JPH08105092A - フラッシュバルブ - Google Patents

フラッシュバルブ

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Publication number
JPH08105092A
JPH08105092A JP26820194A JP26820194A JPH08105092A JP H08105092 A JPH08105092 A JP H08105092A JP 26820194 A JP26820194 A JP 26820194A JP 26820194 A JP26820194 A JP 26820194A JP H08105092 A JPH08105092 A JP H08105092A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
valve
internal space
drain
valve element
Prior art date
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Pending
Application number
JP26820194A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Saito
史朗 齋藤
Shigeru Sakakibara
茂 榊原
Eiji Miwa
英二 三輪
Masaki Tomita
勝紀 冨田
Atsushi Nakanishi
淳 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
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Publication of JPH08105092A publication Critical patent/JPH08105092A/ja
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラッシュバルブの排水が自動的に停止され
るとき、シート部と排水口との間の内部空間に排水が残
留しないようにして、寒冷期における残留水の凍結を防
止することを目的とする。 【構成】 上記目的を達成するため、下降することによ
りシート部6に当接してこのシート部6を閉止するとと
もに、上昇することによりシート部6を開放し、給水口
2から供給された水を排水口10から排出させるピスト
ン部5が本体内に内装されてなるフラッシュバルブ1に
おいて、前記シート部6と排水口10との間の内部空間
11に基端部が連通し、前記シート部6より上に位置す
る上端部に吸気弁20を備えた筒体12を設けたことで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フラッシュバルブの
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、図5に示すように小
便器(大便器にも適用される)WCに対して洗浄水を吐
出するフラッシュバルブ1は、給水管P1から水道水が
供給されており、人体センサーHSにより図示していな
い用便者が検知されたとき、図示していない制御回路に
よりフラッシュバルブ1に付属した後述の電磁弁7が作
動され、排水口10から洗浄管P2を通して洗浄水が小
便器WCに吐出される。上記のように使用されるフラッ
シュバルブ1は、図6に示すような構造となっている。
図6に示すように、フラッシュバルブ1の給水口2には
給水管P1が接続されており、給水口2の下流側には止
水栓3を介し本体シリンダ部4が形成されている。本体
シリンダ部4内には上下動可能にピストン部5が内装さ
れ、このピストン部5は閉止時には本体シリンダ部4の
下端に形成されたシート部6に弁体5aを当接させて下
降した状態となっており、ピストン部5の上部の圧力室
9内には水が充満された状態となっている。前記人体セ
ンサーHSによる検知により、あるいは小便器WCの使
用者が使用後に操作スイッチ等により電磁弁7を作動さ
せると、この電磁弁7の作動により圧力室9内の水が接
続管8を介し排水口10側に排水され、これにより、給
水口2側からの圧力水により瞬時にピストン部5が上昇
して、シート部6から弁体5aが離反し、給水口2から
排水口10に向かって大量の水が流出され、排水口10
から洗浄管P2を通して洗浄水が小便器WCに吐出され
るように構成されている。また、ピストン部5の上端に
設けられた小孔5cから徐々に圧力室9内に水が充満さ
れていき、これにより一定時間後に圧力室9内に水が充
満して、再び弁体5aがシート部6に当接し、排水が自
動的に停止されるように構成されている。
【0003】このようなフラッシュバルブ1において、
排水時でない場合は、本体シリンダ部4の圧力室9内に
水が充満された状態となっているため、冬季などの寒冷
時にこの水が凍結することがあることから、この水の凍
結を防止するため、本体シリンダ部4の外周部分を電気
ヒータ内蔵のワンタッチ式カバーで覆う手段が採用され
ている。
【0004】しかしながら、フラッシュバルブ1の弁体
5aがシート部6に当接し、排水が自動的に停止される
とき、シート部6と排水口10との間の内部空間11が
負圧になるとともに表面張力のために同内部空間11に
排水が残留する。フラッシュバルブ1のシート部6と排
水口10との間の外周部分は本体シリンダ部4の外周部
分に比較して表面積が大きく、残留水凍結防止のため、
この部分を電気ヒータ内蔵のワンタッチ式カバーで覆う
と電気ヒータによる消費電力が大きくなり、ランニング
コストが高くなるという問題がある。
【0005】そこで本発明では、フラシュバルブの排水
が自動的に停止されるとき、シート部6と排水口10と
の間の内部空間11に水が残留しないようにして、寒冷
期における残留水の凍結を防止することを解決すべき課
