JP2002309638A - 建物の排水管路における通気性掃除口 - Google Patents

建物の排水管路における通気性掃除口

Info

Publication number
JP2002309638A
JP2002309638A JP2001117600A JP2001117600A JP2002309638A JP 2002309638 A JP2002309638 A JP 2002309638A JP 2001117600 A JP2001117600 A JP 2001117600A JP 2001117600 A JP2001117600 A JP 2001117600A JP 2002309638 A JP2002309638 A JP 2002309638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning port
pipe
drainage
lid
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001117600A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Takeuchi
規雄 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takiron Co Ltd filed Critical Takiron Co Ltd
Priority to JP2001117600A priority Critical patent/JP2002309638A/ja
Publication of JP2002309638A publication Critical patent/JP2002309638A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の外観を損ねることなく簡単な施工で排
水管路の通気性掃除口を屋外側に露出させるとともに排
水管路の十分な通気が可能であり、排水管路の点検,補
修,交換が容易な建物の排水管路における通気性掃除口
を提供する。 【解決手段】 通気性掃除口15は、建物の屋外4に排
水を導くために建物の屋内2に設置された排水管路3に
取付けられている。建物の基礎19には、屋内と屋外に
開口しかつ連通する貫通部30が設けられ、排水管路に
取付けられた通気性掃除口15は貫通部の内方に配置さ
れ、通気性掃除口15の蓋31は、基礎の仕上げ部32
とほぼ同じ表面仕上げをされて基礎から屋外側に露出し
て設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の屋外に排水
を導くために建物の屋内に設置された排水管路に取付け
られて、建物の基礎などから屋外側に露出する通気性掃
除口に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅用の排水管路においては、住宅の台
所や風呂など排水発生源から排出された排水は、住宅の
屋内から屋外まで配設された排水流入管を流れ、次い
で、排水発生源毎に設けられ合流地点に設置された宅内
桝で合流した後、排水主管を流れる。排水主管を流れる
排水は、宅地内または宅地外に設置された公共桝と、公
共桝に接続された排水流出管とを流れた後、宅地外の公
共の下水道本管に流れ込む。このように、排水管路の合
流地点には、掃除口を有する排水桝(宅内桝)が設けら
れている。
【0003】新築住宅に適用されるいわゆる品質確保法
(住宅の品質確保の促進等に関する法律)では、排水の
合流地点には所定寸法以上の掃除口を設けること、また
はこの掃除口の代わりに、屋外側に露出する掃除口を設
置すること、躯体(建物の構造体)とその仕上げ材を傷
つけたり壊すことなく排水管路を容易に補修,交換でき
ること、等が要求されている。排水の合流地点がたとえ
ば床下にある場合には、この合流地点に排水桝を設けた
としても、床下に人間が入って排水桝の掃除口から排水
管路を点検,清掃するのは、作業性があまりよくない。
そのため、このような床下の排水管路では、排水桝を設
ける代わりに、屋外側に露出する掃除口を排水管路に設
置する方が前記作業性がよくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような屋外側に露出する掃除口を排水管路に設ければ、
住宅の外観を著しく損ねることになる。また、排水発生
源などに設けられているトラップの封水用の水がなくな
る「トラップの封水切れ」(後述する)を防止するため
には、排水管路に通気管(または、通気蓋)を取付ける
場合がある。ところが、この通気管等は、もともと屋内
用に設計された場合が多く、掃除口としての機能を有し
ていない。また、排水管路内の臭気が屋内に漏れては困
るので、通気管は「吸気」するだけの一方通行の空気の
流れ用に設計されている。したがって、この通気管で
は、「排気」ができないので排水管路の十分な通気がで
きなかった。また、排水管路の掃除口を屋外側に露出さ
せる場合、排水管路を補修,交換するときに、建物の躯
体とその仕上げ材を傷つけたり壊すことなく容易に補
修,交換するための技術が求められていた。
【0005】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、建物の外観を損ねることなく簡単な
施工で排水管路の通気性掃除口を屋外側に露出させると
ともに排水管路の十分な通気が可能であり、排水管路の
点検,補修,交換が容易な建物の排水管路における通気
性掃除口を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明にかかる建物の排水管路における通気性掃除
口は、建物の屋外に排水を導くために前記建物の屋内に
設置された排水管路に取付けられた通気性掃除口であっ
て、前記建物の仕切り壁には、前記屋内と前記屋外に開
口しかつ連通する貫通部が設けられ、前記通気性掃除口
は前記貫通部の内方に配置され、前記通気性掃除口の蓋
は、前記仕切り壁の仕上げ部とほぼ同じ表面仕上げをさ
れて前記仕切り壁から屋外側に露出して設けられてい
る。なお、前記通気性掃除口の前記蓋に形成された蓋用
仕上げ部は、前記仕切り壁の前記仕上げ部とほぼ面一に
なるように設けられているのが好ましい。前記通気性掃
除口は、中心軸線の一方向側に開口する環状凹部が形成
されるとともにこの環状凹部と管路内部とを連通する通
気孔が形成されて前記排水管路の配管に装着される掃除
