JPH09221814A - 真空式汚水収集設備 - Google Patents

真空式汚水収集設備

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Publication number
JPH09221814A
JPH09221814A JP8029290A JP2929096A JPH09221814A JP H09221814 A JPH09221814 A JP H09221814A JP 8029290 A JP8029290 A JP 8029290A JP 2929096 A JP2929096 A JP 2929096A JP H09221814 A JPH09221814 A JP H09221814A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
vacuum
pipe
controller
ball valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP8029290A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriaki Hirao
典盟 平尾
Toshiyuki Watanabe
俊幸 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP8029290A priority Critical patent/JPH09221814A/ja
Publication of JPH09221814A publication Critical patent/JPH09221814A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 真空弁の脱着を伴わずに真空弁内の異物を除
去することのできる真空式汚水収集設備を提供する。 【構成】 汚水を貯溜する集水桝と、集水桝中に設置さ
れた、吸込管と、それに接続された真空弁及びそのコン
トローラを含む真空弁ユニットと、水位検出管と、真空
弁に接続された真空配管とを有する真空式汚水収集設備
において、コントローラと水位検出管とを三方弁を介し
て接続すると共に大気中に位置するボール弁を三方弁に
接続し、三方弁の切換によりボール弁を介してコントロ
ーラを手動可能とし、真空弁と吸込管との間にボール弁
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭や各種施設か
ら排出される汚水を真空を利用して収集する真空式汚水
収集設備に関する。
【0002】
【従来の技術】真空式汚水収集設備は、図3に示すよう
に、家庭20から排出される汚水を自然流下管21を介
して貯溜する集水桝1と、集水桝1中に設置された真空
弁ユニット2(図3では省略してある)と、真空ポンプ
26に接続された真空タンク25を備えた真空ステーシ
ョン24と、真空弁ユニット2と真空タンク25とを連
結する真空本管23とを有する。真空本管23は、真空
ステーション24から数百m乃至数千mに及びそれに沿
って複数の真空弁ユニットが配置される。
【0003】集水桝1の内部には、図4に示すように真
空弁3及び真空弁用コントローラ4を含む真空弁ユニッ
ト2が設けられている。真空弁3は吸込管9に接続され
ると共に、分岐真空配管22に接続されている。また集
水桝1の上部には大気中に開口する空気取込管8が接続
され、この空気取入管8の内部には一端が大気に開放す
る吸気管7が配設されている。吸気管7の他端にはチー
ズ6が設けられ、チーズ6は連結管5、5′を介してコ
ントローラ4、真空弁3に連結されている。なお水位検
出管10は、三方弁11を介してコントローラ4に連結
されている。
【0004】上述の汚水収集設備によれば、各家庭10
から排出された汚水が集水桝1内に流入し、水位検出管
10により一定量溜まったことが検出されると、コント
ローラ4が作動して真空弁3が開き、汚水は吸込管9に
吸引され、真空弁3を通過して分岐真空配管22を経て
真空本管23に流入する。吸込管9の下端が汚水の表面
を離れると、吸込管8から流入した空気は、吸込管9、
真空弁3及び分岐真空配管22を経て真空本管23に流
入する。真空本管23に流入した空気は膨張し、汚水と
空気との混相流となって真空ステーション24に送ら
れ、真空タンク25に集められる。真空タンク25に集
められた空気は真空ポンプ26により排出され、真空タ
ンク25内の真空度は所定の値に維持される。真空タン
ク25に溜まった汚水は、圧送ポンプ27によって汚水
処理場に送られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した真空式汚水収
集設備においては、真空弁2は通常は吸込管9と分岐真
空配管22との間を遮断し、集水桝1中に一定量の汚水
が流入すると開弁し、集水桝1の汚水水位が下ると閉弁
するようになっている。しかしながら汚水中に種々の物
質が混入しているので、真空弁2の弁体と弁座(いずれ
も図示せず)との間に異物が挟まって、真空弁2が開放
状態になることがある。この状態が続くと、真空本管2
3に空気が連続して吸引されるので、真空本管23内の
真空度が低下し、集水桝1内の汚水の正常に吸引できな
くなる上、汚水と空気との混合比が所定の値を維持でき
なくなり、汚水の正常な搬送ができなくなる。そこで異
物を除去するために、作業者が集水桝1内に入って、真
空弁ユニット2内に装着するといった極めて面倒な作業
を行っている。
【0006】したがって、本発明の目的は、上述した従
来技術の問題点を解消し、真空弁の脱着を伴わずに真空
弁内の異物を除去することのできる真空式汚水収集設備
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、汚水を貯溜する集水桝と、集水
桝中に設置された吸込管と、それに接続された真空弁及
びそのコントローラを含む真空弁ユニットと、水位検出
管と、真空弁に接続された真空配管とを有する真空式汚
水収集設備において、コントローラと水位検出管とを三
方弁を介して接続すると共に位置するボール弁を三方弁
