JP3667968B2 - 排水管路における掃除口の蓋 - Google Patents

排水管路における掃除口の蓋 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排水管路における掃除口の蓋に係り、例えば、各家庭の排水が流れる排水管路に設けられた掃除口に取付けるための蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭から排出される雑排水のような排水は、宅地内の地中に埋設された排水導入管を流れ、合流地点に設置された排水桝(汚水桝)で合流したのち排水主管を流れ、宅地内又は宅地外に設置された公共桝を介して、宅地外の公共下水道に排出される。
家庭の流し台や風呂など排水発生源に前記排水導入管の一端が接続され、この排水導入管の他端は排水桝に接続され、排水桝は排水発生源毎に設置されている。排水桝には上方に向けて掃除口が突設され、この掃除口の上部の開口部は蓋により密閉されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
排水導入管,排水桝,排水主管等により構成される排水管路は、雨水や地下水などいわゆる不明水が浸入して排水の量が増加しないように全体的に密閉構造になっており、また、管内壁には付着物が付着している場合もあるので、排水管路が負圧になると排水が流れ難くなって、排水管路の詰まりが生じやすくなる。
また、排水発生源の下部又は排水桝にU字状のトラップを設けることにより、排水管路内の臭気の逆流を防止している。家庭から排出される排水には、食物の残渣,繊維状物質,湯泥など固形物が含まれているので、管路が曲げられているトラップでは、ここに固形物が次第に溜まって排水の流れのブレーキになり、管詰まりが生じやすい。
【0004】
トラップは排水桝と排水発生源のいずれか一方のみに設けてあればよいので、排水桝の設置工事の際には、排水発生源側にトラップが設けられているか否かを確認した後、トラップ付きの排水桝又はトラップ無しの排水桝を設置する。
しかしながら、排水発生源側にトラップが設けられているにも拘らず、うっかりトラップ付きの排水桝を設置してしまい、その結果、いわゆる「二重トラップ」が形成されることがある。
【0005】
この場合には、一方のトラップと他方のトラップの間の排水導入管が密閉状態になってここに空気が密封された状態になるので、管路内が負圧になると排水が流れ難くなり、管詰まりが生じる可能性が高くなる。
そして、排水発生源で水を流すと、密封された排水導入管の内部は排水の流れにより負圧になり、上流側すなわち排水発生源側のトラップ内の水が引っ張られてこの上流側トラップの水封が壊れる「封水破壊」が生じる。この時、大きな音が発生し、また、臭気が上流側トラップを通って排水発生源側に漏れ出てしまう。
このように、二重トラップは前記封水破壊及び管詰まりのトラブルを引き起こすので、二重トラップが万一形成されてしまった場合には、これを手直しする必要がある。そのため、従来は、施工済みのトラップ付き排水桝をトラップの無い排水桝に取り替える工事を行っていた。
【0006】
二重トラップに対する他の対策として、特開平9−125508号公報には、出し入れ自在な仕切り板を排水桝に取付けてトラップ付き排水桝とした構成が開示されている。この技術では、二重トラップが形成された時には、仕切り板を取外すことによりトラップ無しの排水桝に変更して、二重トラップを解消するようにしている。
しかしながら、このトラップ付き排水桝では、二重トラップが形成されていない正常な配管の場合に、前記仕切り板のシール部から排水が漏れるとこの排水桝にトラップが形成されず、臭気が逆流する恐れがあった。
【0007】
本発明は、斯かる課題を解決するためになされたもので、排水管路内の排水を流れやすくして排水管路の詰まりを防止することができ、また、蓋の本体部材が、蓋受け枠に対して上下に動かして着脱する方式やねじ込み式のいずれの場合であっても、同じ蓋部材を兼用することができる、排水管路における掃除口の蓋を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明に係る排水管路における掃除口の蓋は、地中に埋設される排水管路に接続され上方に向けて突設された掃除口の上部の開口部に取付けられる蓋において、この蓋は、前記掃除口の前記開口部を覆って着脱自在に装着される本体部材と、この本体部材に嵌込まれて固着された蓋部材とを備え、この蓋部材は、前記掃除口の内部と外部とを連通させるとともに管上部が地面よりほぼ垂直方向に所定寸法立ち上がって前記本体部材に取付けられた連通管と、この連通管の内部への雨水及び異物の浸入を防止するように前記連通管の上部開口部を覆う一対のほぼL字状のカバー部材とを有している。そして、蓋開閉用の治具を係合可能な溝部が、この一対のカバー部材の間に形成されている
