JPH11100887A - 真空排水管 - Google Patents

真空排水管

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JPH11100887A
JPH11100887A JP26178897A JP26178897A JPH11100887A JP H11100887 A JPH11100887 A JP H11100887A JP 26178897 A JP26178897 A JP 26178897A JP 26178897 A JP26178897 A JP 26178897A JP H11100887 A JPH11100887 A JP H11100887A
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JP
Japan
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section
rising
check valve
forward slope
differential pressure
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JP26178897A
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English (en)
Inventor
Ken Takamata
憲 鷹股
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Publication of JPH11100887A publication Critical patent/JPH11100887A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 順勾配部の勾配に関わりなく1種類の逆止弁
で足りる真空排水管を提供する。 【解決手段】 順勾配部2と立ち上り部3とが交互に設
けられ、また立ち上り部3を挟んで上流側順勾配部2と
下流側順勾配部2との差圧を検出し上流側順勾配部2内
に大気を導入しうるように差圧計6と空気導入装置4と
が設けられている。立ち上り部3の上部と順勾配部2の
始端との交叉部分に逆止弁10が設けられ、順方向流に
対しては弁体15がシート部16から離れ、逆方向流に
対しては弁体15がシート部16に着座する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は負圧によって排水を
流すようにした真空排水管に関するものであり、とくに
逆止弁の配置位置を改善した真空排水管に関する。
【0002】
【従来の技術】便器や流しなどからの排水を真空ポンプ
等を備えた負圧源によって吸引して流すようにした真空
排水管にあっては、順勾配部と立ち上り部とを交互に設
け、水の自然流下を利用して負圧消費を極力小さくしな
がら長い距離を送水できるようにしている。
【0003】第3図(a)は従来の真空排水管1の構成
図である。この真空排水管1には順勾配部2と立ち上り
部3とが交互に設けられている。順勾配部2においては
水は自然流下により順勾配部2の終端まで流れる。
【0004】各順勾配部2の途中箇所には空気導入装置
4が設けられている。また、この空気導入装置4の設置
位置よりも上流側の順勾配部2にそれぞれ逆止弁5が設
けられている。
【0005】立ち上り部3を挟んで上流側の順勾配部と
下流側の順勾配部との差圧を検知する差圧計6が設けら
れている。順勾配部2の終端部に水が溜まると、上流側
順勾配部2と下流側順勾配部2との連通面積が次第に小
さくなってくる。そして、この差圧計6による検出差圧
が所定値以上になると空気導入装置4が開弁作動し、上
流側順勾配部2内に空気(大気)が導入される。そうす
ると、この空気導入装置4よりも上流側には逆止弁5が
設けられているので、大気圧は逆止弁5よりも上流側に
は作用せず、大気圧は専ら開弁した空気導入装置4より
も下流側に作用する。そして、この順勾配部2の終端側
に溜っていた水面が上流側順勾配部2から大気圧で押さ
れると共に、下流側から負圧源で吸引されるようにな
り、この溜水が一塊状となって立ち上り部3内を上昇
し、該立ち上り部3よりも下流側の順勾配部2に到達
し、その後は該順勾配部2内を自然流下する。なお、溜
水が立ち上り部3を上昇してしまうと、差圧6の検出差
圧が小さくなり、空気導入装置4が閉弁する。
【0006】第3図(b)は逆止弁5の断面図である。
