JP2884297B2 - パイロット式スチ―ムトラップ - Google Patents
パイロット式スチ―ムトラップInfo
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- JP2884297B2 JP2884297B2 JP8130793A JP8130793A JP2884297B2 JP 2884297 B2 JP2884297 B2 JP 2884297B2 JP 8130793 A JP8130793 A JP 8130793A JP 8130793 A JP8130793 A JP 8130793A JP 2884297 B2 JP2884297 B2 JP 2884297B2
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- valve
- pressure
- orifice
- pressure chamber
- chamber
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気配管系に発生する
復水を自動的に排出するスチ―ムトラップに関し、特に
パイロット弁の開閉によって圧力応動弁を動作させるよ
うにしたパイロット式スチ―ムトラップに関する。
復水を自動的に排出するスチ―ムトラップに関し、特に
パイロット弁の開閉によって圧力応動弁を動作させるよ
うにしたパイロット式スチ―ムトラップに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のパイロット式スチ―ムトラップを
特開昭５５−１１２４９０号公報を参照して説明する。
これは、圧力応動弁の受圧変位壁で一部を形成された圧
力室と、圧力室を入口側に連通する第１オリフィスと、
圧力室を出口側に連通する第２オリフィスと、第１オリ
フィスを開閉し圧力室内の圧力を制御して圧力応動弁を
動作させるパイロット弁とから成り、パイロット弁とし
て入口側の液位に応じて浮上降下するフロ―トを用いた
ものである。
特開昭５５−１１２４９０号公報を参照して説明する。
これは、圧力応動弁の受圧変位壁で一部を形成された圧
力室と、圧力室を入口側に連通する第１オリフィスと、
圧力室を出口側に連通する第２オリフィスと、第１オリ
フィスを開閉し圧力室内の圧力を制御して圧力応動弁を
動作させるパイロット弁とから成り、パイロット弁とし
て入口側の液位に応じて浮上降下するフロ―トを用いた
ものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のものでは、圧力
応動弁の弁部にゴミ等の異物が付着すると、完全閉弁で
きなくなり、蒸気漏洩を生じてしまう問題があった。微
小な異物の付着であっても、圧力応動弁が開閉する弁口
は大きいので、エネルギ―損失は膨大なものとなる。
応動弁の弁部にゴミ等の異物が付着すると、完全閉弁で
きなくなり、蒸気漏洩を生じてしまう問題があった。微
小な異物の付着であっても、圧力応動弁が開閉する弁口
は大きいので、エネルギ―損失は膨大なものとなる。
【０００４】従って本発明の技術的課題は、圧力応動弁
に付着した異物を取除くことによって、蒸気漏洩を防止
することである。
に付着した異物を取除くことによって、蒸気漏洩を防止
することである。
【０００５】
【課題を解決する為の手段】上記の技術的課題を解決す
るために講じた本発明の技術的手段は、圧力応動弁の受
圧変位壁で一部を形成された圧力室と、圧力室を入口側
に連通する第１オリフィスと、圧力室を出口側に連通す
る第２オリフィスと、第１オリフィスを開閉し圧力室内
の圧力を制御して圧力応動弁を動作させるパイロット弁
とを備えたものにおいて、外部からねじ進退可能に操作
棒を設け、操作棒と圧力応動弁とにねじ連結部を設け
て、操作棒の位置に応じて、圧力応動弁と連結し、ある
いは連結を解除するようにしたことを特徴とするもので
ある。
るために講じた本発明の技術的手段は、圧力応動弁の受
圧変位壁で一部を形成された圧力室と、圧力室を入口側
に連通する第１オリフィスと、圧力室を出口側に連通す
る第２オリフィスと、第１オリフィスを開閉し圧力室内
の圧力を制御して圧力応動弁を動作させるパイロット弁
とを備えたものにおいて、外部からねじ進退可能に操作
棒を設け、操作棒と圧力応動弁とにねじ連結部を設け
て、操作棒の位置に応じて、圧力応動弁と連結し、ある
いは連結を解除するようにしたことを特徴とするもので
ある。
【０００６】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
通常は、操作棒を後退させて圧力応動弁との連結を解除
させ、圧力応動弁の動作を妨げないようにして使用す
る。バイメタルや膨脹媒体等の温度制御機素あるいはフ
ロ―ト等を用いたパイロット弁によって第１オリフィス
が開閉され、これによって圧力室内の圧力が制御されて
圧力応動弁が動作される。圧力応動弁の弁部に異物が付
着して完全閉弁できなくなった場合は、操作棒を前進さ
せて圧力応動弁と連結し、更に操作棒をねじ込むことに
より、圧力応動弁を回転させて弁部を摩り付けることが
できる。これによって、弁部に付着した異物を磨り潰し
て取除くことができる。
通常は、操作棒を後退させて圧力応動弁との連結を解除
させ、圧力応動弁の動作を妨げないようにして使用す
る。バイメタルや膨脹媒体等の温度制御機素あるいはフ
ロ―ト等を用いたパイロット弁によって第１オリフィス
が開閉され、これによって圧力室内の圧力が制御されて
圧力応動弁が動作される。圧力応動弁の弁部に異物が付
着して完全閉弁できなくなった場合は、操作棒を前進さ
