JP2002339424A - 屋内に用いる集合一括排水設備における排水枝管接続法およびその装置 - Google Patents
屋内に用いる集合一括排水設備における排水枝管接続法およびその装置Info
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Abstract
に配管作業に多様化をもたせる。 【解決手段】 木造低層戸建住宅の建築工事で、基礎コ
ンクリ−ト6打設時に、排水管用サヤ管19を埋設し、
その上流端に集合ます7を収容するボックス20を埋設
しておく。次いで、排水管5や集合ます7を設置した
後、基礎コンクリ−ト6に、木造家屋2の柱立てや横架
材を載置して工事を完了させ、次いで、該家屋に流し台
等の複数の排水源機器を配置し、これらと波付可撓管又
は塩ビ管のいずれの排水枝管をも集合ます7にワンタッ
チ式に接続するので、排水枝管11の配管が容易とな
る。
Description
宅または小規模集合住宅等の屋内に用いる集合一括排水
設備における受口と排水枝管との接続法またはその装置
に関するものである。
出される便水と、流し台や洗面台などから排出される雑
排水とがあるが、端末処理場の完備した地域において
は、便水および雑排水を合せて、直接公共下水道に放流
することが行われている。
および建物より1〜1.5m以内のもの)は、例えば図
7の平面図に示すように構成されている。
て、台所101、トイレ102、洗面台103、洗濯機
104および風呂105が、建屋100の近傍に沿って
埋設した宅地内排水管106に、最短距離になるよう排
水枝管107によってそれぞれ接続されている。
水管106との合流点には宅地ます108が設置され、
宅地内排水管106の屈曲点にも宅地ます109が設置
されている。
を用いた屋内排水設備も知られている。すなわち、排水
主管を建屋の平面視中央に布設し、各排水源用機器から
の排水枝管を管継手を介して該排水主管に接続し、各排
水枝管の長さを平均化すると共に、各排水枝管内の流水
抵抗を均等化させた屋内排水設備も知られている(例え
ば、特開平5−156675号公報における従来技術参
照)。
例えば木造戸建の場合、1例として次のように施工され
る。
ングを打設し、その養生後、基礎の立上り部(布基礎と
いう)用型枠を立てるが、その型枠組みのときに給排水
枝管等の配管や、床下換気口の前記屋内排水設備等の手
当をしてコンクリ−トが流れ込まないようにする。
は本体または構造躯体ともいう)を載置する基礎コンク
リ−トを打設するとき、事前に布基礎を貫通する配管工
事は困難であるので、貫通する穴を前もって開けてお
き、コンクリ−ト打設後に配管工事ができるようにす
る。
−ブや箱入れを用いており、また、そのとき、床下換気
口も開けておく。
(A)は従来例のフロ−チャ−トで、(B)は後述の本
発明のフロ−チャ−トであるが、(A)において、1次
の基礎工事(イ)として根切り等を行った後、フ−チン
グや布基礎のコンクリ−トを打設する。
枠に箱入れ等を設置しておき、このコンクリ−トの養生
後、これを利用して床下における1次の屋内配管(ロ)
を行う(これを事前配管作業という)。
管にはカバ−をして、本体工事(ニ)のときに発生する
小片の落下侵入を防いでおく。
コンクリ−トを床下略全面に打設する場合は、2次の基
礎工事(ハ)を行い、その後、本体工事(ニ)に取りか
かる。
8に区分された最適の業種により行われるが、前記基礎
工事は、建築工事業者ないし、とび・土工工事業者によ
るコンクリ−ト工事であり、1次の屋内配管(ロ)は、
管工事業者による管工事であって、特に、この管工事業
者は、一般的には別個に許可された業種になっている。
勿論、重複して許可される。
および図9(A)における工事では、各種の問題(作業
の不連続性、専門職作業、作業の複雑化、特に維持管理
が困難等)を包含しているが、例えば次のような問題を
包含していた。
