JPH07290039A - 液状物等流体の自動移送装置 - Google Patents
液状物等流体の自動移送装置Info
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- JPH07290039A JPH07290039A JP10909394A JP10909394A JPH07290039A JP H07290039 A JPH07290039 A JP H07290039A JP 10909394 A JP10909394 A JP 10909394A JP 10909394 A JP10909394 A JP 10909394A JP H07290039 A JPH07290039 A JP H07290039A
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Abstract
廃液等を電動ポンプ等を使用せずに、騒音震動の発生が
ない自動排出装置を得る。 【構成】 貯液槽1内へ入口管2より逆止弁2aを経て
流入する液体が液面位検知手段4の高液面検知部に達す
ると、三方電磁弁5を作動させて大気開放側の弁5cを
閉止し、加圧気体側の弁5bを開放することによって、
貯液槽1内が加圧されて、流体圧により逆止弁2aが閉
止するとともに、逆止弁3aが開放されて出口管3を経
て流体が外部へ排出される。
Description
造物内等に設けられる廃水(固形物入)のポンプステー
ションから固形物入の廃水を外部に送出する廃液(水)
の自動移送装置に関する。又、鉄鋼のミルスケールや旋
盤等工作機械のミルスケールを含む液状物や、生産工程
の原料(液状物)等流体の自動移送容易な自動移送装置
に関する。
られた廃水を外部に移送するには、貯槽の外部(通常は
上階)に電源を有する電動式排水ポンプを作動させて、
排水管路に廃水を移送していた。又、一般の生産段階で
のミルスケール等を含む液状物等流体の排出や原料(液
状物)の移送も専ら排出や、原料(液状物)の移送も専
ら電動駆動装置が利用されていた。
て説明すると、このように廃水その他の液状物(固形物
を含む場合を含む)の移送処理をする場合、電動モータ
の稼働に伴なって発生する音響がビル等の建造物内で反
響するため、運転時期と時間を選択しなければならず、
また、ポンプ設置に際してはどの位置にするか等配慮す
る必要があった。廃水等に固形物が含まれていてこれを
排出する場合、モータ等の電動駆動装置に負荷が大きく
なり一層騒音を発生すると共に故障の原因をなしてい
た。又、廃液の出る生産設備や原料送給に使用される液
状物等流体の移送に際しても電動駆動装置を使用する以
上は騒音の発生が避けられなかった。
移送に伴なう問題点を解決し、随時必要に応じて無音響
で廃水等液状物等流体を移送できる自動移送装置を提供
することを目的とする。又生産設備での流体の移送を電
動駆動装置によらないで移送し、騒音の発生を来さない
ことを目的とする。
状物等流体の自動移送装置は、底面部に設けられた貫通
孔より流体がそれぞれ流入、流出するように形成された
上記の貫通孔に連通して流体の流入及び流出側の流路を
開閉する一対の逆止弁と、貯液槽内に流入する流体の上
下限液位を検知する液面位検知手段と、下限液位より上
限液位に達するまでは貯液槽を大気開放し、上限液位に
達すると大気開放していた一方の弁を閉止し、加圧気体
側の他方の弁を開放して貯液槽内を加圧し、流出側の逆
止弁を開放するとともに流入側の逆止弁を閉止すること
によって、出口管を経て貯液槽内の流体を外部へ排出す
るようにしたものである。また、流入側に吸入揚程がな
い場合は貯液槽内を真空化して液体を流入させるように
したものである。
出は流体圧で作動する逆止弁で行い、流体の流入、流出
に要する電動駆動装置による圧送手段がないため、電動
機等のオーバーロードによる過熱による故障の発生がな
く、しかもオーバーロードによる過熱による故障の発生
がなく、しかも騒音や震動の発生もない。又センサー使
用により流体の流入流出弁の開閉が単なる大気圧の差を
利用するものより確実に完全に行なわれ、かつ流体の流
量管理がし易いという作用を有する。
の自動移送装置の構成を示す縦断面を示す図である。図
において、1は廃液等を一時的に貯留する貯液槽であ
り、これの底面に設けた貫通孔1aよりそれぞれ入口管
2、出口管3を経て上記廃液等が流入あるいは流出する
ようになっている。2aは入口管2方向に流体圧が作用
したときに弁を閉止する逆止弁、3aは後述するヘッド
差h2 −h1 の作用で弁を閉止する逆止弁、4は高液面