この逆止弁5は、流入口5a及び流出口5bを有したハ
ウジング5A内に支軸7によって弁体8を回動(揺動)
自在に設け、順方向流に対しては弁体8がシート部9か
ら離れ、逆方向流に対しては弁体8がシート部9に着座
するように構成されたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】第3図の従来例におい
ては、逆止弁5を順勾配部2の途中箇所に設けており、
順勾配部2の勾配の如何に関らずシート部9がほぼ鉛直
となるように逆止弁5が設けられる必要がある。即ち、
シート部9が過度に上向きになっていると順方向流に対
し弁体8が障害となる。また、シート部9が過度に下向
き(オーバーハング状)になっていると逆方向流が生じ
たときに弁体8がシート部9に着座しにくくなる。
【0008】このため、従来の真空排水管にあっては、
順勾配部2の勾配に応じてシート部9の角度(流入口5
aと流出口5bとを結ぶ長手方向に対するシート部9の
交叉角度)が適切な逆止弁5を採用する必要があり逆止
弁5としてシート部9の角度が異なる多数種類のものを
用意しておく必要があった。
【0009】本発明は、順勾配部の勾配に関わりなく1
種類の逆止弁を設置することができる真空排水管を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)の真
空排水管は、排水が自然流下する順勾配部と、該順勾配
部の終端から上方に立ち上り、次の順勾配部の始端に連
なる立ち上り部と、逆止弁とを有し、負圧源に接続され
る真空排水管において、該逆止弁を該立ち上り部に設け
たことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明(請求項2)の真空排水管
は、排水が自然流下する順勾配部と、該順勾配部の終端
から上方に立ち上り、次の順勾配部の始端に連なる立ち
上り部と、逆止弁とを有し、負圧源に接続される真空排
水管において、該逆止弁を該立ち上り部と順勾配部の始
端との接続部分に設けたことを特徴とするものである。
【0012】かかる真空排水管にあっては、いずれも逆
止弁を順勾配部以外の箇所に設けているから、順勾配部
の勾配に関わらず1種類の逆止弁を設置することができ
る。
【0013】本発明では、順勾配部に大気を導入する大
気導入手段が設けられ、前記立ち上り部を挟んだ上流側
の順勾配部と下流側の順勾配部との差圧を検出する差圧
検出手段が設けられ、該差圧検出手段の検出差圧が所定
値以上になった場合に該上流側の順勾配部の大気導入手
段を作動させて該上流側の順勾配部内に大気を導入させ
る制御手段が設けられていることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】第1図(a)は実施の形態に係る
真空排水管の構成図、第1図(b)は逆止弁の断面図で
ある。
【0015】この真空排水管1も順勾配部2と立ち上り
部3とが交互に設けられ、また立ち上り部3を挟んで上
流側順勾配部2と下流側順勾配部2との差圧を検出し上
流側順勾配部2内に大気を導入しうるように差圧計6と
空気導入装置4とが設けられている。
【0016】この実施の形態にあっては、立ち上り部3
の上部と順勾配部2の始端との交叉部分に逆止弁10が
設けられている。
【0017】この逆止弁10は、下向きに開口する流入
口12及び横向きに開口する流出口13を有したハウジ
ング11と、該ハウジング11内に支軸14によって回
動自在に設けられ、シート部16に対し接離する弁体1
5とを備えている。順方向流に対しては弁体15がシー
ト部16から離れ、逆方向流に対しては弁体15がシー
ト部16に着座する。
【0018】このように構成された真空排水管において
も、排水は順勾配部2内を自然流下し、順勾配部2の終
端部に溜まり、差圧計6の検出差圧が次第に大きくな
る。差圧が所定以上になると空気導入装置4が開弁し、
溜水よりも上流側の順勾配部2に大気圧が導入され、溜
水は一塊状となって立ち上り部3を上昇し、逆止弁10
を押しあけて次の順勾配部2に入り、この順勾配部2を
自然流下する。順勾配部2の終端部の溜水が無くなるこ
とにより差圧計6の検出差圧が小さくなり、空気導入装
置4が閉弁する。
【0019】なお、逆止弁10はその下流側から負圧が
伝えられることによりシート部16から離れ、負圧が上
流側に伝達されるが、弁体15の上流側と下流側とを直
通するように負圧伝達用の経路を設け、負圧がこの経路
を介して常に上流側に伝達されるようにしてもよい。こ
のような経路としては、弁体15を迂回するバイパス流
