主管接続口3bの入口損失係数が小さいので、排水ヘッダーに集めた排水をスムーズに排出することができる。
【0033】
以上の説明において、ヘッダー用継手の挿口1cと受口1bとの接続、上流側端部閉塞材2の挿口2aとヘッダー用継手11の受口1bとの接続、下流側端部閉塞材3の受口3aとヘッダー用継手12の挿口との接続、排水枝管接続口11a,12aと排水枝管との接続、排水枝管12aと偏心ブッシング4との接続、偏心ブッシング4の内筒4bと排水枝管との接続は、いずれも溶剤系の接着剤を塗布して水密的に行われることは言うまでもない。
【0034】
上述した実施形態の排水ヘッダーは、排水管路の途中に設置するものであるため、排水主管5aの接続口2bを有する上流側端部閉塞材2を、排水ヘッダーの上流側端部のヘッダー用継手11に接続しているが、起点用の排水ヘッダーとして床下に設置する場合は、排水主管5aの接続口2bがない上流側端部閉塞材2を上流側端部のヘッダー用継手11に接続すればよい。
【0035】
なお、本発明の排水ヘッダーにおいては、ヘッダー用継手の接続個数や、口径の異なるヘッダー用継手の組合わせ方、排水枝管接続口や偏心ブッシングの内筒の口径などを適宜変更できることは言うまでもない。
【0036】
以上の説明から明らかなように、本発明の排水ヘッダーは、実質的に満水状態にちかい場合でも、排水枝管接続口と排水枝管接続口、或は、上流側の排水主管接続口と排水枝管接続口とが、相互に通気できる状態となり、ヘッダー内部が実質的に正圧状態にならないため、トラップの封水が飛び出したり、逃げ場を失った空気によって水の流れが悪くなったり、ゴボゴボと音が発生するのを防止することができる。そして、排水枝管の配管高さが低い場合でも偏心ブッシングで高さを合わせて接続することができ、偏心ブッシングを外せば管径の太い排水枝管も接続できるので、施工性が良好である。しかも、上流側端部閉塞材の舌片によって固形物の滞溜を防止でき、また、下流側端部閉塞材の排水主管接続口の入口損失係数が小さいので、排水ヘッダーに集めた排水をスムーズに排出することもできるなど、多くの顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る排水ヘッダーの斜視図である。
【図2】キャップを分離して示す同排水ヘッダーの一つのヘッダー用継手の側面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図3のB−B線断面図である。
【図5】同排水ヘッダーの上流側端部の断面図である。
【図6】 同排水ヘッダーの上流側端部閉塞材の側面図である。
【図7】同排水ヘッダーの下流側端部の断面図である。
【図8】同排水ヘッダーのもう一つのヘッダー用継手を示す横断面図である。
【図9】従来公知の排水ヘッダーを示す一部破断側面図である。
【符号の説明】
11,12 ヘッダー用継手
11a,12a 排水枝管接続口
11b,12b 排水枝管接続口の奥端部内面の頂部
1b ヘッダー用継手の受口
1c ヘッダー用継手の挿口
1f ヘッダー用継手の内面の頂部
上流側端部閉塞材
2a 上流側端部閉塞材の挿口
2b 上流側の排水主管接続口
2c 舌片
2d 上流側端部閉塞材の挿口の奥端部内面の頂部
下流側端部閉塞材
3a 下流側端部閉塞材の受口
3b 下流側の排水主管接続口
3c 上半部が略ベルマウス形状の連結筒
4 偏心ブッシング
4a 偏心ブッシングの外筒
4b 偏心ブッシングの内筒
5a 上流側の排水主管
5b 下流側の排水主管

Claims (3)

  1. 両端に挿口と受口を有し且つ側面に排水枝管接続口を有する複数のヘッダー用継手を一列に並べて、それぞれのヘッダー用継手の挿口を隣りのヘッダー用継手の受口に挿入することによりヘッダー用継手を互いに接続すると共に、上流側端部に位置するヘッダー用継手に、排水主管接続口を有する上流側端部閉塞材を接続し、下流側端部に位置するヘッダー用継手に、排水主管接続口を有する下流側端部閉塞材を接続して成る排水ヘッダーであって、
    上記ヘッダー用継手の内面の頂部と上記排水枝管接続口の奥端部内面の頂部実質的に同一の高さとされており、上記上流側端部閉塞材は、ヘッダー用継手の受口に挿入される挿口と、この挿口の上流側に突設された排水主管接続口と、この排水主管接続口の奥端部の下半部から斜め下方に傾斜して下流側に突設された舌片とを備え、排水主管接続口の奥端部内面の頂部と挿口の内面の頂部が実質的に同一の高さになっていることを特徴とする排水ヘッダー。
  2. 上記ヘッダー用継手の少なくとも一つが、他のヘッダー用継手の排水枝管接続口よりも口径が大きい排水枝管接続口を有するものであり、その口径が大きい排水枝管接続口に、他のヘッダー用継手の排水枝管接続口と同じ口径の内筒を外筒の内側に偏心させて形成した偏心ブッシングが脱着自在に嵌込まれている請求項1に記載の排水ヘッダー。
  3. 上記下流側端部閉塞材、ヘッダー用継手の挿口が挿入される受口と、この受口の下流側に形成された排水主管接続口と、これらの受口と排水主管接続口を連結する上半部が略ベルマウス形状の連結筒とを備え、排水主管接続口の内底部と受口の内底部が実質的に同一の高さになっている請求項1に記載の排水ヘッダー。
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