口本体と、この掃除口本体に着脱可能に取付けられる蓋
と、前記環状凹部に着脱可能に装着されるとともに、付
勢部材により付勢されて前記中心軸線の前記一方向側に
若干突出可能であり、前記蓋の表面仕上げの終了後は取
り除き可能な環状部材とを備えているのが好ましい。本
発明の変形例として、前記通気性掃除口は、この通気性
掃除口の前記中心軸線の前記一方向側にある前記蓋の中
心が前記配管の中心より上方に位置するように、上向き
に傾斜しているのが好ましい。また、前記掃除口本体の
周囲を前記屋外側に突出させて、前記仕切り壁の前記仕
上げ部のための第1の縁取り部を形成し、前記蓋の周囲
を前記屋外側に突出させて、前記蓋の仕上げ部のための
第2の縁取り部を形成するのが好ましい。前記仕切り壁
に設けられた前記貫通部は、前記仕切り壁に形成された
貫通孔と、この貫通孔内に設けられ、前記通気性掃除口
の外径より大きい内径を有して前記屋内と前記屋外に開
口しかつ連通するボイド管とにより構成されているのが
好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】下記の実施形態では、通気性掃除
口が取付けられる排水管路として床下の排水管路を例に
とって説明する。なお、本発明の通気性掃除口は、床下
の排水管路のほか、集合住宅やホテルなど建物の二階以
上の階において床と床スラブとの間のスペースに設置さ
れる排水管路などにも適用可能である。
【0008】以下、本発明にかかる実施の形態の一例
を、図1ないし図10を参照して説明する。図1は排水
管路を示す斜視図、図2は、本発明の通気性掃除口を有
する前記排水管路を示す正面断面図、図3および図4
は、それぞれ前記通気性掃除口の断面図および組立分解
断面図である。図1に示すように、建物としての住宅1
の屋内2には排水管路3が設置されている。排水管路3
は、住宅1の床下で地上に設置され、住宅1の屋外4に
排水5を導いている。排水流入管6,7,8,9,1
0,11は、台所の流し台,一階のトイレ,二階のトイ
レ,洗面台,洗濯機,風呂など排水発生源にそれぞれ接
続されている。排水流入管6〜11には、必要に応じて
トラップが設けられている。各排水発生源から出た排水
5は、排水流入管6〜11をそれぞれ流れ、合流地点6
a,7a,8a,9a,10a,11aでそれぞれ排水
主管12に合流する。
【0009】排水管路3には、住宅1から屋外4側に露
出する通気性掃除口15が取付けられている。通気性掃
除口15は、排水主管12と排水流入管7,8,9,1
0にそれぞれ取付けられている。通気性掃除口15を設
置することにより、屋外4側から排水管路3の内部を容
易に点検,清掃可能にしている。排水主管12は、排水
流入管6〜11に接続され、排水5を合流地点6a〜1
1aで合流させながら住宅1の屋外4に流出させるため
の配管である。排水主管12は、屋内配管16と基礎挿
通排水管17と埋設配管18により構成されている。基
礎挿通排水管17は、住宅1の基礎19に貫通して設け
られたボイド管20の内部を挿通している。屋内配管1
6は、住宅1の屋内2に設けられ、排水流入管6〜11
と基礎挿通排水管17の入口側との間に接続されてい
る。埋設配管18は、基礎挿通排水管17の出口側と、
排水桝(宅内桝)21との間に接続され、屋外4では地
中に埋設されている。排水桝21と、排水桝21の下流
側で曲がりや段差などがある場所に設けられた他の排水
桝(宅内桝)22と、排水桝21,22などを接続する
屋外配管23は、地中に埋設されている。
【0010】そして、排水5は排水主管12から排水桝
21に流入する。排水桝21,屋外配管23,他の排水
桝22などを流れた排水5は、宅地内または宅地外に設
置された公共桝を通った後、公共桝に接続された排水流
出管を流れて、宅地外の公共の下水道本管に合流する。
下水道本管は、宅地外の道路などの地下深くに埋設され
ている。排水流入管6〜11および排水主管12などに
より、屋内2に設置された排水管路3が構成されてい
る。屋内2の排水管路3,屋外4の排水桝21,22,
屋外配管23,公共桝,排水流出管,公共の下水道本管
などにより、全体の排水管路24が構成されている。全
体の排水管路24は、排水5をスムースに自然流下させ
るために所定の流れ勾配を有している。
【0011】次に、排水管路3における通気性掃除口1
5について説明する。図1ないし図4に示すように、住
宅1の仕切り壁としての基礎19には、屋内2と屋外4
に開口しかつ連通する貫通部30が設けられている。基
礎19の屋外側外面37には、モルタルを塗るかまたは
吹き付けることによりモルタル化粧仕上げ(表面仕上
げ)を行って、所定厚みtの仕上げ部32が形成されて
いる。貫通部30は、屋内2の床下コンクリート35や
屋外4の地面GLより上方の所定高さ位置に設けられて
いる。貫通部30は、基礎19に形成された貫通孔33
と、貫通孔33内に設けられたボイド管34とにより構
成されている。ボイド管34は、通気性掃除口15の外
径D1より大きい内径D2(図5)を有して、屋内2と屋
外4に開口しかつ連通している。ボイド管34は、所定
の剛性(強度)を有する紙,ポリ塩化ビニル,ポリエチ
レン,ポリプロピレン,繊維強化プラスチック(FR
P)など硬質の合成樹脂,または鉄など金属を材料とし
て、一体成形されている。なお、貫通部は、基礎19に
形成された貫通孔33のみにより構成され、ボイド管3
4を有していない場合であってもよい。
【0012】排水管路3に取付けられた通気性掃除口1
5は、貫通部30の内方に配置されている。通気性掃除
口15の蓋31においては、基礎19の仕上げ部32と
ほぼ同じ表面仕上げ(ここでは、モルタル化粧仕上げ)
で蓋用仕上げ部32aが形成されている。そして、蓋3
1は、基礎19から屋外4側に露出して設けられてい
る。蓋用仕上げ部32aは、基礎19の仕上げ部32と
ほぼ面一になるように蓋31に設けられている。排水管
路3を構成する排水流入管6〜10および排水主管12
の端部には、配管36が接続されている。この配管36
の開口部に通気性掃除口15が取付けられており、配管
36の一部も、貫通部30の内方に配置されている。な
お、通気性掃除口15のみが貫通部30の内方に配置さ
れ、配管36は、貫通部30の外方(すなわち、屋内2
側)に位置している場合であってもよい。
【0013】通気性掃除口15は、掃除口本体40,蓋
31および環状部材としてのばね付きリング41を備え
ている。掃除口本体40,蓋31(パッキン58を除
く)およびばね付きリング41は、ポリエチレン,ポリ
