JP2003307298A - フロート式スチームトラップ - Google Patents

フロート式スチームトラップ

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JP2003307298A
JP2003307298A JP2002111558A JP2002111558A JP2003307298A JP 2003307298 A JP2003307298 A JP 2003307298A JP 2002111558 A JP2002111558 A JP 2002111558A JP 2002111558 A JP2002111558 A JP 2002111558A JP 2003307298 A JP2003307298 A JP 2003307298A
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JP
Japan
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orifice
float
valve
outlet
valve chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002111558A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Asada
哲夫 浅田
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TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多量の低温空気を素早く排出できると共に、
休止時に弁孔よりも下の低温復水を排出できるフロート
式スチームトラップを提供する。 【解決手段】 入口側部材1と出口側部材2から成るケ
ーシングで入口5と弁室6と出口7を形成する。出口側
部材2に弁孔8とオリフィス9を形成する。弁室6の下
部は弁孔8を介して、弁室6の下端はオリフィス9を介
して、下方の出口7に連通する。弁室6内に弁孔8を開
閉する中空球形のフロート11を自由状態で配置する。
弁室6内に温度応動部材としてのバイメタル13を配置
する。バイメタル13はオリフィスよりも開口面積の小
さな常開の連通孔15を有する。バイメタル13は高温
時にフロート11に干渉しないと共にオリフィス9を閉
じて連通孔15を介して弁室6とオリフィス9を連通
し、低温時にオリフィス9を開けると共にフロート11
を持ち上げて弁孔8を開ける。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気配管系に発生
する復水を自動的に排出するスチームトラップに関し、
特に開放あるいは密閉のフロートで直接にあるいは弁部
材等を介して弁孔を開閉するフロート式スチームトラッ
プにおいて、低温時に弁孔を閉じないようにしたものに
関する。フロート式スチームトラップは、蒸気と復水の
比重差を利用して蒸気は排出せずに復水のみを自動的に
排出するものであるが、弁室内に非凝縮気体である空気
が流入すると、蒸気と同様に弁孔を閉じるのでエアバイ
ンディングを起こす問題があった。 【0002】 【従来の技術】そこで、従来は、実公昭48−8742
号公報に示されているような技術が用いられていた。こ
れは、ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と
出口を連通する弁孔を弁室内に配置したフロートで開閉
し、弁室内に配置した温度応動部材で低温時にフロート
が弁孔を閉じることを妨げ高温時にフロートに干渉しな
いようにしたものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のフロート式
スチームトラップは、弁室内に配置した温度応動部材で
低温時にフロートが弁孔を閉じることを妨げることによ
り、低温空気を弁孔から排出してエアバインディングを
防止するものであるが、低温空気を弁孔から排出するだ
けであるので、特に配管系の初期立ち上げ時のように多
量の低温空気を排出しなければならない場合に時間が掛
かる問題があった。また、弁室内の弁孔よりも下に復水
が溜まっているので、配管系の送気が止められた休止時
に低温復水が凍結してフロートが破損する問題があっ
た。 【0004】従って、本発明の技術的課題は、多量の低
温空気を素早く排出できると共に、休止時に弁孔よりも
下の低温復水を排出できるフロート式スチームトラップ
を提供することである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、ケーシングで
入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する弁孔
を弁室内に配置したフロートで開閉し、弁室内に配置し
た温度応動部材で低温時にフロートが弁孔を閉じること
を妨げ高温時にフロートに干渉しないようにしたものに
おいて、弁室と出口を連通するオリフィスを弁室下端に
形成し、上記温度応動部材でオリフィスを低温時に開け
高温時に閉じると共に温度応動部材にオリフィスよりも
開口面積の小さな常開の連通孔を設けたことを特徴とす
るフロート式スチームトラップにある。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明のフロート式スチームトラ
ップは、低温時にフロートが弁孔を閉じることを妨げ高
温時にフロートに干渉しない温度応動部材によって、弁
室と出口を連通する弁室下端のオリフィスを低温時に開
け高温時に閉じると共に温度応動部材にオリフィスより
も開口面積の小さな常開の連通孔を設けたものである。
そのため、低温時には弁孔とオリフィスから多量の低温
空気を素早く排出できる。また、低温となる休止時には
弁孔よりも下の低温復水を弁室下端のオリフィスから排
出できる。 【0007】 【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1参照)。図1に本発明のフロート式スチー
ムトラップの断面図を示す。本実施例はフリーフロート
式スチームトラップに適用したものである。フリーフロ