排水源たる機器(例えば流し台)を設置する等の内部工
事(ホ)を行うが、その機器設置毎に、2次の屋内配管
(ヘ)が行われる。
の屋内配管(ロ)により行った既設の立上り管との接続
作業が含まれている。
事(ニ)が略完了している床は敷設されているので、床
と防湿コンクリ−トとの間の空間(これをふところ空間
といい、高さ約400〜600mm)を、配管の専門工
(管工事業者)がもぐり込み、しかも、床下換気口を縫
って所定の位置に辿り着き、この接続工事を行う、とい
う苛酷な作業であった。
くコストアップとなるばかりでなく、流量が増えると逆
流するのは勿論、リフォ−ム等の維持管理の容易性に迄
配慮されてなく、ひいては、特に補修困難となる。
において、配管工事の生産性や省力化等の向上のために
配管ユニット工法を適用した提案がなされており、すな
わち、排水主管を可撓管で構成し、該排水主管に継手を
介して、ユニットバスや洗面台や流し台や洗濯機等にそ
れぞれ接続する可撓管からなる排水枝管を予め接続して
配管ユニットを構成し、これを施工現場へ搬入する提案
がなされている(特開平7−180196号公報参
照)。
の排水の流出先が排水立管であり、また、これらの排水
主管や排水枝管が床スラブ上の支持部材に載置されるこ
とから高層集合住宅に用いられるものであって、根切り
やフ−チングの打設や布基礎の打設、更には、防湿コン
クリ−トの打設を行う、例えば木造戸建の配管工事には
適用できないし、仮に適用できたとしても、一般の配管
ユニットと共通する問題点と同様、資材物流コストがか
かりすぎ、しかも、防湿コンクリ−トの養生後でなけれ
ば配管できないので採用できない。
についての提案(特開昭61−92113号公報参照)
が知られているが、かかる提案を戸建住宅の屋内排水設
備に適用すると、次のような問題が考えられる。
おいて、(A)は断面図、(B)は(A)の要部分解斜
視図であるが、環状の波付電線管111を、単なる受口
112にパッキン113を介して挿入して接続する場合
に、該受口112の開口部周縁に断面方形の環状のリブ
114を一体形成し、このリブ114を上および左右か
ら挟み、かつ、波付電線管111の谷115に嵌合する
爪116を有するリング状止め具117を用い、特に、
この止め具117は2つ割りになっていて、波付電線管
111を受口112に挿入した後、上下から合せて固着
し、波付可撓管111の抜け止めシ−ルするものであ
る。
滑でない波付電線管111に関するもので、排水設備に
は、そのまま適用できないのは勿論、戸建住宅における
排水設備の配管に用いるとすると、仮に、前記受口11
2を1次の屋内配管とし、波付管(111)を可撓管と
して挿入することになるが、止め具117の軸方向長さ
(厚さ)は、リブ114と、谷115に嵌合する爪11
6との長さであるので、波付管(111)を首振り可撓
性をもたせると、この止め具117では外れるおそれが
あって、採用できない。
し軽減しながら、一般に行われている木造等戸建の工法
に支障を与えず、しかも、その屋内配管工事を容易にし
て施工性および維持管理の容易性を向上させ、ひいては
作業の標準化を容易にし、施工品質の信頼性を高めてユ
−ザの強いニ−ズを満足させると共に、経費を節減する
ことを主たる目的とするものである。
達成するため、その要旨とするところは、1)宅内排水
管に接続される排水主管を挿入し、かつ、基礎コンクリ
−トに固定されたサヤ管と、該サヤ管の上流端で接続さ
れ、かつ、前記基礎コンクリ−ト打設時に設けられ、か
つ、前記排水主管を接続する集合ますを収容するピット
にあって、前記集合ますの複数の受口に対し、前記基礎
コンクリ−トに載置する構造躯体の工事後に設置された
複数の排水源用機器を複数の排水枝管により各接続する
に際し、該排水枝管を平滑管または波付可撓管のいずれ
をも使用できるようにして施工現場の利便性を図ること
を特徴とする屋内に用いる集合一括排水設備における排
水枝管接続法にあり、また、2)基礎コンクリ−トによ
