JP2009275850A - パイロット式スチームトラップ - Google Patents
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Abstract
【課題】 ピストンが傾斜することを防止できるパイロット式スチームトラップを提供する。
【解決手段】 入口4と出口6が形成された本体1と蓋2とで形成されたトラップケーシングと、入口4と出口6の間に形成された弁口14と、弁口14の入口側に配され弁口14を開閉する弁体17と、弁口14の出口側に配され弁体17を駆動するピストン16と、ピストン16の弁口14とは反対側の一面に形成された圧力室10と、圧力室10を入口側に連通する第1オリフィス11と、圧力室10を出口側に連通する第2オリフィス20と、第1オリフィス11を開閉し圧力室10内の圧力を制御してピストン16を動作させるパイロット弁9と、弁口14とピストン16の間の出口側空間7と出口6とを隔てる隔壁筒21と、隔壁筒21に複数個形成され総開口面積が弁口面積と同等の連通孔22とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 入口4と出口6が形成された本体1と蓋2とで形成されたトラップケーシングと、入口4と出口6の間に形成された弁口14と、弁口14の入口側に配され弁口14を開閉する弁体17と、弁口14の出口側に配され弁体17を駆動するピストン16と、ピストン16の弁口14とは反対側の一面に形成された圧力室10と、圧力室10を入口側に連通する第1オリフィス11と、圧力室10を出口側に連通する第2オリフィス20と、第1オリフィス11を開閉し圧力室10内の圧力を制御してピストン16を動作させるパイロット弁9と、弁口14とピストン16の間の出口側空間7と出口6とを隔てる隔壁筒21と、隔壁筒21に複数個形成され総開口面積が弁口面積と同等の連通孔22とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、蒸気配管系に発生する復水を自動的に排出するスチームトラップに関し、特にパイロット弁の開閉によってピストンを動作させるようにしたパイロット式スチームトラップに関する。
従来のパイロット式スチームトラップは特公平6−63599号公報に示されている。これは、入口と出口が形成されたトラップケーシングと、入口と出口の間に形成された弁口と、弁口の入口側に配され弁口を開閉する弁体と、弁口の出口側に配され弁体を駆動するピストンと、ピストンの弁口とは反対側の一面に形成された圧力室と、圧力室を入口側に連通する第1オリフィスと、圧力室を出口側に連通する第2オリフィスと、第1オリフィスを開閉し圧力室内の圧力を制御してピストンを動作させるパイロット弁とを備えたものである。
上記従来のパイロット式スチームトラップは、弁口とピストンの間の出口側空間から出口までが弁口面積よりも比較的大きな単一の流路で連結されているために、弁口から出口に向かう排出復水によりピストンが傾斜し、ピストンが円滑に動作できなくなる問題点があった。
特公平6−63599号公報
従って、本発明の技術的課題は、ピストンが傾斜することを防止できるパイロット式スチームトラップを提供することである。
上記の技術的課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は、入口と出口が形成されたトラップケーシングと、入口と出口の間に形成された弁口と、弁口の入口側に配され弁口を開閉する弁体と、弁口の出口側に配され弁体を駆動するピストンと、ピストンの弁口とは反対側の一面に形成された圧力室と、圧力室を入口側に連通する第1オリフィスと、圧力室を出口側に連通する第2オリフィスと、第1オリフィスを開閉し圧力室内の圧力を制御してピストンを動作させるパイロット弁とを備えたものにおいて、弁口とピストンの間の出口側空間と出口とを隔てる隔壁筒を設け、隔壁筒に総開口面積が弁口面積と同等となる連通孔を等間隔に複数個形成したことを特徴とするパイロット式スチームトラップにある。
本発明は、弁口とピストンの間の出口側空間と出口とを隔てる隔壁筒を設け、隔壁筒に総開口面積が弁口面積と同等となる連通孔を等間隔に複数個形成することにより、ピストンが傾斜することを防止でき、ピストンが円滑に動作できるパイロット式スチームトラップを提供できるという優れた効果を生じる。
本発明は、弁口とピストンの間の出口側空間と出口とを隔てる隔壁筒を設け、隔壁筒に総開口面積が弁口面積と同等となる連通孔を等間隔に複数個形成したものである。そのため、弁口から出口に向かう排出復水が隔壁筒内に一旦溜り、ピストンに均等に作用した後、連通孔から出口に排出される。そのため、ピストンが傾斜することを防止できる。
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1参照)。本体1と本体1に固着された蓋2によりトラップケーシングが形成される。本体1に入口4と出口6が形成される。入口4と出口6は同一軸上に形成される。トラップケーシングの内部は仕切り壁3により入口4の連通する入口側空間5と出口6の連通する出口側空間7に仕切られる。入口側空間5の下部に異物捕捉用のスクリーン8が配置される。入口側空間5の上部にパイロット弁9が取付けられる。パイロット弁9は具体的な構造の図示を省略しているが、入口側空間5の温度に従って膨脹収縮する膨脹媒体によりダイヤフラムを変位せしめ、ダイヤフラムに連結した弁部材により下記の圧力室10に連通する第1オリフィス11を開閉するようにしたものである。