【0009】
前記本体部材は、円形の第1の板状部と、この第1の板状部の外周部近傍から下方に一体的に突出形成された円筒状部とを備え、前記第1の板状部の外周縁には、切欠部が一箇所又は複数箇所に形成されて、この切欠部に治具を挿入することにより前記蓋を蓋受け枠から取り外し可能になっているのが好ましい。
また、前記蓋部材は、円形状をなし周縁部が下方に一体的に折曲されて前記第1の板状部の上面に当接して位置決めされる第2の板状部と、この第2の板状部にほぼ直角方向に一体的に形成された前記連通管と、前記第2の板状部から上方にほぼL字状に一体的に突出形成された前記カバー部材とを備えているのが好ましい。
さらに、前記溝部は、その両端部側に開放するか又は一方の端部のみに開放する形状を有しており、前記溝部は、前記第2の板状部と、この第2の板状部からほぼ垂直に立ち上がって対向配置された一対の立ち上がり部とにより形成されて断面がほぼU字状をなしているのが好ましい。
前記連通管は、前記蓋の中心の両側の対称位置に一対設けられ、この一対の連通管は、前記第1の板状部にほぼ垂直方向に穿設された一対の貫通孔にそれぞれ嵌合しているのが好ましい。
前記本体部材の外径寸法が変わっても、前記第1の板状部に穿設される前記貫通孔の寸法及び位置は同一になっているのが好ましい。
また、前記本体部材には前記掃除口の前記開口部にねじ込むためのねじ部を形成し、前記連通管と前記カバー部材をそれぞれ一対設け、前記蓋開閉用の治具を前記溝部に係合させて前記蓋を回すことにより、前記掃除口の前記開口部に前記蓋を着脱するのが好ましい。
前記連通管は、前記蓋の中心の両側の対称位置に一対設けられ、この一対の連通管は、前記本体部材の第1の板状部にほぼ垂直方向に穿設された一対の貫通孔にそれぞれ嵌合しており、前記蓋開閉用の治具を回せば前記本体部材と前記蓋部材は一体的に回転することになり、前記一対の連通管が、前記本体部材に対する前記蓋部材の回り止めの機能を有しているのが好ましい。
【0010】
前記掃除口の内部の気圧が前記掃除口の外部の気圧に対して変化した時に自動的に開く弁を、前記本体部材から下方に突出する前記連通管の管下部に設けるのが好ましい。
一つの好ましい実施態様として、前記弁は、一方の前記連通管に設けられた排気用の弁と、他方の前記連通管に設けられた吸気用の弁であり、前記排気用の弁は、前記掃除口の内部の気圧が高い時に、この掃除口の内部の空気を前記掃除口の外部に排出させ、このとき前記吸気用の弁は閉じた状態になっており、前記吸気用の弁は、前記掃除口の内部の気圧が低い時に、前記掃除口の外部の空気を前記掃除口の内部に吸引し、このとき前記排気用の弁は閉じている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態の一例を図1ないし図7を参照して説明する。
図1及び図2はそれぞれ排水管路を示す概略説明図及び部分拡大断面図、図3は前記排水管路に設けられた掃除口の蓋の平面図、図4は図3のIV−IV線正面断面図、図5は図3のV−V線側面断面図である。
【0012】
図1及び図2に示すように、各家庭の流し台,洗面台,風呂など排水発生源1から排出される排水は、排水発生源1に接続された排水導入管2を流れて、合流地点4で排水主管3に合流する。
合流地点4には排水桝5が排水発生源1毎に設置されている。排水導入管2,排水桝5,排水主管3及び公共桝(図示せず)などにより、地中に埋設される排水管路6が構成されている。
【0013】
本実施形態の排水管路6では、住宅9内に設置された流し台が排水発生源1であり、排水発生源1の排出部にはU字状の第1のトラップ7が設けられているにも拘らず、排水桝5にもU字状の第2のトラップ8を設けてしまった場合を示している。