プロピレン,ポリ塩化ビニル,繊維強化プラスチックな
ど硬質の合成樹脂を材料として形成されている。図4に
示す掃除口本体40,蓋31およびばね付きリング41
を組み立てると、図3に示す構成の通気性掃除口15が
完成する。図3に示すように組み立てられた通気性掃除
口15を施工現場に搬入して、排水管路3に取付けるこ
とになる。掃除口本体40は、排水管路3の配管36に
装着されている。掃除口本体40には、その中心軸線C
Lの一方向E1側に開口する環状凹部42が形成される
とともに、環状凹部42と管路内部38とを連通する一
つまたは複数(ここでは、複数)の通気孔44が形成さ
れている。掃除口本体40は、小径の円環状部46と、
小径円環状部46より大径の円環状部47とを有し、全
体的に一体形成されている。小径円環状部46は円筒状
の内周面43を有している。小径円環状部46には、配
管36に係合可能な円筒状の係合部45が、中心軸線C
Lの他方向E2側に突出して設けられている。
【0014】大径円環状部47は、小径円環状部46と
同心にかつ小径円環状部46の途中に一体的に接続され
るとともに、小径円環状部46とほぼ平行に形成されて
いる。大径円環状部47は、中心軸線CLの一方向E1
側に延びている。蓋31を掃除口本体40に取付けた状
態で、全体的に中心軸線CLの一方向E1側がほぼ面一
になるようにするために、大径円環状部47は、小径円
環状部46より所定寸法eだけ一方向E1側に延びて形
成されている。小径円環状部46の外周面48と大径円
環状部47の内周面49との間に、有底の環状凹部42
が形成されている。環状凹部42は円環状をなしてお
り、中心軸線CLの他方向E2側に底部50を有してい
る。小径円環状部46には、環状凹部42に連通する複
数(ここでは、12個)の通気孔44が、全周に均等に
配置されて半径方向に貫通形成されている。小径円環状
部46の一方向E1側の端面51の近傍には、複数(こ
こでは、4個)の係止部52が内周面43から中心軸線
CL側に若干突出して滑らかな形状に一体的に形成され
ている。複数の係止部52は、内周面43に全周にわた
って均等に配置されている。
【0015】蓋31は、掃除口本体40に着脱可能に取
付けられる。蓋31は、全体的に円形をなした円板状部
55と、円板状部55から他方向E2側に一体的に突出
形成された円筒状部56と、円筒状部56の外周面57
に装着された円環状のパッキン58とを有している。円
板状部55の外径は、掃除口本体40の小径円環状部4
6の端面51側の外径とほぼ同じである。円板状部55
の表面59は、凹凸のある粗い状態に形成されている。
これにより、蓋31の表面仕上げを行うときに、モルタ
ル等を表面59に固着することができる。円板状部55
の外周縁60の裏側には、円環状の切り欠き部61が形
成されている。所定の治具69(図6(C))を蓋31
の外方から切り欠き部61に引っかけて、蓋31を外方
に引っ張れば、蓋31が掃除口本体40から離脱するよ
うになっている。円筒状部56の外径は、小径円環状部
46の内径より若干小さくなっている。パッキン58
は、円筒状部56の外周面57に抜け出ないように係合
し、小径円環状部46の内周面43に密着可能になって
いる。パッキン58は、弾力性を有するゴムまたは合成
樹脂などにより形成されている。円筒状部56は、パッ
キン58を介して小径円環状部46の内周面43に係合
するようになっている。パッキン58が係止部52に係
止可能であるので、蓋31を掃除口本体40に装着した
状態で、抜け止めの機能が発揮される。
【0016】環状部材としてのばね付きリング41は、
掃除口本体40の環状凹部42に着脱可能に装着され
る。ばね付きリング41は、円筒状のリング部63と、
リング部63の端面に一体的にまたは別体で(ここで
は、一体的に)取付けられた付勢部材としてのコイルば
ね62とを有している。リング部63とコイルばね62
は、環状凹部42内に挿入可能になっている。そのため
に、リング部63の厚みt1は、環状凹部42の半径方
向の間隙部寸法dより若干小さくなっている。ばね付き
リング41を環状凹部42に装着すると、コイルばね6
2が環状凹部42の底部50に当接して、ばね付きリン
グ41が環状凹部42に収納されるようになっている。
ばね付きリング41は、環状凹部42に装着された状態
では、コイルばね62のばね力により付勢されて、中心
軸線CLの一方向E1側に若干突出可能であり、蓋31
の表面仕上げ終了後は取り除き可能になっている。すな
わち、蓋31の表面仕上げ終了前は、ばね付きリング4
1は、掃除口本体40および蓋31から約5ないし約1
0mm程度突出可能である。コイルばね62がリング部
63に一体的にばねの形状に形成されているので、コイ
ルばね62を別部品として準備する必要がない。また、
ばね付きリング41を環状凹部42から取り除く場合に
は、リング部63を引っ張ればコイルばね62もリング
部63と一緒に取り除くことができるので好都合であ
る。なお、コイルばね62をリング部63とは別体にし
てもよい。この場合には、コイルばね62をリング部6
3に固着するのが好ましいが、固着しなくてもよい。
【0017】次に、通気性掃除口15の施工手順を説明
する。図5は、通気性掃除口15の施工手順を示す断面
図である。図5(A)は基礎19を打設する工程を示
し、図5(B)は通気性掃除口15と配管36を挿入し
てモルタル化粧仕上げ前の状態を示している。図5
(C)はモルタル化粧仕上げを行う工程、図5(D)は
ばね付きリング41を引き抜いて施工完了した状態をそ
れぞれ示している。図6は、通気性掃除口15の一部拡
大断面図である。図6(A)は図5(B)中の6A部拡
大断面図、図6(B)は図5(D)中の6B部拡大断面
図である。図6(C)は、排水管路3の点検,清掃時に
蓋31を取り外した状態を示している。
【0018】図5(A)に示すように、コンクリートを
打設して基礎19を施工する際に、ボイド管34を所定
位置にセットしておく。この状態でコンクリートを流し
込めば、屋内2と屋外4に開口しかつ連通する貫通部3
0を有する基礎19が形成される。その後、排水管路3
を施工する場合に、図5(B),図6(A)に示すよう
に、排水主管12と排水流入管6〜10の各端部に所定
寸法の配管36を取り付けるとともに、配管36に通気
性掃除口15を取り付ける。この通気性掃除口15は、
掃除口本体40に蓋31が組み込まれ、環状凹部42に
ばね付きリング41が装着されて、全体的に組み立てら
れた状態になっている。掃除口本体40の係合部45