検知部4a及び低液面検知部4bを管路内に設けた液面
位検知手段であり、貯液槽1の天部1bの上記管路の頂
部に設けた液面スイッチ4cで検知した高低液面位によ
って切り替えを行う。5は貯液槽1の天部1bに設けた
貫通管路1cの頂部に設けられた三方電磁弁であり、図
示のない電気的接続によって上記液面スイッチ4Cから
の信号をソレノイド5aが受け、貯液槽1内に流入する
流体が高液位検知部4aに達するまでは加圧気体側の弁
5bを閉止し、高液面位に達すると開放するとともに、
大気開放側の弁5cを閉止するようになっている。
3により動作を説明する。図2は入口管2側よりの流体
が水頭圧あるいは圧送によって逆止弁2aを開放して貯
液槽1内へ貫通孔1aを経て流入する動作を示す縦断面
を示す図であり、この場合は出口管3側に残置している
排出液のヘッド圧によって逆止弁3aは閉止している。
貯液槽1内へ流入する流体の増加にともなって、液面位
検知手段4に設けられた高液面検知部4aが検知する
と、この検知に応じて液面スイッチ4cは図示のない電
気回路を介して三方電磁弁5のソレノイド5aに信号を
伝達し、それまでは開放していて、貯液槽1内を大気開
放していた大気開放側の弁5cを閉止するとともに、加
圧気体側の弁5bを開放し、加圧気体を貫通管路1cを
経て貯液槽1内を加圧する。
る縦断面を示す図であり、大気開放側の弁5cが閉止し
て加圧気体側の弁5bが開放すると、加圧気体は貫通孔
1cを経て貯液槽1内に貯留していた液体を加圧するの
で、入口管2側の逆止弁2aはこの加圧によって閉止
し、出口管3側の逆止弁3aが開放して貯液槽1内の加
圧作用で出口管3を経て外部へ液体を排出するようにな
る。この排出動作が進行し、貯留中の流体の水位が液面
位検知手段4の低液面検知部4bに達すると、液面スイ
ッチ4cが作動して三方電磁弁5の加圧気体側の弁5b
を閉止するとともに、大気開放側の弁5cを開放するの
で、逆止弁3aは出口管3側に残留した排液等流体のヘ
ッド圧によって閉止され、貯液槽1内の液体は低液面検
知部4bにおける液位を保持して動作が終了する。本発
明の実施に際して、貯液槽を廃液等の液体を収容する室
内に設置する場合は、液面スイッチ、三方電磁弁等電気
的接点及び駆動部分を当該室外に設置する方が好ましい
ことは勿論である。
排出装置の構成を示す縦断面を示す図である。図におい
て、貯液槽1、入口管2、出口管3、逆止弁2a、3a
及び三方電磁弁5は、上述の実施例1における同一符号
の部材と同じ構成であるので、重複を避けるために説明
を省略する。4a、4bは貯液槽1の外壁部に固設され
たそれぞれ高液面検知器及び低液面検知器であり、液面
の検知を例えばフロート式、フラップ式、マグネット式
等で行い、高低液面をそれぞれ検知すると、図示のない
電気的接続によって三方電磁弁5のソレノイド5aを作
動させるようになっている。
より動作を説明することにするが、上述した通り図1と
図4の構成は高低液面検知の構成のみが相異しているだ
けであるので同一動作は簡略にして説明する。入口管2
より逆止弁2aを経て流入する液面位が高液面検知器4
aのレベルに達すると、図示のない電気的接続を介して
ソレノイド5aを作動させ、三方電磁弁5の弁位置を切
替えて加圧気体が貯液槽1内に流入すると、図6に示す
ように、貯液槽1内の流体は開放された逆止弁3aを経
て出口管3より外部へ排出されるとともに、流体の減量
に伴って液面が低液面感知器4bに達すると、ソレノイ
ド5aを作動させることによって三方電磁弁5の弁位置
が切替り、逆止弁2a、3aは閉止して動作が終了す
る。なおこの構造では液面検知手段を貯液槽の横面に設
けるので図1のように貯液槽の上面より検知管を設けて
この内部に液面検知部位を2箇所設けるという複雑な構
造を要しないが貯液槽の周囲を貯液室とすることはでき
ない。
出装置の構成を示す縦断面を示す図である。図におい
て、貯液槽1、入口管2、出口管3、逆止弁2a、3a
及び三方電磁弁5は、上述の実施例1における同一符号
の部材と同じ構成であるので、重複を避けるために説明
を省略する。6は貯液槽1内に貯留する液体の上下限の
液位に基づく容積と入口管2より流入する流体の流速及
び出口管3より排出する流体の流速等をあらかじめ算定
された時間換算に基づいて、貯液槽1に貯留すべき液体
の上下限を設定する設定タイマであり、上下限時にソレ
ノイド5aを作動させて三方電磁弁5弁の切替えを行な
わせる。7は後述する液面位異常上昇時に作動するフロ
ート弁である。
図10により動作を説明する。ただし、上述した図1に