に連結し、三方弁の切換によりボール弁を介してコント
ローラを手動可能とし、真空弁と吸込管との間にボール
弁を設ける、という技術的手段を採用した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の詳細を添付図面によ
り説明する。図1は本発明の一実施例に係る真空汚水収
集設備の主要部を示す概略図、図2は図1の要部を拡大
した図であり、図3及び図4と同一部分は同一の参照符
号で示す。本発明では、コントローラ4と水位検出管1
0とを検出チューブ18で接続し、その途中に三方弁1
1を設け、三方弁11に連結チューブ7′を介して、地
上に設けられたボール弁12と接続している。また真空
弁3の両側にある一対の連結管17aに真空仕切弁16
を設けると共に、連結管17bと吸込管9との間ボール
弁15を介装している。更に連結管17bに連結チュー
ブ7″を介して、地上に設けられたボール弁13と接続
している。上記構成によれば、家庭20(図3参照)か
ら排出された汚水は、自然流下管21を通って集水桝1
内に流入し、吸込管9、真空弁3及び分岐真空配管22
を通って真空本管23(図3参照)に排出される。空気
は空気取込管8から進水桝1内に流入し、集水桝1内の
汚水が流出し汚水面が吸込管9から離れると、集水桝1
内の空気は先行する汚水に続いて吸込管9、真空弁3及
び分岐真空配管22を通って真空本管23に出て膨張
し、汚水と共に混相流となって真空ステーション24
(図3参照)に搬送される。
【0009】ここで通常は、三方弁11のB側及びC側
が開で、A側が閉じた状態になるようにしておき、又ボ
ール弁12及び13は閉じておく。しかるに真空弁3の
弁体3aと弁座3bとの間に異物30が挟まると、真空
弁3が開放状態となる。この状態を放置しておくと、真
空本管23に空気が連続して吸引され、真空本管内の真
空度が低下し、集水桝1内の汚水を正常に搬送できなく
なる上、汚水と空気との混合比が所定の値を維持できな
くなるので、汚水の正常な搬送ができなくなるという不
具合を生ずる。
【0010】本発明は、上記構成を有するので、次の手
順で真空弁に詰まった異物を除去することができる。 (a)ボール弁15を閉じて、真空弁3およびその両側
にある連結管17a、17bの内部を正常時の真空度
(−6〜−7mAq)にする。 (b)真空弁3を手動で作動させるために、三方弁11
の流路を切換えて三方弁11のA側及びB側を開とし、
A側を閉じると共に、ボール弁12を開にする。 (C)ボール弁12を開いてコントローラ4に強制的に
空気を供給することにより、コントローラ4は見掛上水
位が上昇したと判断するので、真空弁3が作動する。 (D)上記の動作により弁体3aが上昇するので、異物
は図示矢印方向に移動し、真空弁3の閉塞が解消され
る。なお、真空弁3が作動後、ボール弁13を開にして
真空弁3に大気を吸引してもよく、これにより異物はよ
り速やかに移動する。
【0011】上記実施例によれば、真空弁用コントロー
ラ4に三方弁を介してボール弁を接続するだけの簡単な
構造を付加するのみで、真空弁ユニット外の地上から操
作することにより真空弁の異常を解消することができ
る。
【0012】
【発明の効果】以上に記述の如く、本発明によれば、真
空弁に異常が発生しても、真空弁を外部から操作する手
段を有するので、メンテナンス効率が向上するという効
果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る真空式汚水収集設備の
概略構成図である。
【図2】図1の要部を示す拡大図である。
【図3】従来の真空式汚水収集設備の概略構成図であ
る。
【図4】図3の要部を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 集水桝、 2 真空弁ユニット、 3 真空弁、4
コントローラ、 11 三方弁、 12,13 ボー
ル弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水を貯溜する集水桝と、集水桝中に設
    置された、吸込管と、それに接続された真空弁及びその
    コントローラとを含む真空弁ユニットと、水位検出管
    と、真空弁に接続された真空配管とを有する真空式汚水
    収集設備において、コントローラと水位検出管とを三方
    弁を介して接続すると共に大気中に位置するボール弁を
    三方弁に連結し、三方弁の切換によりボール弁を介して
    コントローラを手動可能とし、真空弁と吸込管との間に
    ボール弁を設けたことを特徴とする真空式汚水収集設
    備。
JP8029290A 1996-02-16 1996-02-16 真空式汚水収集設備 Pending JPH09221814A (ja)

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JP8029290A JPH09221814A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 真空式汚水収集設備

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008025240A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Ebara Corp 真空弁ユニット
JP2010116693A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Sekisui Chem Co Ltd 真空弁ユニット
JP2011202461A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Sekisui Chem Co Ltd 真空弁ユニット
JP2013023992A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Torishima Pump Mfg Co Ltd 真空弁の弁箱

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