JP2858588B2 - 真空弁ユニット用パーツ - Google Patents

真空弁ユニット用パーツ

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は真空式下水道システムの真空弁ユニット(中
継ユニット)を構築するためのパーツに関する。
[従来の技術] 真空式下水道は、下水管内を真空(完全な真空ではな
く、減圧状態を指称する。)にし、大気との圧力差を利
用して下水道管内の汚水を収集するシステムである。
第5図にこの真空式下水道システムの構成例を示す。
家庭や工場等の衛生設備から排出される排水は流入管
8により真空弁ユニット(中継ユニット)10に流入す
る。この真空弁ユニット10からは真空下水管14を経て真
空ステーション16へ送られ、圧送ポンプ18から圧送管20
を経て下水処理施設へ送られる。
この真空ステーション16では汚水循環ポンプ22により
受槽24内の汚水をエジェクタ26に供給し、これにより真
空下水管14を真空引きし、汚水を真空ステーション16に
集めている。
真空弁ユニット10は、汚水源と真空ステーション16と
を中継するためのものであり、流入管8から汚水が流入
する槽体28と、該槽体28内の汚水を吸入して真空下水管
14に送るための吸入管30と、該吸入管30に設けられた真
空弁32と、該真空弁32を作動させるコントローラ34等を
備えている。この真空弁42は、真空下水管14内の負圧を
駆動動力源とするものである。
第6〜8図はこの真空弁ユニット10の詳細及び作動の
説明図である。第6〜7図の如く、槽体28内に汚水が流
入すると、槽体28内の水位が次第に上昇する。そして、
この水位上昇に伴って圧力伝達管36内に閉じ込められた
空気圧が上昇し、この空気圧が閾値を超えるとコントロ
ーラ34に設けられているダイヤフラムアクチベータが開
弁され、真空下水管14内の負圧が真空チューブ31を介し
て真空弁32に伝達される。これにより、槽体28内の汚水
は吸入管30から真空下水管14に吸い出される。
槽体28内の汚水が十分に送り出され、槽体28内の水位
が圧力伝達管36の下端よりも低くなると、該圧力伝達管
36内の圧が下がり、真空弁32が閉弁する。
なお、汚水が吸入管30から吸い出されるときに、エア
パイプ38から空気が取り込まれ、気液混相流となって汚
水が真空下水管14内に吸い込まれる。
この気泡は、真空下水管14の適所に設けられている上
り勾配のエアリフト部分14aにて汚水をエアリフトす
る。このように、真空引きとエアリフト作用とを併せる
ことにより、長距離であっても汚水が安定して送られ
る。
真空式汚水収集システムは、管路の施工において自然
流下式下水道のような連続した勾配を必要としないもの
であり、つぎのような特徴を有する。
管路の敷設深度が浅いことから、管きょ工事費が大幅
に削減できる。
地下水位が高い、岩盤があり掘削が困難である、等の
理由により下水道の敷設が困難であった地域での下水道
施工を可能にする。
曲がりくねった路地等への施工も容易である。
また、真空による気液混相の強制的な間欠高速収集で
あることにより、管路の閉塞の心配がなく、小口径での
配管が可能である。
なお、第6〜8図ではダイヤフラムアクチベータを有
するコントローラ34が用いられているが、第9図の如
く、ロッド40に沿ってフロート32を浮動させ、これによ
りコントローラとしての水位検出器44を作動させるよう
構成したものである。
上記真空弁ユニット10の槽体28は、従来、コンクリー
ト又はFRP(ガラス繊維強化プラスチック)製とされて
いる。
[発明が解決しようとする課題] FRP製の槽体は、地中に埋設された際に受ける大きな
土圧に十分には耐えることができない。
コンクリート製の槽体は、重量が大きいので、幾つか
の輪切り状の環状体に分割する必要がある。そして、従
来は、現場にて槽体を組み立てた後、内部に真空弁やコ
ントローラ等を組みつけるようにしているため、現場で
の組み立て作業量が著しく増大し、コストの上昇や工期
の長期化が避けられなかった。
[課題を解決するための手段] 本発明の真空弁ユニット用パーツは、コンクリート製
の槽体と、該槽体内に配置された真空弁とを有する真空
式下水道の真空弁ユニットの一部分を構成するパーツで
あって、該槽体を横断方向に輪切りにした環形状を有し
ており、該槽体下部を構成するコンクリート製躯体ブロ
ックの上に載置されることにより該槽体の側壁の一部分
を構成するコンクリート製の環状体と、該環状体の内側
に配置され、該環状体に支持されたフレームと、該フレ
ームに取り付けられた真空弁と、を備えてなるものであ
る。
[作用] かかる本発明の真空弁ユニット用パーツを用いて真空
弁ユニットを構築するには、現場に設置施工された真空
