JP4829682B2 - 組み立て式マニフォールド - Google Patents
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Description
配管に複雑な分岐構造が求められていると、適切な場所にチーズ(T分岐)配管等を配置して相互に接続をする工事が必要になる。しかしながら、従来の配管技術には下記のような解決すべき課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、設計、施工、分解、組み立てが簡便で、高い精度を持つ組み立て式マニフォールド等を提供することを目的とする。
〈構成1〉
両端に連結用開口を有し、この連結用開口の軸線に垂直で滑らかな端面と一定長の滑らかな内壁と、この内壁の上記端面から一定の距離を拡径した拡径部とを有する母管部と、一端を上記母管部に連結して上記母管部と連通する分岐開口を有する枝管部と、複数の母管部を上記連結用開口を介して連結するものであって、隣接する母管部の連結用開口に挿入される一対の小径部と、一対の小径部の中間にあって、隣接する母管部の上記拡径部に収容される大径部と、上記母管部の連結用開口の内面と上記小径部との間に配置するシール用リングの装着溝を有するスリーブと、上記スリーブを介して連結され、それぞれ上記枝管部の向きを決定された複数の母管部を把持して、連結状態で固定する機能を有する母管結束機構とを備えたことを特徴とする組み立て式マニフォールド。
両端に連結用開口を有し、この連結用開口の軸線に垂直で滑らかな端面と一定長の滑らかな内壁と、この内壁上で内壁を縮径する段差を有する母管部と、一端を上記母管部に連結して上記母管部と連通する分岐開口を有する枝管部と、複数の母管部を上記連結用開口を介して連結するものであって、隣接する母管部の連結用開口に挿入される外径を有し、それぞれ連結用開口の端面から段差までの距離以上の長さを有する一対の袖部と、上記母管部の連結用開口の内面と上記袖部との間に配置するシール用リングの装着溝を有するスリーブと、上記スリーブを介して連結され、それぞれ上記枝管部の向きを決定された複数の母管部を把持して、連結状態で固定する機能を有する母管結束機構とを備えたことを特徴とする組み立て式マニフォールド。
両端に連結用開口を有し、この連結用開口の軸線に垂直で滑らかな端面と一定長の滑らかな内壁を有する母管部と、一端を上記母管部に連結して上記母管部と連通する分岐開口を有する枝管部と、複数の母管部を上記連結用開口を介して連結するものであって、隣接する母管部の連結用開口に挿入される一対の小径部と、一対の小径部の中間にあって、隣接する母管部の連結用開口の端面に挟み込まれる大径部と、上記母管部の連結用開口の内面と上記小径部との間に配置するシール用リングの装着溝を有するスリーブと、上記スリーブを介して連結され、それぞれ上記枝管部の向きを決定された複数の母管部を把持して、連結状態で固定する機能を有する母管結束機構とを備えたことを特徴とする組み立て式マニフォールド。
構成1乃至3のいずれかに記載の組み立て式マニフォールドにおいて、上記母管結束機構は、相互に連結された複数の母管部の両端に配置された一対の押さえ金具と、上記複数の母管部の連結方向に平行に配置され、母管部外面に近接するように複数本が所定間隔で並べられ、上記押さえ金具を介して上記複数の母管部を挟み込む連結棒とを有していることを特徴とする組み立て式マニフォールド。
構成1乃至3のいずれかに記載の組み立て式マニフォールドにおいて、相互に連結された母管部の連結用開口には、その端面周囲に連結用フランジが設けられ、相互に対向して連結されるフランジには、連通する連通孔が設けられ、この連通孔に打ち込まれた止めピンにより上記母管部が相互に連結されていることを特徴とする組み立て式マニフォールド。
