JPH08284865A - 横軸ポンプ - Google Patents

横軸ポンプ

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Publication number
JPH08284865A
JPH08284865A JP8253195A JP8253195A JPH08284865A JP H08284865 A JPH08284865 A JP H08284865A JP 8253195 A JP8253195 A JP 8253195A JP 8253195 A JP8253195 A JP 8253195A JP H08284865 A JPH08284865 A JP H08284865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water level
pump
impeller
pipe
intake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8253195A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Tsugawa
卓司 津川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP8253195A priority Critical patent/JPH08284865A/ja
Publication of JPH08284865A publication Critical patent/JPH08284865A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な制御で気中運転から揚水運転に切替え
られるようにする。 【構成】 ポンプケーシング5下流側の吐出管8に逆U
字状の跨乗部10を形成して、滞留部10を形成するこ
とにより、吸気弁7Aを弁開して揚水運転から気中運転
に切替え、かつ羽根車3を回転させた気中運転状態にお
いて、滞留部10に水を滞留させて、ポンプ内水位を自
吸可能水位HHWL以上に保持しできるようにしてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、横軸ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図2に示す排水機場のポンプ
吸水井1に設置されている横軸ポンプは、吸水井1の水
位が揚水開始水位HWLに上昇した場合、この水位HW
Lを真空系2の圧力スイッチ20もしくは図示していな
い水位検出手段によって検出し、この検出信号に基づい
て吸気管7に介設されている吸気弁7Aを弁閉するとと
もに、吐出弁6を弁閉し、かつ真空系2の真空ポンプ2
1を起動させる。これにより、羽根車3の上流側に配置
されている吸込管4の内部が高負圧化され、吸込管4内
の水がポンプケーシング5内の羽根車3に達して、横軸
ポンプの自吸能力で排水することが可能な水位HHWL
まで引き上げられ、ここで羽根車3下流側の吐出弁6を
全開して排水運転(揚水運転)する。
【0003】また、揚水運転の継続で吸水井1の水位が
運転停止水位LWLまで低下した場合、この水位LWL
を真空系2の圧力スイッチ20もしくは図示していない
水位検出手段によって検出し、この検出信号に基づいて
吸気管7に介設されている吸気弁7Aを弁開して吸込管
4内に空気を吸込んで真空破壊し、揚水を停止して気中
運転に切替え、先行待機運転を行う。
【0004】このような方法で揚水運転あるいは先行待
機運転がなされる従来の横軸ポンプでは、吸水井1の水
位が運転停止水位LWLまで低下して気中運転に切替え
られると、羽根車3が収容されているポンプケーシング
5下流側の吐出管8内の水は排水路9に排出されて、吐
出管6内は空になるため羽根車3の自吸能力が消失す
る。したがって、気中運転から揚水運転に切替えるため
には、予め吐出弁6を閉じておき、吸水井1の水位が揚
水開始水位HWLまで上昇した時点で、吸気弁7Aを弁
閉し、かつ再び真空ポンプ21を起動して水位を自吸可
能水位HHWLまで引き上げ、さらに吐出弁6を弁開す
るなどの煩雑な制御を行う必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、気中運転から揚水運転に切替えるための制御が煩
雑な点である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、羽根車上流の
吸込管に接続されて該吸込管内に負圧を発生させる真空
系と、前記吸込管に接続され、かつ吸気弁を介設した吸
気管とを備え、前記吸気弁を弁開し、前記羽根車を回転
させた気中運転状態で、前記羽根車が収容されているポ
ンプケーシング下流側の吐出管に、ポンプ内水位を、自
吸可能水位以上に保持するために必要な水を滞留させる
滞留部が形成されていることを特徴とし、簡単な制御で
気中運転から揚水運転に切替えるられるようにする目的
を達成した。
【0007】
【作用】本発明によれば、横軸ポンプを設置している吸
水井の水位が揚水開始水位に上昇した場合、この水位を
検出し、この検出信号に基づいて吸気管に介設されてい
る吸気弁を弁閉するとともに、真空系によって吸込管の
内部を高負圧化させることにより、ポンプ内の水位を羽
根車の自吸能力で排水することが可能な水位まで引き上
げ、羽根車下流側の吐出弁を全開して排水運転(揚水運
転)する。また、揚水運転の継続で吸水井の水位が運転
停止水位まで低下した場合、この水位を検出し、この検
出信号に基づいて吸気管に介設されている吸気弁を弁開
して吸込管内に空気を吸込んで真空破壊し、揚水を停止
して気中運転に切替え、先行待機運転を行う。気中運転
に切替えられても、吐出管に形成されている滞留部には
ポンプ内水位を自吸可能水位以上に保持するために必要
な水が滞留して、羽根車の自吸能力が保持されているの
で、吸水井の水位が揚水開始水位まで上昇した時点で、
この水位を検出し、この検出信号に基づいて吸気管に介
設されている吸気弁を弁閉することで、吸込管内の空気
を羽根車の自吸能力で吐出管側に排出し、吸込管内の水
を吸い揚げて揚水運転に切替えることができる。すなわ
ち、初期の揚水運転開始時にのみ真空系によってポンプ
内水位を自吸可能水位まで引き上げれば、それ以後の気