弁ユニットの槽体下部を構成するコンクリート製躯体ブ
ロック上に該コンクリート製環状体を載置する。このコ
ンクリート製環状体に真空弁ユニットの主要機器が組み
付けられているため、現場で真空弁を組み付ける作業が
不要であり、現場での組み立て作業量がきわめて少な
い。
[実施例] 第1図は本発明の実施例に係る真空弁ユニット用パー
ツの平面図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図、
第3図は組み立て終了後の真空弁ユニット用パーツの断
面図、第4図は環状体の底部の斜視図である。
この真空弁ユニット用パーツ48は、コンクリート製の
環状体50と、該環状体50にアンカーボルト等で固定され
たフレーム52と、このフレーム52にUボルト53で取り付
けられた吸入管本体54と、該吸入管本体54に接続された
真空弁32と、該真空弁32に接続された仕切弁56と、該仕
切弁56に三方継手58を介して接続された流出管60と、三
方継手58に接続された仕切弁62及びバイパス管本体64と
を備えてなる。
この真空弁ユニット用パーツ48を用いて真空弁ユニッ
トを構築するには、第3図の如く底版66の上に直筒状の
駆体ブロック68を載せ、その上に真空弁ユニット用パー
ツ48を載せ、その上に斜壁ブロック70、調整リング72及
びマンホール受枠74を順次に載せる。なお、底版66とブ
ロック68との間、あるいはブロック68と真空弁ユニット
48との間などの継目には目地モルタルを充填する。
しかる後、吸入管本体54に吸入管30を接続し、さらに
エアパイプ38を該吸入管30に接続する。
また、フレーム52にロッド40を取り付け、水位検出器
44及びフロート42を該ロッド40に取り付ける。さらに、
バイパス管本体64にバイパス管66を接続する。
その後、流入管8や真空下水管14を真空弁ユニットに
接続し、最終にマンホール蓋を被せる。
このように、真空弁ユニット用パーツ48を用いると現
場での施工作業量が著しく少なくなる。また、主要部品
を環状体48に対し工場にて組み付けておくことにより組
み立てが正確なものとなる。
上記実施例ではボールフロート・ロッド式の水位検出
器が用いられているが、第6〜8図に示したダイヤフラ
ムアクチベータを用いてもよい。
[発明の効果] 以上の通り、本発明の真空弁ユニット用パーツによる
と、現場での真空弁ユニットの構築作業がきわめて少な
くなり、施工作業の人件費の低減及び工期の短縮化を図
れる。また、複雑な部品を工場で組み立てておくことに
より、真空弁の信頼性も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る真空弁ユニット用パーツ
の平面図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第
3図は組み立て終了後の真空弁ユニット用パーツの断面
図、第4図は環状体の底部の斜視図である。第5図は真
空式下水道のシステム図、第6図、第7図及び第8図は
従来の真空弁ユニットの作動説明図、第9図は別の従来
の真空弁ユニットの断面図である。 10……真空弁ユニット、32……真空弁、 50……環状体、52……フレーム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート製の槽体と、該槽体内に配置
    された真空弁とを有する真空式下水道の真空弁ユニット
    の一部分を構成するパーツであって、 該槽体を横断方向に輪切りにした環形状を有しており、
    該槽体下部を構成するコンクリート製躯体ブロックの上
    に載置されることにより該槽体の側壁の一部分を構成す
    るコンクリート製の環状体と、 該環状体の内側に配置され、該環状体に支持されたフレ
    ームと、 該フレームに取り付けられた真空弁と、 を備えてなる真空弁ユニット用パーツ。
JP2287688A 1990-10-25 1990-10-25 真空弁ユニット用パーツ Expired - Lifetime JP2858588B2 (ja)

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JPS60490U (ja) * 1983-06-15 1985-01-05 積水化学工業株式会社 埋設槽
JPH0220777A (ja) * 1988-07-07 1990-01-24 Mitsubishi Electric Corp 住宅情報盤
JPH02240338A (ja) * 1989-03-14 1990-09-25 Ebara Corp 真空式下水収集装置

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