JP2007225146A - 排水トラップおよび排水装置 - Google Patents

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寛 田渕
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Abstract

【課題】排水管からの臭気の逆流を阻止する。封水が切れても臭気を遮断可能とする。
【解決手段】排水を受入れ貯留でき且つ排出可能な排水カップと、該カップ内に支持され且つ上端開口を有してカップ内に流入した排水を上端開口から更に流入させ流し落とすことが可能な流路部と、流路部の上端開口に載置されてこれを閉塞する着座状態とカップ内に一定量以上の排水が流入したときに排水による浮力によって浮き上がり上端開口を開放する離座状態との間で浮動可能にカップ内に設けられた球体フロートとを備える排水トラップである。上端開口は、カップ内における排水の最深位置より上方に位置し、上端開口の周囲において排水が上端開口の高さ位置より下方にまで流入する。フロートの離座状態からカップ内の水位低下によりフロートが下降するときにフロートの水平方向の移動を規制し上端開口に載置された着座状態にフロートを導くよう上端開口に対するカップ内面の離間距離を設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、排水トラップおよび排水装置に係り、特に排水管からの臭気の逆流を阻止しつつ空調装置のドレン水を排水可能な排水トラップ構造に関する。
排水流路途上に排水を一時的に滞留させ、この貯留水(封水)によって臭気の逆流を遮断する各種のトラップが従来から提供されている。例えば、排水パイプをU字状に湾曲させ、この湾曲部に溜まった排水により臭気を遮断するものや、排水桝に立設した排水管の上端部に椀状の封水キャップを被せ、桝内に溜まった水によって臭気の逆流を遮断するトラップなどが広く利用されている。
一方、図11は従来から使用されている空調装置用の排水装置の一例を示すもので、この排水装置は、空調装置に連通して当該空調装置からのドレン水を導くドレン管7と、このドレン管7を通じて流入するドレン水を一時的に貯留する排水桝1と、この排水桝1内のドレン水を排出する排水管6とを備えている。
排水桝1は、仕切板4によって互いに仕切られたドレン水の流入室2と、オーバーフローによって排水を行う排水管6が立設された排水室3とを備えており、流入室2に差し込むドレン管7の先端が排水桝1内の貯留水に浸るようにドレン管7を設置することで、負圧となった場合にもドレン管7を通じて空調装置側に臭気が逆流しないようにしてある。また、排水室3の上面を蓋体5によって閉塞すると共に、仕切板4の下端側を底板から離間させてこの空隙を通じて排水室3側へドレン水を流入させるようにすることにより、排水管6の上端開口から臭気が装置外へ放出されることを防ぐことが可能である。
さらに、空調装置用のドレン排水装置を開示するものとして、下記特許文献がある。
実用新案登録第2546286号公報(実開平5‐17421) 特許第3540265号公報(特開2002‐174398) 特開平10−300117号公報
ところで、従来の排水トラップでは、封水が正常に貯留されていれば臭気を遮断することが出来るものの、何らかの原因、例えば下流側(例えば下水道側)の負圧によって封水が吸い出され、あるいは室内側の陽圧によって封水が押し出されて封水が切れてしまえば、もはや臭気の逆流を遮断することは全く出来ない。
一方、上記図11に示した従来の排水装置では、メンテナンスを可能とするために上記蓋体は開閉可能に設置されることが多く、蓋体の装着が完全でなければ臭気が漏れ出すこととなる。また、蓋体のパッキンの劣化によっても臭気漏れが生じ得る。
他方、上記特許文献に記載の排水装置では、空調機に連通するドレン管を封水しているから、ドレン管を通じた(空調機側への)臭気の逆流は封水が切れない限り防ぐことは出来る。しかしながら、下水管等に接続される排水管(例えば特許文献1の移動管10)は、封水機構を全く備えておらず、このため当該排水管(例えば移動管10の上端開口)から下水管の臭気が周囲に直接放出されてしまう難がある。
したがって、本発明の目的は、排水管からの臭気の逆流をより確実に阻止することにある。また本発明の更なる目的は、たとえ封水が切れても臭気の逆流を遮断可能とすることにある。
