JP2002146888A - 空気弁の吸排気構造 - Google Patents

空気弁の吸排気構造

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JP2002146888A
JP2002146888A JP2000339966A JP2000339966A JP2002146888A JP 2002146888 A JP2002146888 A JP 2002146888A JP 2000339966 A JP2000339966 A JP 2000339966A JP 2000339966 A JP2000339966 A JP 2000339966A JP 2002146888 A JP2002146888 A JP 2002146888A
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water
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float
exhaust
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JP2000339966A
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Yukio Kasanami
幸夫 笠波
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Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置ピットPの溜水時、その汚染水の管路へ
の侵入及び排気量の減少を少なくすることを課題とす
る。 【解決手段】 地中埋設の流体管路1に設置される空気
弁Vである。その設置ピットP内にフロート17を設
け、このフロート17に空気弁Vの吸排気口9からフレ
キシブル管16を接続する。ピットP内に溜水しても、
フロート17はその水位Wにつれて昇降し、常に、フレ
キシブル管16の開口(フロート17の上面開口)を水
位Wより上方に位置させるため、溜水(汚染水)がフレ
キシブル管16から空気弁Vを介して管路1に入り込む
ことはない。また、空気弁Vが水没しても、その吸排気
口は、水位上方にあるため、吸排気に支障はない。管路
1の充水時の排水は、逆止弁14を介して行う。この逆
止弁14により、この排水管16を介しての汚水の侵入
もない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地中埋設の上水
道管路などの流体管路に設置される空気弁の吸排気構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、地中埋設の上水道管路にはその
管路内の空気を排出するため、及び管路内へ吸気するた
めに空気弁が付設される。その空気弁は、例えば、図5
に示すように、地表面にピット(弁室)Pが形成され、
このピットPに地中埋設の上水道管路1のT字管2が立
ち上げられ、このT字管2の立ち上がり部3に補修弁4
を介して設けられる。
【0003】この空気弁Vは、弁箱5内にガイド6を介
して遊動弁体7及びフロート弁体8を昇降自在に設けた
ものであり、管路1の初期充水時、弁箱5内への流水に
つれてフロート弁体8が上昇し、その上昇により、遊動
弁体7が大弁座7aに当接するとともにフロート弁体8
が遊動弁体7の小弁座8aに当接して流水を遮断する。
この遮断作用が完了するまでに、弁箱5の排水口(空気
口)9から空気及び水が排出され、その排水の飛散はカ
バー9aにより阻止される。
【0004】充水後、管路1から空気が弁箱5内に至っ
て徐々に溜まると、その空気層によりフロート弁体8が
下方に押され(下降し)、小弁座8aから離れて、その
空気を排出する。この作用により、管路1内の空気抜き
を行う。管路1の排水時には、フロート弁体8、遊動弁
体7が下降して、遊動弁体7が大弁座7aから離れて、
吸排気口9から吸気され、その排水作用が円滑になされ
る。
【0005】空気弁Vの構成は、図5に示したものの
他、図6およびこの発明の一実施例の図3に示すものな
どの種々のものがあり、その作用は上述と同様である。
また、排水時の飛散防止手段として、図7に示すよう
に、カバー9aを水密状態に取付け、そのカバー9aに
集合管9bを接続して、吹出す飛散水を集めて排水する
構造のものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記空気弁Vにおい
て、そのピットPに雨水などの水が溜まっていると、上
記上水道管路1の排水時の吸気の際、空気とともに汚染
水が空気弁Vを介してその上水道管路1に入る恐れがあ
る。また、空気弁Vが水没すると、前記吸気時の汚染水
侵入の恐れが高くなるとともに、ピットP内の水圧によ
り、遊動弁体7及びフロート弁体8の上昇が抑制され、
排気能力(排気量)が減少する。
【0007】この発明は、ピットPの溜水時、上記汚染
水の管路1への侵入及び排気量の減少をなくすことを課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、空気弁の吸排気口をピット内溜水の
水面より上位に位置するようにしたのである。このよう
にすれば、空気弁が仮に水没しても、その吸排気口は水
没しないため、汚染水が空気弁内に侵入する恐れもな
く、また、水圧も加わらないため、排気量の減少もな
い。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態としては、地
中埋設の流体管路に設置される空気弁において、その空
気弁の吸排気管を設置ピットの上端まで延ばした構成を
採用し得る。その吸排気管の上端(開口)位置は、ピッ
ト内に水が溜り得る最高水位より上方とし、支障がなけ
れば、地表上に突出させてもよい。
【0010】この構成によって、空気弁内への汚染水の
侵入は十分に阻止し得るが、上記吸排気管に水流入阻止
用逆止弁を設けて、その逆止弁により吸排気管を介して
の汚染水の侵入を確実に阻止するようにすることができ
る。この阻止手段として、前記吸排気管から分岐して、
