JPH0454774B2 - - Google Patents

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JPH0454774B2
JPH0454774B2 JP6193389A JP6193389A JPH0454774B2 JP H0454774 B2 JPH0454774 B2 JP H0454774B2 JP 6193389 A JP6193389 A JP 6193389A JP 6193389 A JP6193389 A JP 6193389A JP H0454774 B2 JPH0454774 B2 JP H0454774B2
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JP
Japan
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vacuum
pipe
sewage
vacuum valve
supply main
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JP6193389A
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JPH02240338A (ja
Inventor
Kazuo Yamagishi
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Ebara Corp
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Ebara Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は真空式汚水収集装置における空気の供
給手段に関する。
「従来の技術」 真空式汚水収集装置は下水吸入手段として真空
弁を備えた下市発生源、例えば住宅群と、下水収
集手段の真空ポンプ場と、真空ポンプ場と真空弁
を介して下水ますとを結ぶ真空下水管とからなつ
ている。
真空下水管は真空ポンプ場から数百メートル〜
数千メートルにおよび、それに沿つて多数の真空
弁が設置される。真空弁部の汚水ますに一定量の
汚水が溜ると真空弁コトローラが作動し真空弁が
開き汚水と空気が真空下水管に吸込まれる。真空
下水管に吸入された空気は真空下水管内で膨張し
汚水を押し進めていく。従来は各家庭から汚水ま
すまでの自然流下配管の途中に直径φ100ミリメ
ートル程度のベント管を地上に立て、真空下水管
に吸入される空気を汚水ますへ供給していた。ま
た、真空弁の開閉は真空弁に付属した真空弁コン
トローラで行なわれる。
第4図は真空式下水収集装置の全体を示す模式
図である。地上の各家庭11から排出された汚水
は地中の自然流下管3をとおつて地下の汚水ます
2に流れ込む。一定量たまると真空弁1が開き汚
水は真空弁吸込管12から吸込まれ、真気弁1を
介して地中に埋設した真空汚水管13を通じて地
中に埋設した真空下水管4に吸込まれ、続いて汚
水ます2に通じている大気から導かれた空気が真
空弁吸込管12から吸込まれ、真空弁1を介して
真空汚水管13を通じて真空下水管4に吸込まれ
る。真空汚水管13、真空下水管4中に入つた空
気は膨張し下水と空気の混相流となつて真空ポン
プ場10の集水タンク5に集められる。集水タン
ク5の空気は真空ポンプ20により排出され、集
水タンク5は一定真空度に保たれる。集水タンク
5に溜つた汚水は圧送ポンプ6によつて下水処理
場などへ送られる。
尚上記において真空汚水管13は真空圧を導
き、汚水を真空下水管4を通じて流すので実質的
に真空下水管4の枝管であり、真空下水管であ
る。
第5図は下水発生源側の装置類を示す縦断面図
である。各家庭の汚水は自然流下管3を通じて密
閉された汚水ます2に流れ込む。自然流下管3に
はベント管14が連通し、ベント管14は地上に
立てられ大気中に開口している。汚水ます2上に
は弁ます7が埋設されている。弁ます7中には真
空弁1、真空弁コントローラ8がある。真空弁1
は常時は真空弁吸込管12と真空汚水管13間を
遮断している。従つて、真空汚水管13は真空下
水管4より分岐しているが真空下水管4の真空圧
は真空弁吸込管12、汚水ます2には及んでいな
い。汚水量検出管15の上端に一端が連結された
気体圧導入管16の他端は真空弁コントローラ8
に連結されている。上端部を大気中に開口して地
上に立設され、地中を進んで地下に設けた弁ます
7中に出た真空弁コントローラ用通気管9は弁ま
す7中で分岐して真空弁1と真空弁コントローラ
8に連結されている。
汚水ます2に汚水が流れ込むと汚水量検出管1
5の下部開口は汚水により閉塞される。そして汚
水ます2中で汚水が上昇するにつれて汚水は汚水
量検出管15中において上昇し、汚水量検出管1
5中の空気を圧する。
該空気圧が一定値を越えると空気圧は気体圧導