おける符号と同一部材による動作は簡略に説明する。入
口管2より逆止弁2aを経て流入する液体は、あらかじ
め算定した流入時間に基づいて算定された設定時間を経
過すると、所定の高液面位に達する。次いで、設定タイ
マ6よりの信号に応じたソレノイド5aによって三方電
磁弁5が作動して弁の開閉位置を切替える(図8参
照)。ただしこの場合、何らかの故障等によって液面位
が異常上昇するようなことがあると、図9に示すように
フロート弁7の先端部に設けた球体状のバルブ7aで貫
通管路1cを閉塞し、三方電磁弁5へのオーバーフロー
を防止する。次に、三方電磁弁5の切替によって加圧気
体が貯液槽1内に流入すると、貯液槽1内の液体は開放
された逆止弁3aを経て出口管3より外部へ排水される
とともに、設定タイマ6によって設定された時間に対応
する低液面位に達すると、設定タイマ6の信号によって
ソレノイド5aが作動し、三方電磁弁5の弁位置が切替
り、逆止弁2a、3aは閉止して動作が終了する(図1
0参照)。
装置の構成を示す縦断面を示す図である。図において、
貯液槽1、出口管3、逆止弁2a、3a、液面位検知手
段4及び三方電磁弁5は、上述の実施例1における同一
符号の部材と同じ構成であるので、重複を避けるために
説明を省略する。2は貯液槽1よりも下方からの廃液等
を流入させる入口管で、吸入揚程がない状態を示す。8
は貯液槽1の天部に貫通して設けた管路1dの先端部に
固定された電磁二方弁であり、これを作動するソレノイ
ド8aは液面スイッチ4cと図示のない電気的接続がな
され、液面スイッチ4cの信号に応じて電磁二方弁8を
作動させて、真空管路8bと管路1dとの弁の開閉を行
うようにしている。5dは後述の動作説明で詳述するブ
リーダ弁(自動大気開放弁)である。
13により動作を説明する。ただし、上述した図1にお
ける符号と同一部材による動作は簡略に説明する。入口
管2は例えば建物の地下室等に貯留した廃液を外部に排
水するような場合、通常は地上に設置してある排水装置
までの吸入揚程がない。このような条件下では、排水装
置側より真空度を加えて吸入せざるを得ない。そこで、
先ず吸入揚程のない入口管2より貯液槽1に液体を流入
させるには、低液面検知部4bの検知に応じた液面スイ
ッチ4cの信号によって三方電磁弁5及び二方電磁弁8
を作動させ、三方電磁弁5の弁位置を大気開放側に開閉
するとともに、二方電磁弁8の弁位置を真空吸入側に開
放すると、微小径より大気を吸入するブリーダ弁5dよ
りの空気量に打ち勝って、管路1dよりの真空度(マイ
ナス気圧)が高まって入口管2より逆止弁2aを経て流
入する液体が高液面検知部4aに達すると(図12参
照)、液面スイッチ4cの信号によって三方電磁弁5及
び二方電磁弁8の弁位置が切替わり、管路1dよりの真
空路がしゃ断され、管路1cよりの加圧気体が貯液槽1
内に流入することにより、逆止弁3aの開放に伴なって
出口管3より廃液等を外部に排出するようになり、貯液
槽1内の液面が低液面感知部4bに達すると、液面スイ
ッチ4cの作動によって加圧気体路がしゃ断され、貯液
槽1内はブリーダ弁5dを経て緩慢な大気開放状態とな
って動作が終了する。
を実施例1の場合と同様の構成のものについて説明した
が、実施例2あるいは実施例3で説明した液面位検出手
段4と同様のものでも同一の効果を奏する。
内に貯留していて外部へ排出すべき廃液等を貯液槽へ逆
止弁を介して流入させ、この流入量が貯液槽内で所定の
液位になると、液の上方より加圧気体を流入させて出口
管側の逆止弁を経て排出するように構成したので、廃液
等の送給のための電動駆動装置の騒音、震動の発生がな
く、又、電動駆動装置の過熱による故障も発生せず、運
転できる廃液等液状物の自動移送装置を得ることができ
る。又、センサーを使用しているので、動作が確実で流
体の入出が確実に行なわれ、タイマー等との組合せによ
る実施が容易である等の格別な効果を奏する。
装置の構成を示す縦断面を示す図である。
図である。
図である。
装置の構成を示す縦断面を示す図である。
図である。
図である。
装置の構成を示す縦断面を示す図である。
図である。
図である。
の図である。
出装置の構成を示す縦断面を示す図である。
の図である。
の図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 底面部に設けられた一対の貫通孔より流
体がそれぞれ流入、流出するように形成された貯液槽
と、上記貫通孔に連通して上記流体の流入及び流出側の
流路を開閉する一対の逆止弁と、上記貯液槽内に流入す