前記課題を解決し目的を達成するため、本発明に係る排水トラップは、排水を受け入れて貯留可能である一方、当該排水を排出可能な排水カップと、当該排水カップ内に支持され且つ上端開口を有して前記排水カップ内に流入した排水を当該上端開口から更に流入させ流し落とすことが可能な流路部と、当該流路部の前記上端開口に載置されて前記上端開口を閉塞する着座状態と前記排水カップ内に一定量以上の排水が流入したときに当該排水の浮力によって浮き上がり前記上端開口を開放する離座状態との間で浮動可能に前記排水カップ内に設けられた球体状のフロートとを備える。
本発明の排水トラップでは、排水を貯留可能な排水カップ内に上端開口を備えた流路部を設けてあり、この上端開口を閉塞する球体状のフロートを備えている。このフロートは、排水カップ内に流入した排水が一定量以上になると浮力によって浮き上がり、これにより上端開口が開放され、排水カップ内の排水が当該上端開口から流路部内に流入し、流路部を通じて排水トラップから排出される。
一方、上記流路部を通じた排水が行われて排水カップ内の水位が低下すると、それに伴ってフロートが次第に下降することとなり、フロートが上端開口に再び載って当該上端開口を塞ぐこととなる。上端開口の閉塞により、これ以上排水カップ内の排水が排出されることがなくなる。この状態で、排水の水位は上端開口より上方にあり、このため当該排水カップ内に溜まった排水(以下、「封水」ということがある)によって流路部を通じて逆流する臭気を遮断することが出来る。また、この封水が何らかの原因(例えば蒸発等)によって少なくなり、封水の水位が上端開口より低下することがあっても、フロートが上端開口を閉塞しているから、依然として臭気を遮断することが可能である。
排水カップは、排水を導入可能でかつ導入した排水を上記流路部を通じて排出可能な構造を有するものであれば、如何なるものであっても良い。例えば、上面を開放して排水の流入を可能とする一方、底部に開口を設けてこの開口に上記流路部を接続してカップ外に排水を放出できるようにしても良いし、その他の構造をとることも可能である。
上記流路部は、典型的には、上端開口を一端に有しかつ上端開口から流入した排水カップ内の排水を排水カップ外に放出する下端開口を他端に有するパイプとすることができ、当該パイプは、排水カップ内に略鉛直に延在する管路部を有してこの管路部の上端に前記上端開口を備える。このようなパイプは、例えば排水カップの底板部を貫通し略鉛直に延びるように排水カップに支持したパイプとすることが出来る。ただしこれに限定されず、上記球体状のフロートを載せることによって閉塞可能な上端開口を有し且つ排水カップ内の排水を流入させ流れ落とすことが出来る流路を有するものであればその形状や構造を特に問わない。
上端開口は、排水カップ内における排水の最深位置より上方に位置させることが望ましい。これにより上端開口の周囲において排水が上端開口の高さ位置より下方にまで流入し、フロートに作用する浮力が大きくなって当該フロートによる上端開口の開閉動作をより確実に行わせることが可能となるからである。また、このようにフロートに働く浮力を大きくすることが出来れば、その分、重量の大きな(排水に浮く範囲内で)フロートを使用することが出来るから、フロートの自重による上端開口の閉塞力を増大させ、排水カップ内の排水が少なくなり或いは無くなっても臭気をより確実に遮断することが可能となる。
また、上記本発明の排水トラップでは、フロートが浮き上がった離座状態から排水カップ内の排水の水位が低下することによってフロートが下降するときに、当該フロートの中心と上端開口の中心とがずれた場合にも、フロートの水平方向の移動を規制し上端開口に載置された着座状態にフロートが導かれるように、上端開口に対する排水カップ内面の離間距離を設定しておくことが望ましい。尚、フロートの外径寸法は、上端開口内に落下せずに当該上端開口を閉塞可能とするために、上端開口の口径より大きくする。
このような構成によれば、排水カップ内の排水水位の上昇・下降によって自動的にフロートによる上端開口の開閉を行うことが可能となる。
フロートの水平方向の移動を規制し上端開口へとフロートを導く上記構成は、排水カップの内面形状や流路部の形状等によっても変わるため、一概に規定することは出来ないが、典型的には、上端開口から浮き上がり排水カップ内の水面(排水面)を漂うフロートが排水カップ内の排水水位の低下に伴い次第に下降するときに当該フロートの水平方向の移動を一定の範囲内に制限できるように(フロートの中心と上端開口の中心とがずれた場合に排水カップの内面又は上端開口(流路部の上端部)の縁部に当たってフロートの自重によって上端開口に着座する(上端開口に自然と載る)ように排水カップの内面寸法(例えば内径寸法)或いは流路部の外径寸法を設定すれば良い。