出口側空間7にシリンダ12が配置される。入口側空間5と出口側空間7の間に弁座13が配置される。入口側空間5と出口側空間7は弁座13に開けられた弁口14により連通される。シリンダ12内に気密的に摺動するピストン16が配置され、弁口14の下方の入口側空間5側に弁口14を開閉する弁体17が配置される。弁体17は弁棒部18が弁座13を貫通し、更にピストン16を貫通して、ナット19によりピストン16に固定され、ピストン16により駆動される。ピストン16の弁口14とは反対側の一面に形成された上方空間が圧力室10を成し、第1オリフィス11によって入口側空間5に連通している。また圧力室10はピストン16を貫通する第2オリフィス20により出口側空間7に連通している。
弁口14とピストン16の間の出口側空間7と出口6とを隔てる隔壁筒21を設け、隔壁筒21に総開口面積が弁口面積と同等となる連通孔22を等間隔に複数個、例えば6個形成する。
上記実施例の作動は下記の通りである。始動時は入口側空間5が低温であり、パイロット弁9の開弁により第1オリフィス11から圧力室10に導入される低温流体により圧力室10の圧力が高められ、ピストン16が下方に変位し、これに伴って弁体17が弁座13から離座して弁口14を開き、入口4からの復水を出口6へ排出する。弁口14から出口6に向かう排出復水が隔壁筒21内に一旦溜り、ピストン16に均等に作用した後、連通孔22から出口6に排出されので、ピストン16が傾斜することを防止できる。復水の排出により入口側空間5が高温になると、パイロット弁9が第1オリフィス11を閉弁し、圧力室10の圧力が第2オリフィス20を通して次第に低下するので、弁体17が弁口14を塞ぐ。
1 本体
2 蓋
4 入口
5 入口側空間
6 出口
7 出口側空間
9 パイロット弁
10 圧力室
11 第1オリフィス
13 弁座
14 弁口
16 ピストン
17 弁体
20 第2オリフィス
21 隔壁筒
22 連通孔
2 蓋
4 入口
5 入口側空間
6 出口
7 出口側空間
9 パイロット弁
10 圧力室
11 第1オリフィス
13 弁座
14 弁口
16 ピストン
17 弁体
20 第2オリフィス
21 隔壁筒
22 連通孔
Claims (1)
- 入口と出口が形成されたトラップケーシングと、入口と出口の間に形成された弁口と、弁口の入口側に配され弁口を開閉する弁体と、弁口の出口側に配され弁体を駆動するピストンと、ピストンの弁口とは反対側の一面に形成された圧力室と、圧力室を入口側に連通する第1オリフィスと、圧力室を出口側に連通する第2オリフィスと、第1オリフィスを開閉し圧力室内の圧力を制御してピストンを動作させるパイロット弁とを備えたものにおいて、弁口とピストンの間の出口側空間と出口とを隔てる隔壁筒を設け、隔壁筒に総開口面積が弁口面積と同等となる連通孔を等間隔に複数個形成したことを特徴とするパイロット式スチームトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008128813A JP2009275850A (ja) | 2008-05-15 | 2008-05-15 | パイロット式スチームトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008128813A JP2009275850A (ja) | 2008-05-15 | 2008-05-15 | パイロット式スチームトラップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009275850A true JP2009275850A (ja) | 2009-11-26 |
Family
ID=41441468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008128813A Pending JP2009275850A (ja) | 2008-05-15 | 2008-05-15 | パイロット式スチームトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009275850A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012149663A (ja) * | 2011-01-17 | 2012-08-09 | Tlv Co Ltd | 複座弁 |
JP2012167796A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチームトラップ |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5115824A (ja) * | 1974-06-21 | 1976-02-07 | Girling Ltd | Atsuryokugenshobenkumitatetai |
JPS62100514U (ja) * | 1985-12-11 | 1987-06-26 | ||
JPH0663599B2 (ja) * | 1989-05-15 | 1994-08-22 | 株式会社テイエルブイ | パイロット式スチームトラップ |
JPH06265094A (ja) * | 1993-03-15 | 1994-09-20 | Tlv Co Ltd | パイロット式スチ―ムトラップ |
-
2008
- 2008-05-15 JP JP2008128813A patent/JP2009275850A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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