JP2012225159A - 真空式下水道システム - Google Patents

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修 清水
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裕次 廣東
Keisuke Ikeda
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【課題】仕切り弁(区間弁)としての機能と逆止弁としての機能、更に点検口としての機能も発揮できる真空下水道用弁を設置した真空式下水道システムを提供すること。
【解決手段】枝管1Bが本管1に合流する真空下水管を有する真空式下水道システムであって、枝管1Bが本管1に合流する合流部の本管1の上流側に仕切り弁機能と逆止弁機能を備えた真空下水道用弁10を設けた。これにより真空下水道用弁10の逆止弁機能により枝管1Bから本管に合流する汚水が本管1の上流側に逆流するのを防止できる。
【選択図】図13

Description

本願発明は真空式汚水収集システムの汚水発生源から真空ステーションまでをつなぐ真空下水管の途中に取付けられる真空下水道用弁、該真空下水道用弁を真空下水管に設置した真空式下水道システムに関するものである。
図1は真空式下水道システムの構成例を示す概略図である。同図に示すように、各家庭100や工場などから排出された汚水は、自然流下式の流入管101を通って地下に埋設された真空弁ユニット102内に流れ込む。該真空弁ユニット102内に汚水が所定量溜まると、真空弁103が開いて汚水が真空下水管1に吸い込まれ、真空ステーション104の集水タンク105に集められ、更に圧送ポンプ106によって図示しない下水処理場等に送られる。
真空下水管1には、維持管理用に区間弁(仕切り弁)と点検口(テストボール挿入口)を設けることになっている。真空式下水道収集システム技術マニュアル−2002年度版(財団法人 下水道新技術推進機構発行)によると、区間弁は本管では400m以内の間隔で設け、枝管(図1の枝管1B)と本管(図1の真空下水管1)の合流点(図1ではA点)に設けるように定められている。一方点検口は区間弁の近傍及び約200m以内の間隔で設けるように定められている。
汚水が図2に示すように真空下水管1の枝管1Bから本管に流れ込む際、本管が枝管1Bの合流部Aの上流側にわたって同じ真空度であるから、汚水107は本管の下流方向(矢印C方向)ばかりではなく、上流方向(矢印D方向)にも一部が流れてしまい、汚水のスムーズな流れを阻害し、管路損失が増大してしまう恐れがある。このため従来は、図3に示すように、真空下水管1に枝管1Bが合流する合流部A等に逆流を防止する逆止弁108を取付けることが望ましかった。
特開平10−168999号公報 特開平9−144120号公報
上記のように真空下水管1の本管に枝管1Bが合流する合流部で汚水が逆流するのを防止し、汚水の流れを円滑にするためには有効であるが、逆止弁を単体で取付けることがコスト高になるという問題があった。
本願発明は上述の点に鑑みてなされたもので、仕切り弁(区間弁)としての機能と逆止弁としての機能、更に点検口としての機能も発揮できる真空下水道用弁を設置した真空式下水道システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本願発明は、枝管が本管に合流する真空下水管を有する真空式下水道システムであって、前記枝管が本管に合流する合流部の該本管上流側に逆止弁機能を備えた真空下水道用弁を設けたことを特徴とする真空式下水道システムにある。
また、本願発明は上記真空式下水道システムにおいて、前記本管が多段リフト管と、該多段リフト管に接続された水平管で構成されたことを特徴とする。
また、本願発明は上記真空式下水道システムにおいて、前記水平管が0.1%程度の勾配を持つことを特徴とする。
また、本願発明は上記真空式下水道システムにおいて、前記真空下水道用弁が、仕切り弁機能と、逆止弁機能を備えていることを特徴とする。
また、本願発明は、枝管が本管に合流する真空下水管を有する真空式下水道システムであって、前記枝管が本管に合流する合流部の該枝管上流側に仕切り弁機能と、逆止弁機能を備えた真空下水道用弁を設けたことを特徴とする真空式下水道システムにある。