せて圧力応動弁と連結し、更に操作棒をねじ込むことに
より、圧力応動弁を回転させて弁部を摩り付けることが
できる。これによって、弁部に付着した異物を磨り潰し
て取除くことができる。
【０００７】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す第１実施例
を説明する（図１参照）。本体１に蓋２を固着してトラ
ップケ―シングが形成される。トラップケ―シングの内
部は仕切壁３によって、入口４の連通する復水溜り室５
と出口６の連通する圧力応動弁収容室７に隔てられてい
る。入口４は復水溜り室５の上部に開口し、スクリ―ン
８を介して連通している。出口６は入口４と同一軸上に
形成されている。
を説明する（図１参照）。本体１に蓋２を固着してトラ
ップケ―シングが形成される。トラップケ―シングの内
部は仕切壁３によって、入口４の連通する復水溜り室５
と出口６の連通する圧力応動弁収容室７に隔てられてい
る。入口４は復水溜り室５の上部に開口し、スクリ―ン
８を介して連通している。出口６は入口４と同一軸上に
形成されている。
【０００８】復水溜り室５の上端にパイロット弁９が取
付けられている。パイロット弁９は具体的な構造の図示
を省略しているが、温度制御機素を用いたもので、復水
溜り室５の温度に従って膨脹収縮する膨脹媒体によっ
て、下記の圧力室１０に連通する第１オリフィス１１を
開閉するものである。
付けられている。パイロット弁９は具体的な構造の図示
を省略しているが、温度制御機素を用いたもので、復水
溜り室５の温度に従って膨脹収縮する膨脹媒体によっ
て、下記の圧力室１０に連通する第１オリフィス１１を
開閉するものである。
【０００９】圧力応動弁収容室７にシリンダ１２と、弁
座１３が配置される。復水溜り室５と出口６は弁座１３
に開けられた弁口１４及び流体通過窓１５によって連通
している。シリンダ１２内を気密的に摺動するピストン
１６と、弁口１４を復水溜り室５側から開閉する弁体１
７とで圧力応動弁が形成される。弁体１７は弁棒部１８
が弁座１３の頂壁を貫通し、更にピストン１６を貫通し
て、ナット１９によってピストン１６が固定されてい
る。ピストン１６の上方空間が圧力室１０を成し、第１
オリフィス１１によって復水溜り室５側に連通してい
る。また圧力室１０は第２オリフィス２０によって弁座
１３に開けた連通路２１を通して出口６側に連通してい
る。
座１３が配置される。復水溜り室５と出口６は弁座１３
に開けられた弁口１４及び流体通過窓１５によって連通
している。シリンダ１２内を気密的に摺動するピストン
１６と、弁口１４を復水溜り室５側から開閉する弁体１
７とで圧力応動弁が形成される。弁体１７は弁棒部１８
が弁座１３の頂壁を貫通し、更にピストン１６を貫通し
て、ナット１９によってピストン１６が固定されてい
る。ピストン１６の上方空間が圧力室１０を成し、第１
オリフィス１１によって復水溜り室５側に連通してい
る。また圧力室１０は第２オリフィス２０によって弁座
１３に開けた連通路２１を通して出口６側に連通してい
る。
【００１０】蓋２に外部からねじ進退されるボルト形状
の操作棒２２が取付けられる。操作棒２２の下端には雌
ねじ２３が施され、また弁体１７の弁棒部１８の先端に
は雄ねじ２４が施され、両者によってねじ連結部が形成
される。操作棒２２は蓋２に脱着されるキャップ２５に
よって覆われている。
の操作棒２２が取付けられる。操作棒２２の下端には雌
ねじ２３が施され、また弁体１７の弁棒部１８の先端に
は雄ねじ２４が施され、両者によってねじ連結部が形成
される。操作棒２２は蓋２に脱着されるキャップ２５に
よって覆われている。
【００１１】上記実施例の作動は下記の通りである。通
常は、図示のように、操作棒２２を後退させて、雌ねじ
２３と弁体１７の弁棒部１８の雄ねじ２４とのねじ連結
を解除し、弁棒部１８の動作を妨げないようにして使用
する。入口４から流入する復水量が微少または無い場
合、パイロット弁９は第１オリフィス１１を塞いでい
る。ピストン１６上方の圧力室１０の圧力が第２オリフ
ィス２０から連通路２１を通して出口４側の圧力と同圧
化しているので、弁体１７は入口４側の流体圧力によっ
て弁座１３に着座し弁口１４を塞いでいる。入口４から
多量の復水が流入する場合、パイロット弁９は第１オリ
フィス１１を開ける。圧力室１０の圧力が上昇するので
ピストン１６が下方に変位し、これに伴って弁体１７が
弁座１３から離座して弁口１４を開き、入口４からの復
水を出口６へ排出する。復水の排出によって復水溜り室
６に蒸気が流入してくると、パイロット弁９が第１オリ
フィス１１を塞ぐ。圧力室１０の圧力が第２オリフィス
２０を通して次第に低下するので、弁体１７が弁口１４
を塞ぐ。
常は、図示のように、操作棒２２を後退させて、雌ねじ
２３と弁体１７の弁棒部１８の雄ねじ２４とのねじ連結
を解除し、弁棒部１８の動作を妨げないようにして使用
する。入口４から流入する復水量が微少または無い場
合、パイロット弁９は第１オリフィス１１を塞いでい
る。ピストン１６上方の圧力室１０の圧力が第２オリフ
ィス２０から連通路２１を通して出口４側の圧力と同圧
化しているので、弁体１７は入口４側の流体圧力によっ
て弁座１３に着座し弁口１４を塞いでいる。入口４から
多量の復水が流入する場合、パイロット弁９は第１オリ
フィス１１を開ける。圧力室１０の圧力が上昇するので
ピストン１６が下方に変位し、これに伴って弁体１７が
弁座１３から離座して弁口１４を開き、入口４からの復
水を出口６へ排出する。復水の排出によって復水溜り室
６に蒸気が流入してくると、パイロット弁９が第１オリ
