JP2961342B2 - パイロット式スチ―ムトラップ - Google Patents

パイロット式スチ―ムトラップ

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JP2961342B2
JP2961342B2 JP2175693A JP2175693A JP2961342B2 JP 2961342 B2 JP2961342 B2 JP 2961342B2 JP 2175693 A JP2175693 A JP 2175693A JP 2175693 A JP2175693 A JP 2175693A JP 2961342 B2 JP2961342 B2 JP 2961342B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気配管系に発生する
復水を自動的に排出するスチ―ムトラップに関し、特
に、パイロット弁の開閉によって圧力応動部材を駆動
し、圧力応動部材に連結した主弁体で入口と出口とを連
通する主弁口を開閉するようにしたパイロット式スチ―
ムトラップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパイロット式スチ―ムトラップを
特開昭55−112490号公報を参照して説明する。
入口と出口とを連通する主弁口を開閉する主弁体は、入
口側と出口側との流体圧力差による力及びばねの弾性力
によって閉弁方向に付勢されている。主弁体を変位せし
める圧力応動弁は、その受圧変位壁で一部を形成された
圧力室に配置されている。圧力室は、パイロット通路を
介して入口側に連通されると共に、パイロット通路より
も小径の細孔を介して出口側に連通されている。入口側
の液位に応じて浮上降下するフロ―ト式パイロット弁に
よってパイロット通路が開閉され、圧力室への入口側圧
力の導入・遮断が行われる。
【0003】主弁体は、その一面に入口側流体の圧力が
作用し、他面に出口側流体の圧力が作用し、両者の圧力
差によって閉弁方向の力を受けている。入口側の液位が
上昇するとフロ―ト式パイロット弁が開弁し、圧力応動
部材を介して主弁体が開弁方向に駆動され、主弁口が開
けられて入口側の復水が出口側へ排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】主弁体に作用する入口
側と出口側との流体の圧力差による閉弁方向の力は、主
弁体が僅かでも開弁すると小さくなり、主弁体の閉弁時
が最も大きい。従って、上記のものでは、パイロット弁
の開閉によって圧力応動部材が変位し、主弁体が開弁あ
るいは閉弁方向に変位し始めると、主弁体が急激に全開
あるいは全閉位置に変位し、入口側または出口側に流体
の急激な流れや遮断が生じてウォ―タハンマを起こした
り、急激な開閉による衝撃によって主弁体や圧力応動部
材が破損する問題があった。
【0005】従って、本発明の技術的課題は、主弁体が
急激に開閉しないようにすることである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記の技術的課題を解決す
るために講じた本発明の技術的手段は、入口と出口とを
連通する主弁口を開閉する主弁体と、主弁体を閉弁方向
に付勢する弾性部材と、主弁体に連結され主弁体を変位
せしめる圧力応動部材と、入口側圧力の導入・遮断を制
御して圧力応動部材を駆動するパイロット弁とを備えた
ものにおいて、一面に入口側の流体圧力が作用する主弁
体の他面側に、主弁体に設けられた頂壁及び該頂壁の外
周に配されたシ―ルリングによって出口とは遮断された
圧室を形成し、均圧室を入口側に連通する均圧通路を
形成して主弁体の一面と他面に作用する流体圧力を相殺
したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
主弁体の一面と他面に作用する入口側の流体圧力が相殺
されるので、主弁体は開閉弁の過程を通して流体圧力に
よる開弁あるいは閉弁方向の力を受けることがない。従
って、主弁体は、パイロット弁の開閉弁による圧力応動
部材の変位力と主弁体を閉弁方向に付勢する弾性部材の
弾性力との釣合いにしたがって、緩かに開閉弁を行うこ
とかできる。
【0008】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す第1実施例
を説明する(図1参照)。トラップケ―シング1に入口
2と弁室3と出口4を形成する。弁室3は、仕切筒5に
よって入口側室6と下記の主弁体10等を配置する室に
仕切られる。入口2と出口4は、仕切筒5の下端に形成
した主弁口8を及びその上方に形成した窓9を通して連
通する。
【0009】主弁口8を開閉する主弁体10を仕切筒5
内に配置する。主弁体10は、頂壁11を有する円筒形
状で、下端で主弁口8を出口4側から開閉する。主弁体
10に仕切壁12を貫通した連結棒13を介して圧力応
動部材としてのピストン14を連結する。主弁体10の
頂壁11の外周と仕切筒5の間にシ―ルリング15を、
連結棒13の外周と仕切壁12の間にシ―ルリング16
を、ピストン14の外周と仕切筒5の間にシ―ルリング
17を配置する。
【0010】主弁体10の頂壁11と仕切壁12との間