題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、シート部と排水口との
間の内部空間に水が溜まらないようにして、寒冷期にお
ける残留水の凍結を防止できるフラッシュバルブを提供
せんことを目的とし、その要旨は、下降することにより
シート部に当接して該シート部を閉止するとともに、上
昇することにより前記シート部を開放し、給水口から供
給された水を排水口から排出させるピストン部が本体内
に内装されてなるフラッシュバルブにおいて、前記シー
ト部と排水口との間の内部空間に基端部が連通し、前記
シート部より上に位置する上端部に吸気弁を備えた筒体
を設けたことである。
【0007】
【作用】上記構成のフラッシュバルブにおいて、吸気弁
は、排水口からの排水が自動的に停止されるとき、筒体
の上端部を大気に連通させて空気をシート部と排水口と
の間の内部空間に送るため、内部空間が負圧にならない
ことから、内部空間に排水がほとんど残留されない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明のフラッシュバルブの一部断面構
成図である。なお、図4に示した従来のフラッシュバル
ブと同一の部材については同一符号を付して構成を説明
する。フラッシュバルブ1の給水口2の下流側には止水
栓3が設けられており、止水栓3の下流側に本体シリン
ダ部4が形成されている。この本体シリンダ部4内には
上下動可能にピストン部5が内装されており、ピストン
部5の下端の弁体5aが当接するシート部6が本体シリ
ンダ部4の下面側に形成されている。
【0009】上記ピストン部5は閉止時には本体シリン
ダ部4の下端に形成されたシート部6に弁体5aを当接
させて下降した状態となっており、ピストン部5の上部
の圧力室9内には水が充満された状態となっている。前
記人体センサーHS(図3参照)による検知により、あ
るいは小便器WCの使用者が使用後に操作スイッチ等に
より電磁弁7を作動させると、この電磁弁7の作動によ
り圧力室9内の水が接続管8を介し排水口10側に排水
され、これにより、給水口2側からの圧力水により瞬時
にピストン部5が上昇して、シート部6から弁体5aが
離反し、給水口2から排水口10に向かって大量の水が
流出される。
【0010】また、ピストン部5の上端に設けられた小
孔5cから徐々に圧力室9内に水が充満されていき、こ
れにより一定時間後に圧力室9内に水が充満して、再び
弁体5aがシート部6に当接し、排水が自動的に停止さ
れるように構成されている。
【0011】以上のように構成されたフラッシュバルブ
1において、シート部6と排水口10との間の内部空間
11に連通する「L」字形の筒体12が設けられてい
る。この筒体12の基端部は排水口10の上部に接続さ
れており、筒体12の上端部は圧力室9より上に位置し
ている。
【0012】図2は、筒体12上端部の断面図である。
図2に示すように、筒体12の上端部は上方に開放され
ており、この開口端にはパッキン28を介しキャップ2
9が螺合されて上端開口が覆蓋されたものとなってい
る。また、上端開口の下部には上方が開口した摺動穴2
2が形成されており、この摺動穴22の下端部に、外気
と連通状に吸気孔23が形成されたものとなっている。
この摺動穴22内には上方より上下動可能に弁体24が
装着されており、この弁体24は図3に斜視図で示すよ
うに、上端のフランジ部25の下面にオーリング27が
設けられており、フランジ部25の下面から垂下状に弁
軸26が一体形成されており、この弁軸26には長手方
向に沿って凹み状に通気溝26aが形成され、この通気
溝26aは例えば所定間隔で4本形成されたものとなっ
ている。図2に示すように、弁体24はその弁軸26を
前記摺動穴22内に挿通させた状態では、オーリング2
7が摺動穴22の上端に当接して、摺動穴22を塞ぐよ
うに構成されている。
【0013】また、前記摺動穴22の側方には、摺動穴
22と平行状に細管部21が上下に貫通形成されてお
り、この細管部21は、筒体12内に形成された前記内
部空間11と連通する水路15にその下端部を連通して
いる。
【0014】このような構造において、前述のように、
電磁弁7が作動され、シート部6から弁体5aが離反
し、給水口2から排水口10に向かって大量の水が流出
されると、その水が筒体12の水路15内にも圧送さ
れ、細管部21を通して水が前記弁体24を下方へ向か
って摺動穴22内に押圧するため、弁体24のオーリン
グ27は摺動穴22の上端を閉止して、水路15から細
管部21内を上昇した水は筒体12から外に漏れ出すこ
とはない。
【0015】その後、前述したように、ピストン部5の
上端に設けられた小孔5cから徐々に圧力室9内に水が
充満されていき、これにより一定時間後に圧力室9内に
水が充満して、再び弁体5aがシート部6に当接し、排
水が自動的に停止されるため、筒体12の水路15内の
水は自重により下方へ下るが、これにより水路15およ
び細管部21が負圧状態となり、この時に、吸気孔23
から流入した空気は弁軸26の通気溝26aを通り上昇
して弁体24を押し上げ、さらに細管部21を通り水路
15内に流入する。
【0016】その結果、空気が水路15を通り前記内部
空間11に送られるため、内部空間11内が負圧になら
ず、内部空間11内の水は良好に排水されて、内部空間
11内には残水が存在しない状態となる。なお、内部空
間11内に表面張力により残留しようとする水も、流入
された空気により表面張力が破壊されて良好に排水され
る。このように、内部空間11に排水が残留しないた
め、寒冷期における残留水の凍結が防止され、フラッシ
ュバルブ1の排水不良や故障が防止される。
【0017】次に、図4に第2実施例を示す。第2実施
例では、筒体12の上端部には、断面がT字状の樹脂あ
るいはゴムで作られたピン13が内装されたピン内装室
14が形成されている。そしてピン内装室14の上部に
は大気に連通された開口部14Aが形成されており、ピ
ン内装室14の下部は水路15を介して前述の内部空間
