JP2805520B2 - 真空弁付き汚水ますの仕切り弁 - Google Patents
真空弁付き汚水ますの仕切り弁Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、家庭や施設から排出される汚水を収集する
方式の1つである真空式汚水収集装置に関し、特にこの
装置に用いられる真空弁付き汚水ますの仕切り弁に関す
るものである。
方式の1つである真空式汚水収集装置に関し、特にこの
装置に用いられる真空弁付き汚水ますの仕切り弁に関す
るものである。
第3図はこの真空式汚水収集装置の全体構成を示す図
である。
である。
同図に示すように、地上の各家庭30から排出された汚
水は、地中の自然流下式の流入管31を通って、地下に埋
設された真空弁付き汚水ます1に流れ込む。そして汚水
がこの真空弁付き汚水ます1の下部に所定量溜ると、真
空弁付き汚水ます1の上部に取り付けた真空弁3が開
き、真空弁付き汚水ます1内の汚水は吸い込み管9から
吸い込まれる。そしてこの汚水は真空弁3を通って地中
に張り巡らせた真空汚水管5に吸い込まれ、真空ポンプ
場40の集水タンク41に集められる。なおこの集水タンク
41に集められた汚水は圧送ポンプ42によって下水処理場
などへ送られる。
水は、地中の自然流下式の流入管31を通って、地下に埋
設された真空弁付き汚水ます1に流れ込む。そして汚水
がこの真空弁付き汚水ます1の下部に所定量溜ると、真
空弁付き汚水ます1の上部に取り付けた真空弁3が開
き、真空弁付き汚水ます1内の汚水は吸い込み管9から
吸い込まれる。そしてこの汚水は真空弁3を通って地中
に張り巡らせた真空汚水管5に吸い込まれ、真空ポンプ
場40の集水タンク41に集められる。なおこの集水タンク
41に集められた汚水は圧送ポンプ42によって下水処理場
などへ送られる。
ところで従来、真空弁3の下流側(即ち真空ポンプ場
40側)の真空汚水管5には仕切り弁を設け、該真空弁3
のメンテナンスや交換を行なう場合は、他の真空弁3へ
の影響を遮断するために該仕切り弁を閉じることとして
いた。ところで、従来この種の仕切り弁を設ける方法に
は、次の2つの方法があった。
40側)の真空汚水管5には仕切り弁を設け、該真空弁3
のメンテナンスや交換を行なう場合は、他の真空弁3へ
の影響を遮断するために該仕切り弁を閉じることとして
いた。ところで、従来この種の仕切り弁を設ける方法に
は、次の2つの方法があった。
(1)真空弁付き汚水ます1の外に引き出された真空汚
水管5中に仕切り弁を取り付け、該仕切り弁を取り付け
た部分に上記真空弁付き汚水ます1とは別の弁ます或い
は弁筐を設ける方法。
水管5中に仕切り弁を取り付け、該仕切り弁を取り付け
た部分に上記真空弁付き汚水ます1とは別の弁ます或い
は弁筐を設ける方法。
(2)小口径(口径50mm)の真空弁3の場合は、仕切り
弁を真空弁付き汚水ます1内に設置する方法。但しこの
場合の仕切り弁には通常市販されているボール弁を用い
ている。
弁を真空弁付き汚水ます1内に設置する方法。但しこの
場合の仕切り弁には通常市販されているボール弁を用い
ている。
しかしながら上記従来の仕切り弁にあっては、下記の
ような問題点があった。
ような問題点があった。
(1)真空弁3を設置する真空弁付き汚水ます1の外部
に仕切り弁を設ける方法の場合は、仕切り弁用の弁ます
或いは弁筐のための敷地が必要であり、建設コストもか
さむという不都合があった。
に仕切り弁を設ける方法の場合は、仕切り弁用の弁ます
或いは弁筐のための敷地が必要であり、建設コストもか
さむという不都合があった。
(2)真空弁3を設置する真空弁付き汚水ます1は、経
済性を考慮して極力小さなものとする必要がある。この
ため市販の内径900mmの組み立て型マンホール内に口径7
5mmの真空弁3と共に設置できる仕切り弁が求められ
た。しかしながら市販のボール弁では寸法的に無理であ
った。
済性を考慮して極力小さなものとする必要がある。この
ため市販の内径900mmの組み立て型マンホール内に口径7
5mmの真空弁3と共に設置できる仕切り弁が求められ
た。しかしながら市販のボール弁では寸法的に無理であ
った。
(3)真空弁3の取り付け深さは、真空汚水管5を道路
下に埋設する場合に必要とされる最低埋設深さよりも浅
