JPH0426549Y2 - - Google Patents
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- JPH0426549Y2 JPH0426549Y2 JP19930687U JP19930687U JPH0426549Y2 JP H0426549 Y2 JPH0426549 Y2 JP H0426549Y2 JP 19930687 U JP19930687 U JP 19930687U JP 19930687 U JP19930687 U JP 19930687U JP H0426549 Y2 JPH0426549 Y2 JP H0426549Y2
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- drainage
- groove
- basin
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Landscapes
- Sewage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、高所から流下した排水がほぼ水平に
向きを変えて排水本管に勢いよく合流するような
箇所に好適に設置される合成樹脂製の排水桝に関
する。
向きを変えて排水本管に勢いよく合流するような
箇所に好適に設置される合成樹脂製の排水桝に関
する。
排水本管と該本管に直角な排水枝管との接続合
流点に設置する合成樹脂製排水桝としては、第4
図に示すような所謂90°YTタイプの排水桝があ
る。この排水桝Aは、直状の主溝1と、この主溝
1に対し鋭角的に合体する湾曲状の副溝2を桝底
に形成したものであり、主溝1の入口と出口、及
び副溝2の入口には、それぞれ桝側壁より外方へ
突出する排水管接続用のソケツト3a,3b,3
cを形成している。しかして、この排水桝は、主
溝1の入口のソケツト3aに上流側の排水本管4
aを、主溝1の出口のソケツト3bに下流側の排
水本管4bを、副溝2の入口のソケツト3cに排
水本管と直角方向の排水枝管5を、それぞれ差込
み接続して配管施工される。
流点に設置する合成樹脂製排水桝としては、第4
図に示すような所謂90°YTタイプの排水桝があ
る。この排水桝Aは、直状の主溝1と、この主溝
1に対し鋭角的に合体する湾曲状の副溝2を桝底
に形成したものであり、主溝1の入口と出口、及
び副溝2の入口には、それぞれ桝側壁より外方へ
突出する排水管接続用のソケツト3a,3b,3
cを形成している。しかして、この排水桝は、主
溝1の入口のソケツト3aに上流側の排水本管4
aを、主溝1の出口のソケツト3bに下流側の排
水本管4bを、副溝2の入口のソケツト3cに排
水本管と直角方向の排水枝管5を、それぞれ差込
み接続して配管施工される。
けれども、かかる排水桝Aは一般に上端開口径
が30〜45cm程度と小さいものであるため、その桝
底に形成される副溝2も曲率半径が小さくなり、
急カーブの溝となる。このように副溝2の曲率半
径が小さいと、排水枝管5から排水が勢いよく流
入した場合、矢印Xで示すように排水が副溝2に
沿つて充分に曲がりきれず、副溝2と主溝1の間
の隆起部6を乗り越えて主溝1に直角に近い角度
でどつと流れ込み、その衝撃で排水中の固形汚物
が飛散して桝側壁や隆起部6に付着堆積したり、
排水の一部が上流側の排水本管4aへ逆流すると
いう問題がある。そのため、第6図のように上層
階の水洗トイレ7等から汚水を排水本管に合流さ
せる地点に上記の90°YTタイプの排水桝Aを設置
する場合は、縦方向の上下の排水枝管5a,5a
の途中に、斜め下方向の排水枝管5bをエルボ継
手8a,8aを介して接続すると共に、排水桝A
のソケツト3cに差込まれる横方向の排水枝管5
を下側の排水枝管5aに90°エルボ継手8bで接
続して配管を行い、水洗トイレ7からの汚水の流
下速度をエルボ継手8aと斜め下方向の排水枝管