本願発明によれば、枝管が本管に合流する合流部の該本管上流側に逆止弁機能を備えた真空下水道用弁を設けたことにより、該真空下水道用弁の逆止弁機能により、枝管から本管に合流する汚水が本管上流側に逆流するのを防止することができる。
また、真空下水道用弁が、仕切り弁機能と、逆止弁機能を備えているので、真空式下水道システムの仕切り弁にも逆止弁にも同一構成の真空下水道用弁を使用できるので、真空式下水道システムを安価に構築できる。
また、上記真空式下水道収集システム技術マニュアルでは、枝管に対して本管の真空下水道管の口径が2倍以上である場合のみ水平合流が可能となっているが、ここでは、枝管が本管に合流する合流部の該枝管上流側に設けた真空下水道用弁を逆止弁として機能させることにより、本管からの汚水が枝管上流側に逆流するのを防止することができるので、本管が枝管の1.0倍以上2.0倍未満でも枝管を本管に合流させることができる。
真空式下水道システムの構成例を示す概略図である。 真空下水管の本管に枝管が合流する状態を示す図である。 真空下水管の本管に枝管が合流する合流部の本管の上流側に逆止弁を設けた例を示す図である。 本願発明に係る真空下水道用逆止弁の正面図である。 本願発明に係る真空下水道用逆止弁の側面図である。 本願発明に係る真空下水道用逆止弁の平面図である。 本願発明に係る真空下水道用逆止弁のフラップ弁体閉塞時の側断面図である。 本願発明に係る真空下水道用逆止弁の閉止機構の加圧部材を示す図である。 本願発明に係る真空下水道用逆止弁の閉止機構の構成部品を示す図である。 本願発明に係る真空下水道用逆止弁の閉止機構の締付け部を示す図である。 本願発明に係る真空下水道用逆止弁のフラップ弁体開放時の側断面図である。 本願発明に係る真空下水道用逆止弁の閉止機構の関節部の構成例を示す図である。 本願発明に係る真空下水道用逆止弁の使用例を示す図である。 本願発明に係る真空下水道用逆止弁の使用例を示す図である。 本願発明に係る真空下水道用逆止弁の使用例を示す図である。 本願発明に係る真空下水道用逆止弁の使用例を示す図である。
以下、本願発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図4乃至図6は本願発明に係る真空下水道用逆止弁を示す図で、閉止機構を取付ける前の真空下水道用逆止弁の外観構成を示す図である。図4は正面図、図5は側面図、図6は平面図である。図示するように、本真空下水道用逆止弁10は胴体11を備え、該胴体11には汚水流入口12と汚水流出口13が設けられ、汚水流入口12に真空下水管(図示せず)の上流側を、汚水流出口13に真空下水管の下流側を接続することにより、汚水流入口12から胴体11内に流れ込んだ汚水は下流側(矢印E方向)に向かって汚水流出口13から流出し、その反対方向への汚水の流れは防止される。
胴体11の上部には開口14が設けられており、該開口14は蓋体15で覆われるようになっている。胴体11と蓋体15の間にはパッキン16が介在し、複数本(図では10本)のボルト17で締め付けて、蓋体15を胴体11に固定している。蓋体15には小孔18が設けられ、該小孔18を密閉するプラグ19が設けられている(図7参照)。真空下水道用逆止弁10の動作中、汚水流入口12及び汚水流出口13に接続された真空下水管1(図1参照)内には汚水と空気が流れており、且つ胴体11は蓋体15によって密閉されているので、胴体11内上部の空気溜り室20には常に空気がこもった状態が維持される。フラップ弁体22を回動自在に支持するシャフト21は空気溜り室20の高い位置に設置されているから、真空下水道用逆止弁10中を汚水が流れても、該汚水がシャフト21まで到達することはなく、従って該シャフト21に汚水中の夾雑物が絡まったり噛み込んだりすることはない。
上記構成の真空下水道用逆止弁10において、通常の使用方法によれば、空気溜り室20内にこもった空気が無くなる恐れがないが、特別の使用方法、即ち流れる汚水の気液比を小さくするように真空下水収集装置の使用方法を設計した場合は、空気溜り室20内にこもった空気が殆ど無くなってしまう恐れがある。このような場合、真空下水道用逆止弁10の蓋体15に設けた小孔18のプラグ19を外して、該小孔18に通気管(図示を省略)を接続すると共に、該通気管にバルブを接続し、該バルブを通して空気が少しずつ空気溜り室20にもれるようにしておく。このようにすれば、たとえ気液比が小さく真空下水管1中を流れる空気の量が少なくなっても、その分バルブを通して空気が空気溜り室20に供給でき、これによって空気溜り室20内に常に所定量の空気を溜めておくことができ、前述のようにシャフト21に汚水中の夾雑物が絡まったり噛み込んだりすることはなくなる。
