JP2018204197A - 排水ます - Google Patents

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Abstract

【課題】異物などによる排水詰まりを生じることがなく、逆フローの排水の流れのみを確実に防止することができるメンテナンス性に優れた逆流防止弁付きの排水ますを提供する。【解決手段】本発明によれば、流入口、逆流防止弁、流出口、インバート部及び点検口とを備えた排水ますであって、前記逆流防止弁は前記流入口と連通した開口部を有する、前記排水ますの内壁面または流入口に取り付けられる取り付け部と、前記開口部と連通し、前記取り付け部により支持された弁管であって、前記弁管の下流側の開口端面は上部から下部へ向かうにつれて下流側から上流側へ向けて傾斜するように形成されている前記弁管と、前記弁管の前記開口端面を開閉するために前記開口端面の上部端部に揺動自在に軸支された弁体を備えている排水ますが提供される。【選択図】 図1

Description

本発明は、下水道本管を逆流した排水が排水ますを通って屋内排水設備へ逆流するのを防止するために排水ますの流入口に取り付けられる逆流防止弁を備えた排水ますに関し、排水量が少ない時でも、異物などによる排水詰まりを生じることがなく、逆流時の排水(逆フローの排水)の流れのみを防止する逆流防止弁を備えた排水ますに関する。
一般に住宅などにおけるトイレ等の排水設備から排出される排水は、宅地側の排水配管を下水道本管へ接続することにより下水道へ排出されるが、排水配管の途中のゴミ等の異物の除去や点検する目的で、或いは急激な排水量の変化を緩和するために、通常、建物側の排水配管を下水道本管へ接続する前に排水ますが設置される。
ところが、近年の異常気象などにより下水道本管に流入する排水量が増大し、特に台風などで大量の雨水が短時間の間に下水道本管内に流入すると、下水道本管の排水能力を超えて溢れ出た排水が排水ますを通って排水配管を逆流し、排水配管に接続されている屋内の排水設備から逆流した排水が建物内に噴き出るという問題があった。
このため、下水道本管から逆流した排水が排水ますを通って屋内の排水設備から噴き出すことを防止するために、例えば特開2008−261223号公報(特許文献1)、特開2010−126888号公報(特許文献2)、特開平11−241394号公報(特許文献3)に記載されているように、排水ます内部の流入口へ逆流防止弁を取り付ける技術が知られている。
これらの逆流防止弁の中で、特許文献1,2に記載の逆流防止弁は、弁体が上部から下部へ向かうにつれて上流側から下流側へ向けて傾斜するように排水ますの流出口又は流出口に接続された弁管へ回動可能に取り付けられているため、通常、弁体はその自重により流出口又は弁管の開口端を塞いでいる。このため、排水が屋内排水設備から排水ますへ流入する時は、弁体は排水の流れ(圧力)によって持ち上げられて流出口又は弁管の開口端を開口する。一方、排水が下水道本管から排水ますへ逆流する時は、弁体はその自重および排水の流れ(圧力)によって流出口又は弁管の開口端を閉じているため、逆フローの排水が上流側の排水配管へ逆流するのを防止する。
ところで、近年では節水型トイレの普及に伴い、通常時の排水量が大幅に低下している。このため、特許文献1,2に記載のタイプの逆流防止弁の場合は、上述したように通常は流出口又は弁管の開口端を塞いでいる状態にあるため、通常の状態で排水量が低下してしまうと、閉じた弁体の周りにゴミなどの異物が溜まり流れ難くなり、通常時の排水(順フローの排水)の流れを詰まらせてしまうという問題があった。
一方、特許文献1,2に記載の逆流防止弁に対して特許文献3に記載の逆流防止弁は、排水ます内部の流入口を排水ます外部の受口よりも大径とすることにより流入口の下部に段部を設け、弁体を流入口から離れた位置へ揺動可能に吊り下げることにより、通常、弁体は流出口の開口端を開口している。このため、特許文献3に記載の逆流防止弁は、屋内排水設備から排水ますへ流入する排水の流れを許容し、一方、排水が下水道本管から排水ますへ逆流する時は、排水の流れ(圧力)によって流出口を閉じるため、逆フローの排水が上流側の排水配管へ逆流するのを防止する。
