JP3490585B2 - 複数層建築物の排水配管 - Google Patents
複数層建築物の排水配管Info
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Description
から排水横主管に至る接続部に、オフセット部が設けら
れた複数層建築物の排水配管に関するものである。
配管は、図4に例示するように、複数層建築物に配置さ
れた排水縦主管1と排水縦主管1の下端側に接続される
排水横主管2とを備える単管式に構成されている。排水
縦主管1は、横枝管3が接続される集合管4と、各階の
集合管4を連結して一直線状にする縦管5と有し、横枝
管2に各階の便器等の排水機器6が接続されている。従
来、建築物の一階がガレージとなっている場合、図4に
示すように、排水縦主管1の下端から排水横主管2に至
る接続部に、オフセット横管8とオフセット縦管9とを
有するオフセット部10が設けられ、該オフセット部1
0のオフセット横管8とオフセット縦管9とを介して排
水縦主管1と排水横主管2とを接続するようにしたもの
がある(例えば実開平4−126969)。なお、この
場合オフセット部10の管内空気圧力の上昇を緩和させ
るため、オフセット横管8の上部と排水横主管6の上部
との間を連通連結する空気抜き配管11が設けれてい
る。
一の排水管に流すもので、排水縦主管1内に通気縦管と
同じ役割を果たす空気コアを、排水の流れによって形成
する機能をもっており、排水縦主管1と並列して通気縦
管を配設する必要がないため、排水配管がシンプルにな
る等の利点がある。
建築物の2階以上の部分に対応する排水縦主管1内の空
気圧力の上昇又は下降によって、排水機器6のトラップ
封水が破損したり、排水機器6からの排水の噴き出しが
生じたりしないようにするために、オフセット部10の
オフセット横管8を半満流とすると共に、排水横主管2
を半満流としており、従って、オフセット横管8と共
に、下水管に繋がる相当長い排水横主管2も径を大きく
する必要があり、排水横主管2の製造コストが高く付
き、不経済であった。
れたもので、その目的とするところは、排水横主管を小
径なもので済ませて、排水横主管の製造コストを安上が
りにして、排水配管を経済的になし得るようにしたもの
である。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、複数層建築物に配置された排水縦主管21と該排
水縦主管21の下端側に連結された排水横主管22とを
備え、排水縦主管21の下端から排水横主管22に至る
接続部に、オフセット横管28とオフセット縦管29と
を有するオフセット部30が設けられ、該オフセット部
30のオフセット横管28とオフセット縦管29とを介
して排水縦主管21と排水横主管22とを接続するよう
にした複数層建築物の排水配管において、前記オフセッ
ト横管28内の上部側を大気に連通する通気管41が設
けられ、通気管41は、オフセット縦管29に沿う部分
と、排水横主管22の上面側に沿う部分とを有し、通気
管41の一端が、オフセット横管28に上側から連結さ
れ、かつ通気管41の他端が会所升37に連通されてい
ることを特徴としている。
は、オフセット横管28、オフセット縦管29、排水横
主管22を通って排出される。この際、排水横主管22
に満流で排水が流れると、排水縦主管21からオフセッ
ト横管28通ってオフセット縦管29に至る空気の通路
は排水横主管22で閉じられた状態になるが、オフセッ
ト横管28内の上部の空気流通部分を通気管41によっ
て大気に連通させることができるため、これにより建築
物の2階以上の部分に対応する排水縦主管21内の空気
圧力の上昇又は下降が緩和させることが可能になる。
づき説明する。図1において、複数層建築物は、1階フ
ロアF1、2階フロアF2、3階フロアF3…を有し、
1階はガレージとなっている。複数層建築物に設けられ
る排水配管は、複数層建築物に配置された排水縦主管2
1と排水縦主管21の下端側に接続される排水横主管2
2とを備える単管式に構成されている。この単管式排水
配管は、汚水と雑排水を同一の排水管に流すもので、排
水縦管24内に通気縦管と同じ役割を果たす空気コア
を、排水の流れによって形成する機能をもっている。
る集合管24と、各階の集合管24を連結して一直線状
にする縦管25と有し、横枝管23に各階の便器等の排
水機器26が接続されている。建築物の1階がガレージ
となっているため、排水縦主管21の下端から排水横主
管22に至る接続部に、オフセット横管28とオフセッ
ト縦管29とを有するオフセット部30が設けられ、該
オフセット部30のオフセット横管28とオフセット縦
管29とを介して排水縦主管21と排水横主管22とを
接続するように構成されている。
を介して最下層の集合管24(又は縦管25)の下端に
接続され、オフセット横管28の他端は曲がり管34を
介してオフセット縦管29の上端に接続されている。オ
フセット縦管29の下端は曲がり管35を介して排水横
主管22の一端に接続されている。オフセット横管28
は大径に形成されて、半満流で排水が流れるようになっ
ている。排水横主管22は建築物の2階フロアF2の下
面に沿って横方向に配置され、図2に示すように排水横
主管22の他端は会所桝37に接続されている。排水横
主管22は小径に形成され、満流で排水が流れるように
なっている。
に連通する通気管41が設けられている。この通気管4
1は、オフセット部30のオフセット縦管29及び排水
横主管22に沿って配管され、通気管41の一端は、オ
フセット横管28内の上部側に連通され、通気管41の
他端は、図2に示すように会所桝37に接続され、ここ
で大気に連通されている。上記実施の形態によれば、建