図7は閉止機構を取付けた本願発明に係る真空下水道用逆止弁の内部構成を示す側断面図である。胴体11内にはシャフト21で回動自在に支持されたフラップ弁体22が設けられている。このフラップ弁体22は汚水流入口12の端部に形成された弁座23に密接に当接するようになっている。フラップ弁体22は弁体に加わる圧力(液圧や空気圧等)により変形しない剛性を有し、且つ比重の大きい材料で構成し、その外面(少なくとも弁座23に当接する外面)にはゴム材等の柔軟性を有する材料からなる柔軟材層が形成されている。また、フラップ弁体22は弁座23に当接している状態で汚水流入口12の中心と汚水流出口13の中心を結ぶ直線Lに対してθ°(θ=30°以上〜90°未満(図ではθ≒60°))の角度範囲で取付ける。即ち弁座23の面傾斜角をθ°としている。これにより弁座23のシール面にフラップ弁体22の重量が作用し、逆止弁として汚水、空気の逆流を効果的に防止できるようになる。
本真空下水道用逆止弁は、フラップ弁体22を閉止機構30により、弁座23に押圧して固定することにより、仕切り弁(区間弁)としての機能を果たすようになっている。閉止機構30は、フラップ弁体22を上から加圧(押圧)する加圧部材31と、関節部32と軸33と、締付部材34と、取っ手35を備えている。加圧部材31は図8に示すように、並行に配置された2本のアーム36、36に取付けられ、該アーム36、36の他端はシャフト21に接続(連結)されている。即ち、加圧部材31はアーム36,36及びシャフト21を介して回動自在となっている。加圧部材31の上面には一対の接続突起部31a、31aが対向して設けられ、該接続突起部31a、31aの間にロッド37の一端を挿入し、図7に示すようにロッド37の一端をピン38を介して接続し、該ロッド37の他端は軸33の先端に取付けた第2ストッパー39にピン40を介して接続している。
軸33の他端(後端)には図9(a)、図10(a)に示すように、大径部33aが形成されており、該大径部33aの外周部にはネジ溝33bが形成されている。そして大径部33aの端部に取っ手35が装着固定(例えば、取っ手35にボルト挿入孔を設け、該ボルト挿入孔に大径部33aの中心部に設けたボルトを捩じ込んで装着固定)されている。蓋体15の上面所定位置には、軸33が貫通する貫通孔25が形成された円柱状の貫通部24が形成されており、該貫通部24の貫通孔25を通って軸33が配置されている。締付部材34は軸33を下降させ加圧部材31でフラップ弁体22を加圧(押圧)して固定するためのものである。締付部材34は案内部材34−2と該案内部材34−2の上面にナット部材34−1が固着された構成であり、該ナット部材34−1は軸33の大径部33aのネジ溝33bに螺合するようになっている。貫通部24の外周には、締付部材34の案内部材34−2の回転を案内する案内溝24aが形成され、該案内溝24aに案内部材34−2の下端に形成された突部34−2aが係合して、締付部材34が貫通部24の周りを回転できるようになっている。
貫通部24及び蓋体15には、軸33が貫通する貫通孔25が形成されており、該貫通孔25の内壁面に軸33の表面に付着した異物を除去するスクレーパ26、シールのためのOリング等のシール部材27が設けられている。スクレーパ26はシール部材27に対して上下又はその一方でもよい。なお、図8は閉止機構30の加圧部材31等の構成部品を示す平面図である。図9は閉止機構30の関節部32や軸33部の構成部品を示す図で、図9(a)、(b)は軸33及び取っ手35を、図9(c)、(d)はロッド37を夫々示す。図10は閉止機構の締付け部の構成を示す図、図10(a)は締付け部の断面構成を、図10(b)は締付部材の平面構成を夫々示す。
上記構成の閉止機構30を備えた本真空下水道用逆止弁10において、図7に示すように、軸33を胴体11内に下降させ、締付部材34のナット部材34−1を軸33の大径部33aの外周に形成されたネジ溝33bに螺合させ、該締付部材34(ナット部材34−1)を回転させることにより、軸33は関節部32を介して加圧部材31を押圧し、フラップ弁体22を弁座23面に固定する。これにより、本真空下水道用逆止弁10は仕切り弁(区間弁)として機能する。