5bのところで抑制して、比較的ゆるやかに排水
桝Aに流入させるように配慮するのが好ましいと
言われている。けれども、このような配管方法
は、屋内における配管スペースの増大を招き、施
工も面倒であるので、実際にはなかなか採用しに
くいものである。
が30〜45cm程度と小さいものであるため、その桝
底に形成される副溝2も曲率半径が小さくなり、
急カーブの溝となる。このように副溝2の曲率半
径が小さいと、排水枝管5から排水が勢いよく流
入した場合、矢印Xで示すように排水が副溝2に
沿つて充分に曲がりきれず、副溝2と主溝1の間
の隆起部6を乗り越えて主溝1に直角に近い角度
でどつと流れ込み、その衝撃で排水中の固形汚物
が飛散して桝側壁や隆起部6に付着堆積したり、
排水の一部が上流側の排水本管4aへ逆流すると
いう問題がある。そのため、第6図のように上層
階の水洗トイレ7等から汚水を排水本管に合流さ
せる地点に上記の90°YTタイプの排水桝Aを設置
する場合は、縦方向の上下の排水枝管5a,5a
の途中に、斜め下方向の排水枝管5bをエルボ継
手8a,8aを介して接続すると共に、排水桝A
のソケツト3cに差込まれる横方向の排水枝管5
を下側の排水枝管5aに90°エルボ継手8bで接
続して配管を行い、水洗トイレ7からの汚水の流
下速度をエルボ継手8aと斜め下方向の排水枝管
5bのところで抑制して、比較的ゆるやかに排水
桝Aに流入させるように配慮するのが好ましいと
言われている。けれども、このような配管方法
は、屋内における配管スペースの増大を招き、施
工も面倒であるので、実際にはなかなか採用しに
くいものである。
また、合流地点に設置する他の合成樹脂製排水
桝として、第5図に示すような所謂45°YTタイプ
の排水桝Bも存在する。この排水桝Bは、主溝1
に対し鋭角をもつて合体する副溝2を直状とした
点を除いて、前記の90°YTタイプの排水桝Aと同
様に構成したものである。かかる排水桝Bの場合
は、副溝2の入口のソケツト3cに接続した斜め
横方向の排水枝管5cから、排水が直状の副溝2
へ真直ぐに流入し、鋭角的に主溝1へ合流するた
め、流速が速くても比較的スムーズに合流が行わ
れ、前記90°YTタイプの排水桝Aに見られたよう
な問題は生じない。従つて、上層階の水洗トイレ
7等から汚水を排水本管に合流させる地点にこの
45°YTタイプの排水桝Bを設置する場合は、第7
図に示すように、縦方向の排水枝管5aの下端に
90°のエルボ継手8bを介して横方向の排水枝管
5を接続し、副溝2の入口のソケツト3cに差込
まれる斜め横方向の排水枝管5cと上記横方向の
排水枝管5をエルボ継手8aで接続して配管を行
うのが普通である。
桝として、第5図に示すような所謂45°YTタイプ
の排水桝Bも存在する。この排水桝Bは、主溝1
に対し鋭角をもつて合体する副溝2を直状とした
点を除いて、前記の90°YTタイプの排水桝Aと同
様に構成したものである。かかる排水桝Bの場合
は、副溝2の入口のソケツト3cに接続した斜め
横方向の排水枝管5cから、排水が直状の副溝2
へ真直ぐに流入し、鋭角的に主溝1へ合流するた
め、流速が速くても比較的スムーズに合流が行わ
れ、前記90°YTタイプの排水桝Aに見られたよう
な問題は生じない。従つて、上層階の水洗トイレ
7等から汚水を排水本管に合流させる地点にこの
45°YTタイプの排水桝Bを設置する場合は、第7
図に示すように、縦方向の排水枝管5aの下端に
90°のエルボ継手8bを介して横方向の排水枝管
5を接続し、副溝2の入口のソケツト3cに差込
まれる斜め横方向の排水枝管5cと上記横方向の
排水枝管5をエルボ継手8aで接続して配管を行
うのが普通である。
しかしながら、45°YTタイプの排水桝Bを用い
て上記のように配管する場合は、屋内における配
管スペースを最小限に抑えることができる反面、
地中に横方向の排水枝管5を斜め横方向の排水枝
管5cを埋設するので、その埋設スペースが増大
するという問題がある。しかも、地中において横
方向の排水枝管5と斜め横方向の排水枝管5cを