具体的には、例えば、上記流路部の上端(上端開口)にフロートを接触させた状態で当該フロートを水平方向にずらしたときに、排水カップの壁面によってフロートの移動が制限され、いずれの状態でもフロートの中心(重心)が上端開口の内縁より内側に位置するようになるよう排水カップを構成する。
また例えば、排水カップの内面が鉛直面(斜面でなく(鉛直方向に対して傾いておらず)垂直に切り立った面)となっている場合には、上記流路部の内周面(上端開口の縁)と排水カップの内面との距離を、フロートの外径の2分の1より小さくする。このようにすれば、フロートが流路部と排水カップ内面との間に落下し或いは上端開口と排水カップ内面との間に引っ掛かって係留されてしまって排水カップ内の水位が低下してもフロートが上端開口に載らずに上端開口が閉塞されないような事態が生じることを防ぐことが出来る。
一方、このように排水カップの内径寸法や流路部の外径寸法を設定する方法によらずに同様の目的を達成することも可能である。
具体的には、フロートが浮き上がった離座状態から排水カップ内の排水の水位が低下することによってフロートが下降し且つフロートの中心と上端開口の中心とがずれた場合に、フロートに当接してフロートの水平方向の移動を規制し上端開口に載置された着座状態にフロートを導くガイド手段を排水カップの内面に設ける。
このようなガイド手段を設ければ、フロートが当該ガイド手段によって上端開口へ案内されるから、同様にフロートを上端開口へ着座させることが出来る。このようなガイド手段を設ける方法によれば、例えば排水カップの内径寸法を大きくしたような場合にあっても、上記ガイド手段によって、フロートが上端開口に載らずに流路部の周囲に落ち込んでしまい或いは上端開口と排水カップ内面との間に係留されてしまうような事態を回避することが出来る。
ガイド手段の具体的な構造は特に問わない。例えば、排水カップ内面から排水カップ中心部に向け突出する突起やリング状部材等とすることができ、これらは排水カップと一体(排水カップの一部)であっても良いし、別部材であっても構わない。
また、流路部の上端部にリング状の弾性部材を設け、この弾性部材にフロートが着座することにより上端開口が閉塞されるようにしても良い。このように弾性部材の上にフロートが載るようにすることで、フロートによる上端開口の閉塞をより確実に行わせることが出来る。かかる弾性部材としては、例えばゴム等の樹脂を使用することが出来る。
本発明の排水トラップでは、排水カップを下方に向け内径が小さくなるテーパ状の内面部を備えるものとし、当該内面部に嵌合し且つ略中心部に前記流路部を有する栓状部材を当該排水トラップが備えるものとしても良い。
かかる栓状部材を排水カップ内に設けることによっても、上述したのと同様にフロートによって流路部の上端開口を開閉し、排水と臭気の遮断とを行うことが可能である。
さらに本発明では、上記排水カップを、鉛直方向の長さ寸法を変更可能で、これにより当該排水カップの上端の高さ位置を変更できるようにしても良い。
このように排水カップの高さ(上端の高さ位置)を変更可能とすれば、例えばドレン管等から排水桝内に排水を流入させると共に、この排水桝に本発明に係る排水トラップを設置して排水桝内の排水を排水カップ内へオーバーフローさせることにより排水桝から排水を行うような場合に、排水カップの鉛直方向の長さ寸法(排水カップの上端高さ位置)を変更することにより当該排水桝内の水位を調整し、これにより上記ドレン管の封水深(排水桝内の封水内に差し込まれるドレン管先端部の長さ)を変更可能とすることが出来る。したがって、例えば運転状態や施工時の配管の引き回し状態等によって静圧等の変動・ばらつきが生じることがある空調装置からのドレン水を排水桝内に流入させて排水を行うような場合に、排水桝内の封水水位レベルを調節しドレン管の封水深を変更することにより当該変動に容易に対応可能となる。
上記排水カップの鉛直方向の長さ寸法を変更可能とする具体的な機構は特に問わない。例えば、排水カップを複数(例えば2つ)の部分(例えば、当該排水カップの下部を形成する下部カップ部と、当該排水カップの上部を形成する上部カップ部)により当該排水カップを形成し、これらカップ構成部分(下部カップ部と上部カップ部)の間にネジを介在させ当該ネジによって両カップ構成部分を相対的に進退動(互いに近づく方向および離れる方向へ移動)可能に構成(例えば両カップ構成部分を互いに螺合させる、或いは両カップ構成部分の間にナットを介在させてこのナットを回転させることにより両カップ構成部分が相対移動するようにする等)したり、複数のカップ構成部分を互いに入れ子状に嵌挿させて伸縮(相対摺動)可能とするなど様々な構造によることが出来る。