しかしながら、特許文献3に記載のタイプの逆流防止弁は、上述したように通常は流出口の開口端を開口している状態にあり、そして弁体と流入口の段部との間には、逆流して排水ますのインバート部へ流入した排水が弁体の下流側の表面よりも先にその背面へ廻り込むことを許容する空間が形成されてしまう。このため、特に排水ますへ逆流した排水の水位が徐々に上昇するような場合は、弁体がその背面から排水の圧力を受けるため、弁体が流出口をより大きく開口する方向へ動いてしまい、逆フローの排水が上流側の排水配管へ逆流するのを防止できないという問題があった。
また、特許文献3に記載の逆流防止弁では、弁体の閉動作をスムーズにするために弁体に浮力を付与することが提案されているが、上述したように一度弁体が流出口をより大きく開口する方向へ動き出してしまうと、弁体の浮力は却ってその動きを助長するように作用するなど、弁体の浮力が弁体を開閉させるどちらの動きを助けるために働くのかが不安定であるといった問題もあった。
さらに特許文献3に記載の逆流防止弁は、基本的に排水ますの内部から取り外すことができないため、構造が複雑であるにも拘らず点検や部品交換等のメンテナンス性が悪いという問題があった。
特開2008−261223号公報 特開2010−126888号公報 特開平11−241394号公報
そこで、本発明は、排水量が少ない時でも、異物などによる排水詰まりを生じることがなく、逆流時の排水(逆フローの排水)の流れのみを確実に防止することができ、さらにメンテナンス性に優れた逆流防止弁を備えた排水ますを提供することを目的とする。
本発明者等は、上記の目的を達成するため、排水ますの流入口へ取り付けられる逆流防止弁について、弁体および前記弁体を支持するための弁管の形状や構造、その取り付け態様などについて鋭意検討を重ねた結果、排水ますのインバート部から離間しており、上部から下部へ向けて上流側へ後退するように傾斜した開口端を有する弁管を排水ますの流入口を内部へ延長するように取り付け、特定の位置に浮力発生部を備えた特殊形状の弁体を前記弁管へ揺動可能に吊り下げることが、異物などによる排水詰まりを生じることなく、逆流時の排水(逆フローの排水)の流れのみを防止するのに最も効果的であることを見出し、本発明を完成させるに至った。
また、逆流防止弁のメンテナンス性向上については、逆流防止弁を排水ますの内壁に固定するフランジ部を、固定フランジと固定フランジに対して着脱可能に取り付けられる可動フランジとへ分離し、可動フランジへ弁管や弁体等の逆流防止弁本体を取り付けることが最も効果的であることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明によれば、流入口と、前記流入口に取り付けられた逆流防止弁と、流出口と、前記流入口と前記流出口とを接続するインバート部と、そして前記インバート部の上方で開口した点検口とを備えた排水ますであって、前記逆流防止弁は、前記流入口と連通した開口部を有する、前記排水ますの内壁面または流入口に取り付けられる取り付け部と、前記開口部と連通し、前記取り付け部により支持された弁管であって、前記弁管の下流側の開口端面は、上部から下部へ向かうにつれて下流側から上流側へ向けて傾斜するように形成されている前記弁管と、前記弁管の前記開口端面を開閉するために前記開口端面の上部端部に揺動自在に軸支された弁体を備えていることを特徴とする排水ますが提供される。なお、排水ますの内壁面が曲面である場合、取り付け部は湾曲したフランジ部を形成していることが好ましい。
また、本発明の排水ますでは、弁体は、弁体の下流側の表面が下流側から上流側へ向けて凹むように湾曲しており、そして弁体を弁管の上部端部に吊り下げた時、鉛直方向における弁体の高さの半分の高さの位置よりも上方で且つ弁体の揺動軸を通る鉛直面よりも上流側に配置される水の比重よりも小さな浮力発生部を有していることが好ましい。