エルボ継手8aで接続すると、このエルボ継手8
aのところで汚物が詰まつた場合、排水桝Bの副
溝2の入口側から掃除棒等を排水枝管5cに挿入
して汚物を除去しなければならず、その作業が面
倒という問題もある。また、この45°YTタイプの
排水桝Bを用いて配管する場合は、90°YTタイプ
の排水桝Aを用いて配管する場合に比べ、エルボ
継手で接続する箇所が一つ少なくなるので、その
分だけ部品点数が減少し施工が簡単となるが、施
工能率を更に向上させるには、最低限必要な90°
エルボ継手8bを一つ使用して、縦方向の排水枝
管5aと横方向の排水枝管5を一箇所で接続する
のみとするのが理想的であり、この点、45°YTタ
イプの排水桝Bを用いる上記配管方法は、エルボ
継手を少なくとも2個使用して2箇所で接続する
必要であるので、まだ不満足なものである。尚、
第7図において、排水桝Bの位置を排水本管の下
流側へ移動させ、斜め横方向の排水枝管5cを延
長して90°エルボ継手8bを介して縦方向の排水
枝管5aに接続することも理論上可能であるが、
実際には、排水枝管の周辺に家屋の基礎コンクリ
ートが縦横に設けられている関係上、斜め横方向
の長い排水枝管を埋設することは困難である。
て上記のように配管する場合は、屋内における配
管スペースを最小限に抑えることができる反面、
地中に横方向の排水枝管5を斜め横方向の排水枝
管5cを埋設するので、その埋設スペースが増大
するという問題がある。しかも、地中において横
方向の排水枝管5と斜め横方向の排水枝管5cを
エルボ継手8aで接続すると、このエルボ継手8
aのところで汚物が詰まつた場合、排水桝Bの副
溝2の入口側から掃除棒等を排水枝管5cに挿入
して汚物を除去しなければならず、その作業が面
倒という問題もある。また、この45°YTタイプの
排水桝Bを用いて配管する場合は、90°YTタイプ
の排水桝Aを用いて配管する場合に比べ、エルボ
継手で接続する箇所が一つ少なくなるので、その
分だけ部品点数が減少し施工が簡単となるが、施
工能率を更に向上させるには、最低限必要な90°
エルボ継手8bを一つ使用して、縦方向の排水枝
管5aと横方向の排水枝管5を一箇所で接続する
のみとするのが理想的であり、この点、45°YTタ
イプの排水桝Bを用いる上記配管方法は、エルボ
継手を少なくとも2個使用して2箇所で接続する
必要であるので、まだ不満足なものである。尚、
第7図において、排水桝Bの位置を排水本管の下
流側へ移動させ、斜め横方向の排水枝管5cを延
長して90°エルボ継手8bを介して縦方向の排水
枝管5aに接続することも理論上可能であるが、
実際には、排水枝管の周辺に家屋の基礎コンクリ
ートが縦横に設けられている関係上、斜め横方向
の長い排水枝管を埋設することは困難である。
上記のように、従来の90°YTタイプの排水桝A
や45°YTタイプの排水桝Bはいずれも一長一短が
あり、双方の長所を兼ね備えた配管施工能率のよ
い合成樹脂製排水桝は未だ開発されていない。
や45°YTタイプの排水桝Bはいずれも一長一短が
あり、双方の長所を兼ね備えた配管施工能率のよ
い合成樹脂製排水桝は未だ開発されていない。
本考案は上記に鑑みてなされたもので、直状の
主溝と該主溝に対し鋭角をもつて合体する直状の
副溝を桝底に形成すると共に、該主溝の入口と出
口及び該副溝の入口に、それぞれ桝側壁より外方
へ突出する排水管接続用のソケツトを形成した排
水桝において、上記副溝とソケツトとの間に筒状
の曲がり部を設け、該ソケツトの先端開口の中心
線が主溝の中心線と実質的に直交する構成とした
ことを特徴としている。
主溝と該主溝に対し鋭角をもつて合体する直状の
副溝を桝底に形成すると共に、該主溝の入口と出
口及び該副溝の入口に、それぞれ桝側壁より外方
へ突出する排水管接続用のソケツトを形成した排
水桝において、上記副溝とソケツトとの間に筒状
の曲がり部を設け、該ソケツトの先端開口の中心
線が主溝の中心線と実質的に直交する構成とした