り既設され、かつ、宅内排水管に接続された排水主管
と、該排水主管の上流端で接続され、かつ、前記基礎コ
ンクリ−トに既設された集合ますと、前記基礎コンクリ
−トに載置する構造躯体の工事後に設置された複数の排
水源用機器と前記既設の集合ますとを接続する複数の排
水枝管と、からなり、前記集合ますに、前記排水枝管を
接続する受口を突設し、該受口の外周に係合溝を、内周
に受口ストッパ−をそれぞれ形成することにより平滑管
からなる排水枝管を接続可能とすると共に、波付管から
なる排水枝管を前記受口に挿入した後、前記係合溝と波
付管の谷とに係合する止め具により波付管を固定可能と
して、平滑管または波付管のいずれも使用できるように
したことを特徴とする屋内に用いる集合一括排水設備に
おける排水枝管接続装置にある。
の装置により詳細に述べる。図1は本発明の実施の形態
例の概略平面図、図2は図1の要部縦断面図、図3は図
2の要部縦断面図、図4は図3の枝管接続法の説明図、
図5は図4の詳細図、図6は図2の他の要部詳細図、図
7は従来例の概略平面図、図8は従来例の要部図、図9
は本発明と従来例との比較フロ−チャ−トであって、前
記の従来技術と共通部分は同一符号を付したり、図示お
よび説明を省略する。
一括排水設備1は、木造戸建住宅に好適であるが、小規
模集合住宅等にも適用できるものである。
組み木造工法、ツ−バイフォ−工法、集成材による大断
面木造等が含まれる。
法による戸建住宅にも適用してもよい。
べる。図1、図2および図9(B)において、木造家屋
2を建設するには敷地に根切り等を施し、ベ−スとなる
フ−チング3や布基礎4等の基礎工事(イ)を、従来の
スリ−ブに相当する、1本の排水主管用サヤ管19や、
該サヤ管19の上流端となる集合設置ボックス(単なる
ピット用枠でも可)20の設置や床下換気口(不図示)
の手当をしてから行う。
後、床下全面に防湿コンクリ−ト6を打設する。または
防湿コンクリ−ト6を基礎工事(イ)と同時に打設す
る。
法の場合には、基礎工事(イ)の養生後、型枠を外し、
サヤ管19や集合設置ボックス20等(単なるピットに
構成する枠であってもよい)等を布設し固定しておく。
のように、サヤ管19や、集合ます7を収容する集合設
置ボックス20をそのコンクリ−ト内に埋設(固定)す
る。なお、上方開口の集合設置ボックス20の高さは調
節可能として、防湿コンクリ−ト6の厚さ等に対応させ
る。
および、これに接続した集合設置ボックス20のみの布
設であるから、コンクリ−ト打設と同時に行っても当該
作業は容易にでき、また、後記のように集合ます7の流
入側には波付可撓管を用いるので、後記の上下2分割の
集合ます7のツバ嵌合とも相俟って、その位置決めのズ
レも吸収できる。
付可撓管に代り、施工図面によって切管されたVU管
(塩ビ管等合成樹脂製管)等の平滑管を用いて作業の多
様化を図ることもできる。
工工事業者等の多能工でも十分に布設作業を行うことが
できる。
ます7を下ろしてアンカ−止め等により取外し自在に固
定・設置し、サヤ管19に下流側より排水主管5を遊嵌
状態で挿入して、該集合ます7の流出側部材8に接続す
ると共に、集合ます7の有蓋流入側部材9の複数(多
数)で且つ口径の大小異なる流入口10,10…にカバ
−をかけておく。
後、本体工事(ニ)を行い、次いで内部工事(ホ)に伴
って2次の屋内配管(ヘ)を行う。
行えば、その流し台と前記流入側部材9とを波付可撓管
を用いた排水枝管11で接続する。この排水枝管11の
長さは、施工図面によって予め判明した長さに切管して
おり、したがって、接続するだけで所定の流れ勾配が得
られる。
管11の下流端を流入口10にワンタッチ式(主とし
て、1回押込むだけで接続作業が完了する方式)に接続
する。同様に、洗面台103、洗濯機104および風呂
(ユニットバス)105を設置する内部工事毎に、それ
ぞれの排水枝管11を介して既設の集合ます7とワンタ