を、配管36に嵌合させて接着剤などで固着する。こう
して、配管36に固定された状態の通気性掃除口15を
貫通部30の内方に配置する。このとき、掃除口本体4
0の一方向E1側の前端面64と蓋31の表面59は、
基礎19の屋外側外面37とほぼ面一になるように、排
水管路3を設置する。すると、ばね付きリング41は、
掃除口本体40の前端面64および蓋31の表面59か
ら、外方に突出した状態になっている。
【0019】次に、モルタル化粧仕上げで基礎19に仕
上げ部32を形成する。この場合、左官用コテを使用し
て、図5(C)に示すように、モルタル65を通気性掃
除口15の周囲の基礎19の屋外側外面37に塗って仕
上げ部32を形成する。基礎19の屋外側外面37と同
様に、蓋31の表面59にも適量のモルタル65を塗っ
て蓋用仕上げ部32aを形成する。たとえば、左官用コ
テでモルタル65を押し潰しながら均一に拡げる工程
で、左官用コテをばね付きリング41の上および蓋31
の上にも当てて、周囲の屋外用外面37での仕上げ部3
2とほぼ面一になるように、均一にモルタル化粧仕上げ
を行う。ばね付きリング41は、コイルばね62のばね
力で、当初はモルタル化粧仕上げの予定面の位置よりも
外方に出ているが、左官用コテを当ててばね付きリング
41を押さえれば、ばね付きリング41は、ばね力に抗
して簡単に引っ込んでモルタル化粧仕上げ面と一時的に
一致する。左官用コテが通り過ぎた後、ばね付きリング
41は、コイルばね62のばね力によって、元のように
蓋用仕上げ部32aのモルタル化粧仕上げ面よりも外方
に出る。
【0020】モルタル65が硬化した後、ばね付きリン
グ41を外方に引き抜けば、図5(D)および図6
(B)に示すように、蓋31の周囲に円環状の間隙部6
6が形成される。間隙部66は、屋外4に開口してお
り、また、環状凹部42と通気孔44を介して、管路内
部38と連通している。なお、モルタルを塗る代わり
に、モルタル吹き付け,リシン吹き付けなど吹き付けで
化粧仕上げを行う場合には、ばね付きリング41が通気
性掃除口15にセットされた状態のまま、吹き付け作業
を行う。そして、モルタルやリシンが硬化して蓋用仕上
げ部32aが蓋32に形成された後、ばね付きリング4
1を引き抜けば、蓋用仕上げ部32aのまわりに間隙部
66が形成されることになる。このような施工手順によ
り、図1,図2,図5(D),図6(B)に示すよう
に、排水管路3における通気性掃除口15を設置するこ
とができる。屋外4から見たとき、通気性掃除口15の
外観は、その周囲の基礎19の外観と全く同じであるの
で、通気性掃除口15の存在はほとんど分からない。し
たがって、通気性掃除口15が住宅1の外観を損ねる恐
れはない。
【0021】この排水管路3では、台所の流し台など排
水発生源から排出された排水5は、排水流入管6〜1
1,排水主管12,基礎挿通排水管17,埋設配管18
を通った後、屋外の排水桝21に導かれる。設置後の通
気性掃除口15では、屋外4から間隙部66,環状凹部
42,通気孔44を介して排水管路3の管路内部38に
通じる連通路39(図6(B))が形成されている。連
通路39によって、排水管路3内の空気が外気と通気で
きる状態になるので、通気性掃除口15は通気蓋として
の機能を発揮する。
【0022】市販の「通気管」は、上述のように、排水
管路内の臭気を屋内に出さないようにするために、空気
が排水管路に入るのみの一方通行の通気器具である。こ
れに対して、本発明の通気性掃除口15では、連通路3
9が形成されているので排水管路3に対して空気が「入
る」,「出る」ことが自由にできる。その結果、排水管
路3内の臭気が屋外4に出ることになる。しかしなが
ら、従来から、屋外では、たとえば道路に設置されてい
るマンホールの取っ手孔が、下水本管の通気(吸気と排
気)の役割を果たしている。また、最近市販されている
排水桝(宅内桝)には、雨水や土砂が入らないように蓋
の中央部を盛り上げ、この中央部の横に孔を形成して通
気するという構造で、「吸気」,「排気」が自由な通気
蓋を有するものも提案されている。屋外に設置される上
述のマンホールや排水桝などでは、「吸気」,「排気」
の両方の通気機能を兼ねているが臭気は全く気にならな
いことが確認されている。したがって、本発明の通気性
掃除口15が通気蓋としての機能を発揮しても、通気性
掃除口15は屋外4に露出しているので、臭気が問題に
なることはほとんどない。なお、連通路39の寸法は、
通気に必要な最小限にするのが好ましい。
【0023】ところで、洗濯機から出る排水では泡の発
生することが多い。この泡のある排水を流す排水管路で
発生することの多いトラブルとして、泡によって排水管
路の内部空間が封鎖されるので「空気鉄砲」の原理が働
いてしまうことがある。実際の現象としては、排水が流
れる初期には、泡で封鎖された排水管路内に新たに排水
が流れるので、排水管路の内部が正圧(気圧が高い状
態)になる。このため、排水管路内の「正圧」が抜ける
場所として排水発生源のトラップから排水管路内の空気
が押し出されてゴボゴボという音がしたり、トラップの
封水用の水が飛び出して、この封水用水がなくなってし
まう。これとは逆に、排水の流れの終期には、泡が排水
と一緒に排出されてしまうので、排水管路の内部が負圧
になる。このため、排水発生源のトラップから空気が排
水管路に吸い込まれてゴボゴボという音がすると同時
に、トラップの封水用の水もなくなってしまう。これら
の現象を総称して一般に「トラップの封水切れ」と称し
ている。トラップの封水切れが起こると、排水管路内の
臭気がトラップを通って屋内に漏れ出てくる。
【0024】これに対して、本発明の通気性掃除口15
を使用すれば、空気が通気性掃除口15を介して排水管
路3の内部に「入り」、また内部から「出る」ことがで
きるので、ゴボゴボという音の発生やトラップの封水切
れなどトラブルを防止することができる。また、通気性
掃除口15においては、基礎19の仕上げ部32の材料
と同じ材料で通気性掃除口15の蓋31を表面仕上げし
ており、しかも、基礎19の仕上げ部32と、蓋31の
蓋用仕上げ部32aはほぼ面一であるので、住宅1の外
観を損ねる恐れはない。従来の通気管は、臭気を屋内に
漏らさないようにするために、複雑な構造の空気遮断バ
ルブなどを使用する場合が多く、また通気管の施工も煩
雑であった。これに対して、本発明の通気性掃除口15
は構造が簡素であり、しかも簡単な施工で通気性掃除口
15を屋外側に露出させることができる。通気性掃除口
15の蓋31の表面仕上げを行うにあたって、この蓋3