本発明の排水装置は、排水を貯留可能な排水桝と、排水が排出される対象装置に一端が連通されかつ前記排水桝内に貯留される排水に先端部が沈められるように前記排水桝内に他端が挿入設置されたドレン管とを備え、前記ドレン管を通じて前記排水桝内に流入した排水が前記排水カップ内にオーバーフローし流入できるよう前記本発明に係るいずれかの排水トラップを前記排水桝内に設け、これにより前記排水桝の排水を排出可能としたものである。
かかる排水装置では、排水桝に排水が貯留され、この排水に先端部が沈められるようにドレン管が配置されている。したがって、例えば対象装置側が負圧となったような場合であっても、ドレン管が排水桝内の排水によって封止され、ドレン管を通じて対象装置側に臭気が逆流することを防ぐことが出来る。また当該排水桝内の排水は、前記本発明に係る排水トラップを通じて下水道等に排出されるから、当該排水トラップによって下水道等からの臭気が遮断され、上記対象装置はもとより当該排水装置が設置された周囲に対しても臭気が放出されることを防ぐことが可能となる。
上記対象装置は例えば空調装置であり、上記排水は例えば当該空調装置内で発生した結露水である場合がある。
ただし、本発明の排水トラップおよび排水装置の適用対象は、空調装置に限定されるものではなく、例えば厨房や工場その他の業務施設、各種公共施設や個人住宅その他様々な施設・場所において様々な排水を排出するために用いることが可能である。
本発明によれば、排水管からの臭気の逆流をより確実に阻止することが出来る。さらに封水が切れても臭気の逆流を遮断することが可能である。
本発明の他の目的、特徴および利点は、図面に基づいて述べる以下の本発明の実施の形態の説明により明らかにする。尚、各図中、同一の符号は、同一又は相当部分を示す。
〔第1実施形態〕
図1から図5は、本発明の第一の実施形態に係る排水トラップを示すものである。これらの図に示すようにこの排水トラップ11は、底板12aを有し且つ上端が開放されて内部に排水を貯留することが可能な排水カップ12と、この排水カップ12内に略鉛直に立ち上がるように立設した排水パイプ13と、この排水パイプ13の上に載せた球体状のフロート18とを備えている。
排水カップ12は円筒状の全体形状を有し、底板12aの中央部に開口を備え、底板12aを貫通するように当該開口に排水パイプ13を設置してある。排水パイプ13は、上端と下端とが開放された円管で、前記流路部を形成するものである。排水パイプ13の上端の開口(排水口)13aは、前記上端開口を構成するもので、この上端開口(排水パイプ13の上端部)にゴム製のリング14を被せ、このゴムリング14の上に球体フロート18を載せて当該排水口(上端開口)13aを閉塞する。
排水カップ12の下面には、例えば下水管等に接続される排出管15を取り付けてあり、前記排水パイプ13はこの排出管15と連通し、排水パイプ上端の排水口13aからオーバーフローして排水パイプ13内に流れ込んだ排水カップ12内の排水は、排水パイプ13を流れ落ち、排出管15を経て下水管等に流れる。
排水カップ12、排水パイプ13および球体フロート18は、いずれも例えばステンレスにより形成するが、他の材料(例えば塩化ビニールやゴム等の樹脂・プラスチック、セラミックス、その他の金属等)を使用することも可能である。球体フロート18を水より比重の大きい材料(例えばステンレス)により形成する場合には、内部を中空としてフロート全体として水より比重が小さくなるようにすれば良い。
排水カップ12の上面には、例えば排水カップ12への急激な排水の流入によってフロート18が排水カップ12の外へ飛び出したり、あるいは人為的にフロート18が抜き取られるなど、排水カップ12からフロート18が喪失されることを防ぐため、水は通過可能であるがフロート18は通過不可能な網状のカバーや格子等(図示せず)を設けても良い。
本実施形態の排水トラップ11では、次のようにして排水が行われる。まず、排水カップ12内に排水が流れ込むと(例えば排水カップの上面開口12bからオーバーフローにより排水が流れ込むようにしても良いし、配管等から排水カップ12内に排水が注がれるようにしても良い)、排水カップ12内に排水が貯留される。排水カップ12内の水位が上昇し、球体フロート18が排水に浸ると当該排水によって球体フロート18に浮力が作用する(図1参照)。さらに水位が上昇すると、フロート18の重量より浮力が大きくなり、フロート18が排水に浮くこととなる(図2参照)。フロート18が浮上すると、排水口13aが開放され、排水カップ12内の排水が排水口13aから排水パイプ13の中に流れ込み、排水カップ12内の排水が排出される。
