JP3010933U - 浮標式自動開閉落水器 - Google Patents
浮標式自動開閉落水器Info
- Publication number
- JP3010933U JP3010933U JP1994013739U JP1373994U JP3010933U JP 3010933 U JP3010933 U JP 3010933U JP 1994013739 U JP1994013739 U JP 1994013739U JP 1373994 U JP1373994 U JP 1373994U JP 3010933 U JP3010933 U JP 3010933U
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- Japan
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- drainage
- floating body
- plate
- hole
- cup body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は浮標式自動開閉落水器に関し、簡単
な構成で虫類や汚濁臭気や逆流が室内に侵入するのを防
止する。 【構成】 基座2の上方に方形の面板を設け、基座2の
中央に直向穿孔20を設け、直向穿孔20周縁に止め点
21、22、23と肩部24を設ける。肩部24を下に
向かって延伸した所に杯体25を設け、杯体25底部に
排水口26を設ける。頂板4を円板状として肩部24の
上に設置し、その中央から偏心して流通孔を穿設する。
落水面板5を円盤状として頂板4に蓋設し、その底部の
外向側にやや延伸して唇縁を設ける。落水面板5上に透
かし彫りの落水孔51を設け、杯体25内に浮体3を設
ける。
な構成で虫類や汚濁臭気や逆流が室内に侵入するのを防
止する。 【構成】 基座2の上方に方形の面板を設け、基座2の
中央に直向穿孔20を設け、直向穿孔20周縁に止め点
21、22、23と肩部24を設ける。肩部24を下に
向かって延伸した所に杯体25を設け、杯体25底部に
排水口26を設ける。頂板4を円板状として肩部24の
上に設置し、その中央から偏心して流通孔を穿設する。
落水面板5を円盤状として頂板4に蓋設し、その底部の
外向側にやや延伸して唇縁を設ける。落水面板5上に透
かし彫りの落水孔51を設け、杯体25内に浮体3を設
ける。
Description
【0001】
本考案は一種の浮標式自動開閉落水器に係り、特に一種の排水の浮力を利用し て自動的に落水器流道の開閉を制御できる構成とされた浮標式自動開閉落水器に 関する。
【0002】
図6を参照して従来の落水器について説明する。落水器1は主に板体10に多 数の透かし彫りにした落水孔11を設け、床板12の水流が落水器1に流入した 時、排水は板体10の落水孔11を経由して排水管13内に流水する。
【0003】
しかし該落水器1の設計は排水流出に供することは出来るが使用上に於いてな お不完全な所がある。例えば、 1.排水を順調に行うことと虫類が室内に侵入するのを有効的に阻止すること を同時に兼ね具えることができない。該落水孔は常時開放を保持しているので体 積の比較的小さい虫類(例えばムカデ、小ゴキブリ、蚊等)は障害なく該落水孔 を通過できる。
【0004】 2.下水道の汚濁した臭気が排水管に沿って上に漂い、そして落水孔を経由し て室内に侵入し、家の中には常時下水道の様な臭気が出現する。 3.低い地区に位置して豪雨になった時、排水溝の汚水が落水孔から逆流、逆 浸透して室内に侵入する。 以上述べた従来の落水器の諸欠点を解決した多種の自動開閉落水器が開発され ているけれども組立部品が煩しく多いのでコストが高くつき、多数の使用者には 受け入れられない問題があった。
【0005】 本考案は上記の点に鑑みてなされたものであって、排水の浮力によって浮体が 水位に応じて上、下位に移動し、自動的に落水器流道の開閉を制御することで虫 類、臭気及び汚水が排水管を経由して室内に侵入するのを阻止することのできる 浮標式自動開閉落水器を提供することを目的とする。
【0006】
上記の問題は基座の上方に方形の面板を設け、排水管入口に基座を架設し、そ の中央に直向穿孔を設け、該直向穿孔周縁に数個の止め点と直径の小さい肩部を 設け、該肩部が下に向かって延伸した所に杯体を設け、該杯体底部に排水孔を設 け、頂板を円板状として肩部の上に設置し、その中央から偏心して流通孔を穿設 し、落水面板を円盤状として頂板に蓋設し、その底部の外向側に稍延伸して唇縁 を設け、該落水面板上方に透かし彫りの落水孔を設け、杯体内に浮体を設けるこ とにより解決される。
