JPH09144119A - 真空式下水道の伏越 - Google Patents
真空式下水道の伏越Info
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- JPH09144119A JPH09144119A JP32408195A JP32408195A JPH09144119A JP H09144119 A JPH09144119 A JP H09144119A JP 32408195 A JP32408195 A JP 32408195A JP 32408195 A JP32408195 A JP 32408195A JP H09144119 A JPH09144119 A JP H09144119A
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Abstract
的にエアブローできる真空式下水道の伏越を提供するこ
と。 【解決手段】 河川などの障害物1の一側に設けられた
上流側真空下水管2と、障害物1の他側に設けられた下
流側真空下水管3とを、障害物1の下側をくぐる通水管
4で接続すると共に、障害物1の上側を跨ぐ通気管5で
接続してなる真空式下水道の伏越である。上流側真空下
水管2の通気管5を接続した部分よりも下流側に逆止弁
6を取り付ける。逆止弁6の下流側に真空弁ユニット9
の真空汚水管8を接続する。通気管5にも逆止弁7を設
ける。
Description
空ステーションまでをつなぐ真空下水管路の途中に河川
などの障害物がある場合において、該障害物の揚程によ
る真空度の低下を防止し、汚水搬送可能範囲の拡大を図
ると共に、汚水を円滑に搬送させることのできる真空式
下水道の伏越に関するものである。
概略図である。同図に示すように、各家庭50や工場な
どから排出された汚水は、自然流下式の流入管51を通
して地下に埋設された真空弁ユニット53に流れ込む。
そして該汚水が真空弁ユニット53内に所定量溜ると、
真空弁55が開いて真空下水管57に吸い込まれ、真空
ステーション59の集水タンク56に集められ、さらに
圧送ポンプ58によって汚水処理場などに送られる。
の真空下水管57の途中に河川などの障害物があった場
合、その登り勾配における揚程は、真空ステーションで
発生した真空度を消費し、真空度の低下原因となる。
58424号公報)のように、上流側真空下水管71と
下流側真空下水管73とを、河川などの障害物75の下
側をくぐる通水管77で接続すると共に、障害物75の
上側を跨ぐ通気管79で接続してなる構造の真空下水道
の伏越が開発され、利用されている。
71内を流れてきた汚水は、通水管77をサイホンの原
理でくぐり抜け、下流側真空下水管73を流れていく。
一方下流側真空下水管73内の真空は通気管79を経て
そのまま上流側真空下水管71に伝達されるので、その
真空度が低下しない。
上、汚物等の異物が堆積し易い。そこでこの従来例の場
合は、通気管79に開閉弁81を取り付け、一方上流側
真空下水管71に大気連通管85と開閉弁87を取り付
けておき、前記通水管77に異物が溜ると、開閉弁81
を閉じるとともに開閉弁87を開け、これによって上流
側真空汚水管71内にエアを吸入して通水管77内をエ
アブローして前記堆積した異物を下流側真空下水管73
へ排出せしめるようにしていた。
例においては、通水管77内に異物が堆積した場合、こ
れをエアブローするための特殊な操作が必要で煩雑であ
り、またこの操作は流下流量の少ない夜間等を選ばなけ
ればならず、また開閉弁87を開けて上流側真空下水管
71内に吸入されたエアの一部は、上流側真空下水管7
1内をその上流側に向けても流れてしまい、通水管77
の効率的なエアブローができなくなってしまうという問
題点があった。
は、上記従来例以外にも、例えば特開平5−15669
3号公報に記載のもののように、通水管の最低レベル部
に大気に連通する連通管を設ける構造のものもあるが、
このように構成すると配管構造が複雑になるばかりか、
開閉弁の数が多数必要となったり、三方弁・四方弁等が
必要となってしまい、またその操作も煩雑になるという
問題点があった。
ありその目的は、簡便な構造で通水管内の堆積した異物
を効果的にエアブローできる真空式下水道の伏越を提供
することにある。
め本発明は、障害物の一側に設けられた上流側真空下水
管と、障害物の他側に設けられた下流側真空下水管と
を、障害物の下側をくぐる通水管で接続すると共に、障
害物の上側を跨ぐ通気管で接続してなる真空式下水道の
伏越において、前記上流側真空下水管の通気管を接続し
た部分よりも下流側に逆止弁を取り付け、且つ該逆止弁
の下流側に真空弁ユニット又は空気吸入ユニットの配管
を接続し、さらに前記通気管にも逆止弁を設けることと
した。
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の真空式下水道
の伏越の一実施形態を示す概略断面図である。同図に示