そして、この排水によって排水カップ12内の水位が次第に下降すると、それに伴って浮上していたフロート18も下降し、排水パイプ13の上端に再び載って(着座し)排水口13aを塞ぐ。これにより排水は停止される。この排水口13aの閉塞状態では、排水カップ12内の水位は排水口13aより上方位置にあり、排水カップ12内の排水によって排水口13aからの臭気の放出が遮断され封水が行われる。また、排水カップ12内の水位が低下して封水が排水口13aより低くなったとしても、球体フロート18が排水口13aを閉塞しているから臭気を遮断することが出来る。
図3は、上記排水トラップ11を示す平面図である。本実施形態に係る排水トラップ11では、排水パイプ13(ゴムリング14)の内面半径(内径の2分の1)をR1、排水カップ12の内面と排水パイプ13(ゴムリング14)の内面との距離をR2、球体フロート18の外面半径(外径の2分の1)をR3とすると、R1とR2が共にR3より小さくなる(R1<R3且つR2<R3)ように排水カップ12、排水パイプ13(ゴムリング14)および球体フロート18の寸法を設定する。
これにより、浮き上がったフロート18が水位の低下に伴って下降するときにフロート18の中心と排水口13aの中心とがずれたとしても、排水カップ12の壁面によってフロート18の水平方向の移動が制限され、フロート18が排水口13aに確実に載って排水口13aを塞ぐようになる。
一方、このように排水カップ12自体の径寸法を設定するのではなく、図4に示すように排水カップ12の内面から突出するガイド部20を設けることによっても同様にフロート18を排水口13aに着座させることが可能である。
すなわち、排水パイプ13(ゴムリング14)の内面からガイド部20の先端までの距離を球体フロート18の外面半径R3より小さくすれば、上記図3の例と同様にガイド部20によってフロート18の水平方向の移動を規制し、フロート18が排水口13aに載るようにすることが出来る。このようなガイド部20を設ける方法によれば、例えば排水カップ12を大きくする(R2>R3とする)などフロート18の着座動作とは切り離して排水カップ12の形状やサイズを柔軟に設計することが出来る。
上記ガイド部20は、排水カップ12の内周面に沿ってリング状に連続したもの(1周するもの)であっても良いし、連続せずに個々独立した複数の突起からなるものであっても構わない。また、当該ガイド部20は、排水カップ12と一体(その一部)であっても、排水カップ12とは別の部材として構成して排水カップ12に取り付けたものであっても良い。さらに、当該ガイド部20の形状は様々なものであって良く、その形状や配設個数は問わない。
図5は、前記排水口13aに設置したゴムリング14を拡大して示すものである。同図に示すように球体フロート18に当接することとなる上記ゴムリング14の上端の内縁角部には、球体フロート18の外面に沿ったテーパ状の曲面14aを形成してある。このように球体フロート18の外面に沿った当接面14aを形成すれば、フロート18とゴムリング14との接触面積を増大させ、フロート18とゴムリング14による気密並びに水密シールをより良好にすることが出来る。
本実施形態のトラップ11では、排水パイプ13を排水カップ12内に立ち上げてこの上に排水口13aを設けてフロート18が載るようにしたから、フロート18の下方にまで排水が浸入することとなってフロート18に作用する浮力が大きくなる。このため、排水口13aの開閉動作(フロート18の浮上動作)をより確実に行わせることが出来ると共に、排水口13aの閉塞力が大きな重量の重いフロートを使用することも可能となり、臭気の遮断をより良好に行うことが出来る。
また、例えば下流側(例えば下水道側)が負圧となったり、あるいは室内側が陽圧となったとしても、球体フロート18が排水口13aを閉塞しているから、排水カップ12内の封水が吸い出されあるいは押し出されてしまうことを防ぐことができ、さらに蒸発等によって封水の水位が低下し又は無くなったとしても、臭気を遮断することが可能である。
〔第1実施形態の変形例〕