築物の各階の排水機器26から横枝管23を通って排水
縦主管21に送られた排水は、オフセット横管28、オ
フセット縦管29、排水横主管22を通って会所桝37
へと排出される。この際、排水縦主管21内には通気縦
管と同じ役割を果たす空気コアが、排水の流れによって
形成され、オフセット横管28では半満流で排水が流れ
る。オフセット縦管29内には排水縦主管21内と同様
に通気縦管と同じ役割を果たす空気コアが、排水の流れ
によって形成される。しかしながら、排水横主管22で
は満流で排水が流れる。このため、排水縦主管21から
オフセット横管28通ってオフセット縦管29に至る空
気の通路は排水横主管22で閉じられた状態になるが、
オフセット部30のオフセット横管28内の上部の空気
流通部分を通気管41によって大気に連通させることが
できるため、建築物の2階以上の部分に対応する排水縦
主管21内の空気圧力の上昇又は下降を緩和させること
が可能になり、これにより排水機器26のトラップ封水
が破損したり、排水機器26からの排水の噴き出しを生
じたりすることもなくなる。
部30のオフセット横管28内の上部側を大気に連通す
る通気管41の一端が、オフセット横管28に代えて曲
がり管34の上部に連通されている。その他の点は前記
実施の形態と同様の構成であり、通気管41の他端は会
所升37に接続されて、ここで大気に連通されている。
なお、前記実施の形態では、通気管41を会所升37に
接続して、ここで大気に連通させているが、これに代
え、通気管41を会所升37以外の場所で大気に連通さ
せるようにしてもよい。
で排水が流れても、オフセット部30のオフセット横管
28内の上部の空気流通部分を通気管41によって大気
に連通させることができるため、通気管41によって建
築物の2階以上の部分に対応する排水縦主管21内の空
気圧力の上昇又は下降を緩和させることが可能になる。
従って、排水横主管22を満流で排水を流すことがで
き、排水横主管22を小径のもので済ませて、排水横主
管22の製造コストを安上がりにして、排水配管を経済
的になし得る。しかも、上述の如く排水縦主管21内の
空気圧力の上昇又は下降を緩和させることができるた
め、排水機器26のトラップ封水が破損したり、排水機
器26からの排水の噴き出しを生じたりすることもな
い。
断面図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】複数層建築物に配置された排水縦主管(2
1)と該排水縦主管(21)の下端側に連結された排水
横主管(22)とを備え、排水縦主管(21)の下端か
ら排水横主管(22)に至る接続部に、オフセット横管
(28)とオフセット縦管(29)とを有するオフセッ
ト部(30)が設けられ、該オフセット部(30)のオ
フセット横管(28)とオフセット縦管(29)とを介
して排水縦主管(21)と排水横主管(22)とを接続
するようにした複数層建築物の排水配管において、 前記オフセット横管(28)内の上部側を大気に連通す
る通気管(41)が設けられ、通気管(41)は、オフ
セット縦管(29)に沿う部分と、排水横主管(22)
の上面側に沿う部分とを有し、通気管(41)の一端
が、オフセット横管(28)に上側から連結され、かつ
通気管(41)の他端が会所升(37)に連通されてい
ることを特徴とする複数層建築物の排水配管。 - 【請求項2】 前記排水横主管(22)が、満流で排水
が流れるように小径に形成されていることを特徴とする
請求項1に記載の複数層建築物の排水配管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06468597A JP3490585B2 (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 複数層建築物の排水配管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06468597A JP3490585B2 (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 複数層建築物の排水配管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10259623A JPH10259623A (ja) | 1998-09-29 |
JP3490585B2 true JP3490585B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=13265266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06468597A Expired - Lifetime JP3490585B2 (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 複数層建築物の排水配管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3490585B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6538400B2 (ja) * | 2015-03-31 | 2019-07-03 | 株式会社Lixil | 圧送排水システム |
-
1997
- 1997-03-18 JP JP06468597A patent/JP3490585B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10259623A (ja) | 1998-09-29 |
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