その結果、排水導入管2の上流側と下流側にそれぞれ第1,第2のトラップ7,8が設置されて、排水管路に二重トラップが形成されている。第1,第2のトラップ7,8の間に配置されているトラップ用の掃除口24の開口部25には、トラップ用の蓋23が取付けられている。
【0014】
掃除口24の開口部25に設けられる蓋は、密閉式にしないと雨水や土砂などが掃除口24の内部S1 に浸入するとともに臭気の問題も発生するので、従来は前記蓋を密閉式の構造にしていた。
これに対して、本発明では、蓋23に連通管31(図4)を設け、この連通管31により掃除口24の内部S1 と外部S2 とを積極的に連通させることにより、排水の流れを良好にするとともに二重トラップのトラブルも防止するようにしている。
【0015】
排水桝5は、硬質の塩化ビニル樹脂など合成樹脂により形成されて地中に埋設される。排水桝5は、排水主管3が一端と他端にそれぞれ接続される桝本体10と、桝本体10の側方に一体的に突出形成されて下向きに開口する連結管11と、連結管11の下向きの開口部に一端が連結されたU字状のトラップ(即ち、第2のトラップ)8とを備えたトラップ付き排水桝である。
桝本体10の両端部にはそれぞれ排水主管3が接続され、桝本体10から上方に突出する接続筒16には、主管掃除管12がほぼ垂直方向に接続されている。
主管掃除管12の上端には、地面部に位置する蓋受け枠13が取付けられ、蓋受け枠13には主管用の蓋14が着脱自在に取付けられている。この主管用の蓋14は密閉構造になっている。接続筒16,主管掃除管12,蓋受け枠13及び蓋14により、主管用の掃除口15が構成されている。
【0016】
第2のトラップ8の上方に開口する他端部にはT字状の分岐管20が接続され、分岐管20の側方には排水導入管2が接続されている。分岐管20の上方にはトラップ掃除管21がほぼ垂直方向に接続され、トラップ掃除管21の上端には地面部に位置する蓋受け枠22が取付けられ、蓋受け枠22には前記蓋23が着脱自在に取付けられている。
分岐管20,トラップ掃除管21,蓋受け枠22及び蓋23により、トラップ用の掃除口24が構成されており、この掃除口24は、地中に埋設される排水管路6に接続され上方に向けて突設されている。
主管用の蓋14を開けることにより、主管用の掃除口15を介して桝本体10及び排水主管3の掃除ができ、トラップ用の蓋23を開けることにより、トラップ用の掃除口24を介して第2のトラップ8の掃除ができる。
【0017】
かかる構成の排水管路6において、排水発生源1から排出された排水は、第1のトラップ7を介して排水導入管2を流れ、分岐管20から第2のトラップ8を通って連結管11,桝本体10から排水主管3に流れ出る。第1,第2のトラップ7,8で常時水封されているので、排水主管3からの臭気が排水発生源1の方には逆流しない。
【0018】
次に、トラップ用の蓋23について説明する。
図2ないし図5に示すように、蓋23は、掃除口24の開口部25を覆って着脱自在に装着される本体部材30と、掃除口24の内部S1 と外部S2 とを連通させるとともに管上部26が地面Gよりほぼ垂直方向に所定寸法Hだけ立ち上がって本体部材30に取付けられた連通管31と、連通管31の内部への雨水及び異物(例えば、土砂)の浸入を防止するように連通管31の上部開口部32を覆うカバー部材33とを備えている。
【0019】
本体部材30及びカバー部材33は、硬くて長持ちするように硬質の塩化ビニル樹脂により形成されている。
本体部材30は、円形の第1の板状部34と、第1の板状部34の外周部近傍から下方に一体的に突出形成された円筒状部35とを備えている。第1の板状部34の外周縁36はテーパ状に形成されているので、本体部材30は、トラップ用の掃除口24の蓋受け枠22に対して容易に着脱できる。
第1の板状部34の外周縁36には、切欠部43が一箇所又は複数箇所(例えば、三箇所)に形成されているので、この切欠部43にドライバなど治具を挿入することにより、蓋23を蓋受け枠22から取り外すことができる。
【0020】
リブ37が、第1の板状部34及び円筒状部35に一体的に取付けられており、このリブ37により本体部材30が補強されている。
蓋23と蓋受け枠22の間は、ポリエチレンなど可撓性の合成樹脂により一体成形された円環状のシール部材38によりシールされている。シール部材38は、円筒状部35の外周面39に段状に形成された係止部40に着脱可能に係合するとともに、蓋受け枠22の内周面41に密着する。