図6および図7は、上記実施形態の変形例(図6は排水口の閉塞状態、図7は排水口の開放状態)を示すものである。これらの図に示すようにこの変形例のトラップでは、排水カップ22の径を下部が小さく上部が大きくなるように形成してあり、上方に向け排水カップ22が拡開した全体形状を有する。また、排水カップ22の底板22aは、カップ22の下端部の内面に固定し、この底板22aを貫通するように排水パイプ13を略鉛直に設けてある。排水カップ22の下端には、排水パイプ13と連通する排出管15を設けてある。
排水カップ22の上部の径を拡開させてあるが、この変形例においても前記実施形態と同様に、排水カップ22の内面によって浮遊するフロート18の水平方向のずれを制限し、フロート18が下降するときに排水パイプ13と排水カップ22との間に係留されることを防げるように、排水カップ22、排水パイプ13および球体フロート18の径寸法を設定しておく。より具体的には、下降するフロート18が排水パイプ13(ゴムリング14)の上端に接触するときに、当該フロート18の中心(重心)が排水パイプ13(ゴムリング14)の内縁より内側(排水口13aの内部側)に来るように排水カップ22の内径寸法ないしフロート18の外径寸法を設定しておく。
〔第2実施形態〕
図8は、本発明の第二の実施形態に係る排水トラップ(排水口の閉塞状態)を示すものである。この実施形態は、前記第一実施形態の変形例に係るトラップと同様に上方を拡開させた排水カップ32を有し、この排水カップ32は上端および下端が開放されているが、下端側を閉塞する栓状部材35を中間部に備える。この栓状部材35は、排水カップ32の底面側(下端側)を閉塞して当該カップ32内に排水を貯留できるようにする底板部34と、当該カップ32内の排水を排出する排水パイプ部33とを有する。
排水パイプ部33は、前記実施形態の排水パイプ13と同様に排水カップ32内の排水をオーバーフローによって流入させ下方へ流し落とす排水口33aを上端に備え、この排水口33aに球体フロート18が載ることにより当該排水口33aが閉塞される。また、栓状部材35は、内径を次第に拡大させたテーパ状の排水カップの傾斜内面32aに嵌合する傾斜周面を有し、排水カップ32の当該傾斜内面部32aに楔状に差し込んで排水カップ32に固定される。栓状部材35は、例えばゴム等の樹脂により形成することが出来る。
栓状部材35の上面側は、周壁から中心に向け次第に高さが低くなるように(えぐるように)底板部34の上面を形成してあり、底板部34の略中央から上記排水パイプ部33を略鉛直上方に立ち上げている。したがって、排水パイプ部33の上端に載ったフロート18の下方にまで排水が回り込み、フロート18に大きな浮力が作用する。フロート18は、栓状部材上部の排水カップ内で浮動することとなるが、排水カップ32の壁面および栓状部材35の周壁部によって水平方向の移動が制限され、栓状部材35の底板部側に入り込むことはない。
〔第3実施形態〕
図9は、本発明の第三の実施形態に係る排水トラップを示すものである。この実施形態は、前記各実施形態に係るトラップと同様に排水カップ42を有し、この排水カップ42内に排水パイプ13と球体フロート18を備えるものであるが、排水カップ42を鉛直方向に伸縮可能に構成したものである。
具体的には、排水カップ42は、当該排水カップ42の下部を形成する下部カップ部42bと、この下部カップ部42bの上端部に差し込まれて当該排水カップ42の上部を形成する上部カップ部42aとからなる。下部カップ部42bと上部カップ部42aとの接続部にはナット43を設け、このナット43は下部カップ部42bの上端部外周面に形成したネジと螺合している。また、当該ナット43は上部カップ部42aと接続されており、当該ナット43を回転させるとナット43と共に上部カップ部42aが上下動する。これにより、排水カップ42の上面開口12bの高さ位置を変更することが可能である。
下部カップ部42bと上部カップ部42aとの間(両カップ部の接続部)には、両カップ42a,42bの接続部から排水カップ42内に水が浸入することを防ぐため、リング状のパッキン材44を設けてある。
排水カップ42を伸縮させる機構は、この例のほかにも様々な構造をとることが可能である。例えば、下部カップ部と上部カップ部とにネジを形成して両者を直接螺合させるようにしても良いし、両カップ部が互いに逆ネジとなるようにネジをそれぞれ形成して両カップ部をナットで接続しても良い。さらにネジによらず、例えば上部カップ部を摺動(スライド)可能に下部カップ部に接続しても同様に排水カップを伸縮させることが出来る。また、排水カップの上端部に当該カップとは別部材(例えば円筒部材)を取り付け可能に構成し、当該部材の上端によって上記上面開口12bを形成するようにしても同様に上面開口12bの高さ位置を変更可能とすることが出来る。