本発明の排水ますの逆流防止弁は、上部から下部へ向けて上流側へ後退するように傾斜した開口端を有する弁管を備えており、前記弁管の上端部には弁体が揺動自在に吊り下げられる。このため、逆流防止弁は、通常の状態において弁管の開口端を開口しており、屋内排水設備から排水ますへ流入する順フローの排水の流れを許容するので、排水量が少ない時でも、異物などによる排水詰まりを生じることがない。
また、本発明では、弁管を排水ますの内部へ取り付けた時、弁管の開口端が排水ますのインバート部から離間した上方の位置で開口するように設計されているため、逆流して排水ますのインバート部へ流入した排水が弁体の下流側の表面よりも先にその背面へ廻り込むことがない。このため、本発明では、逆フローの排水の流れに対しては、弁体がその背面から排水の圧力を受けて弁管の開口端を開口する方向へ動くことが防止されている。
さらに、本発明では、弁体は、下流側の表面が下流側から上流側へ向けて凹むように湾曲している。このため、弁体は、順フローの排水の流れよりも逆フローの排水の流れに対して大きな抵抗を受けるので、逆流して排水ますのインバート部へ流入した排水の流れに対して確実に弁管の開口端を塞ぐように作動すると共に、弁管の開口端を開口するように誤作動することも防止されている。
また、本発明では、弁体には、弁体を弁管の上部端部に吊り下げた時、鉛直方向における弁体の高さの半分の高さの位置よりも上方で且つ弁体の揺動軸を通る鉛直面よりも上流側に配置される水の比重よりも小さな浮力発生部が設けられている。すなわち、弁体を弁管に吊り下げた通常の状態では、浮力発生部の浮力の中心は弁体の揺動軸を通る鉛直面よりも上流側に配置されるため、排水が排水ますの中へ逆流した時、弁体には弁管の開口端を塞ぐように回動させるモーメントが働くようになる。このため、弁体は、排水の逆流に対してより確実に弁管の開口端を塞ぐことが可能になると共に、弁管の開口端を開口するように誤作動することも防止されている。
また、浮力発生部は、鉛直方向における弁体の高さの半分の高さの位置よりも上方に配置されているので、排水ますの中へ逆流した排水の水位が弁体の高さの半分以下である時は基本的に弁体には浮力が生じず、排水の水位が弁体の高さの半分以上となった時に初めて弁体を回動させるための有効な浮力が生じる。
このため、排水ますの中へ逆流した排水が低水位である時は、弁体は、先述した弁体の湾曲した形状により逆フローの排水の流れに対して大きな抵抗を受けるので、逆流して排水ますのインバート部へ流入した排水の流れに対して確実に弁管の開口端を塞ぐように作動すると共に、弁管の開口端を開口するように誤作動することも防止される。一方、排水ますの中へ逆流した排水が高水位となった時は、浮力により、弁体には弁管の開口端を塞ぐように回動させるモーメントが働くので、逆流した排水が低水位である時の効果と相俟って、逆流して排水ますのインバート部へ流入した排水の流れに対してより確実に弁管の開口端を塞ぐように作動する。
このように、本発明の排水ますに取り付けられた逆流防止弁は、特殊な弁管形状及び特殊な弁体構造の相乗効果により、排水量が少ない時でも、異物などによる排水詰まりを生じることがなく、逆フローの排水の流れ(逆流)のみを確実に防止することができる。
本発明では、浮力発生部は、例えば弁体の中に中空部を形成することにより構成することもできるし、或いは弁体を水の比重よりも小さな樹脂部材により形成することによって構成してもよい。
浮力発生部を弁体の中空部により形成する場合、中空部は、弁体の下流側の表面を形成する下流側壁面部と上流側の表面を形成する上流側壁面部をそれぞれの周縁部において接合することにより区画し、形成することが好ましい。弁体を前述のように下流側壁面部と上流側壁面部との複数の部品から構成すると、下流側壁面部の凹み具合と上流側壁面部の凹み具合との間に差を設けることにより、両者の周縁部を接合することによって簡単に弁体の中の任意の位置に中空部を形成することができる。