【0021】
本体部材30には、蓋部材44が上方から嵌込まれて固着されるようになっている。蓋部材44は、円形状をなし周縁部46aが下方に一体的に折曲されて第1の板状部34の上面45に当接して位置決めされる第2の板状部46と、第2の板状部46にほぼ直角方向に一体的に形成された前記連通管31と、第2の板状部46から上方にほぼL字状に一体的に突出形成された前記カバー部材33とを備えている。
連通管31は一本でもよいが、本実施形態では、蓋23の中心Cの両側の対称位置に一対設けられている。一対の連通管31は、第1の板状部34にほぼ垂直方向に穿設された一対の貫通孔42にそれぞれ嵌合しており、連通管31の管下部27は、第1の板状部34の下面52より所定寸法Bだけ下方に突出している。
なお、連通管31は少なくとも二本設けるのが好ましく、三本以上であってもよい。
【0022】
カバー部材33は、一対の連通管31を覆うように中心Cの両側の対称位置に一対設けられ、連通管31の上部開口部32より上方に所定寸法Iだけ離れた位置に配設されているので、連通管31には空気が上部開口部32から出入り自在になっている。
カバー部材33は、一体的に形成されたリブ54により補強されている。カバー部材33の上面53には、中央部が高く周辺に行くに従って低くなるような一対のなだらかな傾斜面51が両側に形成されている。
一対のカバー部材33の間には、両端部47,48側に開放する溝部49が形成されている。溝部49は、第2の板状部46と、第2の板状部46からほぼ垂直に立ち上がって対向配置された一対の立ち上がり部50とにより形成されて、断面がほぼU字状をなしている。なお、溝部49は一方の端部47(又は48)のみに開放する形状であってもよい。
蓋部材44において、第2の板状部46と、この第2の板状部46からほぼ垂直に立ち上がって対向配置された一対の立ち上がり部50と、第2の板状部46にほぼ直角方向に一体的に形成された一対の連通管31とが、全体的に一体化して断面H形部を構成しており、この断面H形部の上半分が溝部49になっている。
【0023】
蓋部材44には前記溝部49が形成されているので、本体部材30が本実施形態のように蓋受け枠22に対して上下に動かして着脱する方式や、後述するねじ込み式(図6)のいずれの場合であっても、同じ蓋部材44を兼用することができる。
また、本体部材30の外径寸法が変わっても、第1の板状部34に穿設される貫通孔42の寸法及び位置は同一になっている。したがって、掃除口24のサイズが異なる場合でも、本体部材30のみをその寸法に対応した外径寸法にし、蓋部材44は同一のものを使用できるので、蓋部材44の部品共通化が可能になる。
【0024】
蓋部材44を本体部材30に固着する場合には、連通管31を本体部材30の貫通孔42に挿入するとともに、上方にある第2の板状部46の周縁部46aを、下方にある第1の板状部34の上面45に当接させて位置決めし、連通管31と貫通孔42とを圧入又は接着剤により固着すればよい。
トラップ用の蓋23をトラップ用の掃除口24の開口部25に取付ける場合には、蓋受け枠22に本体部材30を嵌込んで下方に押し込む。すると、第1の板状部34の外周縁36と蓋受け枠22とが密着し、シール部材38により円筒状部35と蓋受け枠22との間がシールされる。
【0025】
一対の連通管31により、掃除口24の内部S1 と外部S2 とが連通しているので、掃除口24及び排水導入管2の内部の気圧は、地上の気圧と常にほぼ同一になる。
その結果、第1,第2のトラップ7,8により二重トラップが形成された場合でも、第1,第2のトラップ7,8の間の管路は負圧にならないので、第1のトラップ7に封水破壊が発生することを防止することができ、また、排水中に固形物などが含まれていても流れの状態を良好にすることができる。
【0026】
連通管31の上部開口部32はカバー部材33により覆われているので、雨水や土砂など異物が連通管31を通って排水管路6内に浸入することは殆どない。
また、連通管31が地面Gより所定寸法だけほぼ直角に立ち上がっているので、風が吹いている時でも、雨水や土砂等が横方向から連通管31内に浸入することも殆どない。