〔排水装置の実施形態〕
図10は、本発明に係る排水装置の一例を示すものである。この排水装置51は、空調装置のドレン水を排水するための装置で、同図に示すように空調装置(図示せず)から排出されるドレン水を貯留可能な排水桝52と、空調装置に接続されて排水桝52内にドレン水を導入するドレン管53と、排水桝52内に流入した排水を当該排水桝52から下水道等に排出する排水トラップ11とを有する。
排水トラップ11は、前記本発明の実施形態に係る排水トラップを排水桝52内に設置したもので、前記排出管15を排水桝52の底板を貫通させて排水桝52の底面下方へ導出する一方、排水桝52内の排水が排水カップ12の上面開口12bから当該排水カップ12内にオーバーフローによって流入するように排水トラップ11を排水桝内に立設した。
ドレン管53は、その先端開口54aが排水カップ12の上面開口12bより低い位置に配置されるように設置してある。これにより当該先端開口54aが排水桝52内に貯留される排水に浸されることとなり、ドレン管53を通じて空調装置側に臭気が逆流することを防ぐことが出来る。
さらに当該排水桝52内に挿入されるドレン管53の先端部54は、先端開口54aの高さ位置を変更できるように上下方向に伸縮可能としておいても良い(例えば蛇腹構造や入れ子構造、互いに螺合する複数の管部からなるようにする等)。このような構造によれば、例えば空調装置が負圧となって排水桝52内の水位が排水カップ12の上面開口12bより低位置に下がった場合にも、当該水位の低下に対応してドレン管53の封水を行うことが可能となる。
また、排水トラップ11として前記第三実施形態(図9)に係る排水トラップを使用すれば、上記のようにドレン管53を伸縮可能としなくても、当該排水トラップによって(排水カップ42を伸縮させ上面開口12bの高さ位置を変更することにより)排水桝52内の水位を変更することが出来るから、同様にドレン管53の封水深の調整を行うことが出来る。
このような排水装置51によれば、排水桝52内に貯留された排水によってドレン管53を封水できると共に、排水カップ12内に貯留された排水とフロート18によって下水管等からの臭気を遮断することが出来る。また、空調装置のドレン排水は、従来、雨水桝に排水され又は単独配管されるのが通常であったが、本装置によれば上記排水トラップ11によって臭気を良好に遮断することが出来るから、比較的臭気の強い雑排水配管に接続して排水を行うことも可能となり、空調装置の設計・施工の自由度が増大する利点もある。
本発明は、図面に基づいて説明した前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で種々の変更を行うことが可能である。
例えば、前記実施形態では、排水カップと排水パイプの形状および配置を同心円状となるようにしたが、球体フロートの浮上および上端開口への着座動作が行えるものであれば、如何なる形状・配置であっても構わない。また、排水カップへの排水の流入は、カップの上面開口からオーバーフローさせるのではなく、配管等から排水カップ内に排水が流入するようしても良い。さらに上記排水装置において、排水桝を省略し、ドレン管からの排水が直接、排水カップ内に注がれるようにドレン管を配置しても良い。このようにしても排水カップ内の封水並びにフロートによって排水口が閉塞されるから、臭気が空調装置側に逆流することを防ぐことが出来る。
本発明の第一の実施形態に係る排水トラップの内部構造(排水口の閉塞状態)を示す図である。 前記第一の実施形態に係る排水トラップの内部構造(排水口の開放状態)を示す図である。 前記第一の実施形態に係る排水トラップを示す平面図である。 前記第一の実施形態に係る排水トラップの変形例を示す図である。 前記第一の実施形態に係る排水トラップのゴムリング部を拡大して示す図である。 前記第一の実施形態に係る排水トラップの変形例(排水口の閉塞状態)を示す図である。 前記第一の実施形態に係る排水トラップの変形例(排水口の開放状態)を示す図である。 本発明の第二の実施形態に係る排水トラップの内部構造(排水口の閉塞状態)を示す図である。 本発明の第三の実施形態に係る排水トラップの外観(a)と内部構造(b)とをそれぞれ示す図である。 本発明の一実施形態に係る排水装置を示す図である。 従来の排水装置の一例を示す図である。