また、前述のように、弁体を下流側壁面部と上流側壁面部との複数の部品から構成する場合、上流側壁面部の比重を下流側壁面部の比重よりも小さくし、そして水の比重よりも小さくすることも好ましい。
上流側壁面部の比重と下流側壁面部の比重との間に上述のような差を設けると、逆流により弁体が排水に浸かった時、弁体には、下流側壁面部から比重のより小さな上流側壁面部へ向けて弁管の開口端を塞ぐように回動させるモーメントが働くので、排水の逆流を確実に阻止することが可能になり、また弁体が弁管の開口端を開口するように誤作動することも防止できる。さらに、上流側壁面部の比重を少なくとも水の比重よりも小さくしておけば、弁体の破損等により中空部が破壊された場合においても弁体が所定の浮力を失うことを回避できる。
逆流防止弁のフランジ部は、排水ますの内壁面に取り付けられる固定フランジと、弁体を支持した弁管が接続されており且つ固定フランジに着脱可能に取り付けられる可動フランジとから構成することができる。
フランジ部を、固定フランジと、固定フランジに着脱可能に取り付けられる可動フランジとへ分割することにより、可動フランジに接続された弁管及び弁管に支持された弁体を排水ますから容易に取り外すことが可能になり、弁管及び弁体の点検や交換などのメンテナンス性が向上する。このため、固定フランジには、可動フランジの両端部を受け入れるための鉛直方向に延びた1対の溝部を設け、可動フランジの両端部を固定フランジの1対の溝部の中へ鉛直方向に抜き差し可能に取り付けることが好ましい。
また、フランジ部を、排水ますの内壁面に取り付けられる固定フランジと、可動フランジとへ分割した場合、固定フランジには、排水ますの流入口の内部へ挿入される案内管を弁管の反対側に設けること好ましい。このため、案内管は弁管と連通しており、弁管と略同じ内径を有していることが好ましい。
固定フランジに案内管を設けると、案内管を排水ますの流入口へ挿通することにより、固定フランジを排水ますの内壁面にガタ付きを抑えて固着させることができる。また、本発明の逆流防止弁では、案内管の外周面と略同一の直径の内周面を有する流入側接続管が接続されており、且つ排水ますの外壁面に取り付けられる第2の固定フランジを準備することにより、固定フランジの案内管を排水ますの側壁を挿通させて流入側接続管の内部へ挿入し、固定フランジと第2の固定フランジとで排水ますの側壁を挟持させることにより、固定フランジを排水ますの内壁面に強固に固定することもできる。なお、排水ますの外壁面が曲面である場合、第2の固定フランジ部は湾曲していることが好ましい。
また、流入側接続管の内部へ挿入された案内管の端部は、流入側接続管の内周面上に段部を形成するので、流入側接続管の内部へ挿入される外部接続管の端部と当接するストッパーとして機能させることもでき、便利である。
本発明の排水ますによれば、逆流防止弁の特殊な弁管形状及び特殊な弁体構造の相乗効果により、排水量が少ない時でも、異物などによる排水詰まりを生じることがなく、逆流して排水ますのインバート部へ流入した逆フローの排水の流れに対して確実に弁管の開口端を塞ぐように作動させることが可能になると共に、弁体が弁管の開口端を開口するように誤作動することも確実に防止することができる。
また、本発明の排水ますによれば、フランジ部を、排水ますの内壁に固定される固定フランジと、固定フランジに着脱可能に取り付けられる可動フランジとへ分割することにより、可動フランジに接続された弁管及び弁管に支持された弁体を排水ますから容易に取り外すことが可能になり、弁管及び弁体の点検や交換などのメンテナンス性が向上する。