に均圧室18を形成し、仕切壁12とピストン14との
間に圧力室19を形成する。均圧室18は、頂壁11を
貫通する均圧通路20によって入口2側と連通する。圧
力室19は、パイロット通路21によって入口2側と連
通すると共に、パイロット通路21よりも小径の細孔2
2によって出口4側と連通する。
【0011】ピストン14の上方空間23は、出口通路
24によって出口4側と連通する。上方空間23内に配
置した弾性部材としてのコイルばね25によって主弁体
10を閉弁方向に付勢する。パイロット通路21が開口
する弁室3側に隔壁26によって隔てられたパイロット
室27を形成する。パイロット室27は、連通路28,
29によって入口2側と連通する。パイロット室27内
に、液位にしたがって浮上降下し、パイロット通路21
を開閉するパイロット弁としての球形のフロ―ト30を
自由状態で収容する。
【0012】主弁体10は、入口2側の流体圧力が開弁
方向に作用する下面側の面積と、均圧通路20を通して
入口2側の流体圧力が閉弁方向に作用する上面側の面積
とを同一に形成し、流体圧力による力を相殺する。
【0013】上記実施例の作動は下記の通りである。入
口2から流入する復水量が微少または無い場合、フロ―
ト30は降下してパイロット通路21を塞いでいる。ピ
ストン14の上下に作用する圧力室19の圧力と上方空
間23の圧力は、共に細孔22と出口通路24通して出
口4側の圧力と同圧化しているため、ピストン14はコ
イルばね25の弾性力によって下方に付勢され、主弁体
10が主弁口8を塞いでいる。次に入口2から多量の復
水が流入する場合、フロ―ト30はパイロット室27内
の液位の上昇にしたがって浮上してパイロット通路21
を開け、圧力室19内の圧力を上昇せしめる。ピストン
14は圧力室19の圧力上昇にしたがってコイルばね2
5の弾性力に対向しながら緩かに上方に変位し、これに
伴って主弁体10が主弁口8を緩かに開き、入口2から
の復水を出口4へ排出する。復水の排出によって液位が
下がると、フロ―ト30が降下してパイロット通路21
を塞ぐ。圧力室19の圧力が細孔22を通して次第に低
下するので、ピストン14はコイルばね25弾性力によ
って緩かに下方に変位し、これに伴って主弁体10が主
弁口8を緩かに塞ぎ、閉弁する。
【0014】上記の技術的手段の具体例を示す第2実施
例を説明する(図2参照)。本実施例において、先の第
1実施例と同一の部材は、同一の番号を付して説明を省
略する。主弁体60は、主弁口58を入口2側から開閉
し、入口2側の流体圧力が開弁方向に作用する下面側の
面積と、均圧通路20を通して入口2側の流体圧力が閉
弁方向に作用する上面側の面積とを同一に形成し、流体
圧力による力を相殺する。ピストン64の上方に圧力室
69を形成し、ピストン64と仕切壁12との間に下方
空間73を形成する。圧力室69は、パイロット通路7
1によって入口2側と連通すると共に、パイロット通路
71よりも小径の細孔72によって出口4側と連通す
る。ピストン64の下方空間73は、出口通路74によ
って出口4側と連通する。主弁体60を閉弁方向に付勢
するコイルばね75を下方空間73内に配置する。
【0015】上記2つの実施例においては、主弁体に均
圧通路を形成したものを示したが、均圧通路を仕切筒に
形成してもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によれば、主弁体の一面と他面に作用
する流体圧力を相殺して、主弁体が急激に開閉弁しない
ようにしたので、主弁体や圧力応動部材等のトラップ自
体が破損することがない。また、ウォ―タハンマが発生
することもなくなり、トラップの前後配管や蒸気使用機
器が破損したり使用不能になることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のパイロット式スチ―ムト
ラップの断面図である。
【図2】本発明の第2実施例のパイロット式スチ―ムト
ラップの断面図である。
【符号の説明】
1 トラップケ―シング 2 入口 3 弁室 4 出口 8,58 主弁口 10,60 主弁体 14,64 ピストン 18 均圧室 19,69 圧力室 20 均圧通路 21,71 パイロット通路 22,72 細孔 25,75 コイルばね 30 フロ―ト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口と出口とを連通する主弁口を開閉す
    る主弁体と、主弁体を閉弁方向に付勢する弾性部材と、
    主弁体に連結され主弁体を変位せしめる圧力応動部材
    と、入口側圧力の導入・遮断を制御して圧力応動部材を
    駆動するパイロット弁とを備えたものにおいて、一面に
    入口側の流体圧力が作用する主弁体の他面側に、主弁体
    に設けられた頂壁及び該頂壁の外周に配されたシ―ルリ
    ングによって出口とは遮断された均圧室を形成し、均圧
    室を入口側に連通する均圧通路を形成して主弁体の一面
    と他面に作用する流体圧力を相殺したことを特徴とする
    パイロット式スチ―ムトラップ。
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