本真空下水道用逆止弁10を逆止弁として機能させるときは、図11に示すように、締付部材34のナット部材34−1と軸33の大径部33aのネジ溝33bとの螺合を解除し、取っ手35を引くことにより軸33をその先端に取付けた第2ストッパー39が胴体11の内壁面に到達するまで引き上げる。この状態で、締付部材34のナット部材34−1と軸33の大径部33aの間に第1ストッパー41を装着することにより、軸33の落下を防止する。これにより、加圧部材31は所定の位置に固定され、フラップ弁体22はシャフト21を支点として回動自在となることで弁座23を開き、本真空下水道用逆止弁10を逆止弁として機能する。また、フラップ弁体22が全開動作した時に、加圧部材31はフラップ弁体22の開度を制限するストッパーとなる。第1ストッパー41は半割りの筒体で構成され、上記のように締付部材34のナット部材34−1と軸33の大径部33aの間に介在させ装着する。第1ストッパー41は、上端部に取り付けたチェーン等の締付部材41aで軸33の大径部33aに結び付けられている。
なお、閉止機構30の関節部32を加圧部材31の接続突起部31a、31aにピン38を介して一端を接続したロッド37で構成したが、関節部32はこれに限定されるものではなく、例えば図12に示すように、ロッド37の一端をボール継ぎ手42を介して揺動自在に加圧部材31に接続した構成の関節部32でもよい。
本真空下水道用逆止弁10は、胴体11から蓋体15を取り外し、開口14をテストボール挿入口とすることにより、点検口としても機能させることができる。
図13は本願発明に係る真空下水道用逆止弁の使用例を示す図である。図示するように本管である真空下水管1が多段のリフト管1−1で構成される多段リフトに接続された水平管1−2とで構成され、該多段のリフト管1−1と水平管1−2の接続部に枝管1Bが合流し、図示しない真空ステーションに汚水を送水するシステムにおいて、この合流部の本管上流側に上記構成の真空下水道用逆止弁10を配置する。このように、枝管1Bが本管の真空下水管1に合流する合流部の本管の上流側に上記仕切り弁機能と逆止弁機能を備えた真空下水道用逆止弁10を設置することにより、該真空下水道用逆止弁10の逆止弁機能により、真空下水管1内の汚水が逆流しないため、汚水の流をスムーズにすることが可能となる。即ち、本管の合流部の上流側に真空下水道用逆止弁10を設置することにより、枝管1Bからの汚水が本管である真空下水管1内を逆流しないから、多段のリフト管1−1内に汚水が溜まることなく、管路損失を増大させることがない。また、フラップ弁体22を弁座23に固定させることにより仕切り弁として機能させることもできる。水平管1−2には、ある程度の勾配がある。例えば0.1%程度の勾配をもつ配管も含む。
図14は本願発明に係る真空下水道用逆止弁の他の使用例を示す図である。従来は(上記「真空式下水道収集システム技術マニュアル」では)枝管1Bに対して本管の真空下水管1の口径が2倍以上である場合のみ水平合流が可能であったが、ここでは本管である真空下水管1の口径と、枝管1Bの口径が等しい場合であり、真空下水管1に枝管1Bが合流する合流部の枝管1B側に、上記仕切り弁機能と逆止弁機能を備えた真空下水道用逆止弁10を設置している。このように枝管1B側に真空下水道用逆止弁10を設置することにより、本管である真空下水管1内の汚水が枝管1Bに逆流しないため水平合流が可能となる。なお。図14(a)は平面図、図14(b)はA矢視断面である。
図15(b)は本願発明に係る真空下水道用逆止弁の他の使用例を示す図である。従来、図15(a)に示すように、真空下水管1の多段リフトを経て真空ステーションに集水するようになっている場合、エアロックを解除するため、多段リフト上流側に吸気管52及びバルブ51等を備えた自動吸気装置を設けている場合がある。この自動吸気装置は真空下水管1内の真空度が低下した場合に作動し、バルブ51を開放して空気を吸引する。この吸引された空気により真空下水管1のエアロックが解除され、下流の高い真空度が多段リフトの上流に届くため、自動吸気装置は作動を停止してバルブ51を閉じる。このようにしてエアロックが解除された真空下水管1内は、自動吸気装置で設定した真空度より高い真空度が得られる。