ことを特徴としている。
かかる構成の本考案排水桝は、排水本管と排水
枝管との接続合流地点に設置され、主溝の入口及
び出口のソケツトに上流側及び下流側の排水本管
がそれぞれ差込接続され、副溝入口のソケツトに
排水枝管が主溝と直角方向に差込接続される。し
かして、排水枝管から主溝と直角方向に流れてく
る排水は、筒状の曲がり部でその流れの方向が副
溝とほぼ平行な方向に変えられて副溝の入口から
流入し、鋭角的に主溝へ合流する。このように、
排水桝内側の副溝へ流入する直前に排水桝外側の
曲がり部で流れの方向を副溝とほぼ平行な方向に
変えると、排水枝管から主溝へ至る排水の流路が
全体としてゆるやかにカーブした略円弧状曲線と
なり、その曲率半径が従来の90°YTタイプの排水
桝における副溝の曲率半径よりも大きくなる。従
つて、排水が勢いよく流入しても、曲率半径の大
きい円弧状流路に沿つて充分に曲がりきり、副溝
と主溝の間の隆起部を乗り越えることなく、スム
ーズに主溝へ合流する。
枝管との接続合流地点に設置され、主溝の入口及
び出口のソケツトに上流側及び下流側の排水本管
がそれぞれ差込接続され、副溝入口のソケツトに
排水枝管が主溝と直角方向に差込接続される。し
かして、排水枝管から主溝と直角方向に流れてく
る排水は、筒状の曲がり部でその流れの方向が副
溝とほぼ平行な方向に変えられて副溝の入口から
流入し、鋭角的に主溝へ合流する。このように、
排水桝内側の副溝へ流入する直前に排水桝外側の
曲がり部で流れの方向を副溝とほぼ平行な方向に
変えると、排水枝管から主溝へ至る排水の流路が
全体としてゆるやかにカーブした略円弧状曲線と
なり、その曲率半径が従来の90°YTタイプの排水
桝における副溝の曲率半径よりも大きくなる。従
つて、排水が勢いよく流入しても、曲率半径の大
きい円弧状流路に沿つて充分に曲がりきり、副溝
と主溝の間の隆起部を乗り越えることなく、スム
ーズに主溝へ合流する。
本考案排水桝は、上記のように排水が勢いよく
流入してもスムーズに合流するので、排水枝管の
途中で流速を抑制する必要はない。従つて、上層
階の水洗トイレ等から汚水を排水本管へ合流させ
る場合でも、水洗トイレ等からの縦方向の排水枝
管と、副溝入口のソケツトに接続される横方向
(主溝と直角方向)の排水枝管とを90°エルボ継手
を介して接続するのみでよいから、最も合理的な
配管を行うことができる。
流入してもスムーズに合流するので、排水枝管の
途中で流速を抑制する必要はない。従つて、上層
階の水洗トイレ等から汚水を排水本管へ合流させ
る場合でも、水洗トイレ等からの縦方向の排水枝
管と、副溝入口のソケツトに接続される横方向
(主溝と直角方向)の排水枝管とを90°エルボ継手
を介して接続するのみでよいから、最も合理的な
配管を行うことができる。
以下、図面を参照しながら本考案の実施例を詳
述する。
述する。
第1図は本考案の一実施例にかかる合成樹脂製
排水桝の平面図、第2図は第1図のI−I線断面
図である。
排水桝の平面図、第2図は第1図のI−I線断面
図である。
この実施例の排水桝Cは、副溝入口の排水管接
続用のソケツト3dと副溝2の間に筒状の曲がり
部13を設けた点を除いては、既述の45°YTタイ
プの排水桝Bと同様に構成されている。即ち、1
は桝底11に形成された半円筒形の直状の主溝
で、該主溝1は排水桝Cの中心線より左寄りに位
置している。2は桝底11に形成された半円筒形
の直状の副溝で、該副溝2は主溝1に対し45°の
角度をもつて主溝1の下流側に合体している。主
溝1に対する副溝2の角度は、30〜60°の範囲内
とするのが適当であるが、この実施例のように
45°に設定した場合は、後述するように排水枝管
5から主溝1へ至る排水の流路が最も自然な略円
弧状曲線となり、排水の流れが極めてスムーズに
なる利点があるので好ましい。
続用のソケツト3dと副溝2の間に筒状の曲がり
部13を設けた点を除いては、既述の45°YTタイ
プの排水桝Bと同様に構成されている。即ち、1