路や弁体15に設けた小孔などが例示される。この経路
は順勾配部2の開口断面積よりも小さなものであり、空
気導入装置4が開弁作動して大気が下流側順勾配部2に
導入されたときに上流側に対し大気は殆ど流出しない。
【0020】第2図(a)は別の実施の形態に係る真空
排水管の構成図、第2図(b)は逆止弁の断面図であ
る。
【0021】この真空排水管1も順勾配部2と立ち上り
部3とが交互に設けられ、また立ち上り部3を挟んで上
流側順勾配部2と下流側順勾配部2との差圧を検出し上
流側順勾配部2内に大気を導入しうるように差圧計6と
空気導入装置4とが設けられている。
【0022】この実施の形態にあっては、立ち上り部3
の途中に逆止弁20が設けられている。
【0023】この逆止弁20は、下向きに開口する流入
口22及び横向きに開口する流出口23を有したハウジ
ング21と、該ハウジング21内に支軸24によって回
動自在に設けられ、シート部26に対し接離する弁体2
5とを備えている。順方向流に対しては弁体25がシー
ト部26から離れ、逆方向流に対しては弁体25がシー
ト部26に着座する。この弁体25を迂回するようにバ
イパス流路27が設けられ、負圧が常に上流側へ伝達さ
れると共に、閉止した弁体25の上に水が溜らないよう
構成している。
【0024】このバイパス流路27の代わりに弁体25
に小孔を設けても良い。
【0025】このように構成された真空排水管において
も、排水は順勾配部2内を自然流下し、順勾配部2の終
端部に溜まり、差圧計6の検出差圧が次第に大きくな
る。差圧が所定以上になると空気導入装置4が開弁し、
溜水よりも上流側の順勾配部2に大気圧が導入され、溜
水は一塊状となって立ち上り部3を上昇し、逆止弁20
を押しあけて次の順勾配部2に入り、この順勾配部2を
自然流下する。順勾配部2の終端部の溜水が無くなるこ
とにより差圧計6の検出差圧が小さくなり、空気導入装
置4が閉弁する。
【0026】第1,2図のいずれの実施の形態において
も逆止弁10,20は順勾配部2の途中箇所以外の部位
に設けられており、順勾配部2の勾配の如何に関らず1
種類の逆止弁を用いることができる。また、この逆止弁
10,20はいずれも小型のもので良い。
【0027】
【発明の効果】以上の通り、本発明の真空排水管は逆止
弁が1種類で足りる。本発明では、真空排水管内に効率
良く大気を導入し、排水をスムーズに流出させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る真空排水管の構成図である。
【図2】別の実施の形態に係る真空排水管の構成図であ
る。
【図3】従来の真空排水管の構成図である。
【符号の説明】
1 真空排水管 2 順勾配部 3 立ち上り部 4 空気導入装置 5,10,20 逆止弁 6 差圧計 8,15,25 弁体 9,16,26 シート部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水が自然流下する順勾配部と、該順勾
    配部の終端から上方に立ち上り、次の順勾配部の始端に
    連なる立ち上り部と、逆止弁とを有し、負圧源に接続さ
    れる真空排水管において、 該逆止弁を該立ち上り部に設けたことを特徴とする真空
    排水管。
  2. 【請求項2】 排水が自然流下する順勾配部と、該順勾
    配部の終端から上方に立ち上り、次の順勾配部の始端に
    連なる立ち上り部と、逆止弁とを有し、負圧源に接続さ
    れる真空排水管において、 該逆止弁を該立ち上り部と順勾配部の始端との接続部分
    に設けたことを特徴とする真空排水管。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記順勾配部
    に大気を導入する大気導入手段が設けられ、 前記立ち上り部を挟んだ上流側の順勾配部と下流側の順
    勾配部との差圧を検出する差圧検出手段が設けられ、 該差圧検出手段の検出差圧が所定値以上になった場合に
    該上流側の順勾配部の大気導入手段を作動させて該上流
    側の順勾配部内に大気を導入させる制御手段が設けられ
    ていることを特徴とする真空排水管。
JP26178897A 1997-09-26 1997-09-26 真空排水管 Pending JPH11100887A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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