JP2009192011A - フロート式スチームトラップ - Google Patents
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Abstract
【課題】 自動的に操作部材を進退せしめて排出通路の内面に付着した異物を掃除する。
【解決手段】 入口側部材1と出口側部材2で弁ケーシングを形成する。弁ケーシングに入口5と弁室6と出口7を形成する。弁室6を出口7に連通する排出通路8を形成する。排出通路8を開閉するフロート11を弁室6内に配置する。出口側部材2とプラグ13とで形成する圧力室14に排出通路8の軸方向に変位可能に圧力応動部材としてのピストン15を収容する。排出通路8内を進退可能な操作部材16をピストン15に固着する。弁室6の下端を圧力室14に連通する連通路9を形成する。弁室4内に低温時にフロート11が排出通路8を閉じることを妨げ高温時にフロート11に干渉しないと共に連通路9を低温時に開け高温時に閉じる温度応動部材としてのバイメタル20を配置する。
【選択図】 図1
【解決手段】 入口側部材1と出口側部材2で弁ケーシングを形成する。弁ケーシングに入口5と弁室6と出口7を形成する。弁室6を出口7に連通する排出通路8を形成する。排出通路8を開閉するフロート11を弁室6内に配置する。出口側部材2とプラグ13とで形成する圧力室14に排出通路8の軸方向に変位可能に圧力応動部材としてのピストン15を収容する。排出通路8内を進退可能な操作部材16をピストン15に固着する。弁室6の下端を圧力室14に連通する連通路9を形成する。弁室4内に低温時にフロート11が排出通路8を閉じることを妨げ高温時にフロート11に干渉しないと共に連通路9を低温時に開け高温時に閉じる温度応動部材としてのバイメタル20を配置する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、蒸気配管系に発生するドレンをフロートによって自動的に排出するフロート式スチームトラップに関し、特にフロートが開閉する排出通路の内面に付着した流体中の異物を掃除できるものに関する。
従来のフロート式トラップは、弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室の下部に弁座部材を取り付け、弁座部材に弁室を出口側に連通する排出通路を形成し、弁室内に弁座部材に離着座して排出通路を開閉するフロートを配置し、外部から進退操作可能な操作部材を排出通路内に配置したもので、手動により操作部材を進退せしめて弁座部材の排出通路の内面に付着した異物を掃除するものである。
上記従来のフロート式トラップは、手動により操作部材を進退せしめるものであるので、弁座部材の排出通路の内面に付着した異物を掃除するのに手間隙の掛かる問題点があった。
実公昭49−36747号公報
解決しようとする課題は、自動的に操作部材を進退せしめて排出通路の内面に付着した異物を掃除できるようにすることである。
本発明は、弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室を出口に連通する排出通路を形成し、排出通路を開閉するフロートを弁室内に配置し、排出通路内に進退可能な操作部材を配置し、操作部材の進退により排出通路の内面に付着した異物を掃除するものにおいて、操作部材を圧力応動部材に連結し、連通路を介して弁室の下端から連通する圧力室に圧力応動部材を配置し、低温時にフロートが排出通路を閉じることを妨げ高温時にフロートに干渉しないと共に連通路を低温時に開け高温時に閉じる温度応動部材を弁室内に配置し、温度応動部材による連通路の開閉により圧力応動部材を駆動して操作部材を低温時に前進させ高温時に後退させることを特徴とする。
本発明は、温度応動部材による連通路の開閉により圧力応動部材を駆動して操作部材を低温時に前進させ高温時に後退させるものであるので、排出通路の内面に付着した異物を自動的に掃除することができるという優れた効果を生じる。また、温度応動部材が弁室の下端に開口する連通路を開閉するものであるので、蒸気の送気が止められた休止時に弁室内のドレンを排出でき、弁室内のドレンの凍結を防止してフロートの損傷を防止することができるという優れた効果を生じる。
本発明のフロート式スチームトラップは、操作部材を圧力応動部材に連結し、連通路を介して弁室の下端から連通する圧力室に圧力応動部材を配置し、低温時にフロートが排出通路を閉じることを妨げ高温時にフロートに干渉しないと共に連通路を低温時に開け高温時に閉じる温度応動部材を弁室内に配置し、温度応動部材による連通路の開閉により圧力応動部材を駆動して操作部材を低温時に前進させ高温時に後退させるものである。そのため、スチームトラップが正常にドレンを排出していれば、弁室が高温に保たれ温度応動部材がフロートに干渉しないと共に連通路を閉じて圧力室が低圧に保たれ圧力応動部材が後退し、これにより操作部材を後退させている。そして、弁座部材の排出通路内面に異物が付着してドレンを排出できなくなると、弁室が低温になり温度応動部材がフロートが排出通路を閉じることを妨げると共に連通路を開けて圧力室が高圧になり圧力応動部材が前進し、これにより操作部材を前進させて弁座部材の排出通路の内面に付着した異物を掃除する。
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1参照)。図1に本発明のフロート式スチームトラップの断面図を示す。本実施例はフリーフロート式スチームトラップに適用したものである。フリーフロート式スチームトラップのケーシングは入口側部材1と出口側部材2を間に気密を保つためのシール部材3を介在させて取付部材4で固定して形成する。入口側部材1に入口5を形成し、入口側部材1と出口側部材2の間に弁室6を形成し、出口側部材2に出口7と排出通路8と連通路9と出口通路10を形成する。入口5と出口7は同一軸上に形成する。入口5は弁室6の上部に連通する。弁室6の下部は排出通路8と下方の出口通路10を介して下方の出口7に連通し、弁室6の下端は連通路9を介して下記の圧力室14に連通する。弁室6内に排出通路8を開閉する中空球形のフロート11を自由状態で配置する。フロート11が排出通路8を閉じた位置で当接するフロート座12をフロート11の下方に、図面の手前側と向う側に2つ設ける。