フィス１１を塞ぐ。圧力室１０の圧力が第２オリフィス
２０を通して次第に低下するので、弁体１７が弁口１４
を塞ぐ。
【００１２】弁体１７と弁座１３のシ―ル部に異物が付
着して完全閉弁できなくなった場合は、キャップ２５を
外し、操作棒２２をねじ込んで雌ねじ２３を弁棒部１８
の雄ねじ２４とねじ連結する。更に操作棒２２をねじ込
むことによって弁体１７を回転させ、シ―ル部を摩り付
けることによって異物を磨り潰して取除く。
着して完全閉弁できなくなった場合は、キャップ２５を
外し、操作棒２２をねじ込んで雌ねじ２３を弁棒部１８
の雄ねじ２４とねじ連結する。更に操作棒２２をねじ込
むことによって弁体１７を回転させ、シ―ル部を摩り付
けることによって異物を磨り潰して取除く。
【００１３】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によれば、圧力応動弁に付着した異物
を取除くことによって、蒸気漏洩を防止できるので、省
エネルギ―に貢献できる。
記のように本発明によれば、圧力応動弁に付着した異物
を取除くことによって、蒸気漏洩を防止できるので、省
エネルギ―に貢献できる。
【図１】本発明の実施例のパイロット式スチ―ムトラッ
プの断面図である。
プの断面図である。
１ 本体 ２ 蓋 ４ 入口 ５ 復水溜り室 ６ 出口 ９ パイロット弁 １０ 圧力室 １１ 第１オリフィス １４ 弁口 １６ ピストン １７ 弁体 １８ 弁棒部 ２０ 第２オリフィス ２２ 操作棒 ２３ 雌ねじ ２４ 雄ねじ
Claims (1)
- 【請求項１】 圧力応動弁の受圧変位壁で一部を形成さ
れた圧力室と、圧力室を入口側に連通する第１オリフィ
スと、圧力室を出口側に連通する第２オリフィスと、第
１オリフィスを開閉し圧力室内の圧力を制御して圧力応
動弁を動作させるパイロット弁とを備えたものにおい
て、外部からねじ進退可能に操作棒を設け、操作棒と圧
力応動弁とにねじ連結部を設けて、操作棒の位置に応じ
て、圧力応動弁と連結し、あるいは連結を解除するよう
にしたことを特徴とするパイロット式スチ―ムトラッ
プ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8130793A JP2884297B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | パイロット式スチ―ムトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8130793A JP2884297B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | パイロット式スチ―ムトラップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06265094A JPH06265094A (ja) | 1994-09-20 |
| JP2884297B2 true JP2884297B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=13742748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8130793A Expired - Fee Related JP2884297B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | パイロット式スチ―ムトラップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2884297B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20200027505A (ko) * | 2017-07-07 | 2020-03-12 | 가부시키가이샤 세이카츠칸쿄켄큐쇼 | 노즐식 스팀 트랩 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009275850A (ja) * | 2008-05-15 | 2009-11-26 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチームトラップ |
| JP2011064230A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチームトラップ |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP8130793A patent/JP2884297B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20200027505A (ko) * | 2017-07-07 | 2020-03-12 | 가부시키가이샤 세이카츠칸쿄켄큐쇼 | 노즐식 스팀 트랩 |
| KR102533989B1 (ko) | 2017-07-07 | 2023-05-18 | 가부시키가이샤 세이카츠칸쿄켄큐쇼 | 노즐식 스팀 트랩 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06265094A (ja) | 1994-09-20 |
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Legal Events
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