1のための特別な表面仕上げの作業は不要である。すな
わち、基礎19の表面仕上げ作業を行うときに、ついで
に通気性掃除口15の蓋31の表面59を表面仕上げす
ることができる。
【0025】排水管路3の点検,清掃などを行う場合に
は、図6(C)に示すように、先端の曲がった薄いステ
ンレス板など治具69を間隙部66から環状凹部42に
差し込んで、蓋31の切り欠き部61に引っかけて外方
に引っ張れば、蓋31を容易に取り外すことができる。
このように、蓋31を簡単に開けて、排水管路3の点
検,清掃を行うことができる。また、基礎19と蓋31
の各表面37,59をモルタル化粧仕上げした後、ばね
付きリング41を取り除くだけで、基礎19と蓋31と
の縁切りが簡単にできる。したがって、モルタル化粧仕
上げ後に、基礎19の部分と蓋31の部分との縁切りの
ためにモルタルの表面に別途切り込みを入れる等の作業
は不要である。従来は屋内に設けていた通気管が不要に
なるので、排水管路全体の施工が簡単で、施工費用も低
減できる。
【0026】基礎19に貫通部30を設け、通気性掃除
口15と配管36の一部を貫通部30の内方に配置した
ので、排水管路3を補修,交換したい場合には、配管3
6と通気性掃除口15を貫通部30から容易に引き抜く
ことができる。これにより、基礎19とその仕上げ部3
2を傷つけたり壊すことなく、排水管路3を容易に補
修,交換することができる。また、通気性掃除口15と
配管36を補修,交換することも可能である。排水管路
3の点検,清掃を行うことができる通気性掃除口15を
設けたので、住宅1の周囲に埋設される排水桝の数を少
なくすることができる。これにより、屋外4に排水桝を
埋設するための掘削作業が軽減され、全体の排水管路2
4の設置工事が簡略化される。また、住宅1の周囲の外
観を損ねている屋外4の排水桝の数が減少するので、排
水桝が目立ったり邪魔になったりすることがなくなる。
【0027】図7ないし図9は本実施形態の第1の変形
例を示している。図7は、通気性掃除口15aを有する
排水管路3を示す正面断面図で、図2相当図、図8は施
工中の通気性掃除口15aを示す詳細図である。図8
(A)は断面図、図8(B),(C)は、それぞれ図8
(A)中のB−B線,C−C線矢視図である。図9は通
気性掃除口15aを示す断面図で、図9(A)は施工中
の通気性掃除口15aの断面図、図9(B)は施工後の
通気性掃除口15aの断面図である。なお、第1,第2
の変形例において、上述の本実施形態と同一または相当
部分には同一符号を付してその説明を省略し、異なる部
分のみ説明する。
【0028】図7ないし図9に示すように、通気性掃除
口15aは、貫通部30の内方に配置されている。通気
性掃除口15aの蓋31aは、基礎19の仕上げ部32
とほぼ同じ表面仕上げをされて基礎19から屋外4側に
露出して設けられている。通気性掃除口15aの蓋31
aに形成された蓋用仕上げ部32aは、基礎19の仕上
げ部32とほぼ面一になるように設けられている。さら
に、通気性掃除口15aは、通気性掃除口15aの中心
軸線CLの一方向E1側にある蓋31aの中心C1が配管
36の中心C2より上方に位置するように、上向きに傾
斜している。通気性掃除口15aを構成する掃除口本体
40a,蓋31a,ばね付きリング(環状部材)41a
は、通気性掃除口15における掃除口本体40,蓋3
1,ばね付きリング41にそれぞれ対応しており、通気
性掃除口15aが上向きに傾斜する構成以外の他の構成
は、通気性掃除口15と同じである。通気性掃除口15
aは上向きに傾斜しており、ばね付きリング41aは、
傾斜方向から見て図8(C)に示すように楕円形に形成
されている。これにより、表面仕上げ用のモルタル65
を塗った後、ばね付きリング41aを取り外せば、外観
上は円形状の間隙部66が形成されることになる。
【0029】冬季などは、風呂や台所などから出る排水
の温度が高く、外気温が低い場合が多い。そのため、排
水管路の内部が高温かつ高湿度で外気温が低い状態で、
通気性を有する掃除口を使用すると、掃除口の通気孔の
付近に雫が付着する。この雫が通気孔から屋外に流れ出
すと、基礎の外観を著しく損ねる恐れがある。そこで、
本発明の通気性掃除口15aを使用すれば、万一、通気
孔44の付近に雫が付着しても、この雫はすべて管路内
部38に戻るので、住宅の外観を損ねる恐れがない。こ
の通気性掃除口15aにおいても、前記通気性掃除口1
5の場合と同じ作用効果を奏する。
【0030】図10は、本実施形態の第2の変形例にか
かる通気性掃除口15bの施工手順を示す断面図であ
る。図10(A)は基礎19を打設する工程、図10
(B)は通気性掃除口15bと配管36を挿入してモル
タル化粧仕上げ前の状態、図10(C)はモルタル化粧
仕上げを行う工程、図10(D)はばね付きリング41
を引き抜いて施工完了した状態、図10(E)は排水管
路の点検,清掃時に蓋31bを取り外した状態を、それ
ぞれ示している。図10に示すように、通気性掃除口1
5bは、貫通部30の内方に配置されている。通気性掃
除口15bの蓋31bは、基礎19の仕上げ部32とほ
ぼ同じ表面仕上げをされて、基礎19から屋外4側に露
出して設けられている。蓋31bに形成された蓋用仕上
げ部32bは、基礎19の仕上げ部32とほぼ面一にな
るように設けられている。通気性掃除口15bを構成す
る掃除口本体40bは、小径の円環状部46と、この小
径円環状部46より大径の円環状部47bとを有し、全
体的に一体形成されている。
【0031】通気性掃除口15bでは、掃除口本体40
bの周囲が屋外4側に突出して、基礎19の仕上げ部3
2のための第1の縁取り部71が形成されている。この
第1の縁取り部71は、大径円環状部47bを外方に延
ばすことにより一体形成されている。また、蓋31bの
周囲が屋外4側に突出して、蓋31bの仕上げ部32b
のための第2の縁取り部72が形成されている。第1の
縁取り部71が基礎19の仕上げ部32の「見切り」と
なり、第2の縁取り部72が蓋用仕上げ部32bの「見
切り」となって、モルタルに縁取りが付加されることに
なる。これにより、蓋31bを取外す場合や、蓋31b
を取外した後に通気性掃除口15bの開口部から掃除道
具を差し込んで排水管路を清掃する場合などに、第2の
縁取り部72と第1の縁取り部71がモルタルの縁取り
になるので、蓋用仕上げ部32bや基礎19の仕上げ部
32の見切り部分が欠けるようなことがない。また、作
業中などに蓋31bをうっかり落としても、第2の縁取
り部72が蓋用仕上げ部32bを保護しているので、衝
