JPH10168999A - 真空下水管用逆止弁 - Google Patents
真空下水管用逆止弁Info
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- JPH10168999A JPH10168999A JP35306896A JP35306896A JPH10168999A JP H10168999 A JPH10168999 A JP H10168999A JP 35306896 A JP35306896 A JP 35306896A JP 35306896 A JP35306896 A JP 35306896A JP H10168999 A JPH10168999 A JP H10168999A
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- vacuum sewer
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Abstract
ることなく、その動作を確実に行わせることができる真
空下水管用逆止弁を提供する。 【解決手段】 汚水を収集する真空下水管に取り付けら
れる汚水逆流防止用の真空下水管用逆止弁10である。
逆止弁10はケース11内部に弁軸41を中心に揺動す
る弁体31と弁体31が当接する弁座43とを具備す
る。弁軸41を逆止弁10へ接続した流入管1−1内の
頂部から流入管1−1の内径bの1倍以上高い位置に設
置する。ケース11内部の弁軸41が位置する部分に空
気溜り室19を形成する。
Description
置に用いる真空下水管の途中に取り付けられる真空下水
管用逆止弁に関するものである。
概略図である。同図に示すように各家庭150や工場な
どから排出された汚水は、自然流下式の流入管151を
通して地下に埋設された真空弁ユニット153内に流れ
込む。そして該汚水が真空弁ユニット153内に所定量
溜ると、真空弁155が開いて真空下水管1に吸い込ま
れ、真空ポンプ場159の集水タンク156に集めら
れ、さらに圧送ポンプ158によって図示しない下水処
理場などへ送られる。
汚水が真空下水管1の枝管(図の1B部分)から本管に
流れ込む際、本管は枝管1B接続部の上下にわたって真
空度が高いので、該汚水は本管の下流方向ばかりでなく
上流方向に向かっても流れてしまい、汚水のスムーズな
流れを阻害し、管路損失を増大してしまう恐れがあっ
た。
必要に応じて汚水の逆流を防止する逆止弁を取り付ける
ことが行われる。
グ型の逆止弁60を示す側断面図である。同図に示すよ
うに従来の逆止弁60は、ケース61内に弁座63を設
けるとともに、該弁座63を塞ぐ板状の弁体65を収納
し、該弁体65の上部を弁軸67に揺動自在に軸支せし
めて構成されている。
て流れるときは、弁軸67を中心に弁体65が一点鎖線
で示すように揺動して弁座63を開き、一方汚水と空気
が逆流しようとするときは、弁体65が弁座63を塞い
で該逆流を阻止する。
内部は汚水と空気が流れるが、前記逆止弁60では、前
記弁軸67も汚水に接するため、該弁軸67部分に汚水
内の夾雑物が絡まったり、噛み込んだりして該逆止弁6
0の動作を阻害してしまうという問題点があった。
ありその目的は、弁軸部分に夾雑物が絡まるなどの問題
が生じることなく、その動作を確実に行わせることがで
きる真空下水管用逆止弁を提供することにある。
め本発明は、内部を負圧にすることで家庭や施設から排
出される汚水を収集する真空下水管に取り付けられる逆
流防止用の真空下水管用逆止弁において、前記逆止弁は
ケース内部に弁軸を中心に揺動する弁体と該弁体が当接
する弁座とを具備してなる構造であり、且つ該弁軸を前
記逆止弁へ接続した流入管内の頂部から該流入管の内径
の1倍以上高い位置に設置するとともに、ケース内部の
弁軸が位置する部分に空気溜り室を形成するように構成
した。
基づいて詳細に説明する。図1,図2は本発明の一実施
形態にかかる逆止弁10を示す図であり、図1(a)は
平面図、図1(b)は側断面図、図2は左側面図であ
る。両図に示すようにこの逆止弁10は、ケース11の
上部開口13を上蓋21で密封すると共に、該ケース1
1内に弁体31を収納し、該弁体31の上部を弁軸41
に揺動自在に軸支せしめて構成されている。以下各構成
部品について詳細に説明する。
1−1の一端と下流側の流出管1−2の一端とを固定し
ている。また上流側の流入管1−1の一端はケース11
の内部に所定寸法突入しており、その端面は斜めにカッ
トされて弁座43を構成している。上部開口13の周囲
にはフランジ15が設けられている。
記フランジ15にボルト・ナット17によって密閉する
ように固定されている。そして該上蓋21中には開口2
3と小孔25とが設けられており、またその下面にはス
トッパー突起27が突出している。ストッパー突起27
の下端面は斜めに傾斜している。
閉するように覆われて固定されている。また小孔25も
密閉するようにプラグ53が取り付けられている。つま
りケース11内は外部から密閉されて真空配管系の一部
を構成している。
揺動自在に設置され、これによって弁体31下部に設け
た弁部33が前記弁座43を塞いでいる。
前記流入管1−1,流出管1−2を接続した部分よりも
上の部分の高さを高くすることによって、前記弁軸41
の流入管1−1の頂部からの高さaを、流入管1−1の
内径bの1倍以上高い寸法(a≧b)とし、且つケース
11内の弁軸41が位置する部分の周囲に空気溜り室1
9を形成している。
を説明する。流入管1−1,流出管1−2内を上流側か
ら下流側に向かって汚水と空気が流れている場合は、弁
体31が弁軸41を中心に一点鎖線で示す位置、即ちス
トッパー突起27の下端面に当接する位置まで揺動する
ことで弁座43を開く。
汚水が逆流した場合は、弁体31の弁部33が弁座43
に当接してこれを塞いだ状態となり、該逆流を阻止す
る。
管1−2内は真空汚水収集装置の特性として汚水と空気
が流れており、且つケース11は上蓋21によって密閉
されているので、前記空気溜り室19の中には常に空気
がこもった状態が維持される。しかも前記弁軸41は前
述のように空気溜り室19中の高い位置に設置されてい
る。
れていても、該汚水が弁軸41まで到達することはな
く、従って該弁軸41に汚水内の夾雑物が絡まったり、
噛み込んだりすることはなくなる。
蓋21などの各部材の材質は、金属でも合成樹脂でもそ
の他の材質でも良い。
通常の真空式下水収集装置の使用方法によれば、前記空
気溜り室19内にこもった空気が無くなる恐れはない
が、特別の使用方法、即ち流れる汚水の気液比を小さく