は桝底11に形成された半円筒形の直状の主溝
で、該主溝1は排水桝Cの中心線より左寄りに位
置している。2は桝底11に形成された半円筒形
の直状の副溝で、該副溝2は主溝1に対し45°の
角度をもつて主溝1の下流側に合体している。主
溝1に対する副溝2の角度は、30〜60°の範囲内
とするのが適当であるが、この実施例のように
45°に設定した場合は、後述するように排水枝管
5から主溝1へ至る排水の流路が最も自然な略円
弧状曲線となり、排水の流れが極めてスムーズに
なる利点があるので好ましい。
3a,3bは、主溝1の入口と出口において、
それぞれ桝側壁9より外方へ突出して形成された
排水管接続用のソケツトであり、入口のソケツト
3aには上流側の排水本館4aが、出口のソケツ
ト3bには下流側の排水本管4bが、それぞれ差
込接続されるようになつている。
それぞれ桝側壁9より外方へ突出して形成された
排水管接続用のソケツトであり、入口のソケツト
3aには上流側の排水本館4aが、出口のソケツ
ト3bには下流側の排水本管4bが、それぞれ差
込接続されるようになつている。
13は本考案の特徴とする曲がり部で、副溝2
の入口とソケツト3dの間に形成されている。こ
の曲がり部13は、副溝2の角度に対応して45°
曲成され、その先端開口の中心線l1が主溝1の中
心線l2と実質的に直交するように構成されてい
る。従つて、この曲がり部13の先端開口には、
主溝1に対して直交方向の排水枝管5を差込接続
することができるようになつている。また、この
曲がり部13の曲がり角は、例えば副溝2の角度
が30°であれば60°の曲がり角とし、副溝の角度が
60°であれば30°の曲がり角とするといつたよう
に、副溝2の角度を考慮して、ソケツト先端開口
の中心線l1が主溝1の中心線l2と直交するように
決定すればよいことは言うまでもない。
の入口とソケツト3dの間に形成されている。こ
の曲がり部13は、副溝2の角度に対応して45°
曲成され、その先端開口の中心線l1が主溝1の中
心線l2と実質的に直交するように構成されてい
る。従つて、この曲がり部13の先端開口には、
主溝1に対して直交方向の排水枝管5を差込接続
することができるようになつている。また、この
曲がり部13の曲がり角は、例えば副溝2の角度
が30°であれば60°の曲がり角とし、副溝の角度が
60°であれば30°の曲がり角とするといつたよう
に、副溝2の角度を考慮して、ソケツト先端開口
の中心線l1が主溝1の中心線l2と直交するように
決定すればよいことは言うまでもない。
尚、6は主溝1と副溝2を途中まで仕切る隆起
部で、主溝1と副溝2の間の桝底壁から桝側壁9
にいたる部分を桝内側へ尾根状に突出させて形成
したものであり、また、10は高さ調節用の筒形
アジヤスターや蓋を嵌着するために桝の上端開口
縁に周設した嵌合溝である。
部で、主溝1と副溝2の間の桝底壁から桝側壁9
にいたる部分を桝内側へ尾根状に突出させて形成
したものであり、また、10は高さ調節用の筒形
アジヤスターや蓋を嵌着するために桝の上端開口
縁に周設した嵌合溝である。
上記構成の排水桝Cによれば、排水枝管5から
主溝1と直角方向に流れてくる排水が、筒状の曲
がり部13の内部でその流れの方向を副溝2とほ
ぼ平行な方向に変えられて副溝2の入口から流入
し、鋭角的に主溝1へ合流する。このように、排
水桝内側の副溝2へ流入する直前に排水桝外側の
曲がり部13で流れの方向が副溝2とほぼ平行な
方向に変えられると、排水枝管5から主溝1へ至
る排水の流路が矢印Yで示すように全体としてゆ
るやかにカーブした略円弧状曲線となり、その曲
率半径が従来の90°YTタイプの排水桝における副
溝の曲率半径よりも大きくなる。そのため、排水
が勢いよく流入しても、曲率半径の大きい円弧状
流路Yに沿つて完全に曲がりきり、副溝2と主溝
1の間の隆起部6を乗り越えることなく、スムー
ズに主溝1へ合流する。特に、主溝1に対する副
溝2の角度が45°、曲がり部13の曲がり角が45°
