JP3476254B2 - フロ―ト式トラップ - Google Patents

フロ―ト式トラップ

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は気体と液体の比重差を利
用して、フロ―トで弁口を開閉し、ドレンを自動的に排
出するフロ―ト式トラップの構造に関する。 【0002】通常フロ―ト式トラップにおいては、フロ
―トの浮上降下によって単一の弁口を開閉するだけであ
つた。この場合、フロ―トで開閉可能な弁口面積は小さ
く、多量のドレン排出には不適であった。 【0003】 【従来の技術】この不便に対する従来の最良の解決策の
一つが特公昭57−8358号公報に示されている。こ
れは、弁室内に配置したフロ―トの浮上降下によって外
表面で直接弁口を開閉すると共に、浮上したフロ―トに
よって開弁駆動される弁体によって第2弁口を開口する
ようにしたものである。フロ―トの外表面で直接開閉可
能な弁口面積は限られているが、浮上したフロ―トで別
途弁部材を開弁駆動し第2弁口を開口するので、多量の
ドレン排出が可能となる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のフロ―ト式
トラップにおいては、取り付ける配管系の圧力が高い場
合ほど、すなわち第2弁口前後の圧力差が大きなほど、
開閉可能な第2弁口の面積は小さくなるので、排出容量
の増大には未だ不十分であり、解決すべき課題となって
いた。 【0005】従って本発明の技術的課題は、第2弁口前
後の圧力差にかかわらず、大きな第2弁口を開閉できる
フロ―ト式トラップを提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に講じた本発明の技術的手段は、弁ケーシングで入口と
弁室と出口を形成し、弁室の下部に弁口及び第2弁口を
設け、弁室内に配置したフロートの浮上降下によって外
表面で直接弁室下部の弁口を開閉すると共に、浮上した
フロートによって開弁駆動される弁部材によって弁室下
部の第2弁口を開口し、弁部材よりも少し小径に形成し
た受圧部材を連結棒を介して弁部材に連結し、弁部材と
連結棒と受圧部材に上下に貫通する連通孔を開けて弁部
材下面と受圧部材上面とを同圧に維持したことを特徴と
するものである。 【0007】 【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
弁室内にドレンが流入してくるとフロ―トはその浮力に
より上昇し、弁口を開口する。そして、浮上したフロ―
トは弁部材を駆動して第2弁口も開口する。弁部材には
弁部材の受圧面積よりも少し小径に形成した受圧部材を
連結し、弁部材に作用する流体圧力とは対称に受圧部材
に流体圧力を作用させているので、第2弁口前後の圧力
差が大きな場合であっても、流体圧力による閉弁方向の
力が殆ど大きくならない。従って第2弁口前後の圧力差
にかかわらず、大きな第2弁口を開口できる。 【0008】 【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1及び図2参照)。本実施例においてはフロ
―ト式トラップとしてスチ―ムトラップの例を説明す
る。図1は閉弁状態を、図2は開弁状態を示す。 【0009】弁ケ―シング1で内部に弁室2を形成す
る。ケ―シング1の上部に入口3が図面の向側に破線で
示す位置に開口し、入口3と同軸上に図面の手前側に出
口4が開口する。入口3は流入口5を介して弁室2に連
通し、弁室2は下記の弁口6及び第2弁口7から出口通
路8を介して出口4に連通する。 【0010】弁室2の下部に弁口6を開けた弁座部材9
及び第2弁口7を開けた第2弁座部材10を取り付け
る。第2弁座部材10は上下貫通した筒状で周囲に左右
2つの第2弁口7が開けられたものである。第2弁座部
材10内に、外周にシ―ルリング(図示せず)を配した
弁部材11を摺動自在に配置する。弁部材11に連結棒
12を介して受圧部材13を連結する。受圧部材13の
外径は弁部材11の外径よりも少し小さく形成する。 【0011】弁ケ―シング1の上壁に第2弁座部材10
の内径よりも少し小さな内径を有するシリンダ部材14
を、第2弁座部材10と同軸上に取り付け、受圧部材1
3を摺動自在に収容する。受圧部材13の外周にはシ―
ルリング(図示せず)を配してシリンダ部材14内周と
の気密を保つ。弁部材11と連結棒12と受圧部材13
には上下に貫通する連通孔15を開けて、弁部材11下
面と受圧部材13上面とを同圧に維持する。連結棒12
に下記のフロ―ト16の上方に延びるレバ―17を取り
付ける。 【0012】弁室2内に中空球形のフロ―ト16を自由
状態で配置する。フロ―ト16は弁室2に溜るドレンと
共に浮上降下して外表面で直接弁口6を直接開閉すると
共に、浮上過程でレバ―17を介して弁部材11を持ち
上げて第2弁口7を開口する。尚、符号18はフロ―ト
16の降下位置を定めるフロ―ト座である。 【0013】次に作用を説明する。スチ―ムトラップは
図示しない蒸気使用装置に入口3を接続して、蒸気使用
装置で発生した復水を自動的に排出するものであり、図
1に示すように弁室2内に復水が流入せずフロ―ト16
が下降している場合は、フロ―ト16の外表面で弁口6
を閉止すると共に、弁部材11も自重で下降して第2弁
口7を閉止し、蒸気が出口4へ漏出することはない。 【0014】入口3から弁室2内にドレンが流入してく
ると、弁室2内の液位が上昇し、フロ―ト16もその浮
力により浮上する。フロ―ト16の浮上によって弁口6
を開口し、ドレンを出口4に排出する。弁口6を介して
排出されるドレン量よりも流入するドレン量が多い場合
は、フロ―ト16がさらに浮上し、レバ―17に当接し
てレバ―17を介して弁部材11を持ち上げて第2弁口
17を開口し、ドレンを第2弁口7からも出口4に排出
する。ドレンが排出されて弁室2内の液位が低下すると
フロ―ト16も降下し、またフロ―ト16の降下に従っ
て弁部材11も降下し、弁口6及び第2弁口7を閉止す
る。ドレンの流入量に応じてこの作動を繰り返す。 【0015】弁部材11と連結棒12と受圧部材13に
は上下に貫通する連通孔15を開けて、弁部材11下面
と受圧部材13上面とを同圧に維持しているので、第2
弁口7前後の圧力差が大きな場合であっても、フロ―ト
16の浮力によって大きな第2弁口7を開口することが
可能となる。 【0016】 【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によれば、弁部材よりも少し小径に形
成した受圧部材を弁部材に連結し、弁体と受圧部材に対
称に流体圧力を作用させたことにより、第2弁口前後の
圧力差にかかわらず、大きな第2弁口を開閉できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のフロ―ト式トラップの実施例の閉弁状
態を示す断面図である。 【図2】同開弁状態を示す断面図である。 【符号の説明】 1 弁ケ―シング 2 弁室 3 入口 4 出口 6 弁口 7 第2弁口 11 弁部材 12 連結棒 13 受圧部材 15 連通孔 16 フロ―ト 17 レバ―

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成
    し、弁室の下部に弁口及び第2弁口を設け、弁室内に配
    置したフロートの浮上降下によって外表面で直接弁室下
    部の弁口を開閉すると共に、浮上したフロートによって
    開弁駆動される弁部材によって弁室下部の第2弁口を開
    口し、弁部材よりも少し小径に形成した受圧部材を連結
    棒を介して弁部材に連結し、弁部材と連結棒と受圧部材
    上下に貫通する連通孔を開けて弁部材下面と受圧部材
    上面とを同圧に維持したことを特徴とするフロート式ト
    ラップ。
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