JPH0387431A - 真空式汚水収集装置用真空弁の開閉動力取出し構造 - Google Patents

真空式汚水収集装置用真空弁の開閉動力取出し構造

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JPH0387431A
JPH0387431A JP1225836A JP22583689A JPH0387431A JP H0387431 A JPH0387431 A JP H0387431A JP 1225836 A JP1225836 A JP 1225836A JP 22583689 A JP22583689 A JP 22583689A JP H0387431 A JPH0387431 A JP H0387431A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多数の家からの汚水を収集する方式の1つで
ある真空式汚水収集装置に関し、特にこの装置に用いら
れる真空弁の開閉動力取出し構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、多数の家からの汚水を収集する装置の1つとして
真空式汚水収集装置がある。
第3図はこの種の真空式汚水収集装置の全体構成を示す
図である。
同図に示すように、地上の各家庭30から排出された汚
水は、地中の自然流下式の汚水管5を通って地下の汚水
ます4に流れ込む。そして汚水がこの汚水ます4の下部
に一定量溜まると、汚水ます4内の上部に取り付けた真
空弁3が開き、汚水ます4内の汚水は吸込管11から吸
い込まれる。そしてこの汚水は真空弁3を通って地中に
張り巡らした真空汚水管1に吸い込まれ、真空ポンプ場
9の集水タンク10に集められる。そして集水タンク1
0に溜った汚水は圧送ポンプ8によって下水処理場など
へ送られるのである。
なお集水タンク10の内部及び真空汚水管1の内部を負
圧にするために、集水タンク10には真空ポンプ7が取
り付けられている。
第4図はこの真空式汚水収集装置に用いる真空弁3の構
造を示す側断面図である。
同図に示すように真空弁3は、真空汚水管1と吸込管1
1の間に取り付けられ、通常は圧縮ばね3dによってピ
ストン3bが押圧され、このピストン3bと一体の弁3
Cは弁座3cに圧接されている。これによって真空汚水
管1と吸込管11の間は閉となっており、汚水ます4内
の汚水は吸込管11に吸い込まれない。
ここで汚水ます4内の汚水の量が増加すると、センサー
(図示せず)によって検出され、その検出信号が真空弁
コントローラ13に送られ、該真空弁コントローラ13
内部において、同図に示す導圧管2と真空弁3のシリン
ダ室3aとを連通ずる。このとき、導圧管2の他端は同
図に示すように真空弁3の直ぐ下流の、真空弁3の取り
付け高さとほぼ同じ高さの真空汚水管1に連通されてい
るので、この負圧によってシリンダ室3a内は負圧とな
る。これによってピストン3bは上方向に引き上げられ
、これと一体の弁3Cは弁座3Cから離れ、これによっ
て真空汚水管1と吸込管11とは連通ずることとなる。
これによって汚水ます4内の汚水は吸込管11を介して
負圧にされている真空汚水管1内に吸い込まれていく。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで一般に、真空汚水管1内は気液二相流になって
いるため、該真空汚水管1の管路が汚水で満管になるこ
とはない。
ただし、何らかの原因で気液比が小さくなった場合や、
夜間等の汚水量が極めて少ないときには、管路の真空ポ
ンプ場9に向かって上り勾配になっている部分が汚水で
満たされ、所謂エアロツクすることがある。このように
なると真空ポンプ場9で造り出された負圧は、管路の末
端ではかなり減じられてしまう。
ところが上述のように従来は、真空弁3の開閉動力とし
ての負圧を真空弁3のすぐ下流の真空汚水管1部分から
取っているため、このように負圧が減じられた場合、真
空弁3を開く力が弱くなり、弁3cは圧縮ばね3dの力
に打ち勝つ事ができず、完全には開かないことがあった
。このため汚水の排出が効率的に行なわれないという問
題点があった。
また弁3cの開度が不十分のままで汚水が吸い込まれる
と、汚水の通過面積が狭いため、異物が弁3cに詰まり
易いという問題点もあった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、真空弁
の開閉動力として、十分高い負圧を供給できる真空弁の
開閉動力取出し構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決して真空弁の開閉動力に十分な高い負
圧を供給するため、第1の発明は、該負圧を、真空弁の
取り付け位置よりも高い位置に配置した真空汚水管から
取り出し、導圧管を介して真空弁に導いて構成した。
また第2の発明は、前記負圧を、内部を真空ポンプによ