くするのが通常である。このため真空弁3から水平に真
空弁付き汚水ます1の外に出た真空汚水管5は、真空弁
付き汚水ます1を出た直後に所定の深さまで立ち立げる
必要があり、その管路工事が繁雑になるという問題点も
あった。このため管路工事の簡便さのためには、真空汚
水管5が真空弁付き汚水ます1から予め所定の深さで出
てくる事が望まれていた。
下に埋設する場合に必要とされる最低埋設深さよりも浅
くするのが通常である。このため真空弁3から水平に真
空弁付き汚水ます1の外に出た真空汚水管5は、真空弁
付き汚水ます1を出た直後に所定の深さまで立ち立げる
必要があり、その管路工事が繁雑になるという問題点も
あった。このため管路工事の簡便さのためには、真空汚
水管5が真空弁付き汚水ます1から予め所定の深さで出
てくる事が望まれていた。
(4)従来真空弁3の吸い込み管9は、真空弁付き汚水
ます1内部を上下に仕切る仕切り板2(第3図に示す)
に固定され、一方真空弁3に接続される真空汚水管5は
真空弁付き汚水ます1本体に固定されていた。ここで真
空汚水管5と真空弁付き汚水ます1の接続は、真空汚水
管5が真空弁付き汚水ます1を貫通する部分に該真空汚
水管5よりも大き目の穴を設けておき、該穴に真空汚水
管5を通してからその穴の回りをモルタル等で塞いで固
定する方法を取っていた。しかしながら真空弁付き汚水
ます1内に導入される真空汚水管5の導入位置は、前記
穴の範囲で上下左右するばかりか、斜めの状態で入り込
むこともあるため、これを直接真空弁3に接続すると、
該真空弁3に無理な力がかかり、好ましくないものであ
った。このため真空弁3に無理な力がかからないような
正確な方向、高さ、長さに真空汚水管5を位置決めして
真空弁付き汚水ます1内に導入する必要があるが、この
事は難しかった。このためもっと簡単に真空汚水管5を
真空弁付き汚水ます1へ接続できる方法が望まれてい
た。
ます1内部を上下に仕切る仕切り板2(第3図に示す)
に固定され、一方真空弁3に接続される真空汚水管5は
真空弁付き汚水ます1本体に固定されていた。ここで真
空汚水管5と真空弁付き汚水ます1の接続は、真空汚水
管5が真空弁付き汚水ます1を貫通する部分に該真空汚
水管5よりも大き目の穴を設けておき、該穴に真空汚水
管5を通してからその穴の回りをモルタル等で塞いで固
定する方法を取っていた。しかしながら真空弁付き汚水
ます1内に導入される真空汚水管5の導入位置は、前記
穴の範囲で上下左右するばかりか、斜めの状態で入り込
むこともあるため、これを直接真空弁3に接続すると、
該真空弁3に無理な力がかかり、好ましくないものであ
った。このため真空弁3に無理な力がかからないような
正確な方向、高さ、長さに真空汚水管5を位置決めして
真空弁付き汚水ます1内に導入する必要があるが、この
事は難しかった。このためもっと簡単に真空汚水管5を
真空弁付き汚水ます1へ接続できる方法が望まれてい
た。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、真空
弁付き汚水ます1内に設置でき、しかも真空汚水管5の
真空弁付き汚水ます1から出て行く深さが予め所望の深
さに設定でき、さらに真空汚水管5を簡単に真空弁付き
汚水ます1へ接続できる真空弁付き汚水ますの仕切り弁
を提供することにある。
弁付き汚水ます1内に設置でき、しかも真空汚水管5の
真空弁付き汚水ます1から出て行く深さが予め所望の深
さに設定でき、さらに真空汚水管5を簡単に真空弁付き
汚水ます1へ接続できる真空弁付き汚水ますの仕切り弁
を提供することにある。
上記問題点を解決するため本発明は真空弁付き汚水ま
すの仕切り弁を、真空弁付き汚水ます1(例えばφ900m
mの組立て式マンホール)内に設置できるように縦置き
管で構成し、その据え付け面積の縮小を図った。なおこ
の縦置き管の上端は密閉されその下端は前記真空汚水管
に開放されており、またこの縦置き管の側面から横或い
は斜め上方には流入管が接続され、該流入管には前記真
空弁の下流側の配管が接続されている。さらにこの縦置
き管にはその上端を水密状態で貫通して上下に移動可能
な弁棒を設け、該弁棒の下端には該縦置き管を閉止する
弁体を設け、該弁体を前記流入管の縦置き管への開口の
上下に亘って移動させることによって前記真空弁と真空
