JP2009257435A - スチームトラップ - Google Patents
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Abstract
【課題】 圧力応動部材を大きくせずに操作部材を進退させて排出通路の内面に付着した異物を掃除する。
【解決手段】 本体1と蓋2から成る弁ケーシングに入口5と弁室4と出口7を形成し、弁室4を出口7側に連通する排出通路8を形成する。排出通路8を開閉する弁部材としてのフロート11を弁室4内に配置する。排出通路8内に進退操作可能な操作部材16を配置し、操作部材16に圧力応動部材としてのピストン15を連結し、ピストン15の一面に圧力室14を他面に大気室26形成する。弁室4の上部に排出通路8の一次側である弁室4を圧力室14に連通する連通路18を形成する。圧力室14を出口7側に連通する逃がし孔19を形成する。連通路18を開閉する温度応動部材25を弁室4の上部に配置する。温度応動部材25による連通路18の開閉によりピストン15を駆動して操作部材16を進退させることにより排出通路8の内面に付着した異物を掃除する。
【選択図】 図1
【解決手段】 本体1と蓋2から成る弁ケーシングに入口5と弁室4と出口7を形成し、弁室4を出口7側に連通する排出通路8を形成する。排出通路8を開閉する弁部材としてのフロート11を弁室4内に配置する。排出通路8内に進退操作可能な操作部材16を配置し、操作部材16に圧力応動部材としてのピストン15を連結し、ピストン15の一面に圧力室14を他面に大気室26形成する。弁室4の上部に排出通路8の一次側である弁室4を圧力室14に連通する連通路18を形成する。圧力室14を出口7側に連通する逃がし孔19を形成する。連通路18を開閉する温度応動部材25を弁室4の上部に配置する。温度応動部材25による連通路18の開閉によりピストン15を駆動して操作部材16を進退させることにより排出通路8の内面に付着した異物を掃除する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、蒸気配管系に発生するドレンを弁部材によって自動的に排出するスチームトラップに関し、特に弁部材が開閉する排出通路の内面に付着した流体中の異物を掃除できるものに関する。
排出通路の内面に付着した流体中の異物を掃除できる従来のスチームトラップは、弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室を出口側に連通する排出通路を形成し、排出通路を開閉する弁部材を弁室内に配置し、排出通路内に進退操作可能な操作部材を配置し、操作部材に圧力応動部材を連結して圧力応動部材の一面に圧力室を形成し、排出通路の一次側を圧力室に連通する連通路を形成し、圧力室を出口側に連通する逃がし孔を形成し、連通路の開閉により圧力応動部材を駆動して操作部材を進退させることにより排出通路の内面に付着した異物を掃除するものにおいて、圧力応動部材の他面に出口に連通する出口室を形成したものである。
上記従来のスチームトラップは、連通路の開閉による圧力室と出口室との差圧により圧力応動部材を駆動して操作部材を進退させることにより排出通路の内面に付着した異物を掃除する。すなわち、連通路の開閉により導入される排出通路の一次側圧力と出口側圧力との差圧により圧力応動部材が駆動される。そのため、出口側の圧力が高く入口側の圧力との差圧が小さい場合には、受圧面積の大きな圧力応動部材を用いなければ、操作部材を進退させることができない問題点があった。
特開2007−333091
特開2007−333092
特開2008−69934
解決しようとする課題は、圧力応動部材を大きくせずに操作部材を進退させることができるようにすることである。
本発明は、弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室を出口側に連通する排出通路を形成し、排出通路を開閉する弁部材を弁室内に配置し、排出通路内に進退操作可能な操作部材を配置し、操作部材に圧力応動部材を連結して圧力応動部材の一面に圧力室を形成し、排出通路の一次側を圧力室に連通する連通路を形成し、圧力室を出口側に連通する逃がし孔を形成し、連通路の開閉により圧力応動部材を駆動して操作部材を進退させることにより排出通路の内面に付着した異物を掃除するものにおいて、圧力応動部材の他面に大気に連通する大気室を形成したことを特徴とする。
本発明は、圧力応動部材が入口側圧力と大気との差圧で駆動されるものであるので、小さな圧力応動部材を用いて操作部材を進退させることができ排出通路の内面に付着した異物を確実に掃除することができるという優れた効果を生じる。
本発明のスチームトラップは、圧力応動部材の他面に大気に連通する大気室を形成したものであり、連通路の開閉による圧力室と大気室との差圧により圧力応動部材を駆動して操作部材を進退させることにより排出通路の内面に付着した異物を掃除する。すなわち、連通路の開閉により導入される排出通路の一次側圧力と大気圧との差圧により圧力応動部材が駆動される。そのため、出口側の圧力に拘らず、小さな圧力応動部材を用いて操作部材を進退させることができる。
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1参照)。本体1に蓋2をボルト3で締結して弁ケーシング形成し、内部に弁室4を形成する。本体1は入口5と出口通路6と出口7を有し、入口5は弁室4の上部に連通する。入口5と出口7は同一軸上に形成する。弁室4の下部に排出通路8を開けた弁座部材9をねじ結合する。弁座部材9は排出通路8を出口通路6に連通する通孔10を有し、弁室4の下部は排出通路8から通孔10、出口通路6を介して出口7に連通する。弁室4内に弁座部材9の弁室側端面に離着座して排出通路8を開閉する弁部材としての中空球形のフロート11を自由状態で配置する。フロート11が排出通路8を閉じた位置で当接するフロート座12をフロート11の下方に設ける。