【0007】
上記の構成とすることにより、排水の浮力により、浮力が浮体の重量より大き い時、浮体を上に移して流道を開き排水を迅速に排出させ、排水の流量が漸次減 少した時浮体が自然に下降し、排水が完全に排出された時に浮体が丁度排水孔上 に降下することで流道が閉鎖され、下水道の汚水が排水管を経由して逆流又は逆 浸透した時、浮体を上に移して流通孔を密閉し、汚水が逆流、逆浸透して室内に 侵入するのを阻止するように作用する。
【0008】
次に、図面を参照して本考案の一実施例について説明する。 まず先に図1を参照されたい。本考案は基座2,浮体3,頂板4及び落水面板 5等の部材を組合わせて成る。その主要部分である基座2は、方形の面板を呈し た物を設け、その中央に直向穿孔20を設け、該直向穿孔20の周縁に3個の止 め点21,22,23及び直径の小さい肩部24を設け、該肩部24の下に延伸 した所に、杯体25を設け、該杯体25の底部に円錐を設け、中央を貫通して排 水孔26を設けてなる。浮体3は中空の球状を呈して杯体25の中に設けられる 。その重量は同体積の水の重量より遙に小さい。又浮体3の直径は排水孔26の 直径より稍大きい。頂板4は円板状を呈し、肩部24上に設置される。その偏心 部を貫通して流通孔40を設け、該流通孔40の直径は浮体3の直径より小さく 設ける。落水面板5は円盤状を呈して頂板4に蓋設される。その底部には稍延伸 して唇縁50を設け、又該落水面板5の上方に数個の透かし彫りの落水孔51を 設ける。
【0009】 組立てる時は図2乃至図4に示すのを参照されたい。ただ単に基座2を排水管 6の入口に固設したら良い。次に浮体3を杯体25の中に入れ、更に頂板4を肩 部24上に置く。最後に落水面板5の唇縁50を先に止め点21の下方に入れ、 又落水面板5に稍圧力をかける。この時唇縁50は完全にそれら止め点21,2 2,23の下方に嵌められ、その制圧を受ける。そして落水面板5を着実に頂板 4上に置く(落水面板5を取りたい時は、ただその一端を先ずこじ開け、更に外 側の斜面に落水面板5を取る)。これで組み立ての手続きが完成する。
【0010】 使用する時は図4乃至図6に示すのを参照されたい。排水は先ずこれ等落水孔 51を経由して下に向かって流通孔40を通過して杯体25に流入する。流通孔 40は浮体3の上方左側に偏った所に設けてあるので、流通孔40を通過した排 水は先に浮体3を杯体25の右側辺まで押して排水孔26を開けて排水を迅速に 流出させる。この時杯体25内の排水による浮力が浮体3の重量より大きいので 、浮体3は始終排水の水流の中に漂って回転する。水流の量が漸次減少した時、 浮体3は排水が完全に排出される時まで水位にしたがって自然に下降し、浮体3 が丁度排水孔26の上に落ちて流道を閉鎖する。
【0011】 又海水が逆流したり、豪雨の時に下水道の汚水が排水管6を経て逆流又は逆浸 透して、汚水が上り、排水孔26を経由して杯体25内に侵入した時は、浮体3 は水位上昇に従って上方開口部の流通孔40の位置に移動し、汚水逆流による浮 力を利用して浮体4が流通孔40を塞ぎ、汚水が逆流、逆浸透して室内に侵入す るのを阻止する。
【0012】 以上の説明で分る様に、本考案の実施例は確かに以下のいくつかの長所を具え ている。 1.排水順調を兼ねると共に虫類が排水管を経由して室内に侵入するのを有効 的に阻止することができる。 2.密閉時に下水道内の汚濁臭気が排水管を経由して室内に侵入するのを防止 することができる。
【0013】 3.下水道の汚水が排水管を経由して逆流、逆浸透して室内に侵入するのを有 効的に隔絶することができる。 4.繁雑な付属品を組立てる必要がなく、機能性を兼ね具え、しかも製造コス トが増加せず、経済的効果と利益に符合することができる。 5.構造が簡単で、融通無碍、定期的に取り外して残留した雑物を清掃する必 要がなく、常時自動開閉を順調に維持することができる。
【0014】
上述の如く本考案によれば、簡単な構造で低コストに構成出来て、順調に排水 を行うことができるとともに、虫類や下水道内の汚濁臭気が室内に侵入すること を防止でき、また汚水の逆流、逆浸透を阻止できる特長がある。
【図1】本考案実施例の立体分解図である。
【図2】本考案実施例の立体組合せ図である。
【図3】本考案実施例密閉時の略図である。
【図4】本考案実施例時動作の略図である。