符号の説明
11 排水トラップ
12,22,32,42 排水カップ
12a,22a 底板
12b 排水カップの上面開口
13 排水パイプ
13a,33a 排水口(上端開口)
14 ゴムリング
15 排出管
18 球体フロート
20 ガイド部
33 排水パイプ部
35 栓状部材
42a 上部カップ部
42b 下部カップ部
43 ナット
44 パッキン材
51 排水装置
52 排水桝
53 ドレン管

Claims (10)

  1. 排水を受け入れて貯留可能である一方、当該排水を排出可能な排水カップと、
    当該排水カップ内に支持され且つ上端開口を有して前記排水カップ内に流入した排水を前記上端開口から更に流入させ流し落とすことが可能な流路部と、
    当該流路部の前記上端開口に載置されて前記上端開口を閉塞する着座状態と前記排水カップ内に一定量以上の排水が流入したときに当該排水による浮力によって浮き上がり前記上端開口を開放する離座状態との間で浮動可能に前記排水カップ内に設けられた球体状のフロートと、
    を備えることを特徴とする排水トラップ。
  2. 前記上端開口は、前記排水カップ内における前記排水の最深位置より上方に位置し、
    これにより前記上端開口の周囲において前記排水が、前記上端開口の高さ位置より下方にまで流入できるようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の排水トラップ。
  3. 前記フロートが浮き上がった離座状態から前記排水カップ内の排水の水位が低下することによって前記フロートが下降するときに、当該フロートの中心と前記上端開口の中心とがずれた場合にも、前記フロートの水平方向の移動を規制し前記上端開口に載置された着座状態に前記フロートが導かれるように、前記上端開口に対する前記排水カップ内面の離間距離を設定した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の排水トラップ。
  4. 前記フロートが浮き上がった離座状態から前記排水カップ内の排水の水位が低下することによって前記フロートが下降し且つ前記フロートの中心と前記上端開口の中心とがずれた場合に、前記フロートに当接して前記フロートの水平方向の移動を規制し前記上端開口に載置された着座状態に前記フロートを導くガイド手段を前記排水カップの内面に設けた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の排水トラップ。
  5. 前記流路部の上端部にリング状の弾性部材を設け、
    この弾性部材に前記フロートが着座することにより前記上端開口が閉塞されるようにした
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の排水トラップ。
  6. 前記流路部は、前記上端開口を一端に有しかつこの上端開口から流入した排水カップ内の排水を排水カップ外に放出する下端開口を他端に有するパイプであり、
    当該パイプは、前記排水カップ内に略鉛直に延在する管路部を有してこの管路部の上端に前記上端開口を備える
    請求項1から5のいずれか一項に記載の排水トラップ。
  7. 前記排水カップは、下方に向け内径が小さくなるテーパ状の内面部を備え、
    前記排水トラップは、当該内面部に嵌合し且つ略中心部に前記流路部を有する栓状部材を備える
    請求項1から5のいずれか一項に記載の排水トラップ。
  8. 前記排水カップは、鉛直方向の長さ寸法を変更可能であり、これにより当該排水カップの上端の高さ位置を変更可能とした
    請求項1から7のいずれか一項に記載の排水トラップ。
  9. 排水を貯留可能な排水桝と、
    排水が排出される対象装置に一端が連通されかつ前記排水桝内に貯留される排水に先端部が沈められるように前記排水桝内に他端が挿入設置されたドレン管と、
    を備え、
    前記ドレン管を通じて前記排水桝内に流入した排水が前記排水カップ内にオーバーフローし流入できるよう前記請求項1から8のいずれか一項に記載の排水トラップを前記排水桝内に設け、これにより前記排水桝の排水を排出可能とした
    ことを特徴とする排水装置。
  10. 前記対象装置は、空調装置であり、
    前記排水は、当該空調装置内で発生した結露水である
    請求項9に記載の排水装置。
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