JPH0830354B2 - 真空式汚水収集装置の汚水管接続構造 - Google Patents

真空式汚水収集装置の汚水管接続構造

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JPH0830354B2
JPH0830354B2 JP21557089A JP21557089A JPH0830354B2 JP H0830354 B2 JPH0830354 B2 JP H0830354B2 JP 21557089 A JP21557089 A JP 21557089A JP 21557089 A JP21557089 A JP 21557089A JP H0830354 B2 JPH0830354 B2 JP H0830354B2
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JP
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sewage
vacuum
vacuum valve
waste water
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昭寛 艮
和夫 山口
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Ebara Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多数の家から排出される汚水を収集する方
式の1つである真空式汚水収集装置に関し、特にこの装
置に用いられる汚水管の接続構造を改良した真空式汚水
収集装置の汚水管接続構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は真空式汚水収集装置の全体構成を示す図であ
る。
同図に示すように、地上の各家庭130から排出された
汚水は、地中の自然流下式汚水管101を通って地下の真
空弁付汚水ます103に流れ込む。そして汚水がこの真空
弁付汚水ます103の下部に一定量溜まると、真空弁付汚
水ます103内の上部に取り付けた真空弁102が開き、真空
弁付汚水ます103内の汚水は吸込管115から吸い込まれ
る。そしてこの汚水は真空弁102を通って地中に張り巡
らした真空汚水管110に吸い込まれ、真空ポンプ場40の
集水タンク41に集められる。そして集水タンク41に溜っ
た汚水は圧送ポンプ42によって下水処理場などへ送られ
るのである。
ここで、真空弁付汚水ます103は、1戸または数戸の
家庭や施設に対して1個設けられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の従来の真空弁付汚水ます103は
それぞれ完全に独立していたので、1組の真空弁付汚水
ます103の真空弁102等の故障によって該真空弁付汚水ま
す103内の汚水が溢れそうになっても、他の真空弁付汚
水ます103等がこれをバックアップすることはできない
という問題点があった。
このように1個の真空弁102の故障等で汚水が吸われ
なくなると、例え他の全ての真空弁102が正常に作動し
ていても、故障した真空弁102を取り付けた真空弁付汚
水ます103は引き続き流入する汚水によって満杯とな
り、汚水が外部に溢れ出すこととなる。
本発明はたとえ真空弁102等が故障しても、他の真空
弁付汚水ます103等がこれをバックアップでき、該故障
した真空弁102を取り付けた真空弁付汚水ます103内の汚
水が溢れることのない真空式汚水収集装置の汚水管接続
構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため第1の発明は、1つの汚水
ますに流入する自然流下式汚水管の一部を、別の汚水ま
すに流入する自然流下式汚水管の一部と連結した。
また第2の発明は、2つの汚水ます同志を、該汚水ま
す内の通常の水位の上限よりも高い位置において連結管
で連結した。
〔作用〕
上記の如く構成すれば、複数ある汚水ますの内のいず
れかの汚水ます内の汚水の水位が異常に上昇しても、該
汚水は、連結管で連結した他の汚水ますに流入して排出
されるため、前記水位が異常に上昇した汚水ますから汚
水が溢れ出ることはない。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は第1の発明の一実施例を適用した真空式汚水
収集装置の汚水管接続構造を示す図である。
同図に示す実施例においては、3戸の家庭又は施設1
a,1b,1cから排出される汚水を集めて排出する真空弁付
汚水ます3と、3戸の家庭又は施設1d,1e,1fから排出さ
れる汚水を集めて排出する真空弁付汚水ます7とを具備
している。
そして本発明においては、真空弁付汚水ます3に流入
する自然流下式汚水管4と真空弁付汚水ます7に流入す
る自然流下式汚水管6を相互に連結管5で連結して構成
している。
ここで通常の汚水の排水動作を説明すると、まず3戸
の家庭又は施設1a,1b,1cから排出された汚水は、自然流
下式汚水管4を通って真空弁付汚水ます3に流入する。
そして真空弁付汚水ます3内に汚水が所定量たまる
と、図示しないセンサーが作動して真空弁2が開かれ
る。これによって汚水は、吸込管15を通して真空ポンプ
に接続された真空汚水管11に吸い込まれ、排出されてい
くのである。
次にこれと同様に、3戸の家庭又は施設1d,1e,1fから
排出された汚水は、自然流下式汚水管6を通って真空弁
付汚水ます7に流入する。
そしてこの汚水は、吸込管15と真空弁8を介して真空
汚水管11から排出されていくのである。
ところで例えば真空弁2が故障してこの真空弁付汚水
ます3内の汚水が外部に排出できない状態になったとす
る。このとき汚水の水位は真空弁付汚水ます3内を上昇
