JP2844743B2 - 逆流防止装置 - Google Patents

逆流防止装置

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JP2844743B2
JP2844743B2 JP29563589A JP29563589A JP2844743B2 JP 2844743 B2 JP2844743 B2 JP 2844743B2 JP 29563589 A JP29563589 A JP 29563589A JP 29563589 A JP29563589 A JP 29563589A JP 2844743 B2 JP2844743 B2 JP 2844743B2
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巳喜夫 澤井
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好信 内村
啓史 堀内
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、1次側負圧時における逆流を防止するため
の逆流防止装置に関する。
(従来の技術) 従来の自動開閉弁においては、弁箱内に設けた流入路
と流出路との間にダイヤフラムを開閉自在に介設し、こ
のダイヤフラムの背面にブレード孔によって流入路と連
通するダイヤフラム背室を形成し、このダイヤフラム背
室上に配設された駆動用のソレノイドによってプランジ
ャーを駆動させてダイヤフラムと弁座とからなる主弁孔
の開閉を行うようにしている。
しかし、流入路側である1次側が負圧の時にはブリー
ド孔を介してダイヤフラム背室が負圧となり、ダイヤフ
ラムが弁座から離隔して流出路側である2次側が負圧と
なってしまう。すると上記のような自動開閉弁を例えば
便器の洗浄供給装置に使用すると汚水が逆流する場合が
ある。
そこで、1次側負圧時の逆流防止を図るため2次側に
逆止弁を設け、更にエアギャップを確保するために2次
側にバキュームブレーカを設けている。
(発明が解決しようとする課題) 従来の技術にあっては、流出路である2次側流路に逆
止弁を設けなければならないため流路抵抗が大となり圧
力損失が大きい、また配管作業が煩雑となり、更にバキ
ュームブレーカと共に配設しなければならないので大型
化し設置スペースを必要とするという問題点を有してい
た。
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、1
次側負圧時にダイヤフラムが逆止弁として機能する自動
開閉弁を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本発明は、弁箱内に設けた流入
路と流出路との間にダイヤフラムを介設し、このダイヤ
フラムの背面にダイヤフラム背室を形成し、このダイヤ
フラム背室と流入路とをブリード孔で連通し、ダイヤフ
ラム背室にブリード孔より大径のパイロット弁孔を設
け、このパイロット弁孔を開いてダイヤフラム背室を大
気に連通することで弁開とし、パイロット弁孔を閉じて
ダイヤフラム背室を流入路に連通することで弁閉とする
自動開閉弁と、流出路が負圧のときに大気を取入れて負
圧を解消させるために、流出路に連通するバキュームブ
レーカと、流路に設置した圧力検出手段とから成り、圧
力検出手段が負圧を検出したときにパイロット弁孔を強
制的に開いて自動開閉弁を弁閉状態にする。
(作用) 上記のように構成された本発明は、1次側負圧時の逆
流を防止するように働く。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明に係る逆流防止装置の断面図である。
逆流防止装置を構成する自動開閉弁Vの弁箱1内に
は、流入路2と流出路3との間に主弁座4を形成し、こ
の主弁座4の上端開口周縁に弁箱1に支持されたリティ
ナ5付のダイヤフラム6が接離自在に配設されている。
従ってダイヤフラム6が主弁座4から離隔することによ
って主弁孔7が形成される。
そして、ダイヤフラム6の背部に設けたダイヤフラム
背室9と2次ダイヤフラム背室9aとを仕切る隔壁17の中
央には、縦長のパイロット弁孔8が形成され、更にリテ
ィナ5の端部には、ダイヤフラム背室9と流入路2とを
連通し、かつパイロット弁孔8より小径のブリード孔10
が形成されている。
また、パイロット弁孔8上には、ソレノイド11で駆動
されるプランジャ12がコイルスプリング13で突出方向に
付勢されて配設され、このプランジャ12の下端に取付け
られた弁体14でパイロット弁孔8の開閉が行われる。
尚、15はプランジャ12のガイドスリーブ、16は鉄心であ
る。また、2次ダイヤフラム背室9aより外部へすて水
(大気開放)する開口18がある。
更に、流出路3に連通するようにバキュームブレーカ
20が弁箱1に取付けられている。バキュームブレーカ20
は、貫通孔21を形成するためにボデー22の一端に開口さ
れた弁孔23と、縮装されたコイルスプリング24によって
弁孔23に押圧される弁体25等とから成っている。
また、流出路3には、圧力センサ30が設置されてお
り、圧力信号を圧力信号線31を介して制御装置32へ入力
している。そして、制御装置32とソレノイド11は弁駆動
線33で接続されている。
なお、本実施例では流出路3に圧力センサ30を備えて
いるが、圧力センサ30は流入路2に設けてもよい。ま