撃で蓋用仕上げ部32bが蓋31bから外れてしまうよ
うなトラブルを防止することができる。この通気性掃除
口15bにおいても、前記通気性掃除口15の場合と同
じ作用効果を奏する。なお、第2の変形例の構成を、第
1の変形例にかかる通気性掃除口15aに適用してもよ
い。
【0032】本実施形態および第1,第2の変形例で
は、仕切り壁としての基礎19に貫通部30を設け、貫
通部30の内方に通気性掃除口15,15a,15bを
配置している。なお、本発明でいう仕切り壁がたとえば
建物の外壁であって、この外壁に貫通部30を設け、貫
通部30に通気性掃除口15,15a,15bを設ける
ようにしても、同じ作用効果を奏する。なお、各図中同
一符号は同一または相当部分を示す。
【0033】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、建
物の外観を損ねることなく簡単な施工で排水管路の通気
性掃除口を屋外側に露出させるとともに排水管路の十分
な通気が可能になり、また、排水管路の点検,補修,交
換が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図10は本発明の実施形態の一例を
示す図で、図1は排水管路を示す斜視図である。
【図2】本発明の通気性掃除口を有する排水管路を示す
正面断面図である。
【図3】前記通気性掃除口の断面図である。
【図4】前記通気性掃除口の組立分解断面図である。
【図5】前記通気性掃除口の施工手順を示す断面図であ
る。
【図6】前記通気性掃除口の一部拡大断面図である。
【図7】図7ないし図9は本実施形態の第1の変形例を
示す図で、図7は、通気性掃除口を有する排水管路を示
す正面断面図である。
【図8】施工中の前記通気性掃除口を示す詳細図であ
る。
【図9】前記通気性掃除口を示す断面図である。
【図10】本実施形態の第2の変形例にかかる通気性掃
除口の施工手順を示す断面図である。
【符号の説明】
1 住宅(建物) 2 屋内 3 排水管路 4 屋外 5 排水 15,15a,15b 通気性掃除口 19 基礎(仕切り壁) 30 貫通部 31,31a,31b 蓋 32 仕上げ部 32a,32b 蓋用仕上げ部 33 貫通孔 34 ボイド管 36 配管 38 管路内部 40,40a,40b 掃除口本体 41,41a ばね付きリング(環状部材) 42 環状凹部 44 通気孔 62 コイルばね(付勢部材) 71 第1の縁取り部 72 第2の縁取り部 CL 中心軸線 D1 外径 D2 内径 E1 一方向

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の屋外に排水を導くために前記建物
    の屋内に設置された排水管路に取付けられた通気性掃除
    口であって、 前記建物の仕切り壁には、前記屋内と前記屋外に開口し
    かつ連通する貫通部が設けられ、 前記通気性掃除口は前記貫通部の内方に配置され、 前記通気性掃除口の蓋は、前記仕切り壁の仕上げ部とほ
    ぼ同じ表面仕上げをされて前記仕切り壁から屋外側に露
    出して設けられたことを特徴とする建物の排水管路にお
    ける通気性掃除口。
  2. 【請求項2】 前記通気性掃除口の前記蓋に形成された
    蓋用仕上げ部は、前記仕切り壁の前記仕上げ部とほぼ面
    一になるように設けられたことを特徴とする請求項1に
    記載の建物の排水管路における通気性掃除口。
  3. 【請求項3】 前記通気性掃除口は、 中心軸線の一方向側に開口する環状凹部が形成されると
    ともにこの環状凹部と管路内部とを連通する通気孔が形
    成されて前記排水管路の配管に装着される掃除口本体
    と、 この掃除口本体に着脱可能に取付けられる前記蓋と、 前記環状凹部に着脱可能に装着されるとともに、付勢部
    材により付勢されて前記中心軸線の前記一方向側に若干
    突出可能であり、前記蓋の表面仕上げの終了後は取り除
    き可能な環状部材とを備えたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の建物の排水管路における通気性掃除
    口。
  4. 【請求項4】 前記通気性掃除口は、この通気性掃除口
    の前記中心軸線の前記一方向側にある前記蓋の中心が前
    記配管の中心より上方に位置するように、上向きに傾斜
    していることを特徴とする請求項1,2または3に記載
    の建物の排水管路における通気性掃除口。
  5. 【請求項5】 前記掃除口本体の周囲を前記屋外側に突
    出させて、前記仕切り壁の前記仕上げ部のための第1の
    縁取り部を形成し、 前記蓋の周囲を前記屋外側に突出させて、前記蓋の仕上
    げ部のための第2の縁取り部を形成したことを特徴とす
    る請求項3または4に記載の建物の排水管路における通
    気性掃除口。
  6. 【請求項6】 前記仕切り壁に設けられた前記貫通部
    は、前記仕切り壁に形成された貫通孔と、この貫通孔内
    に設けられ、前記通気性掃除口の外径より大きい内径を
    有して前記屋内と前記屋外に開口しかつ連通するボイド
    管とにより構成されていることを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれかの項に記載の建物の排水管路における
    通気性掃除口。
JP2001117600A 2001-04-17 2001-04-17 建物の排水管路における通気性掃除口 Withdrawn JP2002309638A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001117600A JP2002309638A (ja) 2001-04-17 2001-04-17 建物の排水管路における通気性掃除口

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001117600A JP2002309638A (ja) 2001-04-17 2001-04-17 建物の排水管路における通気性掃除口

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002309638A true JP2002309638A (ja) 2002-10-23

Family