上記自動吸気装置が作動し、バルブ51を開放して空気を吸引したとき、吸引した空気は図15(a)の矢印Fで示すように下流側だけでなく上流側にも流れ、それに伴って汚水も逆流するという問題がある。そこで図15(b)に示すように、吸気管52より上流側の真空下水管1に本願発明に係る真空下水道用逆止弁10を設置する。これにより、バルブ51の開放時の逆流を防止できる。また、真空下水道用逆止弁10は仕切り弁として機能させることができるので、仕切り弁として使用することも可能である。
図16(b)は本願発明に係る真空下水道用逆止弁の他の使用例を示す図である。従来、図16(a)に示すように、真空下水管1を経て汚水を真空ステーションに設置された集水タンク55に集水する場合、真空下水管1のリフトによる損失を考え、配管を立ち上げず、集水タンク55を地下(図でGL地表面レベルを示す)に設置していた。そのため集水タンク55を地下に設置する工事が必要となる。そこで図16(b)に示すように、真空下水管1の集水タンク55に接続される部分をリフト配管とし、上流部に吸気管52及びバルブ51等備えた自動吸気装置を設け、その上流側の真空下水管1に本願発明に係る真空下水道用逆止弁10を設置する。なお、図16(b)において、バルブ51は、真空ステーションの電源を利用して電動弁と圧力センサーと制御装置の組み合わせとしてもよい。これにより、集水タンク55に接続されるリフト配管1−2に生じる圧力損失を短時間で確実に低減することが可能となり、真空式下水道システムの汚水収集範囲を狭めることもなく、地下に集水タンク55等の構造物を設置する必要がなくなる。この場合、真空下水道用逆止弁10の設置位置に図16(a)に示すように仕切り弁53を設置する必要があるが、上記のように本真空下水道用逆止弁10は仕切り弁としての機能も有しているから、別途仕切り弁を設ける必要がない。なお、図16(b)において、リフト配管1−2は多段のリフト配管としてもよい。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
本願発明は、枝管が本管に合流する真空下水管を有する真空式下水道システムの枝管が本管に合流する合流部の本管上流側又は枝管上流側又は両方に逆止弁としての機能と仕切り弁としての機能を備えた真空下水道用弁を設けたことにより、汚水が合流部を経由して本管上流側及び枝管上流側に逆流するのを防止できる真空式下水道システムを安価に構築するのに利用することができる。
10 真空下水道用逆止弁
11 胴体
12 汚水流入口
13 汚水流出口
14 開口
15 蓋体
16 パッキン
17 ボルト
18 小孔
19 プラグ
21 シャフト
22 フラップ弁体
23 弁座
24 貫通部
25 貫通孔
26 スクレーパ
27 シール部材
31 加圧部材
32 関節部
33 軸
34 締付部材
35 取っ手
37 ロッド
38 ピン
39 第2ストッパー
40 ピン
41 第1ストッパー
42 ボール継ぎ手
51 バルブ
52 吸気管
53 仕切り弁
55 集水タンク

Claims (5)

  1. 枝管が本管に合流する真空下水管を有する真空式下水道システムであって、
    前記枝管が本管に合流する合流部の該本管上流側に逆止弁機能を備えた真空下水道用弁を設けたことを特徴とする真空式下水道システム。
  2. 請求項1に記載の真空式下水道システムにおいて、
    前記本管が多段リフト管と、該多段リフト管に接続された水平管で構成されたことを特徴とする真空式下水道システム。
  3. 請求項1又は2に記載の真空式下水道システムにおいて、
    前記水平管が0.1%程度の勾配を持つことを特徴とする真空式下水道システム。
  4. 請求項1に記載の真空式下水道システムにおいて、
    前記真空下水道用弁が、仕切り弁機能と、逆止弁機能を備えていることを特徴とする真空式下水道システム。
  5. 枝管が本管に合流する真空下水管を有する真空式下水道システムであって、
    前記枝管が本管に合流する合流部の該枝管上流側に仕切り弁機能と、逆止弁機能を備えた真空下水道用弁を設けたことを特徴とする真空式下水道システム。
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