である場合は、排水の流路Yが最も自然で滑らか
な略円弧状曲線となるので、排水の流れが極めて
スムーズになる。従つて、従来の90°YTタイプの
排水桝Aに見られたような問題、即ち、排水枝管
5から流入した排水が副溝に沿つて曲がりきれな
いために、排水中の固形汚物が飛散して桝側壁9
や隆起部6に付着堆積したり、排水の一部が上流
側の排水本管4aへ逆流するといつた問題を満足
に解決することができる。
主溝1と直角方向に流れてくる排水が、筒状の曲
がり部13の内部でその流れの方向を副溝2とほ
ぼ平行な方向に変えられて副溝2の入口から流入
し、鋭角的に主溝1へ合流する。このように、排
水桝内側の副溝2へ流入する直前に排水桝外側の
曲がり部13で流れの方向が副溝2とほぼ平行な
方向に変えられると、排水枝管5から主溝1へ至
る排水の流路が矢印Yで示すように全体としてゆ
るやかにカーブした略円弧状曲線となり、その曲
率半径が従来の90°YTタイプの排水桝における副
溝の曲率半径よりも大きくなる。そのため、排水
が勢いよく流入しても、曲率半径の大きい円弧状
流路Yに沿つて完全に曲がりきり、副溝2と主溝
1の間の隆起部6を乗り越えることなく、スムー
ズに主溝1へ合流する。特に、主溝1に対する副
溝2の角度が45°、曲がり部13の曲がり角が45°
である場合は、排水の流路Yが最も自然で滑らか
な略円弧状曲線となるので、排水の流れが極めて
スムーズになる。従つて、従来の90°YTタイプの
排水桝Aに見られたような問題、即ち、排水枝管
5から流入した排水が副溝に沿つて曲がりきれな
いために、排水中の固形汚物が飛散して桝側壁9
や隆起部6に付着堆積したり、排水の一部が上流
側の排水本管4aへ逆流するといつた問題を満足
に解決することができる。
上記のように、この排水桝Cは、排水の流速が
速くてもスムーズに合流させることができるの
で、排水枝管の途中で流速を抑制する必要はな
い。そのため、第3図に示すように、上層階の水
洗トイレ7等から汚水を排水本管へ合流させる場
合でも、水洗トイレ7からの縦方向の排水枝管5
aの下端に、横方向(主溝と直角方向)の排水枝
管5を90°エルボ継手8bを介して接続し、この
排水枝管5を排水桝Cのソケツト3dに接続する
のみよい。従つて、使用するエルボ継手は1個で
済み、従来の90°YTタイプ或いは45°YTタイプの
排水桝A,Bを用いて配管する場合に比べて配管
接続作業が遥かに簡単となり、配管スペースも最
小限で済む等、最も合理的な配管を行うことがで
きる。
速くてもスムーズに合流させることができるの
で、排水枝管の途中で流速を抑制する必要はな
い。そのため、第3図に示すように、上層階の水
洗トイレ7等から汚水を排水本管へ合流させる場
合でも、水洗トイレ7からの縦方向の排水枝管5
aの下端に、横方向(主溝と直角方向)の排水枝
管5を90°エルボ継手8bを介して接続し、この
排水枝管5を排水桝Cのソケツト3dに接続する
のみよい。従つて、使用するエルボ継手は1個で
済み、従来の90°YTタイプ或いは45°YTタイプの
排水桝A,Bを用いて配管する場合に比べて配管
接続作業が遥かに簡単となり、配管スペースも最
小限で済む等、最も合理的な配管を行うことがで
きる。
以上の説明から明らかなように、本考案の合成
樹脂製排水桝は、副溝とソケツトの間に曲がり部
を設け、該ソケツトの先端開口の中心線を主溝の
中心線と実質的に直交させる構成とすることによ
つて、排水枝管から排水が主溝と直角方向に勢い
よく流れ込んでもスムーズに流れの方向を曲げて
主溝へ合流できるようにしたため、排水桝内面へ
の固形汚物の付着堆積や上流側排水本管への排水
の一部逆流を防止することが可能となり、かつ最
小限の部品数、最小限の配管スペースで、最も合
理的な配管を作業効率よく行うことも可能となる
といつた顕著な効果を奏する。
樹脂製排水桝は、副溝とソケツトの間に曲がり部
を設け、該ソケツトの先端開口の中心線を主溝の
中心線と実質的に直交させる構成とすることによ