連通管31を覆うカバー部材33は比較的高さが低く、しかもカバー部材33にはなだらかな傾斜面51が形成されているので、地面Gの位置に蓋23があってもそれほど邪魔にならず、人間が蓋23に足を引っ掛かけてつまずいたりすることが少ない。
【0027】
連通管31により掃除口24の内部S1 と外部S2 とを連通させたので、排水導入管2の内部が負圧になることがなくなり、排水導入管2内の排水が流れやすくなって排水管路6の詰まりを防止することができる。
排水が流れると排水管路6の気圧は低下する傾向があることから、連通管31により排水管路6の内部と外部とを連通させても内部の空気が外部に流れ出ることは少ないので、臭気が外部に漏れ出ることは殆どない。
特に、トラップ用の掃除口24に本発明の蓋23を取付けた場合には、排水導入管2の内部の臭気は排水主管3の内部の臭気と比べて弱いので、蓋23を取付けたことによる臭気のトラブルは殆どない。
【0028】
図6は前記蓋の他の例を示す正面断面図で図4相当図、図7は前記蓋の更に他の例を示す正面断面図で図4相当図である。
なお、前記実施形態と同一又は相当部分には同一符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
【0029】
図6に示すトラップ用の蓋23aは、ねじ込み式になっている。即ち、この蓋23aの本体部材30aには、トラップ用の掃除口24の開口部25にねじ込むためのねじ部である雄ねじ部60が形成されている。
雄ねじ部60は、本体部材30aを構成する第1の板状部34aの外周縁36aに形成されている。蓋受け枠22aには雌ねじ部64が形成され、この雌ねじ部64に雄ねじ部60をねじ込むことにより蓋23aが取付けられる。
【0030】
蓋部材44は前記実施形態の蓋部材と同一の構成であるので、溝部49に蓋開閉用の治具としてのハンドル61を係合させて蓋23aを回すことにより、掃除口24の開口部25に蓋23aを着脱するようにしている。
この蓋23aによれば、長いハンドル61を使用して大きなモーメントで蓋23aを回すことができる。したがって、蓋23aの直径が大きい場合であっても、小さな力で蓋23aを蓋受け枠22aに容易に着脱することができる。
蓋部材44の一対の連通管31が、本体部材30aの一対の貫通孔42に係合しているので、ハンドル61を回せば本体部材30aと蓋部材44は一体的に回転することになり、一対の連通管31が、本体部材30aに対する蓋部材44の回り止めの機能も有している。
したがって、ハンドル61を回すことにより、本体部材30aにも回転力が伝達されて回転するので、蓋23aの着脱を容易に行うことができる。
【0031】
図7に示すトラップ用の蓋23bでは、トラップ用の掃除口24の内部S1 の気圧が掃除口24の外部S2 の気圧に対して変化した時に自動的に開く排気用の弁62及び吸気用の弁63が、本体部材30から下方に突出する一対の連通管31の管下部27にそれぞれ設けられている。
弁62,63は天然ゴム製又は合成ゴム製であり、掃除口24の内部S1 と外部S2 の気圧がほぼ同じ時には内部S1 と外部S2 を遮蔽し、気圧が変化した時には一方向にのみ空気を流すような逆止弁の機能をそれぞれ有している。
弁62,63は同一の構造を有しており、連通管31への取付け方向が上下逆方向になっている。
【0032】
弁62,63にはゴム製の弁体64がそれぞれ一体的に設けられ、気圧の変動により弁体64が自動的に開閉するようになっている。一方の連通管31に設けられた排気用の弁62は、掃除口24の内部S1 の気圧が高い時に、矢印Dに示すように内部S1 の空気を外部S2 に排出させる。この時、他方の弁63は閉じた状態になっている。
他方の連通管31に設けられた吸気用の弁63は、掃除口24の気圧が低い時に、矢印Eに示すように、外部S2 の空気を掃除口24の内部S1 に吸引するようになっており、このとき一方の弁62は閉じている。
【0033】
弁62,63の上述の動作により、掃除口24の内部S1 と外部S2 の気圧は常時ほぼ同じになるので、排水導入管2内の排水が流れやすくなる。
このように、弁62,63を設けることにとより、掃除口24の内部S1 と外部S2 を遮蔽するとともに、必要な時にのみ弁62,63が開いて空気を流すので、掃除口24内の気圧が負圧になることがなく、排水が流れやすくなる。