する。
しかしながら本発明にあっては、自然流下式汚水管4,
6は、連結管5で接続されているので、引き続き流入し
てくる汚水は、自然流下式汚水管4と連結管5を通って
自然流下式汚水管6から真空弁付汚水ます7に流入する
こととなる。そしてこの汚水は故障していない真空弁8
を介して真空汚水管11から外部に排出される。
従って真空弁2が故障しても真空弁付汚水ます3にた
まった汚水が地表に溢れ出すことはないのである。
第2図は第2の発明の一実施例を適用した真空式汚水
収集装置の汚水管接続構造を示す図である。
同図に示す実施例においては、3戸の家庭又は施設1
a,1b,1cから排出される汚水を集めて排出する真空弁付
汚水ます3と、3戸の家庭又は施設1d,1e,1fから排出さ
れる汚水を集めて排出する真空弁付汚水ます7とを具備
している。
そして本発明においては、両真空弁付汚水ます3,7同
志を直接相互に連結管5′で接続して構成している。な
お連結管5′を真空弁付汚水ます3,7に接続する位置
は、真空弁付汚水ます3,7内の汚水の通常の水位に上限
位置hよりも高い位置とする。
なお通常の汚水の排出動作は上記第1図の場合と同様
なので、その説明は省略する。
そして例えば真空弁2が故障してこの真空弁付汚水ま
す3内の汚水が外部に排出できない状態になったとす
る。このとき汚水の水位は真空弁付汚水ます3内を上昇
する。
しかしながら本発明にあっては真空弁付汚水ます3,7
同志を、連結管5′によって直接接続しているので、引
き続き真空弁付汚水ます3に流入してくる汚水は、この
連結管5′を通って真空弁付汚水ます7に直接流入する
こととなる。そしてこの汚水は故障していない真空弁8
を介して真空汚水管11から外部に排出される。
従って真空弁2が故障しても真空弁付汚水ます3にた
まった汚水が地表に溢れ出すことはないのである。
なお上記各実施例においては、いずれも真空弁が故障
して真空弁付汚水ますから汚水が溢れるおそれのある場
合について説明したが、本発明はこれに限らず、ある真
空弁付汚水ますへの汚水の流入量が多過ぎてひとつの真
空弁では排水しきれなくなった場合や、メンテナンス等
で真空弁を取り外したような場合であっても、その効果
を発揮する。
また本発明は真空弁付汚水ますである必要はなく、真
空弁とは別々に設置した単独の汚水ますで構成してもよ
い。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明に係る真空式汚水
収集装置の汚水管接続構造によれば、複数ある汚水ます
の内のいずれかの汚水ます内の汚水の水位が異常に上昇
しても、該汚水は、連結管で連結した他の汚水ますに流
入して排出されるため、前記水位が異常に上昇した汚水
ますから汚水が溢れ出ることはないという優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の一実施例を適用した真空式汚水収
集装置の汚水管接続構造を示す図、第2図は第2の発明
の一実施例を適用した真空式汚水収集装置の汚水管接続
構造を示す図、第3図は真空式汚水収集装置の全体構成
を示す図である。 図中、1a,1b,1c,1d,1e,1f……家庭又は施設、2,8……真
空弁、3,7……真空弁付汚水ます、4,6……自然流下式汚
水管、5,5′……連結管、11……真空汚水管、41……集
水タンク、である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の家庭や施設から排出される汚水を多
    数の自然流下式汚水管を通して複数の汚水ますに溜め、
    該複数の汚水ますに溜めた汚水をそれぞれ真空汚水管に
    吸入して集水タンクに排出する構造の真空式汚水収集装
    置において、 該複数の汚水ますの内の隣り合う汚水ますに流入する自
    然流下式汚水管同志を相互に連結管で連結したことを特
    徴とする真空式汚水収集装置の汚水管接続構造。
  2. 【請求項2】多数の家庭や施設から排出される汚水を多
    数の自然流下式汚水管を通して複数の汚水ますに溜め、
    該複数の汚水ますに溜めた汚水をそれぞれ真空汚水管に
    吸入して集水タンクに排出する構造の真空式汚水収集装
    置において、 該複数の汚水ますの内の隣り合う汚水ます同志を、該汚
    水ます内の通常の水位の上限よりも高い位置において連
    結管で相互に連結したことを特徴とする真空式汚水収集
    装置の汚水管接続構造。
JP21557089A 1989-08-22 1989-08-22 真空式汚水収集装置の汚水管接続構造 Expired - Lifetime JPH0830354B2 (ja)

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JP21557089A JPH0830354B2 (ja) 1989-08-22 1989-08-22 真空式汚水収集装置の汚水管接続構造

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Publication Number Publication Date
JPH0381433A JPH0381433A (ja) 1991-04-05
JPH0830354B2 true JPH0830354B2 (ja) 1996-03-27

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JP21557089A Expired - Lifetime JPH0830354B2 (ja) 1989-08-22 1989-08-22 真空式汚水収集装置の汚水管接続構造

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