中運転から揚水運転への切替えは、単に吸気弁を開閉さ
せるきわめて簡単な制御によって行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。なお、図2で説明した従来例と同一もしくは相
当部分には同一符号を付して、詳しい説明は省略する。
図1において、吐出管6には、吸気管7の吸気弁7Aを
弁開して羽根車3を回転させた気中運転状態で、ポンプ
ケーシング5下流側の吐出管8に、ポンプ内水位を、自
吸可能水位HHWL以上に保持するために必要な水を滞
留させる滞留部10が形成されている。つまり、吐出管
8には、排水路11の側壁11Aを跨ぐ逆U字状の跨乗
部8Aを形成し、この跨乗部8Aの下面8aの高さをポ
ンプ内の自吸可能水位HHWLよりも高い位置に設定し
てある。
【0009】前記構成において、吸水井1の水位が揚水
開始水位HWLに上昇した場合、この水位をたとえば図
示していない水位計によって検出し、この検出信号に基
づいて吸気管7に介設されている吸気弁7Aを弁閉する
とともに、吐出弁6を弁閉し、かつ真空系2の真空ポン
プ21を起動させる。これにより、羽根車3の上流側に
配置されている吸込管4の内部が高負圧化され、吸込管
4内の水がポンプケーシング5内の羽根車3に達して、
横軸ポンプの自吸能力で排水することが可能な水位HH
WLまで引き上げられ、ここで羽根車3下流側の吐出弁
6を全開して排水運転(揚水運転)する。
【0010】揚水運転の継続で吸水井1の水位が運転停
止水位LWLまで低下した場合、この水位を水位計によ
って検出し、この検出信号に基づいて吸気管7に介設さ
れている吸気弁7Aを弁開して吸込管7内に空気を吸込
んで真空破壊し、揚水を停止して気中運転に切替え、先
行待機運転を行う。このように気中運転に切替えられて
も、吐出管8に形成されている滞留部10にはポンプ内
水位を自吸可能水位HHWL以上に保持するために必要
な斜線で示す水が滞留して、羽根車3の自吸能力が保持
されているので、吸水井1の水位が揚水開始水位HWL
まで上昇した時点で、この水位を検出し、この検出信号
に基づいて吸気管7に介設されている吸気弁7Aを弁閉
することで、吸込管7内の空気を羽根車3の自吸能力で
吐出管8側に排出し、吸込管4内の水を吸い揚げて揚水
運転に切替えることができる。
【0011】このように、初期の揚水運転開始時にのみ
真空系2の真空ポンプ21によってポンプ内水位を自吸
可能水位HHWLまで引き上げ、かつ吐出弁6を全開さ
せておけば、それ以後の気中運転から揚水運転への切替
えは、単に吸気弁7Aを開閉させるきわめて簡単な制御
によって行うことができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、初期の
揚水運転開始時にのみ真空系によってポンプ内水位を自
吸可能水位まで引き上げておけば、それ以後の気中運転
から揚水運転への切替えは、単に吸気弁を開閉させるき
わめて簡単な制御によって行うことができる。しかも、
吐出管に滞留部を形成する簡単な改造によって、既設の
横軸ポンプに適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】従来例の断面図である。
【符号の説明】
2 真空系 3 羽根車 4 吸込管 5 ポンプケーシング 7 吸気管 7A 吸気弁 10 滞留部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車上流の吸込管に接続されて該吸込
    管内に負圧を発生させる真空系と、前記吸込管に接続さ
    れ、かつ吸気弁を介設した吸気管とを備え、前記吸気弁
    を弁開し、前記羽根車を回転させた気中運転状態で、前
    記羽根車が収容されているポンプケーシング下流側の吐
    出管に、ポンプ内水位を、自吸可能水位以上に保持する
    ために必要な水を滞留させる滞留部が形成されているこ
    とを特徴とする横軸ポンプ。
JP8253195A 1995-04-07 1995-04-07 横軸ポンプ Pending JPH08284865A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8253195A JPH08284865A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 横軸ポンプ

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JP8253195A JPH08284865A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 横軸ポンプ

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JPH08284865A true JPH08284865A (ja) 1996-10-29

Family

ID=13777097

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JP8253195A Pending JPH08284865A (ja) 1995-04-07 1995-04-07 横軸ポンプ

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JP (1) JPH08284865A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010203292A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Toshiba Corp ポンプシステム及び立型ポンプ
CN105465044A (zh) * 2014-09-26 2016-04-06 株式会社日立制作所 横轴泵系统及用于该系统的横轴泵

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010203292A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Toshiba Corp ポンプシステム及び立型ポンプ
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