入管16により真空弁コントローラ8に伝達され
て真空弁コトローラ8を作動させて、真空弁コン
トローラ8は真空弁1を開弁する。するとベント
管14で導入された汚水ます2中の大気圧と真空
下水管4内の真空圧の差圧で汚水は真空弁吸込管
12に吸込まれ、開弁している真空弁1を通過し
て、真空汚水管13をとおり、真空下水管4に流
れる。真空弁吸込管12の下端を、汚水ます2中
の汚水表面が離れると、ベント管14から送り込
まれている空気は真空弁吸込管12、開弁してい
る真空弁1、真空汚水管13をとおり、真空下水
管4を通じて先に送り出した汚水が空気との液気
混相流となつて真空ポンプ場10へ送られる。
汚水ます2の汚水水位が下り、汚水量検出管1
5内の空気圧は低下しても真空弁コントローラ8
は真空弁1を直ちに閉弁せず、汚水と空気の液気
比が予かじめ定められた値になるように、真空弁
は遅れて一定時間空気を通過させてから閉弁する
ようになつている。
上記にのべた真空弁1は周知のもので例えば米
国特許明細書第4373838号に開示されている。
「発明が解決しようとする課題」 しかし、そのような従来の方法では下水収集地
域に多数配設された真空弁1ごとにベント管14
と真空弁コントローラ用通気管9が地上に立てら
れるので、これらの地上に立てる管の設置場所の
制約、美観上の問題、ベント管14からの臭気も
れ、いたずらの対象になる等の問題があつた。又
真空下水管、汚水ますを通路中央部に設けた場
合、ベント管、真空弁コントローラ用通気管は道
路を横切つて横引きせねばならずその工事により
道路閉鎖時間が多くなる不具合がある。そして、
特に住居の密集した地域では、ベント管14、真
空弁コントローラ用通気管9を設置する場所が非
常に限定される。
本発明は大気を供給する本管を真空下水管に従
つて埋設し、この本管から汚水ますおよび真空弁
コントローラに大気を供給することにより、真空
弁ごとに地上配管を立てる必要をなくした真空式
下水収集装置を提供することを目的とするもので
ある。
「課題を解決するための手段」 本発明第1の発明は真空ポンプ場と下水発生源
に設けた真空弁の出口を真空下水管で結合し、真
空弁の入口を真空吸込管により汚水ますに連通さ
せた真空式下水道装置において、真空下水管に従
つて大気供給本管を延設し、大気供給体管と各汚
水ます、大気供給本管と各真空弁装置間に大気を
連通させる連絡管を設けたことを特徴とする真空
式下水収集装置である。
本発明第2の発明は真空下水管と大気供給本管
が一体となつた第1発明記載の真空式下水収集装
置である。
「実施例」 以下、本発明の実施例を図面に従つて説明す
る。第1図は本発明の縦断面図である。従来例と
同一部分は地上17下に埋設された汚水ます2、
弁ます7、弁ます7の内部即ち、真空弁1、及び
真空弁吸込管12、真空弁コントローラ8からな
る真空弁装置等及び真空汚水管13、真空下水管
4及び自然流下管3であり、真空弁コントローラ
用通気管9、ベント管14を有しない。そこで従
来例と異なる部分のみについて説明する。
真空下水管4と別に地上17下に大気供給本管
18が延設してある。大気供給本管18は適当な
場所において地上にベント管19を立てて地上の
大気と連通している。ベント管19を設ける場所
は例えば真空ポンプ場10、敷地に余裕のある場
所である。汚水ます2、弁ます7の近くでは大気
供給本管18と汚水ます2は連絡管21で連通さ
せ、大気供給本管18と真空弁装置の真空弁1、
真空弁コントローラ8は連絡管22で連通してい
る。
大気供給本管18は真空下水管4に近い位置で
真空下水管4に沿つて配設すると、真空下水管4
を地上17から掘削した溝に入れて埋設する際、
同時に埋設できるから、特に別溝を掘削しなくて
も埋設できるので好都合である。真空下水管4に
沿つて大気供給本管18を位置すると後の維持、
管理も便利である。ただし、大気供給本管18は
地下障害物の関係で真空下水管4と一部離れる場
合もあり得る。
通信線用或は送電用ダクトは通常道路下を道路
に従つて埋設されているので大気供給本管18は
これら、他用途のダクトにベント管19を設けて
用いて利用してもよい。
各家庭11から自然流下管3をとおつて汚水ま
す2に流入した汚水の水位が上昇すると汚水量検
出管15内の空気圧上昇が気体圧導入管16を介
して真空弁コントローラ8に伝えられ、真空弁コ
ントローラ8は連絡管22を介して大気供給本管
18から真空弁1の作動用圧力媒体として導かれ
た空気圧を制御して真空弁1を開弁させる。これ
によつて大気供給本管18から連絡管21を介し
て汚水ます2中の汚水上に加えられている大気圧
と真空下水管4の真空圧との差圧により、汚水ま
す2中の汚水は真空弁吸込管12、開弁している
真空弁1、真空汚水管13を通じて真空下水管4
に流入する。空気はベント管19、大気供給本管
18、連絡管21から汚水ます2中へ流入し、汚
水ます2から汚水がほぼ送水されて汚水面が真空
弁吸込管12から離水すると、汚水ます2に流入