汚水管の間を開閉するように構成した。
すの仕切り弁を、真空弁付き汚水ます1(例えばφ900m
mの組立て式マンホール)内に設置できるように縦置き
管で構成し、その据え付け面積の縮小を図った。なおこ
の縦置き管の上端は密閉されその下端は前記真空汚水管
に開放されており、またこの縦置き管の側面から横或い
は斜め上方には流入管が接続され、該流入管には前記真
空弁の下流側の配管が接続されている。さらにこの縦置
き管にはその上端を水密状態で貫通して上下に移動可能
な弁棒を設け、該弁棒の下端には該縦置き管を閉止する
弁体を設け、該弁体を前記流入管の縦置き管への開口の
上下に亘って移動させることによって前記真空弁と真空
汚水管の間を開閉するように構成した。
また前記仕切り弁の流入管は、前記真空弁付き汚水ま
す内を上下に仕切る仕切り板よりも上に配置され、一方
前記仕切り弁の下部は該仕切り板よりも下に貫通させて
その先端を前記真空汚水管に接続し、さらに該仕切り弁
の貫通部を仕切り板に固定し、位置決めした。
す内を上下に仕切る仕切り板よりも上に配置され、一方
前記仕切り弁の下部は該仕切り板よりも下に貫通させて
その先端を前記真空汚水管に接続し、さらに該仕切り弁
の貫通部を仕切り板に固定し、位置決めした。
なお真空汚水管は仕切り板の下部で横方向に曲げら
れ、所定の埋設深さで真空弁付き汚水ますから外部に出
て行く。
れ、所定の埋設深さで真空弁付き汚水ますから外部に出
て行く。
上記の如く真空弁付き汚水ます内の真空弁の下流側に
仕切り弁を設けたので、真空弁が故障等したときに外部
から人が容易に仕切り弁を閉とできる。また新たな仕切
り弁用の弁ます或いは弁筐等が不要となる。
仕切り弁を設けたので、真空弁が故障等したときに外部
から人が容易に仕切り弁を閉とできる。また新たな仕切
り弁用の弁ます或いは弁筐等が不要となる。
また仕切り弁は縦置き状なので、該仕切り弁の据え付
け平面積の縮小が図れる。
け平面積の縮小が図れる。
また真空弁の下流側に縦置き管からなる仕切り弁を取
り付け、該仕切り弁を真空汚水管に接続したので、仕切
り弁の縦方向の長さ分だけ真空汚水管の取り付け深さが
深くなる。このため真空弁付き汚水ますから出て行く真
空汚水管の深さを該真空汚水管に必要な埋設深さに合わ
せることができる。
り付け、該仕切り弁を真空汚水管に接続したので、仕切
り弁の縦方向の長さ分だけ真空汚水管の取り付け深さが
深くなる。このため真空弁付き汚水ますから出て行く真
空汚水管の深さを該真空汚水管に必要な埋設深さに合わ
せることができる。
また真空弁の下流側と真空汚水管とは直接接続され
ず、仕切り板に固定された仕切り弁を介して両者が接続
されることとなる。ここで真空弁の両端は仕切り板に固
定された吸い込み管と仕切り弁の間に寸法通り固定され
るので、その接続は確実となり、たとえ真空汚水管の真
空弁付き汚水ますへの導入部の位置がずれたり斜めにな
ったりしても、これに影響されることはないのである。
ず、仕切り板に固定された仕切り弁を介して両者が接続
されることとなる。ここで真空弁の両端は仕切り板に固
定された吸い込み管と仕切り弁の間に寸法通り固定され
るので、その接続は確実となり、たとえ真空汚水管の真
空弁付き汚水ますへの導入部の位置がずれたり斜めにな
ったりしても、これに影響されることはないのである。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
する。
第1図は本発明にかかる仕切り弁を用いた真空弁付き
汚水ます1全体を示す概略斜視図である。
汚水ます1全体を示す概略斜視図である。
同図に示すようにこの真空弁付き汚水ます1は地中に
埋設され、その内部は仕切り板2によって上下に仕切ら
れている。
埋設され、その内部は仕切り板2によって上下に仕切ら
れている。
そしてその上部には真空弁3が設置され、その下部に
は家庭や施設から流入管31によって流入する汚水を溜め
る汚水ますが設けられている。
は家庭や施設から流入管31によって流入する汚水を溜め
る汚水ますが設けられている。
そして真空弁3の上流側には吸い込み管9が接続さ
れ、その下流側には本発明にかかる仕切り弁4を介して
真空汚水管5が接続されている。この真空汚水管5は仕
切り板2の下部であって地表から所定の埋設深さのレベ