ID=18968120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001117600A Withdrawn JP2002309638A (ja) 2001-04-17 2001-04-17 建物の排水管路における通気性掃除口

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002309638A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005133481A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Tetsuo Kasai コンクリート埋設用配管配置具及びそれを用いたコンクリート埋設配管の施工方法
JP2007056458A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Bridgestone Corp 建造物の排水工法
JP2007070885A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Bridgestone Corp 低層住宅用複合排水システム
US7648584B2 (en) 2003-06-27 2010-01-19 Lam Research Corporation Method and apparatus for removing contamination from substrate
US7737097B2 (en) 2003-06-27 2010-06-15 Lam Research Corporation Method for removing contamination from a substrate and for making a cleaning solution
US7799141B2 (en) 2003-06-27 2010-09-21 Lam Research Corporation Method and system for using a two-phases substrate cleaning compound
US7862662B2 (en) 2005-12-30 2011-01-04 Lam Research Corporation Method and material for cleaning a substrate
US7897213B2 (en) 2007-02-08 2011-03-01 Lam Research Corporation Methods for contained chemical surface treatment
US7913703B1 (en) 2003-06-27 2011-03-29 Lam Research Corporation Method and apparatus for uniformly applying a multi-phase cleaning solution to a substrate
US8043441B2 (en) 2005-06-15 2011-10-25 Lam Research Corporation Method and apparatus for cleaning a substrate using non-Newtonian fluids
US8316866B2 (en) 2003-06-27 2012-11-27 Lam Research Corporation Method and apparatus for cleaning a semiconductor substrate
US8323420B2 (en) 2005-06-30 2012-12-04 Lam Research Corporation Method for removing material from semiconductor wafer and apparatus for performing the same
US8388762B2 (en) 2007-05-02 2013-03-05 Lam Research Corporation Substrate cleaning technique employing multi-phase solution
US8475599B2 (en) 2005-12-30 2013-07-02 Lam Research Corporation Substrate preparation using stabilized fluid solutions and methods for making stable fluid solutions
US8480810B2 (en) 2005-12-30 2013-07-09 Lam Research Corporation Method and apparatus for particle removal
US8522799B2 (en) 2005-12-30 2013-09-03 Lam Research Corporation Apparatus and system for cleaning a substrate
US8522801B2 (en) 2003-06-27 2013-09-03 Lam Research Corporation Method and apparatus for cleaning a semiconductor substrate

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8522801B2 (en) 2003-06-27 2013-09-03 Lam Research Corporation Method and apparatus for cleaning a semiconductor substrate
US7648584B2 (en) 2003-06-27 2010-01-19 Lam Research Corporation Method and apparatus for removing contamination from substrate
US7737097B2 (en) 2003-06-27 2010-06-15 Lam Research Corporation Method for removing contamination from a substrate and for making a cleaning solution
US7799141B2 (en) 2003-06-27 2010-09-21 Lam Research Corporation Method and system for using a two-phases substrate cleaning compound