すように、本実施形態の真空式下水道の伏越は、河川
(障害物)1の一側に設けられた上流側真空下水管2
と、河川1の他側に設けられた下流側真空下水管3と
を、河川1の下側をくぐる通水管4で接続すると共に、
河川1の上側を跨ぐ通気管5で接続して構成されてい
る。
下水管2の通気管5を接続した部分よりも下流側に逆止
弁6を取り付け、且つ該逆止弁6の下流側に真空弁ユニ
ット9から延びる真空汚水管8を接続し、さらに前記通
気管5中の所定位置にも逆止弁7を設けている。
側から下流側への汚水又は空気の移動はできるが、下流
側から上流側への移動はできない機能を有するものであ
る。
す概略断面図である。同図に示すようにこの逆止弁6
(又は7)は、上流側真空下水管2の途中に取り付けら
れた下部本体61と、該下部本体61の上部に取り付け
られる上部本体63と、該上部本体63側から下部本体
61内に垂下される弁棒65と、該弁棒65の先端に揺
動自在に取り付けられるフラップ弁体67と、上部本体
63の上端を密閉するシール蓋69とを具備して構成さ
れている。
・下部本体61,63内は外気から密封されている。そ
して上流側真空下水管2内を上流から下流側に向けて汚
水又は空気が通過する際は、フラップ弁体67が二点鎖
線で示す位置まで回動して該汚水などを流す。
上流側に向けて汚水又は空気が通過しようとすると、フ
ラップ弁体67が下部本体61内に設けた弁座62に当
接し、これを阻止する。
68に係合してその位置決めを行なう位置決め材、66
は弁棒65の上端に固定されてシール蓋69によって下
方向に押圧されるスプリングである。
シール蓋69を取り外して弁棒65を外部に引き抜く。
代わりに、例えば図4に示すように、上流側真空下水管
2の端部に取り付けたフラップ弁21を弁座23に当接
することで該上流側真空下水管2の端部を開閉するよう
にしてなる構造の逆止弁6′を設け、且つ該逆止弁6′
の下流側に取り付けた通水管4の上端に真空汚水管8を
接続するように構成しても良い。
に限定されず、例えば従来公知のスイング弁など、他の
各種の逆止弁を用いて構成してもよい。
動作を説明する。上流側真空下水管2を流れてきた汚水
は、通気管5の接続部において気液分離された後、逆止
弁6を通過して通水管4に流れ込む。本発明においては
逆止弁6を設けているので、通水管4に流れ込んだ汚水
は、逆流しないで上流から下流側に向かって確実に搬送
される。
分離された気体も、逆止弁7によって、逆流しないで上
流から下流側に向かって確実に搬送される。
らの汚水の流入によって前記真空弁ユニット9が自動的
に作動すると、真空汚水管8に空気が吸い込まれ、この
真空汚水管8が接続された通水管4内の堆積した異物を
エアーブローし、下流側真空下水管3に搬送される。
いるので、該真空汚水管8から吸い込まれた空気は、逆
止弁6の作用によって上流側真空下水管2の上流側には
流れて行かず、このため全ての空気が通水管4側に流れ
込んで該通水管4内をエアブローする。従って、通水管
4内の堆積した異物のエアブローが無駄なく確実に行な
える。
下流側真空下水管3へ流下する汚水や空気の一部が通気
管5内を逆流するように流れる場合があるが、本発明に
おいては逆止弁7を取り付けているので、このような場
合でも逆流する恐れはなく、この点からもエアブローが
効果的に行なえる。
切な汚水収集家屋などがある場合には、該家屋用に設置
した真空弁ユニット9の真空汚水管8を上流側真空下水
管2に接続して本発明を構成できる。
へ汚水が流入することによって、該真空弁ユニット9が
自動的に作動するため、別途何ら特別な制御や操作を行
なわなくても、前記エアブローが適当な時間間隔で行な
われる。
が存在しない場合は、前記真空弁ユニット9を設置する
代わりに、空気吸入弁ユニットを設置すればよい。
の一端を前記上流側真空下水管2の逆止弁6の下流側に
接続し、他端を大気に開放し、且つ該配管中に開閉弁を
取り付け、さらに該開閉弁を通常は閉状態とし、タイマ
ーで設定した所定時間が経過する毎に所定の短時間だけ
開状態とするように構成する。
所定時間が経過する毎に空気が吸い込まれ、通水管4内
がエアブローされれば、前記真空弁ユニット9の場合と
同様の効果が得られる。
他の種々のものが考えられる。即ち、要は所定の時間間
隔(定期,不定期を問わず)で開閉弁が開となる構造の
ものであればどのような構造のものでもよい。
る真空式下水道の伏越によれば、以下のような優れた効
果を有する。 上流側真空下水管に逆止弁を取り付けたので通水管に
おける汚水の逆流が防止でき、また通気管に逆止弁を取
り付けたので通気管内を気体が逆流することもなく、伏
越部分における円滑な下水搬送が可能となる。このため
真空式下水道の汚水搬送可能範囲、即ち汚水収集流域の
大幅な拡大が可能となり、それにより下水道の適用地域
の拡大が可能となる。
をすることなく、自動的にエアーブローできる。
下流側にエアーブロー用の空気を導入するので、該空気
の全てが通水管に流れ込み、また通気管に取り付けた逆