又はその吸排気管とは別途に空気弁の吸排気口からの排
水管を設け、この排水管に上記逆止弁を設けてもよい。
【0011】また、上記吸気管をフレキシブルなものと
して、その吸排気管にフロートを設ければ、吸排気管が
伸び得るかぎりにおいて、フロートにより吸排気管の開
口を常時水位より上に位置し得る。このとき、フロート
は、上面に開口する中空なもので、このフロートに上記
吸排気管が水密に接続されているものとすれば、吸排気
口の形状もスマートなものとなって、構造も簡単とな
る。
【0012】
【実施例】一実施例を図1乃至図3に示し、この実施例
の空気弁Vは、遊動弁体7及びフロート弁体8の形状は
異なるが、上記図5等の空気弁Vとその作用は同じであ
って、その上蓋にT字パイプ11を接続し、このT字パ
イプ11の一排出口12に逆止弁14を設けている。逆
止弁14は弁箱14aの内にスイング式弁体14bを揺
動自在に設けたものであり、排水時には、その水圧によ
り弁体14bが鎖線のごとく上方に揺動して排水し、常
時は弁体14bが下方に位置してT字パイプ11内への
流入を防止する。このため、ピットP内に溜水しても空
気弁V内にこのT字パイプ11を介して汚染水が流入す
ることはない。弁箱14aの排水口には排水集合管15
を接続することができる。図中、aはピット蓋(マンホ
ール蓋)である。
【0013】T字パイプ11の他の排出口13にはプラ
スチック、金属などから成る伸縮管(フレキシブル管)
16が接続され、この管16は上面開口の有底円筒状フ
ロート17の下面に接続されている。フロート17は、
空気弁Vから横方に延設された取付板18aに立設され
たガイド杆18b、18bにアーム19が摺動自在に嵌
合しており、ピットP内に水が入り、その水位Wととも
に、フロート17が鎖線と実線の間を昇降し、そのフロ
ート17の上面は常時水面Wより上に位置される。この
ため、伸縮管16を介して汚染水が空気弁Vに入り込む
ことはない。空気弁Vの吸排気作用は、フロート17の
上面開口、伸縮管16を介して行われる。図中、17a
はカバーである。
【0014】伸縮管16と逆止弁14の取付態様として
は、図4(a)に示す、空気弁Vの上面と側面のように
別途に設けたり、同図(b)に示す、空気弁Vの側面か
らT字パイプ11を導出して分岐したもの等を採用し得
る。
【0015】また、伸縮管16をフロート17内に接続
せず、ボール状フロートなどとしてそのフロート17に
伸縮管16の開口部を固定し、その開口部が常時水位W
上にあるようにし得る。
【0016】さらに、フロート17を設けずに、伸縮管
16をピットP上端まで至らして固定したものとし得
る。このとき、伸縮管16に代えて、フレキシブルでな
い管を使用し得る。円滑な排水を望まなければ、伸縮管
16に逆止弁14を介設したり、逆止弁14を省略し得
る。すなわち、伸縮管16のみを空気弁Vに設けるだけ
でもよい。
【0017】
【効果】この発明は、以上のようにして、空気弁の吸排
気口をピット内溜水の水面より上位に位置するようにし
たので、ピット内に溜まった汚水が管路中に混入するこ
とが無くなり、また、空気弁自体が水没した場合でも排
気能力の低下を招くこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の概略断面図
【図2】同実施例の要部平面図
【図3】同実施例の空気弁の断面図
【図4】他の各実施例の要部切断正面図
【図5】従来例の概略断面図
【図6】空気弁の他例の断面図
【図7】従来例の概略図
【符号の説明】
1 上水道管路 2 T字管 3 T字管の立ち上がり部 4 補修弁 5 空気弁Vの弁箱 7 遊動弁体 8 フロート弁体 9 吸排気口(排水口) 9a カバー 11 T字パイプ 14 逆止弁 14a 弁箱 16 伸縮管(フレキシブル管) 17 フロート P ピット V 空気弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中埋設の流体管路1に設置される空気
    弁Vであって、その空気弁Vの吸排気管16を設置ピッ
    トPの上端まで延ばしたことを特徴とする空気弁の吸排
    気構造。
  2. 【請求項2】 上記吸排気管16に水流入阻止用逆止弁
    14を設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気弁
    の吸排気構造。
  3. 【請求項3】 上記吸排気管16から分岐して、又はそ
    の吸排気管16とは別途に空気弁Vの吸排気口からの排
    水管を設け、この排水管に上記逆止弁14を設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載の空気弁の吸排気構
    造。
  4. 【請求項4】 上記吸排気管16をフレキシブルなもの
    として、その吸排気管16にフロート17を設け、この
    フロート17により吸排気管16の開口を常時水位Wよ
    り上に位置するようにしたことを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の空気弁の吸排気構造。
  5. 【請求項5】 上記フロート17が上面に開口する中空
    なものであって、このフロート17に上記吸排気管16
    が水密に接続されていることを特徴とする請求項4に記
    載の空気弁の吸排気構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036601A (ja) * 2011-07-11 2013-02-21 Chiyoda Kogyo Kk 水道用空気弁及びそれを備えた消火栓
WO2013029332A1 (zh) * 2011-08-30 2013-03-07 Chen Yifei 一种四功能防水锤空气阀组
JP2016098482A (ja) * 2014-11-18 2016-05-30 日本鋳鉄管株式会社 埋設弁用基台
CN113494122A (zh) * 2021-07-26 2021-10-12 永嘉瑞杰阀门制造有限公司 一种浮筒阀

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