た、圧力センサ30として、例えば半導体又は圧電セラミ
ックスを用いるとよい。
以上のように構成した逆流防止装置の作用について説
明する。
ソレノイド11が非通電状態では、第1図に示すように
コイルスプリング13でプランジャ12がダイヤフラム6側
に押圧され、先端の弁体14でパイロット弁孔8が閉状態
となる。そのため、流入路2の流体がブリード孔10から
ダイヤフラム背室9に流入し、流入した流体の圧力でダ
イヤフラム6が主弁座4に押し付けられ主弁孔7が閉状
態となる。
また、主弁孔7が閉状態において、ソレノイド11が通
電状態となるとプランジャ12がコイルスプリング13に抗
して鉄心16に吸引され、弁体14がパイロット弁孔8の弁
座から離れてパイロット弁孔8が開状態となる。その結
果ダイヤフラム背室9中の流体が、パイロット弁孔8を
通過して開口18側へ流出する。するとブリード孔10の径
よりパイロット弁孔8の径が大きいので、ダイヤフラム
背室9の流入量より流出量の方が多くなり、ダイヤフラ
ム背室9中の圧力が低下する。従って流入路2から流入
した流体の圧力で、ダイヤフラム6が押し上げられ、ダ
イヤフラム6が主弁座4から離れて主弁孔7が開状態と
なる。
また、ソレノイド11が非通電の場合で主弁孔7が閉状
態の時に、流入路2側である1次側が何らかの原因で負
圧(大気圧より低圧)になるとブリード孔10を介してダ
イヤフラム背室9も負圧となる。その結果主弁座4に対
するダイヤフラム6の押圧力に抗してダイヤフラム6が
主弁座4から離隔する場合には、流出路3側である2次
側も負圧となる。すると圧力センサ30が負圧を検知する
と共にバキュームブレーカ20の弁体25がコイルスプリン
グ24に抗して弁孔23を開状態にする。
圧力センサ30によって検知された負圧の圧力信号は制
御装置32へ入力され、制御装置32はパイロット弁孔8を
開状態にするようソレノイド11を通電する。するとバキ
ュームブレーカ20によって流出路3が大気圧になってい
るのでパイロット弁孔8を介してダイヤフラム背室9が
大気圧となり、ダイヤフラム6が主弁座4に押圧されて
主弁孔7を閉状態にする。
従ってダイヤフラム6は逆止弁として逆流を防止する
ように働き、流出路3側の逆止弁が不要となる。
尚、本実施例では内部パイロット式自動開閉弁に適用
したが外部パイロット式自動開閉弁にも適用出来る。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、1次側負圧時に
ダイヤフラムが逆止弁として機能するので逆止弁が不要
となる。従って、圧力損失の低減、配管工数の低減及び
小型化によって省設置スペース化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る逆流防止装置の断面図である。 尚、図面中、1は弁箱、2は流入路、3は流出路、6は
ダイヤフラム、8はパイロット弁孔、9はダイヤフラム
背室、20はバキュームブレーカ、30は圧力センサ、Vは
自動開閉弁である。
フロントページの続き (72)発明者 内村 好信 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)発明者 堀内 啓史 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (56)参考文献 特開 平1−135980(JP,A) 特開 昭60−132186(JP,A) 特開 昭57−120782(JP,A) 実開 昭60−62117(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 31/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁箱内に設けた流入路と流出路との間にダ
    イヤフラムを介設し、このダイヤフラムの背面にダイヤ
    フラム背室を形成し、このダイヤフラム背室と前記流入
    路とをブリード孔で連通し、前記ダイヤフラム背室に前
    記ブリード孔より大径のパイロット弁孔を設け、このパ
    イロット弁孔を開いてダイヤフラム背室を大気に連通す
    ることで弁開とし、パイロット弁孔を閉じてダイヤフラ
    ム背室を流入路に連通することで弁閉とする自動開閉弁
    と、 流出路が負圧のときに大気を取入れて負圧を解消させる
    ために、前記流出路に連通するバキュームブレーカと、 流路に設置した圧力検出手段とから成り、 前記圧力検出手段が負圧を検出したときに前記パイロッ
    ト弁孔を強制的に開いて自動開閉弁を弁閉状態にするこ
    とを特徴とする逆流防止装置。
JP29563589A 1989-11-14 1989-11-14 逆流防止装置 Expired - Lifetime JP2844743B2 (ja)

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DE10006141A1 (de) * 2000-02-11 2001-09-06 Zf Lenksysteme Gmbh Elektrohydraulische Steuervorrichtung
CN109027331A (zh) * 2018-10-30 2018-12-18 天津市塘沽第阀门有限公司 一种带有损坏自检功能的倒流防止器进水阀

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