る流体の上限液位及び下限液位をそれぞれ検知する液面
位検知手段と、この検知手段によって下限液位より上限
液位に達するまでは、上記貯液槽を大気開放し、上限液
位に達すると大気開放していた一方の弁を閉止して、加
圧気体側の他方の弁を開放するようになされた三方電磁
弁とを備えたことを特徴とする液状物等流体の自動移送
装置。 - 【請求項2】 液面位検知手段が貯液槽の天部より下部
へ貫通した管路に設けられたことを特徴とする請求項1
記載の液状物等流体の自動移送装置。 - 【請求項3】 上記液面位検知手段が上記貯液槽の外周
部に設けられたことを特徴とする請求項1記載の液状物
等流体の自動移送装置。 - 【請求項4】 上記液面位検知手段が上記貯液槽に設け
られたフロート液面計及び液面の上下限設定タイマであ
ることを特徴とする請求項1記載の液状物等流体の自動
移送装置。 - 【請求項5】 上記貯液槽の流入側が吸入揚程がない場
合は、上記貯液槽の天部を貫通する管路の上方に流体の
流入時には真空路側の弁を開放し、流液体が所定液位に
達すると、上記真空路側の弁を閉止する二方弁を設けた
ことを特徴とする請求項1記載の液状物等流体の自動移
送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6109093A JP3007791B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 液状物等流体の自動移送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6109093A JP3007791B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 液状物等流体の自動移送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07290039A true JPH07290039A (ja) | 1995-11-07 |
JP3007791B2 JP3007791B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=14501416
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6109093A Expired - Fee Related JP3007791B2 (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 液状物等流体の自動移送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3007791B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007177479A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Eiwa Kokudo Kankyo Kk | 給水装置 |
CN103523838A (zh) * | 2013-11-06 | 2014-01-22 | 宁夏新航能源环境科技有限公司 | 一种节能型双罐三泵加药装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105936518A (zh) * | 2016-06-06 | 2016-09-14 | 江苏腾丰环保科技有限公司 | 一种组合式加药系统 |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP6109093A patent/JP3007791B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007177479A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Eiwa Kokudo Kankyo Kk | 給水装置 |
CN103523838A (zh) * | 2013-11-06 | 2014-01-22 | 宁夏新航能源环境科技有限公司 | 一种节能型双罐三泵加药装置 |
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JP3007791B2 (ja) | 2000-02-07 |
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