ルで真空弁付き汚水ます1を出て行く。なお仕切り弁4
の下部の仕切り板2を貫通する部分は仕切り板2に固定
されている。
れ、その下流側には本発明にかかる仕切り弁4を介して
真空汚水管5が接続されている。この真空汚水管5は仕
切り板2の下部であって地表から所定の埋設深さのレベ
ルで真空弁付き汚水ます1を出て行く。なお仕切り弁4
の下部の仕切り板2を貫通する部分は仕切り板2に固定
されている。
一方仕切り弁4の下流には小口径の分岐管6が取り付
けられている。この分岐管6は一旦仕切り板2の上部に
立ち上げられ、人が操作し易い位置に設けられた分岐管
仕切り弁7を介して再び立ち下げられ、その末端は分岐
管吸込口8として仕切り板2の下部に開放されている。
けられている。この分岐管6は一旦仕切り板2の上部に
立ち上げられ、人が操作し易い位置に設けられた分岐管
仕切り弁7を介して再び立ち下げられ、その末端は分岐
管吸込口8として仕切り板2の下部に開放されている。
ここで第2図は本発明にかか仕切り弁4の内部構造を
示す概略断面図である。
示す概略断面図である。
同図に示すようにこの仕切り弁4は、筒体を縦方向に
設置した縦置き管11を具備し、その縦置き管11の上端部
は閉止蓋14で塞がれるとともに、該縦置き管11の側面か
ら斜め上方に向かっては流入管10が一体に接続されてい
る。なお流入管10の開口部を流入口12とし、縦置き管11
と下端の開口部を流出口13としている。
設置した縦置き管11を具備し、その縦置き管11の上端部
は閉止蓋14で塞がれるとともに、該縦置き管11の側面か
ら斜め上方に向かっては流入管10が一体に接続されてい
る。なお流入管10の開口部を流入口12とし、縦置き管11
と下端の開口部を流出口13としている。
また該閉止蓋14の中央部には、これを貫通して上下動
する弁棒16が取り付けられ、その下端には、円板状の弁
体15が取り付けられている。また該弁体15の外周には、
前記縦置き管11の内壁をシールしながら移動するゴム弁
座17が取り付けられている。
する弁棒16が取り付けられ、その下端には、円板状の弁
体15が取り付けられている。また該弁体15の外周には、
前記縦置き管11の内壁をシールしながら移動するゴム弁
座17が取り付けられている。
また前記閉止蓋14の上面には前記弁棒16が閉止蓋14を
貫通する部分を密閉するための水密機構18が取り付けら
れている。
貫通する部分を密閉するための水密機構18が取り付けら
れている。
一方仕切り弁4の下流側には、前述の小口径の分岐管
6が接続されている。
6が接続されている。
また縦置き管11の下部はゴムリング21によって仕切り
板2に固定されている。
板2に固定されている。
次にこの仕切り弁4の動作を説明する。
通常は弁棒16は第2図の実線で示す位置まで上方向に
引き上げられており、真空弁3と真空汚水管5の間は開
とされている。
引き上げられており、真空弁3と真空汚水管5の間は開
とされている。
そして真空弁3が故障したような場合はこれを修理し
たり取り換えたりする必要があるが、その作業の前にま
ず外部から人が弁棒16を押し込む。
たり取り換えたりする必要があるが、その作業の前にま
ず外部から人が弁棒16を押し込む。
これによって弁体15は第2図に点線で示す位置まで下
降し、流入口12と流出口13の間が遮断される。
降し、流入口12と流出口13の間が遮断される。
そしてこの状態で真空弁3を修理した場合は、流入口
12から大気圧が真空汚水管5内に導入されることはない
のである。
12から大気圧が真空汚水管5内に導入されることはない
のである。
なお仕切り弁4を閉としたときに、分岐管仕切り弁7
を開くと、真空弁3をバイパスとして分岐管吸込口8か
ら汚水を真空汚水管5に吸入することができる。
を開くと、真空弁3をバイパスとして分岐管吸込口8か
ら汚水を真空汚水管5に吸入することができる。
これによって真空弁3を修理中に真空弁付き汚水ます
1内の汚水が増量しても、該分岐管6によって排出する
ことができるので、該汚水が真空弁付き汚水ます1から
溢れてしまうようなことはなくなる。
1内の汚水が増量しても、該分岐管6によって排出する
ことができるので、該汚水が真空弁付き汚水ます1から
溢れてしまうようなことはなくなる。
また分岐管吸込口8まで汚水レベルが達していない場