止弁によってエアーブロー時の汚水が通気管内を逆流せ
ず、これらのことから通水管内の堆積した異物のエアブ
ローが無駄なく確実に行なえる。
どの真空弁ユニットがある場合は、該真空弁ユニットの
真空汚水管を上流側真空下水管の逆止弁の下流側に連結
するだけで、またそのような真空弁ユニットがない場合
は、構造の簡単な空気吸入弁ユニットを取り付けるだけ
で、その設置が容易に行なえる。
す概略断面図である。
る。
る。
面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 障害物の一側に設けられた上流側真空下
水管と、障害物の他側に設けられた下流側真空下水管と
を、障害物の下側をくぐる通水管で接続すると共に、障
害物の上側を跨ぐ通気管で接続してなる真空式下水道の
伏越において、 前記上流側真空下水管の通気管を接続した部分よりも下
流側に逆止弁を取り付け、且つ該逆止弁の下流側に真空
弁ユニット又は空気吸入ユニットの配管を接続し、さら
に前記通気管にも逆止弁を設けたことを特徴とする真空
式下水道の伏越。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7324081A JP3013025B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 真空式下水道の伏越 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7324081A JP3013025B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 真空式下水道の伏越 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09144119A true JPH09144119A (ja) | 1997-06-03 |
JP3013025B2 JP3013025B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=18161944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7324081A Expired - Lifetime JP3013025B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 真空式下水道の伏越 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013025B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010102639A (ko) * | 2000-05-03 | 2001-11-16 | 김명희 | 중대형 건축구조물 지하용출수의 사이펀식 이송장치 |
JP2012225159A (ja) * | 2012-08-24 | 2012-11-15 | Ebara Corp | 真空式下水道システム |
CN106638695A (zh) * | 2016-09-23 | 2017-05-10 | 中国航空规划设计研究总院有限公司 | 一种用于大厚度湿陷性黄土地区建筑物保护的检漏沟 |
CN113404140A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-09-17 | 江苏清川同创科技有限公司 | 一种基于负压排水系统的智慧化负压收集器 |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP7324081A patent/JP3013025B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010102639A (ko) * | 2000-05-03 | 2001-11-16 | 김명희 | 중대형 건축구조물 지하용출수의 사이펀식 이송장치 |
JP2012225159A (ja) * | 2012-08-24 | 2012-11-15 | Ebara Corp | 真空式下水道システム |
CN106638695A (zh) * | 2016-09-23 | 2017-05-10 | 中国航空规划设计研究总院有限公司 | 一种用于大厚度湿陷性黄土地区建筑物保护的检漏沟 |
CN113404140A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-09-17 | 江苏清川同创科技有限公司 | 一种基于负压排水系统的智慧化负压收集器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3013025B2 (ja) | 2000-02-28 |
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