ッチ式に接続する。
のふところ空間に設置されており、その真上の床12に
は、点検口13を開閉自在に設け、この点検口13を開
け作業者が防湿コンクリ−ト6上に降り、または、覗き
込み、前記ワンタッチ作業を行うようにしている。
排水枝管11の上流端とは、トラップエルボ(トラップ
が内蔵されたエルボをいう)14を介して接続され、集
合ます7からの下水ガスが建屋内に浸入しないようにし
ている。
け、18は根太、17は柱を示す。
用等の屋内排水用の集合一括排水設備1およびその工法
は、(防湿)コンクリ−ト6に埋設され、かつ、宅地内
排水管106に接続される1本の排水主管用のサヤ管1
9と、該サヤ管19の上流端で接続され、かつ、(前記
防湿コンクリ−ト6で半埋設状態で)固定された(合成
樹脂製)集合ます7の収容用の集合設置ボックス20
(または単なるピット)と、本体工事後に設置された排
水源用機器101と前記集合ます7とを接続する波付可
撓管からなる排水枝管11と、からなり、前記波付可撓
管からなる排水枝管11または単なるVU管、VP管の
いずれでも集合ます7とをワンタッチ式に接続すること
を特徴とする設備およびその工法であるので、特に配管
等についての全面的なリフォ−ムが簡単にでき、ひいて
は、維持管理の容易性が向上し、その上、1次、2次、
特に2次の屋内配管(ヘ)がきわめて容易にでき施工性
を向上させ、したがって、コンクリ−ト工事業者等の多
能工でも十分に配管することができ、殊に、1本の排水
主管5と1個の集合ます7との接続配管であることか
ら、施工のタイムラグを防ぎながら施工に伴う人件費
(配管施工費の約7割を占めるもの)を節減することが
できる。
でき、資材費のコストダウンにもなる。更に、建屋の外
に配管されるスペ−スが不要となり、宅地(敷地)の有
効利用ができる。
配管が本来、鉄筋の存在や、作業段取り等のため困難で
あるが、この屋内用の集合一括排水設備1では、サヤ管
19と集合設置ボックス20のみを布設してから、コン
クリ−ト打設を行うので、前記困難性は解消され、しか
も、可撓管からなる排水枝管11により後から設置する
排水源用機器との位置ズレを吸収することができる。
や衝撃を吸収するばかりでなく、耐震性にもなる。
11は、例えば合成ゴムまたはエラストマ−の管の内面
にポリオレフィンが複合された、内面が平滑な波付可撓
管が好ましい。
排水設備1における集合ます7を詳細に述べる。
る合成樹脂製(塩ビ射出成形製)ドロップますで構成
し、略放射状ないし接線方向状に開口した、または、平
行な2つの小口径状に開口した大小口径の多数の流入口
10,10…をもつ有蓋流入側部材9と、該有蓋流入側
部材9の下部に回動自在で且つ完全にシ−ルして接合し
たエルボ状流出側部材8と、から上下方向に分割構成し
ている。
クリ−ト打設によって前記排水主管5が既に位置決めさ
れていることから固定されており、一方、有蓋流入側部
材9は、本体(構造躯体)2の工事完了後の内部工事
(ホ)によって決められる、任意の方向の排水枝管11
を接続するため、回動可能になっており、したがって、
当該排水枝管11の流れをスム−ズになるように直結し
て接続することができる。
大曲りエルボ27で構成し、その流出部22にゴム輪受
口を設けて、サヤ管19に遊嵌・挿入した排水主管5を
ワンタッチ式に接続できるようにし、また、その流入部
23は漏斗状に開口している。
ンジ付足24を延設し、集合設置ボックス20の底上で
アンカ−ボルト(不図示)により、この外向きフランジ
を緊締して着脱自在に固定できるようにしている。
大量の排水は、円滑に1本の排水主管5に集められる。
入側部材9との抜止め・回動用(ツバ嵌合させるため)
凹溝を形成している。
成し、該円筒の周面に多数の流入口10,10…が略放
射状ないし接線方向状に突設して開口している。
(内部工事では最大約5つの流入口でよいが)、任意の
方向からの排水枝管11が無理なく接続できる流入口1