逆流防止弁が取り付けられた本発明の排水ますの縦断面図である。 図1に示される排水ますの側面図である。 図1に示される排水ますの上面図である。 図1に示される逆流防止弁を取り外した態様の縦断面図である。 図4に示される逆流防止弁の側面図である。 図4に示される逆流防止弁の正面図である。 図4に示される逆流防止弁の上面図である。 図4に示される逆流防止弁の底面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る逆流防止弁が取り付けられた排水ますについて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示される実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で各種の変更が可能である。
図1には、逆流防止弁2が取り付けられた本発明の排水ます1の中心軸に沿って切り取った縦断面図が示されている。また、図2には、図1に示された排水ます1の側面図が示されており、図3には、図1に示された排水ます1の上面図が示されている。
図1〜3に示されているように、本実施形態の逆流防止弁2が取り付けられた排水ます1は、流入口11と、流出口12と、流入口11と流出口12とを接続するインバート部13と、そしてインバート部の上方で開口した点検口14を有する立上り管15を備えており、すべて合成樹脂により成形されている。また、排水ます本体はコンクリート製又はコンクリート材料と合成樹脂材料との組み合わせであってもよい。
逆流防止弁2は排水ます1の流入口11の内部側に取り付けられており、そして逆流防止弁2は、流入口11と連通した開口部31を有し且つ排水ます1の内壁面16の流入口11に取り付けられる湾曲したフランジ部3と、開口部31に連通し且つフランジ部3により支持された弁管4であって、弁管4の下流側の開口端面41が上部から下部へ向かうにつれて下流側から上流側へ向けて傾斜するように形成されている前記弁管4と、弁管4の開口端面41を開閉するために開口端面41の上部端部42に揺動自在に軸支された弁体5を備えている。
弁管4は、上部から下部へ向けて上流側へ後退するように傾斜した開口端(面)41を有しており、弁管4の上部端部42には特殊な形状を有する弁体5が揺動自在に吊り下げられている。このため、本実施形態の逆流防止弁2は、通常の状態において、図1に示されるように弁管4の開口端(面)41を開口しており、屋内排水設備(図示せず)から排水ます1へ流入する通常時の排水(順フローの排水)の流れを許容するので、排水量が少ない時でも、異物などによる排水詰まりを生じることがない。
また、弁管4は排水ます1の内壁面16から内部へ突出しており、そして弁管4の開口端(面)41はインバート部13から離間した上方の位置で開口するように、排水ます1の内部に取り付けられる。このため、排水ます1の流出口12からインバート部13へ逆流した排水は、排水ます1の内部へ突出した弁管4の下部に邪魔をされて、弁体5の下流側の表面51よりも先にその背面(上流側の表面52)へ廻り込むことができない。それ故、本実施形態の逆流防止弁2では、逆流時の排水(逆フローの排水)の流れに対して、弁体5がその背面(上流側の表面52)から排水の圧力を受けて弁管4の開口端(面)41を開口する方向へ動くことが防止されている。
図4には、図1に示された逆流防止弁2の中で、弁体5、弁管4及びフランジ部3の一部分33を含んだ逆流防止弁2を排水ます1の内壁面16から取り外した態様において、その中心軸に沿って切り取った前記逆流防止弁2の縦断面図が示されている。
図1及び4を参照して理解されるように、逆流防止弁2の弁体5は、弁体5の下流側の表面51が下流側から上流側へ向けて凹むように湾曲しており、そして弁体5を弁管4の上部端部42に吊り下げた時、鉛直方向における弁体5の高さの半分の高さの位置よりも上方で且つ弁体5の揺動軸53を通る鉛直面よりも上流側に配置される水の比重よりも小さな浮力発生部54を有している。なお、浮力発生部54は、その全部が弁体5の上述した領域内に配置されている必要はなく、浮力発生部54の一部が弁体5の上述した領域内に配置されていればよい。