した空気は先行する汚水に続いて真空弁吸込管1
2、開弁している真空弁1、真空汚水管13をと
おつて真空下水管4に出て膨張し、汚水と共に混
相流となつて真空ポンプ場10に向う。
一方、前記作用中汚水ます2中の汚水が減少し
て汚水量検出管15内の空気圧が下るとその圧力
は気体圧導入管16を介して真空弁コントローラ
8に伝えられる。然し、真空弁コントローラ8に
は真空弁1の閉弁動作の遅延手段が設けられてお
り、真空下水管4に吸込まれた汚水及び空気の液
気比が一定比となると真空弁1は閉弁する。
「他の実施例」 前記実施例は真空下水管と大気供給本管を別々
にしてある。この実施例ではこれらを一体又は一
体的にしたものである。第2図は管の断面を示
し、真空下水管4及び大気供給本管18を連結部
23で一体モールドした合成樹脂製複合管とした
ものである。かくすことによつて汚水ます2、弁
ます7は同一場所に有り、真空汚水管3、連絡管
21,22は同一場所の汚水ます2、弁ます7と
真空下水管4、大気供給本管18と夫々連結する
ので連結に困難はなく、該複合管の埋設工事は真
空下水管4のみを埋設する場合と同じになる。
又、真空下水管4、大気供給本管18夫々の場合
よりも管強度が増加する。
尚、真空下水管4、大気供給本管18を夫々単
管として重ね、バンドにより、しばり付けて一体
的にしてもよい。
第3図は管の断面を示し、真空下水管4と大気
供給本管18を二重管とし両管の間をリブ24で
連結したものである。この実施例は真空下水管4
内を汚水が流れ、真空下水管4と大気供給本管1
8の間の空間を大気から導いた空気が通る。この
実施例では管継手は特殊となるが、二重管の埋設
工事は容易である。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように真空下水管に従つて大気
供給本管を延設したため、真空弁ごとにベント管
と真空弁コントローラ用通気管を立てる必要がな
いので住宅密集地域に真空式下水収集装置を配設
するのが容易となつた。また、道路に障害物がな
くなり真空式下水収集装置の設置地域の美観を損
うことがなく、従来のようにベント管から臭気も
れ、ベント管に関するいたずらの問題点がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の縦断面図、第2図、
第3図は大気供給本管の他の実施例の断面図、第
4図は真空下水収集装置を示す模式図、第5図は
従来例の下水発生源の装置を示す縦断面図であ
る。 1……真空弁、2……汚水ます、3……自然流
下管、4……真空下水管、5……集水タンク、6
……圧送ポンプ、7……弁ます、8……真空弁コ
ントローラ、9……真空弁コントローラ用通気
管、10……真空ポンプ場、11……家庭、12
……真空弁吸込管、13……真空汚水管、14…
…ベント管、15……汚水量検出管、16……気
体圧導入管、17……地上、18……大気供給本
管、19……ベント管、20……真空ポンプ、2
1,22……連絡管、23……連結部、24……
リブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 真空ポンプ場と下水発生源に設けた真空弁の
    出口を真空下水管で結合し、真空弁の入口を真空
    吸込管により汚水ますに連通させた真空式下水道
    装置において、真空下水管に従つて大気供給本管
    を延設し、大気供給本管と各汚水ます、大気供給
    本管と各真空弁装置間に大気を連通させる連絡管
    を設けたことを特徴とする真空式下水収集装置。 2 真空下水管と大気供給本管が一体となつた請
    求項1記載の真空式下水収集装置。
JP6193389A 1989-03-14 1989-03-14 真空式下水収集装置 Granted JPH02240338A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6193389A JPH02240338A (ja) 1989-03-14 1989-03-14 真空式下水収集装置

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JP6193389A JPH02240338A (ja) 1989-03-14 1989-03-14 真空式下水収集装置

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JPH02240338A JPH02240338A (ja) 1990-09-25
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JP2858588B2 (ja) * 1990-10-25 1999-02-17 株式会社イナックス 真空弁ユニット用パーツ
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