【0034】
弁62,63を設けることにより、従来の密閉構造の蓋と同じように、掃除口24の内部S1 と外部S2 をほぼ遮蔽することができるので、臭気が外部S2 に漏れ出るのを殆ど防止することができる。
なお、排気用の弁62と吸気用の弁63を別個に設けた場合を示したが、連通管31を一つにして、吸排気ができる一つの弁をこの連通管に取付けてもよい。
蓋23bは、上述の蓋23又は23aに弁62,63を取付ければよいので、本体部材30(及び30a)と蓋部材44を兼用することができ、部品を共通化することができる。
【0035】
近年の排水管路は、塩化ビニル樹脂など合成樹脂の材料が使用され、接続部は接着剤で固着されているので、シール性が良好である。その結果、管路の内部は負圧になる傾向にあるので、排水の流れが悪くなりがちである。
そこで、排水管路の途中にほぼ垂直方向に設けられた掃除口に、本発明に係る蓋23,23a,23bを取付ければ、排水管路内の排水の流れが良好になって排水管路の詰まりを防止することができる。
【0036】
蓋23,23a,23bは、主管用の掃除口15の上部の開口部、及びトラップ用の掃除口24の上部の開口部25の何れにも取付けることができるが、本実施形態では、図1に示すような二重トラップが形成されてしまった場合の、トラップ用の掃除口24の開口部25に蓋23,23a,23bを取付けることにより、排水を流れやすくして排水管路の詰まりを防止するとともに、二重トラップに特有のトラブル例えば封水破壊の発生も防止している。
したがって、 施工済みのトラップ付き排水桝を、トラップの無い排水桝に取り替える煩雑な工事が不要になる。
【0037】
また、二重トラップが形成されていない正常な配管の場合に、トラップ用の掃除口24の開口部25には本発明の蓋の代わりに密閉式の蓋を取付ければよい。
したがって、前記特開平9−125508号公報に記載の排水桝のように、着脱自在な仕切り板のシール部から排水が漏れて排水桝にトラップが形成されず臭気が逆流してしまうという不具合が生じることはない。
なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0038】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したので、排水管路内の排水を流れやすくして排水管路の詰まりを防止することができ、また、蓋部材の一対のカバー部材の間に溝部が形成されているので、蓋の本体部材を蓋受け枠に対して上下に動かして着脱する方式の場合には、本体部材にたとえば切欠部を形成してこの切欠部にドライバなど治具を挿入して蓋を蓋受け枠から取外すことができ、一方、本体部材がねじ込み式の場合には、蓋部材の溝部にハンドルなど蓋開閉用治具を係合させた状態で回して蓋を着脱すればよく、いずれの方式の場合であっても同じ蓋部材を兼用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1ないし図7は本発明の一実施形態を示す図で、図1は排水管路を示す概略説明図である。
【図2】 前記排水管路の部分拡大断面図である。
【図3】 前記排水管路に設けられた掃除口の蓋の平面図である。
【図4】 図3のIV−IV線正面断面図である。
【図5】 図3のV−V線側面断面図である。
【図6】 前記蓋の他の例を示す正面断面図で図4相当図である。
【図7】 前記蓋の更に他の例を示す正面断面図で図4相当図である。
【符号の説明】
6 排水管路
7 第1のトラップ(トラップ)
8 第2のトラップ(トラップ)
15 主管用の掃除口(掃除口)
22 蓋受け枠
23,23a,23b 蓋
24 トラップ用の掃除口(掃除口)
25 開口部
26 連通管の管上部
27 連通管の管下部
30,30a 本体部材
31 連通管
32 上部開口部
33 カバー部材
34 第1の板状部
35 円筒状部
36 外周縁
42 貫通孔
43 切欠部
44 蓋部材
45 第1の板状部の上面
46 第2の板状部
46a 周縁部
47,48 端部
49 溝部
50 立ち上がり部
60 雄ねじ部(ねじ部)
61 ハンドル(蓋開閉用の治具)
62 排気用の弁(弁)
63 吸気用の弁(弁)
C 蓋の中心
G 地面
H 所定寸法
掃除口の内部
掃除口の外部

Claims (10)