0を選択でき、残りの不用な流入口10をプラグで閉塞
しておく。つまり、施工を容易にしている。
ので、この流入側部材9の流出口21は下向きに漏斗状
に開口していて、前記の流入部23と接合するようにな
っている。
(ツバ嵌合を構成するため)ツバ25、シ−ルリング
(パッキン)26および当接フランジ28を設けて完全
にシ−ルしている。
仕切板付蓋29が着脱自在にパッキンを介して完全密閉
して、下水臭を屋内に漏らさないようにしている。
ン付の折返し内嵌合部をもつナベブタ状に構成してお
り、その内面中心部に、不図示の仕切板より下方に突出
した長寸の通気管30を一体的に延設している。
(上下方向)に、かつ、等間隔に放射状になった複数の
仕切板を一体的に突設している。
り、これらの仕切板で挟まれた通気管30の中間に環流
口を穿設している。
ら流入してきた排水が他の流入口10に逆流せずエルボ
状流出側部材8へ円滑に流下させるバッフルプレ−トで
あって、流入口10の開口部を挟んで平面視で三角状に
囲っている。これらのの仕切板を設けていても集合ます
7がドロップますであるので、排水の流勢は阻害される
ことはない。
管11Aとし、その下流端を集合ます7の流入口10た
る受口10Aにワンタッチ式に接続することにつき詳細
に述べる。
屋内排水用の集合一括排水設備1において、前記受口1
0Aを、日本下水道協会規格VU管用射出成形製溶着受
口寸法(例えば、呼び径50mmφの場合、受口の内径
60mmφ、受口長さ25mm)に構成すると、市販等
一般の呼び径50mmφの波付可撓管11Aが密接挿入
できる。
中央部に係合溝31(図4参照)を形成し、この係合溝
31に嵌合する受口側爪32と、波付可撓管11Aの谷
33に嵌合する可撓管側爪34とを有する、2つ割りの
リング状止め具35を用いることにより、谷33の一つ
に外嵌したシ−ルリング36をもつ波付可撓管11Aを
受口10Aに挿入してシ−ルし、かつ、抜け止め固定す
るようにしている。
であって、受口10Aの外周に密接外嵌する大径部分3
5Aと、少なくとも波付可撓管11Aの2つの山37,
37(したがって、1つの谷33)に遊外嵌する小径部
分35Bと、から構成し、前記受口側爪32は大径部分
35Aの内周軸方向略中央に、可撓管側爪34は小径部
分35Bの内周軸方向略中央にそれぞれ一体突設してい
るので、軸方向に厚くなり波付可撓管11Aの首振りに
も外れることはない。
ンジ状合せ部38,38には、2つの抜け止めくびれ付
ピン39と、これらを押し込むピン孔40とが設けてあ
って、ワンタッチ式に装着できるようにしている。
に、図4A矢印のように波付可撓管11Aを挿入して受
口ストッパ−41に迄ワンタッチ式に押し込む。次い
で、B矢印のように上下方向から2つ割り止め具35を
合せて挟み、受口側爪32を係合溝31に、可撓管側爪
34を谷33にそれぞれ嵌合すると共に、抜け止めくび
れ付ピン39をピン孔40にワンタッチ式に押し込む
と、受口10Aに波付可撓管11Aが挿入した状態で固
定できる。
TS受口タイプであるため、波付可撓管11Aの押し込
み先の山37は若干圧縮されて押し込まれるので、密接
嵌合されてガタ付つかず、しかも、止め具35の小径部
分35Bは波付可撓管11Aは遊嵌しているので、波付
可撓管11Aの可撓性を損なうことがない。
あるので、施工現場によっては、VU管(不図示)を接
着接合することもでき、狭隘なふところ空間における作
業の多様性をもたせることができる。
述べる。
に、排水源の機器用管42と排水枝管11とを、床(床
下地パネル)12の所で接続する継手であって、特にト
ラップ43がインライン状に内蔵されて、コンパクトな
いし小スペ−スに形成されて取付けを容易にし、勿論、
集合ます7からの下水ガスが木造建屋2内に浸入しない
ようにしている。
は塩ビ(合成樹脂)製で、垂直部45と、約45°の水
平範囲でその向きが変更できる首振り弯曲部46と、か
ら構成し、両者はバョネット結合機構47で結合されて