【図5】本考案実施例汚水逆流時の流道密閉の略図であ
る。
る。
【図6】従来の落水器の断面図である。
1 落水器 2 基座 3 浮体 4 頂板 5 落水面板 6 排水管 20 直向穿孔 21,22,23 止め点 24 肩部 25 杯体 26 排水口 40 流通口 50 唇縁 51 落水口
Claims (1)
- 【請求項1】 基座の上方に方形の面板を設け、排水管
入口に基座を架設し、その中央に直向穿孔を設け、該直
向穿孔周縁に数個の止め点と直径の小さい肩部を設け、
該肩部が下に向かって延伸した所に杯体を設け、該杯体
底部に排水孔を設け、頂板を円板状として肩部の上に設
置し、その中央から偏心して流通孔を穿設し、落水面板
を円盤状として並びに頂板に蓋設し、その底部の外向側
に稍延伸して唇縁を設け、該落水面板上方に透かし彫り
の落水孔を設けた浮標式自動開閉落水器であって、 杯体内に浮体を設け、排水の浮力により、浮力が浮体の
重量より大きい時浮体を上に移して流道を開き排水を迅
速に排出させ、排水の流量が漸次減少した時浮体が自然
に下降し、排水が完全に排出された時に浮体が丁度排水
孔上に降下することで流道が閉鎖され、下水道の汚水が
排水管を経由して逆流又は逆浸透した時、浮体を上に移
して流通孔を密閉し、汚水が逆流、逆浸透して室内に侵
入するのを阻止するよう構成されたことを特徴とする浮
標式自動開閉落水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013739U JP3010933U (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 浮標式自動開閉落水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013739U JP3010933U (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 浮標式自動開閉落水器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3010933U true JP3010933U (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=43146682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994013739U Expired - Lifetime JP3010933U (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | 浮標式自動開閉落水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010933U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0529855U (ja) * | 1991-09-30 | 1993-04-20 | 新明和工業株式会社 | 車両荷箱の天蓋開閉装置 |
JP2013185386A (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-19 | Tokyo Energy & Systems Inc | 床ドレンファンネル |
JP2014523985A (ja) * | 2011-07-07 | 2014-09-18 | 林文健 | 排水弁 |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP1994013739U patent/JP3010933U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0529855U (ja) * | 1991-09-30 | 1993-04-20 | 新明和工業株式会社 | 車両荷箱の天蓋開閉装置 |
JP2014523985A (ja) * | 2011-07-07 | 2014-09-18 | 林文健 | 排水弁 |
JP2013185386A (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-19 | Tokyo Energy & Systems Inc | 床ドレンファンネル |
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