  1. 地中に埋設される排水管路に接続され上方に向けて突設された掃除口の上部の開口部に取付けられる蓋において、
    この蓋は、前記掃除口の前記開口部を覆って着脱自在に装着される本体部材と、この本体部材に嵌込まれて固着された蓋部材とを備え、
    この蓋部材は、
    前記掃除口の内部と外部とを連通させるとともに管上部が地面よりほぼ垂直方向に所定寸法立ち上がって前記本体部材に取付けられた連通管と、
    この連通管の内部への雨水及び異物の浸入を防止するように前記連通管の上部開口部を覆う一対のほぼL字状のカバー部材とを有し、
    蓋開閉用の治具を係合可能な溝部が、この一対のカバー部材の間に形成されていることを特徴とする排水管路における掃除口の蓋。
  2. 前記本体部材は、円形の第1の板状部と、この第1の板状部の外周部近傍から下方に一体的に突出形成された円筒状部とを備え、
    前記第1の板状部の外周縁には、切欠部が一箇所又は複数箇所に形成されて、この切欠部に治具を挿入することにより前記蓋を蓋受け枠から取り外し可能になっていることを特徴とする請求項1に記載の排水管路における掃除口の蓋。
  3. 前記蓋部材は、円形状をなし周縁部が下方に一体的に折曲されて前記第1の板状部の上面に当接して位置決めされる第2の板状部と、この第2の板状部にほぼ直角方向に一体的に形成された前記連通管と、前記第2の板状部から上方にほぼL字状に一体的に突出形成された前記カバー部材とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の排水管路における掃除口の蓋。
  4. 前記溝部は、その両端部側に開放するか又は一方の端部のみに開放する形状を有しており、
    前記溝部は、前記第2の板状部と、この第2の板状部からほぼ垂直に立ち上がって対向配置された一対の立ち上がり部とにより形成されて断面がほぼU字状をなしていることを特徴とする請求項3に記載の排水管路における掃除口の蓋。
  5. 前記連通管は、前記蓋の中心の両側の対称位置に一対設けられ、この一対の連通管は、前記第1の板状部にほぼ垂直方向に穿設された一対の貫通孔にそれぞれ嵌合していることを特徴とする請求項2,3又は4に記載の排水管路における掃除口の蓋。
  6. 前記本体部材の外径寸法が変わっても、前記第1の板状部に穿設される前記貫通孔の寸法及び位置は同一になっていることを特徴とする請求項5に記載の排水管路における掃除口の蓋。
  7. 前記本体部材には前記掃除口の前記開口部にねじ込むためのねじ部を形成し、
    前記連通管と前記カバー部材をそれぞれ一対設け、
    前記蓋開閉用の治具を前記溝部に係合させて前記蓋を回すことにより、前記掃除口の前記開口部に前記蓋を着脱するようにしたことを特徴とする請求項に記載の排水管路における掃除口の蓋。
  8. 前記連通管は、前記蓋の中心の両側の対称位置に一対設けられ、この一対の連通管は、前記本体部材の第1の板状部にほぼ垂直方向に穿設された一対の貫通孔にそれぞれ嵌合しており、
    前記蓋開閉用の治具を回せば前記本体部材と前記蓋部材は一体的に回転することになり、前記一対の連通管が、前記本体部材に対する前記蓋部材の回り止めの機能を有していることを特徴とする請求項7に記載の排水管路における掃除口の蓋。
  9. 前記掃除口の内部の気圧が前記掃除口の外部の気圧に対して変化した時に自動的に開く弁を、前記本体部材から下方に突出する前記連通管の管下部に設けたことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかの項に記載の排水管路における掃除口の蓋。
  10. 前記弁は、一方の前記連通管に設けられた排気用の弁と、他方の前 記連通管に設けられた吸気用の弁であり、
    前記排気用の弁は、前記掃除口の内部の気圧が高い時に、この掃除口の内部の空気を前記掃除口の外部に排出させ、このとき前記吸気用の弁は閉じた状態になっており、
    前記吸気用の弁は、前記掃除口の内部の気圧が低い時に、前記掃除口の外部の空気を前記掃除口の内部に吸引し、このとき前記排気用の弁は閉じていることを特徴とする請求項9に記載の排水管路における掃除口の蓋。
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