このように、本実施形態の逆流防止弁2では、弁体5の下流側の表面51が下流側から上流側へ向けて凹むように湾曲しているため、弁体5は、上流側の表面52で受ける順フローの排水の流れよりも、下流側の表面51で受ける逆フローの排水の流れに対して大きな抵抗力を発生する。このため、弁体5は、排水ます1の流出口12からインバート部13へ逆流した排水の流れに対して確実に弁管4の開口端(面)41を塞ぐように作動すると共に、弁体5の表裏面51,52の間で生じる抵抗力の差により、弁管4の開口端(面)41を開口するように誤作動することも防止されている。
また、本実施形態の逆流防止弁2では、弁体5に浮力発生部54が設けられており、弁体5を弁管4に吊り下げた通常の状態では、浮力発生部54の浮力の中心55(図4参照)は弁体5の揺動軸53を通る鉛直面よりも上流側に配置されるので、排水が排水ます1の中へ逆流した時、弁体5には弁管4の開口端(面)41を塞ぐように回動させるモーメントが働くようになる。このため、弁体5は、排水ます1の流出口12からインバート部13へ逆流した排水の流れに対してより確実に弁管4の開口端(面)41を塞ぐことが可能になると共に、弁管4の開口端(面)41を開口するように誤作動することも防止されている。
さらに、浮力発生部54は、鉛直方向における弁体5の高さの半分の高さの位置よりも上方に配置されているので、排水ます1の流出口12からインバート部13へ逆流した排水の水位が弁体5の高さの半分以下である時は基本的に弁体5には浮力が生じず、排水の水位が弁体5の高さの半分を越えた時に初めて弁体5を回動させるのに有効な浮力が生じる。
このため、排水ます1の中へ逆流した排水が低水位である時は、弁体5は、先述した弁体5の湾曲した形状により逆フローの排水の流れに対して大きな抵抗を受けるので、排水ます1の流出口12からインバート部13へ逆流した排水の流れに対して確実に弁管4の開口端(面)41を塞ぐように作動する。一方、排水ます1の中へ逆流した排水が高水位となった時は、浮力により、弁体5には弁管4の開口端(面)41を塞ぐように回動させるモーメントが働くので、逆流した排水が低水位である時の効果と相俟って、弁体5は、排水ます1の流出口12からインバート部13へ逆流した排水の流れに対して確実に弁管4の開口端(面)41を塞ぐように作動する。
このように、本実施形態の逆流防止弁2は、排水量が少ない時でも、上部から下部へ向けて上流側へ後退するように傾斜した開口端面41を有する弁管4の先端に吊り下げられた弁体5は、前記開口端(面)41を開口しているので異物などによる排水詰まりを生じることがなく、排水ます1の流出口12からインバート部13へ流入した逆フローの排水の流れに対してのみ、弁体5の凹み形状、特定位置に設けた浮力発生部54の効果により弁管4の開口端(面)41を塞ぐように作動する。
図4によく示されているように、本実施形態では、浮力発生部54は弁体5の中に中空部56を設けることにより形成されている。また、図示しないが、浮力発生部は弁体自体を水の比重よりも小さな樹脂材料で作製したり、或いは弁体の上流側の表面に水の比重よりも小さな樹脂部材を取り付けることによっても形成することができる。
本実施形態の浮力発生部54について詳しく説明すると、浮力発生部54を形成する中空部56は、下流側から上流側へ向けて凹むように湾曲しており且つ弁体5の下流側の表面を形成する下流側壁面部51と、下流側から上流側へ向けて下流側壁面部51よりもより大きく凹んでおり且つ上流側の表面を形成する上流側壁面部52をそれぞれの周縁部57において接合することにより区画され、形成されている。このように弁体5を、凹みの程度が互いに異なる下流側壁面部51と上流側壁面部52とから構成すると、両者の周縁部57を接合することによって簡単に弁体5の中の所望する位置に中空部56を形成することができる。
また、本実施形態では、弁体5自体を水の比重よりも小さな樹脂材料で作製することにより、中空部56に加えて第2の浮力発生部を形成してもよい。この場合は、弁体5の破損等により中空部56が破壊された場合においても、弁体5が所定の浮力を失うことがないので、排水ます1の流出口12からインバート部13へ逆流した排水の流れに対して確実に弁管4の開口端(面)41を塞ぐことができる。