ート式スチームトラップのケーシングは入口側部材1と
出口側部材2を間に気密を保つためのシール部材3を介
在させて取付部材4で固定して形成する。入口側部材1
に入口5を形成し、入口側部材1と出口側部材2の間に
弁室6を形成し、出口側部材2に出口7と弁孔8とオリ
フィス9と出口通路10を形成する。入口5は弁室6の
上部に連通する。弁室6の下部は弁孔8と下方の出口通
路10を介して下方の出口7に連通し、弁室6の下端は
オリフィス9を介して下方の出口7に連通する。 【0008】弁室6内に弁孔8を開閉する中空球形のフ
ロート11を自由状態で配置する。フロート11が弁孔
8を閉じた位置で当接するフロート座12をフロート1
1の下方に、図面の手前側と向う側に2つ設ける。 【0009】弁室6内に温度応動部材としてのバイメタ
ル13を配置する。バイメタル13は断面形状がほぼ
「し」字状で一端側をビス14で出口側部材2に固定
し、他端側にオリフィスよりも開口面積の小さな常開の
連通孔15を有する。バイメタル13は高温時に「し」
字状が狭まるように変形してフロート11に干渉しない
と共に他端側でオリフィス9を閉じて連通孔15を介し
て弁室6とオリフィス9を連通し、低温時に「し」字状
が拡がるように変形してオリフィス9を開けると共にフ
ロート11を持ち上げて弁孔8を開ける。連通孔15の
開口面積は蒸気配管系に蒸気が送気されている通常運転
時に発生する復水を排出しきれない大きさに形成する。 【0010】上記実施例のフリーフロート式スチームト
ラップの動作は下記の通りである。蒸気配管系の初期立
ち上げ時のように多量の低温の空気と復水が弁室6内に
流入する場合、バイメタル13は「し」字状が拡がるよ
うに変形してオリフィス9を開けると共にフロート11
を持ち上げて弁孔8を開け、多量の低温の空気と復水を
弁孔8とオリフィス9から素早く出口7に排出する。 【0011】低温の空気と復水の排出によって弁室6内
に流入する復水の温度が高くなると、バイメタル13は
「し」字状が狭まるように変形してフロート11に干渉
しないと共に他端側でオリフィス9を閉じて連通孔15
を介して弁室6とオリフィス9を連通し、復水を連通孔
15を介してオリフィス9から出口6に排出する。連通
孔15を介してオリフィス9から排出しきれない復水を
弁室6内の復水量に応じて浮上降下するフロート11で
開閉される弁孔8から出口7に排出する。空気が弁室6
内に流入してきて弁室6内の温度が所定以下に低下する
と、バイメタル13は「し」字状が拡がるように変形し
てオリフィス9を開けると共にフロート11を持ち上げ
て弁孔8を開け、低温空気を弁孔8とオリフィス9から
素早く出口6に排出する。 【0012】配管系の送気が止められた休止時には弁室
6内の温度が所定以下に低下すると、バイメタル13は
「し」字状が拡がるように変形してオリフィス9を開け
ると共にフロート11を持ち上げて弁孔8を開け、低温
復水を弁孔8とオリフィス9から出口6に排出する。 【0013】上記実施例では、本発明をフリーフロート
式スチームトラップに適用したが、レバーフロート式ス
チームトラップにも適用することができる。 【0014】 【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によれば、低温時にフロートが弁孔を
閉じることを妨げる温度応動部材によって、弁室と出口
を連通する弁室下端のオリフィスを開けることにより、
多量の低温空気を素早く排出できると共に、休止時に弁
孔よりも下の低温復水を排出できるという優れた効果を
生じる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のフロート式スチームトラップをフリー
フロート式スチームトラップに適用した実施例の断面図
である。 【符号の説明】 1 入口側部材 2 出口側部材 5 入口 6 弁室 7 出口 8 弁孔 9 オリフィス 11 フロート 13 バイメタル 15 連通孔

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ケーシングで入口と弁室と出口を形成
    し、弁室と出口を連通する弁孔を弁室内に配置したフロ
    ートで開閉し、弁室内に配置した温度応動部材で低温時
    にフロートが弁孔を閉じることを妨げ高温時にフロート
    に干渉しないようにしたものにおいて、弁室と出口を連
    通するオリフィスを弁室下端に形成し、上記温度応動部
    材でオリフィスを低温時に開け高温時に閉じると共に温
    度応動部材にオリフィスよりも開口面積の小さな常開の
    連通孔を設けたことを特徴とするフロート式スチームト
    ラップ。
JP2002111558A 2002-04-15 2002-04-15 フロート式スチームトラップ Pending JP2003307298A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095894A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Tlv Co Ltd スチームトラップ
JP2008286241A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Tlv Co Ltd フロート式スチームトラップ
JP2009192011A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Tlv Co Ltd フロート式スチームトラップ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008095894A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Tlv Co Ltd スチームトラップ
JP2008286241A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Tlv Co Ltd フロート式スチームトラップ
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