11に連通されている。前述のように、電磁弁7が作動
され、シート部6から弁体5aが離反し、給水口2から
排水口10に向かって大量の水が流出されると、その水
が水路15にも圧送され、その水圧によりピン13が押
し上げられるため、ピン13によりピン内装室14の上
端開口部が閉鎖され、水路15を上昇した水はバキュー
ムブレーカー12から外に洩れない。
【0018】そのあと、前述のように、ピストン部5の
上端に設けられた小孔5cから徐々に圧力室9内に水が
充満されていき、これにより一定時間後に圧力室9内に
水が充満して、再び弁体5aがシート部6に当接し、排
水が自動的に停止されるためピン13にかかる水圧が低
下し、ピン13は自重により下降してピン内装室14の
開口部14Aが開かれる。その結果、ピン内装室14の
開口部14Aが大気に連通され、空気が前記の内部空間
11に送られるため、内部空間11が負圧にならずに、
内部空間11にほとんど排水が残留しない。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、下降する
ことによりシート部に当接して該シート部を閉止すると
ともに、上昇することにより前記シート部を開放し、給
水口から供給された水を排水口から排出させるピストン
部が本体内に内装されてなるフラッシュバルブにおい
て、前記シート部と排水口との間の内部空間に基端部が
連通し、前記シート部より上に位置する上端部に吸気弁
を備えた筒体を設けたことにより、フラッシュバルブの
シート部と排水口との間の内部空間に排水が残留しない
ため、寒冷期における残留水の凍結が防止され、フラッ
シュバルブの排水不良や故障を防止することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフラッシュバルブの一部断面構成図で
ある。
【図2】筒体の上端の断面構成図である。
【図3】弁体の斜視構成図である。
【図4】第2実施例の筒体の上端の断面構成図である。
【図5】フラッシュバルブの使用例を示した側面図であ
る。
【図6】従来のフラッシュバルブの一部断面構成図であ
る。
【符号の説明】
1 フラッシュバルブ 2 給水口 4 本体シリンダ部 5 ピストン部 5a 弁体 6 シート部 7 電磁弁 9 圧力室 10 排水口 11 内部空間 12 筒体 13 ピン 14 ピン内装室 14A 開口部 15 水路 20 吸気弁 21 細管部 22 摺動穴 23 吸気孔 24 弁体 26 弁軸 26a 通気溝 27 オーリング 29 キャップ
フロントページの続き (72)発明者 冨田 勝紀 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 中西 淳 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下降することによりシート部に当接して
    該シート部を閉止するとともに、上昇することにより前
    記シート部を開放し、給水口から供給された水を排水口
    から排出させるピストン部が本体内に内装されてなるフ
    ラッシュバルブにおいて、前記シート部と排水口との間
    の内部空間に基端部が連通し、前記シート部より上に位
    置する上端部に吸気弁を備えた筒体を設けたことを特徴
    とするフラッシュバルブ。
JP26820194A 1994-10-05 1994-10-05 フラッシュバルブ Pending JPH08105092A (ja)

Priority Applications (1)

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JP26820194A JPH08105092A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 フラッシュバルブ

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JP26820194A JPH08105092A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 フラッシュバルブ

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JPH08105092A true JPH08105092A (ja) 1996-04-23

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ID=17455332

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JP26820194A Pending JPH08105092A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 フラッシュバルブ

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JP (1) JPH08105092A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247195A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Inax Corp 水栓
KR101021086B1 (ko) * 2008-12-09 2011-03-14 로얄앤컴퍼니 주식회사 자동퇴수밸브장치

Cited By (2)

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JP2007247195A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Inax Corp 水栓
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