合は、この分岐管6は空気を吸入することとなるが、こ
の分岐管6は小口径なので、大量の空気が吸入されるこ
とはなく、真空系全体の真空度を下げることはない。
合は、この分岐管6は空気を吸入することとなるが、こ
の分岐管6は小口径なので、大量の空気が吸入されるこ
とはなく、真空系全体の真空度を下げることはない。
ここで真空弁3が故障する場合は、真空弁3が閉じ
たままとなった開かない場合と、真空弁3が開いたま
まとなって閉じない場合とが考えられる。
たままとなった開かない場合と、真空弁3が開いたま
まとなって閉じない場合とが考えられる。
の場合は各家庭から引き続き流入する汚水で汚水ま
すが溢れるし、の場合には故障した真空弁3から連続
して大量の空気が真空汚水管5内に吸入されるために真
空系統全体で真空度が低下し、他の多くの故障していな
い真空弁3が作動できなくなり、この場合にも汚水が溢
れ出すこととなる。そこで,いずれの場合でも従来
はメンテナンス担当者が急いで現場に急行し、故障した
真空弁3を正常なものと取り換える必要があった。
すが溢れるし、の場合には故障した真空弁3から連続
して大量の空気が真空汚水管5内に吸入されるために真
空系統全体で真空度が低下し、他の多くの故障していな
い真空弁3が作動できなくなり、この場合にも汚水が溢
れ出すこととなる。そこで,いずれの場合でも従来
はメンテナンス担当者が急いで現場に急行し、故障した
真空弁3を正常なものと取り換える必要があった。
しかしながら本発明によれば、弁棒16を押し下げて仕
切り弁4を閉にするとともに分岐管仕切り弁7を開にす
るという普通の住民にもできる簡単な操作で、一時的に
でも真空弁3の故障に即座に対応できることとなったの
である。
切り弁4を閉にするとともに分岐管仕切り弁7を開にす
るという普通の住民にもできる簡単な操作で、一時的に
でも真空弁3の故障に即座に対応できることとなったの
である。
〔発明の効果〕 以上詳細に説明したように、本発明に係る真空弁付き
汚水ますの仕切り弁は以下のような優れた効果を有す
る。
汚水ますの仕切り弁は以下のような優れた効果を有す
る。
(1)真空弁付き汚水ます内の真空弁の下流側に仕切り
弁を設けたので、真空弁が故障等したときに容易に真空
汚水管と遮断することができ、真空弁の取り換え、メン
テナンスが簡単となる。
弁を設けたので、真空弁が故障等したときに容易に真空
汚水管と遮断することができ、真空弁の取り換え、メン
テナンスが簡単となる。
また従来のように新たな仕切り弁用の弁ます或いは弁
筐等が不要となり、建設コストの低減化が図れる。
筐等が不要となり、建設コストの低減化が図れる。
(2)真空弁の下流側に縦置き管からなる仕切り弁を取
り付け、この仕切り弁を真空汚水管に接続したので、仕
切り弁の縦方向の長さ分だけ真空汚水管のり付け深さが
深くなる。このため真空弁付き汚水ますから外に出て行
く真空汚水管の深さを該真空汚水管に必要な埋設深さに
合わせることができる。従って真空汚水管の埋設工事が
簡単となる。
り付け、この仕切り弁を真空汚水管に接続したので、仕
切り弁の縦方向の長さ分だけ真空汚水管のり付け深さが
深くなる。このため真空弁付き汚水ますから外に出て行
く真空汚水管の深さを該真空汚水管に必要な埋設深さに
合わせることができる。従って真空汚水管の埋設工事が
簡単となる。
(3)また真空弁の下流側と真空汚水管とは直接接続さ
れず、仕切り板に固定された仕切り弁を介して両者が接
続されることとなる。従って真空弁の両端は仕切り板に
固定された吸い込み管と仕切り弁の間に寸法通り固定さ
れるので、その接続は確実となり、たとえ真空汚水管の
真空弁付き汚水ますへの導入部の位置がずれたり斜めに
なったりしても、これに影響されることはないのであ
る。
れず、仕切り板に固定された仕切り弁を介して両者が接
続されることとなる。従って真空弁の両端は仕切り板に
固定された吸い込み管と仕切り弁の間に寸法通り固定さ
れるので、その接続は確実となり、たとえ真空汚水管の
真空弁付き汚水ますへの導入部の位置がずれたり斜めに
なったりしても、これに影響されることはないのであ
る。
第1図は本発明にかかる仕切り弁を用いた真空弁付き汚
水ます1全体を示す概略斜視図、第2図は本発明にかか
る仕切り弁4の内部構造を示す概略断面図、第3図は真