さらに、弁体5を水の比重よりも小さな樹脂材料で作製する場合は、上流側壁面部52の比重を下流側壁面部51の比重よりも小さくすることが好ましい。上流側壁面部52の比重と下流側壁面部51の比重との間で上述のような差を設けると、弁体5がインバート13へ逆流した排水に浸かった時、弁体5には下流側壁面部51から比重のより小さな上流側壁面部52へ向けて弁管4の開口端(面)41を塞ぐように回動させるモーメントが働くので排水の逆流を確実に阻止することが可能になり、また弁体5が弁管4の開口端(面)41を開口するように誤作動することも防止できる。
図5には、図4に示される逆流防止弁2の側面図が示されており、図6には、図4,5に示される逆流防止弁2の正面図が示されており、図7には、図4,6に示される逆流防止弁2の上面図が示されており、そして図8には、図4,7に示される逆流防止弁2の底面図が示されている。
図1,3,5,6に示されているように、本実施形態の逆流防止弁2ではそのメンテナンス性を向上させるために、フランジ部3を、排水ます1の内壁面16に取り付ける固定フランジ32と、固定フランジ32に対して着脱可能に取り付けられる可動フランジ33とへ分割することで、可動フランジ33に取り付けられた弁管4及び弁管4に支持された弁体5を一体的且つ容易に排水ます1から取り外すことができるようにしている。
このため、固定フランジ32には取っ手34と、可動フランジ33の両端部35を受け入れるための鉛直方向に延びた1対の溝部36とが設けられており、可動フランジ33はその両端部35を固定フランジの1対の溝部36の中へ挿入することにより、鉛直方向に抜き差すことが可能になっている。
すなわち、本実施形態において逆流防止弁2を排水ます1に取り付ける時は、取っ手34を介して可動フランジ33を固定フランジの溝部36の中へ上から下へ差し込み、可動フランジ33と固定フランジ32との開口部31が連通する状態にセットすればよい。この時、互いに接続される可動フランジ33の開口部31の端面と固定フランジ32の案内管6の端面との間で水漏れが生じないように、可動フランジ33の開口部31の端面にはゴム製のパッキンが配設されている。
一方、逆流防止弁2を排水ます1から取り外す時は、取っ手34を介して可動フランジ33を固定フランジの溝部36の中から上へ引き抜き、可動フランジ33と可動フランジ33に取り付けられた弁管4及び弁体5を排水ます1の点検口14から一緒に引き上げればよい。
また、固定フランジ32には、弁管4と略同じ内径を有しており、排水ます1の流入口11へ挿入される案内管6(図1参照)が弁管4の反対側に設けられている。案内管6は弁管4と連通しており、排水ます1の流入口11の一部を形成している。このため、本実施形態の固定フランジ32は、案内管6を排水ます1の流入口(壁面の開口部)11へ挿通することにより、排水ます1の内壁面16にガタ付きを抑えて固着させることができる。
本実施形態の排水ます1は、排水ます1の外壁面17に取り付けられる湾曲した第2の固定フランジ7と、案内管6の外周面と略同一の直径の内周面を有し且つ第2の固定フランジ7に接続された流入側接続管8を備えている。このため、本実施形態の逆流防止弁2は、固定フランジ32の案内管6を排水ます1の側壁を挿通させて流入側接続管8の内部へ挿入し、固定フランジ32と第2の固定フランジ7とで排水ます1の側壁を挟持させることにより、排水ます1の内壁面16に強固に固定することができる。また、可動フランジ33を介して固定フランジ32に着脱可能に取り付けられた弁管4及び弁管4に支持された弁体5は、可動フランジ33と共に一体的且つ容易に排水ます1から取り外すことができる。
また、図1を参照して理解されるように、流入側接続管8の内部へ挿入された案内管6の先端部は流入側接続管8の内周面上に段部61を形成するので、流入側接続管8の内部へ外部接続管(図示せず)を挿入する時、外部接続管の先端部と当接するストッパーとして機能させることもでき、便利である。