いる。
ジ48が形成され、床12にネジ止めされるようになっ
ており、その上端側内部に前記機器用管42の径に応じ
て取換え自在の厚肉ゴム輪49を圧入している。
形成し、トラップ43のポケット51のフランジ55や
後記の封水形成流入管54のフランジ57が係止するよ
うになっている。また、その下端には前記バョネット結
合機構47やシ−ル材52が設けられている。
にくの字状に弯曲され、その下端側に抜止め防止を施し
た前記受口10Aと同様のエルボ側受口(詳細略)53
が設けられ、例えば呼び径50mmφの波付可撓管(勿
論、呼び径75mmφのものでも設変可)からなる排水
枝管11をワンタッチ式に接続できるようにしている。
で、前記ポケット51と、このポケット51に同心状に
挿入された封水形成流入管54と、から構成している。
このポケット51は有底深底状になっていて、その上端
に前記段部50に係止するフランジ55が設けられ、そ
の胴にウエアを形成する複数の溢流口56が設けられて
いる。
っていて、その上端に前記段部50やフランジ55に係
止するフランジ57が設けられ、また、上端内部には目
皿58を形成している。
本体44の段部50に、そのフランジ55,57が重合
して載置されて係止し、上方のフランジ57を、厚肉ゴ
ム輪49で固定された機器用管42で押圧して固定し、
しかも、エルボ本体44に内臓したので、簡素で安価と
なり、しかも、器具トラップがある場合には、ポケット
51を取外して使用したり、また、掃除等のとき取外し
ができる。
曲部46が45°の水平範囲で向きが変更できるので、
排水枝管11の可撓性と相俟って、既に設置している集
合ます7との接続を容易にし、ひいては、無理な配管を
せず、シ−ル性に不安を与えない。
はエルボ本体44の垂直部45に、インライン状のトラ
ップ43を内蔵し、このトラップ43を着脱自在のポケ
ット51と封水形成流入管54とで構成したので、下水
ガスの浸入を防止しながら、省スペ−スとなり、しか
も、器具トラップのある場合は容易に2重トラップを解
消することができる。
ならず、分流方式にも適用できるものである。
時にサヤ管とピットとを布設するので、多能工による作
業ができ、施工のタイムラグを防いだり、人件費を節減
できるのは勿論、構造躯体に比べ耐用期間の短い集合一
括排水設備の維持管理が容易にでき、つまり、配管等の
リフォ−ム時の取替えが構造躯体や仕上げ用コンクリ−
トに影響を及ぼすことなく行うことができ、ひいては、
ユ−ザの維持管理の容易性に対する強い要求を満足させ
ることができる。
に必要なスリ−ブの代用にもなって施工に好都合となる
ばかりでなく、1次、2次、特に2次の屋内配管がきわ
めて容易にでき、ひいては、安価な施工費となる。
枝管とを接続するに際し、この排水枝管を波付可撓管で
あっても一般の塩ビ管(平滑管)であっても接続できる
受口をもっているので、後付け作業の利便性がきわめて
向上する。
塩ビ直管で行い、他の洗面所等は波付可撓管で行って、
配管を合理化すると共に、狭隘なふところ空間における
作業の利便性を優先することができる。
リ−ト、7…集合ます、10A…受口、11…排水枝
管、11A…波付可撓管、106…宅内排水管
Claims (2)
- 【請求項1】 宅内排水管に接続される排水主管を挿入
し、かつ、基礎コンクリ−トに固定されたサヤ管と、該
サヤ管の上流端で接続され、かつ、前記基礎コンクリ−
ト打設時に設けられ、かつ、前記排水主管を接続する集
合ますを収容するピットにあって、前記集合ますの複数
の受口に対し、前記基礎コンクリ−トに載置する構造躯
体の工事後に設置された複数の排水源用機器を複数の排
水枝管により各接続するに際し、該排水枝管を平滑管ま
たは波付可撓管のいずれをも使用できるようにして施工
現場の利便性を図ることを特徴とする屋内に用いる集合
一括排水設備における排水枝管接続法。 - 【請求項2】 基礎コンクリ−トにより既設され、か