つて、排水枝管から排水が主溝と直角方向に勢い
よく流れ込んでもスムーズに流れの方向を曲げて
主溝へ合流できるようにしたため、排水桝内面へ
の固形汚物の付着堆積や上流側排水本管への排水
の一部逆流を防止することが可能となり、かつ最
小限の部品数、最小限の配管スペースで、最も合
理的な配管を作業効率よく行うことも可能となる
といつた顕著な効果を奏する。
第1図は本考案の一実施例に係る合成樹脂製排
水桝の平面図、第2図は第1図のI−I線断面
図、第3図は同排水桝を用いた配管方法の説明
図、第4図は従来の90°YTタイプの排水桝の平面
図、第5図は従来の45°YTタイプの排水桝の平面
図、第6図は従来の90°YTタイプの排水桝を用い
た配管方法の説明図、第7図は従来の45°YTタイ
プの排水桝を用いた配管方法の説明図である。 1……主溝、2……副溝、3a,3b,3d…
…ソケツト、13……曲がり部、9……桝側壁、
11……桝底、l1……ソケツトの先端開口の中心
線、l2……主溝の中心線。
水桝の平面図、第2図は第1図のI−I線断面
図、第3図は同排水桝を用いた配管方法の説明
図、第4図は従来の90°YTタイプの排水桝の平面
図、第5図は従来の45°YTタイプの排水桝の平面
図、第6図は従来の90°YTタイプの排水桝を用い
た配管方法の説明図、第7図は従来の45°YTタイ
プの排水桝を用いた配管方法の説明図である。 1……主溝、2……副溝、3a,3b,3d…
…ソケツト、13……曲がり部、9……桝側壁、
11……桝底、l1……ソケツトの先端開口の中心
線、l2……主溝の中心線。
Claims (1)
- 直状の主溝と該主溝に対し鋭角をもつて合体す
る直状の副溝を桝底に形成すると共に、該主溝の
入口と出口及び該副溝の入口に、それぞれ桝側壁
より外方へ突出する排水管接続用のソケツトを形
成した排水桝であつて、上記副溝とソケツトとの
間に筒状の曲がり部を設け、該ソケツトの先端開
口の中心線が主溝の中心線と実質的に直交する構
成としたことを特徴とする排水桝。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19930687U JPH0426549Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19930687U JPH0426549Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01102281U JPH01102281U (ja) | 1989-07-10 |
JPH0426549Y2 true JPH0426549Y2 (ja) | 1992-06-25 |
Family
ID=31489763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19930687U Expired JPH0426549Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0426549Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0743250Y2 (ja) * | 1990-11-30 | 1995-10-09 | アロン化成株式会社 | 排水桝 |
JP6180829B2 (ja) * | 2013-07-05 | 2017-08-16 | アロン化成株式会社 | 継手及びそれを備えた排水マス |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP19930687U patent/JPH0426549Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01102281U (ja) | 1989-07-10 |
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