するように真空式下水収集装置の使用方法を設計した場
合は、前記空気溜り室19内にこもった空気が殆ど無く
なってしまう恐れがある。なお気液比とは、真空下水管
1内の空気(大気圧換算)と汚水の体積比を意味し、式
で表せば、気液比={空気(大気圧換算)の体積}/
{汚水の体積}となる。
プラグ53(図1参照)を取り外してその小孔25に図
3に示すように通気管100の下端を接続し、該通気管
100の上端にバルブ110を接続し、該バルブ110
を通して空気が少量ずつ逆止弁10の空気溜り室19内
に漏れるように構成しておく。
さくて真空下水管1中を流れる空気の量が少なくても、
その分バルブ110を通して逆止弁10内に空気を供給
でき、これによって空気溜り室19内に常に所定量の空
気を溜めておくことができ、前述のように弁軸41に汚
水内の夾雑物が絡まったり、噛み込んだりすることはな
くなる。
の途中に設置するばかりでなく、真空汚水管の何れかの
端部に取り付けても良い。即ち例えば図6に示すよう
に、集水タンク70′(図4の集水タンク156に相当
する)に接続された真空下水管の端部に逆止弁10′を
取り付けてもよい。
に弁軸41′を中心に揺動する弁体31′と該弁体3
1′が当接する弁座43′とを具備し、弁軸41′を逆
止弁10′へ接続した流入管1−1′内の頂部から該流
入管1−1′の内径の1倍以上高い位置に設置するとと
もに、ケース11′内部の弁軸41′が位置する部分に
空気溜り室19′を形成して構成されている。
も、上記実施形態と同じ作用効果を奏する。なお逆止弁
はさらに真空汚水管の他の場所に設置しても良いことは
言うまでもない。
ば、弁体を揺動自在に支持する弁軸の部分に夾雑物が絡
まる恐れがなく、これによって逆止弁の動作を確実に行
わせることができるという優れた効果を奏する。
図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は側断面図
である。
る。
である。
断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 内部を負圧にすることで家庭や施設から
排出される汚水を収集する真空下水管に取り付けられる
逆流防止用の真空下水管用逆止弁において、 前記逆止弁はケース内部に弁軸を中心に揺動する弁体と
該弁体が当接する弁座とを具備してなる構造であり、 且つ該弁軸を前記逆止弁へ接続した流入管内の頂部から
該流入管の内径の1倍以上高い位置に設置するととも
に、ケース内部の弁軸が位置する部分に空気溜り室を形
成したことを特徴とする真空下水管用逆止弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35306896A JP3513347B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 真空下水管用逆止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35306896A JP3513347B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 真空下水管用逆止弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10168999A true JPH10168999A (ja) | 1998-06-23 |
JP3513347B2 JP3513347B2 (ja) | 2004-03-31 |
Family
ID=18428347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35306896A Expired - Lifetime JP3513347B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 真空下水管用逆止弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3513347B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008095345A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | Ebara Corp | 真空下水道用逆止弁、真空式下水道システム |
US10001787B2 (en) | 2014-06-02 | 2018-06-19 | Aqseptence Group, Inc. | Controller for vacuum sewage system |
CN112064745A (zh) * | 2020-09-01 | 2020-12-11 | 安徽宏源电力设计咨询有限责任公司 | 一种变电站用防倒排管道装置 |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP35306896A patent/JP3513347B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008095345A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | Ebara Corp | 真空下水道用逆止弁、真空式下水道システム |
US8028715B2 (en) | 2006-10-10 | 2011-10-04 | Ebara Corporation | Check valve for vacuum sewage pipe and vacuum sewage system |
US10001787B2 (en) | 2014-06-02 | 2018-06-19 | Aqseptence Group, Inc. | Controller for vacuum sewage system |
CN112064745A (zh) * | 2020-09-01 | 2020-12-11 | 安徽宏源电力设计咨询有限责任公司 | 一种变电站用防倒排管道装置 |
CN112064745B (zh) * | 2020-09-01 | 2021-09-07 | 安徽宏源电力设计咨询有限责任公司 | 一种变电站用防倒排管道装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3513347B2 (ja) | 2004-03-31 |
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