US8316866B2 (en) 2003-06-27 2012-11-27 Lam Research Corporation Method and apparatus for cleaning a semiconductor substrate
US7913703B1 (en) 2003-06-27 2011-03-29 Lam Research Corporation Method and apparatus for uniformly applying a multi-phase cleaning solution to a substrate
JP4537689B2 (ja) * 2003-10-31 2010-09-01 哲夫 笠井 コンクリート埋設用配管配置具及びそれを用いたコンクリート埋設配管の施工方法
JP2005133481A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Tetsuo Kasai コンクリート埋設用配管配置具及びそれを用いたコンクリート埋設配管の施工方法
US8043441B2 (en) 2005-06-15 2011-10-25 Lam Research Corporation Method and apparatus for cleaning a substrate using non-Newtonian fluids
US8671959B2 (en) 2005-06-15 2014-03-18 Lam Research Corporation Method and apparatus for cleaning a substrate using non-newtonian fluids
US8323420B2 (en) 2005-06-30 2012-12-04 Lam Research Corporation Method for removing material from semiconductor wafer and apparatus for performing the same
JP2007056458A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Bridgestone Corp 建造物の排水工法
JP2007070885A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Bridgestone Corp 低層住宅用複合排水システム
US7862662B2 (en) 2005-12-30 2011-01-04 Lam Research Corporation Method and material for cleaning a substrate
US8475599B2 (en) 2005-12-30 2013-07-02 Lam Research Corporation Substrate preparation using stabilized fluid solutions and methods for making stable fluid solutions
US8480810B2 (en) 2005-12-30 2013-07-09 Lam Research Corporation Method and apparatus for particle removal
US8522799B2 (en) 2005-12-30 2013-09-03 Lam Research Corporation Apparatus and system for cleaning a substrate
US7897213B2 (en) 2007-02-08 2011-03-01 Lam Research Corporation Methods for contained chemical surface treatment
US8388762B2 (en) 2007-05-02 2013-03-05 Lam Research Corporation Substrate cleaning technique employing multi-phase solution

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002309638A (ja) 建物の排水管路における通気性掃除口
US7281411B2 (en) Pipeline leak-testing method
JP4252553B2 (ja) 建造物内の排水設備
JP6265823B2 (ja) 排水配管方法
JP2008261183A (ja) 排水トラップ
JP2001140313A (ja) 排水管路用吸排気弁
JP4700213B2 (ja) 建物の排水管配管構造
JP2002061247A (ja) 住宅用排水システム
JP3681688B2 (ja) 排水配管の継手装置
JP6259614B2 (ja) 建物用排水システムおよびそれに用いる管継手
JP6588796B2 (ja) 排水配管構造、該排水配管構造に用いられる新規取付部材、及び排水配管方法
JP2015055149A (ja) 排水機器の接続構造
JP2008190284A (ja) 建物の排水システムおよび建物の排水システムの施工方法
JP4907640B2 (ja) 排水配管の継手装置
JP4454412B2 (ja) 床下配管の通気構造
KR102210653B1 (ko) 오래된 건물의 욕실배수구에 악취방지를 위하여 설치되는 배수트랩
KR200220668Y1 (ko) 배수트랩 슬리브
JP3667968B2 (ja) 排水管路における掃除口の蓋
JP2001262655A (ja) 排水用通気装置
JP5201970B2 (ja)
JP2001220789A (ja) 住宅用排水システム
JP2578451Y2 (ja) 吸気弁
JP2002339424A (ja) 屋内に用いる集合一括排水設備における排水枝管接続法およびその装置
JP4721528B2 (ja) 建物の基礎における排水管路
US20230228068A1 (en) Stub-up coupling system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080327

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20100615