つ、宅内排水管に接続された排水主管と、該排水主管の
上流端で接続され、かつ、前記基礎コンクリ−トに既設
された集合ますと、前記基礎コンクリ−トに載置する構
造躯体の工事後に設置された複数の排水源用機器と前記
既設の集合ますとを接続する複数の排水枝管と、からな
り、 前記集合ますに、前記排水枝管を接続する受口を突設
し、該受口の外周に係合溝を、内周に受口ストッパ−を
それぞれ形成することにより平滑管からなる排水枝管を
接続可能とすると共に、 波付管からなる排水枝管を前記受口に挿入した後、前記
係合溝と波付管の谷とに係合する止め具により波付管を
固定可能として、平滑管または波付管のいずれも使用で
きるようにしたことを特徴とする屋内に用いる集合一括
排水設備における排水枝管接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001141923A JP2002339424A (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | 屋内に用いる集合一括排水設備における排水枝管接続法およびその装置 |
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JP2001141923A JP2002339424A (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | 屋内に用いる集合一括排水設備における排水枝管接続法およびその装置 |
Publications (1)
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---|---|
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Family
ID=18988302
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001141923A Pending JP2002339424A (ja) | 2001-05-11 | 2001-05-11 | 屋内に用いる集合一括排水設備における排水枝管接続法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002339424A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004143776A (ja) * | 2002-10-23 | 2004-05-20 | Misawa Homes Co Ltd | 排水構造 |
JP2009270312A (ja) * | 2008-05-02 | 2009-11-19 | Maruichi Corp | 接合部材 |
JP2010126970A (ja) * | 2008-11-27 | 2010-06-10 | Aron Kasei Co Ltd | 集合ます及び建物排水システム |
JP2016070434A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 丸一株式会社 | 管体の接続構造 |
KR20220076764A (ko) * | 2020-12-01 | 2022-06-08 | 박영범 | 통합 벤트 드레인 |
-
2001
- 2001-05-11 JP JP2001141923A patent/JP2002339424A/ja active Pending
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KR102489671B1 (ko) | 2020-12-01 | 2023-01-17 | 박영범 | 통합 벤트 드레인 |
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