本体1に弁座部材9と同一軸上にプラグ13をねじ結合する。プラグ13で形成する圧力室14と大気室26との間に排出通路8の軸方向に変位可能に圧力応動部材としてのピストン15を収容して、ピストン15の一面に圧力室14を形成し、他面にプラグ13と本体1に開けた大気孔27を通して大気に連通する大気室26を形成する。排出通路8内を進退可能な操作部材16をピストン15に固着する。プラグ13の弁室4側端の内向フランジとピストン15の間にピストン15をプラグ13側に付勢するコイルバネ17を配置する。排出通路8の一次側である弁室4の上部と圧力室14とを連通路18で連通する。圧力室14を出口7側に連通する逃がし孔19をピストン15と操作部材16に開ける。逃がし孔19の流路面積は連通路18の流路面積よりも小さく形成する。弁室4の上部に排気通路20を開けた排気弁座21を間に保持ガイド22を挟んでねじ結合する。弁室4の上部は排気通路20、蓋2に開けた排気出口通路23から連通路18を介して圧力室14に連通する。保持ガイド22に係止するバネ24で温度応動部材25を保持ガイド22に係止する。温度応動部材25はほぼ円板状の密閉体カプセルで図示はしていないが内部に薄板ダイヤフラムと熱膨張収縮液を充填して形成する。温度応動部材25は高温時に膨張して排気通路20を閉じ、低温時に収縮して排気通路20を開ける。排気通路20が閉じられると、圧力室14の圧力が逃がし孔19から出口7側に逃げるので圧力室14と大気室26との差圧が小さくなり、ピストン15がコイルバネ17の付勢力により後退して操作部材16を後退させる。排気通路20が開けられると、弁室4の圧力が圧力室14に導入されるので圧力室14と大気室26との差圧が大きくなり、ピストン15がコイルバネ17の付勢力に打ち勝って前進して操作部材16を前進させる。
入口5から流入したドレンは弁室4内に溜り、液面に応じてフロート11が浮上降下して弁座部材9に離着座して排出通路8を開閉する。排出通路8が開けられると弁室4内のドレンが排出通路8、通孔10、出口通路6を通して出口7に排出され、排出通路8が閉じられると弁室4内の気体の漏出が防止される。正常にドレンを排出していれば、弁室4が高温に保たれているので、温度応動部材25が排気通路20を閉じて圧力室14と大気室26との差圧が小さく保たれ、ピストン15がコイルバネ17の付勢力により後退して操作部材16を後退させている。そして、弁座部材9の排出通路8の内面に異物が付着して正常にドレンを排出できなくなると、弁室4が低温になり、温度応動部材25が排気通路20を開ける。排気通路20が開けられると弁室4の圧力が圧力室14に導入されて圧力室14と大気室26との差圧が大きくなり、ピストン15がコイルバネ17の付勢力に打ち勝って前進して操作部材16を前進させる。これにより、操作部材16の先端部で弁座部材9の排出通路8の内面を掃除する。
1 本体
2 蓋
4 弁室
5 入口
7 出口
8 排出通路
9 弁座部材
11 フロート
14 圧力室
15 ピストン
16 操作部材
18 連通路
19 逃がし孔
20 排気通路
21 排気弁座
25 温度応動部材
26 大気室
2 蓋
4 弁室
5 入口
7 出口
8 排出通路
9 弁座部材
11 フロート
14 圧力室
15 ピストン
16 操作部材
18 連通路
19 逃がし孔
20 排気通路
21 排気弁座
25 温度応動部材
26 大気室
Claims (1)
- 弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室を出口側に連通する排出通路を形成し、排出通路を開閉する弁部材を弁室内に配置し、排出通路内に進退操作可能な操作部材を配置し、操作部材に圧力応動部材を連結して圧力応動部材の一面に圧力室を形成し、排出通路の一次側を圧力室に連通する連通路を形成し、圧力室を出口側に連通する逃がし孔を形成し、連通路の開閉により圧力応動部材を駆動して操作部材を進退させることにより排出通路の内面に付着した異物を掃除するものにおいて、圧力応動部材の他面に大気に連通する大気室を形成したことを特徴とするスチームトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008106038A JP2009257435A (ja) | 2008-04-15 | 2008-04-15 | スチームトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008106038A JP2009257435A (ja) | 2008-04-15 | 2008-04-15 | スチームトラップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009257435A true JP2009257435A (ja) | 2009-11-05 |
Family
ID=41385114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008106038A Pending JP2009257435A (ja) | 2008-04-15 | 2008-04-15 | スチームトラップ |
Country Status (1)
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---|---|
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2008
- 2008-04-15 JP JP2008106038A patent/JP2009257435A/ja active Pending
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