空汚水収集装置の全体構成を示す図である。 図中、1……真空弁付き汚水ます、2……仕切り板、3
……真空弁、4……仕切り弁、5……真空汚水管、9…
…吸い込み管、10……流入管、15……弁体、16……弁
棒、30……家庭、である。
水ます1全体を示す概略斜視図、第2図は本発明にかか
る仕切り弁4の内部構造を示す概略断面図、第3図は真
空汚水収集装置の全体構成を示す図である。 図中、1……真空弁付き汚水ます、2……仕切り板、3
……真空弁、4……仕切り弁、5……真空汚水管、9…
…吸い込み管、10……流入管、15……弁体、16……弁
棒、30……家庭、である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 利幸 東京都大田区羽田旭町11番1号 荏原プ ラント建設株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03F 5/10 E03F 7/00
Claims (2)
- 【請求項1】家庭や施設から排出される汚水を溜める汚
水ますを具備し、該汚水ます内の上部に前記汚水を吸入
する吸い込み管と該汚水を外部に排出する真空汚水管の
間を開閉する真空弁を配設した構造の真空弁付き汚水ま
すにおいて、 上端を密閉し下端を前記真空汚水管に接続した縦置き管
を配設し、該縦置き管の側面から横或いは斜め上方に前
記真空弁の下流側の配管を接続した流入管を接続し、該
縦置き管の上端を水密状態で貫通して上下に移動可能な
弁棒を設け、該弁棒の下端には前記縦置き管を閉止する
弁体を設け、該弁体を前記流入管の縦置き管への開口の
上下に亘って移動させることによって前記真空弁と真空
汚水管の間を開閉することを特徴とする真空弁付き汚水
ますの仕切り弁。 - 【請求項2】前記真空弁付き汚水ますにはその上部の真
空弁を設置した部分と下部の汚水を溜める部分とを仕切
る仕切り板を設け、 前記仕切り弁は、前記縦置き管に接続される流入管を前
記仕切り板よりも上に配置させるとともに、該縦置き管
の下部を該仕切り板よりも下に貫通させてその先端を前
記真空汚水管に接続し、該縦置き管の貫通部を該仕切り
板に固定したことを特徴とする請求項(1)記載の真空
弁付き汚水ますの仕切り弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4289490A JP2805520B2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 真空弁付き汚水ますの仕切り弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4289490A JP2805520B2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 真空弁付き汚水ますの仕切り弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03247827A JPH03247827A (ja) | 1991-11-06 |
JP2805520B2 true JP2805520B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=12648742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4289490A Expired - Lifetime JP2805520B2 (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | 真空弁付き汚水ますの仕切り弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2805520B2 (ja) |
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- 1990-02-23 JP JP4289490A patent/JP2805520B2/ja not_active Expired - Lifetime
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