母管部12は、図示したように、両端に連結用開口20を有し、この連結用開口20は、母管部12の軸線22に垂直で滑らかな端面24と一定長の滑らかな内壁26と、この内壁26の端面24から一定の距離を拡径した拡径部28を有するものである。枝管部14は、一端30を母管部12に連結して母管部12の内部と連通する分岐開口32を有するものである。
枝管部14は、図3に示すように母管部12に対して2個あるいは任意の数設けられてもよいものである。
母管結束機構18は、一対の押さえ金具48と複数本の連結棒50とを備えている。一対の押さえ金具48は、相互に連結された複数の母管部12の両端に配置されている。連結棒50は、複数の母管部12の連結方向に平行に配置されている。母管部12外面に近接するように複数本の連結棒50が所定間隔で並べられる。連結棒50のボルトを締め付けると、押さえ金具48を介して複数の母管部12を挟み込む。
相互に連結された母管部12の端面24の周囲に連結用のフランジ55が設けられている。相互に対向して連結される両フランジ55には、軸方向に連通する連通孔56が設けられている。この連通孔56に打ち込まれた止めピン58と、この止めピン58の端部に係止されたテーパピン57とにより母管部12が相互に連結されている。図7(c)に示すように、止めピン58の一端には頭部58Aが設けられ、他端にはテーパピン57を挿入するための貫通孔58Bが設けられている。図7(d)に示すように、テーパピン57の下方には、緩み止めの止めねじ59をねじ込むための小孔57Aが設けられている。止めピン58の貫通孔58Bに打ち込まれたテーパピン57は、小孔57Aにねじ込まれてフランジ55の側面を押圧する止めねじ59により緩み止めされて固定される。
図8(a)に示した例は、これまで説明した通り複数の枝管部14を一定の方向に向けて配列したものである。また、図8(b)に示すように任意の枝管部14Aを他の枝管部と別の方向に向けることもできる。図8(c)では、中間の2個の枝管部14Aと14Bがそれぞれ異なる方向に向いている。また、2つの枝管部14Cと14Dを備えた母管部12Aも利用されている。
12 母管部
14 枝管部
16 スリーブ
18 母管結束機構
20 連結用開口
22 軸線
24 端面
26 内壁
28 拡径部
30 一端
32 分岐開口
34 小径部
36 大径部
38 シール用リング
40 装着溝
42 段差
44 袖部
48 押さえ金具
50 連結棒
Claims (3)
- 両端に連結用開口を有し、この連結用開口の軸線に垂直で滑らかな端面と一定長の滑らかな内壁と、この内壁の前記端面から一定の距離を拡径した拡径部とを有する母管部と、
一端を前記母管部に連結して前記母管部と連通する分岐開口を有する枝管部と、
複数の母管部を前記連結用開口を介して連結するものであって、隣接する母管部の連結用開口に挿入される一対の小径部と、一対の小径部の中間にあって、隣接する母管部の前記拡径部に収容される大径部と、前記母管部の連結用開口の内面と前記小径部との間に配置するシール用リングの装着溝を有するスリーブと、
前記スリーブを介して連結され、それぞれ前記枝管部の向きを決定された複数の母管部を把持して、連結状態で固定する機能を有する母管結束機構とを備えたことを特徴とする組み立て式マニフォールド。 - 請求項1に記載の組み立て式マニフォールドにおいて、
前記母管結束機構は、相互に連結された複数の母管部の両端に配置された一対の押さえ金具と、前記複数の母管部の連結方向に平行に配置され、母管部外面に近接するように複数本が所定間隔で並べられ、前記押さえ金具を介して前記複数の母管部を挟み込む連結棒とを有していることを特徴とする組み立て式マニフォールド。 - 請求項1に記載の組み立て式マニフォールドにおいて、
相互に連結された母管部の連結用開口には、その端面周囲に連結用フランジが設けられ、相互に対向して連結されるフランジには、連通する連通孔が設けられ、この連通孔に打ち込まれた止めピンにより前記母管部が相互に連結されていることを特徴とする組み立て式マニフォールド。
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