1・・・・排水ます
11・・・流入口
12・・・流出口
13・・・インバート部
14・・・点検口
15・・・立上り管
16・・・内壁面
17・・・外壁面
2・・・・逆流防止弁
3・・・・フランジ部
31・・・開口部
32・・・固定フランジ
33・・・可動フランジ
34・・・取っ手
35・・・端部
36・・・溝部
37・・・パッキン
4・・・・弁管
41・・・開口端(面)
42・・・上部端部
5・・・・弁体
51・・・下流側壁面部(下流側の表面)
52・・・上流側壁面部(上流側の表面)
53・・・揺動軸(回動手段)
54・・・浮力発生部
55・・・浮力の中心
56・・・中空部
6・・・・案内管
61・・・段部
7・・・・第2のフランジ
8・・・・流入側接続管

Claims (10)

  1. 流入口と、前記流入口に取り付けられた逆流防止弁と、流出口と、前記流入口と前記流出口とを接続するインバート部と、そして前記インバート部の上方で開口した点検口とを備えた排水ますであって、前記逆流防止弁は、
    前記流入口と連通した開口部を有する、前記排水ますの内壁面または流入口に取り付けられる取り付け部と、
    前記開口部と連通し、前記取り付け部により支持された弁管であって、前記弁管の下流側の開口端面は、上部から下部へ向かうにつれて下流側から上流側へ向けて傾斜するように形成されている前記弁管と、
    前記弁管の前記開口端面を開閉するために前記開口端面の上部端部に揺動自在に軸支された弁体
    を備えていることを特徴とする排水ます。
  2. 前記弁体は、前記弁体を前記弁管の前記上部端部に吊り下げた時、鉛直方向における前記弁体の高さの半分の高さの位置よりも上方で且つ前記弁体の揺動軸を通る鉛直面よりも上流側に配置される水の比重よりも小さな浮力発生部を有していることを特徴とする請求項1に記載の排水ます。
  3. 前記逆流防止弁の前記浮力発生部は、前記弁体の中に中空部を形成することにより構成されていることを特徴とする請求項2に記載の排水ます。
  4. 前記中空部は、互いに周縁部において接合される、前記弁体の下流側の表面を形成する下流側壁面部と前記弁体の上流側の表面を形成する上流側壁面部とにより区画されていることを特徴とする請求項3に記載の排水ます。
  5. 前記弁体は、前記弁体の下流側の表面が下流側から上流側へ向けて凹むように湾曲していることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の排水ます。
  6. 前記逆流防止弁の前記取り付け部は、前記排水ますの内壁面に取り付けられる固定フランジと、前記弁管が接続された、前記固定フランジに着脱可能に取り付けられる可動フランジとから構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の排水ます。
  7. 前記固定フランジは、前記可動フランジの両端部を抜き差し可能に受け入れるための鉛直方向に延びた溝部を有していることを特徴とする請求項6に記載の排水ます。
  8. 前記固定フランジは、前記固定フランジを接続された、前記排水ますの前記流入口の内部へ挿入される案内管を有していることを特徴とする請求項6又は7に記載の排水ます。
  9. 前記案内管の外周面と略同一の直径の内周面を有する流入側接続管が接続された、前記排水ますの外壁面に取り付けられる湾曲した第2の固定フランジを備えており、前記固定フランジは、前記案内管を前記流入側接続管の内部へ挿入し、前記固定フランジと前記第2の固定フランジとで前記排水ますの側壁を挟持することにより、前記排水ますの内壁面に固定されることを特徴とする請求項8に記載の排水ます。
  10. 前記流入側接続管の内部へ挿入された前記案内管の端部は、前記流入側接続管の内部へ挿入される外部接続管の端部と当接するストッパーとして機能することを特徴とする請求項9に記載の排水ます。
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