って負圧にされた集水タンクまたは集水タンクと真空ポ
ンプを連結する配管またはその配管に接続されたタンク
から取り出して、導圧管を介して真空弁に導いて構成し
た。
〔作用〕 上記の如く構成すれば、真空弁の開閉動力としてエアロ
ツク等による影響の少ない高い負圧が供給されるので、
真空弁内の弁が確実に完全に開くこととなり、汚水の排
出が効率的に行なわれ、ひいては弁の閉室事故も減少す
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図(ま第1の発明の一実施例を適用した真空式汚水
収集装置用真空弁の開閉動力取出し構造を示す図である
同図に示す実施例においては、真空弁3の開閉動力用の
負圧を、真空弁3のすぐ下流の真空汚水管1から取らず
に、真空弁3の下流の上り勾配部の頂部に負圧取り出し
部6を設け、この負圧取り出し部6と真空弁3との間を
導圧管2で接続して構成している。
このように構成すれば、仮に真空弁3と負圧取り出し部
6までの真空汚水管1が満水し、エアロツクした場合で
も、真空弁3の開閉動力に用いる負圧は、エアロツクで
減じられていない、真空弁3を全開にするのに十分な高
いものとする事ができる。
なおこのとき真空弁3のすぐ下流位置の負圧は、真空汚
水管1の負圧取り出し部6における負圧より高さHの水
柱に相当する分だけ減じられている。
第2図は第2の発明の一実施例を適用した真空式汚水収
集装置用真空弁の開閉動力取出し構造を示す図である。
同図に示す実施例においては、真空弁3の開閉動力用の
負圧を、真空弁3のすぐ下流の真空汚水管1から取らず
に、真空ポンプ場9内の集水タンク10から直接取り出
すように、集水タンク10と真空弁3の間を導圧管2で
接続して構成している。
このように構成すれば、真空汚水管1内でエアロツクが
発生したり、その他の圧力変化が生じてもそのような現
象に無関係に集水タンク10内の十分高い負圧を真空弁
3の開閉動力として利用することができる。
なおこの実施例においては、真空弁3の開閉動力に用い
る負圧を、集水タンク10から取り出したが、本発明は
これに限られず、この負圧は集水タンク10と真空ポン
プ7を連結する配管15またはその配管15に接続され
たタンク(図示せず)から取り出して、導圧管2を介し
て真空弁3に導いてもよい。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明に係る真空式汚水収
集装置用真空弁の開閉動力取出し構造によれば、従来の
ような真空弁のすぐ下流の位置から負圧を取り出す場合
に比べて、より強力な高い負圧が真空弁の開閉動力とし
て供給されるので、真空弁内の弁が開く力が強く、該弁
が確実に完全に開くこととなり、汚水の排出が効率的に
行なわれ、ひいては弁の閉室事故も減少するという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の一実施例を適用した真空式汚水収
集装置用真空弁の開閉動力取出し構造を示す図、第2図
(ま第2の発明の一実施例を適用した真空式汚水収集装
置用真空弁の開閉動力取出し構造を示す図、第3図は真
空式汚水収集装置の全体構成を示す図、第4図は真空式
汚水収集装置に用いる真空弁3の構造を示す側断面図で
ある。 図中、1真空汚水管、2・・・導圧管、3・・・真空弁
、4・・・汚水ます、7・・・真空ポンプ、10・・・
集水タンク、30・・・家庭(施設)、である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)家庭や施設から排出される汚水を汚水ますに溜め
    、該汚水ますに溜めた汚水を真空弁を介して内部を負圧
    にした真空汚水管で所定の場所に集める真空式汚水収集
    装置であって、前記真空弁の開閉動力が前記真空汚水管
    から導圧管を通して該真空弁に導かれた負圧である真空
    式汚水収集装置用真空弁において、 前記導圧管の真空汚水管側の端部を前記真空弁の取り付
    け位置より高い位置に配置された真空汚水管に接続した
    ことを特徴とする真空式汚水収集装置用真空弁の開閉動
    力取出し構造。
  2. (2)家庭や施設から排出される汚水を汚水ますに溜め
    、該汚水ますに溜めた汚水を真空弁を介して内部を負圧
    にした真空汚水管で所定の場所に集める真空式汚水収集
    装置であって、前記真空弁の開閉動力が前記真空汚水管
    から導圧管を通して該真空弁に導かれた負圧である真空
    式汚水収集装置用真空弁において、 前記導圧管の真空汚水管側の端部を、内部を真空ポンプ
    によって負圧にされた集水タンクまたは集水タンクと真
    空ポンプを連結する配管またはその配管に接続されたタ
    ンクに接続したことを特徴とする真空式汚水収集装置用
    真空弁の開閉動力取出し構造。
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