出口側部材2に排出通路8と同一軸上にプラグ13をねじ結合する。出口側部材2とプラグ13とで形成する圧力室14に排出通路8の軸方向に変位可能に圧力応動部材としてのピストン15を収容する。排出通路8内を進退可能な操作部材16をピストン15に固着する。排出通路8の出口側壁とピストン15の間にピストン15をプラグ13側に付勢するコイルバネ17を配置する。ピストン15に逃がし孔19を開ける。逃がし孔19の流路面積は連通路9の流路面積よりも小さく形成する。弁室6内に温度応動部材としてのバイメタル20を配置する。バイメタル20は断面形状がほぼ「し」字状で、一端をビス21で出口側部材2に固定する。バイメタル20は高温時に「し」字状が狭まるように変形してフロート11に干渉しないと共に他端側の自由端で連通路9を閉じ、低温時に「し」字状が拡がるように変形して連通路9を開けると共にフロート11を持ち上げて排出通路8を開ける。バイメタル20が連通路9を閉じると、圧力室14の圧力が逃がし孔19から出口7側に逃げるので圧力室14が低圧になり、ピストン15がコイルバネ17の付勢力により後退して操作部材16を後退させる。バイメタル20が連通路9を開けると、弁室4の圧力が圧力室14に導入されるので圧力室14が高圧になり、ピストン15がコイルバネ17の付勢力に打ち勝って前進して操作部材16を前進させる。
入口5から流入したドレンは弁室6内に溜り、液面に応じてフロート11が浮上降下して排出通路8を開閉する。排出通路8が開けられると弁室6内のドレンが排出通路8、出口通路10を通して出口7に排出され、排出通路8が閉じられると弁室6内の蒸気の漏出が防止される。正常にドレンを排出していれば、弁室6が高温に保たれているので、バイメタル20がフロート11に干渉しないと共に連通路9を閉じて圧力室14が低圧に保たれ、ピストン15が後退して操作部材16を後退させている。
排出通路8の内面に異物が付着して正常にドレンを排出できなくなると、弁室6が低温になり、バイメタル20がフロート11が排出通路8を閉じることを妨げると共に連通路9を開ける。連通路9が開けられると弁室6の圧力が圧力室14に導入されて圧力室14が高圧になり、ピストン15が前進して操作部材16を前進させる。これにより、操作部材16で排出通路8の内面を掃除する。バイメタル20が弁室6の下端に開口する連通路9を開閉するものであるので、蒸気の送気が止められた休止時に弁室6内のドレンを排出でき、弁室6内のドレンの凍結を防止してフロート11の損傷を防止することができる。
1 入口側部材
2 出口側部材
5 入口
6 弁室
7 出口
8 排出通路
9 連通路
11 フロート
14 圧力室
15 ピストン
16 操作部材
20 バイメタル
2 出口側部材
5 入口
6 弁室
7 出口
8 排出通路
9 連通路
11 フロート
14 圧力室
15 ピストン
16 操作部材
20 バイメタル
Claims (1)
- 弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室の下部を出口に連通する排出通路を形成し、排出通路を開閉するフロートを弁室内に配置し、排出通路内に進退可能な操作部材を配置し、操作部材の進退により排出通路の内面に付着した異物を掃除するものにおいて、操作部材を圧力応動部材に連結し、連通路を介して弁室の下端から連通する圧力室に圧力応動部材を配置し、低温時にフロートが排出通路を閉じることを妨げ高温時にフロートに干渉しないと共に連通路を低温時に開け高温時に閉じる温度応動部材を弁室内に配置し、温度応動部材による連通路の開閉により圧力応動部材を駆動して操作部材を低温時に前進させ高温時に後退させることを特徴とするフロート式スチームトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008034828A JP2009192011A (ja) | 2008-02-15 | 2008-02-15 | フロート式スチームトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008034828A JP2009192011A (ja) | 2008-02-15 | 2008-02-15 | フロート式スチームトラップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009192011A true JP2009192011A (ja) | 2009-08-27 |
Family
ID=41074210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008034828A Pending JP2009192011A (ja) | 2008-02-15 | 2008-02-15 | フロート式スチームトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009192011A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003307298A (ja) * | 2002-04-15 | 2003-10-31 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
JP2007333091A (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-27 | Tlv Co Ltd | スチームトラップ |
-
2008
- 2008-02-15 JP JP2008034828A patent/JP2009192011A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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